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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

1とはずがたり:2003/11/28(金) 21:25
建設検討・工事情報

国土交通省 http://www.mlit.go.jp/
道路局 http://www.mlit.go.jp/road/index.html

912片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 19:44:46
東海北陸道あす全通
2008年07月04日

伏木富山港見学会 県外からも
県「使用を期待」、企業にPR 


 東海北陸道の飛騨清見インターチェンジ(IC、岐阜県高山市)―白川郷IC(同県白川村)の約25キロが5日、開通する。愛知県一宮市と小矢部市の185キロが着工から36年で結ばれる。全線開通に向けて、富山市と岐阜市で都市間交流のイベントが企画され、伏木富山港では県外企業などを対象にした見学会も開かれた。
企業を対象に、県などが主催した伏木富山港の見学会が、3日あった。東京や岐阜などの県外企業からも参加者があり、約60人が同港の整備状況や外国の貨客船を見学した。


 参加者らは、同港とロシア・ウラジオストク港を毎週往復する貨客船「ルーシー号」で、340台の車を積載できる船倉などを見学。その後、海外向けコンテナが集まる国際ターミナルを訪問=写真。さらに国土交通省の視察艇に乗り、海上から港内の様子を見た。


 同港は、対外国のコンテナ貨物量が年々増加しているが、岸壁が一つのため、同時に2隻のコンテナの積み下ろしができない課題もある。


 商社「ホンダトレーディング」(東京都)の柏木栄さんも参加。同社は県内のメーカーと取引があるが、ほとんどの製品を東京に運んで輸出しているという。柏木さんは「地元の港を使えればコストを削減できる。港の設備はいいので、もっと利便性があがってくれれば」と話した。


 上野和博・県商工労働部次長は「東海北陸道の全通で、伏木富山港は環日本海側の各国への玄関として大きく飛躍する。この機会に、使っていただきたい」と訴えた。

http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000807040002

913片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 19:47:03
つながる北陸 東海 (上)観光
2008年07月02日

海外客増の契機
競合拍車に懸念


 「加賀藩」をテーマにした市民講座が名古屋市の中川区役所で2月、開かれた。会場には約100人が集まり、最後の藩主・前田慶寧の生い立ちなど「通好み」な講義に、熱心に耳を傾けた。仕掛けたのは、金沢市や高岡市など7市でつくる金沢・富山県西部広域観光推進協議会。


 東海北陸道の全線開通(全通)で、北陸地方は大市場の中京圏にぐっと近づく。そこで同協議会は、7市全体を「加賀藩」のテーマパークに見立てて売り込む作戦を考えた。藩祖・前田利家の出身地である同区との縁を生かして、講座を開いたのだ。


■新しいツアー


 全通で、北陸・東海の広域観光の魅力が高まると期待される。それは中国や東南アジアの観光客も巻き込む。


 6月1日。緑色を帯びた尾翼のジェット機が石川県の小松空港に舞い降りた。台湾・台北間に就航したエバー航空の第1便だ。利用客の大半が全通で周遊が便利になる北陸・東海の観光地に向かう。同社も「台湾人向けに石川と名古屋を周遊する新しいツアーを作った」。


■白川郷に対抗


 期待が増す一方で、近隣の観光地との競合に拍車がかかることへの不安もある。


 合掌家屋や古民家が並ぶ岐阜県高山市の観光施設「飛騨の里」。運営会社の西倉憲司社長の表情は浮かない。「世界遺産・白川郷と競争してもかなわない」。76年に99万人だった入場者は昨年26万人。高山市から車で90分かかる白川郷へ全通後は40分だ。白川郷にはリゾートホテル開発計画もある。


 五箇山(南砺市)にも白川郷と競合して、観光客減少を心配する声がある。五箇山の相倉集落は全通を機に、冬期間だけだった夜間のライトアップを、夏場も月に3日程度にして対抗するという。


