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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

1とはずがたり:2009/04/24(金) 14:50:24

前スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l50
カタコト倉庫の次期衆院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1126609657/l50
05衆院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l50
07参院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l50
10参院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l50

5782チバQ:2009/12/19(土) 00:10:08
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/kaiko2009/091216.html
2009/12/16の紙面より
政権交代(上) 「真夏の決戦〜衆院選」

保守地盤逆風はねのけ

大接戦を制して再選を果たし、こぶしを上げて支援者にアピールする赤沢氏=8月31日、米子市加茂町1丁目
 民主党が圧勝し、政権交代が実現した8月の衆院選。鳥取県内は1区、2区とも自民党前職が逆風をはねのけて議席を守り、保守地盤の強さをあらためて示した。

 「全国で最も早く当確が出たのが石破政調会長。一番遅かったのが私」。11月に県内3カ所で開かれた自民党の石破茂政調会長の政治資金パーティーで、鳥取2区を626票のきん差で制した同党の赤沢亮正氏は、1区で大勝した石破氏と自らを対比させながら大接戦となった選挙戦を振り返った。

 8月30日、米子市の選挙事務所に隣接する駐車場で開票状況を見守る赤沢陣営は、市町村ごとの得票数が明らかになるたび歓声に沸いた。郡部の多くで赤沢氏の票が民主党新人の湯原俊二氏を上回っていたからだが、テレビの当確はなかなか出ず、赤沢氏が万歳したのは午後11時近くになっていた。湯原氏は間もなく比例代表で復活当選した。

 2005年の郵政選挙で自民党への追い風に乗って初当選した赤沢氏にとって、今回は打って変わって逆風の選挙。2年前の参院選から続く有権者の党への不信感に加え、共産党が2区の候補擁立を見送るなど赤沢氏に不利とみられる要因が重なった。

 選挙期間中、日本海新聞などマスコミの世論調査の多くは湯原氏が赤沢氏をリードする情勢を伝えた。危機感を強めた赤沢陣営は後援会のメンバーらに支持の拡大を要請し、徹底した電話作戦を展開した。

 赤沢氏の「逆転」の兆しは選挙戦終盤になって幾つか見られた。その一つが、投票日前日に米子市の高島屋前で行った街頭演説。「必勝」の鉢巻きを締めた赤沢氏が「米子の皆さん、聞こえていますか」と声を振り絞って演説を始めると、予想以上に多くの聴衆が取り囲んでいた。

 陣営は特に動員をかけておらず、最終盤になって選挙事務所への出入りが増えた運動員らが自発的に声を掛け合って集まったとみていた。手応えを感じた陣営幹部の一人が「これがターニングポイントになるかもしれない」と話していたのが耳に残った。

 選挙後、結果について関係者に話を聞くと「組織力や1票を取りにいく執念で赤沢陣営が上回った」「終盤に湯原陣営が緩んだ」という点に集約された。しかし選挙期間中、調査結果などが頭に残り、情勢を読み切れなかった。

 衆院解散から40日の長丁場となった真夏の選挙を終え、選挙取材の難しさをあらためて実感した。


ミニクリップ
 鳥取県内小選挙区の結果 1区は石破茂氏(自民)が、奥田保明(民主)、岩永尚之(共産)、細川幸宏(幸福実現)の3氏を破り8回目の当選。2区は赤沢亮正氏(自民)が湯原俊二(民主)、甲谷英生(幸福実現)の両氏を破り再選、湯原氏は比例代表で初当選した。全県の投票率は75・07%。

5783チバQ:2009/12/19(土) 00:10:43
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/kaiko2009/091217.html
2009/12/17の紙面より
政権交代(中) 「攻守交代〜県関係国会議員は」

政府外“シャットアウト”

当選が確実となった候補者名に花を付ける鳩山由紀夫代表(右、当時)=8月30日、東京都港区
 衆院選投開票日の8月30日。民主党の開票会場では候補者名のパネルが当選を示す花で埋め尽くされた。一方自民党本部では空白が目立つ中、鳥取、島根両県の候補者名に並んで付いた四つの花が存在感を示していた。

 鳥取県は1、2区とも自民党が勝ち、島根や福井、高知と同じく「自民全勝県」となった。民主党圧勝の中のこの結果は「地元が求める政策実現の難しさ」という課題を、野党だけでなく選挙で結果を残せなかった与党議員にも投げ掛ける。

 「政府の役職は選挙に勝ってからだ」。衆院選で党の候補者が破れたことが響いたか党幹部にこう言われたという民主党の川上義博参院議員(鳥取県選出)。与党となった民主党は「政治主導」の名の下、政策決定の政府一元化方針を打ち出すなど、政府外の議員は事実上“シャットアウト”された。

 政府入りしなかった川上議員は、意見反映の場がないと見るや、高速道路や漁業の議員連盟を立ち上げ、他県議員とともに政府に訴えたほか、個人的に直接閣僚と面会するなど、地元要望実現の方法を模索する。

 個々の存在感を示す場が制限される一方、陳情を政務三役に取り次ぐには、地元の県連などを窓口に幹事長室を通すというルールが決められ、党の存在感は高まる。「政官業癒着の排除」などがルールの看板だが、12月9日、上京した民主党系の県議に投げられた副幹事長の言葉には「党勢拡大」がにじんだ。「鳥取、島根はまだまだ民主党の皆さんに大きくなっていただきたい。大きくなるよう種もまかないと」。

 これには自民党は怒りをあらわにする。石破茂政調会長(鳥取1区選出)は「与党時代は野党からの陳情も受けてきた。民主党になければその地域がどうなっても知らないという強権的な手法が本当に住民に支持されるのか」と批判した。

 その一方で自民党も党の存在感をどう示すか試行錯誤中だ。マスコミへの登場が減った分、インターネットで部会の様子を流したり、来年1月の党大会前日には一般参加可能なセミナーを開催するなど失地回復に躍起だが、政調会長就任時に石破氏が語った「与党時代の2倍も3倍も苦労するだろう」との言葉が現実のものとなって自民党に迫っている。

 県関係国会議員が存在感を示し、地元の要望を実現させようと奮闘する中で、鳥取の要望はどこまで実現するのか。公共事業費の削減など、小泉改革の影響で疲弊した地方が、政権交代のはざまでまたも割を食うことがないよう、県関係国会議員には党派を超えた実のある議論を求めたい。


ミニクリップ
 民主党が掲げる「政治主導」 民主党は衆院選のマニフェスト(政権公約)で「官僚丸投げの政治から、政権党が責任を持つ政治家主導の政治へ」と明記。政策決定を大臣、副大臣、政務官の政務三役に一元化することや、陳情窓口の党幹事長室への一本化、官僚の国会答弁の禁止などの方針を打ち出している。

5784チバQ:2009/12/19(土) 00:11:07
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/kaiko2009/091218.html
2009/12/18の紙面より
政権交代(下) 「直撃する余波」

山陰道事業凍結区間も

他県の知事と協力して馬淵澄夫国交副大臣(右)に高速道路整備の必要性を訴える平井伸治知事(右から2人目)=11月19日、国交省
 11月16日夕、鳥取県庁の応接室。穏やかに話していた平井伸治知事が、福田功・国交省中国地方整備局長の説明が終わると、ほおを紅潮させて声を荒げた。

 「急ブレーキをかけられた。思想が理解できない」

 福田局長が示した道路予算の2010年度概算要求額は、県内分で09年度当初予算比51〜63%。「山陰道は大変なことになる」。取材中、隣で傍聴していた担当職員の嘆きが聞こえてきた。

 民主党政権になり、矢継ぎ早に政策転換が打ち出された。地方にとって痛手は公共事業の削減だ。山陰道は事業凍結の区間もあり、完成は目標の17年度から5〜8年ずれ込む試算。鳥取市と岩美町を結ぶ国道9号・駟馳山(しちやま)バイパスは、峠を貫くトンネルの10年度着工が困難になった。

 「ますます取り残されてしまう。何年も待ったのに…」。地権者の一人、川島寿和さん(66)=鳥取市福部町=の言葉にならない思いが、取材する側にも伝わってきた。

 危機的な財政状況を考えると、公共事業を大盤振る舞いできる時代は終わった。しかし、県内では社会資本整備や雇用に期待の声が大きい。新政権が地方とどう向き合い、地域活性化の新しい道筋をどう提示するのか、まだ青写真は見えない。

 平井知事は遠くに視線を運びながら憂いをみせた。「不安を抱えたままの越年となる」

 補正予算を見直し、事業仕分けで概算要求の無駄を洗い出す新政権。「見直し」や「廃止」となった事業は、県内に関係するものも多く、自治体に戸惑いが広がった。

 「市民にどう説明したらいいのか」「財源がなくなれば正直きつい」−。職員から聞こえてきたのは腐心ばかり。現場に足を運び、現場の声を聞き、実情を理解した上での議論だったのか。取材はそんなことを問う繰り返しだった。

 予算編成の手順や内容も様変わりした。政治主導となり、中央省庁から情報が入らない。「全体像さえ見えず、あまりに不明確な要素が多い。自治体の予算編成も苦しい」。この1週間に走り書きしたメモを眺めると、そう打ち明ける県財政課職員の苦悩があった。

 政権交代の余波を取材して感じるのは、地方の期待は一変、失望に変わりかねない、ということだ。財源をひねり出した成果を実際の予算にどう反映させるか、首相の政治判断が試される。同時に、選択の先に何が見いだせるのか、住民自身が地域像をどう描くのか、自ら考える時期に来ている。



ミニクリップ
 補正予算の見直しや事業仕分けの県内影響 鳥取大学でのバイオ産業拠点施設は整備費が削られ、当初の大型ハコモノ計画を縮小。岩美農道や鳥取港の整備費、バス車両購入や鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」への補助金などが削減される可能性があり、農業共済の見直しによって農家の負担増も懸念される。

5785名無しさん:2009/12/21(月) 20:58:03
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000912210003
現在位置:asahi.com> マイタウン> 静岡> 記事

09 取材メモから (4)政権交代
2009年12月21日


参院補選の最終盤、気勢を上げる民主党国会議員ら。3連戦を経て議員数は急増した=10月24日、静岡市駿河区

 8月30日夜。静岡総局にいた先輩記者たちと総選挙の開票速報を見つめていた。


 午後8時の時報と同時に画面の中の民主党議席数がすさまじい速さで積み上がり、瞬く間に過半数を超えた。県内の8小選挙区も含まれていた。一瞬であっけなく終わった「政権交代」。そんな印象だった。


 県内では09年、政権交代と密接に絡んだ二つの大きな選挙があった。主戦場は8月30日の総選挙。それを挟むように、7月5日に「総選挙の前哨戦」と喧伝(けんでん)された知事選があり、総選挙の熱が冷めやらぬ10月25日には「信任投票」と民主党がうたった参院補選が行われた。


 三つの戦いが続いた数カ月の間に、民主党が政権与党への階段を駆け上る傍らで、従来の自民党の支持基盤がみるみる崩れ去っていった。「たまっていたマグマが知事選で動き出し、総選挙で噴き出した。参院補選は余熱で乗り切った選挙」。政権交代への期待を「マグマ」に例えて、ある民主党関係者は振り返る。


 従来の選挙と少しずつ様相が変わり始めたのは知事選からだったという。自民党の支持基盤だった各種業界団体からの接触が増えたからだ。


 民主など推薦の川勝平太氏と自公推薦の坂本由紀子氏の得票は、結果は1ポイント未満の僅差(きんさ)。しかし、川勝氏には、擁立を巡る迷走劇で出遅れるハンディがあった。それをはねのけ、選挙カーの上で「静岡から日本を変える」と絶叫した川勝氏は、政党色を懸命に隠した坂本氏に競り勝ち、自民党陣営に衝撃を与えた。


 その後、総選挙までの約2カ月間。「政権交代」を訴える民主党陣営が手応えを確かにする一方で、自民支持基盤の崩壊はさらに進み投開票日を迎えた。3区の柳沢伯夫元厚労相や8区の塩谷立文科相ら自民党の大物は、選挙区で30代の新人候補に敗れ、「変化」への期待が大きかったことが浮き彫りになった。


 参院補選では民主・自民両陣営の対比が興味深かった。民主・土田博和氏の選挙事務所の壁には、「建設業協会」「歯科医師連盟」と書かれた推薦書が数十枚並び、自民・岩井茂樹氏の選挙事務所の壁には空白が目立った。民主党県連の幹部は「これまでにないことだ」と驚きを隠さず、自民党陣営は「支援団体を回る人も足りない」と嘆いた。


 今回の政権交代は、単なる「追い風」や「逆風」が原因だったのか。それとも、従来の政治システムの行き詰まりに起因するのか。「これで本当の民主主義が根付くか。実はまだ分からない」。取材の中で何度もこのような言葉を聞いたのが印象的だった。(後藤遼太)


 ◇政権交代 7月の知事選では、民主党推薦の川勝平太氏が自民党推薦の坂本由紀子氏を大接戦の末に1万5千票差で下した。勢いに乗った民主党は総選挙で躍進し、県内3人だった衆院議員の数は9人にまで増えた。8小選挙区で全敗した自民党は、斉藤斗志二元防衛庁長官や柳沢伯夫元厚労相らベテランが引退。支持基盤の崩壊は食い止められず、参院補選でも公認候補の岩井茂樹氏は民主党公認の土田博和氏に敗れた。

5786名無しさん:2009/12/23(水) 10:45:07
年末なので一年振り返り系の記事が増えてきました。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20091222-OYT8T01370.htm
ホーム>地域>高知
政権交代で風読めず 衆院選自民3民主0


業界団体の代表者から要望を聞く民主党県連幹部ら(11月8日、高知市内のホテルで)  「全国で唯一、高知だけが、民主党に比例復活当選さえ許さなかった」――。

 政権選択をかけた8月の衆院選。全国では、民主党が308議席を奪う大躍進を遂げ、日本に初の政権交代をもたらしたが、県内には別の風が吹き、小選挙区3議席を自民候補が独占した。12月12日の自民党県連臨時大会で、あいさつに立った山本有二会長は、現職3人全員が当選した〈地元完勝〉を強調して見せたが、政権交代という現実は県政界にも大きな波紋を広げており、会場には、焦燥感を感じる参加者もいた。

 政権与党となった民主党県連の新たな船出は、来夏の参院選を見据えた組織の立て直しから始まった。真夏の決戦からほぼ1か月が過ぎた9月27日の民主党県連臨時大会。党員拡大や地方議員増員を担う「県組織局」を新たに設けたほか、党幹事長室に陳情窓口が一元化されたことを受け「県戦略局」を新設。局長には、新たに民主党入りした参院議員の広田一氏が就任した。

 参院選に党公認で出馬する広田氏は就任早々、与党議員としての立場を生かし、自民党の支持基盤の切り崩しに動いた。かつて自民党の支持基盤だった業界団体からの陳情を受け付ける会合をスタートさせ、すでに推薦願を手に各種団体へのあいさつ回りも始めている。これまで100件を超える陳情が寄せられており、大石宗幹事長は「政権交代して以降は、とにかく人手が足りない」と“うれしい悲鳴”を上げる。

 業界団体の中には「政権交代は、初めての経験。今後どうなるのか予想もつかない」と戸惑いの声が上がる一方、「与党と協力関係にないと我々の政策要望は実現されない」「長年、自民党を応援してきたが、参院選での支援は全くの白紙」との声が上がり、自民党県連の職域団体の中には、年内閉鎖の動きまで出ている。

 一方、歴史的な大敗を受け、自民党県連は9月、党員、党友を対象に衆院選の総括や、今後、県連が進むべき方向性について問うアンケートを実施し、党本部からも注目された。

 党刷新をアピールするため、参院選候補を選ぶ予備選も初めて実施し、高野光二郎県議が公認候補に内定したが、党員の関心は低く、投票率も2割強にとどまった。党公認候補から外れた形の県連副会長で、前参院議員の田村公平氏は、無所属でも立候補する構えを崩しておらず、支持団体からは「このままでは分裂選挙になり、民主党に漁夫の利を与えることになる」と危惧(きぐ)する声も出ている。

 参院選には、共産党も元衆院議員の春名直章氏の擁立を固めており、4候補による激戦が予想される。衆院選で国民が下した審判は、今後、どのような波紋を広げるか。県政界は、かつてない激動の渦に巻き込まれている。

(畑本明義)

(2009年12月23日 読売新聞)

5787名無しさん:2009/12/23(水) 10:45:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20091223/CK2009122302000059.html
東京NEWS2009 <6> 衆院選 12区で太田さん落選
2009年12月23日

厳しい開票状況に目を伏せる公明党の太田昭宏代表=8月30日、新宿区の党本部で


 八月の衆院選による政権交代の象徴的場面の一つが、東京12区(北区、足立区一部)の公明党代表(当時)太田昭宏さんの落選だった。

 二〇〇〇年から続いた自公連立政権。〇三年の衆院選で、東京における自公協力の小選挙区に選ばれたのが12区だった。送り込まれたのは当時「公明党のプリンス」と呼ばれ、次期党代表と目されていた太田さん。

 今回の衆院選で民主党の小沢一郎幹事長(当時代表代行)は自公連携のシンボルとなっていた12区からの国替え立候補をにおわせ続け、公示一カ月を切った七月下旬になって、“弟子”の青木愛参院議員(当時)の擁立を発表した。

 公明党はもちろん、自民党も選挙対策本部を設置して組織選挙を展開。青木さんの選挙事務所には小沢幹事長の秘書が入るなど激しい選挙戦の結果、一万票差で青木さんの勝利となった。

 九月に代表を辞任した太田さんは党代表者会議議長となり、来年の参院選比例候補に。太田事務所は「この三カ月、ずっと地元回りを続け、地域の行事にも出させていただいている。十六年前、中選挙区(北板橋)で初当選したときから地元に軸足を置く活動は変わっていない」と話す。

 青木愛さんは衆院厚生労働委員会の理事として、厚生労働関係の全国からの陳情・要望の窓口を務める。事務所は「駅頭や地域への顔出しのほか、全国から殺到する陳情の判定をする毎日」と超多忙だ。

 次期衆院選は、自民党も独自候補擁立を迫られる。北区議会では「衆院選より区議選(一一年)の方が先になるのでは」との見方がもっぱらだ。

 同区議会関係者は「自民は過去三回の衆院選で小選挙区候補を立てず足腰が弱っているのは確かだが区議が十三人いる強みがある。一方、民主は次の区議選で五人しかいない区議の倍増を目指す。動きが具体化するのは区議選後ではないか」とみている。

     ◇

 衆院選投開票前日の八月二十九日夜。JR池袋駅前は熱気に包まれていた。駅東口で自民の麻生太郎首相(当時)が小池百合子さんの隣で声をからし、西口では民主の鳩山由紀夫代表が、江端貴子さんとともに「政権交代」を訴えていた。

 東京10区は小池さんが「刺客」として送り込まれ、民主が惨敗した前回郵政選挙を象徴する選挙区。この因縁の地で、政権を争う両党首がそろって「最後のお願い」に臨んだ。結果は江端さんが初当選を果たし、小池さんも比例で復活当選。そして、民主党政権が始まった。

 あれから四カ月。師走の同駅前にいた会社員男性(39)は民主に一票を投じた一人。「民主に期待してるけど景気は昨年より悪い。これから年末倒産もあるだろうし、(景気回復を)民主はどこまでやれるのかね」と厳しい表情で話した。

 (東京ニュース担当・中里宏、比護正史)

 <政権選択が問われた衆院選> 8月30日投開票され、民主党は単独過半数の241議席を大きく超える308議席を獲得した。都内25の小選挙区では、民主が前回の1議席から21議席に大躍進。自民は23議席から4議席に激減した。当時公明代表だった太田昭宏さんは、同党唯一の議席を失った。比例東京ブロックでは、17議席のうち民主が8議席獲得した。

5788とはずがたり:2009/12/23(水) 13:35:41
>>5786
どの団体でしょうかねぇ?
>自民党県連の職域団体の中には、年内閉鎖の動きまで出ている。

5789とはずがたり:2009/12/23(水) 13:44:14
sageてもた。。

5790名無しさん:2009/12/23(水) 15:01:02
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091223ddlk07070070000c.html
オフタイム:年末ワイド 衆院選で民主、小選挙区全勝=関雄輔 /福島
 ◇「風」か「地殻変動」か注目
 「これほど歩いたことは自分の選挙でも無かった」。8月の衆院選終盤、1区の民主党候補を支援したある無所属市議が振り返った。民主党が県内5小選挙区で全勝した衆院選。自民党の候補者らは集会や街頭演説で「逆風」「向かい風」と繰り返し嘆いたが、取材をする中、“風”だけでは説明できない変化も感じた。

 これまで政党と距離を保ってきた市町村議らが積極的に民主支援に動いていた。1区では、コスタリカ方式の解消を巡るしこりで、自民から民主支持に移った議員も複数いた。

 「もう公務員じゃないから思う存分やれる」と話したのは、郵便局長らでつくる「郵政政策研究会」の関係者。前身の「大樹」は自民最大の集票マシンと呼ばれたが、民営化で決別。公務員時代は政治活動が制限されたが、今回は集会にも堂々と参加し、地方で弱いとされる民主を下支えした。

 農協や医師会へのインタビューでも、自民へのこだわりが薄れてきたように感じた。自民と親しかった首長の祝電が、民主候補の集会で紹介される一幕もあった。私自身、取材を担当した1区で、当初は盤石の組織を持つ自民候補が勝つと踏んでいた。しかし、次第に組織のほころびが目立つようになった。

 一方、民主の足元も固まっていない。政権交代後、県内で初めて独自候補を立てた20日投開票の相馬市長選では、現職の厚い壁を破れなかった。現職支持者の一人は、「当初は勝てないと思ったが、有権者は民主だから投票しているわけではないと分かった」と振り返った。

 来年以降も、参院選に知事選、統一地方選と選挙が続く。民主の候補者らは衆院選後、「地殻変動」という言葉を好んで使った。かつて「保守王国」と言われた福島県。今夏の出来事が一時的な風なのか、地殻変動なのか注目したい。

5791とはずがたり:2009/12/23(水) 15:32:30

’09現場から<1> 衆院選 自民の“牙城”のみ込んだ民主  問われる与党の真価
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20091223/CK2009122302000067.html
2009年12月23日

歩行者デッキ開通式で、菅義偉氏(右)と並ぶ岡本英子氏(左)。衆院選では自民党の“指定席”を奪う形で初当選した=11日、横浜市内で
写真

 冷たい雨が降りしきる横浜駅東口。横浜市の神奈川区と西区を結ぶ歩行者デッキの開通式が十一日午前、行われた。西区を地元とする衆院2区の自民党衆院議員・菅義偉氏(61)と肩を並べ、民主党衆院議員の岡本英子氏(45)=神奈川区など衆院3区=は、テープにはさみを入れた。

 もともと3区の議席は、自民党前職の小此木八郎氏(44)が祖父の代から受け継ぐ“指定席”だった。それを今夏の衆院選で奪った岡本氏。式典での姿は、政権交代で政界の主役を自民党からもぎ取った今年の民主党を象徴していた。

 同市栄区選出の市議だった岡本氏が、ほとんど地縁のない3区の党候補に決まったのは二〇〇七年夏。「小此木ブランド」が浸透する地域の視線は冷たく、系列地方議員の足並みも乱れた。不利な条件に囲まれてのスタート。選対幹部は「最初は、勝てるとは夢にも思わなかった」と振り返る。

 しかし、早朝の街頭演説や小規模集会など地道な活動を続けると、ちらしが一日数百枚さばけるように。有権者の反応は徐々に良くなった。岡本氏は「(今年五月に)鳩山由紀夫首相が党代表に就任した時、有権者の“風向き”を感じた」と振り返った。

 八月の選挙戦本番でも有権者の熱気は上がる一方。見知らぬ人が続々と事務所を訪れ、手伝いを申し出た。街頭で「民主党」の文字を掲げれば人は次々と集まった。結果は十二万票以上を獲得。小此木氏に比例復活すら許さない圧勝だった。

