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スーフィズムに関するHP

1スーフィズムに関するHP開設:2004/01/19(月) 15:34
はじめまして。

日本に在住のトルコ人です。この度、イスラームとスーフィズム、そしてトルコの紹介に関するHPを開設することになりました。このHPを通じて皆様と交流し、世界平和に少しでも貢献させて頂ければと思います。お時間のあるとき是非訪問して下さい。お待ちしております。
宜しくお願い致します。

http://www.yoyogi-uehara.net

1692とはずがたり:2016/10/19(水) 18:32:05
元々アチェ独立支持派の俺だったけどこう復古的なイスラム政治やられちゃうとねぇー(;´Д`)

津波被災後、イスラム法を厳格化したインドネシア・アチェは今
http://jp.wsj.com/articles/SB11780535754685564831004580358730643264328
By RICHARD C. PADDOCK
2014 年 12 月 25 日 19:37 JST

 【バンダアチェ(インドネシア)】10年前のインド洋大津波で壊滅的な打撃を受けたインドネシアのアチェ州は、復興を遂げる中で宗教色を強め、シャリア(イスラム法)を厳格化してきた。

 住民の多くは、大津波は神に与えられた試練であり、悲しみの中でも恵みがもたらされたと話す。30年近くに及ぶ内戦が終わり、外の世界に対して州が開かれ、50億ドル(約6000億円)に上る国際援助が得られたからだ。

 インドネシアでは、2004年12月26日の大津波で約16万7540人の命が奪われた。その後の広範囲にわたる変化の中で、指導者たちはシャリアの権限を拡大することがよりたやすくなった。法を犯した者の公開むち打ち刑もその一例。インドネシアでイスラム法が認められているのはアチェ州だけだ。

スマトラ沖大地震から10年-バンダアチェの今

 同州の分離独立運動の元活動家で、州議会の議員を務めたこともあるラムリ・スライマン氏は「アチェ州の住民は新たな生活様式を持つようになった」と語る。同氏は、性行為が見つかった同性愛者や姦通(かんつう)者に対する最大100回のむち打ち刑など、シャリアのより厳格な刑罰の立法化を推進した。

 インド洋大津波の死者・行方不明者は十数カ国で計22万8000人。アチェ州では最も多くの犠牲者と甚大な被害が出た。沿岸地域では最大3キロほど内陸に入った場所まで波にのまれ、遺体やがれきだらけの荒地となった。

 状況があまりにも悲惨だったことから、アチェ独立運動を展開していた反政府勢力と、当時のユドヨノ大統領率いる政府は対立をやめ、緊急援助物資の提供と遺体の埋葬を支援することで合意。05年8月に和平協定が成立し、29年に及んだアチェ独立紛争が終結した。これは当時、アジアで最長の戦争だった。

 和平協定でアチェ州は自治権を拡大し、政府歳入の割り当て分が増えた。さらに、地元の政党の存在が認められるようになり、元反政府勢力の人々が結成した政党のアチェ党が地元政治を支配するようになった。

非イスラム教徒にも適用

 アチェ州は大津波の数年前に既にシャリアの施行を開始。世俗的な法体制と並行して別の警察や裁判所を設けていた。この10年間でイスラム法はより深く根を下ろすようになった。州政府は今年、シャリアの適用対象をイスラム教徒でない人々にまで拡大し、姦通者や同性愛者のむち打ち刑を可能にする規定も追加した。

 反政府勢力の元リーダーで、数年間スウェーデンに亡命していたアチェ州のザイニ・アブドゥラ知事は、独立運動の目標はあくまで独立であり、イスラム法の普及ではなかったと話した。だがイスラム法は歴史的に信仰心の厚い住民の間で人気があり、反政府勢力の元メンバーたちもそれを受け入れたという。

 アチェ州は時に「メッカのベランダ」と呼ばれる。インドネシアで中東に最も近く、アラブの商人たちが最初に到着してイスラム教を伝えた場所でもある。

 アブドゥラ知事はインタビューで、「宗教とアチェの住民は切っても切り離せない」と話した。

 過去には投資家の間に、インドネシアの他の地域もイスラム教の保守的な教義を採用し始めるのではないかと懸念する声もあった。国内にはイスラム過激派のいる地域がところどころにあり、宗教に触発されたテロ事件が発生した歴史もある。

 しかし、シャリアはアチェ以外の地域には拡大していない。国民の大半が穏健なイスラム教義を好んでいることから、他地域にイスラム法が広まることは当面ないと専門家はみている。

1693とはずがたり:2016/10/19(水) 18:32:26
>>1692-1693
宗教法重視の代償

 アチェ州はシャリア重視の代償も払ってきた。人権団体から批判されるうえ、海外からの大規模投資がなかなか呼び込めず、きれいなビーチへの観光客誘致も進まない。外部の企業の多くは宗教法によって支配されている地域での事業運営には慎重だ。

 ジャカルタを本拠とする政治コンサルタントのポール・ロウランド氏は、イスラム法は「投資を寄せ付けない」と語った。

 アチェ州の宗教規定を執行するのは宗教警察だ。従来の警察から独立して運営され、独自の警官が通りをパトロールする。若い女性にゆったりした服を着るよう注文をつけ、男性にはモスク(イスラム教礼拝所)に通って祈りをささげるよう指示し、結婚していないカップルには隣り合って座らないよう警告している。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、賭博や飲酒、異性との不適切な行動といった違法行為を行ったとして、2010年以降で150人以上が公衆の面前でむち打ちにされた。アムネスティ・インターナショナルは「残酷で冷酷で下劣」と批判する。

 宗教的指導者たちは一部の行き過ぎを認めている。アチェ州の田舎のほうでは、女性はオートバイにまたがることが禁じられていた。2010年には宗教警察の警官が、女子大生を人前で男性と一緒にいたとして逮捕した後、イスラム法警察署でレイプする事件が起きた。警官3人のうち2人には禁錮刑が言い渡され、地元の宗教警察のトップが更迭された。

 アチェ州の当局者らはシャリアの規定を擁護し、こうした規定は外国の一部の地域ほど厳しくないと主張している。

 「われわれは人々を殺害したり、石を投げたり、両手を切り落としたりといったことはしない」と、アチェ州のシャリア・イスラム・エージェンシーの代表者、スヤリザル・アバス氏は言う。「われわれの目標は、人々が良い行動をし、良い仕事につき、自分たちの暮らしの改善を常に求めることだ」

枕でむち打ちの練習

 43歳のある刑執行官は、妻でない女性と寝たとして2人の男性にむち打ちを行ったと述べた。

 この執行官は体重が110キロほどもあり、約1メートルのとう製のむちを振りかざすと、かなりいかめしく見える。むち打ちの際には、死刑執行人風のフードをかぶり、地面に届く長さのローブを着て、目だけが見えている。こうした処罰は公の場で行われ、群衆が見に集まる。

 宗教警察の捜査官は、義務としてこの職務を受け入れたがいい気分はしなかったと話した。自身の目標は規定違反者を痛めつけることではなく、公衆の面前で恥をかかせることで罪を清め天国に行かせることだと語った。むち打ちの前には枕を殴って練習し、強すぎたり弱すぎたりしないようにするという。

 彼は自分の子供にむち打ちを行っていると想像するという。「私はいわば、いたずらをしたわが子に腹を立てている父親だ。誰かをむち打つとき、胸中に憎しみは全くない」

 厳格なイスラム法規定は、大津波後にアチェの支援にやってきた国際機関の反感を買ったかもしれない。それでも規定を支持する人々は、同性愛者を罰することは社会の基準を維持し、病気から身を守るために必要だと主張する。

 シャリア・イスラム・エージェンシーのアバス氏は「シャリアの教えでは、男性と男性が性的関係を持つことは禁じられている。アチェ州ではそうした行為が決して起こらないことをわれわれは望んでいる」と語った。

1694とはずがたり:2016/10/19(水) 18:47:57
イラク ISの拠点モスル奪還へ作戦開始
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010732451000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_003
10月17日 12時04分

イラク軍は、過激派組織IS=イスラミックステートが2年以上にわたって支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦を開始し、対IS作戦は重大な局面を迎えています。
イラクのアバディ首相は17日未明(日本時間17日朝)、国営テレビで演説し、「勝利のときが来た。残虐なISからモスルを解放する作戦を始めた」と述べ、奪還作戦の開始を宣言しました。モスル周辺にはイラク軍のほか、クルド人部隊なども含めた数万人規模の部隊が展開しているもようで、モスルの南や東からISの拠点に向けて、ミサイルを発射し、砲撃も続けています。また、ISの戦闘員はモスルの西側の一部の地域から撤退したということです。

ISはおととし6月、モスルを電撃的に制圧し、イラクでの最大の拠点としてきました。モスルを奪還すれば、ISは大きな足場を失うことになり、対IS作戦は重大な局面を迎えています。

ただ、モスルやその周辺には百数十万人の市民がいて、戦力で劣るISが市街地に潜伏し、市民を盾にして抵抗を続けるおそれがあります。イラク軍は、アメリカ軍など有志連合の空爆の支援を受けながら今後、モスルの中心部に向けて地上部隊を進めていく構えですが、市民の犠牲をできるだけ、避けるため、慎重に攻撃を続けると見られ、奪還作戦は長引くことも予想されます。

米国防長官「モスル奪還を確信」
イラクのアバディ首相がモスルの奪還作戦の開始を発表したことを受けて、アメリカのカーター国防長官は16日、声明を発表し、「ISの壊滅に向けた決定的な瞬間だ。アメリカと有志連合は困難な闘いへと立ち向かうイラク軍やクルド人部隊、そして、イラクの人々を支援する用意ができている」と述べました。そのうえで、「われわれはイラクの仲間たちが残虐なISに打ち勝ち、モスル、そして、残りの支配地域の自由を勝ち取ることを確信している」として、モスルなどの奪還に向けてアメリカ軍主導の有志連合が全力で支援する姿勢を示しました。

過激派組織IS=イスラミックステートに対する軍事作戦に参加する有志連合の調整役を担うアメリカのマクガーク大統領特使は、自身のツイッターで、「勇敢なイラク軍などの成功を祈る。この歴史的な軍事作戦でともにあることを誇りに思う」と述べ、イラク軍を最大限支援していく姿勢を示しました。

モスル奪還作戦 イラク軍が成果強調 さらに進撃の構え
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733331000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_002
10月18日 5時15分

過激派組織IS=イスラミックステートが2年以上にわたって支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦で、イラク軍は初日だけでモスル周辺の10以上の村を制圧したと成果を強調し、さらに進撃を続ける構えです。
イラク政府は17日、過激派組織ISが2年以上にわたって支配するイラク第2の都市モスルの大規模な奪還作戦を開始し、アメリカ軍などの空爆による支援を受けながら、イラク軍やクルド人部隊などがモスルの周辺地域で砲撃を続けました。

現地部隊の幹部は、17日、報道陣に対し、「地上部隊の作戦で、モスルの周辺の11の村を解放した」と明らかにしました。また、クルド人部隊もモスルの東にある9つの村を包囲し、ISの戦闘員たちを封じ込める作戦を続けているということです。

前線を視察したクルド自治政府のバルザニ議長は17日、「きょうの作戦はテロとの戦いの転換点となった」と述べ、奪還作戦の初日の成果を強調しましたが、IS側も各地で自爆攻撃などで抵抗を試みているもようです。

イラク軍は引き続きクルド人部隊と協力し、ISの戦闘員数千人がいると見られるモスルの市街地の制圧に向けて少しずつ部隊をすすめる構えで、夜間も空爆や砲撃を繰り返すなど、現地は緊迫した状況が続いています。

米国防総省「長く厳しい戦い強いられる」
アメリカ国防総省は、長く厳しい戦いを強いられるとの見通しを示し、アメリカ軍として空爆とともに、イラク軍への後方支援を強化していく姿勢を示しました。

アメリカ国防総省のクック報道官は17日の会見で「これまでのところイラク軍は初日の目標を達成した」と評価しました。そして奪還作戦について、「困難で時間がかかるであろうと見ており、われわれはその作戦の第1日目にいる」と述べ、長く厳しい戦いを強いられるとの見通しを示しました。

1695とはずがたり:2016/10/19(水) 18:49:24
>>1694-1695
モスルの奪還に向けてアメリカ軍はこれまでイラク軍などの兵士の訓練を強化するとともに、アメリカ兵の要員もおよそ600人増員して5000人規模の態勢とし、準備を整えてきました。アメリカ軍の役割についてクック報道官は作戦の主体はあくまでイラク政府だと強調したうえで、「アメリカ軍は前線に近いところにはおらず、イラク軍への助言などの役割を果たしている」と述べ、空爆とともに、ISと戦うイラク軍への後方支援を強化していく姿勢を示しました。

イラクのモスル奪還作戦 住民に不安広がる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161019/k10010734721000.html
10月19日 7時32分

過激派組織IS=イスラミックステートが支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦で、イラク軍などは18日、モスルの南にある複数の村を制圧しましたが、ISも自爆攻撃などで激しく抵抗しています。NHKの電話インタビューに応じたモスルの住民は、戦闘に巻き込まれないか不安が広がっていると話しました。
過激派組織ISが2年以上にわたって支配するモスルの奪還に向けて、イラク軍やクルド人部隊などは17日から大規模な軍事作戦を続けています。

イラク軍によりますと、作戦2日目の18日にはモスルの南にある9つの村を制圧したほか、この2日間でISが自爆攻撃に使う車両20台を破壊したということです。これに対し、IS系のメディアは、モスルの南にあるシャルカトでISが2度にわたり自爆攻撃を行い、奪還作戦に参加するシーア派の民兵少なくとも33人を殺害したと伝え、激しい戦闘が続いています。

NHKの電話インタビューに応じたモスルに住む男性は、「ISが、イラク軍は民間人も容赦なく攻撃するという情報を流している」としたうえで、「人々はとても恐れている」と述べ、戦闘に巻き込まれないか不安が広がっている状況だと話しています。その一方で「一部の若者がISの車両に火をつけるなど抵抗を始めたと聞いた」と話し、奪還作戦の開始を受けて、モスルの中でも反ISの動きが出始めているということです。
オバマ大統領「成功を確信」
イラク第2の都市モスルの奪還作戦について、アメリカのオバマ大統領は「作戦の開始は大きな前進で、困難な戦いになるだろうが成功を確信している」と述べ、厳しい戦いを強いられるものの奪還は可能だと強調しました。

過激派組織ISが支配するモスルの奪還に向けイラク軍などが大規模な軍事作戦に乗り出したことについて、オバマ大統領は18日の会見で「作戦の開始は大きな前進だ」として、ISの壊滅に向けきわめて重要な作戦だという認識を示しました。そのうえで「厳しく困難な戦いになるだろうが、私は成功できると確信している」と述べて厳しい戦いを強いられるものの奪還は可能だと強調しました。

一方、現在の作戦の状況についてアメリカ国防総省の当局者はモスルの東側からおよそ1万人のクルド人部隊が、南東側と南側からは合わせて1万8000人ほどのイラク軍が進軍し、周辺の村の掃討作戦を進めているとしています。
またアメリカ軍は、作戦への助言に加え、空爆やロケット砲による攻撃など後方からの支援にあたっていると説明しています。
これに対しモスルのISの勢力は最大で5000人ほどと推定されるということです。
さらにこの当局者は、ISが市民を強制的にモスルにとどめ「人間の盾」にしようとしていると指摘し、戦闘が激しさを増すにつれ作戦の困難さも増していくとの認識も示しました。
「避難民の急増に備えを」
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のグランディ高等弁務官は18日、イラクのアルビルで記者会見を開き、モスル奪還作戦の進行に伴って避難民が急増する事態に備えるべきだと訴えました。

グランディ高等弁務官は、「避難民の保護は人道支援機関だけの責任ではない。逃げ出した人たちを強制的に帰らせたり、仕返しをしたりするようなことがあってはならない」と述べ、ISと同じスンニ派の住民たちに危害が及ばないよう、イラク政府などが責任を果たすべきだと強調しました。

ただ、ISの戦闘員が避難民に紛れる可能性も指摘されていることから、避難民を守るためにも検査は徹底するべきだとしています。

1696チバQ:2016/10/19(水) 20:41:19
http://www.afpbb.com/articles/-/3104905?cx_tag=pc_rankday&cx_position=2#cxrecs_s
サウジアラビア、王子の死刑執行 口論になった友人を殺害
2016年10月19日 11:58 発信地:リヤド/サウジアラビア
【10月19日 AFP】サウジアラビア当局は18日、殺人罪で死刑判決を受けた同国のトゥルキ・ビン・サウド・カビル(Turki bin Saud al-Kabir)王子の刑を執行した。サウド王家のメンバーは数千人いるが、処刑されるのはまれ。

 内務省の声明によると、カビル王子は口論になったサウジ人を銃で撃って殺害した罪で、首都リヤド(Riyadh)で刑が執行された。

 サウジの英字紙アラブ・ニューズ(Arab News)は2014年11月、リヤドの裁判所が友人を射殺した王子1人に死刑判決を言い渡したと、名前を出さずに報じていた。同紙によれば、王子は2012年12月、リヤド郊外のキャンプ場で口論の末に発砲して1人を殺害し、1人を負傷させた。その後、自ら警察に通報したという。

 同紙は犠牲者の親族の話として、死刑判決はサウジの「公正な司法制度」を反映したものだと伝えている。

 サウジでは死刑の大半が刀による斬首で執行される。AFPが集計した内務省の記録に基づくと、王子は今年サウジで死刑が執行された134人目となった。(c)AFP

1697チバQ:2016/10/19(水) 20:41:52
http://www.afpbb.com/articles/-/3104589
ボコ・ハラムから解放の女子生徒ら、家族と再会 ナイジェリア
2016年10月17日 09:58 発信地:アブジャ/ナイジェリア
【10月17日 AFP】(写真追加)ナイジェリア北東部チボク(Chibok)の学校から2014年にイスラム過激派組織ボコ・ハラム(Boko Haram)により拉致された女子生徒200人以上のうち、解放された21人が16日、家族との再会を果たした。

 首都アブジャ(Abuja)で開かれたキリスト教形式での式典に出席した一人の少女は、40日間食べ物なしで生き延びたとしながら、「森の中にいた時、飛行機からの爆弾がすぐ近くに落ちたこともあった。けがはしなかった」と述べた。

 式典の途中で少女らの親族が到着し、2年ぶりの再会を果たした。親たちは涙ながらに娘たちを抱きしめた。

 式典は女子生徒らの解放の交渉を行ったナイジェリアの治安部隊によって催された。拉致された女子生徒の多くはキリスト教信者だったが、人質となっていた間に強制的にイスラム教に改宗させられたという。

 当初、女子生徒276人が拉致されたが、直後に数十人が脱走。今年に入ってからは、4か月の乳児を抱く19歳の少女が見つかっていた。

 ライ・モハメド(Lai Mohamed)情報相は、「すべての少女が解放されるまで」交渉を続けるとしながら、「近く、今回より多の人質が解放されるだろう」と述べた。

 ナイジェリアのムハマドゥ・ブハリ(Muhammadu Buhari)大統領は、ボコ・ハラムから広い地域を奪還したが、拉致された少女たちを取り戻せなかったことで激しい批判を浴びていた。拉致された少女らは、同国内にイスラム原理主義国家の樹立を狙うボコ・ハラムの蛮行の象徴となった。(c)AFP

1698チバQ:2016/10/19(水) 20:43:24
http://www.afpbb.com/articles/-/3104591
シリア反体制派、ISの象徴的都市を制圧 北部ダビク
2016年10月17日 09:53 発信地:ベイルート/レバノン
【10月17日 AFP】シリアの反体制派は16日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支配下にあった北部の町ダビク(Dabiq)を制圧したと明らかにした。ダビクはISが終末論的戦いの場所と位置付けていた町で、ISにとって大きな打撃となった。

 在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」やトルコ国営メディアなどによると、制圧はトルコの軍用機や砲撃の支援を受けて行われた。

 アレッポ(Aleppo)県にあるダビクは軍事戦略的な価値はほとんどない。だがイスラム教スンニ派(Sunni)の預言者がキリスト教勢力とイスラム教徒の間で終末の戦いが行われる場所だと述べたことから、ISとその信奉者にとっては西洋に対する闘争の代名詞として思想的に極めて重要な意味を持つ。ISは米国とその同盟諸国による空爆を、現代の「十字軍(Crusaders)」と見なしている。

 動画にはひと気のなくなった町の通りが映され、建物の正面にはISの黒い旗の絵や落書きが残されている。

 反体制派はその後、付近にある複数の村の奪還にも乗り出し、トルコ国営のアナトリア(Anadolu)通信によるとその際の戦闘で反体制派の9人が死亡、28人が負傷した。(c)AFP/Maya Gebeily with Dave Clark in London

1700とはずがたり:2016/10/21(金) 14:24:18
ISIS「人間の盾」より恐ろしい?イラク軍によるモスル住民への報復
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/isis-84.php
Iraqi Civilians Fleeing ISIS in Mosul Face Torture and Death in Revenge Attacks: Amnesty
2016年10月20日(木)16時00分
ジャック・ムーア

<イラクにおけるISISの最後の主要拠点モスルにイラク軍が攻撃をかけた。モスルに残るざっと100万人の住民は残ってISISの人質になるか、逃げて敵対するシーア派の兵士や民兵に拷問・処刑されるか、究極の選択を迫られている> 

 イラク政府軍と民兵組織がテロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)の支配から逃れた何千人もの民間人を拷問し、恣意的に拘束・処刑していると、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが18日に発表した報告書で告発した。

