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読書会スレッド

1鎌やん:2002/07/18(木) 22:24
読書会の続きを、ネット上でしたいと思います

参照
http://www.jbbs.net/news/bbs/read.cgi?BBS=10&KEY=1024253337&LAST=100

2鎌やん:2002/07/18(木) 22:29
本日は、参加下さった皆様、ありがとうございました。
手際など悪くてごめんなさいです…

反省点、今後の改善点、今日はこうするべきだった、こういうことを
言いたかったけど言えなかった、などなどご意見下さい。

お茶会するべきでしたね… (;´Д`)

3鎌やん:2002/07/18(木) 22:30
次回は、ファミレスなど利用するほうがよいかも、と、思いました…

4うなぎ:2002/07/18(木) 23:03
>お茶会するべきでしたね… (;´Д`)
したかったですね…(;´ー`)

取り敢えず、言いたかったけど、言えなかった事をば。

例えばお酒は、肝機能障害やアルコール依存を生む可能性が在りますが、
「おいしいお酒を作る仕事」は、決して恥ずかしい物だと思えません。
お酒に限らず、「何かを作る事」とは、そういう物じゃないのかなぁ

……等と、あの場にいなければ意味が分からない事とか言ってみたり。

あと、読書会専用でいいので「用語対応表」見たいなのが、欲しいです。
例)セクシャリティ=性嗜好   とか。

5松代:2002/07/19(金) 02:01
基礎的な教養を深め、なによりも「お互いに性意識を確認」するためにも、こういう勉強会は継続せなあかんとは思うなり。
しかし、児ポ法成立までの過程や児ポ法のもつ意義などについての話がでた際、もっと強烈に情報を発信しなければならないのではないかと感じました。

6若世代?:2002/07/19(金) 05:13
はじめまして。通りすがろうとしてできなかった者です。
鎌やんさんの
>開国後、日本の性風俗は、ビクトリア朝イギリスなどの影響下
かなり変更されました。悪い方向へ。
江戸時代の玄人と素人の売買春の区別は、
「売春をするのは、良家の子女ではない」という差別構造に
変更され、「良家の娘であっても、売春したなら差別していい」という
悪しき道徳観を温存しました。
 というのがちょっと気になって…江戸時代でも、「良家の娘であっても、売春したなら差別していい」
というのはあったと…偽紫田舎源氏という作品だったと思うのですが、そこに出てくる大夫の、実在モデル
の話で、その大夫が身請けされた先で(本妻となるのですが)親族から夫が彼女と吉原出、という理由で
離縁させられそうになるという(実話の)記録があったと思うんですが…
私の記憶も曖昧なので確かなこととは言えないのですが、江戸時代から儒教的思想があった訳なので、
多少の偏見やら差別やらあったと思うんです。
 しかし戦後、赤線・青線があったのも事実。これについては、みなさんが、良い、とおっしゃって
いただけましたら後でかき込ませていただきたいと思います。

なにぶん若輩者ですので、(まだ十代)基礎的な教養が非常に少ないので、皆さんから色々
教えていただけたら、と思っております。
とりあえずオタクで、児ポ法は、おかしい!!と思っておたくちゃんねるから来た者です。
こんなに(私にとって)先進的な考え方に出会えて感激です。また覗かせていただきます。
また、発言することもあるかと思いますが、宜しくお願いします。!!

       読書会、出たかった!!

7若世代?:2002/07/19(金) 05:16
↑読みにくくてすみません!!

8鎌やん:2002/07/19(金) 12:27
>>6-7
いらっしゃいませ ヽ(´ー`)/
年齢は「自衛のために」書かないこと推奨。

『〈性〉のミステリー』についての感想などありましたら、書いて下さいな。
赤線青線の話も書いてくださって「可」ですが、『〈性〉のミステリー』の
記述を参照点として(『〈性〉のミステリー』に書かれている問題意識は
どういうものであるか、というところを共有した上で)参加下さると、
嬉しいです。

基礎を踏まえずに「性」を語ることは、激しく問題がある、というのは、
今回の読書会で得た結論の一つだろうと、私は考えます。
読書会のレポートはあとでアップする予定です。

9鎌やん:2002/07/19(金) 13:36
次回読書会は、どういう形式にするべきか?

