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鉄道総合スレッド
435
:
とはずがたり
:2004/02/14(土) 02:07
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news01.asp?kiji=6530
のと鉄道 穴水ー蛸島間廃止問題
◆沿線首長ら知事に直訴◆
「鉄道、地域のよりどころ」
のと鉄道の穴水−蛸島間(61キロ)の廃止が検討されている問題で、貝蔵治・珠洲市長ら沿線自治体の首長が12日、県庁を訪れ、「鉄道は地域のよりどころ」と谷本正憲知事に存続を訴えた。だが、谷本知事は廃止は避けられないとの見方を改めて示し、話し合いは平行線に終わった。
知事「黒字転換は不可能」
訪れたのはほかに持木一茂・能都町長、田形功・内浦町長らで、上田幸雄、宮下正博、宮下源一郎の3県議も同席した。
貝蔵市長が「地域の経済・文化の振興発展に貢献してきた。奥能登地域の発展のためにも存続を求める」とした沿線4市町連名の要望書を提出。上田県議は「競馬や県立音楽堂など、赤字の事業はほかにもある。地方切り捨てだ。鉄道は地域にとって心のよりどころでもある」と訴えた。これに対し、谷本知事は「残せるものなら残したい。しかし、黒字転換は不可能で、誰が赤字を負担するかという問題になる」と廃止に理解を求めた。
こうした中、貝蔵市長は「あくまで存続を求める」と強調する一方で、「貧乏な自治体が何億円も出せない。県もだめなら、地域の利便性をそこなわないよう、活性化につながっていく方法もお願いしたい」とも発言。利便性維持を条件に廃止を容認する姿勢もみせた。
会談後、谷本知事は記者団に「ほかに妙案は出て来ないだろう。3月の取締役会で正式に(廃止が)認められるのでは」と見通しを明かした。
鉄道事業法では路線の廃止は国土交通省への申請から1年後以降と定められており、同区間は、早ければ来春にも、64年に全線開通した旧国鉄能登線以来の歴史に幕を下ろすことになる。
第三セクターののと鉄道は91年度以降、赤字経営が続いており、穴水−蛸島間の02年度の区間別収支は約2億円の赤字。バス輸送に転換すればこの分の赤字は大幅に改善される見通しだが、存続する七尾−穴水間(33キロ)も同約1億円の赤字となっている。
学識者や沿線自治体でつくる「のと鉄道経営問題検討委員会」(岡田清会長)は1月、穴水−蛸島間をバス輸送に転換することを求める報告書をまとめ、谷本知事に提出した。
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