 「民主党への期待もあるが、自民党ではもう駄目だと思う人が多かったのではないか」。岡本氏は、勝因をそう分析した。

 衆院選から三カ月余り。民主人気には陰りもみられる。その中、駅の朝立ちや小規模集会開催を続ける。「今までやったことを継続しなければ、力は衰える」

 岡本氏を含めた民主党の真価は、次の衆院選で問われることになる。 (中山高志)

    ◇

 新型インフルエンザの感染拡大、衆院選、横浜、川崎両市長選−。さまざまなニュースに揺れた二〇〇九年を担当記者が、その後の取材を交え、振り返った。

 <民主圧勝の衆院選> 衆院選県内18選挙区のうち、民主党は14選挙区で勝利し、残る4選挙区でも全員比例復活当選。前回の小選挙区全敗の雪辱を果たした。自民党は小選挙区でわずか3勝。比例復活も3人にとどまった。公明党も議席を失った。みんなの党は選挙区、比例復活合わせ2議席獲得。社民党も比例復活で1議席を保った。

5792名無しさん:2009/12/24(木) 20:16:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20091223-OYT8T00796.htm
ホーム>地域>徳島
<回顧2009> 民主躍進3議席
衆院選


衆院選公示日、選挙カーから手を振る高井氏。念願だった選挙区初当選を果たし、政権交代を引き寄せた。(8月18日、上板町で)  政権交代が起きた8月の衆院選は、県内でも民主党が躍進した。1区の仙谷由人氏は大差で6選し、2区は高井美穂氏が念願の選挙区初勝利。3区の仁木博文氏も比例復活で初当選した。一方、自民党は比例も含めて4人いた衆院議員が2人に半減。与野党逆転で両党を取り巻く状況は大きく変化した。(松本航介)

 「何もないところから民主党を設立して13年。政権交代を実現し、県連は4人の国会議員団を擁するまでになった。感慨無量だ」。11月21日、徳島市内で開かれた民主党県連の定期大会のあいさつで、仙谷氏はかみしめた。

 衆院選後、仙谷氏は行政刷新相に抜てきされ、「事業仕分け」に奔走。高井氏は文部政務官と県連の新代表に就いた。秋に行った参院選徳島選挙区の候補者公募には、予想を大幅に上回る35人が応募。県連が窓口となる新しい陳情システムには、12月半ばまでに約150件もの要望が寄せられ、「これが政権交代か」と関係者も驚くほどの忙しさだ。

 しかし、一方で、周囲の戸惑いも続いている。自民、公明両党の議員が大半を占める県議会は9月以降、鳩山政権の政策に反発する意見書を相次いで可決。新陳情システムには、市町村から「我々の陳情は本当に国に届くのか」などの不安の声があがっている。

 陳情窓口「地域戦略局」の局長を務める中谷智司参院議員は18日の記者会見で「不安もあるだろうが、歓迎する声もある。実績を作り、疑問点を説明しながら、解消していくしかない。時間が大切だ」と語った。

               ◇

 「エラーを重ねて失点し、ポテンヒットすら打てずにコールド負けした」。自民党県連幹事長だった竹内資浩県議は振り返る。度重なる首相の交代劇。党本部内のゴタゴタ。衆院選を前に失点を重ねた。「自民党は本来の保守政治を忘れてしまった。だから自民も民主も違いがなくなり、『どっちも同じなら1度変えてみたらいい』となった。敗因はそれに尽きる」と悔やむ。

 県連組織の弱体化も深刻だ。県連を支えた党員は、ピーク時の1988年に約7万7000人いたが、今は約1万3000人。高齢化も目立つ。衆院選後、「国会議員の慢心もあり、地域支部の充実を怠ってきた」「若い人をターゲットに党員の拡大を」など反省の声が相次いだ。

 こうした事情が一因となって、最近の国政選挙で県連は苦戦を続けてきた。07年の参院選は、民主党候補20万票に対し、自民党候補は15万票。「郵政選挙」で大勝した05年の衆院選でも、比例では民主党16万票に対し、自民党は15万票で負けていた。04年の参院選も自民党候補16万票、民主党候補15万票で接戦。地殻変動は少しずつ進んでいた。

 県連は今、市町村単位の地域支部の充実を急いでいる。衆院選で3区の議席を守り、新会長に就いた後藤田正純氏は20日の県連の常任総務会で「来年の参院選に向けて態勢を整え、新しい自民党に変わっていきたい」と意気込んだ。

 24日で鳩山政権が発足して100日。両県連の模索が続いている。

(2009年12月24日 読売新聞)

5793名無しさん:2009/12/24(木) 20:16:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20091223-OYT8T00925.htm
ホーム>地域>秋田
《道々09師走》風の行方と人の意志
政権交代
 自民党は8月30日、民主党の地滑り的大勝を許し、1955年の結党以来初めて、衆院第1党の座を明け渡した。「自民党への逆風」「民主党への追い風」――。政権交代が起こった今年、「風が吹いた」という表現を新聞で頻繁に目にした。

 政治家自身も「風」という言葉をよく使った。誰かが操っているわけではないのに、政治家はその行方におびえ、あるいは期待を寄せた。正体は何だったのか。

 「もう先生じゃないよ」。久しぶりに会った、ある自民党の落選議員は「先生」と呼んだ私をこう笑った。

 なぜ負けたのか。長年権力を握ってきたゆえのおごり、子ども手当など国民の“懐”に直接訴えた民主党の戦術――。これらの指摘はもっともだと話す。だが最大の敗因は自民党自身が小泉構造改革を総括できなかったからだと考えている。

 「小泉さんは国民に痛みを訴えたのに受け入れられた。自民党は変わったと、支持を得た」。安倍、福田、麻生政権で、改革路線の揺り戻しが起きたが、堅持すべきだった。いまだにそうした議論を行わず、軸足の定まらない党の姿勢に不満が募る。彼は来年の参院選も負ければ「自民党の発展的解消も仕方ない」と半ばあきらめかけている。

 「この時代に政治に携わるものとして、何をするべきなのか。自分の立ち位置はどこなのか」。自問自答しながら、選挙区を1人で歩き続けている。

 しかし、風はまた、うつろいやすい。

 「まだ3か月。見守ってほしい」。鳩山内閣の支持率低下を示す世論調査に、ある民主党衆院議員は、自らに言い聞かせるようにつぶやいた。

 来年度の予算編成では、衆院選のマニフェスト(政権公約)の大幅な軌道修正を迫られた。「税収不足もあったが、既得権益を破ることは想像以上に難しかった」との本音が漏れた。

 何より「鳩山首相の指導力不足に国民が気付き始めた」ことが気にかかる。米軍普天間飛行場の移設問題は日米関係に深い影を落とし、小沢一郎幹事長の強まる影響力に政府・与党内はきしみ始めた。

 来年は参院選が行われる。政治家はまた風の行方に気をもむだろう。しかし、風は人間の意志が動かしていることもまた、確かなことだ。風任せにせず、問題の所在と解決策を提示し、言葉を果敢に闘わせてほしい。記者として、その言葉に耳を澄ましたい。(伊藤徹也)

(2009年12月24日 読売新聞)

5794名無しさん:2009/12/24(木) 20:17:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20091223-OYT8T01039.htm
ホーム>地域>島根
逆風バネ 自民王国死守<回顧09>
衆院選   


山陰道の斐川−出雲インターチェンジ間の開通祝賀式で同席した(左から)細田、竹下、小室の各衆院議員(11月28日、出雲市で)  民主党が大勝した8月30日の衆院選。島根の二つの選挙区では自民党が議席を占め「自民王国」を守った。島根1区で敗れた民主党の元県議、小室寿明氏(49)は比例選中国ブロックで復活当選。民主党はその勢いで「王国」の切り崩しを図る。来夏の参院選で、各党は再びぶつかる。(近藤修史)

 「古里を守る」。島根2区で4選した自民党の竹下亘氏(63)は、夏の選挙戦中、選挙カーや街頭で、こう繰り返した。集落単位のミニ集会にも顔を出した。ある県議は「1票差でもおかしくなかった。追い詰められていた」と振り返る。陣営は、そんな危機感をバネにした。結局、前国民新党幹事長の亀井久興氏(70)に約2万7000票差をつけた。

 島根1区では、前自民党幹事長の細田博之氏(65)が知名度を生かし、小室氏、共産党の石飛育久氏(31)らを抑えて7選を決めた。小室氏は比例選で復活当選し、民主党は、2000年に失った県内議席を9年ぶりに得た。

     ■ □

 民主党は選挙の後、活発に動いた。民主党県連は、国への要望を業界などから聞き取る「2010民主政策・予算チーム」を結成。小室氏が代表に就き、約1か月で業界団体など約50か所を回った。

 団体の多くは自民党を支援してきたが、政権交代で軸足を移す気配も出始めた。民主党県連幹部は「団体幹部の態度が変わった」と切り崩しに力を入れる。

 自民党は、こうした動きをけん制する。これまで通りの支援を求め、自民党県連幹部らは年末、業界団体を巡った。県議会では、自民党議員連盟が、国への陳情受け付けを民主党幹事長室が一元化する新ルールに反対する意見書を提案し、可決させた。

     □ ■

 山陰道の斐川―出雲インターチェンジ間が開通した11月28日午後。出雲市内の体育館での祝賀式で、あいさつを終えた自民党の青木幹雄氏は舞台奥の出口に気付かず、1メートル余り下の客席前に飛び降りた。出席者は、75歳の健在ぶりに驚いた。

 青木氏は、来夏の参院選で改選を迎える。自民党県連の選挙対策委員会が来年1月半ばにあり、県連幹部は「とにかく出てもらいたい」とする。

 共産党は今月、石飛氏の参院選への立候補を発表した。民主党なども候補者擁立を急いでいる。

 私たちによりよい暮らしをもたらすのは誰か、再び選ぶ機会が訪れる。

      ◇

 年の瀬を迎えた2009年。この1年、県内で起きた出来事を、記者のノートから振り返る。

(2009年12月24日 読売新聞)

5795名無しさん:2009/12/24(木) 20:32:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20091224/CK2009122402000121.html
【群馬】
<取材メモから2009> 真夏の決戦 衆院選 自民に手痛い報い
2009年12月24日

群馬3区で初当選を果たし、支持者と抱き合って喜ぶ民主党の柿沼正明氏(中)=8月30日、太田市で


 政権をかけた真夏の決戦。取材で最も気になったのは、民主党の看板公約「子ども手当」への自民党の批判の仕方だった。

 子育て支援策として有効性や必要性は認めながら財源的に無理だという批判は、一理あると思った。事実、新政権は予算編成で苦しんでいる。

 しかし、強く違和感を覚えたのは「国がお金を配り、子どもを生んでもらうのはいかがなものか」と、必要性自体を否定する姿勢が散見されたことだ。

 ささいな問題と思われるかもしれない。ただ、私が重要だと思ったのは、こうした施策を望む人がいることへの認識が欠けていると感じたからだ。

 また、選挙戦を通じて自民党陣営からよく聞いたのが「誰と戦っているか分からない」というぼやきだった。かつてない選挙運動を展開し、街角で会った有権者の反応は悪くない。それなのに、マスコミなどの世論調査は芳しくなく、途方に暮れている感じだった。

 今振り返って思うのは、自民党が戦っていたのは民主党ではなかったのではないか、ということ。あまり目を向けてこなかった国民一人一人と戦っていたのではないか、ということだ。子育て支援策への姿勢にもそれが表れていたように思う。

 八月三十日、民主党が圧勝し、政権交代が起きた。保守王国、自民王国と呼ばれた群馬でも、ベテラン候補が次々と落選し、“王国崩壊”となった。

 新政権は今、公約を実現する難しさに直面している。過去の政権がしなかったことを公約に掲げた以上、越えなければならない壁だろう。

 来年夏には参院選がある。民主党が公約に期待する国民にこたえられるか、対する自民党が国民との関係をどう築くのか、注視しているのは私だけでない。 (加藤益丈)

5796名無しさん:2009/12/24(木) 20:42:13
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091224ddlk34040320000c.html
広島この一年:/7 衆院選 /広島
 ◇保守王国一変、民主に風 政権交代に関心集まる
 政権交代の旋風が県内でも吹き荒れた−−。民主党の圧勝で鳩山政権が誕生した8月30日投開票の衆院選。岩盤とも称される厚い保守地盤に支えられた広島でも、政界の潮流が激変する結果となった。

 衆院選前までは、七つある小選挙区のうち、6区の国民新、亀井静香氏を除く6選挙区を自民党が占めていた。ところが、今回、自民党が議席を守ったのは1区の岸田文雄氏のみ。残りは、新人2人を含む民主党が5議席を自民から奪還、国民新党が1議席を守った。

 小選挙区の県内の投票率は、69・32%と、96年の小選挙区・比例代表並立制導入後では最高だった。政権交代が起きるかどうかに有権者の関心が集まり、郵政民営化の是非が大きな争点となった前回選(05年)の投票率を1ポイント近く上回った。

 民主党は「政権交代」を前面に訴え、鳩山由紀夫代表や小沢一郎代表代行(当時)ら幹部が続々と来広した。選挙戦終盤でも、街頭演説や決起集会などで新人や前職議員らの応援に立ち、勢いを加速させた。これに対し、自民の候補者たちは、連立与党を組んでいた公明党との連携を強化。実績や「政権担当能力があるのは自分たちだ」などと訴えた。自民の前職らは、置かれた状況を「暴風雨」「土石流」などと例えた。それほど、有権者の「怒り」は強かった。

 比例代表の中国ブロックでは、民主党の得票数が都市部だけでなく、江田島市、安芸太田町、大崎上島町、世羅町を除く19市町で自民の得票を上回り、「第一党」に返り咲いた。また、民主党とともに共産党も票を伸ばした一方で、与党を形成していた自民、公明の両党は大きく票を減らした。さらに、社民と国民新も「自民か民主か」の政権選択争いの影に埋没した。

 民主党政権の誕生から約4カ月。来夏には、有権者が審判を下す参院選が控えている。

 ◇来夏は参院選、有権者の審判は
 真夏の決戦となった衆院選。選挙戦最終日の8月29日、私が担当した選挙区で選挙活動を終えた民主と自民の公認候補者にそれぞれ選挙戦の感想を尋ねた。民主候補者が「熱い、熱い戦いだった」と話したのに対し、自民候補者は「憂うつな選挙戦だった」と振り返った。対照的だった。

 果たして、民主が躍進し、強固な地盤を引き継いだはずの自民前職らが落選。官房長官や党幹事長など要職を歴任した中川秀直氏がかろうじて比例で復活するなど、県内政界の勢力図が大きく塗り変わった。多くの無党派層、さらに自民支持層が「一度は政権交代があってもいいのでは」と、民主候補に一票を投じた結果だろう。

 毎日新聞社の最近の世論調査では、9月の発足直後に77%あった鳩山内閣支持率は、55%にまで下がった。鳩山政権の政策がぶれていることに、市民が不安を感じているのだろう。来年夏の参院選では民主政権への審判が下される。小手先の選挙対策ではなく、将来の日本の進路を示す論戦を望んでいる。【加藤小夜】

5797名無しさん:2009/12/24(木) 21:41:13
>>5787
埼玉6区が顕著なんだが、公明候補がいたところは
自民の足腰がものすごく弱るんだよね

5798チバQ:2009/12/25(金) 21:53:28
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20091225ddlk39040415000c.html
こうち2009:/下 衆院選&政権交代 /高知
 ◇変化への不安消えず
 「今度は厳しい」「大変なことになりゆう」。衆院解散を目前にした7月中旬、7選を目指していた高知3区の山本有二氏(自民)は噴き出す汗をぬぐっていた。麦わら帽子姿で選挙区内を一軒ずつ歩き、支援者と握手を交わす。変わることのない選挙の原点。約20年間、議席を守ってきた意地を感じた一コマだった。

 8月の衆院選。民主党への追い風に危機感を抱いた自民県連は、地道に支援者を回るどぶ板と、議員や支持団体などの組織の引き締めを徹底した。「これほど一枚岩になったことはない」(自民党県連幹部)戦いぶり。対立候補をそろえた民主、共産に加え、知名度抜群の前知事、橋本大二郎氏さえ、自民の牙城を崩せなかった。

 地域経済が低迷し、公共事業に頼らざるを得ない高知で、自民候補は国の予算獲得などの実績を強調。ある建設業者は「(政権が)変わったら大変なことになる」とこぼした。加えて、惨敗した民主党県連も「変化に対する不安を解消することができなかった」と総括。県民は全国的な民主党圧勝の中でも、漂流した自公政権への不満を飲み込み、変化を望まなかったのだ。

 しかし、その後誕生した鳩山政権では、矢継ぎ早の変化に地方は混乱した。「情報が出てこないので、県民への説明がつきませんよ」。10月上旬、ある県職員がため息をついた。麻生政権が実施した今年度補正予算の見直し。県は東京事務所を先頭に情報収集に力を入れたが、凍結対象事業や県への影響額などがなかなか伝わってこなかった。

 結局、地域医療再生事業など当初予定から約94億円分の削減が県への影響とされ、独自の予算継ぎ足しなどで対応。越年せず11月補正には間に合ったが、依然として国と地方の間にある「壁」を感じた出来事だった。国が情報を握ったまま、地方が右往左往する。国と地方が対等な立場で情報や認識を共有しなければ、鳩山政権が進めようとする「地域主権」に影を落とすことにもなりかねない。

 変わったもの、そうでないもの、双方が入り乱れた1年が過ぎようとしている。来年は参院選。県内では政党公認候補ら4人の顔ぶれが出そろうなど準備が本格化してきた。県民はどんな選択をするのだろう。【服部陽】

5799チバQ:2009/12/25(金) 21:57:15
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000912250005
09回顧(6) 民主圧勝その後
2009年12月25日

 全国的に「民主圧勝」となった8月の総選挙を取材中、五所川原市内で印象的な光景に出くわした。リンゴ畑の一角に、民主現職の顔写真などが載ったポスター。農家が場所を提供したのだろう。県を代表する農産物のリンゴと、農家の所得補償を公約に掲げる民主。政権交代への農家の期待の大きさを感じ、自民王国青森にも「変化」が訪れる兆しと受け止めた。


 だが、結果は全国的な流れとは異なり、4小選挙区のうち五所川原市を含む1区以外は自民に敗れた。比例票は民主の約33万9千に対し自民は約23万2千と、10万票以上の差をつけたにもかかわらず、だ。候補者個人への支持は、まだ自民に及ばなかった。


 県議会でも、民主は自民の会派に比べて少数派。「国政は与党、県政は野党」。そんな位置付けの中、県内の民主党関係者は政権交代を背景に、自らの「存在感」を高めようと動き始めている。


 今月3日、民主党県連の田名部定男幹事長ら4人が青山祐治副知事のもとを訪れた。鳩山政権は、自治体が官僚に直接陳情するのを認めず、県連や総支部を窓口にして党本部に取り次ぐ新ルールを設けた。そこで県連などは県や市町村の要望に優先順位を付けるため、「意見交換の場を設けよ」という要求を突きつけに行ったのだ。


 意見交換会は18日後の21日にあった。だが、国の予算編成のスケジュールなどから、県連はこの日を待たずに37の要望項目を党本部に伝えた後というちぐはぐさだ。


 会議中、所用で退席しようとした蝦名武副知事を山内崇県議が足止めし、「もう少し早くこういう機会を」と訴えた。「私どもは県政では必ずしも与党と言われているわけではない。どちらかというと、野党という言われ方をしているわけで……」と吐露しつつ、「要望の優先度には我々としても配慮していかなければならない部分がある」。民主をもっときちんと扱ってほしいというメッセージだ。


 政権交代と新ルールの導入で、県連への陳情などは盛んになったという。だが、県連幹部は「県内の首長らの対応は変わっていない。自民の方ばかり向いている」とみる。


 自民党の山内和夫・県連幹事長も「これまでもいろいろな職域から要望などを受け取っていたし、それは今も変わらない」と認める。そのうえで、「(民主党は)マニフェストで訴えたことですら変わってきている。要望しても最終的にそれがどうなるのか先が見えない」と批判する。


 新ルールには、首長らも気がかりな点があるようだ。ある首長は民主党県連への陳情後、「どういう形で反映してくれるのか。不安はある」と答えた。民主党県連の幹部は「政権の座についていざ金庫を開けたら、金がなかったということ。財政事情が変われば、見直しは当然出てくる」と弁明するが、国民はどう評価するのか。


 来夏の参院選に向け、04、07年の青森選挙区で2連敗を喫した自民党県連は今回、候補者を公募し、県内各地で街頭演説会を開いている。民主党県連は総支部に推薦者を上げてもらい、来年1月8日の常任幹事会で候補者を決めるという。候補者選びに関しては自民の方がオープンに見え、「攻め」の姿勢が目立つ。


 国の来年度予算の編成も本格化している。民主、そして地元の県連はそれらの中でどのような存在感を示せるのか、真価が問われる。(大西史晃)

5800とはずがたり:2009/12/25(金) 23:39:57
>>5798
>対立候補をそろえた民主、共産に加え、知名度抜群の前知事、橋本大二郎氏さえ、自民の牙城を崩せなかった。
今回の衆院選の2大戦略ミスがこいつと長崎でしょうな〜。

5801神奈川一区民:2009/12/25(金) 23:45:57
>>5800
おっしゃる通り。長崎氏も橋本氏も、渡辺氏に誘われたのに
断ったんですよね。山内康一氏の判断はもっと評価されても
いいと思いますよ。

5802とはずがたり:2009/12/25(金) 23:54:12
特に東海と近畿の惨敗した小泉チルドレンどもは死んでも死にきれない程後悔して欲しい所です。

5803神奈川一区民:2009/12/26(土) 00:03:52
>>5802
おっしゃる通り(笑)。そこが小泉チルドレンが残念なところです。
政治センス、ゼロ。民主党の新人も小泉チルドレンのようにならない
ように。しっかり、勉強して欲しいです。

5804とはずがたり:2009/12/26(土) 00:13:01
一区民さんの嫌悪する(俺も或る程度批判的な)軍隊式の小沢学校も一応本気に,真剣に,それを心配しての事だとは思うんですけどね>小泉チルドレンのようにならないように

1回生は雑巾掛けみたいな下らない日本的上下関係で抑えつけるのはどうかと思いますが,まあ小沢式の選挙戦術を基礎として叩き込んで貰うのも,舞い上がって4年間無為に過ごすよりはマシかなとは思います。

徐々に仕分け人みたいな陽の当たる場所への登用もしてあげたいところです。

5805名無しさん:2009/12/26(土) 00:19:15
とはいうものの、他のブロックでは、3区中山より低い惜敗率で復活している人もいるし
復活できなかったのは、比例定数や他の選挙区の結果によるところもある

1区田村も、民主追い風とはいえ支持層を大二郎と争う中ではさすがに厳しかった
これで都会なら、共産がいても勝てたかもしれないが、高知では・・・

衆院議員不在は痛いが、そこまで悲観することもないというか
別に自民が強いというわけではない

もう少しいいタマをそろえれば、意外に勝機は早く来る、とも思う

5806名無しさん:2009/12/26(土) 12:24:28
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20091226ddlk19040219000c.html
09年:振り返って/下 /山梨
 ◇衆院選、民主が全選挙区制す 自民国会議員ゼロ−−8月
 第45回衆院選が8月30日、投開票され、1区は小沢鋭仁氏、2区は新人の坂口岳洋氏、3区は後藤斎氏が当選。民主党が県内全選挙区を制した。自民党系候補が県内の衆院選挙区で議席を獲得できなかったのは初めてで、参院も含めて県内に同党所属国会議員はゼロとなった。

 投票率は74・29%。96年の小選挙区制導入以来、最高だった前回05年の71・31%を上回り過去最高となった。

 新政権では小沢氏が環境相に就任。県選出議員の入閣は97年の堀内光雄氏(通産相)以来となった。

 ◇県内初の裁判員裁判 「不安と戸惑いの3日間」−−10月
 県内初の裁判員裁判が10月20日、甲府地裁で始まった。審理されたのは甲州市で6月に起きた殺人未遂事件。60歳の男性が無理心中を図り、同居の母を刺したとして起訴されていた。裁判員6人と補充裁判員2人が3日間の審理に参加した。

