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欧米の大手メディアにだまされないために

371:2023/01/06(金) 17:52:30
>>34の訳例

「問題をさらに厄介にするのは、イラン当局が拘束した1万5000人という数字の出所が
『人権活動家通信』(HRANA)ということである。

アメリカに本拠を置くこの『人権活動家通信』は、『イラン人権活動家』という組織の
メディア担当部門である。この組織は『米国民主主義基金』(NED)から資金を受け取って
いる。そして、『米国民主主義基金』は、「ソフト・パワー」方面を担う米CIAのフロント
組織――何十年にも渡り世界中でレジーム・チェンジ(体制転覆・政権打倒)のための
活動に資金提供していた組織――なのである」。

381:2023/01/06(金) 17:53:37
>>34での文法・構文上の補足説明

・a group that receives funding from the National Endowment for Democracy
(NED) は、直前の the Human Rights Activists in Iran (HRAI) を説明する「同格」
語句。

・同じように、 a CIA soft power front that 〜 across the globe も、直前の the
National Endowment for Democracy (NED) を説明する「同格」語句。

391:2023/01/06(金) 17:55:32
>>34の続きの英文

Indeed, it’s public knowledge that NED is funded directly by the U.S.
government, and that according to its own cofounder was set up to do overtly
what the C.I.A. used to do covertly. It’s possible that the 15,000 figure
could be more or less accurate, and it’s possible that a great many more
Iranian protesters will be sentenced to death for their actions, but reporting
such possibilities as a currently established fact is plainly journalistic
malpractice.

401:2023/01/06(金) 17:57:07
>>39で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]
(主に英辞郎から引用)

・overtly〔行為が(何も隠そうとせず)〕公然と、あからさまに
She overtly called attention to the fact that she was single.
彼女はあからさまに自分が独身だという事実に注意をひこうとした。
発音 ouvə́ːrtli オウヴァートゥリィ

・covertly こっそり、極秘に

・a currently established fact は英辞郎の以下の記載を参照。

established fact 既成(の)事実、確立された[揺るぎない]事実
now-established fact 現在確立されている事実

・malpractice
1.〔医療や弁護などの〕ミス、過誤、医療ミス[過誤・事故]
The physician was sued for medical malpractice in the wake of the patient's death.
その内科医は患者の死後、医療過誤で訴えられた。
2. 違法行為
発音 mæ̀lprǽktis マルプラクティス

411:2023/01/18(水) 14:42:08
>>39の訳例

まったくのところ、『米国民主主義基金』(NED)が直接的にアメリカ政府から資金を
得ていることは広く知られている。そしてまた、その共同創設者の言によれば、創設の
意図は、CIAがかつて秘密裏に行っていたことを公然と行うためであった。もちろん、
1万5000人という数字がほぼ正しい可能性はある。同様に、その数字よりはるかに多く
の抗議者が死刑宣告を受けるという可能性も否定することはできない。しかしながら、
このような可能性を目下の確定した事実として報じるのは明らかに報道上、不当行為、
業務過誤である。

421:2023/01/18(水) 14:43:39
>>39での文法・構文上の補足説明

・it’s public knowledge that NED is funded directly by the U.S. government,
and that according to its own cofounder was set up to do overtly what the
C.I.A. used to do covertly.

it はもちろん形式主語で、that 以下が真主語。
〜 and that according to its own cofounder was set up to 〜
の部分は、
and that (NED)(according to its own cofounder) was set up to 〜 で、
「(NEDは)、その共同創設者によれば、〜 するために創設された」。
according to 〜 はもちろん熟語で「 〜 によれば」。
set up の後の to 〜 は、副詞的用法の目的を表す to不定詞。

〜 do overtly [what the C.I.A. used to do covertly
「[CIAがかつてこっそりとやっていたこと]を公然とやる」。

431:2023/01/18(水) 14:46:03
>>39の続きの英文

In April, Newsweek published an article titled “Russians Raped 11-Year-Old
Boy, Forced Mom to Watch: Ukraine Official.” In May, Newsweek published an
article titled “Ukraine Official Fired Over Handling of Russian Sexual Assault
Claims.” It was the same official. Newsweek made no mention of the fact that
its source for its sexual assault story had just been fired for disseminating
unevidenced claims about sexual assault. To this day its April report contains
no updates or corrections.