 報告書は「ダーイシュ(ISISのアラビア語の略称)が犯した罪のために処罰される人々」というタイトルで、モスル奪還作戦の開始直前に発表された。イラク北部のモスルは14年6月からISISの支配下にある。戦闘が始まれば、市内や周辺の村々から多数の住民が脱出する可能性があるが、彼らは政府軍や民兵の残虐な制裁を受けかねないと、報告書は警告している。

 報告書はこれまでにISISの支配地域から逃れてきた住民たち──拘束されたり拷問された人やそれを目撃した人、殺害されたり、行方不明になった住民の親族ら470人超の証言を基にまとめられた。

【参考記事】モースル奪回間近:緊迫化するトルコとイランの代理戦争

「戦争の惨禍とISの恐怖支配から逃れてきたイスラム教スンニ派のイラク人を待ち受けているのは、シーア派主体の政府軍とシーア派民兵組織による残虐な報復だ」と、アムネスティの中東調査ディレクター、フィリップ・ルーサーは述べた。「ISが犯した罪のために住民たちが制裁を受ける」

解放で宗教対立が再燃か
「ISがイラクに深刻な安全保障上の脅威を及ぼしているのは事実だが、だからと言って裁判なしの処刑や誘拐や拷問、恣意的な拘束は正当化できない。モスル奪還作戦の実施に当たり、イラク当局はこうした恐るべき虐待が二度と起きないよう対策を講じるべきだ」

 今年5、6月に実施された西部の都市ファルージャの奪還作戦では、戦闘の最中から逃れてきた男たちがイラク軍と民兵組織に殺害される悲劇が数件起きたと、アムネスティは報告している。

 5月にはファルージャの北の町シジルから逃れた地元部族の男たちがイラク軍の制服を着た男たちに身柄を引き渡され、確認されただけで成人男性12人と少年4人が殺害されたと報告書は述べている。6月には、ファルージャの北西から逃れたメヘムダ部族の男たちざっと1300人(未成年者を含む)が地元当局に引き渡される前に民兵に拷問された。

「イラク当局は広くはびこる虐待を黙認するばかりか加担し、やりたい放題の風潮を助長している。民兵の暴走を抑え、こうした深刻な人権侵害は許されないと、厳重に戒告する必要がある」と、ルーサーは語った。

 モスルはスンニ派が多数を占める都市で、イラクに残されたISISの最大拠点だ。奪還作戦はイラク政府軍とクルド人部隊が主導。シーア派が多数を占める政府軍の兵士や民兵がモスルに侵攻すれば、イラクを引き裂いてきた宗派対立が再燃するおそれがある。

1701チバQ:2016/10/22(土) 13:13:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161022-00010010-afpbbnewsv-int
イエメン、大統領派がフーシ派を停戦違反と非難

AFPBB News 10月22日(土)13時0分配信

イエメン、大統領派がフーシ派を停戦違反と非難

AFPBB News 10月22日(土)13時0分配信

1702とはずがたり:2016/10/22(土) 22:44:15
IS幹部、奪還作戦下のモスルから逃走か 米軍「見捨てている」
http://www.afpbb.com/articles/-/3104997?utm_source=yahoo&utm_medium=news
2016年10月20日 08:01 発信地:ケイヤラ/イラク

【10月20日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦を続ける有志連合の米軍幹部は19日、イラク軍が奪還作戦を開始した北部モスル(Mosul)からISの幹部らが逃走していると明らかにした。

 米主導の有志連合の地上部隊を率いる米軍のゲイリー・ボレスキー(Gary Volesky)少将はビデオ回線を通じて記者会見を開き、「われわれはダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)に、幹部らは彼らを見捨てていると言っている。モスルから脱出する動きがあった」と語った。

 ボレスキー少将は、モスルにいる3000〜4500人規模のIS戦闘員のうち、多数の外国人が抵抗する勢力の中核を形成することになると予想。モスルを離れる者は全員が審査を受けるので、外国人戦闘員が避難民に紛れて脱出する試みは阻止されるだろうとも述べた。

 17日にモスル奪還作戦の開始を発表したイラクのハイダル・アバディ(Haider al-Abadi)首相は19日、前線を視察した。これまでに市の南方や東方を中心に数十の村を奪い返したイラク軍は、20日にも複数の攻撃を計画している。

 市内には大勢の市民が留め置かれたままで、物資の供給も細ってきている。ISを標的とした空爆が激しさを増す中、多くの市民は地下に避難しているもようだ。

 モスルは2年前にISの最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者が「カリフ制国家」の樹立を宣言した場所だが、現在はイラクにおけるISの最後の拠点となっている。(c)AFP/W.G. Dunlop with Colin Bertier in Arbil and Ahmad al-Rubaye in Al-Shura

1705とはずがたり:2016/10/23(日) 18:19:45

イエメン、一時停戦中も銃撃 国連特使は停戦延長を要請
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%80%81%E4%B8%80%E6%99%82%E5%81%9C%E6%88%A6%E4%B8%AD%E3%82%82%E9%8A%83%E6%92%83-%E5%9B%BD%E9%80%A3%E7%89%B9%E4%BD%BF%E3%81%AF%E5%81%9C%E6%88%A6%E5%BB%B6%E9%95%B7%E3%82%92%E8%A6%81%E8%AB%8B/ar-AAjhKtG
AFPBB News
4 時間前

【AFP=時事】国連(UN)のイスマイール・ウルド・シェイク・アフメド(Ismail Ould Cheikh Ahmed)イエメン担当特使は22日、イエメンで72時間の一時停戦期間が切れるのを前に停戦の延長を求めた。停戦期間中にもかかわらず、政権側とイスラム教シーア派(Shiite)系の武装組織「フーシ派(Huthi)」との戦闘は激化している。

 イエメンへの人道支援物資輸送を目的とした停戦はイエメン時間の20日午前0時(日本時間同日午前6時)直前に発効。72時間後の22日午前0時(日本時間23日午前6時)に失効する。

 アフメド特使はフェイスブック(Facebook)への投稿声明のなかで「いくつかの地域で両軍による違反の報告があるが、(停戦は)おおむね守られている」「ここ数日間で、内戦の影響を受けた数地域に食料や人道支援物資が届けられた。これまで立ち入れなかった地域にも国連職員が到達した」と述べたうえで、より広域に物資を届けるために、さらに数日間が必要だと付け加えた。

 軍当局者によるとこの2日間、停戦中にもかかわらずサウジアラビアとの国境沿いで政権側とイランの支援を受けたフーシ派との銃撃戦が激しさを増しているという。

1706とはずがたり:2016/10/23(日) 18:32:35
俺もこれ(IS解体でテロリストの却って拡散)心配だけど,ISのテロ攻撃阻止に成功してるのはイランだそうな(書き込んだ心算が書き込めてない。。)
欧州も見倣うべし。

モスル奪還、成功すればIS戦闘員の欧州流入も 専門家らが警鐘
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%83%AB%E5%A5%AA%E9%82%84%E3%80%81%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%99%E3%82%8C%E3%81%B0is%E6%88%A6%E9%97%98%E5%93%A1%E3%81%AE%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E6%B5%81%E5%85%A5%E3%82%82-%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E3%82%89%E3%81%8C%E8%AD%A6%E9%90%98/ar-AAj7hsZ#page=2
AFPBB News
4日前

【AFP=時事】イラク軍が開始したイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からのモスル(Mosul)奪還作戦をめぐり、欧州の当局者や専門家は18日までに、奪還に成功すればIS戦闘員が新たに欧州に流入してくる恐れがあると相次いで警鐘を鳴らした。既にイスラム過激派による襲撃が続発している域内で治安をめぐる懸念に拍車が掛かっている。

 欧州では過去2年間、ジハード(聖戦)に参加するため数千人がイラクやシリアへ向かった。しかし、今年に入ってから両国でのISの支配領域が縮小しているため、一部は欧州に戻り始めている。

 欧州連合(EU)欧州委員会のジュリアン・キング(Julian King)委員(安全保障同盟担当)はドイツ日刊紙ウェルト(Die Welt)に対し、モスル奪還に成功すれば「暴力的なIS戦闘員の欧州帰還を招きかねない」との見方を示した。

 キング氏はモスルから欧州へIS戦闘員が大量に逃げてくる可能性は低いとしながらも、少数でも「深刻な脅威であり、それに備えなければならない」と強調した。同氏によれば、イラクやシリアの戦闘地域には欧州出身のIS戦闘員が依然として2500人程度いるという。

 英王立防衛安全保障研究所(RUSI)のラファエロ・パントゥーチ(Raffaello Pantucci)国際安全保障担当部長は英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)への寄稿で、ISがイラクの最大拠点であるモスルを失えば新たな戦闘員の勧誘にはマイナスになる可能性があるが、「家」を失ったIS戦闘員は西側諸国にとって危険な存在になるはずだと警告した。

 パントゥーチ氏は「指導者を持たず、革命の志にも欠けるIS戦闘員は今後、世界各地の治安当局者にとって脅威になるだろう」と述べている。

 テロ対応を専門とする英コンサルティング会社イプソ(Ippso)のマネジングディレクター、クリス・フィリップス(Chris Phillips)氏はISについて「新しい局面に入りつつある」と指摘。「カリフの支配」を失う中でゲリラ行為やテロ活動を増やさざるを得なくなると予想した。

【翻訳編集】AFPBB News

1707チバQ:2016/10/23(日) 21:09:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161023-00000032-jij-m_est
モスル奪還、道のり険しく=部隊進撃にIS抵抗―イラク
時事通信 10月23日(日)14時18分配信
 【カイロ時事】イラク軍などが過激派組織「イスラム国」(IS)にとって同国内最大の拠点である北部モスルを奪還する作戦を開始してから24日で1週間。

 軍はクルド人治安部隊「ペシュメルガ」と協力して進撃を続けるが、IS側の抵抗は根強く、モスル制圧への道のりは険しい。

 イラク北部にあるクルド自治政府のシンジャリ内相は22日、ロイター通信のインタビューに対し、イラク側がモスルから5キロの地点まで部隊を進めたと戦果を強調。ただ、ISとモスル市内で衝突することになれば「厳しい戦いになる」と指摘し、攻略は容易でないとの認識を示した。

 主にモスルの南方と東方から部隊を進めるイラク側は、これまでにモスル周辺のIS支配圏にあった30〜50の村落を掌握したとされる。イラクのアバディ首相は「目標に向かって速いペースで進んでいる」と評価する。

 しかし、IS側にどの程度の被害が出ているかは不明だ。ISは村落から住民を次々にモスルに連行しているとされ、民間人を「人間の盾」にしてモスルでの市街戦に持ち込む戦術とみられる。モスル南方では工場に火を放ち、有毒ガスを発生させるなど、なりふり構わず進撃に抵抗している。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161022-00000146-jij-m_est
有毒ガスで1000人治療=ISの工場放火で拡散か―イラク北部
時事通信 10月22日(土)23時55分配信
 【カイロ時事】イラク軍などが過激派組織「イスラム国」(IS)からの奪還を目指す北部モスル付近のミシュラクにある硫黄を扱う工場一帯で、有毒ガスによる被害が発生した。

 ロイター通信によると、モスル南方カヤラの病院関係者は22日、1000人近くが呼吸器の異常を訴えて治療を受けたと明らかにした。

 有毒ガスは、ISが19日ごろに工場に放火したことで周辺に拡散したとみられている。AFP通信は、工場の近くで暮らす民間人2人がガスによって死亡したと報じた。

1708チバQ:2016/10/23(日) 21:09:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161023-00000000-jij_afp
-intキルクークで対IS戦続く、死者イラク側46人、IS側48人
AFP=時事 10月23日(日)8時1分配信
【AFP=時事】イラクの治安部隊は22日、同国北部キルクーク(Kirkuk)で2日目となったイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」との激しい戦闘を続けた。イラク軍がモスル(Mosul)奪回作戦を続行する中、ISは21日早朝にキルクークに侵入し大胆な奇襲攻撃をかけて同国を動揺させた。

 クルド人政府が支配するキルクークでは、21日早朝にIS戦闘員数十人が同市の公共ビルを強襲し、イラクの対テロ特殊部隊と情報部隊がIS戦闘員の行方を追っている。奇襲攻撃2日目もISの狙撃手や自爆犯は拘束されておらず、イラク政府は同市に援軍を派遣した。

 イラク内務省所属の准将はAFPに対し、「これまでダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)との戦闘により46人が死亡し、133人が負傷した。そのほとんどがイラク治安部隊員だ」と語った。キルクーク保健衛生局もこの死傷者数を確認し、緊急事態に対処するため献血を呼び掛けている。

 キルクーク警察署長は、これまでにIS戦闘員48人を殺害し、ほか数人が負傷したと発表した。負傷者の中には奇襲攻撃のリーダー格だったとみられるリビア人も含まれているという。

 イラク治安部隊のハッターブ・オマル・アレフ(Khattab Omar Aref)准将は、「現在は治安部隊が状況を掌握しているが、(キルクークの)南部と東部の数か所でいまだにIS戦闘員の残党が潜伏している」と述べた。

 銃を持ち、しばしば自爆ベストも着用した過激派が自らの死も辞さずに、軍事的目標の達成ではなくただ混乱を引き起こすことを目的に起こす攻撃は「インギマシ攻撃」と呼ばれる。キルクークは今回のインギマシ攻撃で意表を突かれた形になった。【翻訳編集】 AFPBB News

1709とはずがたり:2016/10/23(日) 23:31:02
>>1706

2016年 09月 12日 08:43 JST
コラム:イスラム国の攻撃が成功しない国
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/4146-4147
Dina Esfandiary, Ariane M. Tabatabai

1710チバQ:2016/10/24(月) 19:33:37
http://www.sankei.com/world/news/161023/wor1610230011-n1.html
2016.10.23 16:37更新


イランで閣僚辞任相次ぐ 文化相は大統領方針に反し不興買ったか?

 イランで10月中旬、ジャンナティ文化・イスラム指導相が突然辞任したことが23日までに明らかになった。厳格なイスラム体制下、欧米文化の流入を嫌う保守強硬派の圧力に屈する形で音楽ライブが相次ぎ中止に追い込まれており、穏健派ロウハニ大統領の方針に反したとして不興を買ったことが原因とみられている。

 昨年7月に欧米などと核合意を結んだロウハニ政権は、社会の自由拡大を掲げてきたが、保守強硬派の頑強な抵抗にさらされ、一向に進んでいない。ライブで公演予定だった著名歌手らが「音楽への侮辱だ」と批判するなど、不満が広がっている。

 前後して、グダルジ・スポーツ・青少年相とファニ教育相も辞任。2013年8月のロウハニ現政権の発足以来、閣僚の辞任は初めて。来年5月の大統領選を見据えた動きとの見方もある。(共同)

1711チバQ:2016/10/24(月) 21:30:53
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102300070&g=int
イラクで「禁酒法」制定=キリスト教徒ら反発

 【バグダッドAFP=時事】イラク連邦議会は22日、酒類の販売、輸入、製造を禁止する法案を可決した。禁止条項が地方自治に関する法案に急きょ盛り込まれた。虚を突かれた形の宗教的少数派の反発を招く恐れがあるが、大きな影響力を持つイスラム各派にとっては歓迎すべき動きとなりそうだ。
 キリスト教徒のヨナダム・カンナ議員は同法について、破った場合、1000万(約82万円)〜2500万ディナール(約206万円)の罰金を科されると解説。「(宗教的)少数派の自由を保障した憲法に違反している」と指摘し、裁判闘争に打って出る考えを示した。
 イラクで酒類を供するレストランやホテルはまれだが、首都バグダッドなどでは小規模な商店がアルコールを販売している。ビールや「アラック」と呼ばれる蒸留酒を製造するイラク企業もある。(2016/10/23-14:24)

1712チバQ:2016/10/24(月) 21:37:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3105394
モスル奪還作戦中のイラク、議会でアルコール禁止法を不意打ち採決
2016年10月23日 13:01 発信地:バグダッド/イラク

政治
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モスル奪還作戦中のイラク、議会でアルコール禁止法を不意打ち採決 イラク南部の港湾都市バスラで、警察が押収したビールなどのアルコールと武器(2009年6月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/ESSAM AL-SUDANI
【10月23日 AFP】イラク議会は22日、アルコールの生産、販売、輸入を禁止する条項を含む法案の採決を行った。この採決は少数派の一部を憤らせる一方、影響力のある宗教政党を喜ばせた。

 アルコール禁止の是非をめぐり、支持派は、イスラムの教えに反する一切の法を禁じる憲法の条項によって正当化されると主張。一方、反対派の一部は、同じ憲法の宗教的少数派の慣習を保障する条項に違反していると主張する。

 議員と議会関係者によると、アルコール禁止条項は地方自治体関連の法案に土壇場になって追加されたもので、アルコール禁止への反対派にとっては不意打ちだったという。

 同法は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からのモスル(Mosul)奪還作戦が行われている北部に国民の目がくぎ付けになっているタイミングで議会を通過した。

 イラクの飲食店やホテルでアルコールが提供されることはめったにない。しかしアルコールの消費は比較的広く行われており、特に首都バグダッド(Baghdad)では数多くの小規模な酒類小売店を見かける。

 イラクにはビールの「ファリダ(Farida)」やアラック(アニス風味の蒸留酒)の「アスリヤ(Asriya)」などさまざまな種類のアルコールの製造業者も存在する。(c)AFP

1713チバQ:2016/10/26(水) 16:37:14
2256 チバQ 2016/10/26(水) 14:31:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00000048-asahi-int
IS「首都」ラッカ攻略へ 米国防長官「準備に入った」

朝日新聞デジタル 10月26日(水)13時41分配信


 米国のカーター国防長官は25日、過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と称するシリアの要衝ラッカの攻略に向けた準備に入ったことを明らかにした。ISのイラク最大拠点モスルの奪還作戦と並行して進めることになりそうだという。

 米国を中心にモスル奪還で連携する有志連合の国防相会合が同日、パリであり、仏ルドリアン国防相と臨んだ会見で説明した。

 この日の会合では、ラッカを包囲し、孤立させる作戦も議題になったといい、カーター氏は「すでに準備に入っている。(モスル奪還作戦と時期的に)重なってくるだろう」と話した。ルドリアン氏も詳細な説明は避けつつ、「同時並行になるだろう」とした。
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朝日新聞社

1714とはずがたり:2016/10/26(水) 16:59:18
アラブの統一は戦後70年の課題であったが,世俗主義のアラブ連合共和国の類の試み(エジプト+シリア,エジプト+シリア+北イエメン,ヨルダン+イラク,エジプト+シリア+リビア,シリア+イラク)は全て失敗した。その絶望の上に,イスラム原理主義による統一の試みがISなのであって,欧州の民主化への動きが押し止める事が出来ずに現代欧州が形成された事を考えるとアラブ世界の統一への欲求の過小評価は出来ない筈である。

ドイツ統一を求めた自由主義革命であるフランクフルト国民会議は大ドイツ主義か小ドイツ主義かれ割れて結局小ドイツ主義の旗の下でプロイセン王に統一ドイツ皇帝への就任を依頼した(拒否されて瓦解。その後プロイセン王は普仏戦争でプランスを打ち破ってパリ・ベルサイユ宮殿で独力で帝位に就く事になった訳だが。)。
ISはフセインが敢えなく倒された事を見てたのでヨルダンやサウジに戴冠しようとはせず,バグダディ自らカリフを名告る事になる。

石油が戦略物資で有る以上,アメリカがこの地を自由にならない大国に委ねることはあり得ないけど,石油がバナナぐらいの存在になればスルタンが出ようがカリフが出ようがアメリカは放任で地域大国の形成が可能になって安定だけはするかもしれない(苛烈なイスラム原理政治が執り行われそうだけど・・)

つらつら駄文を連ねたが,ラッカとモスルを落としてもそれが終わりではなく新たな戦争の始まりに過ぎないだらうと云ふことである。

IS「首都」ラッカ攻略へ 米国防長官「準備に入った」
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/164/3789c58371c831ca3a7ae04278ca6209.html
(朝日新聞) 13:41

 米国のカーター国防長官は25日、過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と称するシリアの要衝ラッカの攻略に向けた準備に入ったことを明らかにした。ISのイラク最大拠点モスルの奪還作戦と並行して進めることになりそうだという。

 米国を中心にモスル奪還で連携する有志連合の国防相会合が同日、パリであり、仏ルドリアン国防相と臨んだ会見で説明した。

 この日の会合では、ラッカを包囲し、孤立させる作戦も議題になったといい、カーター氏は「すでに準備に入っている。(モスル奪還作戦と時期的に)重なってくるだろう」と話した。ルドリアン氏も詳細な説明は避けつつ、「同時並行になるだろう」とした。

1715チバQ:2016/10/26(水) 18:55:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00000027-jij_afp-int
IS、モスル周辺で残虐行為か 障害のある女児殺害の情報も

AFP=時事 10月26日(水)15時52分配信
【AFP=時事】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は25日、イラク軍がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のイラクでの最後の主要拠点モスル(Mosul)奪還作戦を進める中、ISが民間人数十人を殺害したとの情報提供を受けたことを明らかにした。

イラク軍、モスル包囲網狭める ISも自爆攻撃などで抵抗

 OHCHRのルパート・コルビル(Rupert Colville)報道官はスイスのジュネーブ(Geneva)で記者団に対し、今回の殺害に関する情報は民間人や政府の情報筋から提供された「予備的」なもので、身の安全のため情報提供者の氏名は公表できないと語った。

