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こんにちは。

1ペガサス:2018/12/20(木) 07:58:57
よろしければ、お願いしますね。

2海山:2018/12/24(月) 08:03:12
続きです。

昔はガスレンジなども無く、煮炊きは七輪が一般的でした。七輪に代わって石油コンロが発明されたときにも爆売れが続きました。毎日、入荷すると、そのままトラックに積み込んで出かけて、小売店を一回りしてくると空になっていていました。
石油コンロの次に石油ストーブが出始めた時にも、爆売れは続きます。冬が終わって春になると休む間もなく、すぐにメーカーからは翌年のストーブを送り付けてきます。一年中作り続けないと需要を満たすことが出来ないからで、私のところでも何軒も田舎の親戚の倉庫を借りて翌年の冬に備えました。
梯子や脚立などは、昔は木製のものを使っていましたが、アルミ製が出始めると、これも爆売れし、毎日長尺のトラックに積み込んで配達に出かけると、行った先でまた同数以上の注文を受けてきたので100坪の倉庫に満載の商品が3日も経たないうちに完売してしまったものです。
戦後無一文から始めた父の仕事はこうして順調に売り上げを伸ばしてきました。父にとっては戦争中の苦労も忘れられる、生きがいを感じられる時代だったと思います。

そういう時期が過ぎると、やがてモノが有り余る時代がやって来ます。そして高速道路網が整備されると、大都市から、直接、地方の小売店まで売り込みに来るようになったので、地方の問屋はその役割を終えたと、今は言えますが、父の気持ちとしては、それほどあっさりと問屋の仕事に見切りをつけることは出来なかったのだろうと思います。

しかし売り上げは一転してジリ貧状態になってきたので、小売業に目を向けてギフトショップを開店することになりました。父に代わって私が経営の中心的役割を果たすようになったのはその頃です。

人類の歴史の中では私が生きてきた70年はほんの一瞬に過ぎませんが、この一瞬の間に家庭用品を始め、乗り物や電化製品、情報機器や交通インフラなどが目まぐるしく進歩したわけです。
しかし、それだけならいいのですが、残念なことに兵器までも大きく進歩して、殺傷能力の高いものが次々と生み出されることになってしまいました。

科学技術はこれだけ進歩したのに人の倫理観は全く変わっていないことを悲しく思います。
人類滅亡が目の前に迫っていると私が感じるのはその故です。本来ならば宗教がそれを防止する役目を果たさなければいけないと思うのですが・・・・・

とりとめのない話になってしまいました。私はもう5年か10年、長くて15年の命ですが、息子や孫たち、そしてまだ50代の皆様方にはこれから先どんな時代を迎えるのでしょうか?

海山


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