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自公保観察スレ

1とはずがたり:2003/10/25(土) 00:05
自民党
http://www.jimin.jp/
公明党
http://www.komei.or.jp/
保守新党
http://www.hoshushintoh.com/

229とはずがたり:2003/12/18(木) 16:45
選挙結果分析

 というのも前回平成12年総選挙で自民党は、不人気の森首相のもとでの選挙だったこともあって比例区では1694万余票しか獲得することができなかった。ところが国民的人気が高かった小泉首相のもとで行われた平成13年参院選ではいっきに得票を400万票余り増やし2111万票を獲得した。ところが今回の総選挙では同じく小泉首相が拉致問題で人気のある安倍晋三氏を幹事長に起用して臨んだにもかかわらず、45万票ほど得票を減らしているのである。
 これに対し、公明党は、776万票だった前回平成12年総選挙に比べると今回は97万票も得票を増やしているが、平成13年の参院選ではすでに818万票を獲得しており、同選挙と比較するならば今回の得票増は54万票にすぎない。前回参議院選挙と比べて自民党は45万票の得票減、そして公明党は54万票の得票増。差額の9万票は、公明党から推薦された保守新党候補や公明党・創価学会に擦り寄り、「比例は公明」との文書を配布した民主党候補もいたことから、若干の上積みがなされたものと推測することができるので、自・公の得票の増減は、今回の公明党の得票増の主要な部分を占めているのは、バーターによってもたらされた自民党票であることを示しているといえよう。

学会の「支援」は複雑多岐

 これに対して公明党・創価学会側からの自民党候補に対する支援は、全面支援からほとんど支援なしまで、実に複雑な様相を呈していることが選挙結果から窺える。いくつかの例を見てみよう。例えば、ある大手報道機関が創価学会依存度が極めて高く「ランクA」と位置づけていた東京1区の与謝野馨候補や東京2区の深谷隆候補、東京5区の小杉隆候補、栃木1区の船田元候補などは、以下のように前回比で大幅な得票増を果たしている。
 与謝野 90540→103785 +13245 比例復活
 深谷 81923→91926  +10003 落選
 小杉 79609→99618  +20009 比例復活
 船田 91411→123297 +31886 当選
 このうち与謝野候補が当選した東京1区(千代田・港・新宿)で公明党は、今春実施された統一地方選・区議選で30996票を獲得している。もとよりこの得票の中にはフレンド票といわれる非学会員の票も含まれているため、仮に3分の2の20664票を創価学会の組織票として試算すると、東京1区では組織票の66%が与謝野候補に投じられたと推定することができる。
 同様に東京2区では統一地方選で28112票を獲得しており、3分の2の18741票を組織票として試算すると53%を深谷候補に投じたと推定することが可能だ。
 また今回31886票を上積みして返り咲いた船田氏の栃木1区(宇都宮市など)で公明党は、平成13年の参議院選挙比例区で24521票を獲得している。得票増が参院選比例区での公明党獲得票を凌いでいることから、どの程度、創価学会が船田氏に投票したかを推定することはできないが、仮に与謝野氏と同程度の66%程度であれば得票増の約50%、深谷氏と同じ53%程度だとすると得票増の30%強を創価学会票が支えていることとなる。
 自・公連立の盟友として公明党が推薦した山崎拓自民党副総裁は、自身の女性スキャンダル・下半身スキャンダルで大苦戦を強いられ落選。多くの有権者が山崎氏を見限り、前回比25000票も得票を増やした民主党の新人である古賀潤一郎氏に投票したものと思われるが、それでも山崎氏がわずか1331票とはいえ得票を増やしたのは、福岡2区で今春の統一地方選区議選で公明党票31466票を獲得した創価学会が一部の票を回したからと推定される。