 提供された情報によると、残虐行為はイラク軍がモスルへと進攻していた19日〜23日にIS戦闘員によって実行されたという。

 モスルの南約45キロにあるサフィナ(Safina)村では民間人15人が処刑され、遺体が川に投げ込まれた。他の住民に恐怖心を広めるためとみられる。サフィナ村では民間人6人が19日に手を車につながれて村中を引きずり回されたとの情報もある。6人はISと敵対している部族長と関わりがあったというだけでそのような目に遭ったとみられている。

 23日にはモスルの南にあるルフェイラ(Rufeila)村でISが住民を強制的に行進させた際に、ついて行けなかった女性3人と女児3人の計6人を射殺したという。6人が行進について行けなかったのは、殺された女児の1人が身体障害者だったためだとみられている。

 またコルビル報道官は、ISの人質となっていた元警察官50人が23日にモスル近郊の建物で処刑されたとの情報があることも明らかにした。【翻訳編集】 AFPBB

1716チバQ:2016/10/27(木) 00:18:29
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161027k0000m030064000c.html
<イラン大統領選>ロウハニ師、再選出馬へ 強硬派は反発
10月26日 20:21毎日新聞

<イラン大統領選>ロウハニ師、再選出馬へ 強硬派は反発
イランのロウハニ大統領=ハノイで2016年10月6日、AP
(毎日新聞)
 【テヘラン田中龍士】来年5月19日投票のイラン大統領選に、保守穏健派ロウハニ大統領が再選を目指して立候補する見通しとなった。大統領選を統括するラハマリファズリ内相が25日、出馬を明言した。現段階では保守強硬派の対抗馬は不在で、再選が有力だが、既得権益の打破を試みる政権に強硬派は圧力を強める。約半年後の選挙を見据え、両陣営の綱引きは激しさを増している。

 「核合意の目標は世界に扉を開き、経済を促進させること。無用な論争をせず、国の発展に努めるべきだ」。昨年7月に米欧との核合意にこぎつけたロウハニ師は23日、政権批判を強める強硬派をけん制した。政権は、関連ビジネスが国内総生産の最高4割を占めるとも言われ、聖域視されてきた革命防衛隊の経済活動にメスを入れる姿勢を示している。

 9月初旬、防衛隊が経営する大手建設会社と同社関連企業の取引を大手銀行2行が拒否したことが表面化した。マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金の規制に携わる国際機関「金融活動作業部会(FATF)」に協調する政権の姿勢の表れだ。

 だが、こうした動きに対し、最強硬派紙ケイハンは「国益に反する」と批判。FATFとの協調を続けるかは防衛隊出身者が幹部の国家安全保障最高評議会にゆだねられた。

 強硬派の圧力は、公的機関の幹部らが不当に高給を得ていた問題でも表れた。強硬派系メディアが、1カ月で20億リヤル(約640万円)を得ていた銀行頭取の給与明細書を5月に公開後、相次いで高給問題が発覚。批判の矛先は政権に向けられた。だが、政権は今月初旬に公的機関の幹部ら約400人の訴追見通しを発表して批判をかわした。

 さらに、ロウハニ師は23日、ジャンナティ文化・イスラム指導相ら3閣僚の交代を発表。ジャンナティ氏は8月に強硬派の圧力で聖地マシュハドなどでの音楽コンサートを中止したことで、ロウハニ師との不一致が顕在化していた。

 評論家のダリユシュ・ガンバリ元国会議員は「(今春の)総選挙で支持勢力が拡大し、コンサート問題が噴出したタイミングを選んで行動に出た」と分析。大統領選を見据え、国民の支持を高める措置だと指摘した。

 最高指導者ハメネイ師は9月下旬の演説で、保守強硬派のアフマディネジャド前大統領に大統領選出馬を断念するよう伝えたと示唆。「君が出れば、社会が二極化する」と述べたとした。「二極化を望まない姿勢はロウハニ師の穏健路線を追認したも同然」(外交筋)ともみられている。改革派は独自候補の擁立を見送り、ロウハニ師支援を明確にしている。

1717名無しさん:2016/10/30(日) 10:05:36
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061400043&g=int
性被害者なのに有罪判決=オランダ女性に禁錮、罰金刑-カタール

 【ドーハAFP=時事】中東の産油国カタールの裁判所は13日、性的暴行の被害を訴えたオランダ人旅行者の女性(22)に対し、婚外の男女関係の罪を問い、禁錮1年、罰金3000カタール・リヤル(約9万円)の有罪判決を言い渡した。禁錮刑には執行猶予が付き、罰金を支払い次第、国外退去が認められる。カタールでは婚外関係は重罪。被害を届け出た女性は3月14日に逮捕され、収監されていた。

 カタールは2022年のサッカー・ワールドカップ(W杯)大会開催国。多くの女性サポーター来訪が見込まれる中、被害者の扱いに欧米からは批判が起きている。
 女性の弁護士によると、事件は首都ドーハのホテルで起きた。飲料に薬を混入されたとみられ「一口飲んで気分が悪くなった」。見知らぬ場所で意識を回復し「襲われたと悟った」という。
 暴行容疑で逮捕されたシリア人の男は、合意の上だったと主張。しかし、裁判所は13日、違法な性行為の罪でむち打ち100回、飲酒の罪で同40回を言い渡した。(2016/06/14-05:27)

1718名無しさん:2016/10/30(日) 20:53:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161027-00000001-jij_afp-int
地中海渡る移民らの死者、年初来3800人に 過去最多を更新
AFP=時事 10/27(木) 9:13配信

【AFP=時事】国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」は26日、リビア沖で見つかった過密状態のゴムボート内で、燃料と海水の中で死亡した移民29人の遺体を発見したと明らかにした。国連(UN)は同日、地中海(Mediterranean)を渡ろうとして死亡した移民・難民が今年に入ってから少なくとも3800人に達し、通年ベースで過去最多を更新したと発表した。

 MSFによると、同団体の救助船「ブルボン・アルゴス(Bourbon Argos)」が25日、リビア沿岸から26カイリの水域で、ゴムボートに乗っていた107人を救助。一方、濁った燃料と海水の混合液があふれ返った床の上で、11人の遺体を見つけた。その後、ブルボンアルゴスはいったんその場を離れて近くの別の救助作業に向かい、その船から139人を救出した。

 救助隊が最初のゴムボートに戻って詳しく調べたところ、死亡者は29人で、死因はおそらく窒息か皮膚のやけど、溺水(できすい)であることが分かった。独NGO「シー・ウオッチ(Sea Watch)」のチームの支援も得て、遺体を有害な混合液から引き揚げる作業が数時間かけて行われた。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の広報担当者はAFPの取材に電子メールで答え、「今年に入ってから少なくとも3800人が地中海で死亡したか行方不明になったと報告されていることを確認できる」と述べた。昨年の死者3771人を上回り過去最多を記録した。

 昨年は移民100万人以上が地中海経由で欧州に渡ったが、今年は3月にトルコと欧州連合(EU)の間で移民抑制策で合意された効果で33万人足らずにまで抑制されている。しかし、死者数は逆に増えている。

 UNHCRによると、最も危険なルートとなっているのはリビア─イタリア間で、リビアからイタリアに移民が47人到着するごとに死者が1人出ている計算。これより大幅に距離が短いトルコからギリシャのルートでは、88人に1人が死亡しているという。

 UNHCRは移民が3分の1にまで減少しているにもかかわらず死者が急増している原因について、密航業者が渡航に耐えない劣悪な移民船を使用することが多いためと説明している。【翻訳編集】 AFPBB News

1719チバQ:2016/10/31(月) 01:37:17
http://www.afpbb.com/articles/-/3106177
シーア派民兵がモスルの西に展開、ISの供給路断つ新作戦
2016年10月30日 08:03 発信地:ケイヤラ/イラク
【10月30日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からのモスル(Mosul)奪還作戦開始後2週間近くが経過したイラクで29日、民兵部隊が同市と隣国シリアにあるISの拠点を結ぶ供給ルートを断つ新しい作戦を開始した。

 モスル奪還作戦開始後、イラク軍は同市の北、東、南の各方面からモスルに向けて地上部隊を進軍させていたが、これまでモスルの西には部隊を展開させていなかった。

 モスルの西に位置する町タルアファル(Tal Afar)に29日、イランが支援するイスラム教シーア派(Shiite)民兵が主でこれまでは控え的な役割を果たしていたハシド・シャービ(Hashed al-Shaabi)が展開し、新たな作戦を始めた。

 ハシド・シャービのアフメド・アサディ(Ahmed al-Assadi)報道官はAFPに対し、「(タルアファルの)作戦は、モスルとラッカ(Raqa)の供給ラインを断つ目的で実施されるものだ」と語った。ラッカはISが事実上の首都とするシリアの拠点を指す。

 アサディ広報官は、今回の作戦はモスル南方地域から進軍が行われ、ハトラ(Hatra)、タルアブタ(Tal Abta)、タルアファルの各町の奪還を目的としていると述べた。

 タルアファルに進軍したことで、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産として登録された古代都市で、すでにISに破壊されたハトラのすぐ近くで戦闘が行われることになる。また名前は挙がらなかったものの、作戦は先にISによる破壊行為を受けていたニムルド(Nimrud)遺跡付近でも行われる可能性がある。

 モスル奪回作戦にシーア派民兵が加わることは論争の的となっていたが、ハシド・シャービの複数の幹部はイスラム教スンニ派(Sunni)が多数を占める地域に進軍する計画はないと述べている。

 タルアファルは2014年にISに占拠されるまでシーア派のトルクメン系住民が大多数を占めていた。同町の奪還はシーア派民兵の主要な目的になっている。(c)AFP/Ahmad al-Rubaye with Ammar Karim in Baghdad

1720チバQ:2016/10/31(月) 17:57:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161031-35091407-cnn-int
ISIS、モスル周辺の市民数万人を「人間の盾」に

CNN.co.jp 10/31(月) 15:57配信

イラク・バシカ近郊(CNN) イラク第2の都市モスルを過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」から奪還する作戦が進行する中、ISIS支配下にある人々が戦闘に巻き込まれる懸念が高まっている。ISISは女性や子どもを含む数万人を拉致し、モスルの中心部に強制的に配置。「人間の盾」として、イラク軍部隊と米軍主導の有志連合による侵攻を阻止する考えだ。

国連の当局者がこのほど語ったところによると、ISISはモスルの周辺地域に住む約8000世帯の家族を拉致。銃を突き付けて脅迫しながら同市まで連行したという。国連はISISが拠点を置くモスル南郊の街の人口について、以前の2万3000人から6万人に急増したと発表。この街の攻略を図るイラク軍は、作戦を遂行する上で多くの民間人の存在がまぎれもない懸念事項だとの認識を示した。

モスル奪還作戦に参加するイラク北部クルド地域政府の治安部隊ペシュメルガの幹部も、モスルへの進軍の速度を緩めていると明かす。「民間人の生命を守るため、作戦行動は慎重にならざるを得ない」という。

国連人権高等弁務官事務所の報道官は、ISISが自軍の領域や部隊への軍事攻撃を見送らせる目的で、人質に取った民間人を利用すると説明。「邪悪かつ卑劣な戦略の下、女性や子どもを含む数万人が人間の盾にされる」と非難した。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのリン・マールーフ氏は「民間人を人間の盾に使うことは戦争犯罪だが、イラク軍や有志連合も民間人に多大な被害を及ぼす可能性のある攻撃は避けなくてはならないという国際法上の義務を負う」と指摘する。

ISISが2年にわたり支配するモスルの中心部は一段の人口密集地であり、現在生活している住民の数は100万人を超えるともいわれる。今後本格的な市街戦に突入すれば、民間人に膨大な数の犠牲者が出る恐れがある。

1721とはずがたり:2016/11/01(火) 12:29:15
これまでは

イラン→シーア派ヒズボラ「3月8日運動」→vs←ハリリ@スンニ派「3月14日運動」←サウジアラビア

で,今回

ヒズボラ→和解←アウン@マロン派・反シリア派→妥協←ハリリ氏@首相候補?→反撥?←スンニ派

となったのか?ややこしい。

<レバノン>大統領にアウン氏選出、2年5カ月ぶり空席解消
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161101k0000m030103000c.html
00:07毎日新聞

 【カイロ秋山信一】レバノン国民議会は10月31日、元軍人のミシェル・アウン氏(81)を大統領に選出した。イスラム教シーア派とスンニ派の主要政党の対立によって国家元首不在の異常事態が続いていたが、2年5カ月ぶりに空席が解消された。スンニ派のサード・ハリリ元首相(46)が次期首相候補の座と引き換えにアウン氏支持に転じたことで妥協の機運が生まれた。

 アウン氏は1回目の投票では当選に必要な全議席の3分の2の票を確保できず、2回目の投票で議席の過半数の票を得て当選した。2014年5月に前大統領の任期が切れた後、選挙のために議会が招集されたのは今回が46回目だった。

 レバノンではイランがシーア派組織ヒズボラ、サウジアラビアがハリリ氏らスンニ派勢力をそれぞれ支援し、中東の覇権を競う両大国の「代理戦争」が繰り広げられてきた。ヒズボラが推すアウン氏が大統領に選任されたことを、アラブメディアは「サウジの敗北だ」と報じている。

 18以上の宗教・宗派が混在するレバノンでは、大統領はキリスト教マロン派から国民議会での投票で選出されるのが慣例だ。ヒズボラなど「3月8日運動」とハリリ氏らの「3月14日運動」の2大政党連合がそれぞれ別の候補を支援し、選出は難航していた。

 ハリリ氏は10月20日に一転してアウン氏支持を表明。アウン氏は見返りにハリリ氏を首相候補に指名すると報じられている。スンニ派には変節への反発が強く、組閣は難航する可能性がある。

 アウン氏は1980年代のレバノン内戦で反シリア派を率いて、ヒズボラなどと対立。シリア軍駐留時代は国外に亡命し、シリア軍撤退後の05年に帰国。旧敵のヒズボラと和解した。

1722チバQ:2016/11/01(火) 19:50:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161101-00000001-mai-m_est
<レバノン>大統領にアウン氏選出、2年5カ月ぶり空席解消

毎日新聞 11/1(火) 0:07配信

 【カイロ秋山信一】レバノン国民議会は10月31日、元軍人のミシェル・アウン氏(81)を大統領に選出した。イスラム教シーア派とスンニ派の主要政党の対立によって国家元首不在の異常事態が続いていたが、2年5カ月ぶりに空席が解消された。スンニ派のサード・ハリリ元首相(46)が次期首相候補の座と引き換えにアウン氏支持に転じたことで妥協の機運が生まれた。

 アウン氏は1回目の投票では当選に必要な全議席の3分の2の票を確保できず、2回目の投票で議席の過半数の票を得て当選した。2014年5月に前大統領の任期が切れた後、選挙のために議会が招集されたのは今回が46回目だった。

 レバノンではイランがシーア派組織ヒズボラ、サウジアラビアがハリリ氏らスンニ派勢力をそれぞれ支援し、中東の覇権を競う両大国の「代理戦争」が繰り広げられてきた。ヒズボラが推すアウン氏が大統領に選任されたことを、アラブメディアは「サウジの敗北だ」と報じている。

 18以上の宗教・宗派が混在するレバノンでは、大統領はキリスト教マロン派から国民議会での投票で選出されるのが慣例だ。ヒズボラなど「3月8日運動」とハリリ氏らの「3月14日運動」の2大政党連合がそれぞれ別の候補を支援し、選出は難航していた。

 ハリリ氏は10月20日に一転してアウン氏支持を表明。アウン氏は見返りにハリリ氏を首相候補に指名すると報じられている。スンニ派には変節への反発が強く、組閣は難航する可能性がある。

 アウン氏は1980年代のレバノン内戦で反シリア派を率いて、ヒズボラなどと対立。シリア軍駐留時代は国外に亡命し、シリア軍撤退後の05年に帰国。旧敵のヒズボラと和解した。

1723チバQ:2016/11/02(水) 20:18:19
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110200752&g=int
モスル奪還へ総力戦=対ISで異例の協調-イラク


1日、イラク北部モスル南方の村へ進撃する政府軍兵士(AFP=時事)
 【カイロ時事】過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク国内で最大の拠点とする北部モスルの奪還作戦は、イラク軍部隊が1日に市内に突入し、正念場を迎えた。イラクからの報道によると、軍幹部は「(1日が)モスルの本当の解放の始まりだ」と述べ、IS掃討へ総力戦で臨む考えを強調した。
 モスル市内には同日、軍部隊が南方から、米軍の訓練を受けた精鋭の対テロ部隊が東方からそれぞれ突入した。市の周辺には、警察部隊やクルド人治安部隊「ペシュメルガ」、イスラム教スンニ派部族兵なども展開。市の西方には、モスルのIS戦闘員が隣国シリアに脱出するのを防ぐため、イスラム教シーア派民兵が送り込まれた。
 抗争を続けてきたイラクのシーア派、スンニ派、クルド人など各勢力の部隊がこうした共同作戦を行うのは異例。アバディ首相は「われわれは一つにならなければならない」と国内各派に団結を呼び掛けた。(2016/11/02-18:04)

1724チバQ:2016/11/02(水) 20:20:02
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110200112&g=int
議長派ファタハ、29日に総会=7年ぶり、新指導部選出-パレスチナ


1日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムで記者会見するパレスチナ自治政府のアッバス議長(EPA=時事)
 【エルサレム時事】AFP通信によると、アッバス・パレスチナ自治政府議長の支持基盤ファタハの中央委員会は1日、新指導部を選出する総会を、29日にヨルダン川西岸パレスチナ自治区ラマラで開くことを決定した。総会開催は2009年以来7年ぶり。

 総会では、ファタハの最高意思決定機関である中央委員会のメンバー、そして中央委に次ぐ意思決定機関である革命評議会の議員を選出する。ファタハ内ではアッバス議長と同議長に批判的な勢力との対立が続いており、指導部メンバーの刷新により対抗勢力の排除を図りたい考えとみられる。(2016/11/02-07:46)

1725チバQ:2016/11/02(水) 20:21:19
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110100924&g=int
死刑制度「限定」復活も=首相、柔軟姿勢示す-トルコ


1日、アンカラで演説するトルコのユルドゥルム首相(AFP=時事)
 【エルサレム時事】トルコのメディアによると、ユルドゥルム首相は1日、7月のクーデター未遂事件を受けて復活の可能性が浮上している死刑制度に関し「他の政党と合意すれば、限定的な措置を取れるはずだ」と述べた。首都アンカラでの演説で語った。条件を付け柔軟な姿勢を示すことで欧州連合(EU)の反発を緩和できるか、瀬踏みしている可能性がある。
 一方、死刑制度を復活させたとしても「遡及(そきゅう)適用はしない」と語り、今回のクーデター未遂事件に絡み既に逮捕している者には適用しないことも示唆した。ただ、エルドアン政権が事件の黒幕として敵視する在米イスラム指導者ギュレン師はまだ拘束されていない。(2016/11/01-22:37)

1726チバQ:2016/11/02(水) 20:27:15
http://www.sankei.com/world/news/161030/wor1610300021-n1.html
2016.10.30 14:19
【イスラム国(IS)】
モスル奪還作戦にシーア派民兵が本格参戦、宗派対立懸念

 過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点、イラク北部モスルの奪還作戦で、イランの影響力が強いイスラム教シーア派民兵組織「人民動員隊」が29日、モスル西方地域の奪回に向け攻撃を始めた。イラク軍などが北、東、南の3方面から進撃する中、シーア派民兵が本格的に参戦、西部でも戦線が開かれることで戦闘は激しさを増しそうだ。

 シーア派民兵はイラク中部ファルージャ奪還作戦の際にスンニ派住民を拷問したとの疑いもあり、モスルやその周辺でも宗派間の対立感情が悪化する懸念が高まっている。最大150万人が取り残されているとも指摘されるモスルの住民はスンニ派が中心。

 シーア派民兵が制圧を目指すのはモスル西方の要衝タルアファル。モスルと、ISが「首都」とするシリア東部ラッカの間に位置する。(共同)

1727とはずがたり:2016/11/02(水) 22:05:44
子供60万人逃げられず=イラク部隊突入のIS拠点
時事通信社 2016年11月2日 05時33分 (2016年11月2日 13時42分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161102/Jiji_20161102X447.html

 【カイロ時事】過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク最大の拠点としてきた北部モスルの市街戦が迫る中、子供を含む住民の被害拡大に深刻な懸念が世界に広がっている。国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は1日、声明を出し、モスルについて「子供約60万人を含む150万人の民間人が逃げられずにいる」と強調。安全な脱出ルートを設ける必要があると訴えた。
 モスルにはこの日、ISからの奪還作戦を進めるイラク部隊が複数の方向から突入し、もはや市街戦は避けられない情勢となっている。声明は「IS戦闘員が多くの病院や学校を占拠し、こうした施設がイラク部隊による攻撃の標的になることに懸念が高まっている」と危機的状況を訴えた。
 イラク軍などは10月17日、モスル奪還作戦に着手した。1日までにモスル一帯で暮らしていた約1万8000人が戦闘地域外に脱出したとみられる。しかし、モスルの人口を考えれば、住民の圧倒的多数はISの監視の中、まだ市内にとどまっている。

1728チバQ:2016/11/03(木) 08:21:58
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161103k0000m030064000c.html
<イラン>国会が承認 ロウハニ大統領指名の3閣僚就任
11月02日 20:06毎日新聞

 【テヘラン田中龍士】イランの国会は1日、先月辞任した文化・イスラム指導相ら3閣僚の後任としてロウハニ大統領が指名した3人の就任を賛成多数で承認した。来年5月に大統領選を控える中、再選が有力視されるロウハニ師の安定した影響力が示された形だ。

