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セメント

239荷主研究者:2010/10/16(土) 13:57:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101004t12022.htm
2010年10月04日月曜日 河北新報
セメント金属化、仕組み解明 東北大グループ

 電気を通さない絶縁体として知られるセメントが、電気を通す金属に変わる仕組みを、東北大原子分子材料科学高等研究機構の相馬清吾助教(固体物理学)らのグループが解明した。実証実験で、電気を通すために必要な電子がセメントの結晶内に存在することを突き止めた。セメントは結晶化すると光を通しやすくなる。液晶ディスプレーに使われる希少金属に代わる新素材の開発に弾みがつきそうだ。

 研究は東京工大フロンティア研究機構の細野秀雄教授(透明酸化物半導体)らと共同で行った。

 実験に使ったのはセメントの成分の一つで、石灰と酸化アルミニウムの化合物「C12A7」。結晶は大きさ0.5ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリ)で、球状のかごのような構造をしている。

 相馬助教らは紫外線を当て、結晶の外に出てくる電子を観測する「光電子分光法」を用いて、かごの中にある電子のエネルギーの位置や大きさを観測した。

 細野教授らは2002年、C12A7の金属化に成功。07年には超電導材料になることも示した。電子の存在も予測したが、確認はできなかった。今回の実験で初めて、理論を裏付けた。

 液晶ディスプレー用の透明伝導体は現在、インジウムなどの希少金属が使われている。国内に資源が乏しいため中国などからの輸入に頼っており、代替素材の開発が求められている。

 相馬助教は「仕組みが解明されたことで、かごの大きさを変えるなどナノサイズの加工を行い、高機能化が期待できる。液晶ディスプレー用の新物質を探す研究が進むだろう」と話している。


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