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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 00:12
「鉄は国家なり」とは古い言葉だが、新日鐵やJFEをはじめ日本企業が世界の大手を占めている。特殊鋼や非鉄金属もユニークな企業が多い。そんな鉄鋼・非鉄金属・金属製品産業の総合スレッド。

社団法人日本鉄鋼連盟
http://www.jisf.or.jp/

社団法人日本アルミニウム協会
http://www.aluminum.or.jp/

社団法人日本電線工業会
http://www.jcma.jp/

2291とはずがたり:2022/06/05(日) 16:58:54
●wikiに拠ると只見線の会津横田駅には嘗て横田鉱山の専用線があり木造のホッパーがあったとのこと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A%E6%B4%A5%E6%A8%AA%E7%94%B0%E9%A7%85

●『国鉄全線全駅各駅停車② 東北530駅』宮脇俊三・原田勝正編(1981・小学館)に拠ると会津横田駅は昭和38年8月20日開業であるが,
>駅の裏手には,銅や亜鉛などを含む黒鉱の採取が行われていた横田鉱山跡が,赤茶けた姿を晒している
とある。

●「昭和39年版全国専用線一覧表」(『トワイライトゾ〜ンManual9』2000年・ネコバブリッシング・所収)には開通直後(とは云えその一寸前から電発の専用線として開通はしていた)の会津横田に専用線はない。一方「昭和45年版全国専用線一覧表」(『トワイライトゾ〜ンManual12』2003年・ネコバブリッシング・所収)には
>専用者:横田鉱山(株) 第三者利用:日本通運(株) 作業方法:手押 作業キロ:0.2km 総延長キロ:0.2km
とある。1964〜70年の間に取扱を開始したらしい。

●『只見川 その自然と電源開発の歴史』1965年福島民報社
にも鉱山資源の話しは載っていて
>(只見川鉱山を改称した)田子倉鉱山は鉛,亜鉛が主で…四つの坑道をもち目下露頭を試掘中。まだ本脈はつきとめていないが,鉱石は良質。金山町の横田鉱業所へ出荷している。… 只見町には…ほかに風間鉱業の黒沢鉱山がある。硫化鉄鉱,亜鉛,鉛の素鉱を月産千五百トンから二千トン掘っている。田子倉鉱山より規模は大きい。…
>…金山町には横田鉱業所と日本鉱業系の田代鉱山がある。田代は試掘の段階で鉱脈調査に重点をおいている。横田鉱業所には選鉱所があり,亜鉛,鉛,硫化鉄,重昌石(重晶石の事か?)を年間約四万トン掘っている(月産に直すと三千三百トン程度か)。…横田鉱業所では「…こんごは黒鉱が中心になりますよ」(風間鉱業の)風間氏と同じく黒鉱の開発に大きな期待を寄せていた。黒鉱は…選鉱技術の向上で脚光をあびてきた鉱石である。
とある。勿論,これらの鉱山は昭和四十年代以降進展した円高を通じて廃鉱になったのであろう。

●現在の様子。荒涼としてる。ホッパーも撤去されて無い様だ。
https://www.google.co.jp/maps/@37.3919272,139.4350522,3a,47.7y,81.09h,93.01t/data=!3m7!1e1!3m5!1scA0vsYYQc-z2M2P54uCEQA!2e0!6shttps:%2F%2Fstreetviewpixels-pa.googleapis.com%2Fv1%2Fthumbnail%3Fpanoid%3DcA0vsYYQc-z2M2P54uCEQA%26cb_client%3Dmaps_sv.tactile.gps%26w%3D203%26h%3D100%26yaw%3D221.544%26pitch%3D0%26thumbfov%3D100!7i13312!8i6656?hl=ja

●黒鉱
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%89%B1
>黒鉱(くろこう、kuroko、black ore)とは、日本海側の鉱山で採掘される外見の黒い鉱石の総称である。黒い鉱石の正体は、閃亜鉛鉱(ZnS)、方鉛鉱(PbS)、黄銅鉱(CuFeS2)などであり、それぞれ亜鉛や鉛、銅などの鉱石として広く採掘された。
>黒鉱の周囲には金や銀などが濃集することから、江戸時代には主にそれら貴金属が、明治時代に入り精錬技術が向上するにつれて黒鉱自体が注目されるようになった。また、黒鉱は金属鉱物のみでなく、大量の沸石類や石膏、重晶石などを伴う。