 保守穏健派のロウハニ師が2013年8月に就任した当時の議会では、保守強硬派の影響力が強く、今回承認された3閣僚のうち教育相とスポーツ・青少年相の最初の指名者は否決された。だが、今春の総選挙で支持基盤の改革、穏健両派が躍進し、議会でロウハニ師の意向が反映されやすくなった。

1729チバQ:2016/11/03(木) 08:23:19
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110300088&g=int
改革派弾圧の元検事にむち打ち刑=退任後の横領で-イラン

 【テヘランAFP=時事】国営イラン放送は2日、改革派弾圧で悪名高いモルタザビ元テヘラン首席検事に対し、横領などの罪でむち打ち135回の判決が言い渡されたと報じた。退任後に務めた社会保障機関での不正の責任を問われた。
 社会保障機関の弁護士は「公共財の横領でむち打ち70回、公共財の浪費に関する過失で同65回」と説明した。上訴が可能という。
 モルタザビ元首席検事は保守強硬派のアハマディネジャド前大統領に近く、在職中は改革派刊行物の出版停止やジャーナリスト投獄で非難を浴びた。「継続的かつ重大な人権侵害」を理由に、米国の制裁対象にも指定された。
 2009年の大統領選時に起きた改革派デモで、少なくとも3人の参加者が拘束後に死亡した責任を問われ、10年に更迭。その後、密輸取り締まり機関や社会保障機関のトップを13年まで務めた。(2016/11/03-05:55)

1730チバQ:2016/11/03(木) 08:27:23
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20161103k0000m010158000c.html
<TPP>山本農相失言、与党も批判 審議優先、辞任求めず
01:38毎日新聞

<TPP>山本農相失言、与党も批判 審議優先、辞任求めず
TPP承認案を巡って起きた主な問題(2016年)
(毎日新聞)
 ◇公明党の漆原氏「すぐわびるならしゃべるなと…」と批判

 山本有二農相の失言問題で2日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)承認案・関連法案の衆院通過が週明けにずれ込む見通しとなったことは、政府・与党にとって大きな痛手だ。安倍政権は山本氏を続投させて審議の遅れを最小限にとどめる方針だが、追及材料を与えた山本氏に対し、与党の批判が強まっている。【高橋克哉、田中裕之】

 「こんなことで辞任すれば(今国会承認に向けた動きが)全部終わってしまう」。政府高官は2日にこう語り、山本氏を続投させる考えを示した。

 山本氏を辞任させた場合、野党が後任農相に所信表明を求めるのは確実だ。担当閣僚の交代でTPP審議のやり直しを迫られる可能性もあり、辞任の回避は「辞めさせる方が時間がかかる」(政府関係者)という内向きの事情からだ。

 山本氏は8月の内閣改造で入閣した。衆院TPP特別委員会の審議では、輸入米の売買同時入札(SBS)の不透明な取引問題を巡り、野党の追及を受けて守勢に回る場面も少なくない。その山本氏が国会外での失言を繰り返したことに、与党の批判は強い。

 公明党の漆原良夫中央幹事会会長は2日の記者会見で「すぐわびるならしゃべるなと言いたい」と批判。自民党幹部も「こんな発言はあり得ない」と語った。

 TPPを重要視する安倍晋三首相のもと、早期承認が与党の最重要課題で、現地時間で8日の米大統領選までに衆院を通過させたい考えだ。米国の承認手続きを後押しする狙いからで、自民党幹部は「大統領選までの衆院通過は、日本の意思を表明するための当初からの目標だ」と語った。混乱拡大を避けたい自民党内からは、山本氏への目立った辞任論は出ていない。

 与党は今国会での承認に向け、小幅な会期延長を検討している。それでも野党が徹底抗戦に出れば、参院での審議は窮屈になりかねない。参院自民党幹部は2日、「場合によっては12月下旬まで延長して衆院を解散すればいい」と述べ、勢いづく野党をけん制した。

 ◇野党攻勢、審議に応ぜず

 民進党は2日、今週中のTPP承認案・関連法案の採決に応じない方針を決めた。同党は1日、採決に応じることで自民党と合意。「年金カット法案」として批判を強める年金制度改革関連法案の審議に重点を移す戦略だったが、山本有二農相の相次ぐ失言を受け、攻勢に転じた。

 「発言は看過できない。この大臣の下で自由貿易の議論はできない」。民進党の蓮舫代表は2日の党会合で、審議に応じない姿勢を鮮明にした。

 同党が1日、自民党と「2日衆院TPP特別委、4日本会議」の採決日程で合意したのは、TPP参加の検討は民主党政権時代に始めた経緯があるためだ。年明けの衆院解散の観測も流れるなか、徹底抗戦すれば「民主党政権との整合性を問われかねない」との懸念も出ていた。

 想定外の失言問題に対し、民進党では「山本農相の下での審議は国会の権威に関わる」(今井雅人特別委理事)と気勢が上がる。だが、山本氏の最初の発言で辞任に追い込めないまま、一度は採決に応じた姿勢には分かりにくさも残る。細野豪志代表代行は2日の記者会見で、山本氏を擁護する政府・自民党の対応を「強者のおごりだ」と強く批判。「国民の不幸はおごり高ぶった自民党に対するもう一つの選択肢がないことだ。我々の責任は重い」とも語った。【葛西大博】

1731チバQ:2016/11/03(木) 19:44:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161103-00000026-jij_afp-int
ISから解放されたモスル東端の村、バリカンで2年ぶりひげそり
AFP=時事 11/3(木) 13:43配信

ISから解放されたモスル東端の村、バリカンで2年ぶりひげそり
イラク北部モスル東端のコクジャリ村で、バリカンで伸ばしっぱなしだったひげをそる男性(2016年11月2日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イラク北部モスル(Mosul)東端にあるコクジャリ(Gogjali)村では2日、前日に市内に到達したイラク軍精鋭部隊の掃討作戦による発砲音が響き渡る中、住民たちが白旗を手に用心深く自宅から出てきてイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の残忍さを口々に語った。

【関連写真11枚】大きなハサミでばっさり行く人も

「トラクターを没収され、6日間も拘束されて殴られた。解放されたが、それ以降、仕事はできなかった」。母親と息子2人に寄り添われて取材に応じた農家のユセフ・ファリクさん(40)の顎には、ISの戦闘員に強要されて伸ばし始めた長いひげが生えていた。「彼らは私たちを殺し、いつも金を無心した。私たちはどこへも行けず、毎日が地獄だった」と母親が続けた。

 村の住民の間では、イラク特殊部隊員がくれた電動バリカンが引っ張りだこだ。男性たちは行列をつくって順番待ちをし、ISの命令でずっと伸ばし続けていたひげを2年ぶりにようやくそることができた。

 イラク軍は、国内最後のIS主要拠点であるモスル奪還作戦の開始から2週間余りで市東端に到達したが、そこから市内へは入れないまま戦闘が続いている。市内には100万人以上の市民が取り残されているとみられ、ISが人々を強制的に集めているとの複数の住民の報告もある。支援関係者からは「最悪の事態に備えている」との声も出ている。【翻訳編集】 AFPBB News

1732チバQ:2016/11/03(木) 21:16:15
http://www.sankei.com/world/news/161103/wor1611030034-n1.html
2016.11.3 08:28

モスル奪還ならISに大打撃 スンニ派多数、統治困難も
 モスルは「イスラム国」(IS)がイラクでの本拠地としており、政府軍などの奪還作戦が成功すれば、ISにとって軍事的な大打撃となるだけでなく、“建国宣言”の地を失う象徴的な意味合いを持つ。ただ、イスラム教シーア派主導のアバディ政権を嫌うスンニ派アラブ人らが多数を占める都市で、シーア派を中心に構成される政府軍による平定作業は、困難なものとなることも予想される。

 「市街戦だ」「多くの住民が室内に引きこもっている」。ロイター通信は1日、電話取材に応じたモスルの住民の声を伝えた。街中では政府軍などとISが激しい戦闘を展開しているもようだ。

 モスルは約2年前、電撃的に進攻したISがイラク軍を駆逐して掌握。翌月には最高指導者のアブーバクル・バグダーディ容疑者がモスル市内のモスク(イスラム教礼拝所)で、自身が全信徒を率いる「カリフ」(預言者ムハンマドの後継者)だと宣言した。

 カリフを名乗ったことに、域内外のイスラム諸国では非難が広がった。

 一方でISが、イスラム教で理想とされる政教一致のカリフ制国家の再興を現実に宣言したことは、各地の過激派の間でISの求心力を高めることにもつながった。

 イラク北部のクルド自治政府に拘束されたISメンバーらは、過去の産経新聞の取材で、同容疑者を「本物のカリフ」とみなしていると証言している。

 政府軍が米主導の有志連合と連携して進める奪還作戦には、モスルを中心に支配領域を広げるISの戦略を破綻に追い込み、支持者らがISに抱く「幻想」を打破する狙いがある。

 一方、モスルの多数派のスンニ派アラブ人には、シーア派を中心とする政府軍が進駐すれば、「ISに協力した」として追及や嫌がらせ、略奪などを受けるとの警戒感もある。住民の反シーア派感情を背景に、ISのゲリラ戦術やテロが激しさを増す可能性も高い。

 さらに、モスル周辺の実効支配を狙うクルド自治政府のほか、政府軍に協力するシーア派民兵の後ろ盾であるイランがイラク北部での影響力を拡大させることを警戒し、隣国トルコが干渉を強めることも考えられる。ISがモスルを放棄しても周辺地域の不安定な情勢は続くものとみられる。(ガジアンテプ 大内清)



【用語解説】モスル

 イラク北部最大の都市で、首都バグダッドに次ぐ同国第2の規模。2015年の推定人口は約170万人だったが、イラク軍などの攻撃を前に住民らの脱出が相次いだ。「イスラム国」(IS)の前身組織が14年6月に制圧したイラクにおける拠点で、最近も最大8千人のメンバーがいたとの情報がある。少数民族のクルド人が多く住み、一帯を「歴史的なクルディスタン(クルドの国)」の一部とみなしている。住民の多くはISと同じスンニ派で、シーア派が主導するイラクの現政権に対し、根深い反感を抱いているとされる。

1733チバQ:2016/11/04(金) 21:22:32
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161104X838.html
クルド系政党党首ら拘束=南東部で爆発、8人死亡―トルコ
20:46時事通信

 【エルサレム時事】トルコ当局は4日、テロ捜査の一環で、クルド系政党・国民民主主義党(HDP)共同党首のデミルタシュ、ユクセクダー両議員ら同党の議員十数人を拘束した。その後、クルド人が多数派を占める南東部ディヤルバクルでは、反政府武装組織クルド労働者党(PKK)が仕掛けた自動車爆弾によるとみられる爆発事件が発生し、8人が死亡。クルド問題が深刻化する可能性がある。

 エルドアン政権は昨年の総選挙で躍進したHDPについて、「テロ組織」とみなす反政府武装組織クルド労働者党(PKK)と密接な関係があると非難。トルコ当局は、デミルタシュ共同党首らがテロ組織メンバーの疑いがあるなどとして捜査を進めてきたが、ユルドゥルム首相は今回の拘束について、容疑に関する証言を拒否したためだと説明した。

 これに対し、HDPは「民主主義の終わりだ」と非難。トルコに反テロ法改正を求めている欧州連合(EU)も強い懸念を示している。

1734名無しさん:2016/11/05(土) 22:30:05
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161101/k10010751781000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_082
外相 常岡氏の保護へ適切な対応求める考え
11月1日 11時05分
岸田外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、イラク第2の都市モスルの近郊で、クルド自治政府当局に拘束された日本人ジャーナリスト、常岡浩介さんについて、邦人保護の観点から適切な身柄の扱いなどを求めていく考えを示しました。
日本人のフリージャーナリスト、常岡浩介さんは、過激派組織IS=イスラミックステートが支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦を取材するため、イラク北部を訪れていて、モスルの近郊でクルド自治政府当局に拘束されたことが確認されました。

これについて、岸田外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、「邦人保護の観点から、イラクにある日本大使館から、領事の面会を申し入れるなど、必要な対応を行っている。現在は現地当局で取り調べ中で、詳細については控えたい」と述べ、適切な身柄の扱いなどを求めていく考えを示しました。

1735チバQ:2016/11/05(土) 23:40:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161105-00000007-jij_afp-int
イラク軍、モスル市街に初進入 ISの激しい抵抗受け部分的撤退
AFP=時事 11/5(土) 9:19配信

イラク軍、モスル市街に初進入 ISの激しい抵抗受け部分的撤退
イラク北部コクジャリを通ってモスルに向かうイラク軍のM1エイブラムス戦車(2016年11月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が制圧していた同国北部モスル(Mosul)の奪還作戦を進めているイラク軍は4日、モスルの市街地に初めて入ったが、大量の爆弾と砲撃を使った反撃を受け一部の部隊が部分的撤退を余儀なくされた。

 夜明けを待って、空爆支援を受けたブルドーザーと戦車が東からモスル市街に進攻した。イラク軍がモスル市街に進攻したのは、10月17日にモスルを奪還するための大攻勢を開始して以来、初めて。

 指揮官によると、2014年6月にISがモスルを制圧したとき最後まで街に残っていたイラク対テロ部隊(CTS)の「モスル連隊(Mosul Regiment)」は、今回モスルに入るとすぐに「激しい抵抗」に遭ったという。

 砲撃が数時間ほぼ途切れることなく続き、前線からCTSの無線に入った報告によると、ISは通りの至る所にバリケードを築き、爆弾を仕掛けていたという。

 AFP特派員の報告によると、CTSの装甲車の一部はアル・カラマー(Al-Karamah)の通りに入ったが、ISの激しい抵抗を受け数時間後に撤退した。

 CTSの将校は匿名を条件に「これほどの抵抗は想定していなかった。やつらはすべての道を封鎖していた」と語り、新たな攻撃を仕掛けるかどうか検討中だと述べた。「大勢のイスラム過激派がいた……撤退して新しい策を練るのが得策だった」

 CTSの一部がモスル市内に残っているが、4日に開始されたモスル進攻作戦には少なくとも5個連隊が参加しており、撤退した部隊の規模を判断するのは困難だ。【翻訳編集】 AFPBB News

1736チバQ:2016/11/05(土) 23:40:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3106878?utm_source=yahoo&utm_medium=news
ISから奪還の村で民兵が住民虐待か、イラク・モスル周辺
2016年11月04日 17:53 発信地:ロンドン/英国
【11月4日 AFP】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は3日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が拠点都市としているイラク北部モスル(Mosul)の奪還作戦に参加しているスンニ派(Sunni)部族の民兵らが、奪還した村の住民たちに拷問や虐待を行っていると報告した。

 アムネスティによるとスンニ派民兵らの部隊は、ISから奪還したモスル南東部の複数の村で「報復」攻撃を行っており、ISへの関与が疑われる男性や少年を不当に拘束したり、拷問や虐待を行ったりしているという。

 アムネスティは複数の地元当局者や目撃者らに聞き取り調査を行った結果として、金属の棒で殴られた、電気ショックを与えられた、車のボンネットに縛り付けられて通りを引き回された、おりに入れられたといった証言を報告している。(c)AFP

1737チバQ:2016/11/05(土) 23:41:04
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161106k0000m030040000c.html
<イラン>新閣僚3人を承認 ロウハニ大統領が指名
18:44毎日新聞

 イランの国会は先月辞任した文化・イスラム指導相ら3閣僚の後任としてロウハニ大統領が指名した3人の就任を賛成多数で承認した。来年5月に大統領選を控える中、再選が有力視されるロウハニ師の安定した影響力が示された形だ。

 保守穏健派のロウハニ師が2013年8月に就任した当時の議会では、保守強硬派の影響力が強く、今回承認された3閣僚のうち教育相とスポーツ・青少年相の最初の指名者は否決された。だが、今春の総選挙で支持基盤の改革、穏健両派が躍進し、議会でロウハニ師の意向が反映されやすくなった。【テヘラン】

1738名無しさん:2016/11/06(日) 06:52:20
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110400080&g=pol
常岡氏、IS通訳と説明=「名誉勲章受章」も-イラク当局

 【エルサレム時事】クルド系メディア「ルダウ」によると、イラク北部のクルド自治政府当局にジャーナリスト常岡浩介氏が拘束された問題で、自治政府当局者は3日、常岡氏が取り調べで過激派組織「イスラム国」(IS)指導者の通訳を務めたことがあると明かしたと述べた。
 常岡氏は今週、クルド自治区内で、ISなどと関係があるとして治安部隊に拘束された。同氏はISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカを訪問したことを認め、仕事ぶりを評価されて「ISから名誉勲章をもらったと語った」という。(2016/11/04-06:30)

1739チバQ:2016/11/06(日) 22:08:52
http://www.sankei.com/world/news/161106/wor1611060025-n1.html
2016.11.6 21:03
【緊迫トルコ】
イスタンブール混乱続く 他党党首ら拘束に反発デモ
 【中東支局】ロイター通信などによると、トルコの最大都市イスタンブールで5日、クルド系左派の野党、人民民主党(HDP)の幹部や国会議員らの拘束に反発するデモがあり、警察当局が催涙弾や放水で対抗した。エルドアン政権は7月のクーデター未遂以降、教師や司法関係者ら11万人以上の身柄拘束や職務停止に乗り出しており、混乱が続いている。

 当局は4日、HDP共同党首のデミルタシュ氏とユクセクダー氏を含む国会議員12人を拘束した。当局者は「テロに関連した事情聴取を拒否したため」と理由を説明している。

 アーネスト米大統領報道官が拘束に関し、「深く困惑している」と述べたほか、欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表も懸念を表明。欧米との溝が深まっている。

 拘束の数時間後には、南東部ディヤルバクルの警察署付近で車爆弾によるテロが発生。AP通信によると9人が死亡、約100人が負傷した。地元当局は武装組織「クルド労働者党」(PKK)の犯行と断定して非難した。一方でイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)系のサイトも犯行声明も出した。

 また、イスタンブールのアタチュルク国際空港では5日夜から6日未明にかけ、2人乗りのバイクが警察官の制止を振り切って侵入する騒ぎがあった。同空港では6月、ISによる爆弾テロで41人が死亡する事件が起きている。

1740チバQ:2016/11/06(日) 22:42:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161106-00000073-jij-m_est
クルド系政党、議会ボイコット=党首ら逮捕に反発―トルコ
時事通信 11/6(日) 19:34配信

 【エルサレム時事】トルコのクルド系政党・国民民主主義党(HDP)は6日、声明を出し「議会での活動を停止することを決めた」と議会ボイコットの方針を発表した。

 党首らの逮捕を受け、政権と全面対決する姿勢をあらわにしている。一方、ユルドゥルム首相は同日、HDP党首らについて「何年も、私たちが地方自治体に送っていたお金をテロ(組織)に転送していた」と述べ、逮捕の正当性を強調した。

 少数民族クルド人に対するエルドアン政権の強権姿勢に対しては内外から非難の声が高まっている。さらに国民分断が進みテロが続く恐れがある。

 トルコ当局は4日、対テロ捜査の一環として、HDPのデミルタシュ、ユクセクダー両共同党首を含む国会議員9人を逮捕。2015年の総選挙で躍進したHDPをめぐっては、エルドアン政権は反政府武装組織クルド労働者党(PKK)の政治部門とみなし、デミルタシュ共同党首らが「テロを扇動した疑いがある」などと訴えていた。

 トルコ国会は5月、議員の不逮捕特権を剥奪する改憲案を可決。HDPを狙い撃ちにする改憲とみられていた。7月のクーデター未遂を受け発令された非常事態宣言を契機に、HDPをはじめ反政権派への取り締まりが強化されていく中で、HDP首脳部を一気に襲う逮捕劇となった。

 欧州連合(EU)は「重大な懸念」(モゲリーニ外交安全保障上級代表)を表明。トルコ系移民が多く暮らすドイツでは5日、「エルドアン大統領の独裁」に抗議する行進が行われ、数千人のクルド人が参加した。

1741とはずがたり:2016/11/07(月) 15:11:30
子供60万人逃げられず=イラク部隊突入のIS拠点
時事通信社 2016年11月2日 05時33分 (2016年11月2日 23時58分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161102/Jiji_20161102X447.html

 【カイロ時事】過激派組織「イスラム国」(IS)がイラク最大の拠点としてきた北部モスルの市街戦が迫る中、子供を含む住民の被害拡大に深刻な懸念が世界に広がっている。国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は1日、声明を出し、モスルについて「子供約60万人を含む150万人の民間人が逃げられずにいる」と強調。安全な脱出ルートを設ける必要があると訴えた。
 モスルにはこの日、ISからの奪還作戦を進めるイラク部隊が複数の方向から突入し、もはや市街戦は避けられない情勢となっている。声明は「IS戦闘員が多くの病院や学校を占拠し、こうした施設がイラク部隊による攻撃の標的になることに懸念が高まっている」と危機的状況を訴えた。
 イラク軍などは10月17日、モスル奪還作戦に着手した。1日までにモスル一帯で暮らしていた約1万8000人が戦闘地域外に脱出したとみられる。しかし、モスルの人口を考えれば、住民の圧倒的多数はISの監視の中、まだ市内にとどまっている。

1742チバQ:2016/11/07(月) 17:53:11
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161107-00180065-newsweek-int
不安定化するトルコで、拡大する内務省の役割
ニューズウィーク日本版 11/7(月) 16:30配信
<シリア内戦に伴う難民の流入、昨年7月以降のテロの増大、そして今年7月15日のクーデタ未遂事件以降、トルコ国内で内務省が存在感を高めている>

