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電力・発電・原子力スレ

2041とはずがたり:2014/03/18(火) 19:32:08
>>2040-2041
 関電が“強情”だったのには理由がある。

 元々安定した地盤に建てられた川内では、基準地震動を引き上げようとも追加工事は必要なかった。しかし、大飯では、根拠もないままに基準地震動を無闇に引き上げれば、大規模な工事を伴い、時間と金を湯水のように浪費してしまう。

 原発が停止し企業収益が落ち込む中で、難しいジレンマに陥った格好になっていた。

■番狂わせも多々

 そのほかの先頭集団も、当初の予想とは大きく変わった。

 九電玄海3、4号機(佐賀県)は規制委からも「いろいろな意味での工夫から一歩前に行っている印象だ」とお墨付きを得ていたが、優先対象には選ばれなかった。川内と異なり、基準地震動が決まっていないことが大きな要因だった。

 当初は先頭を走っているとみられた四国電力伊方3号機(愛媛県)も、ここにきて後れを取った印象を受ける。斜面が多いという立地条件の下、電源車やポンプ車など可搬設備の運用に難点があるとされている。

 事故時の前線基地となる「緊急時対策所」を唯一完備しているが、事故が起きた場合、室内でも全面マスクで作業しなければならず、規制委側から「動きが著しく制限される」と指摘された。このため鉛板を入れる追加工事をするなど、被曝の改善に取り組んだ。

 北海道電力は昨年7月、泊原発にある3基を同時申請したが、1、2号機は実質的な審査に入っていない。事故対策の有効性を評価する際に、構造が違う3号機の解析を流用したため、田中委員長に「替え玉受験のようだ」と批判され、審査はすぐにストップした。

 唯一残った「虎の子」の3号機も重大事故対策で大幅な工事の改修が求められており、昨年7月に申請した6原発の中では、大きく後れを取っている。改修工事には少なくとも数カ月以上はかかるとみられ、審査合格は当分先に。再稼働の時期が見通せなくなったため、北海道電は家庭向け電気料金引き上げの検討を表明している。

 関電高浜3、4号機(福井県)は、周辺活断層の3連動を認めたため、基準地震動を550ガルから700ガルに大きく引き上げた。一方、重大事故対策については、規制委から「事前の印象より対策の取りやすい原子炉」と評価されている。計画通り工事や整備が進めば、審査は一気に進む見通しだ。

 このほか、東京電力柏崎刈羽6、7号機(新潟県)▽東北電力女川2号機(宮城県)▽中国電力島根2号機(松江市)▽中部電力浜岡4号機(静岡県)−の審査も継続しているが、ゴール地点は見通せないのが現状だ。


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