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選挙制度

430府中の疫病神:2009/08/23(日) 22:59:30
>>428
一点だけ指摘とちょっとした反論をさせていただきます。

> 戦前の小選挙区制はそれなりにバランスが取れていたので

http://www.tt.rim.or.jp/~ishato/tiri/senkyo/senkyoku.htm

上記のサイトの記述に誤りがなければ、昭和の御世には一度も小選挙区制は行われていない筈です。
大正期に2度、明治期に6度、小選挙区制で総選挙が行われていますが、当時は普選法施行前で選挙権を持つのは限られた人たちだった筈です。

小選挙区制度に批判的な方がよく「大勢力が国会にできた場合」の例として大政翼賛会を用いられますが、あれは中選挙区制度下で起きたものです。
そしてあの政治団体が存在していれば、比例代表制度下でもほぼ三分の二程度の議席を取れていたと思います。
なにせwikipediaから引用すれば
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%94%BF%E7%BF%BC%E8%B3%9B%E4%BC%9A
「国粋主義的勢力から社会主義的勢力までをも取り込んだ左右合同の組織」
であり、推薦者の得票率合計は65%を超えてしまっていた訳です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC21%E5%9B%9E%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E7%B7%8F%E9%81%B8%E6%8C%99
「非推薦候補の得票を合計すると35%近い得票を集めた。」→推薦候補の得票合計は100%-35%弱(推論)

これらの事実を考えても、問題なのは「国会に大勢力ができる」ことよりも
・それを批判する勢力が『国会の外』に存在できない
・政党や会派的に一緒にいるべきでない人達が安定政権などを理由とした数合わせのために野合している
・次の選挙でもその勢力がほぼ無批判に固定化されている
などという事の方だと思います(そういう意味では自公も民社国も参議院レベルでの野合という点でこそ責められるべきかもしれません)。

そして、これらは比例代表や中選挙区制のような少数意見を反映されるとされる選挙制度の下で、それら複数の政党が連立や合従連合を通じて大政党化した勢力に対してこそなすべき批判だと思います。
55年体制下の自民党も、ある意味「派閥」という小政党の大連立政権であると考えると、私の言いたい事も理解していただき易いかもしれません。


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