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食品産業総合スレッド
414
:
荷主研究者
:2008/07/27(日) 23:35:15
http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2140
2008年7月4日 新潟日報
小麦高騰で米粉生産を倍増へ
米穀加工・販売の藤井商店(弥彦村)は今月から米粉の製造ラインを増設、パンなどの原料に使う米粉の製造を始めた。小麦の輸入価格高騰が続き、小麦粉の代替品として注目を集める米粉の需要拡大に向け、生産量を月380トンから760トンに倍増させる。
新しい製造ラインは「気流粉砕方式」を採用し、渦巻き状のジェット気流を利用し原料米を粉砕する。パンやめん、お菓子の製造に適した平均粒径30−40ミクロンと、小麦粉に近い超微粒子の米粉を作ることができる。生産能力は1時間当たり1トン。生産量は月間約380トンを予定している。
同社は既に同規模・方式の製造ラインが一系列あり、これまで主に米菓用の米粉を製造、フル稼働の状態が続いている。
小麦の輸入価格高騰が始まった昨年来、県内外の食品メーカーや商社、学校給食業者などから米粉への問い合わせが多くなり、一系列増設に踏み切った。
同社は新しい製造ラインを使用して、食品メーカーなどと製品化に向けた品質の調整を行っていく。米粉の原料米は国産うるち米を中心に使用する。
国産米を使った米粉は食料自給率の向上対策としても注目を集めており、政府が増産支援策を検討している。
藤井順一社長は「米粉は今、普及への好機を迎えている。ブームで終わらせず、この追い風に乗って需要を伸ばしていきたい」と話している。
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