441:2023/01/18(水) 14:47:28
>>43で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]
(英辞郎から引用)

・sexual assault は「性的暴力、性的暴行、レイプ」。
sexual assault allegation 性的暴行の主張[申し立て]
sexual assault case 性的暴行事件

・disseminate
他動詞
1.〔情報・思想などを〕広める
The Internet has made it possible to disseminate information easily.
インターネットのおかげで、簡単に情報を広めることができるようになりました。
2.〔種を〕ばらまく
自動詞
〔情報・思想などが〕広まる
発音 disémənèit ディセミネイト

451:2023/01/23(月) 11:26:56
>>43の訳例

4月にはニューズウィーク誌が「ロシア兵、11才の少年をレイプ、その光景を母親に
見るよう強要とウクライナ当局員語る」との記事を掲載した。5月になると、同誌は
「ウクライナ当局職員、ロシア兵の性的暴行事件の申し立てに絡み、解雇される」
との記事を掲げた。この2つの記事の対象は同一人物であった。しかし、ニューズ
ウィーク誌は、性的暴行事件の情報源であったこの職員がその根拠のない話を拡散
した廉でクビになった事実には一言も触れないのである。現在に至るまで、同誌の
4月の記事にはアップデートもしくは訂正が行われていない。

461:2023/01/23(月) 11:30:51
>>43での文法・構文上の補足説明

・“Ukraine Official Fired Over Handling of Russian Sexual Assault Claims.”

この文は記事の見出しであるから、>>25でも触れたように、be動詞等が省略された
簡略な表現になっている点に注意。

文法的に正確な書き方をすれば、

“(a)Ukraine Official (was)Fired Over (the)Handling of (the)Russian
Sexual Assault Claims.”

であり、冠詞が省かれているのはもちろん、文の述語部分は was fired と、本来は
「受動態」である。

471:2023/01/23(月) 11:33:37
>>43の続きの英文

Contrast this complete dereliction of journalistic responsibility with
Newsweek’s extreme caution when one of its reporters tried to report on the
Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons, or OPCW, scandal which
disrupted the U.S. government narrative about an alleged chemical weapons
attack by the Syrian government. Reporter Tareq Haddad was forbidden by his
superiors to write about the many leaks coming out exposing malfeasance in
the Douma investigation by the Organisation for the Prohibition of Chemical
Weapons, on the basis that NED-funded Bellingcat had disputed the leaks and
that other respectable outlets had not reported on them.

481:2023/01/23(月) 11:35:32
>>47で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・dereliction
1. 放棄、遺棄 ◆derelictの派生語
2.〔意図的・意識的な〕職務怠慢 ◆【類】delinquency(〔支払い・職務などの〕
滞納、怠慢)
Soldiers who run from battle are guilty of dereliction of duty.
戦闘から逃げた兵士は、職務怠慢の罪を犯していることになる。

・the Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons, or OPCW, scandal
は「化学兵器禁止機関(略称 OPCW)の不当行為」にしておく。

scandal は通常そのまま「スキャンダル」とする場合が多いが、一考を要する。
英辞郎には以下の訳語と用例がある。

「〔名誉を汚す〕スキャンダル、醜聞、恥ずべきこと、不祥事、破廉恥」
accounting scandal〔企業などの〕会計疑惑
arms scandal《an 〜》武器売却事件[スキャンダル]
beef-labeling scandal 牛肉偽装疑惑
bid-rigging scandal 入札談合汚職事件
bribe scandal 収賄事件
company scandal 企業不祥事
doping scandal ドーピング疑惑

(続く)

491:2023/01/23(月) 11:36:47
(続き)

・disrupt
1.〔行為やその進行を〕中断させる、邪魔する
2.〔物事の秩序を〕混乱させる、破壊する
The strike disrupted the city's economy. ストライキがその都市の経済を混乱させた。
3.〈古〉〔〜を〕爆発する、〔〜を〕破裂させる

・narrative は普通「物語、談話」や「話術、語り口」(英辞郎)などと訳される場合
が多いが、ここでは「申し立て、主張」などとした方が適切であろう。

・Tareq Haddad の表記は「タレク・ハダド」にしておく。

・malfeasance〔特に公務員の〕違法[不正]行為
発音 [US] mælfízəns | [UK] mælfíːzəns [US]マルフィザンス [UK]マルフィーズンス

