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電力・発電・原子力スレ

370千葉9区:2009/01/12(月) 00:23:09
 ◇「古い=危険」論、国は警戒
 運転開始から30年以上たつ「老朽原発」は浜岡1、2号機を含め全国に17基ある。市民団体「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」の小山英之代表は「原発の寿命はもともと30年とされ、各地の原発で老朽化の兆候が表れ始めている。浜岡の廃炉は反対運動の後押しになる」と期待を寄せる。

 一方、地球温暖化対策を迫られ、原発を重要視する国は警戒感を隠さない。「古い原発=危険」という考え方が広がれば、他の原発にも波紋が広がり、エネルギー安定供給の青写真にも影響が出かねないからだ。

 国は78年、原発の耐震指針を初めて定め、より厳しい新指針を06年に作った。経済産業省は「浜岡1・2号機の廃炉は中部電力独自の判断」とし、「補強工事をすれば新指針にも合格していただろう」とみている。

 内閣府原子力委員会の近藤駿介委員長も6日、記者団に「世の中が建て替えモードにならないか心配」と話した。浜岡にならって、古い原発は廃炉にし、その代わりに新原発を建設するというなら、原発の発電総量はそれほど増えない。古い原発はなるべく長く使いたいのが国の立場だ。

 新設に時間がかかることも理由の一つだ。青森県で08年5月に着工した電源開発大間原発は、計画公表から着工までに32年を要している。

 他の電力会社の幹部も廃炉には慎重だ。

 運転開始から38年が経過した美浜原発1号機(福井県美浜町)を管理する関西電力の森詳介社長は「CO2排出量も少ないし、簡単に止めるわけにはいかない」と話した。九州電力は「建て替えるとしても第3の候補地を探さなければならない」と苦慮する。

 原子力資料情報室の沢井正子さんは「原発新設ができないため、老朽施設の寿命を無理やり延ばしてきた原発行政の限界が露呈した」と批判している。【山田大輔】

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 ◆運転開始から30年以上経過した原発◆

                 運転開始   出力(万キロワット)

日本原電・敦賀(1)  (福井県)70年 3月  35.7

関西電力・美浜(1)  (福井県)70年11月  34

東京電力・福島第1(1)(福島県)71年 3月  46

関西電力・美浜(2)  (福井県)72年 7月  50

中国電力・島根(1)  (島根県)74年 3月  46

東京電力・福島第1(2)(福島県)74年 7月  78.4

関西電力・高浜(1)  (福井県)74年11月  82.6

九州電力・玄海(1)  (佐賀県)75年10月  55.9

関西電力・高浜(2)  (福井県)75年11月  82.6

中部電力・浜岡(1)  (静岡県)76年 3月  54

東京電力・福島第1(3)(福島県)76年 3月  78.4

関西電力・美浜(3)  (福井県)76年12月  82.6

四国電力・伊方(1)  (愛媛県)77年 9月  56.6

東京電力・福島第1(5)(福島県)78年 4月  78.4

東京電力・福島第1(4)(福島県)78年10月  78.4

日本原電・東海第2   (茨城県)78年11月 110

中部電力・浜岡(2)  (静岡県)78年11月  84

 ※()数字は号機

毎日新聞 2009年1月11日 東京朝刊


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