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電力・発電・原子力スレ

233とはずがたり③:2007/07/21(土) 14:35:14
>>231-233

◆地震、集中立地、やってはならないことを強行してきたツケです。

 地震でなければ7機すべてが同時にたおれるということはまずないでしょう。地震でなければ、こうした苛酷な点検のための被ばく作業を請け負ってくれる作業員を確保することも何とかできるかもしれません。しかし、自ら地震で被災している地で、あるいは自分は無傷でも身内や知人に被災者を抱えている中で、いったい通常の点検の何倍もの人工を、どうやって確保できるというのでしょう。被害が広域にわたるほど、すなわち大地震になるほど、これは深刻です。 

 順調にいっているとき、東電ならずともどこの原子力発電所でも、「格納容器の中になど入らなくてもすべてモニタリングできている、管理は万全」と言っていたでしょう。実際には度々故障を起こし、警報は誤報が多いため信頼性に欠ける、といった問題もありました。それでも同時多発するということはほとんどありません。地震時にはそれが現実になる、そのことが今回は疑う余地のない形で示されました。

 発電所の敷地境界の環境放射線量をリアルタイムで新潟県に伝送するシステムもあえなく地震で途絶えてしまいました。17日午後には復旧したものの、30時間ほどに亘って記録は空白となっています。

◆現在東電により公表されている情報の中でとりわけ深刻なのが、7号機の排気塔から通常は検出されない放射能が検出された件です。ただしなぜかこれだけは本社ではなく、
柏崎刈羽発電所からプレス発表されています。

 17日16:01の時事通信によれば「ヨウ素131、同133、クロム51、コバルト60の放射性物質が検出された」としてあったのですが、同18:01になると「通常は検出されない気体状のヨウ素の放射性同位体や粒子状の放射性物質クロム51、コバルト60を検出した」と変わったのです。
 
 ヨウ素133が消えてしまいました。東電の発表にはヨウ素としかなく、不自然というものです。時事通信の早とちりではなく、ほんとうにヨウ素133を確認していたとしたら、それは核燃料の破損を示唆することになり、重大です。
 http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu07_j/images/070718a.pdf

 この数値はリアルタイムではなくて、1週間分のフィルターに捕獲されたものの分析結果ということです。ヨウ素131でもピンホール等燃料破損の疑いはありますが、ヨウ素133なら半減期が短く、20時間余りで半減してしまうので、地震との関係が濃厚になってくるというわけです。なお他号機の分析はこれからとのことです。


(柏崎刈羽原発の問題については、引き続き、続報を書きたいと思います)

(東井怜)


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