移民政策から軍の再編まで

 シリア内戦に伴う難民の流入、昨年7月以降のテロの増大、そして今年7月15日のクーデタ未遂事件が発生した中、存在感を高めているのが内務省である。内務省の職務は多岐に渡るが、その中でも最も重要なのが国家の防衛と公共秩序の維持であり、不安定化するトルコの国内情勢を安定化させるためにいくつかのテコ入れが行われている。

 例えば、難民政策に関しては、2014年に移民管理総局(GDMM)が内務省傘下に創設され、シリア難民の法的位置付けの整備で中心的役割を果たしている。

 また、トルコでは、イスラーム国(IS)とクルディスタン自由の鷹(TAK)によるテロが2015年6月以降、頻発している(表1)。TAKは非合法武装組織であるクルディスタン労働者党(PKK)との関係が取りざたされる組織である。

<表1:2015年6月以降にトルコで発生した主なテロ>

 2015年10月10日にアンカラで、ISによるトルコ共和国史上最も死亡者が多かったテロ事件が起こったが、後の10月28日に、内務省はテロリスト・リストを発表した。このリストは定期的に更新されており、リストに掲載されるテロリストの数は増加している。特にクーデタ未遂事件後、ギュレン運動の関係者が多く名を連ねるようになった。PKK対策として、前回の小論で述べたように「村の守護者制度」を専門に扱う部署の設置を決定した。

【参考記事】トルコ政府とPKKとの抗争における「村の守護者」の役割

 内務省は軍の再編にも密接に関与している。7月15日のクーデタ未遂事件後、これまで軍が統括してきた国内治安維持軍と沿岸警備隊が内務省の傘下に入った。また、エルドアン大統領は、国家情報局(MİT)の国内部門と警察も内務省傘下に統一するプランを提示している。

 このように、近年、トルコにおける内務省の存在感は確実に増してきている。内務省の原型はオスマン帝国後期まで遡るが、トルコ共和国において正式に組織化されたのは1985年と比較的新しい。この背景には、1960年代と70年代のトルコが極左と極右の抗争で混乱したことと、1984年にPKKがトルコで本格的にテロ行為を始めたことがあった。

1743チバQ:2016/11/07(月) 18:03:25
http://www.sankei.com/world/news/161107/wor1611070002-n1.html
2016.11.7 09:00
【三井美奈の国際情報ファイル】
イラン最高指導者の後継者は誰に 中東揺さぶる人事に世界の目が…
 イランの最高指導者アリー・ハメネイ師(77)の健康不安説が浮上し、後継者をめぐる観測が広がっている。最大の焦点は、次期指導者がハメネイ師に近い強硬保守派か、親欧米路線をとるロウハニ大統領(67)の穏健保守派か、だ。イスラム教シーア派の盟主イランのトップ人事は、昨年7月のイラン核合意の行方を左右し、影響は中東だけでなく世界中に広がることが確実だ。

 イランでは今年2月、最高指導者の選出を担う専門家会議(定数88)の選挙が行われ、ロウハニ大統領を支持する穏健、改革派が過半数を占めた。専門家会議は任期8年で、高齢のハメネイ師の後継者を決めるとみられている。ハメネイ師は2014年9月に前立腺の手術を受け、「がんにかかっている」との噂も流れた。

 10月25日付英紙フィナンシャル・タイムズは、後継者選びでは「ハメネイ師自身が重要な役割を担うだろう」と指摘した。ハメネイ師の親族によると、同師は米国が核合意の強力な履行を求めて、イランに干渉することを懸念しているという。核合意はイランが核開発を制限する見返りに国際社会が制裁を解除する内容で、ロウハニ大統領の主導で実現した。

 同紙は、保守強硬派の革命防衛隊ではハメネイ師の次男、モジュタバ・ハメネイ氏の就任を望む声が強いが、「ハメネイ師は家族による地位継承に強く反対している」と伝えた。穏健・改革派の候補として、ロウハニ大統領や、革命の指導者ホメイニ師の孫のハッサン・ホメイニ氏をあげたが、「有力な後継者候補はまだ現れていない」とした。

 一方、9月26日付米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、「後継者は欧米の友人ではないだろう」という識者の見方を伝えた。米外交問題評議会のレイ・タケイ上級研究員の寄稿で、「ハメネイ師と革命防衛隊は、イランのエリート指導部の中でもっとも反動的なメンバーの一人を擁立しようとしている」と指摘した。タケイ氏が有力候補としてあげたのは、イスラム法学者特別法廷で検察を率いた56歳のイブラヒム・ライシ氏。ハメネイ師と同じイラン第二の都市マシュハドの出身だという。特別法廷は、イスラム価値観への侮辱、反体制プロパガンダ、背教などを裁く強硬保守派の牙城だ。

 イランではシーア派の教えにのっとり、シャリーア(イスラム法)を最もよく解釈できる法学者が国家を指揮することとされ、最高指導者は司法、立法、行政など国の全権を把握する。ハメネイ師は、1989年、イラン革命の指導者ホメイニ師の後継者に選出されて以来、27年間の在位を通じて現体制の基盤を作った。

 イランは人口約7900万。湾岸随一の大国だ。最近はイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討作戦を通じて影響力を大きく広げている。原油、天然ガスの埋蔵量が豊富な、世界屈指のエネルギー大国でもある。

 汎アラブ紙アッシャルクルアウサトによると、専門家会議の重鎮ラフサンジャニ師は6月、同会議内に特別委員会が置かれ、後継者選びをめぐる協議に入ったことを明らかにした。次期体制をめぐる綱引きは、すでに水面下で活発化しているようだ。
(外信部編集委員)

1744とはずがたり:2016/11/08(火) 19:15:37
トルコの公務員解雇、ナチスを彷彿=ルクセンブルク外相
ロイター 2016年11月8日 16時01分 (2016年11月8日 19時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161108/Reuters_newsml_KBN1330JG.html

[ベルリン 7日 ロイター] - ルクセンブルクのアッセルボルン外相は7日、トルコ政府が7月のクーデター未遂以降に公務員を解雇した対処法が、ナチスドイツによる戦術を想起させるとし、欧州連合(EU)は遅かれ早かれ、トルコに制裁を科さければならなくなるだろうと述べた。
一方、ドイツ政府は、テロとの戦いにおける重要パートナーと良好な関係を保つことは重要だとして、この考えをはねつけたとみらえる。
トルコでは7月のクーデター未遂以降、兵士や判事から教師、政治家、記者に至るまで11万人以上の公務員が拘束されたり、停職や免職になったりしている。エルドアン大統領はクーデター未遂を機に、あらゆる反対派の取り締まりへと舵を切ったとの批判もある。
アッセルボルン氏は、大学の学位をはく奪された人や、無収入になった人もいると述べた。解雇された教師からは、家族を養えないと不満も聞こえたという。
「こうした方法は、ナチスドイツ時代に使われた方法だが、非常に悪い方向に進歩している」と、同氏は述べた。

1745とはずがたり:2016/11/09(水) 09:18:35
俺がいつも云ってるけどトルコとロシアの歴史的和解の可能性は?!
アメリカがシリアで血を流すメリットアメリカに殆ど無いからなぁ。。
クルド支援の俺としては如何ともし難い現状だ。

冷泉彰彦
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
アレッポにもモスルにも、ほとんど関心がない米世論
2016年11月04日(金)16時00分
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/11/post-873.php

 大統領選の投票まで残り一週間を切った今、一部の世論調査では全国レベルでドナルド・トランプ候補の支持率がヒラリー・クリントン候補を1%上回ったか、接戦の中道州で情勢が逆転しているという報道が出ています。

 ですが、常識的には「事前投票」が40%近く進行している現状では、この時点の世論調査の数字にはあまり意味がないという意見、あるいはメディアが接戦を煽っているのは両陣営への「最後のテレビ広告枠販売」で稼ぐためという解説もあります。

 今週2日には、歴史に残る名勝負の結果、ワールドシリーズでシカゴ・カブスが優勝し、翌朝のニュースは各局この話題一色になりました。仮に、本当にトランプ優勢が事実であれば、こんな「悠長な」ことは言っていられないはずで、「大逆転」の可能性は極めて低いと見られます。

 その一方で、この米大統領選の動向を「じっと」注視している勢力があります。それは、ロシアです。

 問題は、シリアのアレッポをめぐる情勢です。

 激しい空爆によって、市街のほとんどが破壊され、多くの民間人犠牲が出ている中で、一部報道によれば30万人もの市民が、アレッポの東部市街に取り残されていると言われています。アメリカとロシアを中心とした交渉によって何度も「休戦」の合意がされていますが、その度に休戦協定は破られ、本稿の時点では「アサド政府軍は空爆継続」の一方で、「ロシア軍は空爆を暫定的に停止」しているようです。

 ロシアのラブロフ首相からは、アメリカを中心とする有志連合へ向けて様々な非難の言葉が出てきています。

「我々が休戦に応じたのは、シリアの反政府勢力について『テロリスト』と『非テロリスト』の区分けをする時間をアメリカに与えるためだ。だが、アメリカはその区分けはできなかった」

「シリアの反政府勢力には、アルカイダへの忠誠を誓うヌスラ戦線がいる。彼らは『シャーム・ファトフ戦線』と名前を変えているが、テロリストであることには変わりはない」

「ということは、現在市内に残っている人間は全員がテロリストと、その『人間の盾』だとみなすしかない」

「アメリカにはその攻撃を非難する資格はない。イラクのモスルで行われていることと全く同じだからだ。ISというテロリストが『人間の盾』を抱えているところへ、米軍は空爆を続けているではないか。アレッポも全く同じだ」

 つまり、ロシア政府としては、アレッポに残存している反政府勢力への攻撃は基本的に止めないとしているのです。その一方で、ロシアはトルコとの間で軍事的な協議を続けています。

 まず、ロシアのゲラシモフ軍参謀総長は9月15日、トルコの首都アンカラを訪問してアカル軍参謀総長と会談しています。両軍の参謀総長の会談は11年ぶりだというのですが、その2週間後の今月1日、2人は今度はモスクワで再度会談しているのです。

1746とはずがたり:2016/11/09(水) 09:18:52
>>1745-1746
 どうしてこの両名が頻繁に協議を重ねているかというと、様々な報道を総合するとアレッポ情勢についての詳細を詰めているようです。現時点では、シリアをめぐるロシアとトルコの立場には差があります。

 まずロシアは「アサド政権支持」であり、したがって「穏健な反政府軍」にも「アルカイダ系(シャーム・ファトフ戦線)」にも敵対しています。ISとも敵対していますが、敵視する優先順位はISが最優先ではなく、あくまでアサド政権に敵対してくる反政府勢力(穏健派+シャーム・ファトフ戦線)です。

 一方のトルコのシリア政策は、両国の国境地帯におけるクルド系の勢力拡大を抑制するのが最優先になっています。ですから、アレッポにおける政府系と反政府系の対立も、そしてISとの戦いにもそれほど熱心ではありませんでした。それ以前の話として、トルコはシリアのアサド政権との関係は悪かったですし、何よりもNATO加盟国であるトルコは、アメリカに基地使用を認めさせて米欧の対中東、対ロシアの戦略的な拠点になっていたはずでした。

 大変に大きな「差」であるわけですが、ここ数カ月、トルコとロシアは急速に接近しています。では、こうした違いについて、一気に矛盾を解消して、一気にトルコがロシアの同盟側に行ってしまうのでしょうか?

 そこまで極端なことはないと思います。今回の協議では、それぞれの立場の相違点は認めつつ、お互いの利害が一致する部分については、お互いが協力するという非常に細かな作戦協定のようなものを模索しているものと見られます。

 一方、アメリカのオバマ政権は、相変わらず「曖昧な政策」を続け、米世論は中東地域への関心を失っています。オバマ政権は、アレッポでは「反政府軍を応援」し、「人道危機への対処を訴え」てはいます。ですが、善玉と悪玉の峻別ができないことが、直接介入できないことの口実になる一方で、ロシアに空爆の口実を与えています。

 今回の大統領選では、世論の関心は極めて低いものの、この問題は争点になっています。

 ヒラリーは、あくまで「人道安全地帯」で反政府勢力を保護する一方、「飛行禁止区域の設定」を主張しています。つまり、一歩、いや二歩踏み込んだ介入をするというのです。反政府勢力への肩入れを強化するということは、善玉と悪玉の峻別、もしくは悪玉の改心を受け入れるということなのでしょう。いずれにしても、ロシアとアサド政権に対しては徹底対決の構えです。

 一方のトランプは正反対に、「この地域の問題解決はプーチンに任せる」「トルコのエルドアン大統領のクーデター後の権力強化を認める」「アサド政権の存続を認める」という、「プーチンに完全に降参する」姿勢を公言してはばからず、何度も何度もそれを語っています。NATOに至っては、アメリカ自身から関与を薄めるようなことを言っています。

 ロシアのラブロフ首相は今月2日、タス通信に対して「米大統領選は予測しても仕方がない。だが、これで米国の対外戦略が決まり、シリア情勢に対する姿勢も見えてくるだろう」と語り、大統領選の結果を注視していることを明かしました。

 ですが、アメリカでは中東問題への関心は薄いままなのです。今週3日には、前夜のMLBワールドシリーズでシカゴ・カブスが108年ぶりに優勝したニュースばかりが報じられていました。アレッポ情勢にも、モスル情勢にもほとんど関心は払われていないのです。

1747名無しさん:2016/11/13(日) 11:07:21
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111200039&g=pol
まるでアレッポ上空=窮状訴える錯覚画、日本へ

 シリア北部の激戦地アレッポの様子を描いたトリックアート(錯覚画)が日本にやってくる。長さ5メートルの大きな絵が広場に敷かれ、一見すると平面だが、ある位置から写真を撮ると立体になり、空爆で崩壊したアレッポの上空に立っているような画像ができ上がる。3月にニューヨークの国連本部前で展示された錯覚画を、人権団体アムネスティ・インターナショナル日本が東京都内で展示する。

 シリア内戦が始まって5年が経過し「戦闘で毎日多くの人が命を落とし、安全を求め他国に逃れている」(アムネスティ)のに、他のニュースに紛れ窮状への世界の関心は薄らいでいる。危機感を抱いたアムネスティや国際援助団体オックスファムが「紛争で苦しむ人々を思い出してほしい」と、世界各地で錯覚画を発表してきたアーティスト「3Dジョー&マックス」に制作を依頼した。
 アムネスティ日本の山下瑛梨奈さんは「写真を撮ってツイッター、インスタグラム、フェイスブックに載せてほしい。それだけで『忘れていない』と日本からメッセージを発信できる」と呼び掛けている。
 展示は計4日間行われ、千代田区神田駿河台の明治大駿河台キャンパス・リバティタワー前の広場で17、18両日の午前11時〜午後5時。さらに文京区春日の「文京シビックセンター」1階で21日の午前11時〜午後9時、22日の午前9時〜午後7時。

 写真を撮れる器材を手に現場に行けば、立体的に撮影できる「絶好の位置や角度」をスタッフが教えてくれる。文京区の展示を日没後まで伸ばしたのは、仕事帰りの会社員にも撮影してもらいたいため。山下さんは「シリア内戦と言うと難しいと思ってしまうかもしれないが、学生でも社会人でも1人でできることもあると考えてほしい」と訴えている。(2016/11/12-07:35)

1748名無しさん:2016/11/13(日) 12:04:57
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110700525&g=pol
日本大使館員が常岡氏と面会

 外務省幹部は7日、イラク北部のクルド自治政府当局に拘束されたジャーナリスト常岡浩介氏に、在イラク日本大使館職員が3日に面会したと明らかにした。健康状態に問題はないという。拘束の容疑や身柄引き渡しの時期については明言しなかった。(2016/11/07-15:35)

1749チバQ:2016/11/13(日) 23:05:11
http://www.cnn.co.jp/world/35092064.html
ISISが民間人60人を殺害、市内に遺体つるす モスル
2016.11.12 Sat posted at 12:17 JST
(CNN) イラク北部にある過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点モスルに対する奪還作戦が続くなか、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は11日、ISISがモスルで今週、民間人少なくとも60人を殺害したと明らかにした。
UNCHRの報告書によれば、ISISは8日、イラク治安部隊と協力したなどとしてモスル市内で民間人40人を殺害。9日夕にはモスル北部の軍事基地で、情報漏えいの罪で民間人20人を殺害したとの情報もある。遺体は市内の複数の箇所につるされているという。
モスル市内やその周辺での戦闘が続く中、民間人は市外に逃れるか自宅にとどまるかの厳しい選択を迫られている。数万人が市外に脱出する道を選ぶ一方、他の住民はイラク治安部隊の指示に従い自宅にとどまっている。また、ISISへの恐怖から自宅を離れられない人々もいる。

1750チバQ:2016/11/13(日) 23:06:03
http://www.cnn.co.jp/world/35092063.html
ISIS高位司令官、空爆で死亡 フセイン時の情報機関幹部
2016.11.12 Sat posted at 11:50 JST

イラク北部アルビル(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」からの奪還作戦が続くイラク北部モスルで、有志連合の空爆によりISISの高位司令官が死亡したことが12日までに分かった。イラク軍の情報機関筋がCNNに明かした。
同筋情報によると、マフムード・シュクリ・ヌアイミ容疑者は8日、モスル西部でイラク主導有志連合の空爆により殺害された。ISISも動画でヌアイミ容疑者の死亡を確認。この中で同容疑者について「戦闘で死亡した殉教者」と言及した。
同筋は、ヌアイミ容疑者がフセイン政権下で情報機関幹部だったと指摘した。
イラク軍は先月、国内のISISの最大拠点であるモスルの奪還に向けて軍事作戦を開始。今月に入り、モスル市内にも進軍し、ISISとの激しい戦闘が続いている。

1751チバQ:2016/11/13(日) 23:07:03
http://www.afpbb.com/articles/-/3107727
二大拠点への同時作戦で相乗効果も=IS「首都」攻撃開始から1週間-シリア
2016年11月12日 17:03 発信地:エルサレム/中東・アフリカ
【11月12日 時事通信社】過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と位置付けるシリア北部ラッカの攻略作戦が始まってから13日で1週間。隣国イラクでも北部モスルをISから奪還する作戦が進行中で、ISの二大拠点を同時に攻めることによる相乗効果が期待されている。しかし、ラッカの作戦は政治的にも軍事的にもより複雑で、難航は必至だ。

 6日に開始されたラッカ攻略作戦は、シリアのクルド人民兵主体の「シリア民主軍」(SDF)が地上戦を担っている。SDFは、米軍主導の有志連合による空爆支援を受けながら、ラッカ北方から進攻。まずは、周辺地域を制圧し、ラッカを隔離する作戦だ。

 シリア反体制派「シリア民主フォーラム」の設立者サミール・アイタ氏が中東の衛星テレビ局アルジャジーラに語ったところでは、モスルはISの「商都」であるのに対し、ラッカは2014年6月に「国家樹立」を宣言したISにとって「国家計画の基礎となっている都市」。同氏は「ラッカの支配を失ったとき、『国』としてのISは消滅する」と指摘した。

 ただ、シリアでは、アサド政権軍やそれを支援するロシア軍、反体制派などが入り乱れ、異なる思惑を抱きながらISとの戦闘を展開している。有志連合の中でもトルコとSDFは敵対しており、トルコはSDFの作戦参加に反対の立場だ。ラッカの作戦がさらに進めば、利害対立が表面化しかねない。

 また、SDFの主力部隊はクルド人勢力で、アラブ系戦闘員は約3分の1にすぎない。アラブ系住民が大半を占めるラッカを制圧、統治するのに十分な人数がいないことも問題視されている。

 一方、ラッカ出身者はアルジャジーラに対し「モスルの戦闘は、ラッカへのさらなる圧力を意味する。ラッカに撤退するISの幹部が増える可能性が高い」と話した。その場合、ラッカの一般市民にしわ寄せがいき、生活がさらに苦しくなることも危惧されている。(c)時事通信社

1752チバQ:2016/11/13(日) 23:08:47
http://mainichi.jp/articles/20161113/k00/00e/030/098000c
パキスタン

爆発の死者52人に イスラム国が犯行声明

毎日新聞2016年11月13日 08時53分(最終更新 11月13日 15時13分)
 【ニューデリー金子淳】パキスタン南西部バルチスタン州にあるイスラム教の聖廟で12日、爆発があり、地元メディアによると、死者は少なくとも52人、負傷者は102人に上った。ロイター通信によると、過激派組織「イスラム国」(IS)系のニュースサイト「アーマク通信」が、ISの犯行だと伝えた。

 爆発があったのは、同州の山中にあるイスラム教神秘主義の聖廟で、国内各地やイランなどから多くの信者が訪れることで知られていた。爆発を機に停電したため、救助活動が遅れたという。

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inRead invented by Teads

 ISはイスラム教少数派のシーア派を「異教徒」と主張し、パキスタンでテロの標的にしている。爆発があった聖廟は宗派を問わず多くの人々が訪れるが、アーマク通信は今回のテロも「シーア派を狙った」としている。

 ISは隣国アフガニスタン東部に一定の支配地域を確保しており、これまでもパキスタンの複数のテロ事件で犯行声明を出している。

1753名無しさん:2016/11/14(月) 00:11:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161110-00010004-bfj-soci
ジャーナリスト常岡浩介さん「イスラム国ともう交渉できない」
BuzzFeed Japan 11/10(木) 16:43配信

イラク北部のクルド自治政府に一時拘束されていたジャーナリスト・常岡浩介さん(47)が帰国した。常岡さんは11月10日、BuzzFeed Newsの単独インタビューに応じた。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

常岡さんによると、現地入りしたのは10月19日。クルド自治政府の軍事組織ペシュメルガに許可を取って、密着取材をしていた。過激派組織「イスラム国」の拠点である、イラクの都市モスルの奪還作戦を取材するためだった。
ところが、10月27日、イラク大統領の記者会見に出席するため保安検査を受けた際、「イスラム国」のロゴが入ったキーホルダーを所持していたことから、クルド自治政府に拘束され、そのまま12日間、引き止められた。

ーーなぜ、イスラム国のキーホルダーを持っていたのですか。

2014年9月に(イスラム国支配下の)ラッカを訪問しました。キーホルダーはそこから帰る途中、同じバスに乗り合わせた義勇兵にもらったものです。

現在、中東には、イスラム国支持者が大勢います。その支持者やメンバーに会うかもしれない。何か役に立つ場面があるかもしれないと思って、ロゴが入ったキーホルダーを、バッグのポケットに入れたままにしてしまったのです。

そんなキーホルダーを持ったまま、大統領の会見取材をするためのセキュリティチェックを受けるのは、全く間抜けでした。私はそれが原因で、クルド自治政府からISメンバーなのではないのか、と疑われて連行されました。

ーーイスラム国を取材するようになったきっかけは?