(案)
・各自、『〈性〉のミステリー』を読んで感じた問題意識を表明。
全員予習しているのだから、それぞれ、ツッコミ入れたい点を明確化しておく。
その表明。

とか思ったのですが、とりあえず、掲示板上で、当日語られることがなかった
が、問題にしたかった部分がありましたら、表明下さい。

10鎌やん:2002/07/19(金) 13:38
次回読書会は、どういう形式にするべきか?

(案)
・仕切り役と、発表者の分化、明確化
・扱うページ、単元の明確化

を、そもそもすべきかどうか (;´Д`)ノ
するとしたら、誰がするべきか>仕切り&発表者

11メモ@鎌やん:2002/07/19(金) 16:05
7月18日のメモ。
===========
「ジェンダー」

・「ジェンダー」とは、男「らしさ」女「らしさ」とは何か? を、焦点とする。

・誰が「男」らしさ「女」らしさを決めるのか?
 …男らしさ・女らしさは、文化・時代に規定される。

・男制・女制以外のジェンダー p19
 インドの「ヒジュラ」の例
 北米インディアンの「ベルダシュ」の例

・「少年」というジェンダー p21
 中世日本、古代ギリシャには、「少年」というジェンダーが存在した。
 少年愛の形式。
 「女制」ジェンダー規範は、「男制」との差異によって作られる。

・脳とジェンダー p25
 ラットの例;
 内側視索前野 SDN-POA …オスのほうが5倍大きい。オスの
性行動に関係。
 人間;
 ・視床下部前野 前野下部間質核 INAH
 ・脳梁の男女構造差 女性は丸みを帯びている、男性は管状
 #この情報は、やや古くなっているらしい

13メモ@鎌やん:2002/07/19(金) 16:06
発言A

A-1;伏見憲明とは?
90年代初期、はじめてゲイとしてカミングアウトして、ゲイ・ブームを作った。
「政治活動家」ではない文筆家の、さきがけ。

A-2;伏見憲明を理解する基礎背景
・「セクシャルマイノリティ」業界というものがある。
・「occur アカー」 動くゲイとレズビアンの会 という会がある。
「アカー」は一時期、非常に積極的に活動した。「セクシャルマイノリティ」業界
全体からは距離がある。(独自性が強い)
http://www.occur.or.jp/a/bottom.htm
・「府中青年の家」事件 という事件があった。
「アカー」が「府中青年の家」に使用を拒絶された事件。
http://www.ne.jp/asahi/law/suwanomori/fuchu.html
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/hibino/news/occur/occur.html

14メモ@鎌やん:2002/07/19(金) 16:07
A-3;インドのヒジュラ
半陰陽のカーストである。「階層としてのカースト」の外に存在する(アウトカースト)。
半陰陽に生まれると、ヒジュラになる。
生まれつきが前提であるが、生まれつきではない人々も近年は、いる。
女装に近い。セックス産業に従事する。
http://home.interlink.or.jp/~takeshii/ishikawa.htm

A-4;鎌やんの感想
「ジェンダー」とは、「らしさ」の問題だと考えていいのではないか?
日本の場合、男女間の差は、欧米白人社会に比べると、少ないのではないか、
と、思う。
日本においては、(相対的な)身分の上下感覚のほうが、重要なのではないか?
(ただし、男制語・女制語の区別があるのは、世界的に見て、珍しい)
「ジェンダー」という語に、日本語として近い、馴染みがある言葉は、「分際」ではないか?
ジェンダー問題は、「男の分際」「女の分際」の問題。

15メモ@鎌やん:2002/07/19(金) 16:07
「セクシャリティ」

・人は何に欲情するのか? 
 ビジュアルに欲情するのか? ジェンダーに欲情するのか? p58

・性的刺激は単純なものではない。 p63
 動物の性行動は、単純で機械的である。
 人間は、精神活動領域で方向付けられている。
 人間の「性」は両股の間にあるのではなく、両耳の間、大脳にある。
 例;ポルノグラフィ、アダルトビデオ、下着など。
 何が優先するかは個別的嗜好の問題。

