陳用林氏は、カナダを含め、各国の華人団体、例えば華人団体聨合会
(略称、華聨会)、あるいは華人団体総会、中国平和統一促進会など、ほとんどは
中国当局が背後で操縦し、結成させたと指摘し、カナダでの実例を挙げて説明した。
「カナダでは、全カナダ華人聨合会(National Congress of Chinese Canadian, NCCC)
という華人団体が存在、その団体はカナダの中国スパイ組織の最上部である。
そのほかにも、豪州や米国、カナダなどの大学に置かれている中国学生会に
ついて、大半は中国教育部が設立し、当局の海外機構が資金援助している」と明かした。
今年3月、米国家情報長官(Director of National Intelligence、DNI)の下部機関である国家情報長官官房(Office of the National Counterintelligence Executive)のJoel Brenner長官が、「米国に対する中国の諜報活動は、世界で最も活発であり、米機密情報入手に関し『非常に積極的に』活動している」と警告していた。