私は当初、イスラム国を取材するつもりは、全くありませんでした。今も関心があまりないです。私が取材しようとしたのは、シリアに入り込んだチェチェン勢力でした。その過程で、偶然イスラム国の司令官と知り合い、これはいい取材機会だと思いやりとりをしていました。

ーーネットを見ると、常岡さんとイスラム国のメンバーとが、笑顔で写っている写真が見つかります。あれは何なのですか。

あの写真を見た人が、非常識だと考えるのは当然だと思います。首を切られるのが怖いので、彼らと過度に親しげな態度をとりました。私はただ、首を切られたくなかった。写真を撮ったのは、緊急的な行為です。今でも、もし、イスラム国に迷い込んだら、同じことをやるしかないと思います。

ただ、そうしたことがイスラム国側には、好意的だと受け止められました。それで湯川遥菜さんが捕まった際、イスラム国から招待されたのです。

1754名無しさん:2016/11/14(月) 00:12:46
>>1753

ーー常岡さんは、湯川遥菜さんと後藤健二さんがイスラム国に捕まっていた2015年1月22日、イスラム法学者の中田考さんと記者会見をして、「イスラム国と交渉ができる」と訴えました。常岡さんはイスラム国と実際、どんな関係なのですか?

あの記者会見は、湯川さんと後藤さんがこれから処刑されるという場面のものでした。私は当時、あの問題に関わっているイスラム国の幹部オマル・グラバ司令官と、連絡がつく状態でした。彼の上官が、人質問題を管轄していたのです。

ーーオマル・グラバ司令官とは、今も連絡がつくのでしょうか?

いいえ。2015年の7月が最後の向こうからの連絡でした。内容は挨拶だけ。その後、こちらから何を聞いても答えてくれなくなりました。

彼とはメッセージアプリのWhatsAppで連絡を取っていました。それも2015年10月を最後にオフラインです。ネットに接続している形跡がありません。もし今、イスラム国と交渉をしてくれと言われても、もはやできない状態です。

ーーそれ以外にイスラム国とのつながりはなかったのですか。

そうですね。接点は彼だけです。その彼がたまたま、湯川さんの問題と関わっていた。あの時点で望みは限りなく小さいという認識はありました。でも、ゼロでない限り努力すべきだと考えました。

ーー常岡さんについては、現地メディアが「イスラム国の通訳を務めた」と報道したそうです。イスラム国に対して、どういうスタンスなんですか?

私はアラビア語ができません。メンバーでも支持者でもありません。私がイスラム国に関心がないと言ったのは、その考えに全く共鳴しないからです。

私はイスラム世界を訪問して、1992年ぐらいからコーランを読み始めました。

イスラム法学者の中田考先生と一緒に活動したこともありましたが、その主義主張には全く共鳴できません。今は中田先生からツイッターでブロックされ、Facebookでもフレンドを解除されています。

私はコーランを読んでイスラム教徒になりました。イスラム国は、コーランに書かれていないことを他の人たちに強制しています。彼らの考えは、私が信じているイスラム教と全然関係がないものにしか見えません。

1755名無しさん:2016/11/14(月) 00:13:46
>>1754

ーー今回、どうしてモスルに取材に行ったのですか?

今回は元々、他の国で用事があって中東に行ったのです。それが上手くいかず待たされている間に、モスルの攻略が始まりました。

日本には他にもベテラン・ジャーナリストがいますが、たまたまその人たちが現地に行っていないという状況もあり、急遽ノープランから現地入りすることにしてしまいました。

ヘルメット、防弾チョッキを持たず、キーホルダーがカバンに入っていたのも、そうした準備不足が原因でした。

ーー旅券を返納した、という報道もありましたが、どういう経緯ですか。

クルド自治政府はまだ捜査中で、私は容疑者です。仮に僕がパスポートを持ったままどこかへいくと、クルド側の顔を潰すことになります。

そのため私はひとまず旅券を返納して、日本政府の発行する帰国のための一時書類を受け取り、日本に帰国しました。旅券はバグダッドの日本大使館が預かって日本に送り、11月17日頃には私の手元に戻ってくる、と説明を受けています。

ーー日本政府は、どんな対応でしたか?

とても親切に対応してくださいました。大使館の方は、バグダッドから現地に来て、帰国のための交渉をしてくれました。本当に感謝しています。

ーー常岡さんは、なんども拘束されていますね。

そうですね。ただ、私は当局に捕まっていますが、一度もインサージェントグループ(反乱軍)には捕まっていません。今回もインサージェントグループについては、捕まらないようにしていました。しかし私にとって、クルド自治政府は危険な組織ではない、という認識でした。そこに対する警戒が抜けていました。

ーー取材は続けるのですか?

モスル奪還作戦が続いているので、現場に戻りたいと考えています。
現地政府は、捜査で「白」と分かれば入れてくれるでしょうが「濃いグレー」とか「黒」だと判断されると、入国拒否になる可能性もあります。私は黒も白も、全くの無実です。どうにか、信じてもらいたいです。

Kazuki Watanabe

1756チバQ:2016/11/15(火) 23:32:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/20161114-OYT1T50016.html
イラク軍、遺跡の町を「イスラム国」から奪還
2016年11月14日 11時13分
 【アルビル(イラク北部)=上地洋実】イラク軍は13日、北部ニムルドをイスラム過激派組織「イスラム国」から奪還したと発表した。


 ニムルドはイラク軍が奪還作戦を進めるイラク第2の都市モスルの南東約30キロ・メートルに位置し、約3000年前に栄えたアッシリア帝国の遺跡で知られる。

 「イスラム国」は昨年4月、古代遺跡を重機で破壊したり爆破したりする映像を公開した。イラク軍は「ニムルドを完全に解放した」と発表したが、遺跡の現状については明らかにしていない。

1757チバQ:2016/11/16(水) 12:56:35
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111600107&g=int

遺跡都市、無残な姿=ISから政府軍奪還-イラク














15日、イラク北部で、同国軍が過激派組織「イスラム国」(IS)から奪還したニムルド遺跡に立つ兵士(AFP=時事)

 【ニムルド(イラク)AFP=時事】イラク軍が過激派組織「イスラム国」(IS)から奪還した北部ニムルドの都市遺跡に15日、AFP通信記者が入った。約3000年前に栄えた古代アッシリア王国の都は、彫像が粉々になって倒され、かつて50メートルの高さを誇ったピラミッド型の塔も崩されるなど、無残な姿をさらしていた。


 ISは2014年、ニムルドを含むイラクの広範な地域を占拠。15年には宮殿を爆破したり、石の彫刻をたたき壊したりする映像を公開した。イスラム法の極端な解釈に基づき「偶像」と見なしたためで、略奪した遺物を闇市場で売って資金源にしていたとみられる。
 約500メートル離れた村で生まれた民兵組織司令官のアリ・バヤティさんが、ニムルドを前回訪れたのは2年以上前。丘の上にある遺跡を調べながら、「100%破壊されている」と声を落とした。国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、遺跡の破壊が戦争犯罪に当たると指摘している。
 ニムルドは、イラク軍が奪還作戦を進める同国でのIS最大拠点モスルの約30キロ南方に位置。数キロ先では戦闘が続き、散発的に爆発音も聞こえる。遺跡の破壊状況を調べる専門家の現地入りは、まだ先になるとみられる。
 遺跡自体にも、ISが仕掛け爆弾などを残している可能性がある。イラク軍の爆発物処理班メンバーは、遺跡内を注意深く歩きながら「爆弾やわなが多数あると疑われる。それらを取り除いて、初めて安全と言える」と話した。(2016/11/16-07:24)

1758チバQ:2016/11/16(水) 18:39:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161115-00000039-jij_afp-int
エジプト最高裁、モルシ元大統領への死刑判決覆す判断

AFP=時事 11/15(火) 20:25配信


【AFP=時事】エジプトのムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)元大統領に対して2013年の政権転覆後に行われた裁判の一つで下された死刑判決について、エジプト破棄院(最高裁に相当)が覆す判断を示した。司法筋が明らかにした。

 モルシ元大統領は、前任者で長期政権を築いたホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)元大統領を辞任に追い込んだ2011年の民衆蜂起の際に発生した脱獄事件と警察署襲撃事件に関与した罪で死刑判決を受けていたが、破棄院は再審を命じた。

 さらにモルシ元大統領のかつての支持基盤で、現在は非合法化されている「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」の指導者ムハンマド・バディア(Mohammed Badie)被告ら5人の共同被告人についても、再審が行われる見通し。【翻訳編集】 AFPBB News
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1759チバQ:2016/11/16(水) 19:37:11
http://www.afpbb.com/articles/-/3108124
イラク・ニムルド遺跡にISの爪痕、奪還後明らかに

2016年11月16日 14:23 発信地:モスル/イラク

【11月16日 AFP】イラク北部でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支配下にあった古代遺跡の町ニムルド(Nimrud)はイラク軍によって奪還された。だが古代アッシリアの遺跡群はISによって著しく破壊されていると、15日にニムルド入りしたAFP記者が語った。

 ニムルドは紀元前13世紀に建設され、アッシリア帝国の首都ともなった古代都市。しかし彫像は倒れて粉々に砕け、再建された宮殿や、ジッグラト(ピラミッド型神殿)なども激しく損傷している。

 イラク軍は13日、同国におけるIS最後の拠点モスル(Mosul)奪還作戦の一環でニムルドを奪い返したと発表している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3108081
イラク軍、モスル東部の3分の1以上を奪還 内務省報道官

2016年11月16日 08:32 発信地:バグダッド/イラク

【11月16日 AFP】イラク軍は約4週間前に開始した同国北部モスル(Mosul)をイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から奪還する作戦で、これまでに同市東部の3分の1以上の解放に成功したことをイラク内務省報道官が15日、テレビ放送された記者会見で明らかにした。

 イラク軍は先月17日、イラクでISが掌握している最後の都市であるモスルの奪還作戦を開始。モスルの北と東と南から進軍していた。

 ISは2014年、首都バグダッド(Baghdad)の北と西の広い範囲を制圧したが、イラク軍は米軍主導による空爆の支援を受けて、ISが掌握していた地域の大半の部分をすでに奪還している。(c)AFP

1760チバQ:2016/11/22(火) 21:22:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00000019-jij_afp-int
イラク最後のIS拠点モスル 「人間の盾」から逃れた人々
AFP=時事 11/22(火) 13:43配信

イラク最後のIS拠点モスル 「人間の盾」から逃れた人々
イスラム過激派組織「イスラム国」のイラク最後の拠点都市モスルのアデン地区から逃れ、イラク軍特殊部隊が制圧した市東部カルククリへ向かう市民(2016年11月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イラクでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が支配する最後の大都市モスル(Mosul)から逃げ出したバッシャールさんは、IS戦闘員によって村を追われ、「ヒツジのように」扱われた挙句、最後は「人間の盾」にされたことを明らかにした──。バッシャールさんと家族は、モスルから無事脱出し、乗せられたイラク治安部隊のトラックの荷台で市内の様子を語った。

 今月初めにイラク政府軍がモスルに進攻した際、退却しつつあったISにより、周辺の村々から住民が連行された。ISにとって周辺の人々は、米主導の連合軍による空爆やイラク軍による爆撃に対する「保険」だった。

 バシャールさん一家もその中にいたが、運よく脱出に成功した。自宅へ向かって徒歩で逃れようとしていた途中で、チグリス川(Tigris River)の対岸に駐屯していたイラク治安部隊の注意を引くことができた。部隊が送ってよこしたボートに乗って川を渡り、バシャールさんたちはISの支配地域の最後の区間から脱出できた。「治安部隊が見えたので叫んだら、近づいて来てくれたんだ。でなかったら、凍え死んでいた」

 モスルでは政府軍が徐々に東部に進入していっているが、市内の大半はまだISが支配し、市民にとってはますます絶望的な状況になっているとバッシャールさんは語った。「どこへ行っても発砲がある。多くの家族は路上で寝ていて、人々は消耗しきっている。銃撃戦の真っ只中にいるんだ」

■失うものはない

 政府軍の進撃開始直後、ISによって母親や家族と共に「ヒツジのように」連行されたと話すのは、ハッサンさんだ。「モスルには人があふれているが、まともに過ごせる場所がない。食料もない。ただ運命を待ち受けているだけだ」と人々が置かれた状況について説明した。

 ハッサンさんの父親や他の親戚はまだモスルの中に捕らわれたままだ。そのため、取材の際には匿名を希望し、ハッサンさんの母親も名前を名乗らなかった。ハッサンさんたちは夜の間にこっそりモスルを抜け出し、ISから身を隠しながら2日間眠らずに過ごしたが、自宅へ戻る途中で道に迷った。ようやく帰宅した最初の夜は疲れ切っていたが、ISの支配から逃れたことの安堵感に包まれた。

 ハッサンさんの母親は、歩いて村へ帰るまでの間に腫れ上がったという足を指さし、「脱出できたのは、失うものは何もないという気持ちだったから」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News

1761チバQ:2016/11/22(火) 21:44:12
http://mainichi.jp/articles/20161122/k00/00m/030/061000c
イラク

「禁酒法」に「発想はISと同じだ」と批判

毎日新聞2016年11月21日 20時29分(最終更新 11月21日 20時40分)
法案可決 クルド人や少数派のキリスト教徒ら
 イラク連邦議会で10月にイスラム政党の主導で「禁酒法」案が可決されたことが、少数民族クルド人や少数派のキリスト教徒らの反発を招いている。過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦がヤマ場を迎える中、クルド人らは「少数派の権利を侵害するような発想はISと同じだ」と非難。法施行を阻止するため、連邦裁判所に「違憲だ」と訴え出た。【アルビル(イラク北部)で秋山信一】

<イラク>「禁酒法」可決 シーア派主導か、困惑も
 「禁酒などばかげた考えだ。ここでは皆が文句を言っている」。クルド人自治区の中心都市アルビルで今月13日、酒屋店員のイドリス・シモンさん(35)は語気を強めた。シモンさんはISから「悪魔崇拝者」として弾圧を受けた宗教的少数派のヤジディー教徒で、「宗教解釈を一方的に社会全体に押しつける手法は、まるでISのようだ」とイスラム政党を非難した。

 イラクは人口の約6割がイスラム教シーア派で約2割がスンニ派。「禁酒法」制定の動きは飲酒が禁じられている隣国のイスラム教シーア派国家イランの影響による政策だとの見方もあり、別の酒屋を経営する男性(37)は「(イラク戦争後の)シーア派主導の政府はイランの言いなりだ」と断じた。法律が施行されても、クルド人自治区は適用除外になる見通しだが、男性は「自治区外での商売は難しくなる」と言う。

 イラクメディアによると、10月下旬、地方自治関連法案に酒類の販売や製造を禁じる条文が急きょ盛り込まれ、直後に議会で賛成多数で可決された。シーア、スンニ両派の議員の多くが賛成し、クルド人(人口の約15%)や、キリスト教徒の議員らは押し切られた。

 飲酒はイスラム教では禁忌とされ、イスラム系の議員には宗教心の強い有権者の支持拡大につなげたい思惑があったとみられる。だが、イスラム教徒であっても世俗色の強いクルド人や、赤ワインを「キリストの血」とみなすキリスト教徒らは反発。イラクは伝統的に世俗色が強く、ビールや蒸留酒を製造する企業もあるため、イスラム教徒からも「個人の信仰の問題で法律で規制すべきではない」との声が出ている。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161122/k00/00m/030/061000c#csidxe19a0d8d3706dc79c054d41b12c2eb5
Copyright 毎日新聞

1762チバQ:2016/11/22(火) 22:06:56
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161122X346.html
空爆強化で戦況泥沼化=過激派撤退案、政権側が拒否―シリア
14:30時事通信

 【カイロ時事】シリア内戦の激戦地である北部アレッポで、反体制派に対するアサド政権やロシア軍の空爆が激しさを増している。25万人以上が暮らす同市東部の反体制派支配地域では、21日までの1週間で民間人百数十人が命を落としたとみられる。政権側は、反体制派側の抵抗が続く限り攻撃の手を緩めない姿勢で、戦況の泥沼化に歯止めがかからない状況だ。

 シリア和平交渉の再開を目指すデミストゥラ国連特使は20日、アサド政権のムアレム外相とダマスカスで会談した。この中で、同特使はアレッポ東部で抵抗を続ける過激派「シリア征服戦線(旧ヌスラ戦線)」を域外に撤退させ、残った反体制派による自治を認めるよう提案。しかし、ムアレム外相はこれを拒否した。

 アレッポでは反体制派による政権側支配地域への攻撃も続き、20日には学校に対する砲撃で子供8人が死亡するなど大きな被害が出た。過激派が国連の説得に応じてアレッポを去る見通しは立っておらず、政権側は「対テロ戦」の名目で事実上の無差別攻撃を続ける。反体制派地域の制圧が進めば、さらなる死傷者や大量の避難民が出る事態が懸念されている。

 アレッポ情勢をめぐってはこれまで、反体制派を支援する米国と、アサド政権の後ろ盾であるロシアの主導による停戦の試みが続けられてきた。

 しかし、交戦が一時的にやんでもすぐに再燃する展開が繰り返され、事態打開には結びついていない。オバマ米大統領はシリア情勢について「短期的には楽観できない」と指摘し、当面の情勢悪化は避けられそうにないとの見解を示した。

1763チバQ:2016/11/22(火) 22:50:17
http://www.afpbb.com/articles/-/3108874
イスラエルはヒトラーよりましと言えるか…トルコ大統領の発言が波紋
2016年11月22日 16:41 発信地:イスタンブール/トルコ
【11月22日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領が21日のイスラエルのテレビ局とのインタビューで、ナチス・ドイツ(Nazi)の独裁者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)とイスラエルのどちらが残忍かといった質問は「妥当性に欠ける」と述べたために、両国関係に新たな緊張が生じそうだ。

 エルドアン大統領は「ヒトラーがしたことは認めないが、イスラエルがやってきたことも認めない。これだけ多くの人々が死んでいる状況で、どちらがより残忍なのかと尋ねる問いは妥当ではない」との考えを示した。

 トルコとイスラエルの関係は2010年、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に向かうトルコの支援船をイスラエル軍が急襲し、乗っていたトルコ人10人が死亡した事件をめぐり過去最悪の水準まで悪化。6年にわたって断絶状態が続いたが、最近は元の水準にまで正常化されつつあった。しかし、トルコが約1週間前に新たに駐イスラエル大使を任命した矢先に、今回の大統領の発言が波紋を広げている。

 イスラエルに関するエルドアン大統領の発言でヒトラーに触れたものはこれが初めてではない。支援船襲撃事件の際には、イスラエルは「ヒトラーの魂を生き永らえさせている」と述べて非難した。また国連(UN)推計でパレスチナ人2251人が犠牲となったイスラエル軍による2014年のガザ侵攻では、イスラエル人には「良心も名誉も誇りもない。彼らは四六時中ヒトラーを呪っているが、蛮行ではヒトラーの上をいく」と述べ、イスラエルがパレスチナ人に行っているのは「集団虐殺」だと非難した。(c)AFP

1764名無しさん:2016/11/23(水) 15:29:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161118-00000022-jij_afp-int
イスラム過激派との戦いにはFBの広告購入が有効、米政府
AFP=時事 11/18(金) 12:08配信

【AFP=時事】ソーシャルメディアは長年、イスラム原理主義をめぐる戦いの重要な舞台となってきた。

 だが、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」やその他の類似組織が行う「聖戦」の宣伝活動と戦う上では、フェイスブック(Facebook)をはじめとするソーシャルメディアへの投稿よりもそこに掲載されるオンライン広告の方が費用対効果が高いことが、今年米政府により明らかになった。

 イスラム原理主義との「ソフトパワー」の戦いで指揮を執る米国務省のマイケル・ランプキン(Michael Lumpkin)氏は17日、米首都ワシントン(Washington D.C.)で開催された「ディフェンス・ワン・サミット(Defense One Summit)」で、広告主向けのフェイスブックの緻密なメトリクス(評価尺度)は、ネット上でイスラム過激派組織の訓練を受けている可能性のある人物らを米政府が見つける際の一助となると述べた。

 同氏によると、「フェイスブックの広告を利用すれば、フェイスブックの内部に入ることも、特定のユーザーを捕まえることもできる。国を選び、年齢が13〜34歳で、(ISの最高指導者)アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者を好む人々などと絞り込んでいけば、対象者が浮上し、彼らに直接メッセージを送りつけることができる」という。