 同地裁は10月22日、男性に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。記者会見した裁判員は「不安と戸惑いの3日間で、たくさん涙を流した」などと感想を語った。

 その直後、同27日には韮崎市で6月に起きた強盗傷害事件で2例目の裁判員裁判が同地裁で開かれ、29日に懲役9年の実刑が言い渡された。

 ◇北杜初の名誉市民・平山郁夫さん死去−−12月
 日本画の大家・平山郁夫さん(79)が12月2日、死去した。

 平山さんは04年7月、義兄の別荘があった北杜市長坂町小荒間に「平山郁夫シルクロード美術館」を開館し、自身の作品のほか40年以上にわたって収集してきたシルクロード周辺諸国の美術品などを収蔵していた。同市は05年10月、地元の文化・教育・観光振興への貢献をたたえ、平山さんに初の名誉市民の称号を贈っている。

 今年5月には自身が講師となって市内の小学生を対象に絵画教室を開催するなど、地域住民にも親しまれており、多くの市民から追悼の声が聞かれた。

==============

 ◇今年下半期の県内の主な出来事◇
 (肩書、年齢はいずれも当時)

 ◆7月

 1日 富士山山開き。残雪で12年ぶりに登頂できず。

 8日 笛吹市の廃棄物運搬・処分会社がごみの中から大量の1万円札(165万5000円分)を発見。持ち主は現れず、同社は10月に全額を地元自治会などに寄付。

26日 夏の高校野球山梨大会で山梨学院大付が優勝。9年ぶり4回目の夏の甲子園出場を決める。

29日 韮崎市穴山町で、今年1月から行方不明になっていた男性の遺体が発見される。その後、元板金塗装業の男(47)が強盗殺人罪などで起訴された。

 ◆8月

14日 山梨学院大付、甲子園の初戦で県岐阜商に6−14で敗れる。

30日 衆院選。県内全3選挙区で民主党が勝利。

 ◆9月

16日 鳩山内閣発足。山梨1区選出の小沢鋭仁氏が環境相として入閣。

21日 富士河口湖町の民宿に侵入したとして、富士吉田署が男を住居侵入容疑で逮捕。就寝中の女性客に睡眠薬を飲ませてわいせつ行為をしたなどとして準強制わいせつ罪などで起訴され、現在公判中。

 ◆10月

 7日 駐車場でのトラブルで傷害罪に問われた被告に、甲府地裁が無罪判決。

 9日 笛吹市石和町松本の住宅で火災。兄妹4人が死亡。

22日 県内初の裁判員裁判で、母親を刺して殺人未遂罪に問われた長男(60)に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決。

 ◆11月

 3日 都留市でスナック従業員の女性(49)が刺殺される。経営者の男(60)が殺人罪で起訴された。

 8日 甲斐市のスナックで、経営者の女性(68)が刺殺される。客の男(61)が強盗殺人罪などで起訴された。

 ◆12月

 2日 北社市の名誉市民でもある日本画の大家・平山郁夫さんが逝去。

 5日 ヴァンフォーレ甲府が今季最終戦。J1昇格ならず。

5807名無しさん:2009/12/26(土) 13:24:49
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20091225ddlk39040415000c.html
こうち2009:/下 衆院選&政権交代 /高知
 ◇変化への不安消えず
 「今度は厳しい」「大変なことになりゆう」。衆院解散を目前にした7月中旬、7選を目指していた高知3区の山本有二氏(自民)は噴き出す汗をぬぐっていた。麦わら帽子姿で選挙区内を一軒ずつ歩き、支援者と握手を交わす。変わることのない選挙の原点。約20年間、議席を守ってきた意地を感じた一コマだった。

 8月の衆院選。民主党への追い風に危機感を抱いた自民県連は、地道に支援者を回るどぶ板と、議員や支持団体などの組織の引き締めを徹底した。「これほど一枚岩になったことはない」(自民党県連幹部)戦いぶり。対立候補をそろえた民主、共産に加え、知名度抜群の前知事、橋本大二郎氏さえ、自民の牙城を崩せなかった。

 地域経済が低迷し、公共事業に頼らざるを得ない高知で、自民候補は国の予算獲得などの実績を強調。ある建設業者は「(政権が)変わったら大変なことになる」とこぼした。加えて、惨敗した民主党県連も「変化に対する不安を解消することができなかった」と総括。県民は全国的な民主党圧勝の中でも、漂流した自公政権への不満を飲み込み、変化を望まなかったのだ。

 しかし、その後誕生した鳩山政権では、矢継ぎ早の変化に地方は混乱した。「情報が出てこないので、県民への説明がつきませんよ」。10月上旬、ある県職員がため息をついた。麻生政権が実施した今年度補正予算の見直し。県は東京事務所を先頭に情報収集に力を入れたが、凍結対象事業や県への影響額などがなかなか伝わってこなかった。

 結局、地域医療再生事業など当初予定から約94億円分の削減が県への影響とされ、独自の予算継ぎ足しなどで対応。越年せず11月補正には間に合ったが、依然として国と地方の間にある「壁」を感じた出来事だった。国が情報を握ったまま、地方が右往左往する。国と地方が対等な立場で情報や認識を共有しなければ、鳩山政権が進めようとする「地域主権」に影を落とすことにもなりかねない。

 変わったもの、そうでないもの、双方が入り乱れた1年が過ぎようとしている。来年は参院選。県内では政党公認候補ら4人の顔ぶれが出そろうなど準備が本格化してきた。県民はどんな選択をするのだろう。【服部陽】

5808とはずがたり:2009/12/26(土) 15:09:45
>>5805
前回も保守地盤で善戦した中山女史には此処は復活して欲しかった所でした。愛媛1区,高知1区辺りは惜しかったです。

5809チバQ:2009/12/26(土) 22:32:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20091226/CK2009122602000093.html
ちばニュース<2> 真価問われる“与党2年目” 民主党圧勝
2009年12月26日

候補者の当選を喜ぶ民主党県連の長浜博行代表(左)と河野俊紀幹事長(右)、連合千葉の黒川悟会長=8月30日深夜、千葉市で


 「風が吹くどころじゃない。房総半島の地殻変動だよ、これは」。今年の流行語大賞「政権交代」が実現した八月三十日深夜から翌三十一日未明にかけ、千葉市内の民主党県連で衆院選の開票速報を伝えるテレビを見ながら、県連代表の長浜博行氏の声はいつになく熱を帯びた。

 県内十三小選挙区の勝敗は、「小泉旋風」が吹き荒れた前回選の一勝十二敗から十一勝二敗へと大逆転した。大臣との接戦の末に敗れた二候補も比例復活を果たし、さらに比例単独で二人が当選。普段はひょうひょうとした語り口の長浜氏が、興奮を隠せないのも無理はなかった。

 安倍−福田−麻生と一年ごとに首相が代わった自民党への逆風を、民主党は追い風として受けた。政治献金問題で小沢一郎氏が五月に党代表を辞任し、鳩山由紀夫氏が新代表に就任。衆院選で唯一のマイナス要因も消え、街頭で活動する民主党の候補者たちは「(有権者から)好意的な声しかかからなくなった」と口をそろえた。

 代表代行に就任した小沢氏は選挙担当として、県内でも特定郵便局長会や農協などと接触し、旧来の自民支持勢力の取り込みや切り崩しに成功。高まる政権交代への期待を背景に、「自民王国」の房総半島郡部でも猛烈に追い上げた。

 首長選でも、三月の知事選こそ推薦候補が敗れたものの、六月の千葉市長選では民主市議だった熊谷俊人氏が、現職市長としては全国最年少で当選。米国のオバマ大統領のように「若さ」や「変革」といったイメージで都市部の有権者を引き付けた。

 順風満帆に思える民主党だが、県連は一気に衆院議員十五人を抱える“大所帯”に膨れ上がった反動に悩まされている。十一月の市川市長選では候補者の一本化に失敗し、民主系の三人が立候補を表明。県連の指導力不足を露呈した。

 来夏の参院選では、県連の候補者公募に三十六人が応じ、既に面接も終えた。しかし、現職の広中和歌子氏の意向は確認できておらず、県連幹部が「公募は時間稼ぎ」と漏らす始末。候補者の決定は、すんなりといきそうにない。

 衆院選翌日、長浜氏は「達成感よりプレッシャーの方が大きい。評価される対象になり、これからが大変」と話した。それでも、今年いっぱいは“初心者マーク”付きの政権与党という雰囲気だった。参院選を控える来年は、有権者のより厳しい視線にさらされることになる。 (小林孝一郎)

5810チバQ:2009/12/26(土) 22:33:06
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000912250003
09振り返って/衆院選
2009年12月26日


初めて小選挙区で勝利し、支持者らと万歳をして喜ぶ民主の川内氏(右)=8月30日、鹿児島市

 8月30日夜。テレビの開票速報は、次々に全国の民主候補の「当選確実」を伝えた。流れるテロップを眺めながら、2005年の郵政選挙では自民候補の名前ばかりが流れていたことを思い出した。
 全国的に自民には強い逆風が吹き荒れたが、集会や演説会の熱気は民主をはじめとする野党陣営とさほど変わらないように感じた。選挙取材は「自民王国・鹿児島」を肌で感じる日々だった。
 小選挙区制導入以降、鹿児島で民主候補が自民を相手に勝ったことはない。当初は「今回もそうではないか」と思っていた。だが、取材を重ねていくうちに、これまでとは違う無党派層のうねりのようなものを感じた。
 「マニフェストで子ども手当を出すと言っているから」「高速道路が無料化されると助かる」。百年に一度の大不況と言われた今年。県民が口にする新政権への注文はどれも生活と直結する切なるものだった。一向に上向かない停滞した経済状況に加え、選挙を経ずに首相をころころと入れ替えるなど、おごりが見えた自民党政権を打破してほしいという思いが見て取れた。
 「自民の誰が首相になっても一緒。何も変わらない」「いっどどま、民主党に」。こんな声をたくさん聞いた。
 あれから約4カ月。政権交代の余波は県内にも押し寄せている。公共工事の見直しで鹿児島市の二つの国道整備事業が「凍結候補」に挙がった。奄美市のおがみ山バイパス事業も着工延期になった。
 「政権交代してから道路事業費の確保は危惧(き・ぐ)している」と鹿児島市の担当者。県内大手企業の幹部は「下りるはずだった補助金が凍結された」と口にした。また、天文館の飲食店主は景気が上向かないとぼやく。「相変わらず人が少ない。変わると思ったのに、何も変わらなかったよ」
 1区で当選した民主の川内博史氏は「マニフェストで約束した政策を実現したい。その先頭に立つ」と約束した。雇用対策、農業振興、公共事業……。課題は山積みだ。
 県民や国民の思いを背負って実現した政権交代。「国民との契約」であるマニフェストがどこまで守られるのか。県民生活にどんな影響を及ぼすのか。細かく取材し、日々伝えていかねばならない。
(三輪千尋)

5811名無しさん:2009/12/28(月) 21:25:12
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000000912280007
現在位置:asahi.com> マイタウン> 佐賀> 記事
業界頼み「時代錯誤」 総選挙で民主躍進
2009年12月27日
当選を決め支持者とハイタッチする原口一博氏。新政権では総務相に就いた=8月30日、佐賀市神野東4丁目の事務所
当選を決め喜ぶ大串博志氏。新政権では財務政務官に就いた=同市久保田町の事務所
 衆院選投開票日の8月30日夜、当選した民主党候補2人の事務所は沸き上がった。
 原口一博氏(佐賀1区)は「私たちはこの手で歴史の扉を開いた。政権交代の船出です」と述べ、支持者とハイタッチ。大串博志氏(佐賀2区)は同級生に肩車され、「保守地盤の地域でみなさんと戦ってきた成果が表れた」と喜んだ。半月後、原口氏は総務相、大串氏は財務政務官に就任。2人は政権中枢のプレーヤーとして、今月25日に閣議決定された政府予算案づくりにも加わった。
 「四面楚歌(しめんそか)の中、自民の王国を少しずつ崩し、ついに佐賀から大臣を出すところまで来た」。内閣が発足した9月中旬、園田泰郎・同党県連代表代行は感慨深げに語った。
 元民社党県連委員長の園田氏は、新進党に合流後の15年間、原口氏と二人三脚で県内の「非自民勢力」結集に努めてきた。今回衆院選で自民による県内3選挙区独占を突き崩した。07年参院選で自民党の21連勝を阻んだ川崎稔氏(佐賀選挙区)も含め、県内選挙区選出の民主党国会議員は3人。一方、自民党は保利耕輔衆院議員(3区)、岩永浩美参院議員(佐賀選挙区)の2人(比例復活を除く)。民主は佐賀でも初めて「国政第一党」となった。
 勢力交代は、比例区での得票でも明らかだ。民主党は最多の20万2683票(得票率40・63%)を集めてトップ。現行の小選挙区比例代表並立制が導入された96年以来4回連続で1位を守ってきた自民ですら、一度も得たことのない得票数だ。前回05年から3万4千票も減らし、得票率32%にとどまった自民との「王座交代」は際だった。
 背景には自民支持層のほころびがある。正組合員6万人を擁する県内4農協の政治団体・県農政協議会は自民推薦を決めたが、約90ある支部から意見集約する過程で、少なくとも4支部は自民でまとまらなかった。「異論ゼロがあたりまえの農政協では『事件』。面従腹背の人はもっといたはず」(農協幹部)。
 2区では、農協組合長自ら自民候補の選対本部長に就いてテコ入れしたが、朝日新聞社の世論調査では農林漁業者層の4割が「民主候補支持」と回答。神埼市の農家男性(48)は「私は独立した経営者。どの党がいいか自分で選ぶ。組織の押しつけなんて時代錯誤も甚だしい」と話す。
 予算での見返りを期待し、業界団体が一致団結して「利益代表」の自民党候補に票を集めるという従来の「保守王国」の流儀では、今の閉塞(へい・そく)状況は打ち破れない――。そんな有権者の気分が、「政権交代期待層」の受け皿として台頭した民主を佐賀でも躍進させた、といえそうだ。
 9月、自民県連の衆院選総括会議。地域支部長らから「政権の座にふんぞり返ってきた結果」「国民の思いと政策が乖離(かい・り)している」と厳しい意見が続出。県連は「再生委員会」を立ち上げ、改革を始めた。選挙プランナーを迎えて12月26日に開いた2度目の委員会。福岡資麿県連会長は30人の委員に呼びかけた。「民主政権がつまずいているのに、自民には求心力が出て来ない。どう選挙に強い組織にしていくか考えてほしい」
 来夏には参院選が控える。民主が地歩を固めるか、自民が巻き返すか。ほかの各党は存在感を示せるか。民意をとらえる競争はもう始まっている。(市川雄輝)

■衆院選・佐賀3小選挙区の得票
◇1区
[当] 96618 原口 一博50 民前〈社〉〈国〉
    75475 福岡 資麿36 自前〈公〉
     1568 木場  健35 諸新
◇2区
[当] 86098 大串 博志44 民前〈社〉
[比当]79243 今村 雅弘62 自前〈公〉
     2119 牧原 正朗36 諸新
◇3区
[当] 93681 保利 耕輔74 自前〈公〉
    30346 柳瀬 映二55 社新〈民〉
    24529 広津 素子56 み前
    10142 瀬戸 雄也30 共新
     2233 橋山 穂波48 諸新

※投開票日(8月30日)現在の満年齢。四角囲みの政党は推薦。[比当]は比例区での当選

5812チバQ:2009/12/31(木) 15:16:58
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20091231ddlk43070200000c.html
武者返し:’09年末ワイド どうなる自民党 /熊本
 「おれの地元では負けてないと思うけど」。

 衆院選の投票を4日後に控えた8月下旬、自民党の候補者が演説する横で、県連幹部の県議が快晴の青空とは対照的に顔を曇らせていた。何度も選挙をやってきた自分の足元でさえ、票が読めない。自民党がどれだけ支持を失っているかが見えないでいた。

 そんな追い詰められたような不安は的中する。県内5小選挙区で「1勝4敗だ」と自嘲(じちょう)気味に予想する自民党有力者もいた中、3議席を守る底力を見せたものの、民主党や社民党の候補の比例復活当選を許し、「保守王国・熊本」でも地殻変動を実感させられた。全国的には総崩れとなり、政権が交代した。

 その余波はまだ残っている。今、来夏の参院選熊本選挙区の候補者選考が進んでいるが、自民党に政権奪還に向かうような盛り上がりは今のところ感じられない。おそらく、予備選を実施するとはいえ、ほとんど結果が見えているからだろう。今は、解党するぐらいの気持ちで立て直しを図らなければ、野党根性が染み付いてしまうと思うのだが。

 小選挙区制は、大きな流れができてしまうと、ある一つの政党が大勝する可能性の高い仕組みであることが良く分かった。政権交代が可能な制度だと。政権を取った民主党がいつ、かつての自民党のような硬直した政治に陥らないとも限らない。となると頑張るべきは、もう一方の巨党である自民党だ。

 地方政界で依然として多数を握っていることに慢心せず、「敵失」を待つだけでなく、いつまでも「真夏の敗戦」を引きずることなく、次の政権交代を見据えてどれだけのダイナミズムを生み出せるか。来年の最大の見どころだ。

毎日新聞 2009年12月31日 地方版

5813名無しさん:2009/12/31(木) 15:26:50
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20091231ddlk43070200000c.html
武者返し:’09年末ワイド どうなる自民党 /熊本
 「おれの地元では負けてないと思うけど」。

 衆院選の投票を4日後に控えた8月下旬、自民党の候補者が演説する横で、県連幹部の県議が快晴の青空とは対照的に顔を曇らせていた。何度も選挙をやってきた自分の足元でさえ、票が読めない。自民党がどれだけ支持を失っているかが見えないでいた。

 そんな追い詰められたような不安は的中する。県内5小選挙区で「1勝4敗だ」と自嘲(じちょう)気味に予想する自民党有力者もいた中、3議席を守る底力を見せたものの、民主党や社民党の候補の比例復活当選を許し、「保守王国・熊本」でも地殻変動を実感させられた。全国的には総崩れとなり、政権が交代した。

 その余波はまだ残っている。今、来夏の参院選熊本選挙区の候補者選考が進んでいるが、自民党に政権奪還に向かうような盛り上がりは今のところ感じられない。おそらく、予備選を実施するとはいえ、ほとんど結果が見えているからだろう。今は、解党するぐらいの気持ちで立て直しを図らなければ、野党根性が染み付いてしまうと思うのだが。

 小選挙区制は、大きな流れができてしまうと、ある一つの政党が大勝する可能性の高い仕組みであることが良く分かった。政権交代が可能な制度だと。政権を取った民主党がいつ、かつての自民党のような硬直した政治に陥らないとも限らない。となると頑張るべきは、もう一方の巨党である自民党だ。

 地方政界で依然として多数を握っていることに慢心せず、「敵失」を待つだけでなく、いつまでも「真夏の敗戦」を引きずることなく、次の政権交代を見据えてどれだけのダイナミズムを生み出せるか。来年の最大の見どころだ。

毎日新聞 2009年12月31日 地方版

5814チバQ:2010/01/14(木) 23:22:46
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100113ddlk02010057000c.html
県選管:昨夏衆院選、報告書公表 運動費用平均696万円 コンビニで節約も /青森
 県選挙管理委員会は12日、政権交代をもたらした昨年8月の衆院選の選挙運動費用収支報告書を公表した。真夏の選挙で飲料代などがかさんだが、支出額に上限があるため、コンビニエンスストアで弁当を安くしたり、事務所費を節約するなどして切り詰めていた。しかし、政党支部などからの収入がない候補者は自己資金を充当せざるを得なく、組織的支援のない候補者の厳しい懐事情がうかがえる。【矢澤秀範】

 公職選挙法は選挙運動費の支出に上限を設けており、衆院選は選挙区の有権者に15円をかけ、固定額1910万円を足した金額になっている。昨年の衆院選は、青森1区が2432万円▽2区2275万円▽3区2304万円▽4区2378万円だった。

 報告書によると、支出額のトップは大島理森氏(自民)の1905万円で、木村太郎氏(自民)の1509万円、田名部匡代氏(民主)の1417万円と続いた。16候補者の平均は696万円で、計約2000万円が公費負担額だった。

 いずれも大部分は人件費と事務所費に費やされ、1食の上限が1000円の弁当をコンビニで安く買う候補者が多かった。事務所費では、54万円で最少の吉俣洋氏(共産)が党県委員会に置いて浮かせるなどしていた。

 真夏の選挙だったため、飲料代に加えて保冷剤やタオル、日よけのサンバイザーなどの購入に充てられたのも特徴。長期戦を戦い抜くため、のどあめや栄養ドリンクを買った候補者もいた。また、選挙区が広いため、ビジネスホテルを利用する候補者もいた。選挙カーの燃料代や選挙ポスター、演説会用の看板などは公費から支出された。

 収入には、政党支部や団体、個人からの寄付のほか、候補者本人の自己資金も充てられた。横山北斗氏(民主)と中野渡詔子氏(同)を除く民主、自民の公認候補者は、500万円以上を「軍資金」として受け取り、他は自己資金を充てていた。自民党本部の公認が得られなかった津島淳氏は自己資金1000万円を投じており、無所属で国政選挙に出るハードルの高さをうかがわせた。

 供託金は衆院選小選挙区で300万円、比例代表で600万円で、小選挙区は有効投票総数の10分の1の得票がなければ没収され、公費も適用されない。県内では昨年、7人が供託金没収となった。

 今夏の参院選は、選挙区が全県1区となる。07年参院選では、1候補者の支出上限額が3918万円で、今夏も資金力が問われそうだ。

5815チバQ:2010/01/14(木) 23:23:22
==============

 ◇衆院選小選挙区候補者の収支◇
 (単位・万円)

選挙区 候補者        収入   支出 支出内の公費負担額

1区  横山北斗 (民主) 501  650       205

    津島淳  (無属)1414 1039       202

    升田世喜男(無属) 669  878       209

    渡辺英彦 (社民) 550  405         0

    吉俣洋  (共産)  54   54         0

    上田一博 (諸派) 518  201         0

2区  江渡聡徳 (自民) 700  526       248

    中野渡詔子(民主) 706  860       185

    熊谷ヒサ子(無属) 256  219         0

    森光浄  (諸派) 513  199         0

3区  大島理森 (自民)2000 1905       245

    田名部匡代(民主)1174 1417       244

    中西修二 (諸派) 553  231         0

4区  木村太郎 (自民)1527 1509       248

    津島恭一 (民主) 745  692       212

    石田昭弘 (諸派) 589  286         0

 ※得票順、無属は無所属、敬称略

5816チバQ:2010/01/16(土) 16:47:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100116-OYT8T00088.htm
衆院選費用平均615万円
府内小選挙区候補者 前回選から大幅減少
 府選管は15日、昨年8月の衆院選で府内19の小選挙区から出馬した候補者の選挙運動費用を公表した。1人当たりの平均は615万円と、2005年の前回選から217万円の大幅減となった。

 公表したのは、選挙違反事件に絡んで関係書類を押収され、収支を報告できなかった3人を除く77人分。支出額の多い上位3人は、いずれも落選した1区の中馬弘毅氏(自民、2294万円)、6区の福島豊氏(公明、1990万円)、4区の中山泰秀氏(自民、1815万円)。当選者では、最も多いのが12区の樽床伸二氏(民主)の1398万円、少ないのは6区の村上史好氏(民主)の513万円。

 平均支出額が下がった背景には、幸福実現党の候補者計18人(いずれも落選)の支出額が90万〜180万円程度と相対的に低かったほか、不況による収入減で各陣営が支出を抑えたことがあるとみられる。

(2010年1月16日 読売新聞)

5817チバQ:2010/01/16(土) 16:49:51
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100113ddlk29010486000c.html
収支報告:平均支出は560万円 昨年衆院選、各陣営−−県選管 /奈良
 県選管は、昨年8月の衆院選に立候補した各候補者陣営の収支報告を発表した。全15陣営の平均支出額は法定選挙運動費の約4分の1に当たる約560万円だった。各陣営の支出は次の通り。(敬称略)