・異性愛というアイデンティティ p72
 同性愛という他者と対峙したとき、初めて自覚される。
 「性」は重要だが、その人の人間存在をまるごと表すような括りを
しなくてもいいのではないか。
 マジョリティ(多数派)が「同性愛者」へ押しつけているイメージは?
性的指向が、人間性、人格などと結びつけられイメージされている。
 「性」という要素だけが他に圧倒的に優先され、人間存在とイコールで
結ばれている思考枠組自体を問うべきである。 p77

16メモ@鎌やん:2002/07/19(金) 16:07
発言B

B-1;「ジェンダー」という言葉
 フェミニズムの人々は、「ジェンダー」という概念自体に、近年、疑問を表明している。
概念の混乱があるから。
 「ジェンダー」という言葉は、各集会により、各集団により、様々な意味で
使用され、定義が混乱している。
 たとえば、「ジェンダー」という語をを「性差(制差)」だと理解している人々と、
「ジェンダー問題」とはイコール「ジェンダー差別」問題だと理解している人々では、
「ジェンダー」という語に込められた意味が違い、議論が混乱する。
 「ジェンダー」を語る場では、この問題は常に起きる。
 
B-2;男は何をもって自分を「男」だと考えるか? 
 アンケートをとると、「女が好きだから、自分は男だ」という回答が、男性からは一定数ある。
 「男が好きだから、自分は女だ」という回答は、女性からは全くない。

17メモ@鎌やん:2002/07/19(金) 16:08
B-3;「セクシャリティ」という言葉
 「セクシャリティ」という言葉も、いくつもの意味を持つ。

 a;セクシャルオリエンテーション 性的志向 としての「セクシャリティ」 
   …どういう相手を欲望の対象とするか
 b;セクシャルアイデンティティ 性自認 としての「セクシャリティ」
   …自分をどういう性だと考えているか
 c;性についての全ての事柄の総称 としての「セクシャリティ」
 
 どの意味の「セクシャリティ」であるのか確認しないと、議論は混乱する。

B-4;「ホモセクシュアリティ」と「へテロセクシュアリティ」

 a;同じ性自認を性対象とするのが、「ホモ」セクシャリティ
 b;異なる性自認を性対象とするのが、「へテロ」セクシャリティ

  性自認が女であり生物的性別が男の人が、性自認が男であり生物的性別が
  男である人を性対象としたら、ヘテロセクシャリティ。
  性自認が男であり生物的性別が男の人が、性自認が男であり生物的性別が
  男である人を性対象としたら、ホモセクシャリティ。

 c;その他にも、実際の性対象を必要としない「マスターベーター」などがある。

18メモ@鎌やん:2002/07/19(金) 16:08
B-5;「バイ・セクシャリティ」と「モノ・セクシャリティ」
  バイセクシャル…性対象として、男と女双方を志向する。
  モノセクシャル…性対象として、男か女かどちらかのみを志向する。
  Aセクシャル…セックス自体を必要としない。性対象を必要としない。 

B-6;「トランス」という言葉

 トランスベスタイト(TV)…異性装(女装する生物的男、男装する生物的女)

 トランスジェンダー(TG)
  a;トランスセクシュアル、トランスベスタイトを含んだ総称
  b;自分の性自認に違和感がある人

 トランスセクシャル
  自分自身の生物学的性別に身体違和感のある人
 (身体改造を必要とする)

 ヘテロ以外は「トランス」性倒錯である、という意味で「トランス」という言葉が
使われることも、稀にある。

19メモ@鎌やん:2002/07/19(金) 16:09
p109
視線のベクトルと、行為の態

                   能動
                         ↑
                         |
     対自 ←―――――――+―――――――→ 対向
                         |
                         ↓
                    受動

「対向」…性対象を見ることで、性的興奮する
「対自」…自分が性対象と見られることで、性的興奮する

20メモ@鎌やん:2002/07/19(金) 16:09
発言C

C-1;「ジェンダー」の限界
「ジェンダー」問題は、欧米のある程度富裕な白人社会の中での男女差別問題が
発端だった。そこを基準に、より広い問題を扱うことは、視点としてはある程度
有効だが、同時に弊害もあるのではないか?

