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問い「なぜ、論拠を添えると、説得力が生まれるのか」
2
:
甘酒★
:2017/06/06(火) 17:58:28
まだ、自分自身、この問題について、意見だけでなく、良いアイデアすら浮かんでいないので、このスレは、研究の途中報告の場として活用することとする。
みんなも、どんな些細なことでもいいので、アイデアや疑問、意見などあれば、レスよろしく。
3
:
ぷ闇★
:2017/06/10(土) 05:01:23
説得力、"わからせる力"な訳だけど、それってつまり"わからない状態"に対してどれだけ力があるかって話だと思うんだよ。
そこで、もしある主張が"わからない状態"になった時、大きく分けて3段階になってると思うんだよね。
まず1段階目は主張そのもその理解。つまり「何が言いたいか」ということ。そこさえ理解できれば、後は、何が言いたいかがわかっても、どうしてそうなるかが"わからない"という根拠についての"わからない"と、どうしてそれが根拠になるのかという論拠についての"わからない"に別れる。
根拠が何か分からないなら根拠を、論拠が何がわからないなら論拠を それでそれぞれが何かは"わかる"わけだから、論拠っていうのは、わからせる力になるってことがわかると思うよ。
4
:
ぷ闇★
:2017/06/10(土) 05:03:17
論拠が何がわからないなら ✕
論拠が何か分からないなら 〇
5
:
甘酒★
:2017/06/13(火) 12:03:05
「説得」には様々な種類がある。理性に訴えかける説得、感情に訴えかける説得、催眠的な説得など。当スレッドは「なぜ、論拠を添えると、説得力が生まれるのか」という問題を扱っているので、ここでは、特に、「理性的説得」について取り上げて論じる。
まず、理性に訴えかけるというのは、論理的な説明によって、相手の理解・同意を促すということだ。例えば、「ソクラテスは人間である。人間ならば、必ず死ぬ。よって、ソクラテスは、必ず死ぬ。」という三段論法の推論がそうだ。筋道を立てて、当然の帰結まで導いている。これは何も難しい作業ではない。「当たり前」のことを、順番に並べて説明しているだけだ。しかし、我々の理性的理解というのは、この「当たり前」の積み重ねでしか成し得ない。数学の公式の理解も、その定理を導くまでの証明(=当たり前の順列)を理解した上に達成される。
しかしながら、多大に培われた経験則によって、論理の"ショートカット"が行われ、瞬時に正しい帰結を得られることもある。これを「直感」という。天才と呼ばれる人種の一部は、この能力を持っている。直感的天才に代表されるのが、プロ将棋棋士、羽生善治氏だ。氏は、次の一手を決定するのに、論理的な回路("当たり前"を順列して演繹的結論を導く道すじ)は殆ど用いない。いわば、論理の頭とケツのみを繋げた"ショートカット"的回路(直感回路)を用いている。このために、手が回ってきてから、次の一手を決定するまでの時間が非常に短縮される。将棋のように、限られた時間の中で、あらゆる指しパターンを考えなければならないゲームでは、非常にこの「直感」が役に立つ。
しかし、誰かを「説得」するというときには、直感はまるで役に立たない。羽生氏に対して、論理の飛躍した説明をするなら、理解してくれる可能性はある。それはショートカット的回路を氏が持っているからだ。しかし、一般人は普通、これを持たない。当たり前のことを並べてもらうという演繹的な論証の元でしか、理性的な理解が得られない。であれば、普通、誰かを「説得」するというときには、説明に論理の飛躍があってはならない。必ず、「当たり前」の事柄から次の「当たり前」を導き、この連鎖・連続によって、論理的な帰結まで到達させる。この論理の連続を、言語によって、【ある順番】で説明し、対者の理性の働きを助けるないし促す。これが「理性的説得」だ。
【ある順番】と言ったのは、「説明」には大きく、2種の仕方があるからだ。
1つが「順流的説明」だ。これは、【論拠&論拠...&論拠→主張(&は"かつ"の意)】という順番で説明する仕方だ。先の三段論法の例がこれである。もう一度ここに、説明の流れを示しておく。
【ソクラテスは人間である(論拠1)&人間ならば必ず死ぬ(根拠2)→ソクラテスは必ず死ぬ(主張;結論)】
この説明方法は、歴史的背景から始めて、主要な問題へとクローズアップしていくような説明のときに用いられる。
もう1つが「逆流的説明」である。これは、先に「主張;結論」を示し、その後に、その論拠を示していく説明方法だ。これは、次のような流れになる。
【ソクラテスは必ず死ぬ(主張;結論)←なぜなら、ソクラテスは人間であり(論拠1)、かつ(&)、人間ならば必ず死ぬ(論拠2)からだ。】
論客がよく用いるのはこちらの説明方法だろう。この説明の仕方の中に、「論拠を添える」という行為が含まれている。もし、論拠を添えずに、「ソクラテスは必ず死ぬ」という主張だけを提示したならば、この説明に説得力は生まれない。なぜなら、これが、聞き手にとって、「理性的理解」まで導いてくれる説明でないからだ。理性的理解の得られない説明には、「何言ってんだこいつ」とか「意味がわからない」という、「納得」に対極する「不信・不服」的な態度に成ってしまう。
以上より、「説明に説得力がある」というのは、その説明が、聞き手を「理性的理解」まで導く役割を十分に果たしている状態(="当たり前"の順列を成している状態)である、ということだ。そして、「論拠を添える」という行為は、逆流的説明において、「当たり前の順列」を形成するための必要不可欠な要素であり、そのために、この行為をもって、説明に説得力が生まれるのである。
6
:
甘酒★
:2017/08/20(日) 23:20:47
このスレッドは、連続の哲学(
http://nokimoti428.seesaa.net/article/452748337.html)
で解決っと。
7
:
ぷ闇★
:2017/08/20(日) 23:25:43
>>6
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