【1区=法定選挙運動費2354万6700円】馬淵澄夫(民主)372万4314円▽栗岡真由美(諸派)221万3968円▽森岡正宏(自民)1118万4706円▽井上良子(共産)211万7733円【2区=同2358万2600円】高市早苗(自民)1254万1192円▽西ふみ子(共産)145万4929円▽滝実(民主)640万7042円▽田中孝子(諸派)116万2878円【3区=同2347万5800円】豆田至功(共産)197万5026円▽吉川政重(民主)566万710円▽尾崎貴教(諸派)126万4406円▽奥野信亮1352万8348円【4区=同2314万8200円】田野瀬良太郎(自民)1259万9124円▽赤松明宏(諸派)124万4062円▽大西孝典(民主)696万156円

5818とはずがたり:2010/01/16(土) 21:59:37

政治変動<広島1区> 自民「かつてない激戦」 '09/8/5
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080502.html

 30日投開票の衆院選の公示(18日)まで2週間と迫った。政権を懸けた4年ぶりの決戦を前に、前哨戦が熱を帯びる広島県内の7小選挙区の情勢と構図をみる。(衆院選取材班)

 ▽民主、無党派層を狙う

 2005年の前回衆院選まで過去4度の小選挙区の戦いは、自民党前職の岸田氏が議席を守り抜き、他候補の比例代表中国ブロック(定数11)での復活当選も許さなかった。この4年で念願の入閣も果たした岸田氏だが、党に吹き付ける逆風に「かつてない激戦」と危機感を隠さない。

 系列の自民党県議は「従来の支援者からでさえ『比例は自民に入れない』との声をたくさん聞いた」と話す。そんな状況を6期目を目指す岸田氏自身も肌身で感じている。「できるだけ多くの人に生の訴えを聞いてほしい」と初当選以来続ける街頭演説を増やした。地域の会合や行事もこまめに顔を出す。

 追う民主党新人の菅川氏。昨年9月の第1次公認から漏れ、第3次で公認を得たのは今年2月。陣営幹部は「昨秋、選挙になっていたら相当厳しかっただろう」と打ち明ける。今春以降、小沢一郎代表代行や新党日本の田中康夫代表の来援も得ながら、後援会や連合広島傘下の労組の支援態勢を整えた。

 政権交代を旗印に掲げる党を前面に出し、自転車で回ったり、商店街を練り歩いたりして無党派層への浸透を狙う。立候補表明が解散後だった前回の得票は岸田氏の55%。菅川氏は「まだ差は大きくは変わらない、と思っている。だが、風を取り込めれば逆転は可能だ」と意気込む。

 二大政党に、党の消長を懸ける共産、社民両党が挑む。共産党新人の藤本氏は、労働者派遣法改正や後期高齢者医療制度の撤廃を掲げる。「自公政権の退場」を訴え、民主党との政策の違いも強調する。社民党新人の上村氏は、中国地方の小選挙区で唯一の同党公認候補。広島市中心部での街頭演説にこだわり、被爆地から護憲の訴えを強めている。

 幸福実現党新人の山本氏は減税などの政策をPRする。無所属新人の中村氏は大学入試全廃を訴える。6人が立候補を予定するのは中国地方の小選挙区で最も多い。

5819とはずがたり:2010/01/16(土) 21:59:52

政治変動 <広島2区> 3度目対決、自民危機感 '09/8/6
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080601.html

 ▽民主、地域回りを徹底

 「逆風ではない。暴風雨だ」。自民党前職の平口氏は3日夕、広島市佐伯区での集会で支援者約100人を前に、有権者から寄せられる党への厳しい声をこう言った。

 集会の出席者からも「麻生降ろし」などでドタバタ劇を繰り返した党への不満が噴き出す。「謙虚に反省し、直すべきは直してご期待に応えたい」。平口氏は深く腰を折った。

 危機感を募らせる平口氏は週末だけでなく、平日の昼間にも主婦や中高年の支援者を集めた集会を開く。毎朝のように、JR駅前や国道沿いに立ち、各地の行事に顔を出す。公示後には自転車での遊説も初めて計画するなど、「やれることは何でもする」(陣営幹部)との姿勢である。

 平口氏と民主党比例前職松本氏との対決は2003年、05年に続く3度目となる。

 03年は、自民党系が国土交通省OBの平口氏を含む3人立候補し、松下政経塾出身の松本氏が次点の平口氏に約2万票差をつけて初当選した。05年の「郵政選挙」では平口氏が、約1万7千票差で雪辱を果たし、初の議席を獲得した。松本氏は比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選した。

 松本氏は前回、敗れはしたが、獲得票数を前々回に比べ3万票余り伸ばしていた。そして今回、「街頭での有権者の反応はさらによくなっている」と手応えを口にする。各駅前や大型商業施設近くでの街頭演説を重ねる以外は、地域を隅々まで巡る活動を徹底し、政権交代の必要性を訴え続けている。

 「選挙は企業の営業活動に近い。新規の顧客を開拓しないと票は伸びない」と陣営幹部。佐伯区や西区の住宅密集地を中心に、無党派層への浸透拡大を図っている。一方で、国民新党の推薦を得たことで郵便局長たちでつくる政治団体が支援を決定。連合広島傘下の労組も活発に動くなど手堅い支援組織も持つ。

 今回、共産党は比例代表重視の戦術から、2区への候補者擁立を見送った。前回は新人が約1万3千票を得た。同党が「自公政権を終わらせる」と掲げる中、両陣営とも「共産票」の多くが、民主党に流れるとの見方を示す。

 幸福実現党新人の宮内氏は消費税の廃止などを訴えている。(衆院選取材班)

5820とはずがたり:2010/01/16(土) 22:00:26
>「選挙区北部の強化が鍵。北部だけで1万票を上積む」と陣営幹部。公示5カ月前に擁立が決まった前回、安芸高田市と山県郡2町で、河井氏と無所属で立候補した石橋良三自民党県議(61)の獲得票を合わせると約1万8千票差をつけられた。
>自民党支持が根強い北部で肩を並べれば、無党派層が多い広島市部でひっくり返すことができる、との戦略を描く。
まあ大体構想通りに戦えた感じか。
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-hiroshima00.html#3-09

政治変動<広島3区> 民主「郵政」で北部強化 '09/8/8
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080803.html

 ▽自民、比例との結束図る

 自民党比例前職の増原氏は3日、広島市安佐南区で開いた選対会議で、党への逆風を組織戦でかわす決意を示し「ひと声運動や推薦はがきが、非常に重要となってくる」と後援会幹部に念を押した。

 2003年から自民党は3区で、小選挙区と比例代表中国ブロック(定数11)で候補者を選挙ごとに入れ替える「コスタリカ方式」を、増原氏と自民党前職の河井克行氏(46)の間で導入してきた。

 党本部は昨秋、「組織の弱体化を招く」として同方式の廃止を打ち出したが、「今回限り」「2人の協力態勢構築」を条件に継続を認めた。

 増原氏にとって6年ぶりの3区での戦い。「ポスターが古いまま」「高齢化で集会が開けない」。当初、支援者には不満や戸惑いもくすぶり、「一から出直すつもりで回った」と秘書は言う。

 比例に回る河井氏との協力態勢づくりも課題だ。2人は過去2度3区で対決した経緯があり、しこりも残る。1996年は自民党の河井氏が新進党だった増原氏を破り、00年は無所属で立候補した増原氏が雪辱、自民党入りした。

 3日に立ち上がった増原氏の選対本部で顧問に就任した河井氏。ここにきて、後援会会員に増原氏のビラを配り始めた。党への逆風の危機感から「結束」へとかじを切る。

 前回に続く挑戦となる民主党新人の橋本氏。党のイメージを前面に出し「政権交代」を訴える。6月以降、鳩山由紀夫代表、前原誠司副代表たちが次々と3区入り。党の「重点区」と位置付けている。

 「選挙区北部の強化が鍵。北部だけで1万票を上積む」と陣営幹部。公示5カ月前に擁立が決まった前回、安芸高田市と山県郡2町で、河井氏と無所属で立候補した石橋良三自民党県議(61)の獲得票を合わせると約1万8千票差をつけられた。

 自民党支持が根強い北部で肩を並べれば、無党派層が多い広島市部でひっくり返すことができる、との戦略を描く。

 国民新党の推薦を得たことで郵便局長たちの政治団体がバックアップに回る。郵政関係者の紹介でこれまで足場がなかった北部でもミニ集会を繰り返す。「今まで入れなかった地域で顔を見る」。増原氏の陣営は警戒を強める。

 前回、争った社民、共産両党が候補者擁立を見送る「追い風」も吹く。「日に日に民主党への期待を感じる。ただ、風だけでは勝てない」と話す橋本氏は一方で、落選後の4年間、ひたすら地域を回ってきたと自負もにじませた。

 幸福実現党新人の日高氏は、消費税廃止などの政策を訴える。(衆院選取材班)

5821とはずがたり:2010/01/16(土) 22:05:45

>自動車関連産業が集積する安芸区や安芸郡では、マツダ労組出身者が会長を務める連合広島のバックアップを受けている。

>中川氏と空本氏の接戦が予想される要因の一つが06年の東広島市長選。05年の衆院選で中川氏の選対幹部だった当時県議の蔵田義雄氏が立候補表明し、遅れて中川氏の次男も名乗りを上げた。結果は蔵田氏が圧勝。分裂した自民党支援者の一部は今回、空本氏支援を打ち出す。
>中選挙区時代の旧広島2区では、自民党支持者は候補者ごとに対立した。「今も遺恨を引きずる人はいる」と自民党系市議。中川氏が4月に家族への「世襲制限」を宣言したのは、地元では「しこり解消のけじめ」と受け止める向きが強い。

結果
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-hiroshima00.html#4-09

政治変動<広島4区> 市長選しこり 自民懸念 '09/8/9
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080902.html

 ▽民主、集会重ね手応え

 10選を狙う自民党前職の中川氏に、民主党新人の空本氏が挑む。都市、農村部を併せ持つ選挙区は政策の争点が幅広く、支援の構図は、過去の市長選の恩讐(おんしゅう)が複雑に絡み合う。

 中川氏は、県内で立候補を予定する自民党前職では最多当選。2005年の前回衆院選まで過去4回の小選挙区は、次点に約7万〜4万票差で圧勝した。だが、今回の情勢は「黄信号」と自ら分析し、危機感を抱く。

 小泉、安倍政権では党の国対委員長や幹事長を務めたが、麻生太郎首相とは政策面などで対立を深めた。先頭に立った「麻生降ろし」は不発で、地元でも賛否が分かれた。

 中川氏は、地元に張り付き、基盤固めを続ける。党内有数の政策通で、公務員の天下り禁止や社会保障の充実を主張。消費税増税には慎重な考えだ。「政治生命の総決算となる戦い。政策で選んでほしい」と訴え、民主党のマニフェスト(政権公約)の財源批判を展開する。

 一方の空本氏。03年の衆院選から3度目の挑戦となる。日ごろから選挙区を車や自転車でくまなく回り、街頭演説やミニ集会を重ねてきた。「過去2回の選挙は相手の背中がまったく見えなかったが、ようやく見えてきた」と手応えを語る。

 農村部では、農産物の生産と販売の差額赤字分を、国が農家に直接支払う「農業者戸別所得補償制度」をPR。自動車関連産業が集積する安芸区や安芸郡では、マツダ労組出身者が会長を務める連合広島のバックアップを受けている。

 8日は民主党の岡田克也幹事長を招いて東広島市の事務所で決起集会を開いた。「政権交代を果たし、活力ある地域、日本を再構築する」と訴えた。

 中川氏と空本氏の接戦が予想される要因の一つが06年の東広島市長選。05年の衆院選で中川氏の選対幹部だった当時県議の蔵田義雄氏が立候補表明し、遅れて中川氏の次男も名乗りを上げた。結果は蔵田氏が圧勝。分裂した自民党支援者の一部は今回、空本氏支援を打ち出す。

 中選挙区時代の旧広島2区では、自民党支持者は候補者ごとに対立した。「今も遺恨を引きずる人はいる」と自民党系市議。中川氏が4月に家族への「世襲制限」を宣言したのは、地元では「しこり解消のけじめ」と受け止める向きが強い。

 前回衆院選で約1万票を獲得した共産党は候補者擁立を見送る。幸福実現党新人の沖氏は街頭演説で知名度のアップを図っている。(衆院選取材班)

5822とはずがたり:2010/01/16(土) 22:08:00

政治変動<広島5区> 民主、島しょ部浸透に力 '09/8/10
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081001.html
 ▽自民、都市部で実績訴え

 2004年の補選と05年の前回、接戦を演じた自民党前職の寺田氏と民主党比例前職の三谷氏が、激しく競り合う。補選は約7400票差、前回は約6200票差で寺田氏が制した。三谷氏は前回、比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選。今回は初の前職対決となる。

 「私の場合はいつも厳しいが、今回は大変に大変に厳しい」。寺田氏は、街頭演説や国政報告会で今まで以上の危機感を口にする。

 寺田氏は過去2回、故池田行彦元外相から地盤を引き継いだ竹原市や島しょ部で大きくリード。積み上げた「貯金」で、呉市中心部では優勢だった三谷氏をかわした。

 今回は島しょ部などでの守りを固めつつ、市中心部での浸透拡大を図る構え。小、中規模の集会を重ね、防衛政務官を務めた実績や、元財務官僚の経験を生かして進めた基盤整備の成果を訴える。陣営幹部は、後援企業などが「今までになく組織固めに力を入れてくれている」と話す。

 麻生自民党には「逆風」が吹く。寺田氏は総裁選での麻生氏の推薦人。応援団「結束の会」のメンバーでもあり、「最後まで支える」と経済対策も前面に出す。

 三谷氏は、4年間こまめに地元を回り、新人のころは出席できなかった会合にも招かれ、あいさつするなど浸透をみせる。呉市出身の強みもあり小中高校の同窓生たちが、勝手連を組織して支援。連合広島傘下の労組も積極的に動く。

 官僚主導の政治や天下りを批判する三谷氏は、党のマニフェスト(政権公約)の確実な実行を掲げる。6月以降、鳩山由紀夫代表、松下政経塾の後輩である前原誠司副代表、岡田克也幹事長が来援し、政権交代に向けた機運を盛り上げる。

 島しょ部への浸透について、陣営幹部は「ポスターは前回の数倍張った。自民党の地盤が固い地域で、民主党を応援してもいいという雰囲気が芽生えてきた」。三谷氏も「前回までポスターやあいさつを断っていた人たちの対応が違う」と手応えを口にする。

 共産党が候補者擁立を見送った。前回、同党新人が獲得した約7700票の行方も焦点の一つ。幸福実現党新人の塚本氏は国防力の強化などを訴える。(衆院選取材班)

5823とはずがたり:2010/01/16(土) 22:08:35
>>5818-5823

政治変動<広島6区> 構図一変「見えぬ対立軸」 '09/8/9
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09080901.html

 ▽「ホリエモン旋風」から4年

 郵政民営化が争点になった2005年の衆院選。広島6区には、元ライブドア社長の堀江貴文氏(36)が自民党の支援を受けて立候補し、国民新党の亀井静香氏(72)、民主党の佐藤公治氏(50)たちと激戦を演じた。あれから4年。堀江氏の姿はなく、佐藤氏が参院に転じた民主党は亀井氏支援に回る。「劇場型」として全国の注目を集めた前回とは一変した構図で、18日の公示を迎える。

 「勝ち組」の象徴とされた東京・六本木ヒルズ。自宅があるマンションの一室でTシャツにジーンズ姿の堀江氏は当時を振り返った。「何かを変えてほしい。そういう期待をする人が支持してくれたんじゃないかな」

 亀井、佐藤両氏らとの激戦は連日、メディアで取り上げられた。有権者の関心も高く、投票率は79・57%と03年時を10・45ポイントも上回った。

 亀井氏に敗れはしたが、得票は8万4433票。多くの有権者が情報技術(IT)で急成長した若き「改革の旗手」に期待を寄せたのも事実だった。

 尾道、三原市の瀬戸内沿岸から、三次、庄原市などの中国山地までを貫く広島6区。8日は、前回の衆院解散からちょうど4年。「ホリエモン旋風」は有権者の遠い記憶となった。

 ▽民・国連携 自民予定者は前職元支援者

 堀江氏を下した国民新党前職の亀井氏は、今回は民主党と協力関係を取る。7月24日に尾道市であった事務所開きでは、長年争った佐藤氏が「政権交代を懸けた戦い。思いを託し、応援させていただきたい」と声を張り上げた。

 自民党新人の小島敏文氏(58)は、25年間の広島県議の経験を前面に「地方目線」を強調する。ただ、地方政治家として長らく亀井氏を支援してきた。共産党新人の花岡多美世氏(52)、幸福実現党新人の胡本協子氏(58)も立候補を予定する。

 一変した構図に有権者には戸惑いもある。尾道市の会社員男性(35)は「前回に比べ、明確な対立軸を見いだしにくい」と話す。

 前回、堀江陣営に加わった6区の支援者の多くは今も口を固く閉ざす。「何かを変えてくれる」という高揚感は、堀江氏が旧証券取引法違反罪に問われる被告となったことで急速に冷めた。「話題づくりに踊らされたのかも」との自戒の声も漏れる。

 「あの時は変革への期待があった。いまさら政権選択と言われても…」。堀江陣営のボランティアを取りまとめた府中市の介護福祉士女性(56)は、4年前の「祭り」をこう振り返り、続けた。

 「この地域をどうしていくのか。変えてもらうのではなく、自分たちが変える選挙にしなくては」(田儀慶樹、松本恭治)

【写真説明】決起集会で支援者と気勢を上げる広島6区の立候補予定者(8日、三次市)

5824とはずがたり:2010/01/16(土) 22:09:20
>>5818-5824

民主「最後のチャンス」<広島7区> 自民、足元固め4選目指す '09/8/12
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081201.html

 自民党前職の宮沢氏と、民主党比例前職の和田氏による事実上の一騎打ち。3度目の対決を前に、両陣営とも「接戦を制す」と激しくにらみ合う。

 前々回は宮沢氏が約1万7千票差で辛勝し、和田氏は比例代表中国ブロック(定数11)で復活初当選。郵政民営化を最大の争点に、自民党に追い風が吹いた前回は宮沢氏がさらに票差を広げた。和田氏は2008年4月、衆院山口2区補選に立候補した当時の比例前職の自動失職に伴い、繰り上げ当選した。

 「地域に応援団をお持ちの皆さんの力添えで、苦しい選挙を立て直したい」。宮沢氏は5日、福山市の事務所に集まった市議会の2会派の市議に深々と頭を下げた。「地をはうような戦いがいるんです」

 宮沢氏の系列市議が多い明政会と、一定の距離を保つ水曜会。ともに12人の市議会最大勢力だが、前回は水曜会の一部市議が和田氏を応援した。足元を固めるため、宮沢氏が水曜会幹部と調整し、総勢24人となる2会派の市議の一本化を図った。

 企業や7地域ごとに設けた後援会を軸にした大型選対で、4選を目指す宮沢氏。2会派の協調に「これまで以上に強力な布陣ができた」と話す。

 5日夜は麻生太郎首相とJR福山駅前でマイクを握り、公示後も谷垣禎一元国土交通相が来援を予定する。景気対策や安全保障政策を前面に、おじの故宮沢喜一元首相から継いだ「宮沢王国」を守る構えだ。

 対する和田氏は、今回を「最後の決戦」と位置付ける。民主党の公認基準では、小選挙区で3連敗した前・元職は原則、非公認となるためだ。「私にとっては最後のチャンス。党にとっては政権交代の最大のチャンス」。8日に市内で開いた決起大会で、和田氏は危機感と期待感を交錯させて支援を訴えた。

 08年4月の繰り上げ当選後、週1、2回のペースで街頭演説を重ねる。地域の盆踊り大会で踊りの輪に加わり、祭りでみこしを担ぐなど「地域密着」をアピールしてきた。

 住民主導のミニ集会に夫人を連れて出席する機会も増えた。集会を企画した男性(68)は「『政策を聞きたい』と連絡したら、すぐに来た」とフットワークの軽さを評価する。

 5日には、市内であった国民新党の決起大会に出席した和田氏。6区前職の夫人とともに支援を要請した。中選挙区の旧広島3区時代から市内で息づく「反宮沢票」の取り込みにも懸命だ。

 前回、約1万4千票を獲得した共産党は候補者擁立を見送る。幸福実現党新人の横山氏は消費税撤廃を訴える。(衆院選取材班)

5825とはずがたり:2010/01/16(土) 22:12:40

2・5・7区で前職対決 '09/8/19
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09081902.html

 県内7選挙区のうち、6区を除く6選挙区で自民党と民主党が直接対決する。2、5、7区では自民党前職と民主党の比例前職が事実上の一騎打ち。5区の2004年補選を含めると、3選挙区とも3回連続で同じ顔ぶれの対決で激戦は必至だ。

 7区は、おじの元首相から継いだ「王国」の維持を掲げる自民党前職と、「最後のチャンス」と訴える民主党比例前職がしのぎを削る。

 自民党前職は大型選対を組んで組織を固める一方、従来に増して細かく地域を歩き、支持拡大を図る。民主党比例前職も徹底して地域を回る一方、中選挙区の旧広島3区時代から残る6区の国民新党前職の支援者取り込みを進める。

 5区では、中央とのパイプや実績を強調する自民党前職と、「政権交代」を前面に出す民主党比例前職が激しく競り合う。市街地の無党派層への支持拡大と、自民党支持層が厚い島など周辺部の攻防が激化しそうだ。

 2区は、自民党前職が、比例中国で単独立候補した同党元職とセットで党支持層の掘り起こしに懸命。民主党比例前職は郵政関係者の支援を得て支持基盤を強化しつつ、地域をくまなく巡る。

 4区は、10選を狙う自民党前職が、過去の東広島市長選のしこりなどを背景に、民主党新人の挑戦に危機感を強める。3区も自民党比例前職と民主党新人の事実上の一騎打ち。自民党支持が根強い山間部の攻防を焦点に混戦となりそうだ。

 6区は、11選を目指し地盤固めに余念がない国民新党前職を自民、共産両党の新人が追う。1区は中国地方最多の6人が立つ。自民党前職に民主、共産、社民党などの5新人が挑む構図である。

 1、6区以外で擁立を見送った共産党の票の行方も焦点の一つ。幸福実現党は全選挙区に新人を擁立した。(城戸収)

【写真説明】広島1区の立候補者の第一声に耳を傾ける支援者たち(広島市南区)

5826とはずがたり:2010/01/16(土) 22:13:25

自民候補推薦は7割弱 広島県内の36団体 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082004.html
 ▽自主投票への移行も

 18日公示された衆院選で、広島県内の各業界の計36団体に候補者や政党への推薦状況を聞いた。小選挙区で7割弱がいずれかの自民党候補を推薦、比例代表は約6割が自民党を推薦した。民主党を推薦する団体は前回に続きゼロで、構図は大きく変わらなかった。ただ自民党推薦から自主投票に切り替えたり、推薦はしても実質的に会員の判断に任せたりする団体もみられた。

 1〜7区のすべてか一部で自民党候補を推薦するのは、7割弱の25団体。27団体だった前回(40団体対象)と比べ、割合は同水準だった。比例代表も約6割に当たる22団体が自民党を推薦した。県パン工業協同組合は「給食での食育推進など、パンの消費拡大に理解がある」と説明する。

 一方、県管工事業協会、県土地家屋調査士会、県針工業協同組合の3団体は、前回は自民党を推薦したが、今回は自主投票に切り替えた。同様の動きは前回、2団体であった。県管工事業協会は「景気が悪く仕事が減少しており、自民への推薦は会員の理解を得にくい」という。

 民主今回もゼロ

 「政権選択選挙」と言われる中で、民主党を推薦する団体は前回に続き、選挙区、比例代表ともゼロだった。「民主党から推薦要請が届けば検討はしたが、要請が来ていない」とする団体もあった。自民党を推薦したものの「会員には民主党支持の声もあり、実質的に個々の判断に任せている」との声も聞かれた。