2292とはずがたり:2022/06/05(日) 17:13:28
>>2291
日本曹達が噛んでいた様だ。

横田鉱山の鉱床の内部構造とくに本山鉱床について - ‎平林武雄
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shigenchishitsu1951/16/76-77/16_76-77_106/_article

横田鉱山深部鉱床の探査について - ‎平林武雄(所属:西会津開発(株)横田鉱業所)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shigenchishitsu1951/22/114/22_114_283/_article
>横田鉱山は,只見川水系の電源開発が急速に進展し,電発専用鉄道(現国鉄只見線)の新設,国道252号線の整備など交通事情が好転しはじめた昭和30年に,日本曹達(株)が会津精錬所の鉛・亜鉛自給対策の一環として,横田鉱業(株)の手によって開発した黒鉱鉱床である。

横田鉱山
福島県大沼郡金山町横田
横田鉱山は、JR只見線会津横田駅が鉱山の中心部であり銅・鉛・亜鉛の鉱山であったが現在では鉱山があったという様子が無くなってしまっている、 昭和13年頃から操業、昭和33年より本格的に操業したが昭和47年3月で閉山した。
http://www.ja7fyg.sakura.ne.jp/kouzan/yokota/yokota.html
横田鉱山の沿革

明治43年頃
田代鉱山の支山として探鉱した。
昭和13年
本山鉱床の東縁を発見し露天掘り開始昭和19年まで手選出鉱。
昭和20年
休山。
昭和30年
日本曹達(株)が買収し横田鉱山(株)設立。
昭和33年
本格操業開始。
昭和40年
日本曹達(株)より分離し日曹金属鉱山となる。
昭和43年1月
日曹金属鉱山解散。
昭和47年3月
下部鉱床に300万トン埋蔵量見込まれるが閉山。

2293とはずがたり:2022/06/05(日) 17:39:54
>>2992
この辺の日本曹達と云えば勿論,磐梯町である。黒鉱は会津横田から磐梯町に輸送されてたのであろう。年間4万トン。

●『国鉄全線全駅各駅停車② 東北530駅』宮脇俊三・原田勝正編(1981・小学館)に拠ると1965.6.1大寺(おおてら)より改称されていて日曹金属(株)会津精錬所がある(あった?)そうな。

●「昭和39年版全国専用線一覧表」(『トワイライトゾ〜ンManual9』2000年・ネコバブリッシング・所収)
>所管駅:大寺 専用者:日本曹達(株) 第三者利用:日本通運(株)・磐梯運送(株)・(株)日硫商会・三谷産業(株)・日硫商事(株) 作業方法:国鉄機・私有機 作業キロ:第1専用線0.5km(機)0.3km 第2専用線0.2km 記事:第2専用線は国鉄側線

「昭和45年版全国専用線一覧表」(『トワイライトゾ〜ンManual12』2003年・ネコバブリッシング・所収)には
>所管駅:磐梯町(この間に駅名変更) 専用者:日曹金属(株)(この間に子会社化) 第三者利用:日本通運(株)・磐梯運送(株)・三谷産業(株)・日硫商事(株)(この間に(株)日硫商会が消えた) 作業方法:私有機 作業キロ:0.5km 総延長キロ:1.3km

とある。

日硫商事(株)を検索掛けると(株)日硫商会のみ引っ掛かって名古屋に健在のようである。→いや,2021年に閉鎖されてる。。
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E6%97%A5%E7%A1%AB%E5%95%86%E4%BA%8B
株式会社日硫商会(ニチリュウショウカイ)は、1947年07月設立の北村尚久が社長/代表を務める愛知県名古屋市瑞穂区井の元町100番地にかつて実在した法人です(法人番号: 5180001010843)。最終登記更新は2021/06/01で、閉鎖を実施しました。

https://www.introcompa.com/shop12911/index.html
株式会社日硫商会
工業薬品、防塵、凍結防止材水処理凝集剤(PAC)高分子販売

