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民主党スレ・2
383
:
名無しさん
:2013/02/17(日) 09:53:49
政権から転落した民主党の憂うつは深い。衆院選での惨敗から2カ月近くたっても、党再生に向けた動きは鈍い。
政権交代の原動力となった無党派層からの支持を失ったことが明確になり、ますます労組依存体質を強めている。
ただ、肝心の連合は距離を置き始めており、参院選に向けた野党共闘の見通しも不透明だ。
保守系議員の離党もささやかれる中、海江田万里代表の発信力不足も否めず、
党内は「何をしたらいいのか」とのため息が交錯するばかりだ。
連合は民主党の屋台骨を支える組織だ。選挙の公示日の朝に公設掲示板に一斉にポスターを貼る作業や電話での投票以来など、
連合の支援がなければ態勢が組めない候補がほとんど。「政権を取る09年以前の民主党がなんとかやって来られたのは、
連合という巨大な存在があったからだ」と民主党幹部も認める。
しかし、その連合が民主党と距離を置き始めた。象徴的なのが1月7日に都内のホテルで開かれた新年交歓会だ。
安倍晋三首相が「昨年の総選挙で、お集まりの中でもわが党を支持していただいた方もおられるだろう、
と密かに思いながら、その数をもっと増やせる政権でありたい」と秋波を送った。
一方、海江田氏は会場にいたにもかかわらずあいさつの機会すら与えられなかった。
あとから六末を聞いた輿石東参院議員会長は激怒した。会場に居た議員に電話して「おめえ、その場にいたのになにをやってんだ」と問い詰めた。
その2日後の9日には、連合の古賀伸明会長が公明党の山口那津男代表と国会内で会談。
古賀氏は「公明党とは近い政策が多い」と記者団に語ってみせた。
1月24日にまとめた衆院選総括では「自公と政策協議を通じて連携する必要がある」とまで踏み込んだ。
海江田氏は「連合は貴重な支持母体。良い関係を続けていきたい」と平静を装うが、
民主党幹部は「参院選での支援態勢に影響が出るんじゃないか」と危機感を募らせる。
(続く)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34880
その参院選の展望も暗い。全国に31ある1人区で野党候補が競合すれば自民党が漁夫の利を得て、
自公での参院過半数確保の可能性を高めることになる。それにもかかわらず、野党共闘は進まない。各党が「小異」にこだわるためだ。
日本維新の会とみんなの党が民主党の労組依存体質を嫌い、共闘の条件として「連合切り」を迫る。
小沢一郎氏が在籍する生活の党は、連携相手として民主党に期待するが、民主党内には党分裂の後遺症による拒絶反応が激しい。
民主党が野党共闘の主導権さえ握れないのは、民意を失ってしまったためだ。3年3カ月の政権運営を経て、
昨年の衆院選での比例の得票は963万票。政権交代を果たした09年の2984万票のわずか3分の1にまで減ってしまった。
「比例第2党」の立場も1226万票の維新に譲った。
落選議員の一人は「街頭演説をしていたら、わざわざ近寄ってきて『もう頑張らなくていいから』と声を掛けてくる人までいる。
民主党は本当に嫌われてしまった」と肩を落とす。
年明けの会合では年始回りでの反応の厳しさの愚痴を言い合い、ため息が続く場面が多かったという。
今さらながら敗北の深刻さをより実感し、無気力状態に陥っているのが実情だ。
反転攻勢を担うべき執行部の動きも鈍い。海江田氏は慎重な物言いに終始することが多くメリハリがない。
象徴的なのは1月11日の「党再生本部(仮称)」の初会合の冒頭あいさつだ。
海江田氏は「仮称、としたのは、『再生』という言葉でいいんだろうかという思いがありまして……。
選挙の総括の『総括』という言葉も少し違う」と、まるで言葉遊びをしているようで、再生に向けた決意が伝わらなかった。
結局、名称が「党改革創生本部」と決まるまでに10日かかった。若手議員は「名前すら決められないのか」とあきれる。
与党を経験したことで、政権への対決姿勢も不鮮明だ。アルジェリアの人質事件では、みんなの渡辺喜美代表が
「大使館の独自情報収集が不十分だった」と政権批判を展開したが、民主党幹部の政権批判はほぼ皆無。
執行部の一人は「今、政府を批判すると、直前まで政権を握っていた我々への批判にもなる。天にツバするようなものだ」と解説する。
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