 どの候補、政党とも推薦しないのは約3割の11団体で、前回の12団体とほぼ同水準だった。県銀行協会や日本チェーンストア協会中国支部など8団体は「顧客層が広く、特定の政党や候補を支援できない」などとして、前回と同じ対応を決めた。

 対応割れた6区

 対応が割れたのは6区。自民党推薦は10団体で、1人を選ぶ小選挙区にもかかわらず、6団体が自民党と国民新党の候補2人を同時に推薦した。国民新党推薦も4団体あった。

 自民党と国民新党を推した県漁協連合会は「両者とも漁業振興に理解があり、苦渋の選択をした」と説明する。推薦をしない団体でも「双方から依頼が来たが、各社で支持が異なるため自主投票にした」との声もあった。

 比例代表では15団体が自民を推薦、4団体が自民と公明を推薦した。さらに2団体が自民と国民新党、1団体が自民、公明、国民新党を推薦している。

5827とはずがたり:2010/01/16(土) 22:14:35

「1日遅れ」選挙戦突入 6区の県北部、候補者続々 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082005.html

 衆院選広島6区の北部地域である三次市や庄原市などで19日、選挙カーからの訴えが響き始めた。国民新党前職の亀井静香氏(72)の強固な地盤なことや、尾道市などの沿岸部に人口が集中している影響で、候補者たちは「公示から1日遅れ」の県北入りとなった。

 「難しい場所なのは重々承知。あえてご支援をお願いします」。自民党新人の小島敏文氏(58)は選挙カーからの呼び掛けを中心に、県北を駆け抜けた。陣営は「亀井氏の地盤なので知名度はいまひとつ。地道に訴える」と話す。

 亀井氏は昼前、県北入りし、街頭演説や三次市での集会に臨んだ。自民党系市議や民主党の支持者も集う。20日も県北を回るが、その後は留守部隊に任せ、国民新党の候補者の応援に全国を巡る。陣営は「楽観ムードが出てはならない」と引き締めを図る。

 共産党新人の花岡多美世氏(52)は20日、幸福実現党新人の胡本協子氏(58)は23日にそれぞれ県北入りする。(梨本晶夫、桜井邦彦)

【写真説明】ドライバーと握手し、支持を訴える広島6区の候補者(三次市内)

5828とはずがたり:2010/01/16(土) 22:15:03

民主・国民新、連携強める 6・7区、対自民の構図鮮明 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082006.html

 衆院選で広島6区の国民新党前職の亀井静香氏(72)が、7区の民主党比例前職の和田隆志氏(46)への支援を強めている。民主党と国民新党が選挙協力した2007年の参院選以降も亀井、和田両氏の連携は表面化していなかったが、政権を懸けた決戦が「与野党対決」の構図を浮き彫りにした。

 「民主党と政策は大方合っている。協力して新風を起こそう」。18日夜、福山市新市町の公会堂であった国民新党新市支部の出陣式。亀井氏はそう和田氏に語りかけ、出席した約100人の前でがっちりと握手を交わした。

 国民新党の推薦を受ける和田氏が戦うのは、故宮沢喜一元首相のおいで、4選を目指す自民党前職の宮沢洋一氏(59)だ。与党の枠組みで公明党の推薦を受ける。

 亀井氏にとって福山市は今は隣の7区。だが、自民党の衆院議員だった中選挙区時代の名残で市北部を中心に支援者は多い。出陣式は比例代表中国ブロックで党の票を獲得するためだが、和田氏にとっても民主、国民新の両党の協力関係をテコに、7区に「1万以上」との見方がある亀井氏の支持票を取り込む狙いがにじむ。「私は亀井党」。和田氏はそうアピールもする。

 一方、7区の議席維持をかける宮沢氏。「こちらは、こちらの選挙をやるだけ」。19日に市内のスーパー前で街頭演説を終えた後、亀井、和田両氏の連携について淡々と話した。陣営は「かつて自民党に所属していた亀井、宮沢両氏の支持層は重なる部分も多い。いかにつなぎ留めるかがが鍵になる」と警戒する。

 亀井氏と、宮沢氏のおじの故喜一元首相は小選挙区へ移行時に6、7区でのすみ分けを約束した。以降、元首相の地盤を引き継いだ宮沢氏の時代になっても宮沢、亀井両後援会はそれぞれの区で一部融合している。こうした事情もあり、亀井、和田両氏の連携は進んでこなかった。

 事態が変わったのは4月。かつて喜一元首相の秘書を務めた自民党新人の小島敏文氏(58)が6区からの立候補を表明。同時期に民主党も亀井氏推薦を決めた。「小島氏と戦う6区の構図が固まったことで和田氏を応援する口実が整った」と亀井陣営の幹部は明かす。

 宮沢氏と和田氏の事実上の一騎打ちとなっている選挙戦。7区に今も少なくない「亀井党」の支持者をどうたぐり寄せるか、両陣営の綱引きは激しさを増している。(与倉康広)

5829とはずがたり:2010/01/16(土) 22:16:08
>>5828

> 亀井氏と、宮沢氏のおじの故喜一元首相は小選挙区へ移行時に6、7区でのすみ分けを約束した。以降、元首相の地盤を引き継いだ宮沢氏の時代になっても宮沢、亀井両後援会はそれぞれの区で一部融合している。こうした事情もあり、亀井、和田両氏の連携は進んでこなかった。

> 事態が変わったのは4月。かつて喜一元首相の秘書を務めた自民党新人の小島敏文氏(58)が6区からの立候補を表明。同時期に民主党も亀井氏推薦を決めた。「小島氏と戦う6区の構図が固まったことで和田氏を応援する口実が整った」と亀井陣営の幹部は明かす。

5830とはずがたり:2010/01/16(土) 22:22:51

>平口と松本は期せずして19日、海を渡り江田島市に入った。父の出身地で親類も多い平口の「牙城」だ。
江田島でのみ平口は勝利
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/shu-hiroshima00.html#2-09

焦点区を歩く<広島2区> 朝立ち場所取りも激戦 '09/8/20
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082007.html
 ▽1勝1敗 前職が対決

 激戦は「朝立ち」の場所取りから始まる。

 公示から一夜明けた19日午前6時半。広島2区の自民党前職平口洋(61)は、広島市西区の国道2号交差点に立った。車で通勤する会社員たちに約2時間手を振った後、選挙カーに乗り込んだ。

 民主党比例前職の松本大輔(38)も平口と同じ場所に立つはずだった。だが、平口が先に陣取る。別の場所に移らざるを得なかった。「お互い必死。週末以外は毎朝6時半から街頭に出る。バッティングも起こる」と松本は言う。

 6年前から続く

 2人の「朝立ち」は2003年の衆院選前から続く。この時は無所属の会だった平口を含む自民党系の3人が立候補する中、民主党の松本が初当選。「小泉旋風」が吹き荒れた05年の前回は、平口が約1万7千票差をつけて雪辱し、初の議席を獲得した。松本は比例代表中国ブロック(定数11)で復活当選した。

 この4年間、2人とも「常在戦場」と国会会期中もほぼ毎週末選挙区に戻った。上京する月曜の朝は国道沿いや駅前に立ち続けた。1勝1敗。前職同士で迎える今回の勝敗は政権の行方も左右する。

 18日、西区の事務所前であった平口の出陣式。自民党県議や市議約20人が並び、大竹、廿日市、江田島市の市長、推薦する公明党県議も駆け付けた。03年に対決し、今回は票の上積みのため比例中国に立った自民党元職の姿もあった。万全の支援態勢だが、平口は「大変厳しい。暴風雨の中での船出」と危機感を隠さない。

 7月21日の衆院解散以降、ミニ集会は約30回を数えた。支援者からは麻生太郎首相の失言や「麻生降ろし」と呼ばれた党内の対立への批判が噴き出した。そのたびに「反省すべきは反省する」と理解を求めた。党への逆風をかわそうと、自転車での遊説を始めた。「やれることは何でもやる」と言い切る。

 相手の「牙城」へ

 平口と松本は期せずして19日、海を渡り江田島市に入った。父の出身地で親類も多い平口の「牙城」だ。

 前回は投票総数約1万1千票の同市で、松本は約5千票差をつけられた。以来、島内をこまめに歩き「ポスターもだいぶ張れるようになった」と手応えを感じ取る。有権者が多い西区や佐伯区を「主戦場」としながら、国民新党の推薦で郵便局長たちの政治団体の支援を得て、山間部や島しょ部にも食い込む。

 公示日の18日、西区のJR西広島駅前で行った松本の第一声。「この4年間、待ちに待った。歴史をつくる夏。語り継がれる選挙にしよう」。戦後初の8月投開票の衆院選に、自分の勝ち越しを重ね合わせた。

 前回新人が約1万3千票を得た共産党は候補者擁立を見送った。「共産票」の多くは、民主党に流れる公算が大きい。幸福実現党新人の宮内香織(45)は教育改革などを訴える。=敬称略(永山啓一)

5831とはずがたり:2010/01/16(土) 22:31:37
>>5826
>広島県内の各業界の計36団体に候補者や政党への推薦状況を聞いた。小選挙区で7割弱がいずれかの自民党候補を推薦、比例代表は約6割が自民党を推薦した。民主党を推薦する団体は前回に続きゼロで、構図は大きく変わらなかった。ただ自民党推薦から自主投票に切り替えたり、推薦はしても実質的に会員の判断に任せたりする団体もみられた。

 1〜7区のすべてか一部で自民党候補を推薦するのは、7割弱の25団体。27団体だった前回(40団体対象)と比べ、割合は同水準だった。比例代表も約6割に当たる22団体が自民党を推薦した。

県パン工業協同組合…自民


県管工事業協会、県土地家屋調査士会、県針工業協同組合の3団体…前回は自民党推薦→今回は自主投票(同様の動きは前回、2団体であった)

どの候補、政党とも推薦しない…約3割の11団体(前回12団体) 県銀行協会・日本チェーンストア協会中国支部など8団体は前回と同じ対応を決めた。


対応が割れたのは6区…自民党推薦は10団体で、6団体が自民党と国民新党の候補2人を同時に推薦した(県漁協連合会など)。国民新党推薦も4団体あった。


比例代表…
15団体が自民を推薦
4団体が自民と公明を推薦
2団体が自民と国民新党
1団体が自民、公明、国民新党を推薦
11団体…自主投票
3団体…??

5832とはずがたり:2010/01/16(土) 22:42:37
焦点区を歩く<広島4区> 地域はう自民元幹事長 '09/8/22
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082206.html
 ▽3度目に迫る民主新人

 公示翌日の19日。広島4区の自民党前職の中川秀直(65)は、東広島市の住宅団地を選挙カーで巡った。助手席窓から身を乗り出し、支持者を見つけると手を握った。その合間、腰に手を当て顔をしかめる。

 「疲れが腰に出るタイプ」と秘書が明かす。解散後だけでも、200カ所以上で演説を重ねた。体重は3キロ減った。「初心に戻って戦う」と中川。当選9回、党幹事長まで務めたベテランが、地域をはうように回る。

 息子と腹心争う

 浮上のきっかけがなかなかつかめない今の党勢。もう一つ、中川が危機感を強めるわけがある。2006年4月の東広島市長選。衆院議員を8期務めた義父俊思(故人)の代から60年来の地盤で息子と自らの腹心が争った。

 先に立候補表明をしたのは、05年衆院選で中川の選対幹部を務めた当時県議の蔵田義雄(57)。その5日後、中川の次男(39)も名乗りを上げる。自民党が分裂した選挙は、蔵田が圧勝した。「オヤジと息子で権力を独占するのか、との批判が市民の中にもあった」。中川自らそう認める。

 市長選から3年4カ月。今回衆院選で「蔵田シンパ」を中心に自民党支持者の一部が、民主党新人の空本誠喜(45)の応援へと動いた。21人の自民党市議団も少なくとも数人が離反したとみられる。市長選の「しこり」に加え、中選挙区時代に根強くあった党支持者間の対立も引きずる。

 40年支持に決別

 19日夜、東広島市高屋町であった空本の個人演説会。地元の市議が応援弁士に立った。「中川さんに対抗する」。四十数年支持してきた自民党への決別宣言だった。蔵田もマイクを握る。郵政民営化や「麻生降ろし」などに疑問を示し「みなさんの熱気を衆院選にぶつけてほしい」と結んだ。

 最後に登壇した空本は「年金や医療、介護、農業などすべての政策や制度が崩壊しようとしている」と自民党政治を批判し、政権交代を訴えた。

 中川の元腹心である蔵田自身、衆院選へのスタンスを「平等、中立」と言う。公示日の18日は両陣営の出陣式でそれぞれ激励のあいさつをした。中川の個人演説会にも近く出席する予定だ。

 中川は過去2回、空本を退けた。03年は約3万6千票差、05年も約4万2千票差。有権者の半数近い14万1千人を抱える東広島市で大きく勝ち越してきた。

 その「本丸」で響く不協和音を一掃しようと、中川は「世襲制限」を宣言し、今回の選挙に臨んだ。対する空本陣営は「市長選があったからこそ、今回の接戦になった。攻勢をかける」。21日、空本は午前7時から東広島市のJR八本松駅前に立った。

 「東広島決戦」―。広島4区はその様相を一層強めながら、選挙戦中盤に入る。

 幸福実現党新人の沖ゆり(54)は、憲法改正などを訴える。=敬称略(下久保聖司、境信重)

5833とはずがたり:2010/01/28(木) 01:20:50
>>4061-4069の続き行きます。

政権選択の夏
(11)民・社に不協和音
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090820_01.htm

 「民主党の子ども手当2・6万円は、はっきり言ってバラマキ政策だ。連立政権を組んだらバラマキ政策を(改めて)、子どもたちの居場所作りの政策に変える」

 社民党の阿部知子は19日朝、神奈川県のJR藤沢駅前でマイクを握り、江ノ電からJRに乗り換える通勤客らに訴えた。党の政審会長として「民主党にもの申す」自らの存在感をアピールしたものだ。

 阿部の「敵」は、自公政権だけではない。政権交代が実現すれば、連立を組むことになる民主党の中塚一宏とも火花を散らしている。民主・社民両党の選挙区調整が失敗に終わったためだ。

 2005年の前回衆院選で、阿部は3期連続の比例復活当選を果たした。中塚は重複した比例でも復活できず、落選。ただ、阿部の2倍の票を獲得した。

 今回の衆院選に向け、民主、社民両党は、中塚と阿部の対決を解消しようと調整を進めた。「阿部を神奈川1区か同4区にくら替えさせ、12区は中塚で」との案も浮上したが、12区で戦い続けてきた阿部は反発し、くら替え案をけった。

 「私は現職(前議員)。向こうは、票は多いとはいえ、落選中の身。くら替えするなら、落選した人がするべきだ」

 12区にこだわる阿部も、勝算が見込めているわけではない。

 阿部を支持する旧社会党時代からの党員は高齢化が進み、頼みとしてきた労組票も民主党へ流れた。07年参院選の神奈川選挙区で、社民党候補の得票は04年の時より半減し、供託金没収の憂き目にあった。党組織の弱体化は著しい。

 民主党と社民党が争うのは全国で15選挙区ある。このうち、阿部と国会対策委員長の日森文尋(埼玉13区)の2人は、前議員として民主党候補と戦う。

 「政権交代は必要だが、民主党と近づきすぎると、大波にのまれる」(阿部陣営)。阿部が直面するジレンマは、社民党が抱える本質的な問題でもある。

 これに対し、民主の中塚は、阿部よりも、自民党の桜井郁三との対決に重点を置く。19日午前、寒川町での出陣式では「一部の人に金と権力が集中しており、これが長期政権の弊害だ。政権交代が起これば日本の歴史に新しい一ページを加えることができる」と力説。政権交代の機運を高め、党への追い風を一身に集めたい考えだ。

 矛先を向けられた桜井は「政権交代は手段であって、目的ではない。民主党は目的があやふやだ」と切り返す。


 じっとり汗ばむ暑さとなった公示日の18日朝。社民党元県議の米山昇は新潟市での第一声で「長期政権の膿を出す大手術だ。(新政権では)民主党の暴走を食い止めるチェック機能を果たさせてほしい」と訴え、民主党との連立政権に意欲を示した。

 だが、その一方で7日の街頭演説では「民主党代表は死んだ人から金をもらっている」と民主党代表の鳩山由紀夫を痛烈に批判してもいた。民主党候補、鷲尾英一郎への敵対意識からだ。

 前回衆院選で米山は鷲尾を支援した。鷲尾は小選挙区で敗れたが、比例選で復活当選した。今回、共闘が崩れた理由として、米山側は鷲尾の「協定違反」を挙げる。

 協定とは2001年12月に民主、社民両党県連が交わした政策協議合意事項のことだ。脱原発や護憲など12項目からなり「前回も協定踏襲が口頭で確認された」(社民党県連)。ところが、鷲尾は原発容認や保守的な歴史認識を唱え、社民党側の神経を逆なでした。選挙区内には東京電力柏崎刈羽原子力発電所が存在する。社民党の柏崎市議は「事務所のくい1本から面倒を見たのに」と鷲尾への不満を隠さない。

 民主党県連は「前回は正式な協定ではなかった」と反論。鷲尾も「前回は社民党の協力で当選したとの認識を持っていない」と切り捨てる。新潟県での社民党組織の地盤沈下が民主党側の強気につながっているとの指摘も多い。

 自民党の近藤基彦側は、「反自民票」の分裂に期待を隠さない。陣営幹部はこう本音を漏らす。

 「鷲尾の票を食ってくれるよう、米山を陰ながら応援しているよ」(敬称略)
(2009年8月20日 読売新聞)

5834とはずがたり:2010/01/28(木) 01:21:24
政権選択の夏

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(12)都心の新住民 動向は
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090821_01.htm

 20日昼。財務・金融相の自民党の与謝野馨は東京都新宿区の選挙事務所で、急きょ記者会見を開いた。18日の出陣式でしゃがみ込んだりしたことで、3年前に咽頭(いんとう)がんを患った記憶が周囲によみがえったためだ。

 与謝野は顔色も良く、「朝ご飯の食べ方が少なく、水もあまり飲まなかった。自分の不注意」と説明。「何ともない。本当に限界までやろうと思う」と“健在”をアピールした。

 東京1区は、与謝野と民主党の元政調会長・海江田万里が議席を争ってきた。これまで2勝2敗の五分。今回もがっぷり四つの戦いだ。

 接戦となる要因の一つは、首都の「新住民」が票の流れを左右し、その動向が読みにくいことだ。国政の中心、繁華街といったイメージが強い1区も、都心回帰傾向でマンション建設が続き、人口が増えている。1区住民の約7割がマンション住まい、との見方もある。「高層マンションはオートロック。チラシを投げ込めば管理人に怒られる。そもそも昼間は不在だ」。与謝野陣営幹部はぼやく。

 与謝野は19日夜、千代田区で開かれた演説会で活動を本格的に再開。珍しく外交政策に触れ、「昭和の初め、日本は(米国と)外交上の冒険、火遊びを続け、バッと広がって戦争になった。(日米関係の)どこをどう変えるかをちゃんとおっしゃらないと、また冒険主義に陥る」と、民主党を厳しく批判した。

 陣営の懸念は、民主党が大勝した7月の都議選の余波だ。千代田区では、都議6期を務めた自民党都連幹事長の内田茂が、民主党新人によもやの敗北を喫した。

 むろん、与謝野には、今回の選挙では公明党の選挙協力の援軍が加わる。都議選の自民、公明両党得票数を東京1区当たりで換算すると9万1065票となり、民主党の8万7150票を、実は上回る。

 それでも与謝野は、地区別に神社や区民館で会合を重ねるなど、地道な組織固めに徹する。無党派層を取り込もうと、「ツイッター」と呼ばれるインターネットの投稿・閲覧サイトと、ホームページでの動画を活用。ツイッターには「PC好きの与謝野。実は事務所のパソコンも本人の自作!」といったくだけた紹介が並ぶ。

 一方、海江田は18日夜、大勢の利用客らが集うJR四ツ谷駅前を出陣式の場所に選び、代表の鳩山由紀夫を招いた。鳩山は「与謝野財務相の胸を借り、四つ相撲で海江田さんが勝利することが政権交代を果たす唯一の道だ」と支持を訴えた。

 2005年の衆院選で落選後、海江田は街頭演説を重ねた。昨年秋以降だけで約1800か所に達した。「車が入り込めず、一度も足を踏み入れたことのない所までくまなく1区全域を回った」と振り返る。

 だが、新住民の動向を読み切れないのは、海江田も同じだ。千代田区などは他地域からの通勤者らで「昼間人口」が多く、有権者を探し出すのすら難しい。

 6日午前8時、海江田は約1時間、新宿区の地下鉄・東新宿駅近くに立った。駅から出てくる人には目もくれず、駅に向かう通勤客らに「おはようございます。一生懸命やります」とひたすらビラを配った。

 有権者に届いたのかどうか。終了後、記者団に手応えを聞かれると、海江田は「ビラを渡した人の中で、『有権者率』は4割ぐらいかな。難しい」と苦笑いした。(敬称略)
(2009年8月21日 読売新聞)

5835とはずがたり:2010/01/28(木) 01:24:15

数日前には鳩が(小沢氏とは)一蓮托生ではないといってたけどw

政権選択の夏
(13)公明 自民と一蓮托生
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090822_01.htm

 「自民党から学んだことは『責任』の2文字だ」

 公明党代表の太田昭宏は衆院選公示日の18日、東京都北区のJR赤羽駅東口での演説会で、麻生首相を前に自民党を持ち上げた。

 麻生もマイクを握ると、「定額給付金、ぼろくそ言われましたよ。しかしやらせていただくと、えらい評判がよくなった」と“麻生節”で応じた。

 両党が連立して10年。内閣支持率低迷が続く麻生とそろい踏みする太田を関係者は「もはや自民党と一蓮托生(いちれんたくしょう)だ」との思いで見つめた。

 実際、太田陣営は自民党票を期待する。前回衆院選では八代英太・元郵政相が自民党を離れ、無所属で立つなど、過去2回とも苦戦だった。代表として初めて臨む今回は八代が新党大地から北海道比例選で出ることもあり、自民党は北区、足立区議らが14日に初めて選挙対策本部を設け、太田支援でほぼ一本化された。太田は10日、北区の自民党支持者との会合で「推薦をいただき、負けるわけにはいかない」と力を込めた。

 比例選との重複立候補を見送ったのも「組織が緩む」との判断からだ。他地域の公明党の小選挙区候補も重複立候補はしていない。それでも、先の東京都議選で吹き荒れた自民党への逆風は公明党にも襲いかかる。読売新聞社の衆院選序盤調査では同党の小選挙区候補が苦戦していることが浮き彫りになったが、同党を支える創価学会員は各地で比例ブロック票の積み上げに懸命で、「東京はオール東京で引き締めるしかない」(地方の創価学会関係者)。代表といえども援軍を期待しにくい。

 一方、民主党の青木愛は小沢代表代行を政治の師と仰ぐ「小沢チルドレン」の一人だ。当初は小沢自身が太田に挑む案もあったが、小沢は公示直前、現職参院議員だった青木をくら替え出馬させた。

 約3分間の街頭演説を1日約50か所こなし、出遅れの取り戻しに懸命だ。小沢の秘書が街宣車の後ろに乗用車でぴたりと付き、ワイヤレスマイクで指示するなど、青木の戦い方を組み立てる。

 公示前には青木が誰もいない駐車場に向かって「政権交代」を訴える場面もあった。公示日には輿石東参院議員会長が北区のJR王子駅前での演説で「太田さんの背中が大きく見えてきた」と激励。公示日がくしくも青木の誕生日だと輿石が紹介すると、青木は涙ぐんだ。輿石は「目立ちたがり屋でなく、切れ味ある演説もないが、堅実だ。それを売り込めばいい」と、青木のキャラクターを浸透させることが有効と見ている。