株式会社日硫商会は水処理剤、水処理薬品、化学工業薬品の販売を致しております。
全国の工場、プラントなどの排水を少ない薬品で水質を基準値以下にし、環境負担を少なく処理できるように日夜研究をしております。

株式会社日硫商会

水処理剤・化学工業薬品全般を主として様々な商品を取り扱っております。
活性炭や消臭剤、プールの水の管理薬品としてベースサン、PH調整剤、学校の校庭や陸上競技場の白線を引くセーフティホワイトやグランドラインは、環境にも優しい安全で無害な中性の成分です。
お問い合わせ頂ければ、商品をお探しすることも可能ですので、まずは業者様はもちろん一般の方でもお気軽にご連絡下さい。

会社概要
本社所在地
〒467-0057
愛知県 名古屋市瑞穂区井の元町100

TEL 052-831-4986

2294とはずがたり:2022/06/05(日) 18:09:21
>>2290-2293

黒鉱
http://butsuryu.web.fc2.com/kuroko.html

>同和鉱業(株)花岡鉱山の松峰鉱床(花矢町)と日本鉱業(株)釈迦内鉱床(大館市)では、1966(S41)年10月からともに月産2万トンの黒鉱採掘 を開始し た。

こちらの年産4万トンでは流石に小さいなw

2295とはずがたり:2022/06/05(日) 18:13:47
>>2293では子会社化と書いたが本社から分離独立なのでそう書いた方が良かったな。。

>1965年(昭和40年) 日曹金属(株)として日本曹達(株)より分離独立

>1983年(昭和58年) 事業を整理統合、日曹金属化学(株)として新発足

日曹金属化学(株)

http://www.nmcc.co.jp/company/summary/
沿革・あゆみ
1928年(昭和3年) 高田商会大寺製錬所(大正5年創設)の経営を日本曹達株式会社が継承
1930年(昭和5年) 会津工場にウェルツ法による亜鉛残滓処理設備を新設
1954年(昭和29年) 工場標準化ならびに品質管理の優良会社として通産大臣賞とデミング賞実施賞を受賞
1960年(昭和35年) 会津工場で日曹サルファンの製造を開始
1965年(昭和40年) 日曹金属(株)として日本曹達(株)より分離独立
1972年(昭和47年) 産業廃棄物処理事業を開始
1977年(昭和52年) (株)日曹千葉リファイン営業開始
1980年(昭和55年) 会津環境分析センターを設立し、作業環境測定及び濃度計量証明業務を開始
1982年(昭和57年) 会津工場に還元焙焼・焼却による大型産業廃棄物処理設備を新設(KW-1)
1983年(昭和58年) 事業を整理統合、日曹金属化学(株)として新発足
1988年(昭和63年) 会津工場に液状産業廃棄物専用大型処理炉を増設(第2専焼炉)
1989年(平成元年) 会津工場に還元焙焼・焼却による大型産業廃棄物処理設備を増設(KW-2)
1991年(平成3年) (株)日曹千葉リファインを吸収合併し千葉工場に
1997年(平成9年) 会津工場でフロン類破壊事業開始
2000年(平成12年) 会津工場でISO-14001・千葉工場でISO-9002認証取得
2002年(平成14年) 会津工場でビスフェノールS(BPS)の製造を開始
2003年(平成15年) 全社でISO-9001(2000年版)認証取得
2005年(平成17年) 会津工場でフロン類及び産業廃棄物の焼却処理からフッ化カルシウムの回収リサイクルを開始
2009年(平成21年) 会津工場にS.Pセンター設置(環境と安全に配慮した難処理対応設備)
2010年(平成22年) 会津工場にS.PⅡ設置(解体物前処理設備)
2017年(平成29年) 会津工場で産業廃棄物処理業者優良基準適合事業所認定取得
2021年(令和3年) 資本金を10億円から1億円に減資(1月26日付)


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