■「西に行くかも」


  富山県西部では「加賀藩」や「合掌造りのライトアップ」で売り込むほか、人の流れを確保する動きもある。


 4月にイルカ交通(小矢部市)や加越能鉄道(高岡市)が相次ぎ、名古屋行きの高速バス路線の運行を始めた。中京圏へは、県内の大手私鉄・富山地鉄の名古屋行き高速バスもあり、全通後は富山と名古屋を最短の4時間以内で結ぶ予定だ。


 ただ県西部の熱気に比べて、県東部の盛り上がりはいま一つ。「全通すると、これまで以上、西に人が行ってしまうかもしれない」。県内有数の温泉地・宇奈月温泉。地元観光協会によると、温泉宿泊客は80年代後半の60万人台をピークに、現在はその4割に減った。


 宇奈月温泉は、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車で峡谷の風景を楽しんだ観光客でにぎわう。国道しかなかった時代、宿泊地は宇奈月だけ。だが北陸道が開通すると、バスや車利用者は離れ始めた。「観光客は短時間に色んな所が見たい。移動範囲が広くなれば宿泊する必要はなくなる」


 黒部峡谷鉄道も3年連続の利用客100万人割れで、小矢部市と能登を結ぶ能越道が「(現在の氷見より)北へ延びたら、もっとすごいことになる」と観光協会関係者。石川県の加賀温泉に加え、同県七尾市の和倉温泉もライバルとして見えてくるからだ。


■魅力アピール


 県都の富山、岐阜の両市とも、危機感がある。富山市は「中京圏の人が左(金沢)に行かず右(富山)に来てほしい」。岐阜市も「北陸の人が岐阜を通過して名古屋に行くことが心配」。両市は昨年12月に交流協定を結び、互いの魅力をアピールしようと観光資源の売り込みに力を注ぐ。


 富山市は「海なし県」の岐阜へ富山産の新鮮な魚介類をPRし、岐阜市は名産の枝豆や岐阜提灯(ちょう・ちん)、長良川鵜飼(う・か)いを売り込む計画を練る。
 岐阜県の古田肇知事は「地域が魅力を磨き、競い合えば、交流人口や市場のパイも増える」。富山の石井隆一知事も全通の5日、古田知事と五箇山で会談する。


     ◇


 36年間で総事業費1兆2200億円をかけた東海北陸道が5日、全通する。富山と岐阜、そして北陸道でつながる石川。太平洋側と日本海側を貫く「現代の街道」から生まれる人や物の流れを、3県の記者が報告する。
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000807020003

914片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 19:48:37
つながる北陸東海 (中)物流
2008年07月03日

伏木富山港を「架け橋役に」


 日本海を望む広大なコンテナヤード。伏木富山港に岐阜県から11社の担当者らが昨年10月、視察に来た。


 「北海道・苫小牧港へのRORO船は定期就航しますか」。トレーラーのままで乗り込める輸送船「RORO船」の北海道航路の試験運航を知った日鉄東海鋼線(岐阜県関市)の役員が質問した。


 港湾関係者からは明確な答えがなかったが、自動車部品をメーカーなどに供給する同社は、名古屋港からの輸送に頼れない災害時の代替ルートとして期待をつなぐ。


   ■    ■  


 伏木富山港は取扱貨物量の約8割が対外国だ。外国への定期コンテナ便は月33便。15年ほどで約2倍に増えた。今秋に中国便が加わり、月37便になるという。東海北陸道の全通で、さらに取扱貨物量が増えることが期待される。


 「伏木富山港は北東アジアの対岸にある。全通で中京圏と近くなれば、両者をつなぐ役割を果たせる。ビジネスは広がり、客の選択肢も広がる」と海外運送を担う伏木海陸運送(高岡市)の針山健二常務は語る。