(続く)

501:2023/01/23(月) 11:42:23
(続き)

・the Douma investigation は「ドーマにおける調査」にしておく。
Douma はシリアの町の名。表記は「ドーマ」にしておく。

・Bellingcat は報道組織の「べリングキャット」。

・dispute
自動詞
議論する、口論する
他動詞
1.〔〜を〕議論する、〔〜について〕論争する
2.〔〜を〕疑う、〔〜に〕異議を唱える ◆あるものの真正さや正当性を疑うこと。
No one disputed the importance of chemistry as a prerequisite for microbiology.
細菌学の前提科目としての化学の重要性に対しては誰も異議を唱えなかった。
3.〔〜を〕獲得しようとする、争って得ようとする
The 10 teams disputed the prize money. 10チームがその賞金を争った。
4.〔〜と〕対立[敵対]する、〔〜に〕抵抗する
There were many people who disputed the actions of the government during
the war. 戦時中政府の活動に抵抗した人が多くいた。

・outlet は、ここでは news outlet の意。
news outlets は既出の通り、「報道機関」の意。

511:2023/01/24(火) 09:53:04
>>47の訳例

ジャーナリズムの責任を完全に放棄したかにみえるこの振る舞いを、同誌のこれとは
真逆の極端な慎重さと比べてみよう。同誌のある記者は、化学兵器禁止機関(OPCW)
の不当な行為について報道しようとしていた。それは、シリア政府が化学兵器を使用
して攻撃したとするアメリカ政府の申し立てを揺るがすものであった。記者のタレク
・ハダドは、OPCWのドーマにおける調査の不当行為を明らかにする数多くの内部情報
について記事を書こうとしていたが、上司から止められてしまった。その理由は、
報道組織の『べリングキャット』――『米国民主主義基金』(NED)から資金を受け
取っている組織である――がその漏洩情報の信憑性に異議を唱えたから、そしてまた、
他の著名な報道機関が報道を差し控えているから、ということであった。

521:2023/01/24(火) 09:54:44
>>47での文法・構文上の補足説明

・Contrast this complete dereliction of journalistic responsibility with
Newsweek’s extreme caution 〜

contrast などの対照を表す動詞やいわゆる比較構文では、何と何が対照もしくは比較
されているかを強く意識しなければならない。
この文章では、contrast の後の部分を読んでいって、with が出た瞬間に、ピンと
こなければならない。すなわち、contrast A with B で「AをBと対照する」である。
(with 〜 は前の journalistic responsibility にかかるわけではない)

Contrast [this complete dereliction of journalistic responsibility] with [Newsweek’s
extreme caution 〜 ]

(続く)

531:2023/01/24(火) 09:56:49
(続き)

・Reporter Tareq Haddad was forbidden by his superiors to write about 〜

ここも上記と似たような読み方が要求される。
〜 was forbidden(禁止された)と書かれてあるからには、「何を?」と心中で問い、
後の to 〜 を見た瞬間に、これがいわゆる to不定詞の名詞的用法の「 〜 すること」の
意で、前の was forbidden の目的語を導くのであろうと予測するのである。

〜 was forbidden(by his superiors)to write about 〜


・the many leaks coming out exposing malfeasance in the Douma investigation

coming out は現在分詞で、前の the many leaks を修飾する。
その後の exposing malfeasance 〜 の方は分詞構文で「付帯状況」または「結果」を
表す用法であると解釈できる。

the many leaks which had come out, exposing malfeasance 〜

書き換えれば、
the many leaks which had come out and exposed malfeasance 〜
となろう。

541:2023/01/24(火) 09:58:52
>>47の続きの英文

Fairness and Accuracy in Reporting has published numerous articles documenting
what Adam Johnson calls the North Korea Law of Journalism, which holds that
“editorial standards are inversely proportional to a country’s enemy status.”
In other words, the more unfavorably a foreign government is viewed by the U.S.
empire, the lower the editorial standards for reporting claims about them.
Because Russia and Iran are both viewed as enemies of Washington, Western
news media often feel comfortable just publishing any old claim about them as
fact regardless of sourcing or evidence.

