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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

1324チバQ:2009/09/27(日) 22:07:56
閑散とするフェリー

 8月以降は利用客が2割以上落ち込み、シルバーウイーク期間中も利用客がまばらな便もあった。仮にアクアラインが無料化された場合、「その影響は想像もできない」と、東京湾フェリーの担当者は苦悩の表情を浮かべた。

 瀬戸大橋の開通以前から、本州の岡山県玉野市と四国の高松市を結んでいた国道フェリー(高松市)も利用者が減少している。瀬戸大橋の通行料値下げのたびに減便や料金の割引などで対応してきたが、それでも3月以降は輸送台数がほぼ半減したという。

 影響は高速道路と陸路で競合する鉄道各社にも及ぶ。今年のお盆期間、JR旅客6社の輸送実績は、前年比8%減と大幅に落ち込んだ。

 「焦らずに国民の理解を得ながら実行したい」

 前原誠司国土交通相は17日未明の就任会見で、高速料金無料化の実現にこう意欲を示した。

 無料化はヒトやモノの流れを変える政策転換だ。フェリーや鉄道など他の交通機関に大きな打撃となるだけでなく、高速道路の利用が増えることで環境負荷の増大も懸念される。


温暖化対策に逆行

 鳩山由紀夫首相は22日の国連気候変動首脳会合で、温室効果ガス削減の中期目標について「1990年比で2020年までに25%削減を目指す」と表明した。高速料金無料化について民主党は、渋滞が解消もしくは緩和される道路もあるため、二酸化炭素(CO2)の発生が抑制されると説明する。

 しかし、民間研究機関の「環境自治体会議環境政策研究所」の試算によれば、自動車などの運輸部門のCO2の年間排出量は835万トン増えるという。局所的に渋滞緩和の効果があっても、車の利用者が増えることで総合的にはCO2の排出量が増えるとみているからだ。

 同研究所の上岡直見主任研究員は「大胆な温室効果ガスの削減目標を掲げる一方で、CO2を増やす政策を取るのは矛盾している」と指摘する。

 高速料金無料化についての詳細な制度設計はこれからだが、関連業界への影響や環境対策との両立など課題は山積だ。高速道路無料化は民主党の政権担当能力を問う試金石のひとつなる。


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