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利水・治水スレ

397とはずがたり:2009/11/01(日) 13:32:06
岩手・津付ダム 建設か中止か判断注目 きょう事業評価委
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091029t31014.htm

 民主党政権が公共事業の見直しを進める中、岩手県発注の津付ダム(住田町)建設の妥当性を判断する県大規模事業評価専門委員会(委員長・木村伸男岩手大特任教授)が29日、県庁で開かれる。同ダムは地元で建設反対運動があり、反対派は国の方針に沿って見直しを期待。知事として全国唯一、民主党籍を持つ達増拓也知事は「国と地方は別」との姿勢を崩していない。

<サクラマス生息>
 2000年に事業採択された津付ダムは、現行計画によると、本体工事の着工が14年度、完成は20年度を目指す。5年ごとに県の施策や事業を点検する第三者の評価委は、将来見通しなどを議論し事業継続の妥当性を判断する。

 津付ダムは治水用で県内初の「穴あき方式」を採用。この方式は貯水しないために環境配慮型とされるものの、治水効果などの面で疑問も投げ掛けられている。

 ダムは住田町から陸前高田市に流れる気仙川(長さ43キロ)支流の大股川流域に建設される。気仙川の支流は九つもあり、建設反対派の陸前高田市の漁業男性(42)は「豪雨の際に全流域をカバーするには限界がある。むしろ河川の堤防を強化した方がいい」と話す。

 環境への影響を心配する意見もある。県の昨秋の調査で大股川では広範囲でサクラマスの産卵床が確認された。地元で反対運動に取り組む吉田正洋さん(63)は「穴あき方式でも川の流れを悪くすることに変わりはなく、生態系が破壊される恐れがある」と心配する。

<漁師ら署名提出>
 今年8月には、気仙川が注ぐ広田湾を漁場とする漁師らも建設中止を求めて850人の署名簿を知事あてに提出。吉田さんは「津付ダムはまだ本体工事には至っておらず、今なら中止しても遅くない」と訴える。

 これに対し県津付ダム建設事務所の菊池光所長は「治水ではダムと河川改修のセットが最も効率的との試算が出ている。サクラマスについては専門家と相談し、対応を検討したい」と説明する。

 評価委の議論の行方について吉田さんは「県の意向に逆らってまで事業中止の判断を出すことはないだろう」とみる。そこで望みを託すのは、公共事業の見直しを打ち出す新政権。民主党籍の達増知事も見直しへ指導力を発揮してくれるのではないかと期待する。

 ただ達増知事は「地方のことは地方で考えるのが民主党の理念だ。岩手の問題は県民の要望や理解に基づきながら進めていけばいい」と国の方針とは距離を置く姿勢を見せている。

[津付ダム]梁川(盛岡市)、遠野第2(遠野市)とともに県発注ダム事業の一つ。住田町から陸前高田市に流れる気仙川の上流支流となる大股川に治水目的で建設。予定地は住田町。既に周辺で国道397号の付け替え道路の工事が始まっている。総事業費141億円(河川改修を含めると334億円)。進ちょく率は2009年度末見込みの事業費ベースで30.7%。


14年度の本体着工を目指して進む津付ダムの関連工事

2009年10月29日木曜日


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