 そんな中で、富山県などが最も期待するのは本州の日本海側で唯一、伏木富山港に寄港するロシアへの定期便だ。


   ■    ■ 


 トヨタ自動車は07年12月、ロシア北西部のサンクトペテルブルクで組み立て工場を稼働させた。三井物産も同年10月、シベリア鉄道の子会社との業務提携を始め、今年6月に100社以上の日系企業を集めて、シベリア鉄道を使った輸送の説明会を開いた。


 日本からサンクトペテルブルクまで、海路でスエズ運河などを経由すると約40日。日本海側のロシア・ボストチヌイ港を経てシベリア鉄道を使えば20〜30日に短縮される。


 そんな伏木富山港のロシア航路だが、寄港するのは月1便。名古屋港は月2便。


 寄港順も課題だ。伏木富山港に寄港後、門司(福岡県)、神戸、名古屋、横浜にとまり、ロシアに戻る。「輸入には有利だが、輸出に不利。逆に回ってくれれば富山へ陸送する企業が増えるのに」と富山の港湾関係者は嘆く。


   ■    ■  


 ライバルも出てきた。2月に秋田港でロシア貿易をにらんだ実験があった。鉄道で秋田港まで荷を運び、コンテナごとロシアに運ぶ「環日本海シーアンドレール構想」。船は名古屋港の後、秋田港へ。実験した国土交通省東北地方整備局は「集荷や定期便の誘致など課題を明確にできた」と成果を強調する。


   ■    ■   


 どうすれば伏木富山港の位置づけを高められるか。「まず港の規模を大きくすることが重要」と、富山県はPR活動に力を入れる。


 コンテナ取扱量で、伏木富山港は名古屋港の約40分の1。さらに伏木富山港のコンテナ利用者の約9割は富山県内の企業。岐阜県はコンテナの輸出入とも9割近くが名古屋港を使う。


 富山県は昨夏、岐阜県で約20社を集め説明会を開いた。5月に中国・大連や韓国・釜山で荷主企業の掘り起こしもした。今秋も、苫小牧―名古屋間の半分の時間(約20時間半)で行くRORO船を運航させ需要を見極める。


 07年3月に伏木富山港のコンテナ蔵置能力は約1・6倍に増えた。2隻のコンテナ船が同時に寄港できるよう国に岸壁の延伸も要望する。富山県の担当者は「需要が増えて定期便ができれば、利用者はさらに増える」と話し、県外の港を利用する約半分の県内企業に期待する。


   ■    ■   


 金沢港の関係者は、今年6月に金沢―釜山間に就航した定期旅客フェリーを軸に独自の集荷戦略を練る。「航路数も、中京圏の集荷も、伏木富山港には太刀打ちできない」(金沢港関係者)からだ。


 「日本海側にこんな航路はない。ポートセールスの範囲を広げていく」。釜山からフェリーが初入港した6月17日、金沢商工会議所の深山彬会頭は経済界関係者らに「公約」した。日本海側から釜山へのコンテナ航路は寄港地が多く到着までに数日かかる。だが直行のフェリーなら午後3時に出て21時間で着く。スピードと定時性が強みだ。


   ■    ■  


 北陸経済研究所の山岸隆研究員は、東海北陸道と北陸の港の関係について「港や物流機能を高めるために各港湾で役割分担が必要。北陸として連携し、中京圏に売り込まなければ難しい」と指摘する。
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000807030003

915片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 19:49:51
つながる北陸東海 (下)企業
2008年07月04日

「時短」に商機
進出と警戒と 


 10トントラックが盛んに行き来する南砺市の福光インターチェンジ(IC)。近くに県内で10店舗を展開する食品スーパー「バロー」(岐阜県多治見市)の物流センターがある。全通を見込んで北陸全域へのアクセスを考え、7年前に同所へ移転。一日約70台が北陸に点在する店舗へと向かう。


 本社近くの工場で弁当や総菜を作る。工場から福光ICまで約3時間。東海北陸道の全通後は、数十分間短縮される。わずかな時間だが、坂本健太郎センター長は「製造をギリギリまで遅くすれば店頭に並ぶ時間を長くできるでしょう」。


