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国際経済学

387千葉9区:2009/05/28(木) 20:45:30
>>353>>355
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905280005o.nwc
UAE GCC通貨統合離脱 大国サウジ支配に警戒心
2009/5/28

 UAE(アラブ首長国連邦)は20日、ペルシャ湾岸諸国5カ国の通貨統合計画から離脱すると発表した。すでに2006年にオマーンが同計画への不参加を表明しており、湾岸協力会議(GCC)の通貨統合は当初の予定通りに実現しそうもない。

 GCCは01年に3段階での通貨統合を目指す統一経済協定を締結していた。(1)1年以内に各国通貨を米ドルに連動させる(2)05年までに法的枠組みを策定する(3)10年までに単一通貨を立ち上げる−という内容だ。

 GCC各国の中央銀行は昨年、通貨同盟協定と、将来設立するGCC中央銀行の前身となる「湾岸通貨評議会」の規則を起草した。通貨評議会の拠点をどこに置くかは先送りされていたが、今月5日、サウジアラビアのリヤドとすることが決まった。UAEはこの決定に反対こそしなかったものの、態度を留保すると公式に表明した。

 UAEは04年からGCC中央銀行の誘致に意欲を見せていたほか、バーレーンやカタールも有力候補だった。それだけに、今回の決定は意外なものと受け止められた。

 サウジアラビアを除くGCC構成国には、GCCの政治が、大国サウジに支配されてしまうのではないかとの警戒心が働いている。UAEの通貨統合からの離脱は、GCCの機関がサウジに集中し、UAEには一つもないことへの不満の表れだ。

 今回の離脱が、GCC内部の意思決定でサウジアラビアに対抗するための駆け引きだとすれば、妥協の余地がある。欧州中央銀行がドイツに拠点を置くのと引き替えに、フランスから総裁を輩出したように、サウジでの通貨評議会設立を容認する一方、UAEが総裁ポストを獲得する道もあるからだ。

 当面、GCCの経済統合は関税同盟と共通市場に注力することになる。UAEが不参加のままなら、GCCの通貨統合は成功しないだろう。


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