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現代世界を客観的に把握するために有用な英文

641:2022/11/20(日) 12:42:36
>>59の続きの英文

These stands are vastly more significant than any UN vote. Such votes can be
coerced by a great power and little attention is paid to them in the world.
But the economic interests of a nation and its view of the main danger in the
world are important determinants of how it reacts economically – for example
to sanctions. A “no” to US sanctions is putting one’s money where one’s
mouth is.

651:2022/11/20(日) 12:44:22
>>64で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・ここの stand は名詞で、「立つ場所・位置」の意。

・put one's money where one's mouth is は慣用表現で、普通は「口先だけでなく
実行する」の意である。
しかし、ここでは文脈から言って、もっと表面的に mouth(くち=タテマエ、外交
辞令など)よりも「money を重視する」という意味合いで使われていると見てよい。
この慣用表現を使ったのは一種の洒落である。

661:2022/11/21(月) 12:59:52
>>64の訳例

これらの立ち位置は国連におけるいかなる採決よりもはるかに重要である。国連の票は
大国が無理強いできるものであり、従って、国際舞台においては、ほとんど気に
かけられない。一方、ある国家の経済的な利害、また、世界の何が主要な危険因子
であるかについてのその認識は、当該国家が経済的な側面においていかに反応するか
――例えば、制裁措置などに関して――を決定する重要な要素である。アメリカの制裁
措置に「否」を突き付けたことは、「タテマエでなく経済的な利害を優先したこと」に
他ならない。

671:2022/11/21(月) 13:02:46
>>64の続きの英文

We in the West hear that Russia is “isolated in the world” as a result of
the crisis in Ukraine. If one is speaking about the Eurovassal states and the
Anglosphere, that is true. But considering humanity as a whole and among the
rising economie of the world, it is the US that stands isolated. And even in
Europe, cracks are emerging. Hungary and Serbia have not joined the sanctions
regime and of course most European countries will not and indeed cannot turn
away from Russian energy imports crucial to their economies. It appears that
the grand scheme of U.S. global hegemony to be brought about by the US move
to WWII Redux, both Cold and Hot, has hit a mighty snag.

681:2022/11/21(月) 13:05:07
>>67で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・Eurovassal は造語で、Euro(ユーロ)+ vassal(臣下・奴隷・隷属者)の組み合わせ。
「ユーロの臣下である 〜 ・ユーロに支配されている 〜 」程度の意であろう。

・Anglosphere は「アングロスフィア」または「英語圏」、「英語圏諸国」。
「公用語または主要言語が英語である国・地域の総称」(goo辞書より)である。

・redux は形容詞で、「戻ってきた 〜 」。「名詞の直後に置かれる」と英辞郎には注が
ある。発音は ríːdʌks リーダクス。
近年、記事のタイトルなどでよく使われるようになった。訳語としては「 〜 の回帰・
復活・再来・ 〜 再び」等々、いろいろ考えられる。

・both Cold and Hot はもちろん 「cold war であろうと hot war であろうと」の意。

・snag は多義語であるが、ここの場合は hit a snag で熟語。
英辞郎から引用すると、
hit a snag 切り株にぶつかる、思わぬ困難な問題にぶつかる
We hit a snag in our plans when Barbie crashed our car into Ken's.
バービーが私たちの車をケンの車にぶつけ、私たちの計画は暗礁に乗り上げた。
come upon a snag 思わぬ障害にぶつかる
hit a big snag 大きな問題にぶち当たる
など。

691:2022/11/22(火) 16:59:50
>>67の訳例

西側の我々は、ウクライナ危機の結果、ロシアが「世界で孤立している」と聞かされて
いる。もし人がユーロの支配下にある国々もしくは英語圏諸国について話をしている
のであれば、確かにそれは事実である。しかし、世界の人々すべてを視野に収めた場合、
また、経済的新興国の間では、孤立しているのはアメリカの方である。おまけに、欧州
においてさえ分断が生じつつある。ハンガリーとセルビアは制裁措置に賛同しなかった。
そして、言うまでもなく、欧州の国々の大半は、自国の経済にとって決定的に重要な
ロシアからのエネルギー輸入を取りやめたりはしないであろう。いや、そんなことは
そもそもできない話である。冷戦であろうとなかろうと、いわば「第二次世界大戦の
再現」を図って世界の覇権を確立しようとするアメリカの壮大な目論見は大きな暗礁に
乗り上げたらしく思われる。

701:2022/11/22(火) 17:01:33
>>67の続きの英文

For those who look forward to a multipolar world, this is a welcome turn of
events emerging out of the cruel tragedy of the U.S. proxy war in Ukraine.
The possibility of a saner, more prosperous multipolar world lies ahead – if
we can get there.