230とはずがたり:2003/12/18(木) 16:46
 こうした一方で、公明党が推薦していても創価学会がほとんど支援していないと見られる候補も数多く見られる。例えば、船田氏同様、自民党の若手代議士として嘱望されている栃木3区の渡辺喜美氏は、前回選挙時に比して今回は11819票も得票を減らしている。栃木3区(大田原市、黒磯市、矢板市など)で公明党は前回参院選比例区で16473票を獲得しているにもかかわらず、渡辺氏は大幅に得票を減らしているのである。
 こうした傾向は全国各地で見られ、例えば若松候補が立候補した埼玉県では埼玉3区(草加市・越谷市)の今井宏候補が前回よりも16244票の得票増で比例で復活。埼玉7区(川越市など)の中野清候補も前回比11785票で比例で復活した。しかし埼玉5区の高橋秀明候補は前回比で25769票減で落選。埼玉9区の大野松茂候補も小選挙区で当選は果たしたものの前回比で6669票も得票を減らしている。
 このうち埼玉3区を見ると公明党は直近の二つの市議選で合計37021票を獲得している。この数字をベースに先の試算で支援の割合を算出すると、創価学会は埼玉3区では65パーセントの組織票を投じたと推定できる。
 だが、上記のように埼玉5区や埼玉9区などでは得票を大幅に減らしている。このうち埼玉5区の高橋氏の対抗馬は民主党の枝野幸男政調会長。そして埼玉9区では民主党の五十嵐文彦氏に対して大野氏が優勢と見られていた。どうやら創価学会は、勝ち目のない相手や推薦候補が優勢である場合、あるいは見返りが期待できない場合、支援を手控えたり、手を抜くものと見られる。
 事実、見返りが全く期待されない保守新党の候補は、党首の熊谷弘氏が37903票も得票を減らして落選したのをはじめ、秋田1区の佐藤敬夫氏が51536票、東京14区の西川太一郎氏が28410票も得票を減らし、相次ぎ落選。当選した井上喜一防災担当大臣にしても16111票も得票を減らすなど、のきなみ得票を減らしている。
 こうした結果、公明党が推薦したにもかかわらず、多くの自民党候補が前回よりも大幅に得票を減らしている。その主な候補は次のとおり。
 青森1区 津島雄二  −15180 当選
 秋田3区 村岡兼造  −52723 落選
 茨城2区 額賀福志郎 −7392 当選
 群馬5区 小渕優子  −19143 当選
 岐阜3区 武藤嘉文  −14621 当選
 石川1区 馳浩    −10104 比例復活
 石川3区 森喜朗   −27916 当選
 大阪13区 西野陽   −12303 当選
 岡山4区 橋本龍太郎 −24235 当選
 岡山5区 村田吉隆  −12154 当選
 広島4区 中川秀直  −16625 当選
 広島5区 池田行彦  −33690 当選
 広島6区 亀井静香  −21131 当選
 広島7区 宮沢洋一  −21658 当選
 福岡3区 太田誠一  −8507  落選
 青森や山梨、岡山などでは推薦した自民党候補すべてが得票を減らしている。また、かつて創価学会問題を国会などで質問した候補は、武部勤前農水大臣が17756票得票を増やしているものの、亀井静香氏の2万余票減に象徴されるように、のきなみ得票を減らしている。
 また、池田大作レイプ事件についての自民党機関紙「自由新報」の報道について、今年年頭にも謝罪し、その事実を「聖教新聞」で繰り返し繰り返し報じられている橋本元首相も2万4千票も得票を減らしているし、創価学会の会館に来て、かつて創価学会を批判したことを謝罪したことを暴露されている村岡兼造氏も、5万票も得票を減らして落選した。
 この村岡氏は地元の公明党の集会に出て、「比例は公明党でやらしてもらう」と確約・公言していたにもかかわらず、テレビ朝日の報道によれば、創価学会は対立候補を支援したという。
 (中略>>227部分)
 平成3年12月に行われた全国県長会議の席上、秋谷会長は、公明党が参議院のキャスティングボートを握っていることをもって「日本の命運を決するのは学会、公明党に握られているのが今の日本である」と豪語した。
 上げ底とはいえ873万票を獲得した創価学会の集票力に惑わされ、公明党・創価学会に擦り寄る政治家がいる以上、日本の政治が創価学会によって引きずりまされる状況は変わらない。


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