 大手ソーシャルメディアが収集した詳細なユーザー情報は、ソーシャルメディアを好む人々の中から対象となるユーザーを特定するうえで極めて重要とランプキン氏は指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News

1765名無しさん:2016/11/23(水) 16:08:27
>>1671

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161115-00010004-wedge-int
帝国回帰を夢見るトルコ
Wedge 11/15(火) 12:12配信

 10月6日付の米フォーリン・アフェアーズのサイトで、トルコのシリア北部侵攻について、Ryan Gingeras米海軍大学院准教授が、トルコの行動を、オスマン帝国への回帰を指向していることと絡めて論じています。要旨は以下の通りです。

シリアはオスマントルコの一部だった
 8月のトルコ軍による北部シリアへの侵攻は、トルコ・シリア国境地帯におけるイスラム国(IS)拠点の壊滅とシリア・クルド(PYD)の封じ込めという二つの目的を実現するというトルコの安全保障にとって極めて重要な作戦であった。

 この作戦については、米ロの支持を受けたとはいえ、政治的にも現実面においても懐疑的な見方がある。今回の侵攻が益々強まりつつあるエルドアン大統領の権威主義指向から目をそらそうとする試みであるとの批判や未遂に終わった7月のクーデター事件の首謀グループとされるギュレン派軍人の大規模な粛清の中で行われたことも理由である。他方、シリアがオスマン帝国の一部であったという過去の事実によって、侵略ではなく寧ろ恩恵をもたらす解放であるとの見方も一部にある。

 トルコの近代の対外政策は必ずしもオスマン帝国の歴史を肯定するものではなく、世俗的な国益を重視したものであったが、エルドアン・AKP政権の成立以来、オスマン帝国の過去の栄光を再評価し、現代の地域政策を正当化する論調が広まっている。

 しかし、このような傾向は地域の安定にとって重大なリスクがある。特にシリアにおけるクルド系住民・組織(PYD)の意見、トルコとの関係の歴史についての見方である。

 PYDがRojava(シリア・クルディスタン)としている地域は、過去においてクルド公国の中心部を形成し、その後オスマン帝国時代にトルコにより併合され、多くのクルド人、アルメニア人住民が殺害された。この記憶は未だ強く残っている。

 多くのシリア・クルド人にとってはISよりもトルコの方がより大きな脅威であり、トルコがオスマン帝国の栄光をかざして北部シリアへの介入を強化すれば、クルド、PYDの激しい抵抗を招き、PYDとの直接的な軍事対決を惹起し、同時にトルコ内における不安定化と動乱に発展する可能性がある。

出 典:Ryan Gingeras‘Ottoman Ghosts’(Foreign Affairs, October 6, 2016)

 今回のトルコ軍による北部シリア侵攻は、昨年来よりエルドアン大統領が追求してきた対IS、対PKK戦同時遂行の必然的な発展です。特にシリアにおけるクルド系(PYD)の勢力伸長に相当な危機感を持つに至ったことがうかがわれます。

1766名無しさん:2016/11/23(水) 16:08:44
>>1765

オスマン帝国の栄光
 この論説は、今回の侵攻を含め、エルドアン大統領による最近のトルコの対外政策を、オスマン帝国の歴史的栄光への回帰を指向する底流と関連付けて論じています。エルドアン大統領およびAKPによる対外政策は、当初は近隣諸国との友好を維持し経済関係の強化等によって地域のバランサーとしての役割を果たし、同時にトルコの経済発展を図るというものでしたが、シリア内戦、イラクの政治的混乱とトルコ国内政治の波乱(選挙における敗北と復権、今回のクーデター未遂等)が情勢を大きく変えました。

 しかし、トルコの周辺地域への介入強化、影響力強化の動きはオスマン帝国の再現というような積極的、意図的な政策と言うよりも、エルドアンの政策(主に国内政治的考慮により打ち出された)の正当化のための一つの論調であるとともに、トルコ国内の一種の政治的懐古的ムードを表したものに過ぎないように思われます。

 エルドアン大統領は対IS戦と対PKK戦を同時に進める政策を遂行してきていますが、第一の目的はPKKの殲滅であり、今回の侵攻も本論説が指摘するように、PKKと近い関係にあるシリア・クルド(PYD)の勢力拡大を防ぐことが最大の目的でした。今後はユーフラテス西岸地帯を中心に一定の地域を一種の緩衝地帯として確保し、PYDの領域拡大を牽制するものと見られますが、シリア北部における有志連合の対IS掃討作戦を複雑なものとし、米国との調整をどうするか大きな問題となる可能性が大です。同時に、シリアへの介入度を深めることはトルコ国内の治安情勢をより不安定なものとするとの懸念も、論説の指摘する通りです。

岡崎研究所

1767チバQ:2016/11/24(木) 23:16:24
http://mainichi.jp/articles/20161125/k00/00m/030/036000c
イラク

ISのモスル補給路を遮断 北部幹線道制圧 

毎日新聞2016年11月24日 19時19分(最終更新 11月24日 19時19分)
 【カイロ秋山信一】イラク政府軍と連携するイスラム教シーア派主体の民兵組織「人民動員隊」は23日、過激派組織「イスラム国」(IS)の実効支配下にある北部タルアファル郊外の幹線道路を制圧した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが報じた。幹線道路は政府軍によるIS掃討が進むモスルと隣国シリアを結ぶ主要路で、ISは主な退路と補給路を断たれた格好だ。

 タルアファルはモスルの西約60キロにある町で、イラク、シリア両国にまたがるIS実効支配地の重要な中継地となっていた。報道によると、人民動員隊は23日、モスル-タルアファル間で幹線道路を制圧した。さらにタルアファル奪還に向けて進軍を続けている。

 政府軍はモスルの東、南、北東の3方向から市街地に迫っており、人民動員隊がモスル西方の主要路を制圧したことでISへの包囲網が強固になった。

 ただ、イラク北部でスンニ派や少数民族トルクメン人を支援する隣国トルコは、シーア派民兵によるタルアファル進軍に強く反対し、イラク政府との対立原因になっている。タルアファルはトルクメン人が多数派を占め、宗派的にはシーア派とスンニ派が混在している。トルコが今後、スンニ派やトルクメン人の保護を名目に介入を強める可能性もある。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161125/k00/00m/030/036000c#csidx731c877e3b1af95a82b63e5c7ce4b51
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1768チバQ:2016/11/27(日) 18:32:09
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161127X983.html
非首長派、半数に迫る=クウェート議会選
16:54時事通信

 【カイロ時事】クウェート選管は27日、投票が26日に行われた国民議会(定数50)選挙の結果を発表した。AFP通信によると、サバハ首長家と距離を置く議員が半数に迫る24議席を獲得し、存在感を示した。

 クウェートでは政治の実権が首長に集中しており、議会の影響力は限定的。政党の結成も認められていない。ただ、原油価格の低迷を受け、政府が進めた補助金削減に不満を抱く市民も多く、政府に批判的な候補者に一定の票が流れた。

1769チバQ:2016/11/28(月) 00:23:12
http://mainichi.jp/articles/20161128/k00/00m/030/050000c
イラク

シーア派民兵公認 スンニ派反発、対立悪化も

毎日新聞2016年11月27日 19時48分(最終更新 11月27日 19時48分)
イラク連邦議会は26日、イランの影響力が強いイスラム教シーア派民兵組織「人民動員隊」を公認し、首相直属の部隊にする法案を賛成多数で可決した。過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点北部モスルの奪還作戦が続く中、シーア派の士気を高める狙いがありそうだ。スンニ派は反発しており、宗派対立の悪化が懸念される。

 人民動員隊はイラク軍や警察部隊、クルド自治政府の治安部隊ペシュメルガと共に10月からモスル奪還作戦に参加。スンニ派の反発で作戦に影響が出る可能性もある。

 アバディ首相は国営テレビで「イラク人にとっても、勇敢な戦闘員にとっても喜ばしい」と語った。(共同)



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161128/k00/00m/030/050000c#csidxc33af05c4a3462bb085101c79064e1f
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1770チバQ:2016/11/28(月) 18:56:49
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112800040&g=int

反体制派地域の1万人脱出=アサド政権、さらに攻勢-シリア北部














27日、シリア北部アレッポからバスで脱出する住民(AFP=時事)

 【カイロ時事】在英のシリア人権監視団は27日の声明で、シリア内戦の激戦地である北部アレッポの反体制派支配地域の住民1万人近くが、アサド政権の支配地域などに脱出したと明らかにした。
 2011年に始まった内戦で、アレッポの反体制派地域からこれほどの規模の住民が一斉に域外に出たのは初めて。住民と一体となって抵抗を続けてきた反体制派にほころびが出てきたことを示すもので、政権側はさらに攻勢を強める構えだ。







 声明によると、26日から27日にかけ、反体制派が支配するアレッポ東部の住民約4000人が西部の政権側地域に移動。このほか約6000人がアレッポ北部のクルド人勢力支配地域に逃れた。(2016/11/28-08:17)

1771チバQ:2016/11/28(月) 20:45:47
4042 :チバQ :2016/11/28(月) 18:17:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000007-jij_afp-int
シリア政府軍猛攻のアレッポ、市民1万人が脱出

AFP=時事 11/28(月) 10:13配信

【AFP=時事】在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は27日、シリア内戦の激戦地となっている北部アレッポ(Aleppo)の反体制派支配地区から、1万人近くに上る市民が政府側支配地区などに脱出したと明らかにした。政府軍は先週末にかけてアレッポ東部で6地区を反体制派から奪還し、27日にもさらに攻勢をかけていた。

【関連写真12枚】反体制派から奪還した地区を巡回する政府側部隊

 監視団によれば、市民約1万人は26日から27日にかけての夜間に反体制派が支配する市東部から退避した。うち少なくとも6000人はクルド人が支配するシェイクマクスード(Sheikh Maksoud)地区、残りは市の政府側支配地区に逃れたという。

 監視団はアレッポについて、政府側が「北部の大半の地区を支配下に置いた」としている。

 アレッポ東部では市民約25万人が何か月にもわたって包囲下にあり、深刻な食糧・燃料不足が起きている。【翻訳編集】 AFPBB News

1772チバQ:2016/11/29(火) 22:16:48
http://www.afpbb.com/articles/-/3109513
シリア軍、アレッポ北東部を奪還 反体制派にとって「最大の敗北」
2016年11月29日 14:30 発信地:アレッポ/シリア
【11月29日 AFP】シリアの反体制派が28日、これまで主要拠点としてきたアレッポ(Aleppo)東部の北側一帯の支配権を失い、同市全体の奪還作戦を進めているシリア政府軍が大規模な進攻を行ったことが明らかになった。

 シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領を支援するロシアが2015年9月に介入して以降、反体制派の支配地域は徐々に縮小しているが、2012年から支配してきたアレッポ東部を失えば、同勢力にとっては壊滅的なダメージになるとみられる。

 在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によれば、政府軍は28日、サクル(Sakhur)、ヘイダリヤ(Haydariya)、シェイクコードル(Sheikh Khodr)の各地区を奪還。クルド人勢力もシェイクファレス(Sheikh Fares)地区の支配権を反体制派から奪った。

 シリア人権監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は、「(反体制派が)2012年にアレッポの半分を制圧して以降(彼らにとって)最大の敗北」との見方を示した。

 今回の進攻により、アレッポ北東部全域は政府軍が掌握したことになる。

 政府軍が各地区の奪還を進める中、多くの市民は反体制派支配地区を脱出し、政府やクルド人部隊の支配地区に退避しているが、一部の市民は、今なお反体制派が制圧している地区へと南下している。

 こうした現状について、アンサリ(Ansari)地区で救助活動を行っている民間防衛隊「ホワイト・ヘルメット(White Helmets)」の広報担当者、イブラヒム・リース(Ibrahim Abu Al-Leith)氏は「悲惨な状況だ」と述べた。(c)AFP/Karam al-Masri with Sara Hussein in Beirut

1773チバQ:2016/11/30(水) 20:26:04
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161130X355.html
ファタハ総会が開幕=反議長派排除も―パレスチナ
00:14時事通信

 【エルサレム時事】アッバス・パレスチナ自治政府議長の支持基盤ファタハの指導部を選出する総会が29日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラで開幕した。7年ぶりの開催で、日程は5日間の予定。反議長派勢力を排除する狙いがあると指摘されている。初日はアッバス氏を全会一致で引き続きファタハ議長に選出した。

 パレスチナのメディアによると、総会は1964年から開かれており、今回は7回目。ファタハの最高意思決定機関である中央委員会のメンバー(現在23人)のうち18人、中央委に次ぐ意思決定機関である革命評議会の議員(現在132人)のうち80人を選出する。81歳と高齢のアッバス議長の後継者候補となるファタハ副議長が選出されるとの臆測も出ている。

1774チバQ:2016/12/01(木) 02:37:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016113000827&g=int
脱出市民5万人に=政権猛攻、死傷者も急増-シリア北部


29日、シリア北部のアレッポで政府車両に乗り込み避難する市民(AFP=時事)
 【カイロ時事】シリア内戦の激戦地である北部アレッポで、アサド政権側の反体制派支配地域に対する激しい攻撃が続いている。在英のシリア人権監視団は30日の声明で、市民5万人以上がアレッポ東部の同地域を脱出したことを明らかにした。
 アレッポは主に西部を政権側が掌握しているのに対し、反体制派が東部、クルド人勢力が北部をそれぞれ実効支配している。声明は、26日以降で「政権側やクルド人が支配する地域に、東部の市民5万人以上が逃れた」と指摘した。
 アレッポ東部では26日以前の時点で市民約25万人が暮らしていたとされ、一気に2割が避難民化したことになる。現地からの情報によると、政権側の空爆が続く中、連日数十人の犠牲者が出るなど死傷者が急増しており、人道危機の深刻化が懸念される状況だ。(2016/11/30-19:20)

1775チバQ:2016/12/01(木) 17:40:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161201-35093042-cnn-int
50万人が水不足、ISISの妨害でさらに悪化 モスル

CNN.co.jp 12/1(木) 13:42配信

イラク・アルビル(CNN) イラク軍が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に占拠されたイラク北部の要衝モスルの奪還作戦を続ける中、市内に取り残された住民約50万人への水道水の供給が断たれた状態であることが1日までにわかった。国連関係者がCNNに明らかにした。

3本ある主要な水道管のうち1本が破壊された。国連児童基金(ユニセフ)によれば、破壊された水道管はISISの占領地域にあり、修繕に向かうことは不可能だという。

モスル市当局によれば、ISISが水問題をさらに深刻化させている。

ISISはイラク軍が接近しつつある複数の地区に水を供給している給水所への電力を遮断したという。当局者は「ISISはモスル東部から飲料水を奪っている。住民を自分たちとともに退却させ、人間の盾として使おうとしている」と語る。

ISISはモスルへの水や電力の供給をコントロールしている。イラクのテロ対策部隊の広報官はCNNに対し、「ISISが意のままに水の供給を遮断したり再開したりしているとの情報を得ている」と述べた。

モスルの住民がきれいな飲み水を入手できなくなって10日あまり経つ。一部地区では、2014年にISISがモスルを占領した際に共同で一時しのぎのための井戸を掘った。今回もその井戸に頼っているという。

住民によれば、井戸から水をくみ出すには、貴重な燃料を使って小さな自家発電機を動かさなければならない。水は濁っていることが多く、感染症の危険もある。何日も順番を待って、ようやく容器数杯分の水が得られる状態だという。

1776チバQ:2016/12/06(火) 20:45:08
http://mainichi.jp/articles/20161207/k00/00m/030/072000c
リビア

大統領評議会部隊、シルトのIS拠点「制圧」

毎日新聞2016年12月6日 20時31分(最終更新 12月6日 20時31分)

 【カイロ秋山信一】リビアで統一政府の樹立を目指す大統領評議会の部隊の広報担当者は5日、中部シルトで過激派組織「イスラム国」(IS)の残党を掃討し、支配権をほぼ奪還したと述べた。ロイター通信が報じた。ISはイラク、シリアに続く「第3の拠点」リビアで勢力拡大を図っていたが、シルト陥落で実効支配都市は消滅し、退潮に拍車がかかるのは必至だ。

 リビアからの報道によると、評議会部隊は5日、地中海岸沿い地域をほぼ制圧した。

 ただISの一部部隊は南部のサハラ砂漠に逃れたとも報じられ、ナイジェリアの過激派組織「ボコ・ハラム」の一部と連携して再活発化する恐れもある。サハラ砂漠は国際テロ組織アルカイダ系勢力の温床でもある。

 ISは2014年秋からリビアの拠点化を促進。15年6月にシルトを制圧し、独自の法制度施行や住民への徴税を始めていた。

 リビアでは11年の内戦でカダフィ政権が崩壊し、反カダフィ派による内紛が続く。大統領評議会は首都トリポリ近辺を支配しているだけで、統一政府樹立交渉は停滞。東部ではカダフィ氏の側近だったハリファ・ハフタル将軍傘下の民兵が油田地帯などに実効支配を広げ、評議会と対立する。西部トリポリでも今月、評議会の部隊と反評議会派の民兵が衝突するなど、政情不安が続いている。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161207/k00/00m/030/072000c#csidxe84b7bd8ba9ed22ac4f847665117f48
Copyright 毎日新聞

1777チバQ:2016/12/06(火) 21:47:07
http://www.afpbb.com/articles/-/3110290
リビアのISに打撃 最後の主要拠点、政府側が奪還
2016年12月06日 05:04 発信地:トリポリ/リビア

【12月6日 AFP】リビア統一政府側の部隊は5日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に掌握されていた中部の沿岸都市シルト(Sirte)を完全制圧したことを明らかにした。数か月にわたり同市で抗戦を続けていたISにとって、大きな打撃となった。

 国連(UN)が支持する統一政府側の部隊の報道官はAFPに対し、「われわれの部隊がシルトを完全制圧」し、「ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)の完全崩壊を確認した」と伝えた。

 シルトは、ISがリビア内で掌握していた最後の主要拠点だった。その奪還作戦では、政府側部隊の数百人が犠牲になった。IS側の死者数は不明。

 今年8月には米軍が空爆による支援を開始し、今月1日までに戦闘機や無人機、ヘリコプターによる470回の攻撃を実施した。(c)AFP/Rim Taher

1778チバQ:2016/12/06(火) 21:47:44
http://www.afpbb.com/articles/-/3110051
シリア軍、アレッポ東部の半分を奪還 市街戦のため精鋭部隊到着
2016年12月03日 11:26 発信地:アレッポ/シリア
【12月3日 AFP】シリア政府軍は、反体制派が主要拠点としてきたアレッポ(Aleppo)東部の半分を奪還した。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が2日、明らかにした。

 シリア人権監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表によると、政府軍は2日、アレッポ東部2地区の支配を固め、縮小を続ける反体制派支配地域の包囲網を狭めた。反体制派はアレッポ南東部で激しく抵抗しているが、政府軍は東側から包囲網を狭めている。

 バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍は、かつての商都アレッポへの攻勢を開始した先月15日以降、迅速に戦果を挙げてきた。シリア人権監視団によると、まだ反体制派が残っている地区で市街戦を行う準備として、シリア政府軍の精鋭部隊である共和国防衛隊と第4師団の兵士数百人が2日、アレッポに到着した。

 政府側が支配するアレッポ西部に撃ち込まれた反体制派のロケット弾で民間人4人が死亡し、アレッポ西部の民間人の死者は59人になった。先月15日以降のアレッポ東部での死者は300人を超えており、その中には数十人の子どもも含まれている。

 2012年以降反体制派が拠点としてきたアレッポ東部が陥落すれば、反体制派にとってこの5年余りで最大の敗北となる。

 この奪還作戦でアレッポ市街には多数の遺体が残され、国際的な非難の声が上がっている。アレッポ東部からは民間人数万人が避難した一方、ロシアは、支援物資の搬入と住民の脱出を可能にする「人道回廊」の確保を呼び掛けている。(c)AFP/Karam al-Masri with Rana Moussaoui in Beirut

1779チバQ:2016/12/06(火) 21:48:14
http://www.afpbb.com/articles/-/3110249
ISに隠れて市民の抵抗、結婚式やたばこ、携帯電話も
2016年12月06日 14:42 発信地:ハサンシャム国内避難民キャンプ/イラク
【12月6日 AFP】シャイマさん(20)はイラク・モスル(Mosul)で4か月前、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に見つからないように、ウエディングドレスと化粧をした顔を黒い衣装とベールで隠し、新郎のアリさん(24)が待つ彼の家へと向かった。

 モスルがISに占拠されてから2年余り、多くの住民はISが樹立を宣言した「カリフ制国家」の厳格な規律に、自宅で隠れて抵抗している。

 シャイマさんとアリさんは自分たちの結婚式の様子を詳しく説明した。2人が現在暮らしているのは、イラク軍が10月半ばに大規模なモスル奪還作戦を開始して以来、大勢の人々が避難してきたハサンシャム(Hasansham)国内避難民キャンプだ。

「私は白いウエディングドレスを着て化粧をし、髪を結っていたけれど、自宅から夫の家までは、黒いニカブ(顔を覆うベール)とアバヤ(頭から爪先までを覆う伝統的な衣装)で全身をすっぽり隠して行った」とシャイマさんは言う。

 夫のアリさんは「家ではすべてのドアに施錠し、発電機をつけ、その音で音楽がかき消されるようにした。男性たちには外にいてもらい、その間に女性たちは室内で羽目を外すことができた」と語った。