以上

711:2022/11/22(火) 17:03:52
>>70で[注意すべき単語・熟語、難単語・熟語など]

・turn of event は頻出表現である。
英辞郎から一部引用すると、
unfortunate turn of event《an 〜》事態の残念な展開
turn of events 事態[情勢]の変化、出来事の節目
bizarre turn of events《a 〜》事態の奇妙な展開
など。

・lie ahead も頻出表現。やはり英辞郎から引用すると、
lie ahead 目の前に〜がある、前途に横たわる、行く手に控えている
Even if they changed their CEO, so many other tasks lie ahead of them.
CEOを変えたとしても、他にも多くの課題が彼らの目の前に残っている。
I already know what lies ahead. その先は言わなくても分かるよ。

721:2022/11/23(水) 12:45:51
>>70の訳例

これは、多極的な世界の到来を期待する人々にとっては、歓迎すべき展開である――この
ウクライナにおけるアメリカの代理戦争がむごたらしい事態を引き起こしているとはいえ。
よりまともで、より豊かな多極的世界が生まれる可能性がこの先に開けている――人類が
それまでなお生存していればの話であるが。

以上

731:2022/11/23(水) 12:55:28
>>34から始まる英文の内容に関する補足説明・感想・意見など。

>>37
>一つは、ご存じの通り、ウクライナのクーデターである。民主的な選挙によって
>成立した政府が、アメリカの指示とネオナチ分子(国内に長い間潜んでいた)の
>>助勢を得て、打ち倒されたのである。

これはもちろん当時のウクライナ大統領ヤヌコヴィチの追い落としを意味している。
ウクライナ侵攻のずっと前から、アメリカがウクライナ国内の反政府勢力に資金提供
していたのは多少世界情勢に関心のある人間の間では常識であった。
>>32でも触れた、アメリカお得意のレジーム・チェンジである。

その国の人々が選挙で成立させた政権を打倒する、それはその国の民主主義を破壊
することに他ならない。

アメリカはとりわけ中南米においてこうしたレジーム・チェンジをたびたび行ってきた。
(有名なのはチリのアジェンデ政権の転覆)
(めんどくさいから自分ではやらないが、誰かその一覧表を作ってくれるとありがたい)

にもかかわらず、世間には「アメリカは民主主義の擁護者である」と思っているおめでたい
人間が大勢いるのである。

そんな調子だから、これまで何度も政府にだまされてきたし、今後も何度でもだまされ
続けるのであろう。

741:2022/11/23(水) 13:03:29
>>86の続き

>>38
>1万4000人の死者を出したといわれるドンバス地方での砲撃は8年続いた――
>ミンスク合意の下で停戦の協議があったにもかかわらず。ロシア、フランス、ドイツ
>は合意したが、アメリカの支援するウクライナはその遂行を拒んだ。

ここには重大なことが書かれている。

停戦のための合意事項をウクライナ政府は実行しようとしなかったし、その後ろ盾である
アメリカ政府はウクライナ政府にそうするよう十分な圧力をかけなかった。
つまり、停戦――和平を拒んだのはウクライナ政府であり、アメリカ政府なのである。

普通であれば「停戦を拒んだ」、「和平への道を拒んだ」としてウクライナとアメリカを
非難するようなタイトルが主要ニュースの見出しに登場していいところである。
また、この点を非難する論説が書かれておかしくない。
もしこれがロシアや中国であったら、まず間違いなくそういうタイトルで報じられ、そういう
論説が大手マスコミをにぎわすに違いない。実際、その手のニュース見出しや論説を多くの
人が過去何度も目にしたはずである。

しかし、アメリカもしくはアメリカが支持する国の場合はそうはならない。「和平への道を
拒んだ」としてニュースや論説で非難されるのは常にアメリカの仮想敵国であるロシアや中国
その他なのである。

米英の大手マスコミ及びアメリカ政府の御用機関たる日本の大手マスコミは日々こういう形の
情報操作、印象操作を行っている。

世の中はおめでたい人間ばっかりだから、こういう事情はとんとご存じあるまい。

そんな調子だから、これまで何度も政府にだまされてきたし、これからも何度もだまされ続ける
のであろう。

751:2022/11/23(水) 13:07:13
今回の英文に関する

1.英文解釈・翻訳上の質問
2.解釈や訳の間違いの指摘
2.内容についての感想、意見

などなど、ご自由にお書込みください。


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