551:2023/01/24(火) 10:00:33
>>54で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]
(主に英辞郎から引用)

・Fairness and Accuracy in Reporting
《米》フェアネス・アンド・アキュラシー・イン・リポーティング
◆【略】FAIR ◆リベラル派のメディア監視団体

・Adam Johnson の表記は「アダム・ジョンソン」にしておく。

・hold は、原義の「持っている」の意味から派生して多義語となっているが、ここ
では「 〜 という考えを持っている」から「 〜 と考えている」などの意。

・editorial standard は「編集基準」。

inversely 副詞
1. 逆に
2.《数学》逆[反]比例して

inversely proportional to《be 〜》〜に反比例する ◆【対】directly proportional
inversely proportional to age《be 〜》年齢と反比例する
inversely proportional to gain《be 〜》利得に反比例する
inversely proportional to gravity《be 〜》引力に反比例する

・enemy status は「敵国としての地位」ぐらいの意。

561:2023/01/25(水) 12:01:48
>>54の訳例

アメリカのメディア監視団体である『フェアネス・アンド・アキュラシー・イン・
リポーティング』は、その数多くの文章において、アダム・ジョンソン氏の言う
ところの「北朝鮮の報道基準」に当てはまる例を詳細に論じている。「北朝鮮の報道
基準」とは、「編集基準が、報道対象の、自国にとっての敵国としての地位に反比例
する」ものである。つまり、帝国アメリカがある国を敵とみなすその度合いが高く
なるのに応じて、その国に関する申し立てを報じる場合の編集基準が逆に低くなる、
ということである。ロシアやイランはいずれもアメリカ政府が敵国と見なしている
ので、欧米のマスコミはこれらの国に関する過去の間違った申し立てを事実として
報じるのにほとんど躊躇しない――その情報源や証拠がどうであろうと。

571:2023/01/25(水) 12:03:11
>>54での文法・構文上の補足説明

・the more unfavorably a foreign government is viewed by the U.S. empire,
the lower the editorial standards for reporting claims about them

ここの部分はいわゆる「the 比較級 〜 , the 比較級 〜 」の構文であるが、後半の
部分は動詞が省略されている。比較構文ではこのような省略は珍しくない。

ここでは、文章の最後に get が省略されていると考えられる。
元の文章と想定されるのは、
[the editorial standards (for reporting claims about them)] (主語)+get
(述語動詞)+ low(補語)である。

(続く)

581:2023/01/25(水) 12:04:11
(続き)

・〜 Western news media often feel comfortable just publishing any old claim
about them 〜

ここでの feel comfortable 〜 publishing 〜 は、

1. 元々は feel comfortable with 〜 であるが、前置詞の with が慣用的に省略されたもの
2. feel comfortable 〜ing で熟語
3. feel comfortable の後に分詞構文(付帯状況)が引っ付いたもの

という風に3通りの納得の仕方が考えられるが、意味は変わらないので、自分の好きな
ように解釈してかまわないであろう。
ちなみに、be busy 〜ing(〜 するのに忙しい)という似たパターンの表現もあります。

591:2023/01/25(水) 12:05:45
>>54の続きの英文

We saw this highlighted during the insanity of Russiagate, where mainstream
news outlet after mainstream news outlet was caught publishing unevidenced
conspiratorial hogwash that it was often (though not even always) forced to
retract. This was possible because when it comes to implicating Russia the
evidentiary standards for reporting are much lower than they would be for
implicating a government that is held in favor by the U.S.

601:2023/01/25(水) 12:09:21
>>59で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・Russiagate は「ロシアゲート」または「ロシア疑惑」。トランプ政権とロシアの
秘密の協力関係をめぐる疑惑のこと。

・news outlet は >>11で既出。

・mainstream news outlet after mainstream news outlet 〜
ここは、[A after A] のパターンで、「反復」を表す用法。
day after day(来る日も来る日も)
have meeting after meeting(次々と会議を開く)
(ジーニアス英和辞典より)

・hogwash
1.〔ブタの餌となる〕残飯
2.〈俗〉くだらないもの[話]、ナンセンス
That's hogwash! くだらない!/ナンセンスだ!
発音 hɔ́gwɔ̀ʃ ホグウォシュ

・evidentiary = evidential
evidential 証拠の[となる・に基づいた]