 かつて豪雪や土砂崩れで、通行止めを繰り返した国道156号に比べ、輸送時間が計算できるようになる。小池孝幸・物流部長は「グループ全体で北陸の年間売り上げを500億円から1千億円へ増やす。北陸ナンバーワンを5カ年で目指す」と強気だ。
 迎え撃つ県内のスーパー。県内最多の25店舗を展開する「アルビス」(射水市)の大森実社長は5月、「防戦一方にならざるを得ない」とつぶやいた。今期は3期ぶりの増益だったが、「中京圏の大手スーパーがどんどん出店し、競争が激しくなっている」。


 県内で20店舗を展開する「大阪屋ショップ」(富山市)は、全通の影響は少ないとみる。県内はスーパーが飽和状態で全国屈指の激戦区という。「採算がよくない地に出店するメリットは少ない。それに中京圏と富山は食文化が違います」と担当者。


■道路網めあて 


 スーパー以外はどうか。


 いま岐阜県中央部が、企業の拠点を吸い寄せている。目当ては東海北陸道や東海環状道から延びる高速道路網だ。


 洋菓子メーカー「モンテール」(東京都)は07年4月、東海環状道沿いの岐阜県美濃加茂市に工場を設けた。それまで東海、北陸、甲信越の8県には茨城県の工場から出荷していた。だが大市場の中京圏や北陸地方にも運びやすい立地に目を付けた。


 東海・北陸など10県でホームセンターを展開するカーマ(愛知県刈谷市)も2年前、岐阜県富加町に物流センターを設けた。


 北陸勢も負けていない。


 中京圏も含め支店網が20に及ぶクリーニングで北陸最大手の「ヤングドライ」(富山市)は、東海北陸道の全通や能越道の延伸をにらんで着々と事業拡大を進める。「相手の懐に飛び込むことが大切」と、04〜06年に愛知県に本社・支店を構え、現在も第3工場を計画中だ。能越道も考慮し、支店網のない能登半島へもいずれは進出するという。


 同社は、道路網の拡大を輸送コスト削減よりも「相互交流が進むことで、会社をより身近に感じてもらえる。企業イメージをいかに植え付けるかが勝負」と考える。「たかが30分、されど30分」と同社幹部。


 富山は海産物も目玉の一つだ。氷見漁港では「寒ブリ」に代表される約200種類の魚介類がとれるという。氷見商工会議所によると、氷見の海産物を中京圏のスーパーへ直接持ち込む仲卸業者や、岐阜県の旅館から「仕入れ」の依頼が増えているという。


 濃厚なルーと千切りキャベツが特徴の「金沢カレー」の「チャンピオンカレー」(石川県野々市町)は今年、カレーチェーン最大手「CoCo壱番屋」の地元・愛知県に2店舗を出店。通信販売のカレーソースが愛知で好調だったことから、気に入ってもらえる土壌があると見込んだ。


■「商談会」好調


 東海と北陸の企業の出会いを取り持つ試みも始まった。大垣共立銀行(岐阜県大垣市)と北陸銀行(富山市)が提携して昨年から開いている商談会だ。


 「商談の成約率が2割近いとは」。金沢市で昨年9月、85社が参加した商談会の結果をまとめた大垣共立の担当者は目を疑った。一般的な商談会の成約率は高くて3%。その水準をはるかに上回り、顧客の満足度も高かった。


 名古屋市で6月4日に開いた商談会には149社が集まった。同市の百貨店「丸栄」は「今回得た北陸の企業とつながりを深め、歳暮商戦に生かしたい」と意欲を見せる。
(この連載は、富山総局・雨宮徹、舩越紘、金沢総局・矢代正晶、木村聡史、岐阜総局・岡本洋太郎、高山支局・徳永猛城が担当しました)
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000807030004


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