 結婚パーティーはISが住民に課している規則に違反していた。ISは音楽や喫煙、男性がひげをそること、女性が顔を見せることなどを禁じている。

 アリさんは「自分の結婚式がこんな風になるとは思ってもみなかった。本当はスーツを着てひげをそりたかった。友達にも私たちの結婚を喜んでもらいたかったし、車数台を連ねて妻と町中をパレードしたかった」と述べた。「結婚式は短かった。私たちは車で町に出掛けようかとも思っていたけれど、怖くなって何もできなかった」とシャイマさん。

 ひそかに執り行われた結婚式の写真には、ほほ笑むアリさんの顔に白いドレス姿のシャイマさんが両手を添えている様子が写っている。この写真は戦闘と混乱の中、モスルから逃げるときに持ってくることができた。

 こうした写真も禁じられているため、アリさんは自らが所有する印刷所のシャッターを下ろして店に閉じこもって現像したのだという。

■夕方になると屋根にアンテナを設置

 AFPが取材した人々の大半は、写真に撮られることや自分の名前をフルネームで明かすことを拒否した。モスルのIS支配地域で今も暮らす家族の身に危険が及ぶことを恐れているためだ。

 ISが住民たちを外の世界から隔絶するために通信衛星用アンテナの設置も禁じているため、テレビを見るためにやむを得ず危険を冒す住民もいる。ハサンシャム難民キャンプにたどり着いたアドナンさん(46)は、ISに古いアンテナを1つ渡したが、他に2つのアンテナを隠し持っていた。「毎日、夕方になると屋根に上ってアンテナを立て、テレビ番組を3時間ほど見ていたんだ」

 ハゼール(Khazer)に住むハラさん(35)は「隠れてたばこも吸っている。ドミノ(ゲーム)もやっていたし、携帯電話も使っていた」と話した。携帯電話のSIMカードも自分のブラジャーの中に隠していたと言う。「すべて秘密にしていました」(c)AFP/Rouba El Husseini

1780チバQ:2016/12/07(水) 20:29:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161207-00000033-jij_afp-int
シリア政府軍、アレッポ旧市街全域を制圧 NGO発表
AFP=時事 12/7(水) 17:40配信

シリア政府軍、アレッポ旧市街全域を制圧 NGO発表
シリア政府軍支配地域から見たアレッポ城(2016年12月3日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)シリア第2の都市アレッポ(Aleppo)をめぐり、夜通し行われた政府軍の進攻に直面した反体制派が撤退したことを受け、政府軍が旧市街(Old City)全域を制圧した。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が7日、発表した。


 アレッポ全域の制圧を目指す作戦が始まって3週間が経過した現在、政府軍およびその同盟勢力は、2012年以降に反体制派が拠点としてきたアレッポ東部の75%以上を掌握したことになる。

 シリア人権監視団によると、政府軍が近郊のバブ・ハディド(Bab al-Hadid)地区などを制圧した後、反体制派は旧市街の最後の支配地域から撤退したという。

 同監視団は、「反体制派は包囲を恐れて、アレッポ旧市街付近からの撤退を余儀なくされた」としている。

 政府軍はアレッポ東部の奪還作戦を開始して以来、着実に支配地域を広げている。【翻訳編集】 AFPBB News

1781チバQ:2016/12/07(水) 21:07:34
http://mainichi.jp/articles/20161208/k00/00m/030/073000c
IS

「世界でテロを」扇動声明

毎日新聞2016年12月7日 20時38分(最終更新 12月7日 20時38分)
 【カイロ秋山信一】過激派組織「イスラム国」(IS)の広報担当者は系列メディアを通じて声明を発表し、「世界中で(敵対国の)住宅や市場や道路を攻撃し、火をかける努力を倍加せよ」と支持者を扇動した。

 また、シリア北部でIS掃討を進めるトルコを名指しで非難し、「大使館や領事館、治安・軍事施設などトルコ政府関連の施設をあらゆる場所で狙え」と呼びかけた。本拠地のイラクやシリアで劣勢が続く中、外国でのテロを扇動して組織の存在感を誇示したい思惑があるとみられる。

 声明は、新たに広報担当者に就任したとされるアブハッサン・ムハジル幹部の名義で5日に出された。イラク軍、クルド人部隊、米軍主導の対IS有志国連合、ロシア、イランなどの敵対勢力を挙げ、「全ての勢力がイスラム国を壊滅させる目標を掲げている。我慢強く戦わなければならない」としている。

1782チバQ:2016/12/10(土) 19:31:28
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161208k0000e030208000c.html
<シリア>アレッポ、反体制派支配地域は3分の1に
12月08日 11:00毎日新聞

<シリア>アレッポ、反体制派支配地域は3分の1に
シリア政府軍が掌握したアレッポ東部ハナノ地区に戻ってきたシリア人一家=2016年12月4日、AP
(毎日新聞)
 【カイロ秋山信一】内戦下のシリア北部アレッポで、アサド政権側が11月から攻勢を強め、反体制派支配地域は約3週間で3分の1程度に縮小した。政権側には、反体制派を支援する米国で来年1月にトランプ政権が発足する前に決着をつけたい思惑があるとみられる。一方、反体制派支配地域は政府軍やロシア軍による空爆や包囲戦術で疲弊し、住民は食料や医薬品の窮乏に直面している。

 アレッポでは内戦初期の2012年夏以降、政権と反体制派が街を二分し、勢力が均衡していた。だがロシアやイランの支援を受ける政権側が徐々に圧力を強化。今年9月には反体制派支配地域を包囲し、主要補給路を断った。

 さらに11月15日から空爆と地上攻勢を連動させ、反体制派の防御線を突破した。今月7日には中心部の旧市街も制圧。政権側の当局者はロイター通信に「ロシアはトランプ米政権発足前に作戦を終わらせたがっている」と話した。反体制派も政権側支配地域にロケット弾を撃ち込むなど戦闘は激化。在英の民間組織「シリア人権観測所」によると、11月15日以降にアレッポで民間人464人を含む約790人が死亡した。

 アレッポ南東部に追い込まれた反体制派支配地域には推定20万人の住民が残っており、食料や医薬品が底を突きかけている。

 「輸血用の血液がなく、昨日も6人が輸血できずに死んだ。重傷者も約500人いる」。反体制派の記者、ムハンマド・シャケルディさん(26)は7日、毎日新聞の電話取材に証言した。近くで空爆があったようで、電話口から爆音が響いた。ボランティアの救急隊員、イブラヒム・ハッジさん(26)は「薬がなく、墓地もいっぱいになった。死者を葬る場所さえ作れない」と訴えた。

 政権側は9月以降、反体制派の戦闘員には投降、住民には自主的な退避を求めてきた。11月の戦闘激化後、数万人が政権や少数民族クルド人勢力の支配地域に避難した。だが、政権側が反体制派を「テロリスト」と位置付けているため、「テロリストの協力者」とレッテルを貼られて拘束、拷問されることを恐れ、反体制派支配地域にとどまる住民も多い。

1783チバQ:2016/12/10(土) 19:32:33
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161210X040.html
深まる分断、「IS協力者かも」と疑心暗鬼=イラク北部―避難民支援の邦人が報告会
06:01時事通信

 イラク政府軍などが同国北部の過激派組織「イスラム国」(IS)支配地域の奪還を進める中、ISの支配から逃れた人々の間に分断が生まれている。現地で避難民を支援してきた日本人女性が東京都内で報告会を開き、共に暮らしてきた隣人を信じられなくなり、日常生活に支障を来している避難民の現状を明かした。

 この女性はNPO法人JENの広瀬美紀さん(35)=大分県佐伯市出身=。渡航中止勧告が出ていない北部ドホークのキャンプで、10月中旬まで上下水道整備などに携わった。

 広瀬さんによると、キャンプにIS支配地域からの避難民が増えるのに伴い、ISに虐げられ、キャンプに逃れていた少数派のヤジディ教徒がキャンプ外へ移住するようになった。後から来たイスラム教徒とトラブルを起こすと、ISに連絡され、「IS支配地域に残った親族を殺されるかもしれない」と恐れるからだ。

 説得を試みても「彼ら(イスラム教徒)がキャンプを出て行くか、自分たちが出て行くかだ」とかたくなに拒まれたという。

 イスラム教徒とヤジディ教徒は、イラク北部で共存してきた。だが、ヤジディ教徒は、IS支配地に2年以上も住んでいたイスラム教徒がISの協力者かもしれないと疑心暗鬼になり、かつての隣人におびえるようになっている。

 分断は宗教の違いによるものにとどまらない。あるクルド人女性は、アラブ人男性と結婚して北部モスルで暮らしていたが、IS侵攻で市外へ避難した。夫は仕事があるため、IS支配下のモスルに残った。その後、顔を合わせられないまま2年以上が過ぎ、夫婦は離婚を決断したという。

 もともとコミュニティーの違いを超えて共存してきた人々が、ISの台頭をきっかけに、他人を「どこまで信じていいのか」(広瀬さん)と疑うようになる状況は、二つのケースに共通する。支配地域を脱出してなお、ISは人々の生活に暗い影を落としている。

 イラク軍などは10月中旬、モスル奪還作戦を開始した。イラク第2の都市でISの重要拠点であるモスルには、なお最大150万人が残っているとされ、JENなどは解放後の避難民支援に向け準備を進めている。

1784チバQ:2016/12/11(日) 14:10:28
http://www.asahi.com/articles/ASJDC1PNJJDCUHBI001.html


イスタンブール中心部で大きな爆発 29人死亡

イスタンブール=春日芳晃 パリ=青田秀樹

2016年12月11日11時38分

 トルコのイスタンブール中心部で10日夜、大きな爆発があり、ロイター通信によると29人が死亡し、160人以上が負傷した。トルコメディアによると、爆発があったのはトルコのプロサッカーチーム、ベシクタシュが本拠とするサッカー場の近くで、爆発は2度あったという。

 この日はプロサッカーの試合があったが、爆発は試合終了から2時間後に起きた。現場近くの住民によると、爆発後、複数回にわたって銃声も聞こえた。詳細は不明だが、サッカー場近くに停車していた警察車両を狙って、爆弾を積んだ自動車が爆発したと報じるメディアもある。

 トルコ政府は爆発後、この爆発について、一時、報道禁止命令を出した。(イスタンブール=春日芳晃)

■仏大統領「力を込めて非難する」

 フランスのオランド大統領は11日未明、「多くの犠牲者を出したイスタンブールでのテロを、力を込めて非難する。新たな試練に見舞われたトルコに対し、フランスはあらゆる支援をしていく」とする声明を出した。大統領府(エリゼ宮)を通じて発表した。(パリ=青田秀樹)

1785チバQ:2016/12/12(月) 19:47:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161211-00000060-mai-int
<シリア>ISがパルミラ再制圧 ロイター通信が報道
毎日新聞 12/11(日) 21:40配信

<シリア>ISがパルミラ再制圧 ロイター通信が報道
2016年4月に撮影された遺跡都市パルミラ=AP
 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアで、過激派組織「イスラム国」(IS)が11日、アサド政権が実効支配する中部の遺跡都市パルミラを約9か月ぶりに制圧した。ロイター通信が報じた。政権側は今年3月にISからパルミラを奪還したが、ISはパルミラ近辺の油田やガス田を断続的に攻撃するなど周辺で活動を続けていた。政権は北部アレッポでの反体制派支配地域の制圧を優先させており、パルミラ周辺の防備が手薄になったとの見方もある。

 ロイターによると、ISは12月に入って、パルミラ周辺で攻勢を開始。政権側はロシア軍による空爆の支援も受けて、一時は攻勢をしのいだが、11日にISがパルミラ中心部を制圧した。シリア軍兵士100人以上が殺害されたとの情報もある。ISの影響下にあるニュースサイト「アーマク通信」も「(ISが)パルミラを制圧した」と伝えた。

 ISは昨年後半以降、イラクとシリアで拠点都市を次々と失い、実効支配圏の最大都市であるイラク北部モスルでもイラク軍などの攻勢を受けている。こうした中、パルミラ制圧はISにとっては久々の戦果で、組織の「健在ぶり」を宣伝する材料にする可能性もある。

 パルミラには古代ローマ時代の遺跡があり、ユネスコ(世界教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録されている。ISは2015年5月にパルミラを制圧し、「(ISが否定する)多神教や偶像崇拝を象徴する存在」としてベル神殿や凱旋(がいせん)門などを破壊した。政権側が今年3月に奪還し、遺跡の修復に向けた期待も高まっていたが、ISが再制圧したことで遺跡群がさらに破壊される恐れもある。

1786チバQ:2016/12/12(月) 22:23:26
http://mainichi.jp/articles/20161213/k00/00m/030/077000c
トルコ

与党、大統領権限強化図る 行政権付与の改憲案

毎日新聞2016年12月12日 21時40分(最終更新 12月12日 21時40分)
 【エルサレム大治朋子】トルコの与党・公正発展党(AKP)は10日、現行の象徴的な大統領職に行政権を与え、実権型大統領制に移行させるための憲法改正案を国会(定数550議席)に提出した。手続き上必要な5分の3にあたる330以上の賛成を得た上で、来年5月までに、国民投票が実施される可能性が高い。投票で過半数の支持が得られれば、改正案は実現する。

 野党は、エルドアン大統領の権限拡大によってさらに民主主義が形骸化し、より独裁的な統治体制になると反発を強めている。

 現憲法では、大統領は政治的に中立で、政党所属も認められていない。改正案は、首相の行政権の多くを大統領に移行させ、行政機関のトップとする。エルドアン氏やAKPは、トルコの安定的発展のため、米国やフランスのような実権型大統領制への移行が望ましいと訴えてきた。

 ロイター通信によると、AKPの現有議席は316。改正案については、同じ保守の民族主義者行動党(MHP・39議席)の支持をすでに得ており、330以上の賛成は確保できる見通しという。

 トルコでは7月15日、軍の一部がクーデターを企てて失敗。トルコ政府は、エルドアン氏の政敵で、事件の「首謀者」とする米国在住のイスラム教指導者ギュレン師を「支援した容疑」などで公務員ら約11万人を停職処分などにした。事件直後に発令した非常事態宣言は10月に3カ月延長され、「粛清」の拡大が進んでいる。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161213/k00/00m/030/077000c#csidxd965429b7e658cba239731ef40d8bde
Copyright 毎日新聞

1787チバQ:2016/12/13(火) 21:11:36
http://www.asahi.com/articles/ASJDF24YYJDFUHBI003.html?ref=goonews
シリア政権軍「アレッポを完全制圧」 中枢幹部が明言
イスタンブール=春日芳晃2016年12月13日10時53分

 シリア内戦の最激戦地・北部アレッポをめぐり、アサド政権軍の中枢幹部は12日夜(日本時間13日未明)、匿名を条件に朝日新聞の取材に応じ、反体制派が支配してきた同市東部を「政権軍が完全に制圧した」と語った。13日中にも正式に発表されるという。

 この幹部によると、政権軍は12日までにアレッポの95%を制圧。残る5%の地区に同日、政権軍が部隊を進めると、「テロリストは雪崩を打って崩壊した。何百人というテロリストがこの戦闘で殺された」と述べた。

 シリアの政権寄りメディアでは12日夜、シリア国旗を振ったり、アサド大統領の肖像画を掲げたりして、政権軍の「アレッポ完全制圧」を祝う民衆の映像が繰り返し放映された。

 アレッポ東部の反体制派関係者も13日未明(日本時間13日朝)、朝日新聞のインターネット電話取材に応じ、「我々はわずか数ブロックの街区に追い込まれ、全方向から攻撃を受けている。兵力では圧倒的に不利だ。残念だが、今日中にここも制圧されるだろう。我々は死ぬまで戦うが、ここに残る子ども、女性、老人が政権軍に虐殺されることがすごく心配だ」と語った。

 また、アレッポ東部で負傷者を救助する非武装ボランティア組織「シリア民間防衛隊」(通称・ホワイトヘルメッツ)の関係者も13日未明、朝日新聞のインターネット電話取材に応じ、「政権軍が制圧した場所には、たくさんの男性の死体が放置されている。反体制派支配地域にいる男性はテロリストとみなされ、路上で『処刑』されている」と証言した。(イスタンブール=春日芳晃)

1788名無しさん:2016/12/19(月) 16:26:36
http://toyokeizai.net/articles/-/150191

イスラエル国会で「スカート丈」が問題化

議長が収拾に乗り出す




ロイター




2016年12月16日

[エルサレム 15日 ロイター] - イスラエル国会で警備員らが短いスカートを着用した女性職員の入場を禁止したことで反発が広がり、国会議長が15日、国営ラジオで釈明する事態となった。

国会の規則ではスカートの長さは指定されていないが、10日前から短いスカート丈の女性の入場が拒否されたことが騒ぎの発端となった。

14日には30人あまりの女性が国会の検問所前で、禁止された膝上までのスカートを履き、報道陣のカメラにポーズを取るなど抗議行動を展開した。何人かの男性も、ズボンの上にスカートを履いたり、議員が下着姿になったりして同調した。

エーデルシュタイン議長は、国会の品位を保つ必要があると釈明に追われた。イスラエル国会は世界的にもくだけた服装で知られているが、10月に服装に関する通達が配布された。議長は、不適切な服装に苦情が相次いだため対応しただけ、と説明した。

1789チアQ:2016/12/19(月) 22:38:22
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121900043&g=int
ハリリ新内閣が発足=レバノン
 【カイロ時事】レバノン政府は18日、声明を出し、ハリリ首相率いる新内閣の発足を発表した。ハリリ氏は2009年〜11年にも首相を務め、返り咲きとなる。主要閣僚ではバシル外相、マシュヌク内相、ハリル財務相がそれぞれ留任。国防相には新たにサラフ氏が就任した。
 レバノンでは今年10月、国内各派の対立から2年5カ月にわたって不在が続いていた大統領にアウン氏が就任。アウン大統領が翌11月、ハリリ氏に組閣を要請していた。(2016/12/19-06:41)

1790とはずがたり:2016/12/20(火) 07:53:59
ロシア大使、撃たれ死亡=警官が護衛装い犯行―シリア情勢で報復か・トルコ
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161220X372.html
07:33時事通信

 【エルサレム、モスクワ時事】トルコの首都アンカラで19日、写真展の開幕式に出席していたロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使が男に突然、銃撃され、死亡した。男は銃撃後、「シリアを忘れるな」と叫んでおり、シリア内戦でロシアがアサド政権の後ろ盾となっていることへの報復が動機だった可能性がある。

 男は警察との銃撃戦で射殺された。ソイル内相は、犯人はアンカラの機動隊部門に所属する22歳の警官だと発表。大使の護衛役と偽って会場に入ったという。

 事件が起きたのは、アンカラ中心部にあるギャラリー。当時の様子を撮影した動画などによれば、カルロフ大使がスピーチをしていたところ、背後に立っていた背広姿の男が、銃を天井に向けて撃った後、大使の背中に発砲。銃撃後、アラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫び、トルコ語で「アレッポを忘れるな。シリアを忘れるな。われわれの同胞が安全でない限り、おまえたちも安全ではない」と叫んだ。ほかにも3人が負傷した。

 シリアのアサド政権軍は、反体制派の最大拠点、北部アレッポを制圧したばかり。トルコは反体制派を後押ししており、トルコ国内では空爆などで政権軍を支援したロシアへの抗議運動が起きていた。

 事件を受け、トルコのエルドアン大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談。会談後、プーチン大統領は「ロシアとトルコの関係正常化を妨げ、シリアの和平プロセスを失敗させる企図を持って行われた挑発行為だ」と非難。エルドアン大統領も「トルコとロシアはこの挑発行為にだまされない」と述べ、テロとの戦いにおける両国の協力を強化すると宣言した。

1791チバQ:2016/12/20(火) 17:15:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161220-00010000-afpbbnewsv-int
トルコ警官がロシア大使射殺 「アレッポ」「神は偉大」叫ぶ

AFPBB News 12/20(火) 8:28配信

【12月20日 AFP】トルコの首都アンカラ(Ankara)で開かれていた展覧会の会場で19日、ロシアのアンドレイ・カルロフ(Andrei Karlov)駐トルコ大使が警察官の男に撃たれ、死亡した。男は「アレッポ(Aleppo)」や「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」などと叫んでいたとされ、ロシア政府は事件を「テロ」と断定した。

 露外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は、大使が銃撃で負った傷により死亡したと発表。同国当局が事件を「テロ」と断定したと述べた。

 テレビ放送された事件発生時の映像には、現場となった展覧会会場で、黒っぽい色のスーツにネクタイ姿の男が銃を振りかざし、手をあげてジェスチャーをする様子が映っている。

 トルコ半国営のアナトリア(Anadolu)通信は、警察が容疑者の男を「無力化」したと伝えたものの、それ以上の詳細には触れていない。アンカラ市長は容疑者の男について、トルコ人警察官だったとしている。

 現場に居合わせた日刊紙ヒュリエト(Hurriyet)の記者はAFPに対し、事件は「展覧会の開幕式で発生した」と説明。「大使がスピーチを行っていた際、スーツ姿の背の高い男がまず空に向かって発砲し、その後大使を狙った」と語った。

 さらに、「男は『アレッポ』や『報復』などと口走っていた。市民らに会場から出るよう命令した。人々が避難している最中に、再び発砲した」としている。また事件を捉えた映像によると、男は「アッラー・アクバル」と叫び、続けてアラビア語でジハード(聖戦)を支持する旨の発言をしていた。

 トルコ国内ではここ数日にわたり、シリア北部アレッポでロシアが人権侵害行為に及んでいると非難する抗議行動が行われていた。(c)AFPBB News


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