・implicate
1.〔人を犯罪などに〕巻き込む、関与[関係]させる
2. ほのめかす、暗示する、含意する

611:2023/01/27(金) 16:05:38
>>59の訳例

このことが顕著に見て取れたのはいわゆる「ロシアゲート」の狂騒においてであった。
その当時、主流派メディアは次々と無根拠の陰謀論的たわごとを国民に提供し続け、
後にしばしば(常にというわけではない)撤回を余儀なくされた。こういうことが
起こり得たのは、ことロシアに関する報道ということになると、証拠についての報道
基準が、アメリカのお気に入りの国の場合に比べ、ずっと低いからである。

621:2023/01/27(金) 16:07:54
>>59での文法・構文上の補足説明

・We saw this highlighted 〜

これはもちろん「感覚動詞(知覚動詞) + 目的語 + 過去分詞」のパターン。
highlighted は過去分詞である。したがって、受け身の意味を含意する。

「我々はこのことが浮き彫りにされるのを目撃した」

「我々はこのことをはっきりと認識した」ぐらいの意。

(続く)

631:2023/01/27(金) 16:09:37
(続き)

・〜 was caught publishing 〜

この場合の catch は「現場を押さえる・目撃する」の意で、それが受動態で使われている。

能動態に直してみると、

we caught [mainstream news outlet after mainstream news outlet] publishing 〜

となる。

これは、すなわち、上にも出た感覚動詞(知覚動詞)のパターンの一変化形である
「感覚動詞(知覚動詞) + 目的語 + 現在分詞」のパターンである。

「我々は[大手マスコミが次々と] 〜 を報道している現場を押さえた・目撃した」

この能動態の文章がここでは受動態となり、元の目的語が主語になっているわけ
であるから、結果として、caught と publishing が引っつくことになるわけである。

641:2023/01/27(金) 16:11:42
>>59の続きの英文(これで終了)

And this is the case because the Western mainstream media are the propaganda
services of the U.S.-centralized empire. They do not exist to tell people the
truth, they exist to manipulate the public into hating the official enemies of
the empire and into consenting to foreign-policy agendas that they would not
otherwise consent to.

Imperial propagandists lower their editorial standards when reporting on
official enemies not because they are bad at their job, but because they are
very good at their job. It’s just that their job isn’t what we’ve been told.

651:2023/01/27(金) 16:20:40
>>64で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・case は要注意単語である。
英辞郎から引用すると、

1名詞
1. 場合、状況
2. 実例、事例、ケース
3.〔病気の〕症状、症例
4.〔症例としての〕患者
5. 事実、現実、真相
That's always the case with her. 彼女はいつもそうだ。
That's not necessarily the case. 実状は必ずしもそうとは限らない。
That's not always the case. そうとも限らない。
That's the case. 事実はそうだ。
I thought this would be the case. それぐらいのことはあると思った。
6. 問題、難問、困難
7.〔警察などの公的機関が捜査すべき〕事件、事態
8.《法律》訴訟、裁判事件 ◆【同】court case
The case will definitely be dropped. この訴訟は、不起訴は間違いない。
9.《法律》〔主張の〕論拠、証拠
10.〔賛否の〕議論、主張
11.〈話〉変人、奇人、変わり者
(以下は省略)
2名詞
1.〔物を保管するための〕容器、ケース、入れ物
2.〔中身の入った〕箱、ケース◆【略】c. ; C. ; cs.
3.〔保護や装飾用の〕覆い、カバー
4. スーツケース、旅行かばん
5.〔ピストルの〕ペア、2丁
6.〔窓やドアのなどの〕枠 ◆【同】casing
(以下は省略)

(続く)

661:2023/01/27(金) 16:22:16
(続き)

・services はここでは「業務・業務部門」の意。

・agenda は多義語である。
英辞郎には以下のように書かれている。

1. 〔検討すべき〕課題[議題](一覧)、アジェンダ
Agenda is as follows. : 議題は次のとおり。
What's first on the agenda? : 議題の最初の項目は何ですか。◆会議の冒頭で使われる。
The agenda for the meeting was posted on the notice board.
会議の議題[日程]が掲示板に貼られた。
2. 〔当面の〕予定、スケジュール
3. 〔発言や行動に隠された〕意図、底意、計略
When the facts don't fit the policy, they charge people with having a political
agenda.
事実が政策と合わないと、人々は政治的な計略を持っていると非難される。