 党幹事長や国土交通相を歴任した冬柴鉄三は、衆院選直前に突然出馬表明した新党日本代表の田中康夫への怒りが収まらない。

 「私は家財道具もすべて売り払い、後へ戻ることが出来ないようにして尼崎に来た」

 冬柴は7日夜、兵庫県尼崎市での講演会で、大阪府から移り住み、過去7回の衆院選ですべて当選した自負をあらわにした。返す刀で「田中さんは住民登録しないと選挙権は与えられない。自分の名前すら書けない人が市民に『私の名前を書いて』とは、党利党略が過ぎる」と切り捨てた。

 「尼崎への思い」の強さを訴える戦術だが、創価学会員が多く、関西の「牙城」の一つとされる尼崎で負けられない事情もある。

 田中は知名度を前面に、阪神大震災の被災地に支援に入った経験を強調するなど「落下傘」の印象払拭(ふっしょく)に躍起だ。第一声では「尼崎には長いものに巻かれない信念と行動力がある」と持ち上げた。ただ、地元の民主党関係者には不満がくすぶる。前回衆院選で冬柴に敗れ、参院議員に転じた室井邦彦も「『民主党に風が吹いているのに、なぜ』との声が寄せられている」と戸惑う。

 公明党が公認候補を擁立した8小選挙区で、民主党公認候補と戦わない場所はここだけだ。(敬称略)
(2009年8月22日 読売新聞)

5836とはずがたり:2010/01/28(木) 01:26:26
政権選択の夏
(14)共産の新戦略 効果は
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090825_01.htm

 「この京都から、日本共産党躍進の大きな波を起こしていただきたい」

 猛暑の18日公示日。共産党委員長、志位和夫の必死の訴えが、京都市中心街の四条河原町に響き渡った。

 共産党トップが選挙戦初日から京都市に駆けつけたのは、理由がある。共産党は、比例票の上積みを狙って、ほぼすべての小選挙区に候補を擁立する従来の方針を転換し、152選挙区と約半分に絞り込んだ。そうした中で、党国会対策委員長の穀田恵二が出馬した京都1区は、党が全国で唯一、「必勝区」と位置づける最重要選挙区だからだ。

 京都は「共産党の牙城」とも呼ばれ、1978年まで30年近く続いた革新府政の影響が今なお色濃く残る。京都市議会(定数69)で共産党は現在、20議席を有し、民主党系の14を上回り、自民党の22に迫る。

 伝統の地盤を守ろうと、共産党は隣県の党員、議員らもフル動員して、1区の知人の紹介を求めている。

 今回は、自民党の支持基盤にも切り込んでいる。

 13日、JR京都駅前。街宣車に掲げられた垂れ幕には、応援弁士の党書記局長、市田忠義と並び、西陣織工業組合理事の名前が記されていた。

 京都の織物業界は、自民党の伊吹文明の支持基盤で、組合はその中核組織だ。通行人から、「へえ、なんでや」と驚きの声もあがった。

 実は、7月21日の穀田の事務所開きでも、同組合副理事長の山崎清一郎が出席した。組合は政治組織を通じて自民党を支援する一方、共産党との連携を図るかのような動きに出たのだ。

 「憲法の考え方とかは全然違うが、共産党は伝統産業のために、よう動いてくれる。景気を良くしてくれるのなら何党でも応援する」というのが山崎の弁だ。

 選挙に汗を流す穀田の首には、いつも西陣織のネクタイが光る。小泉政権が進めたクールビズによってネクタイの売り上げが落ち込み、自民党への不満がくすぶる業界の共感を得る「作戦」だ。

 読売新聞の情勢調査では、共産党は比例選で公示前勢力の9議席を固め、上積みを狙う勢いを見せる。比例選を重視した新戦術が功を奏している形だ。だが、京都1区では民主党の平智之、自民党の伊吹に後れをとり、苦戦が続く。

 穀田陣営の幹部は「今回、大量にある反自民票の受け皿が、穀田ではなく、民主党の平に流れてしまっている」と焦りを隠さない。

 共産党は、京都1区では「財界優遇、対米追従から脱却できるのは共産党だけ」と民主党との違いを訴えている。共産党候補者のいない「党空白区」では、民主党の小選挙区選候補への投票を事実上容認する一方、「比例選だけは共産党に投票してほしい」と呼び掛けている。党内には、「有権者には分かりづらいかも知れない」との不安の声も出ている。

 8月中旬、小選挙区の戦いに危機感を強めた市田は、京都市内の穀田の事務所で、畳に正座し、スタッフに訴えた。

 「比例を軸に共産党支持の大波を起こそう。そうでないと、穀田の勝利はない」(敬称略)
(2009年8月25日 読売新聞)

5837とはずがたり:2010/01/28(木) 01:27:26
政権選択の夏

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(15)国民新 郵政に執念
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090826_01.htm


 だみ声が、道路の向かい側まで響いた。

 国民新党の白石純子の応援で、亀井静香代表代行が23日、大阪府東大阪市の近鉄布施駅前で熱弁をふるった。熱中するあまり、行き交う車を気にもせず、道路のセンターライン付近まで踏み出す場面もあった。

 「小泉さんは『郵政を民営化すれば、バラ色の日本が開ける』としたが、本当にそうでしょうか」

 演説は郵政民営化批判が中心だ。自民党時代に小泉首相(当時)と対立して離党に追い込まれた亀井。政権交代と、郵政民営化の見直し実現に執念を燃やす。

 国民新党は大阪13区が最重点区。民主党などと連立政権を組んだ場合、発言力を強めるには議席の上積みが不可欠だからだ。亀井は50回以上、現地入りした。

 中核部隊として、郵便局長らでつくる政治団体「郵政政策研究会」(郵政研)がフル回転。8月の公示前の週末を利用し、郵便局長約620人が各家庭を回る「ローラー作戦」を展開し、白石の選挙事務所の壁に張られた住宅地図には、戸別訪問で家人と面会できた回数ごとに、1回が「黄」、2回が「緑」、3回が「紫」などと色分けられた。昨年11月には、選挙区内の約21万8000世帯にビラを配る「ポスティング作戦」をわずか3日間で完了し、「落下傘候補」の白石の知名度を高めた。

 だが、報道機関の情勢調査で、民主党が300議席を超える勢いと判明し、戦術の練り直しを迫られた。郵政研に配慮した結果、民主党支持層への浸透が5割程度にとどまり、民主党への「追い風」効果を生かし切れていなかった。

 「民主党推薦の白石純子です」

 街宣でも電話作戦でも、最初にこう切り出す作戦に切り替えた。

 もっとも、民主党の「一人勝ち」なら、国民新党が連立政権で埋没する懸念が強まる可能性がある。郵政民営化見直しをめぐる民主党の姿勢も先行きは不明だ。

 亀井は23日、東大阪市内で記者団に、民主党が参院で過半数に達していない現状を強調し、「うちの参院議員がいて初めて過半数になる。民主党が300議席を取っても、国民新党が『ダメだ』と言えば何もやれない」とくぎを刺した。

 これに対し、自民党の西野陽は大阪府議会議長も務め、強固な地盤を誇るが、白石とデッドヒートを繰り広げる情勢に危機感を募らせている。

 22日夜、西野は東大阪市内の小学校で個人演説会を開いた。出席者に配られたうちわには「郵政民営化に反対した、抵抗勢力ともいえる国民新党」と書かれた。

 西野はまず、中小企業が集積する同市を意識し、中小企業への融資で国が返済を保証する「緊急保証制度」の拡充などに努めた実績を強調。その後、国民新党への批判を強めた。

 「郵政民営化はもう決着したのに、時計の針を逆戻りさせようとするのが国民新党さんだ。なぜか。郵便局に携わっている人には『親方日の丸』で楽だからです。しかし、皆さんには何のメリットもない」

 陣営幹部は「相手が国民新党候補だから、全国的に吹き荒れる民主党の風の直撃が多少和らいでいると言える。だが、郵政研は脅威。とても楽観などできない」と、白石陣営の追い込みを警戒している。(敬称略)
(2009年8月26日 読売新聞)

5838とはずがたり:2010/01/28(木) 01:29:06
>>4061-4069>>5833-5838

政権選択の夏
(16)演説はおわびから
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090827_01.htm

 真夏とは思えない冷たい雨の中、盟友2人が頭を下げた。

 半年前まで、内閣の中枢でコンビを組んだ自民党総裁・麻生太郎(首相)と、前財務・金融相の中川昭一。19日、北海道帯広市のJR帯広駅前で、麻生は「私の監督不行き届き」と陳謝し、「人間だから失敗する。それを許すのもまた、人間でしょうが」と頼み込むように訴えた。中川は傍らでひたすら、頭を下げ続けた。

 中川は今年2月、先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の後、ろれつが回らない状態で記者会見を行い、国内外の厳しい批判を浴びた。今も尾を引き、選挙戦での苦戦につながっている。

 中川は閣僚を引責辞任後、地元で数千軒を回る「おわび行脚」を重ねた。黒の高級車から白のワゴン車に替え、街頭演説は極力選挙カーから降りて行っている。

 公示日の第一声。手には、父で故人の元農相・一郎の形見である「必勝」鉢巻きがあった。「十勝が崩壊するかもしれない。父に何と報告したらいいのか」。親子2代、半世紀にわたる「中川王国」崩壊の危機に、声が震えた。

 9日には“断酒宣言”もした。中川は、記者会見での失態は「風邪薬の副作用」が原因だったとして、酒との因縁を否定してきた。屈辱的だったが、知人らに「勝つために生まれ変われ」と説得された。

 ただ、ここにきて、陣営は攻めの姿勢に転じつつある。民主党が政権公約(マニフェスト)に「日米自由貿易協定(FTA)の締結」と書き、「促進」に改めたことを反撃の好機と見たのだ。選挙区の十勝地方は日本有数の畑作地帯。中川は22日、帯広市での演説で、「米国が欲しいのは十勝の農産物。FTAを結べば『関税をゼロにしろ』と言い、十勝の農業は崩壊する」と危機感をあおった。

 「王国」に挑むのは、民主党の石川知裕。3月に小沢代表代行の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件で参考人聴取されたが、陣営は「影響は全くない」と強気だ。

 今回は強力な「援軍」もついた。十勝地方に固い地盤を持つ、新党大地代表の鈴木宗男だ。石川は、遊説で大地のイメージカラーである緑色のポロシャツを着て訴える。



 「2年前、大変お騒がせしました。高い所からですが、心からおわびしたい」

 24日夜、1500人以上が集まる水戸市での決起大会。壇上の自民党、赤城徳彦は深々と頭を下げた。

 「2年前」とは、赤城が農相だった2007年7月、自らの政治団体の不適切な会計処理や、顔に張ったばんそうこうへの説明不足が国民の不評をかった時のことだ。参院選での自民党惨敗を決定的にした、とも言われた。戸別訪問や集会でも必ず謝罪から始める。

 だが、18日の出陣式に現れた赤城の姿には、関係者から驚きの声が上がった。

 左手の甲にばんそうこうを張って現れ、「(当選への)願かけです」とガッツポーズを見せたのだ。その後もばんそうこうを張り続ける赤城には、自民党内でも賛否両論が交錯する。

 農水族の赤城は北海道11区の中川と同様、民主党のFTA対応を再三批判し、反転攻勢をうかがう。

 民主党の福島伸享は、赤城に3度目の挑戦だが、政権交代への追い風で、かつてない手応えを感じている。赤城山(群馬県)から吹き下ろす「赤城おろし」になぞらえ、「赤城おろしの風を、茨城まで」と訴える。(敬称略)

(おわり)
(2009年8月27日 読売新聞)

5839とはずがたり:2010/02/02(火) 02:50:35
衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(1)派遣労働者
仕事と住まい、同時に失う 「派遣労働者」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-83.html

 約80棟が立ち並ぶ横浜市西部の県営いちょう団地。失業した元派遣労働者約40人が暮らす。1月に来た男性(29)は「生活保護から抜け出したいが、再就職が決まらない」と嘆く。


失業した元派遣労働者らが暮らす県営いちょう団地=7月31日、横浜市泉区

 高校を卒業して職を転々とし、3年前から派遣で働き始めた。神奈川県内にある大手電機メーカーの工場に派遣されていた昨年12月、派遣会社の担当者に呼び出され、契約期間中の解雇を告げられた。寮から退出するよう求められ、仕事と住まいを同時に失った。

 神奈川県が派遣切りにあった失業者向けに用意した団地に入り、食品工場、レンタルビデオ店、介護...。正社員の仕事を中心に約50社の面接を受けたが、すべて不合格だった。

 製造業務への派遣が2004年3月に解禁され、翌月内閣府が発行した政府広報「ここまで進んだ小泉改革」では「派遣労働者として雇用機会が増大」するとうたった。

 厚生労働省によると、昨年来の不況で今年9月までの1年間に失業したか失業する非正規労働者は約23万人に上り、そのうち約6割を製造業派遣労働者が占める。「雇用の調整弁」として使われていたことが露呈した。

 男性は「製造業派遣は禁止してほしいが、就職が決まらず『派遣の仕事ならある』と言われたら迷う」と打ち明ける。

 自動車産業の一大拠点、静岡県西部。生活保護を受け浜松市内のアパートで暮らす男性(56)は「パートでもバイトでもいい。直接雇われて働きたい」と願う。

 昨年末まで派遣されていた自動車部品工場の仕事の時給は相場より3割安い850円。プレハブ2階建ての派遣会社の寮は朝夕質素な食事が出て、月6万円の寮費が天引きされた。1月に仕事が無くなり、寮費分の借金だけが増えた。

 「会社を辞めて寮を出たいと言うと、派遣会社は『そのうち景気が戻る』と言って、なかなか認めてくれなかった」。気が付くと、同居する約30人のほとんどが、仕事もなく毎日を過ごしていた。寮費は派遣会社の"大切な"収入だった。

 今年4月、寮を"脱出"した男性は「ピンハネされるのはこりごり。製造業派遣はなくすべきだ」と声を強めた。

 × × ×

 小泉純一郎元首相が率い、自民が圧勝した前回衆院選から4年。「改革なくして成長なし」と元首相が推し進めた構造改革はいま、どうなっているのか。現場を歩いた。

 労働者派遣法 1986年に施行され、通訳など専門性の高い13業務に限って派遣が認められた。規制緩和の流れの中で99年、一部を除き対象業務が原則自由化。製造業派遣は2004年に解禁され、企業が雇用調整しやすいため急速に広まった。

(08/12)

5840とはずがたり:2010/02/02(火) 02:50:58

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(2)教育特区
「学位さえ取れれば...」  「教育特区」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-84.html

 昼下がりの東京・水道橋の学生街。テキストを抱えた学生たちが行き交う商業ビルに「LEC大学」「LEC本校」の看板が掲げられている。「今は学士号さえ取れればいい」。LEC東京リーガルマインド大3年の男子学生(21)は、看板を見上げてつぶやいた。


来年度以降の学生募集停止が決まった、LEC東京リーガルマインド大が入居するビル=6月、東京都千代田区

 司法書士を目指し、東京都内の高校から進学した。「資格の勉強が、そのまま大学の単位になる」と言う説明が魅力だった。有名私立大の推薦入学は断った。「時間的、経済的に一石二鳥だと思った」と振り返る。

 小泉改革の目玉だった構造改革特区は、株式会社の大学設置に道を開いた。同大はその適用を受け資格試験予備校「LEC」を経営する会社が2004年に開校。全国に12のキャンパスを擁し、LECと提携した実学重視の教育で注目された。

 しかし、大学での勤務実態がない予備校教員を数多く大学専任教員としていたことが問題化。文部科学省は07年、改善を勧告した。これを受け、大学の授業から資格試験を重視した勉強が分離された。崩れる大学イメージ。「これですべてが変わった」と男子学生。

 資格を取るため昼は大学、夜は専門学校に通う「ダブルスクール」を解消できるとうたった特徴は薄れ、学生が信頼する教員も教壇を去った。司法書士の夢は遠のく。

 多い時で200人を超えた新入生は今春18人。来年度以降の学生募集の停止が決まった。「まさかと思った。結局、金もうけのために大学をつくったのか...」。やるせなさが口をついて出た。

 株式会社立大は現在、全国で6校。学生を増やす大学もある一方で、大阪市のLCA大学院大は経営悪化で本年度から学生募集を停止した。新大学の"破綻(はたん)"を踏まえ、中教審は大学設置基準の厳格化も検討する。

 LEC大4年の女子学生(21)は「教育制度の被害者であるわたしたちの思いは一体どうなるのか」と訴えた。

 構造改革特区 地域を限定して規制緩和する仕組み。教育分野では2003年から株式会社が学校の運営主体になることが可能になった。文部科学省によると、株式会社立大のうち5校が赤字で、教育への影響も懸念されている。

(08/12)

5841とはずがたり:2010/02/02(火) 02:51:10

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(3)年金生活者
「負担は重くなるばかり」 「年金生活者」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-85.html

 古田部利子(こたべ・としこ)さん(70)の朝は、同居の母親大貫幸枝(おおぬき・ゆきえ)さん(96)をトイレに連れて行くことから始まる。紙おむつの交換のためだ。千葉県柏市のマンションで二人暮らし。幸枝さんは80代半ばまでは家事をこなし、2人の孫の世話もしてきた。6年ほど前から足腰が弱り介護が必要になった。

 週に3回、近くのデイサービスに通い、昼食とお風呂を済ませている。古田部さんが自宅で入浴させるのは無理だ。

 「負担は重くなるばかり」とため息をつく古田部さん。2005年の介護保険法改正で施設の食費は自己負担となった。1カ月で約1万円の負担増。08年からは後期高齢者医療制度が始まり、幸枝さんの年金から1カ月に保険料2300円が天引きされる。

 「紙おむつ代が約1万円など介護に月3万円かかる」。幸枝さんの国民年金の給付額は月約2万8千円なので、介護費用だけで足が出る。

 古田部さん自身が年金生活者だ。18歳から60歳まで働き、共済年金と厚生年金で年収は約280万円。衣服はほとんど買わず、リフォームなどで済ませる。節約生活で「好きな旅行も、もう何年も行っていない」と話した。

 10年前、大病を患い胃を全摘した。夫は02年に死去。「蓄えはない。私が病気になったらおしまい。母が介護施設に入所する時が来ても、施設は300人待ち。行くところがない」と大きな不安を抱えている。

 望むのは高齢者に優しい政治だ。70歳を迎え、医療費の自己負担は3割から1割になり「精神的な安心感が広がった」。06年の国民健康保険法改正で、70〜74歳の窓口負担は08年4月から2割に引き上げられると決まっていたが、09年度までの2年間は負担軽減措置として1割のまま据え置かれているからだ。ただ、10年度から2割に上がる可能性もある。

 厚生労働省の統計によると、高齢者世帯の6割は年金だけで暮らしている。古田部さんは「年金生活者は苦しい生活の人が多い。75歳以上の医療費は無料にして老人施設を拡充してほしい」と訴えた。

 社会保障制度改革 小泉純一郎元首相は年金改革、医療費を抑制する医療制度改革、75歳以上を別枠にした後期高齢者医療制度、介護保険法改正に取り組んだ。「骨太の方針2006」では07年度から5年間、毎年2200億円ずつ社会保障費を抑制する方針を決定。
(08/12)

5842とはずがたり:2010/02/02(火) 02:51:21

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(4)郵便局
「廃局」恐れる郵便局長 「郵便局」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-86.html

 「2人局の局長の頭には、常に『廃局』の2文字がある。そうならないための仕事をするだけです」。埼玉県秩父市の山間地にある上吉田郵便局の局長、山口実(やまぐち・みのる)さん(53)には、常に危機感がある。


局長を務める上吉田郵便局の前で利用客と談笑する山口実さん(左)=7月、埼玉県秩父市

 2005年の前回衆院選で最大の争点だった郵政民営化。民営化前は「特定郵便局」だった上吉田局の局員は山口さんを含め2人だけ。それでも貯金や保険には営業目標が設定され、結果は明確に損益として出る。

 担当する約700戸の多くは高齢者世帯。でも言い訳はできない。「目標が達成できないことが続くと、会社におんぶしている局だと感じてしまいます」

 上吉田局の1日の利用者は多くても50人程度だが、貯金や年金の受け取りなど住民の生活を支える"命の綱"だ。

 無職坂本幸英(さかもと・よしひで)さん(69)は自宅から車で3分ほどの上吉田局をよく利用する。「年寄りに現金自動預払機(ATM)は使えない。上吉田局がなくなるのは絶対にだめ」

 「民営化には反対ではない。でも、地域の皆さんにサービスを提供する態勢を守らないといけない」という山口さん。局存続のため、軽自動車で営業に走り回る毎日だ。

 民営化は、利用者の生活も変えた。高知県東部の芸西村に住む農業の女性(68)は長年、大好きな通信販売の支払いを郵便配達員に依頼していた。現金と払込票を渡し、送金を代行してもらう"サービス"。だが郵便、貯金、保険に分社化され、配達員は金融業務が扱えなくなった。

 今は約10キロ離れた郵便局に車で行く。「田舎が見捨てられている。車に乗れなくなったら、ここに住めなくなってしまう」と不安をのぞかせる。

 民営化に伴う郵便局再編で、高知県では71あった集配局のうち、過疎地を中心に27が窓口業務のみを扱う「無集配局」となった。高知市の郵便局に勤務する男性社員(51)は、その結果「配達の遅れや誤配が目立つようになった」という。「住民へのサービスは確実に低下した。何のための民営化だったのか」。怒りが収まらない。

 郵政民営化 小泉純一郎元首相が「改革の本丸」と位置付けた。郵便、郵便貯金、簡易保険の3事業を担った旧日本郵政公社が2007年10月、郵便事業会社、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、窓口営業を受託する郵便局会社に分社化された。持ち株会社の日本郵政がこれら4社を束ねる。

(08/12)

5843とはずがたり:2010/02/02(火) 02:52:04
>>5839-5843

衆院選連載企画「ルポ 改革のあと」5回続きの(5)夕張市
「まさか自治体が...」  「夕張市」
http://www.47news.jp/kyodonews/2008election/2009/08/post-87.html

 経費節減のため蛍光灯が所々抜かれて薄暗くなった庁舎内で、地域再生推進室の吉岡崇(よしおか・たかし)さん(34)は北海道や国に提出する資料作成に取り組む。10年前に就職した夕張市は財政が破綻(はたん)、2007年3月に財政再建団体となった。吉岡さんは「自治体が破綻するなんて、就職する時には考えもしなかった」と振り返る。


経費節減のため蛍光灯が所々抜かれ、薄暗い夕張市役所。庁舎内は職員の相次ぐ退職で閑散としている=7日

 24年度までに353億円の赤字を解消する市の財政再建計画により、07年度から職員の給与は平均30%削減された。約23万円だった吉岡さんの給与も約17万円に。「再建団体となって最初の給与明細を見た時は暮らしていけるのかと目の前が暗くなった」。生活不安などから退職が相次ぎ、市の職員数は06年度当初の約400人から約150人にまで減った。

 5年前に約2500万円で市内に新築した家のローン支払いに加え、ことし1月に長女が生まれ、負担は増えるばかり。ごみ処理手数料も有料化され「一度により多くのごみを詰めて捨てるようにしている」と、ため息交じりに話す。

 再建計画で、ごみ有料化のほかにも下水道使用料が約60%値上げされ、収入の少ない高齢者の生活も直撃を受けた。一人暮らしの戸田明子(とだ・あきこ)さん(77)は「月約4万6千円の年金収入だけでは暮らしていけない」と昨年10月から生活保護を受け始めた。家は傾き、冬には玄関のすき間から雪が吹き込むが、修繕する費用もない。

 「地方自立」を掲げた小泉内閣の三位一体改革で04年度からの3年間に、地方交付税は総額約5兆1千億円が削減された。夕張市でも同期間で約9億6千万円落ち込んだ。

 炭鉱で栄えた1960年に約11万6千人いた人口は、約1万1500人(1日現在)まで減少、市税収入も落ち込む一方だ。

 6月、民主党の鳩山由紀夫代表と面会した藤倉肇市長は「自力再生にも限度がある。政治的な配慮をお願いしたい」と支援を要請した。

 「再建計画が終わる16年後にこの街はどうなってるのだろうか。地方が特色を生かすためにも自由に使える財源を増やしてほしい」。吉岡さんの思いは全国の自治体に共通した要望でもある。

