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ClassAA パワーアンプ

1n'Guin:2025/02/25(火) 14:36:40
たかじんさん、みなさん

いつもお世話になっております。
ClassAA パワーアンプ (V-Amp Muses05, C-Amp TDA2030A)を作成していますが、
なかなか不安定で、再現性のあるアンプにはなりそうにありません。

Technics SE-A100 のサービスマニュアルをみたところ、ホイートストンブリッジにさまざまな
工夫がされていることがわかったので、LTspice で再現してみました。

回路図はこちら
https://i.postimg.cc/15VmG9JP/Class-AA-LT-Circuit.png
※ R17 は本当は500ΩのVRで、 R14 にかかる電圧が少なくなるように調整。

周波数特性はこちら
https://i.postimg.cc/8CNTgLDP/Class-AA-LT-Freq.png

回路図中の C8 の意味がよくわかりません。 周波数特性を見るとフラットなので
なんらかの補正であろうと思うのですが。 ちなみに、C8を除去して周波数特性を
プロットさせても、違いがありません。

なかなか複雑なブリッジになっていて、わかるようなわからないような。
実際に自分で回路を作って試してみないと、意味がわからないのかもしれませんが、
取り急ぎ、ご意見をいただけたら幸いだと思って、投稿した次第です。

2n'Guin:2025/06/06(金) 16:02:32
たかじんさん、みなさん

VOL-12/-01, SEL-12 によるプリアンプを2台使っております。 
うち1台は先日フラットアンプを NNBA-1 に切り替え、不注意なミスから、VOL-12/-01, SEL-12 を壊してしまい、たかじんさんにお世話になり無事に復旧したところです。
NNBA-1 に切り替えたのは、これまで用いてきた HPA-12 では、CMRR(同相除去比)が0だからです。

残りの1台は、場所の都合から、NNBA-1 を利用できません。 現在は、ClassAAフラットアンプを利用していますが、CMRRは0です。
ぺるけさんの平衡型フラットアンプを利用することを考えましたが、FET入力の入力インピータンスを470kΩと高くする必要があり、採用が困難です。 そこでいろいろ考えて次のような回路を考えました。

https://i.postimg.cc/zDxjyPHx/VOL-12-FA.png

ブレッドボードで作成した際の周波数特性、歪み率特性は下記の通りです。
https://i.postimg.cc/Jn1FLDS0/image.png
https://i.postimg.cc/xCc48DTV/image.png

まずまずの結果だと思いますが、まだ予備検討段階です。 こんな回路はどうだといったご意見などをいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

3たかじん:2025/06/08(日) 20:32:07
n'Guinさん

トランス2次側からOPAMPへフィードバックするのですね。信号トランスは位相遅れが
大きくなるため、位相補償を適切に行わないと不安定になる可能性があります。

ただ、OPAMP側でもローカルフィードバックがかかっているため、トランス2次側からの信号は少ししか
戻ってこないですね。

負荷抵抗の1.5kΩと、フィードバックの560Ωを調整することで2次側のフィードバック量を可変できる
ところが良いですね。周波数も30kから40kHzで下がってくるため意外と発振しにくいのかもしれません。

どの辺のゲイン配分がCMRRが沢山稼げるのか、、、なかなか予想しにくいですけど、
安定して動くのが一番ですよね。

4n'Guin:2025/06/09(月) 19:20:04
たかじんさん

レスをありがとうございます。 よくある回路では、オペアンプを voltage follower にして、負帰還なしというパターンです。
二次側から NFB をかけるというのは、ぺるけさんの 2SK170差動-2SC1815/2SA1015-トランスという作例があります。
http://www.op316.com/tubes/balanced/balprefet-v2.htm
これにヒントを得ました。

ただしぺるけさんの作例は、反転増幅なので、入力インピータンスを 470kΩにするのは無理があります。
そこで考えついたのが、この回路です。

> 周波数も30kから40kHzで下がってくるため意外と発振しにくいのかもしれません。
見にくくてすみません。 300〜400kHz です。 -3dB は 500kHz ぐらいです。
危ないでしょうか?

ゲイン配分は、ブレッドボードで実験したかぎりでは、二次側からのフィードバックを多くすると、周波数特性が波を打ちます。
二次側のピークも NFB に抱かせるコンデンサで解決するより、負荷抵抗の調整のほうが、位相回転が少なくてすみます。

CMRR は測定系の取り回しで、数値ががらがら変わるので、よくわかりませんでした。

探し方が悪いのかもしれませんが、トランスの1次側からも2次側からもフィードバックをかける作例がみつかりせんでした。
業務用の機材だと、内部は unbalanced でも、入出力は balanced というのがよくあるそうなので、こんなことを考える人もいそうに思うのですが。

ありがとうございました。

5たかじん:2025/06/11(水) 20:44:46
n'Guinさん

ぺるけさんの回路を見てみました。 相変わらずのシンプル回路ですがよく練られていると思います。

周波数、すみません一桁読み違えしていたようです。 500kHzまで伸びていたとは、驚きの特性ですね。

NFB抵抗に並列に入れる位相補償の効きは限定的(超高域の特定部分のみ)で、フィードバック量を
操作する負荷抵抗の調整の方が可変範囲が広くなると思います。
考えてみると真空管アンプのアウトプットトランスの2次側から10〜20dB程度フィードバックする
のはよくある手法ですよね。

よくご存じですね。業務用機材の入力と出力がバランス(XLR)になっているのは配線引き回しで有利
になるからで、内部はシンプルにアンバランス構成になっていることが多いと思います。
数10メートルから、100メートルくら配線引き回したときバランス転送じゃないとひどい
ことになるんでしょうね。 

ちょっとしたライブに行ってもコンソールミキサーの位置とステージが40〜50メートルくらい離れていますし、
ステージから直線で配線を引いていなくて、会場の周囲に沿って引き回すため配線長はその1.5倍くらいありそうです。


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