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電力・発電・原子力スレ

637とはずがたり:2011/03/13(日) 15:41:43

原子力、信頼失墜 安全三原則崩れる
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110313t63011.htm

福島県の東京電力福島第1原発1、2号機。上は12日午前9時前、下の1号機の外壁がないものは午後4時30分ごろに撮影(NHKニュースより)

爆発音とともに白煙を上げる福島第1原発1号機=12日午後(福島中央テレビの映像より)

 福島第1原発1号機は炉心溶融、そして爆発事故で放射性物質を周辺に拡散させた。関係者が丸1日対策に追われたのにもかかわらず、「止める」「冷やす」「閉じ込める」という原子力施設の安全三原則は崩れ、規制当局である経済産業省原子力安全・保安院は、爆発から数時間後にも状況を満足に説明できなかった。原子力安全への信頼は失墜したといえる。

 原子力緊急事態宣言の対象となった福島第1、第2の両原発では、運転中の原子炉が揺れを検知して全て自動停止。ここまでは順調だった。
 最初の誤算は、自動停止後、第1原発1号機で外部からの電力供給が止まった上に、頼みの非常用ディーゼル発電機が津波などで使えなくなったこと。蒸気の力を利用するわずかな循環系だけでは、炉心を十分に冷やすことができなかった。
 電力が得られていた両原発のほかの原子炉でも、炉心の水位が下がったり、冷却用水源となるプールの水が高温になったり「冷やす」ができなくなる事態が続発した。
 専門家も想定外の巨大地震だったとはいえ、事態が悪化した後も安全回復の決め手が見つからないまま放射性物質の拡散に至り、数万人の避難を招いた事態は、教訓というにはあまりに重く、電力事業者や保安院は責任を免れ得ないだろう。
(解説)

◎危険、予想超えた 第1原発作業員

 「かなり危険な状態。こんなことになるとは予想をはるかに超えていた。設計が甘かったのだろう」。放射性物質が外部に漏れた福島県の東京電力福島第1原発の作業員の男性は12日午後、1号機の周辺で放射性物質のセシウムとヨウ素が検出され、爆発が確認されたことに驚いた様子で語った。
 男性は長年、第1原発の管理などを担当し、定期点検中だった4号機の原子炉建屋で作業中に被災。大きな揺れに襲われた瞬間、「炉心の水が漏れたら危ない」と感じたが、実際に炉心が溶融したと知ってあぜんとした。
 「1号機の運転状況は分からないが、間違いなく危険。漏れているというより放射能が飛んでいる状況で、より広い範囲で住民を退避させるべきだ」と訴えた。
 枝野幸男官房長官と経済産業省原子力安全・保安院は「冷静な対応」を求めたが「それでは間に合わない。もっと広報を積極的にするべきだ」と批判した。
 男性は12日夜、福島第1原発から30キロ超離れた避難所で過ごすことにしていたが「炉心の核燃料が溶融し、放射性物質が周辺に拡散したとの報道を受けて、もっと遠くに避難するかもしれない」と話した。
 高台に退避する際には、2号機のタービン建屋の外壁にひびが入っているのが見えたという。

◎放射線量に注目を
 安斎育郎・立命館大名誉教授(放射線防護学)の話 国に求めなければいけないのは、「隠さない」「うそをつかない」「過小評価しない」ということ。何が起こったのかによって、われわれが取るべき対応が違ってくる。(被ばくを避けるためには)無駄に屋外に出るのを減らすこと、家にいるなら、その密閉性を保つことが大事。全国各地で測定している放射線のレベルを自治体が積極的に発表し、われわれも注視することが必要だ。

2011年03月13日日曜日


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