 三位一体の改革 「地方にできることは地方に」という理念の下、小泉純一郎元首相が打ち出した。2004〜06年度にかけ「国の補助金削減」「国から地方への税源移譲」「地方交付税の抑制」の三つを同時に進めた。3兆円が税源移譲されたが、交付税も5・1兆円削減された。

(08/12)

5844チバQ:2010/02/17(水) 00:11:37
比例下位議員について調べてみた。東日本編
・山岡達丸 ホームページくらい持て
・やはり厚生労働委員会は人気なのか!?
 □■厚労二所属したがりそうな人。■は所属、□は所属できず
 (なぜか謎の議員:相原史乃も所属)

【北海道】
山崎まや 事務所=道連■
山岡達丸 HPなし 世襲
工藤仁美 事務所=道連□
【東北】
和嶋未希 酒田 県連サイト山形県第3区総支部代表代行 (代表は空席)
        個人サイト山形第3区総支部代表 元県議
高松和夫 秋田 県連総務会長 元県議
菊池長右エ門 宮古 HPなし 元県議、首長
山口和之 郡山■
【北関東】
川口浩  取手 県連に名前なし□ 元県議
石井章  取手 県連に名前なし、HPなし 元市議 
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/6294
トラック議連の事務局長
野木実  和光 HPなし 元市長
中島政希 高崎 県連会長代行 出馬暦多数
桑原功  前橋 HPなし 元県議
玉木朝子    HPなし□
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/6089
厚労委員会希望するも労農林水産委員会所属
【南関東】
藤井裕久 相模原
水野智彦 勝浦 HPなし
石田三示 鴨川
斎藤勁 元参院議員
相原史乃 HPなし、秦野出身であるが(>>5544)所属県連不明 国会内の喫茶店「あかね」の経営者の娘  ←なぜか人気の厚生労働委員会所属
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/5544
【東京】
竹田光明 東村山 東京25区を担当
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/242
石毛えい子 町田 HPなし 元代議士
小林興起 豊島区 元代議士
吉田公一 練馬区 元代議士
川島智太郎 練馬区 出馬暦あり
中津川博郷 江戸川区 元代議士
渡辺浩一郎 板橋区 東京都第11区(板橋区)総支部 顧問 元代議士

5845とはずがたり:2010/02/17(水) 02:18:58
乙であります。
西日本篇も期待しておりま〜

5846チバQ:2010/02/19(金) 23:57:14
【北陸信越】
沓掛哲男 金沢 HPなし 元代議士
若泉征三 越前市 HPなし 元代議士

【東海】
笠原多見子 岐阜市 元県議
金森正  四日市市 HPなし 元県議
山田良司 下呂市 元市長
吉田統彦 名古屋市 名古屋市長選候補に上がる
三輪信昭 名古屋市 HPなし 元県議
小林正枝 静岡市 所属県連不明 市議候補落選
大山昌宏 豊田市?HPなし
磯谷香代子 愛知県HPなし 事務所は谷岡郁子と同じ

【近畿】

室井秀子 尼崎市 元県議
熊谷貞俊 大阪  知事選落選
浜本宏  神戸市 元県議
渡辺義彦 大阪 HPなし 衆院選候補
河上満栄 所属県連不明HPなし
松岡広隆 東大阪 HPなし
豊田潤多郎 京都:県連所属確認できず HPなし
樋口俊一 大阪府連所属 HPなし 元参院議員 

【九州】
川越孝洋 長崎市  HPなし 元県議

5847とはずがたり:2010/02/23(火) 18:14:48
あざ〜す。

北海道…5区補選は峰崎としてその後継で2013年っすかねぇ。

和嶋…山形3区しかないでしょうけど社民との関係がねぇ。。

川口・石井…2人も取手から出してどうすんねん。。どっちかは2013年の参院選茨城選挙区か?トラック議連の方は参院比例区かな?

中島…群馬5区か?その場合一回限りの比例優遇就くか就かないかで運命は大きく変わりそうだ。。

玉木…栃木3区担当だけど。。

水野智…2013年の歯科医師会推薦参院比例候補?

東海…巧く行けば次回も比例復活きたいできるやも知れませんがどうなるか。トヨタ崩壊とかあると民主王国も崩壊するかも。。川勝がどうしようもない知事なんで誰か,と云っても静岡出身は市議落選の小林しかおらんのか,静岡県知事に回ってくれんかねぇ。。

近畿…ここも多いけど次回は厳しそう。。樋口は参院比例とかでしょうか?

5848チバQ:2010/02/26(金) 21:19:23
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001002260002
自民、民主の2倍近く/運動費用に大差
2010年02月26日

 自民は民主の2倍近くの資金を投入――。政権選択が最大の争点となった昨年8月の衆院選の運動費用から、こんな結果が明らかになった。民主、自民の2大政党は3小選挙区すべてに候補者を立てたが、民主は自民よりも圧倒的に少ない資金で選挙運動をして2勝していた。(増田啓佑)


 各陣営が使った事務所費や弁当代などの選挙運動費用は、投票日の翌日から15日以内に県選管に収支報告書として提出することが義務付けられている。その後も追加報告が認められているが、県選管によると各陣営ともに収支はほぼ確定しているという。


 各候補者の収入はすべて寄付によるもので、党派別でみると、民主の計1848万円(1万円未満切り捨て、以下同)に対し、自民は計3498万円。支出は民主が計1623万円で、自民は計2929万円といずれも大きな差が出た。両党の支出には公費で賄われる選挙用のポスターやビラ、はがきなども含まれる。共産は1区の国重秀明氏のみで、収支は共に268万円だった。


 差が際立ったのは、民主新顔の阪口直人氏が自民前職の石田真敏氏(比例近畿ブロックで復活当選)を破った2区。阪口氏は党本部からの寄付が500万円だったのに対し、石田氏は党県第2選挙区支部から1500万円を受け取った。選挙区支部は政党交付金や企業・団体献金などの受け皿となっている。


 支出についても石田氏は阪口氏の約3.5倍。石田氏は選挙運動員43人の報酬389万円(無償の8人、96万円相当を含む)、広告費148万円などが大きかった。阪口氏は運動員は5人で66万円、広告費は64万円、ポロシャツなどはすべて「ユニクロ」でそろえた。


 石田氏の事務所は「今回が特に多かったというわけではなく前回並み」と説明する。前回05年衆院選での石田氏の収入は1636万円、支出は1251万円だった。


 民主新顔の岸本周平氏が自民前職の谷本龍哉氏を破った1区は、収入では谷本氏が岸本氏の約1.7倍だったが、支出は拮抗(きっこう)していた。谷本氏は電話代で59万円を計上、岸本氏の18万円を大きく上回った。


 自民前職の二階俊博氏が小選挙区の議席を守った3区。二階氏は広告費に候補者中最多の200万円を費やし、支出総額は民主新顔の玉置公良氏(比例近畿ブロックで復活当選)のほぼ2倍だった。


 夏の厳しい暑さの中での選挙戦ということもあり、帽子やTシャツといった支出が見られ、後半には激しい舌戦を物語る「のどあめ」という項目もあった。

5849チバQ:2010/02/27(土) 12:56:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100227/CK2010022702000115.html
収支平均、96年以降最低 衆院選選挙費 政党別は自民トップ
2010年2月27日

 県選挙管理委員会は二十六日、昨年八月の衆院選で群馬1〜5区から立候補した候補者の選挙運動費用収支報告書を公表した。立候補した十八人の支出平均は六百五十一万円、収入平均は八百四十七万円でいずれも小選挙区となった一九九六年以降で最も低かった。

 政党別の支出平均は、自民党が千三百八十九万円で、民主党七百五十六万円の二倍近くに達した。支出総額を候補者別に見ると五選挙区に候補者を擁立した自民では、谷津義男氏(3区)の千九百三十一万円が最も多く、尾身幸次氏(1区)の千五百四十八万円、福田康夫氏(4区)の千四百五十一万円が続いた。

 四選挙区に候補者が出た民主は、三宅雪子氏(4区)が千三十九万円で最多。ほかの三氏は四百三十四万〜八百六十八万円と一千万円を下回った。

 選挙運動費用の収支報告書は公選法で提出が義務付けられ、収入や支出の総額のほか、人件費や選挙事務所費、通信費などの支出内容を記載。法定の運動費用は有権者数に応じて選挙区ごとに上限が設定され、群馬1〜5区は二千三百四十七万〜二千四百九十五万円だった。 (中根政人)

5850名無しさん:2010/03/08(月) 06:45:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20100307-OYT8T00786.htm

小選挙区 人物より政党で
県調査 有権者の意識変化

 小選挙区選は候補者よりも政党重視――。県選挙管理委員会が昨年12月に実施した、昨夏の衆院選についての意識調査で、有権者の投票行動が人物よりも政党への評価に軸足を移しつつある傾向が浮かび上がった。

 小選挙区選で投票した人に候補者を選んだ理由を聞いたところ、「政党を重視」が48・5%で、2005年の前回衆院選の42・9%から5・6ポイント増加した。「候補者個人」と答えた人は28・9%(前回33・2%)で、「政党」が「候補者」を上回った。

 投票の参考としたものは、マニフェストの31・5%が最多で、前回の15・8%から倍増した。次いで、新聞・テレビ報道28・8%(同37・4%)、政見放送23%(同27・1%)、選挙公報22・2%(同24・8%)の順。政党やマニフェストが有権者の投票行動に大きく影響しており、県選管は「報道などで政権選択がテーマになり、政党同士の争いに関心が集まった結果ではないか」としている。

 政治への関心の程度は、「非常にある」「多少ある」を合わせて計89・4%(同81・4%)に増加。今の政治に対する満足度は、「やや不満」「かなり不満」が計68・4%(同65%)に達した。

 意識調査は昨年12月、選挙人名簿から無作為に抽出した有権者1000人に調査票を送付。482人から回答があった。

(2010年3月8日 読売新聞)

5851名無しさん:2010/03/09(火) 04:22:04
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100309/szk1003090344002-n1.htm

自民・静岡3区支部長に宮沢博行氏
2010.3.9 03:44

 自民党静岡県連は8日、昨夏の衆院選後に柳沢伯夫氏が引退して以来空席となっていた党静岡3区支部長に、磐田市議の宮沢博行氏(35)を充てると正式発表した。次期衆院選では、3区から党公認で出馬することになる。

 宮沢氏は旧龍山村生まれ、磐田南高から東大法学部に進み、平成15年に磐田市議に初当選した。支部長就任にあたり、「政治は暮らしに直結する。地方が豊かになってこそ人々の暮らしが豊かになることを訴えたい」と抱負を述べた。

 また、自民党県連の遠藤栄幹事長は、支部長が決まっていない2、5、6区について、公募する方針を示した。「日程などは現在調整中」としている。片山さつき氏の参院選出馬が取りざたされている7区は「支部長代行を置くことも検討している」という。

5852名無しさん:2010/03/10(水) 05:43:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100310-OYT8T00080.htm

ホーム>地域>神奈川

昨年衆院選 民主費用が大幅減
平均支出627万 自民の6割

 県選挙管理委員会は9日付の県公報で、2009年8月の衆院選の県内18小選挙区の各候補者について、選挙運動費用の収支報告書を公表した。政党別の平均額では、収入、支出とも民主党が自民党を大幅に下回った。民主党は前回衆院選(05年9月投開票)の65%程度に抑えた。

 政党別の立候補者1人当たりの平均は、自民(17人)の収入が1209万円で最も多かった。支出は1068万円。14選挙区を制した民主は、収入738万円、支出627万円で、いずれも自民の6割前後だった。民主党県連の花上喜代志幹事長は取材に対し、「地域を地道に歩き、街頭演説を数多く行うなど、お金のかからない運動をした結果ではないか」としている。

 公明党は候補1人で、収入894万円、支出は1134万円。共産党は13人の平均で、収入247万円、支出221万円。社民党は1人で収入605万円、支出587万円。みんなの党は4人を擁立し、平均収入505万円、支出555万円。幸福実現党は平均収入456万円、支出163万円だった。

 報告書を提出した候補76人の平均をみると、収入は642万円(前回921万円)、支出は525万円(同777万円)で、いずれも前回の7割弱に減った。

 県選管は「制度面で前回から大きな変更点はなかった」としており、民主候補の費用が前回より少なかったことや、幸福実現党の大量出馬の影響で、全体の平均が下がったとみられる。

 候補者別で収支ともトップだったのは、16区で落選し、引退した亀井善太郎氏(自民)で、収入2767万円、支出2217万円。亀井氏も含めて収入1000万円を超えた12人のうち、自民が10人を占めたが、10人のうち小選挙区で当選したのは河野太郎氏(15区)と小泉進次郎氏(11区)だけだった。

 一方、09年10月の参院神奈川選挙区補選の収支報告書も同日公表され、候補4人の平均収入は680万円、支出は821万円だった。

(2010年3月10日 読売新聞)

5853名無しさん:2010/03/10(水) 11:42:57
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100310ddlk14010254000c.html
選挙:09年衆院選・小選挙区選挙運動費用 96年以降、収支ともに最低 /神奈川
毎日新聞 2010年3月10日 地方版

5854名無しさん:2010/03/17(水) 10:29:44
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100317-607000.html
民主小林議員辞職へ、不正資金提供責任記事を印刷する

 民主党の小林千代美衆院議員(41=北海道5区)が議員辞職する意向を党関係者に伝えていることが16日、分かった。北海道教職員組合(北教組)側による陣営に対する不正資金提供事件の責任を取り、近く執行部と調整に入る。事件に絡んで逮捕され22日が拘置期限の北教組委員長代理・長田秀樹容疑者ら4人の処分を待って最終判断し、辞職は早ければ10年度予算成立後の今月下旬。ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。

 公職選挙法の規定で3月15日までの辞職なら補選は参院選前の4月25日。15日を越えたことで民主党は参院選前に「政治とカネ」「労組との関係」を争点化されることは回避。辞職と補選によって矛先が同じ政治資金問題を抱える鳩山首相や小沢幹事長に向くことを避けたかった党執行部の意向を反映した形だ。国会会期末の6月16日以降の辞職なら補選は10月下旬以降。小林氏は同日選を想定しているもようだが、党内には参院選後を望む声もある。

 [2010年3月17日7時40分 紙面から]
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5855名無しさん:2010/03/17(水) 14:21:21
>ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031601001145.html
小林千代美議員が辞職の意向 民主党関係者に伝達
 民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=が、北海道教職員組合(北教組)側による陣営に対する不正資金提供事件の責任を取り、議員辞職する意向を党関係者に伝えていることが16日、分かった。党関係者が明らかにした。

 小林氏はこの日、国会内で記者団に辞職を否定したが、近く執行部と調整に入る。事件に絡んで逮捕され22日に拘置期限を迎える北教組委員長代理の長田秀樹容疑者ら4人の処分を待って最終判断する。早ければ2010年度予算成立後の3月下旬にも辞職する。ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。

 民主党では、小沢一郎幹事長の資金管理団体に絡む収支報告書虚偽記入事件で逮捕、起訴された石川知裕衆院議員が先月、離党。これに続く「政治とカネ」をめぐる議員辞職は、鳩山政権に打撃となることは確実だ。野党側は、鳩山由紀夫首相と小沢氏の政治資金問題や党首脳としての政治責任、労組との関係について追及を強める構えだ。

2010/03/17 02:02 【共同通信】

5856名無しさん:2010/03/19(金) 09:20:41
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100319ddm041040180000c.html
1票の格差:名古屋高裁も「違憲」
 「1票の格差」が最大2・30倍となった09年8月の衆院選は選挙権の平等を保障した憲法に反するとして、名古屋市の男性が愛知1区の選挙無効を愛知県選管に求めた訴訟の判決が18日、名古屋高裁であった。高田健一裁判長は格差が2倍以上となったことについて「1人1票制に反する」として、愛知1区を含む小選挙区選挙全体を違憲と判断した。選挙無効は「公の利益に反する」として請求を棄却した。

 同衆院選を巡る同種訴訟で違憲判断をしたのは、大阪、広島、福岡高裁に続いて4件目。

 判決は、同衆院選で議員1人当たりの有権者数を比較した1票の格差が2倍以上となった選挙区を45選挙区(全体の約15%)と指摘。「このような投票価値の不平等が生じている場合、1票の投票権と2票の投票権を持つ者が生ずるのと同じ」として、有権者の1票が等しい価値を有する「1人1票制」に反すると述べた。【式守克史】

毎日新聞 2010年3月19日 東京朝刊

5857名無しさん:2010/03/25(木) 12:10:01
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100324ddlk04040068000c.html

公選法違反:衆院選立候補者買収で有罪判決−−仙台地裁 /宮城
 09年8月の衆院選に幸福実現党公認で立候補し、選挙運動員に現金を渡したとして公職選挙法違反(買収など)の罪に問われた栗原市若柳の経営コンサルタント、氏家次男被告(61)に対し、仙台地裁(吉野内謙志裁判官)は23日、「当選目的で投票を依頼した」として懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)を言い渡した。

 また、氏家被告から報酬を受け取った女(32)に対しては同日、求刑通り罰金20万円、追徴金14万6000円を言い渡した。

 判決によると、氏家被告は衆院選宮城6区から出馬した際、公示前に自身の氏名や顔写真を記載した「個人ビラ」を戸別訪問で配布。運動員3人に報酬として計44万円を支払った。女は有権者に氏家被告への投票を依頼し、報酬14万6000円を受け取った。

 判決後に会見した氏家被告の弁護人は「選挙運動に素人だったため、法規制を知らなかった」などと弁明した。【垂水友里香】毎日新聞 2010年3月24日 地方版

5858名無しさん:2010/03/26(金) 19:14:30
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032601000925.html
自民の町村氏、出馬に前向き 補欠選挙実施の場合
 自民党の町村信孝元官房長官は26日、日本BS放送の番組収録で、不正資金提供事件で民主党の小林千代美衆院議員が辞職し、補欠選挙が実施されることになった場合について「最強、最善の候補者を出さなければならないとなれば、決断する」と述べ、出馬に前向きな考えを示した。

 町村氏は昨年の衆院選北海道5区で小林氏に敗れ、比例北海道ブロックで復活当選した。

2010/03/26 18:57 【共同通信】

5859名無しさん:2010/03/26(金) 22:18:09
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100326ddr041040007000c.html
公選法違反:衆院選・北海道8区事件 佐藤被告に有罪判決−−函館地裁
 09年8月の衆院選北海道8区に無所属で立候補、落選し、公職選挙法違反(買収など)罪に問われた佐藤健治被告(52)の判決公判で函館地裁は25日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。

 判決によると佐藤被告は同年7〜8月、当時の出納責任者(有罪確定)と共謀し、運動員8人に票の取りまとめの報酬として計約223万円を渡した。佐藤被告は「選挙運動ではなく、後援会活動の報酬だった」として無罪を主張していたが、柴山智裁判官は「選挙前に応援をお願いするなど運動員が行った戸別訪問は選挙運動に該当する」とし「選挙の公正を害する悪質な犯行」と述べた。

 この事件では、運動員8人も公選法違反(被買収)罪に問われ、いずれも有罪判決を受けている。佐藤被告は既に連座制が適用され、同区から5年間立候補できないことが確定している。佐藤被告は佐藤孝行元総務庁長官の次男。【佐藤心哉】毎日新聞 2010年3月26日 北海道朝刊

5860名無しさん:2010/03/27(土) 14:58:17
町村元官房長官:5区補選に意欲 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100327ddlk01010276000c.html

 自民党の町村信孝元官房長官(衆院比例道ブロック)は26日、東京都内で行われたBS11デジタルの収録で、民主党の小林千代美衆院議員(道5区)が陣営幹部の公職選挙法違反事件などで辞職した場合に行われる道5区補選について「後援会と詰めた話はしていないが、『最強最善の候補者を出さないといけない』となれば決断しないといけないだろうと思う」と述べ、出馬に意欲を示した。毎日新聞 2010年3月27日 地方版

5861神奈川一区民:2010/04/06(火) 10:09:45
【政治】国民新党の元候補 赤松和隆氏 衆院選で落選し、選挙費清算しないまま音信途絶 岡山
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1270514978/

5862チバQ:2010/04/06(火) 12:09:27
http://www.asahi.com/national/update/0406/OSK201004050177.html
国民新の元候補、選挙費清算しないまま音信途絶 岡山
2010年4月6日8時0分
 昨夏の衆院選岡山2区に国民新党公認で立候補、落選した赤松和隆氏(42)が選挙関連経費の清算をしないまま関係者との連絡を絶っている。決起大会の会場費などが未払いになっているほか、供託金のために借りた金を返済しておらず、朝日新聞の取材では少なくとも約700万円の金銭トラブルになっている。

 ホテルオークラ岡山(岡山市中区)の経営会社は3月中旬、赤松氏に約262万円の支払いを求める訴訟を岡山地裁に起こした。訴状などによると、赤松氏は衆院選公示前の昨年8月2日、このホテルの宴会場で千人規模の決起大会を開いたが、代金約264万円のうち2万円を内金として払っただけで、残りは未払いという。

 岡山市内の自営業者は、選挙カーに取り付ける看板の製作や、報酬支給が認められている運動員の手配を請け負った。代金のうち約45万円は昨年8月に現金で支払われたが、残り約141万円が未払いのままで、10月に赤松氏と選挙対策責任者を相手取って提訴した。赤松氏は口頭弁論に出席せず、赤松氏に全額支払いを命じる判決が確定。その後、選対責任者が9割超を払うことで和解したという。

 選挙事務所を貸した別の自営業者は、公示前の8月中旬、赤松氏から「立候補に必要な供託金300万円を立て替えてほしい」と頼まれ、妻の定期預金を解約して貸した。10月15日を返済期限とする借用書を受け取ったが、2度にわたって延期を求められた末、連絡がとれなくなったという。業者は「まるで詐欺だ」と憤る。

 朝日新聞は赤松氏の携帯電話に連絡を取ろうとしたが、留守番電話に接続される状態になっている。赤松氏は現在も国民新党の党員で、党本部の斎藤豊事務局長は「プライベートな話でコメントしようがない。こちらも電話しているが、ほとんど連絡がつかない状態だ」と話した。

 赤松氏は、松岡利勝・元農林水産相の元秘書官。松岡氏が2007年に自殺した後、高校時代まで過ごした岡山市に戻った。衆院選では民主党の津村啓介氏、自民党の萩原誠司氏、無所属の熊代昭彦氏らと争い、得票は6026票で有効投票総数の10%に届かず、供託金は没収された。(宮武努、西山良太)

5863とはずがたり:2010/04/06(火) 12:30:57
前にも国民新党に誰かこういうの居たような。。
保守政党は自民党やみんなの党もそうだけど,自力でカネ用意できないと相手にして貰えないけど,国新はその懐具合の検査があまいのかねぇ?