また、「辞遊人」のサイトには
economic agenda 経済政策
economic and domestic agenda 経済・内政問題
fiscal agenda 財務政策、財政政策
などの用例が載っている。

・it is just that 〜 は慣用表現で、「ただ〔that以下〕というだけのことです」の意。

671:2023/01/28(土) 13:26:06
>>64の訳例

そして、このような実態は、欧米の主流派メディアが帝国アメリカのプロパガンダ
機関であることの帰結である。彼らは人々に真実を伝えるために存在しているのでは
ない。人々をして帝国アメリカの公式的な敵国を憎むよう仕向け、もしそうした大衆
心理操作がなければまず人々が同意しないであろう外交政策を受け入れさせるために
存在するのである。

帝国のプロパガンダ機関に属する人間たちは、アメリカの想定敵国をめぐる報道に
際して、みずからの編集基準を低くする。それは、彼らが自分の仕事をうまくやれない
からではない。反対に彼らは実にうまく仕事をしている。ただ、彼らの仕事というのは、
我々一般人がそう信じ込まされているもの――人々に真実を伝えること――とは違う
だけの話なのだ。

681:2023/01/28(土) 13:27:42
>>64での文法・構文上の補足説明

・They do not exist to tell people the truth, they exist to manipulate the
public 〜

ここは、通常は2つ目の they の前に接続詞が置かれるところであるが、コンマ[ , ]
でつながれている。これは「並列」の用法である。似た次元の事柄を接続詞なしにつなぐ。
それによって表現の簡潔さ、リズムのよさなどを狙うのである。
有名な例は
I Came, I Saw, I Conquered.(来た、見た、勝った)(カエサルの言葉)
など。
文学作品ではよく使われる手法である。

691:2023/01/28(土) 13:33:17
今回の英文に関する[内容の解説]および[内容についての感想、感慨、意見その他]

>>37
> 〜 『米国民主主義基金』は、「ソフト・パワー」方面を担う米CIAのフロント組織
>――何十年にも渡り世界中でレジーム・チェンジ(体制転覆・政権打倒)のための
>活動に資金提供していた組織――なのである

あっさり書かれているが、こんなことは欧米の大手マスコミの報道ではまず言及されない。
もちろん日本の大手マスコミも同様である。

これ以外にも、アメリカの名ばかりの慈善団体が多数秘密工作に関わっている。

そして、「民主主義の推進」という看板を掲げて、例えばウクライナのネオナチ団体に
資金を提供したり、対ロシア戦争のための資金を供給したりするための間接的なパイプ
の役割を果たしているのである。

(もちろん、ロシアや中国も同じことをしているが、アメリカの軍事予算は突出して
巨額である。2位以下のすべての国の軍事予算を合計してやっとアメリカと肩を並べる
ぐらいの規模である。ロシアや中国がやるような悪辣なことは、その何倍もの規模で
アメリカはやっていると思ってまず間違いない)

701:2023/01/28(土) 13:36:52
今回の英文に関する[内容の解説]および[内容についての感想、感慨、意見その他]

欧米の大手マスコミはCIAなどを表立って批判することはまずない。なぜなら、彼らが
ニュースの種を仕入れる主要な源がCIAその他の政府機関だからである。

ニュースの種を仕入れられなければ「飯の食い上げ」である。
ニュースの種は報道業界にとって、いわば「商品」であって、その商品の卸元、仕入先
は政府機関が大きな割合を占めている。
CIAなどが報道関連企業に対し、「おまえのところにはもう情報を与えない」と言えば
(つまり、「おまえのところにはもう商品を卸さない」と言えば)、ビジネス(商売)
を続けることは難しくなる。だから、報道関連企業は商品の卸元、仕入先である政府
当局には強く出れない。商売であるから、力関係は歴然としている。

こうしたことを背景に政府は企業に圧力を加えることができる。その結果として、
暗黙の裡に情報統制、情報操作が行われるのである。

アメリカでは一流のメディアが自由で客観的な報道を行っているなどとおめでたい考え
を持っている人間が世の中には大勢いる。

そんな調子だから、これまで政府にだまされてきたし、今後も何度でもだまされ続ける
のであろう。

711:2023/01/29(日) 11:45:20
今回の英文に関する

1.英文解釈・翻訳上の質問
2.解釈や訳の間違いの指摘
2.内容についての感想、意見

などなど、ご自由にお書込みください。


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