5864名無しさん:2010/04/07(水) 12:05:05
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001004070002
先月、民主議員秘書に/音信途絶の赤松氏
2010年04月07日

 昨年の衆院選岡山2区に国民新党公認で立候補し、落選後に選挙関係費用を払わないまま関係者と連絡を絶っている赤松和隆氏(42)が、今年3月に約1カ月間、民主党国会議員の政策秘書を務めていたことが、関係者の話でわかった。赤松氏は月末に突然、自主退職したという。


 東京の民主党議員の事務所によると、元々いた政策秘書が体調不良で退職し、新しい秘書を募集したところ、複数の応募者の中に赤松氏がいた。2月に実施した面接の結果、「印象も良く、話もしっかりしていた」(事務所関係者)ため赤松氏の採用を決めたという。


 赤松氏は3月4日から、永田町を拠点に秘書活動を開始。ところが、月末になって急きょ「自己都合により退職したい」と事務所側に告げ、31日付で秘書を辞めたという。事務所関係者は「トラブルのことは全く知らなかった」と話している。(宮武努)

5865とはずがたり:2010/06/15(火) 20:17:50

小沢・民主前幹事長:「選挙の小沢」検証 県内でも影響力 /福島
6月15日11時22分配信 毎日新聞
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/6507

 鳩山政権の崩壊とともに民主党幹事長を辞任した小沢一郎氏(68)。党の選挙対策の中心として戦略を担い、福島にも大きな影響を与えてきたといわれる。過去の衆院選や近付いた参院選の舞台裏でどんな力を示してきたのか、関係者の証言を基に再現する。【種市房子】
 ◇衆院選1区、懐刀を派遣
 08年春。小沢氏は秘書を連れ、福島市にある民主の支持母体・連合福島を訪れた。迫る衆院選の戦略を練るためだった。連合側が説明するまでもなく、小沢氏は県内選挙区の弱点を指摘。特に福島1区は細かい情報をつかんでいる様子だった。
 その後も秘書が連合福島に足を運んだが、ある時から別の秘書に代わった。間もなく、連合福島の幹部は最初に来た秘書をテレビで見た。現在、政治資金規正法違反の罪で公判中の元公設第1秘書、大久保隆規被告だった。懐刀を派遣するあたりに、小沢氏の意気込みがうかがえた。
 昨年の衆院選で、福島1区は民主が新人の石原洋三郎氏(37)を擁立。自民前職の亀岡偉民氏(54)との事実上の一騎打ちとなった。小沢氏の秘書は徹底的に業界団体を回った。“ドブ板”に徹する姿に、陣営から「これが小沢氏の選挙」と感嘆の声が上がった。
   ■  ■
 石原氏は2万票差で初当選し、民主党県連では「小沢さんの“亀岡潰し”の執念が見えた」とささやかれた。
 話は05年の「郵政選挙」にさかのぼる。その前の03年衆院選で無所属で落選した亀岡氏には、小沢氏了承の下で民主公認で出馬する動きがあった。ところが選挙直前、亀岡氏は自民党公認を獲得。小沢氏には裏切られた思いがあったとみられる。
 民主は石原氏の兄で新人の石原信市郎氏(43)を擁立した。当時、小泉純一郎首相の下で行われたこの選挙戦は、全国的に自民が有利に展開し、福島1区でも民主は劣勢だった。負け戦には来ないと言われる小沢氏が選挙中に2回も福島1区に足を運び、街頭にも立った。「亀岡さんを許さないという意思表示だったのだろう」と陣営元幹部は振り返る。
 結果は亀岡氏が初当選。逆に昨年の選挙では打ち負かした。小沢氏の選挙戦を間近で見た関係者は「全国でも特に東北地方の選挙に強い影響力を示す。昨年の勝利に満足しているだろう」と語った。

5866チバQ:2010/06/15(火) 23:53:44
>>405
134 :無党派さん:2010/06/15(火) 21:19:09.70 ID:7LO5pGhI
2010.6.3
衆院選2区に出馬表明“オハヨウおじさん”が逮捕

 昨年の衆院選北海道2区に出馬を表明していた札幌在住の栗原侑(すすむ)氏
(65歳、写真)が5月29日、公務執行妨害で札幌中央署に逮捕された。

 接見した国選弁護人によると、同日午後0時45分ごろ、地下鉄南北線大通駅の
構内で、栗原氏がAPEC会合のポスター制作費用がどこから出ているのかを
駅員に尋ねていたところ、警戒警備中の警察官がケンカをしているものと思い、
任意同行を求めた。その際、栗原氏は階段を数段上がったところで警察官を
突き飛ばし、全治2週間のけがを負わせたという。栗原氏は「体がぶつかっただけで、
突き飛ばしていない」と主張している。

 栗原氏は佐賀県出身。同県上峰町の町議選に2度出馬し、落選した。05年に札幌へ
移住。昨年2月に衆院選出馬を表明し、自前の選挙運動を行っていたが、結局立候補は
しなかった。地下鉄駅などで通行人に「おはようございます」などと呼びかけいてたため、
地元では“オハヨウおじさん”と呼ばれていた。(安藤由)
http://www.zaikaisapporo.co.jp/news/topics.php?mode=list
http://www.zaikaisapporo.co.jp/news/dat/photo/2kuohayou.jpg

5867名無しさん:2010/07/30(金) 20:50:22
http://www.asahi.com/national/update/0730/TKY201007300469.html
民主・後藤英友議員の当選無効へ 幹部の選挙違反で連座
2010年7月30日20時20分

 昨年の衆院選で初当選した民主党の後藤英友(ひでとも)議員(比例九州ブロック)陣営の幹部による選挙違反事件で、最高裁第一小法廷(宮川光治裁判長)は、公職選挙法違反(日当買収)の罪に問われた出納責任者・井上広世(ひろよ)被告(43)の上告を棄却する決定をした。29日付。懲役1年6カ月執行猶予5年の一、二審判決が確定する。

 後藤議員は熊本3区で落選したが比例区で復活当選した。井上被告は連座制の対象のため、公選法の規定により、後藤議員が30日以内に当選が無効でないことなどの確認を求める訴訟を起こして勝訴しない限り当選無効となり、熊本3区からは5年間立候補が禁じられる。

 総務省によると、後藤議員の当選が無効になると、民主党比例九州ブロックで次点に相当する30位だった中屋大介氏が繰り上げ当選となる。

 一、二審判決によると、井上被告は、熊本市の人材派遣会社長とその弟の同社役員と共謀。昨年8月から9月にかけて、同社が派遣した男性8人に後藤氏の顔写真を載せた文書を配らせるなどの選挙運動をさせ、報酬として約73万円を渡した。井上被告側は無罪を主張したが、検察側主張が全面的に認められた。

5868名無しさん:2010/07/31(土) 20:22:34
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100801k0000m040019000c.html
後藤英友議員:当選無効に不服、提訴へ

 出納責任者が公選法違反(日当買収)に問われ、最高裁で上告が棄却された民主党の後藤英友衆院議員(43)=比例九州=は31日、熊本市で記者会見し、当選無効を不服とする行政訴訟を福岡高裁に起こす考えを明らかにした。

 会見で後藤議員は「選挙で選ばれた議員の失職は重い。買収の悪質性にはいろんな程度があり、今回は失職するほどの悪質性はないと思う」と強調。「最終判断は党や弁護士と相談して決めるが、即座に辞職する考えはない」と述べた。

毎日新聞 2010年7月31日 18時47分

5869名無しさん:2010/07/31(土) 22:01:25
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100731-OYT1T00691.htm
失職させるほどでない…後藤議員、連座制争う方針

 昨年夏の衆院選での選挙違反事件で、最高裁が出納責任者の上告棄却を決定したのを受け、民主党の後藤英友衆院議員(43)(比例九州)は31日、連座制の適用について福岡高裁に異議申し立ての行政訴訟を起こす意向を明らかにした。


 後藤氏は熊本市内で記者会見し、「今回は議員を失職させるほどの悪質性はないのではないかと思っている」と述べた。

 後藤氏は行政訴訟で勝訴しなければ失職し、熊本3区からの立候補が5年間禁止される。

 1、2審判決によると、出納責任者は別の2人と共謀し、選挙運動の報酬として運動員8人に計約73万円を渡した。

(2010年7月31日21時40分 読売新聞)

5870名無しさん:2010/08/01(日) 01:12:18
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188115
後藤議員 辞職意思なし 陣営幹部有罪 連座制適用に異議
2010年8月1日 00:08 カテゴリー:社会 九州 > 熊本

 昨年の衆院選熊本3区で落選し、比例代表九州ブロックで復活当選した民主党の後藤英友衆院議員(43)陣営による選挙違反事件で、公選法違反(日当買収)罪に問われた元出納責任者(43)の上告を最高裁が棄却したことを受け、後藤氏は31日、熊本市で記者会見。「今の時点では職責を全うしたい」として、議員辞職しない考えを表明した。近く福岡高裁に、連座制が適用されないことの確認を求める行政訴訟を起こす方針という。

 後藤氏は元出納責任者の買収行為について「司法の事実判断は受け入れる」としながらも「買収にはいろんなケースがあり、今回は悪質性が高くない」との持論を展開。「公選法にも少し問題がある」と述べた。

 公選法によると、出納責任者は連座制の対象。後藤氏は30日以内に行政訴訟を起こして勝訴しない限り、当選が無効となり、熊本3区から5年間立候補ができなくなる。当選無効となった場合、民主党の比例九州ブロックで次点の中屋大介氏が繰り上げ当選となる。

=2010/08/01付 西日本新聞朝刊=

5871名無しさん:2010/08/01(日) 01:18:55
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188124
有権者「即辞職を」 後藤氏陣営の公選法違反事件 異議申し立てに疑問の声
2010年8月1日 01:03 カテゴリー:九州 > 熊本

 「すぐに辞職するべきだ」「理解できない」−。後藤英友衆院議員(43)の元出納責任者の上告が最高裁に棄却されたことを受け、地元の有権者からは即時辞職を求める声が上がった。後藤氏が31日、議員を辞職せず、福岡高裁に異議申し立ての行政訴訟を起こす考えを示したことには有識者から疑問の声が出た。

 「法律に違反したら責任を取るのは小学生でも分かる。これまで受け取った議員歳費も返上するべきだ」。大津町の会社員男性(70)は後藤氏の対応を批判し、議員辞職を否定したことにも「論外」と言い切った。同町の商業施設に買い物に来た主婦(48)も「同じ選挙区の人間として残念だし、恥ずかしい。早く辞めるべきだ」と話した。

 後藤氏は昨年8月の衆院選熊本3区で約7万5千票を獲得。選挙区では惜敗したが、比例で復活当選した。後藤氏の後援会会長を務めた男性(78)は「軽微であっても、陣営関係者が法に触れたことをしたのは事実。信じてくれた有権者に対し申し訳ない」としながらも「この程度のことで失職するのはかわいそう」と、複雑な思いを打ち明けた。

 一方、斎藤文男・九州大名誉教授(行政法)は「出納責任者が公選法というルールを破りながら議員を続けるのは疑問。有権者の理解は得られないだろう」と話した。

=2010/08/01付 西日本新聞朝刊=

5872名無しさん:2010/08/01(日) 03:42:14
http://www.oita-press.co.jp/worldSociety/2010/07/2010073101000436.html
「職務を全う」と民主・後藤議員
[2010年07月31日 17:35]

 民主党の後藤英友衆院議員(43)は31日、公選法違反(買収)罪に問われた出納責任者の上告棄却を受け、地元の熊本市で記者会見し「今の時点では職責を全うしたいと思っている」と述べ、議員辞職する考えがないことを強調した。
 後藤氏は「買収にもいろいろあるが、今回の『日当買収』には連座制を適用して議員を失職させるほどの悪質性がない」と主張。臨時国会が終わり次第、「連座制が適用されない」ことの確認を求める訴訟を福岡高裁に起こす姿勢を示した。
 後藤氏は2003、05年の衆院選で熊本5区、07年に熊本3区補選に立候補し、いずれも落選。昨年8月の衆院選で熊本3区から立候補して敗れたが、比例で復活し初当選した。
 一、二審判決によると、後藤氏陣営の出納責任者井上広世被告(43)は、熊本市の人材派遣会社社長ら2人=いずれも有罪確定=と共謀し、運動員としてビラを配るなどした報酬として派遣社員8人に計約73万円を支払った。最高裁は29日付で上告棄却の決定をした。

5873チバQ:2010/09/29(水) 22:37:49
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T01115.htm
民主・自民、政党交付金激戦区に集中投下
 総務省が公表した2009年の政党交付金使途等報告書によると、政党別の支出総額は、自民が184億2128万円と最多。


 民主156億286万円、公明28億5199万円、社民10億7338万円、国民新4億2039万円、新党日本2億6647万円、みんなの党7957万円、改革クラブ(現新党改革)7727万円。

 民主、自民両党が政権交代をかけて、衆院選の激戦区に政党交付金を集中投下した実態が浮かび上がった。

 民主党では小沢一郎元代表に近い候補者に比較的多く配分された傾向もうかがえた。

 「政党交付金を戦略的に使うのは当然。選挙区を分析し、激戦のところに集中的にやってきた」

 民主党の岡田幹事長は29日、札幌市内で記者団にこう語った。

(2010年9月29日22時27分 読売新聞)

5874チバQ:2010/09/29(水) 22:39:19
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T01019.htm
政党交付金支出総額388億円、過去4番目
 総務省は29日、2009年の政党交付金使途等報告書を発表した。


 8月の衆院選対策として、交付対象の8党が選挙資金を投入し、支出総額は1995年の政党交付金制度創設以来、4番目に多い387億9321万円に達した。全国規模の国政選挙がなかった08年と比べると約1・5倍。人件費や事務所費などの「経常経費」を除く「政治活動費」は前年比2・1倍の224億8792万円に膨らみ、支出総額を押し上げた。

 「政治活動費」のうち、公認推薦料や陣中見舞いなどの「選挙関係費」は56億1034万円と、08年(1億5852万円)の35・4倍。新聞やテレビの広告などに充てた「宣伝事業費」も123億231万円と、08年(57億976万円)の2・2倍に増加、過去2番目の規模に膨らんだ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100929-OYT1T00919.htm
公明党支部、政党交付金を国庫に返還
 片山総務相は29日、公明党参院東京選挙区第3総支部(代表・沢雄二前参院議員)で2009年の政党交付金が149万3526円余ったため、同党に対し、10月18日までに国庫に返すよう返還命令を出した。


 公明党は全額を返還するとしている。

 沢氏は「10年に議員を引退することが決まっていたので、政党交付金の未支出分は基金(積み増し)とせず、返還することにした」とのコメントを出した。返還命令は1995年の政党交付金創設以来、2例目となる。

 政党助成法は、政党や政党支部が政党交付金を年末までに使い切らず余った場合、総務相が政党に返還を命じることができると定めている。

(2010年9月29日18時07分 読売新聞)

5875チバQ:2010/09/30(木) 12:15:18
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100930-OYT1T00472.htm
民主の政党交付金、小沢系に重点配分
民主党

 総務省が公表した2009年の政党交付金使途等報告書によると、政党別の支出総額は、自民が184億2128万円と最多。民主156億286万円、公明28億5199万円、社民10億7338万円、国民新4億2039万円、新党日本2億6647万円、みんなの党7957万円、改革クラブ(現新党改革)7727万円。民主、自民両党が政権交代をかけて、衆院選の激戦区に政党交付金を集中投下した実態が浮かび上がった。民主党では小沢一郎元代表に近い候補者に比較的多く配分された傾向もうかがえた。

 「政党交付金を戦略的に使うのは当然。選挙区を分析し、激戦のところに集中的にやってきた」

 民主党の岡田幹事長は29日、札幌市内で記者団にこう語った。

 実際、09年衆院小選挙区選で、民主、自民両党の公認候補が直接対決し、得票差が1万票以内の激戦となり、09年末時点で支部が存在した43選挙区の収支を見ると、両党が資金面でも、しのぎを削っていた。民主党は政党交付金から43選挙区に平均1819万円を投入。公認候補を擁立した全271選挙区の支部平均より47万円多かった。自民党も、43選挙区に民主党を上回る同1941万円を配分し、公認候補のいた全289選挙区の支部平均を225万円上回った。

 民主党は衆院解散直後の09年7月29日、ほとんどの小選挙区支部に一律500万円を配り、広島1区や熊本2区など10選挙区の支部には同8月14日にも500万円以上を追加配分。結果的に、10人の候補者のうち7人が小選挙区で当選、3人も比例復活で当選した。

 最も配分額が多かったのは太田和美衆院議員の福島2区で、計3000万円。太田氏は08年9月に当時代表だった小沢氏の意向で千葉7区から国替えした。計2500万円以上が配分された9選挙区の支部のうち、森本和義氏(愛知15区)ら5人は当選後、小沢氏支持の議員グループに入った。

 一方、自民党の配分額最高の支部は岩手2区で計2750万円。連続当選を目指した鈴木俊一氏が、岩手県唯一の自民党国会議員の議席死守を目指した選挙区だ。また、初当選組5人の中では、小泉進次郎氏の神奈川11区が別格扱いで、連続当選を果たした議員の選挙区支部と同レベルの計1950万円が配分されていた。

(2010年9月30日11時32分 読売新聞)

5876チバQ:2010/09/30(木) 20:24:21
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100930/plt1009301650004-n1.htm
小沢の“援護射撃”和美3000万、衣里子2200万円也!
2010.09.30
 総務省は29日、2009年分の政党交付金使途等報告書を公開したが、民主党は70億7600万円を都道府県連や、国会議員、衆院選候補者(いずれも当時)らが代表を務める支部に配分した。代表や代表代行などを務めた小沢一郎氏(68)の意向が反映したとみられるが、新人候補者や国替えした議員、選挙区事情などを考慮して支給したようだ。

 党本部から都道府県連を除く各支部への交付金は、昨年1年間でおおむね1千万〜2200万円。参院の支部は1千万円のケースが目立ち、09年衆院選時点で衆院議員が代表の支部は1500万円が多い。

 このうち太田和美衆院議員(31)が代表を務める福島県第2区総支部は6回、計3千万円が支給された。支部では最高額で、衆院選公示の迫った8月14日には半額の1500万円が投入された。

 太田氏は06年、千葉7区の補欠選挙で初当選。09年衆院選は小沢氏の提案で福島2区に国替えして出馬した。自民党現職(当時)との接戦が伝えられる中、党本部の“援護射撃”とみられる。

 これに次ぐのが2700万円で、東京都第9区、神奈川県第3区、愛知県第15区、熊本県第2区、第3区、鹿児島県第2区の各総支部。いずれも新人候補者が代表で、8月14日には各500万円が支給されている。

 このほか、小沢氏が出馬を要請した福田衣里子衆院議員(29)が代表の長崎県第2区総支部は2200万円。鹿野道彦農相や、与謝野馨氏(現・たちあがれ日本)と激しく競り合った海江田万里経済財政担当相など返り咲きを狙っていた元職組の総支部にも2千万〜2200万円が支給されたケースなどがある。

 小沢氏の岩手県第4区総支部、菅直人首相の東京都第18区総支部はともに1500万円だった。

5877名無しさん:2010/10/01(金) 04:10:45

昨年の政党交付金、県内ほとんどの支部で増加
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1735157.article.html

 総務省が29日公開したした2009年分の政党交付金使途報告書によると、佐賀県関係の国会議員が代表を務める選挙区支部への各党本部からの配分は、昨年、総選挙が行われた関係で、ほとんどの支部で増えた。

 民主党は衆院佐賀1区(原口一博代表)、同2区(大串博志代表)が前年より500万円増の各1500万円で、参院第1支部(川崎稔代表)は前年と同じ1000万円。同党県連には1760万円(前年比500万円増)が配分された。

 自民党は佐賀1区(福岡資麿代表)が1750万円(前年比150万円増)、佐賀2区(今村雅弘代表)が2050万円(同250万円増)、佐賀3区(保利耕輔代表)が1950万円(同350万円増)。参院第2支部(岩永浩美代表)は1400万円(同200万円減)だった。同党県連には約1710万円(同426万円増)が配分された。既に解散した自民党衆院佐賀3区(平林素子代表)は総選挙前の6月までに550万円の配分を受けていた。

 社民党県連は前年より約568万円減の706万円の配分だった。

5878名無しさん:2010/10/01(金) 04:13:02

県内3党で支出2億8476万円 09年政党交付金
2010年09月30日10:45
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20100930/201009301045_11796.shtml

 総務省が29日公開した2009年分の政党交付金使途等報告書によると、県内の民主、自民、社民の各党支部の支出総額は2億8476万円だった。政党別では自民が1億5418万円、民主が1億2906万円、社民が152万円。

 各党の内訳は、民主は県連が2100万円。1〜5区の各総支部は、5区(阿知波吉信支部長)が2200万円で最も多く、1区(柴橋正直支部長)が2000万円、4区(今井雅人支部長)が1582万円、3区(園田康博支部長)が1500万円、2区(橋本勉支部長)が1484万円。参院第1総支部(平田健二支部長)は1040万円、参院第2総支部(山下八洲夫支部長)は1000万円だった。

 自民は、県連の支出総額が2393万円。1〜5区の各支部で最多は5区(古屋圭司支部長)の2510万円で、2区(棚橋泰文支部長)が2027万円、1区(野田聖子支部長)と4区(金子一義支部長)が各1950万円、3区(武藤容治支部長)が1765万円だった。参院第1支部(藤井孝男支部長)は1423万円、参院第3支部(松田岩夫支部長)は1400万円。

 社民は県連合の支出。

 県内の政党支部が受けた交付金は2億7851万円。政党別では自民が1億4743万円、民主が1億2900万円、社民が208万円だった。(千円単位を四捨五入)

5879名無しさん:2010/11/12(金) 09:57:32
自民党大阪二区の公募、わずか十日で消えた。裏がありそうと思ったら、あった、あった、
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
左藤章って、汚いね。

5880名無しさん:2010/11/13(土) 09:15:22
大阪二区の公募が10/1-10/10で締め切られ、現在四人が選考に残っている。この中には郵政民営化で造反した左藤章氏も含まれている。
あまりにも短い公募期間に何かあると思ったら、ドロドロだった。川条しか前衆議院議員は、次期総選挙に立候補する意向を示しているが、
今回の左藤章公認への出来レースには、愛層を尽かし応募していない。
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/43998347a2f98aa8d2dcd5c3b1f134a6
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/f7295a03a54d72c9466a409b439ebe71
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/579decda4c44ce58fce61eb8a53474ec
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/6a27125a939e66ed40d7d6c5cc25cdce

5881名無しさん:2010/12/01(水) 19:45:49

したたか「小沢戦略」、衆院選で重点候補に選挙資金を集中投下/神奈川
2010年12月1日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1012010019/

 昨年の衆院選で政権交代を果たした民主党が、県内小選挙区で重点候補に選挙資金を“集中投下”していた実態が30日、明らかになった。党本部からの支援が2千万円を超えた10人のうち9人が小選挙区で当選。当時、代表代行だった小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」からの資金援助を受けた5人も全員が小選挙区を制しており、選挙資金でもしたたかな「小沢戦略」が浮き彫りになった。

 県選挙管理委員会と総務省が同日公表した政治資金収支報告書によると、昨年1月から投開票日(8月30日)前までに、党本部から候補者が代表を務める総支部や政治団体に支払われた交付金や寄付の総額が最も多かったのは、中林美恵子(1区)、岡本英子(3区)の両氏の2700万円。長島一由(4区)、本村賢太郎(14区)、後藤祐一(16区)、神山洋介(17区)の4氏が2200万円で続き、上位を新人候補が占めた。

 陸山会からの寄付は、中林、岡本、本村、中塚一宏(12区)、樋高剛(18区)の5氏にそれぞれ500万円。この5氏はいずれも小選挙区で当選している。

 党本部と陸山会から計3200万円もの資金が投じられた中林氏と岡本氏は、代表代行として選挙を取り仕切った小沢氏の期待通り、対抗馬の当時官房副長官だった松本純氏、長く自民の地盤を守ってきた小此木八郎氏に勝利した。

 「人口が少ない山間部から都市部へ攻め上がる戦略で臨んだ」と衆院選を振り返る民主党幹部は「小沢氏の戦略からすれば、都市部にある中林氏の1区と岡本氏の3区は、政権交代へ絶対に落とさねばならない自民党の最大の牙城。手厚い資金配分はうなずける」と指摘。思惑通りに“落城”させ、政権交代を実現させた小沢氏の手腕に舌を巻く。

 「小沢ガールズ」の一人とされる岡本氏は「激戦区に党を挙げて対応してもらい、小沢氏にも物心両面で支援を受けた」と感謝の弁。中林氏の事務所は「全体の選挙区事情を判断した上での対応だと受け止めている」と話す。

 一方、交付金が最少だったのは、8区への出馬表明が告示直前だった山崎誠氏の800万円。11区の横粂勝仁、15区の勝又恒一郎の両氏は1550万円で、この3氏は小選挙区で落選(比例復活)しており、党の支援額がそのまま結果に表れた格好。「短期決戦だったので」と最少額に理解を示す山崎氏だが、選挙費の持ち出し分の返済を現在も続けているといい、「選挙は苦労した。もっと支援があったら…」と漏らしていた。


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