C-2;鎌やんの意見
「セクシャリティ」の問題は、「自分とは何か?」アイデンティティの問題だと
言えると思う。
「ジェンダー」と「セクシャリティ」の区別
  「ジェンダー」は、「分際」の問題
  「セクシャリティ」は、「自分とは何か?」の問題

21鎌やん:2002/07/19(金) 16:16
以上、>>11-20 読書会メモ

>>11 「ジェンダー」
>>13 発言A-1 伏見憲明とは?
>>14 発言A-3 ヒジュラ
>>15 「セクシャリティ」
>>16 発言B-1 ジェンダーという言葉の混乱
>>17-18 発言B-3 セクシャリティという言葉の混乱
>>19 対自・対向、能動・受動

22ガブリエル:2002/07/20(土) 08:04
漸く入ってこれました。鎌やんさんありがとう。読書会お疲れ様でした。
私の感想といたしましては、まずジェンダーの問題から入っていくとよいのではないかと思いました。
丁度、政治的にも社会的にも『男女共同参画社会』をめざす。ということが言われていますので、まず自分の男らしさ女らしさ、そういったものに対する実体験的違和感をとっかかりにするとわかりやすいような気がします。
参考文献としてお勧めは⑭すずさわ書店(̃03-5386-3969)発行の『ジェンダーセンシティブからジェンダーフリーへ』と勁草書房発行の瀬地山角(せちやま かく)さんの『お笑いジェンダー論』が分りやすくてお勧めです。
特に瀬地山さんは男性でジェンダー研究をされている方で、本を読まれたフェミニストの方から男性だと分かった途端、公演依頼を断られたというエピソードは逆差別というかジェンダー問題の『深くて黒い川(古!)』を考えさせられます。
このスレッドでネット読書会をしてゆくのもよいと思います。
今回の読書会の感想はまた後程。

24うなぎ:2002/07/20(土) 11:14
メモアップ乙カレー様です。>鎌やんさん。

私個人の感覚では「ジェンダー」は
「社会的性(制)差の、社会による「半強要」」という認識でした。

男は、男らしくあるベキ。男らしくない男は悪い。
女は、女らしくあるベキ。女らしくない女は悪い。

規範の強要ともいえます。そう考えると、下記等もアリなのでしょうか。

子どもは、子どもらしくあるベキ。子どもらしくない子どもは悪い。


で、社会を牛耳っていた主なメンツが男なので(特に明治以降)、
「男らしく」「女らしく」「子どもらしく」といったジェンダーが

男を頂点とする「カースト制度」を守る為に存在してしまった……と。
(当然、カースト制度に全然関係ない「〜らしさ」も沢山あって、
 そちらの押し付けも、カナリ問題なのですが……)

「分際問題」は「社会的(制)性差」という「カースト」から
はみ出して、「上位カースト」に反抗心を見せる者に対する
「有形無形の制裁」かと思います。

25雪椿:2002/07/21(日) 04:27
ここでははじめましての雪椿です。皆様読書会おつかれさまでした。
一応、おいらが「性のミステリー」推薦者ちうことになってるんで、なぜこの本を選んだのか、
また、なぜ読書会やろうと思ったのかを書きます。

おいらはいわゆる「両性愛者」です。いいこともあったけど、それなりに辛いことも経験してきました。
10代後半の頃には、自分が男にも女にもひかれる人間と「気づいて」いたけれど、
「認める」ことはできなかった。だから、「対」男はOKだけど、「対」女の気持ちは
ぎゅうぎゅうと押さえつけてきた。その結果、同級生の女の子にセクハラしてひんしゅく
買ったりしてた。「自分は何者か」を問うことが1番こわかった。
いわゆる「えっちマンガ」「えっち小説」を読むことを覚えてからは、セクハラをしなくてすむようになった。

また、こんな経験もしている。「自分はバイだ」と言った途端、初対面の男に尻や乳を触られた。1度や2度の話ではない。
多分、彼らの思考はこうなのだろう。
1.「レズ物」の登場人物はインランである
2.実在の「レズ」もインランであるはずだ
3.インランな女には、何をしてもいい

つまりおいらは、ポルノによって救われ、「ポルノを誤読した人間」によって傷つけられてきたわけ。
この項続く。

26雪椿@25のつづき:2002/07/21(日) 17:00
「性」というテーマは、おいらにとって、重要なものとなりました。
1.性的少数者にたいして、「気持ちを押さえつけると爆発するよ」と伝える。
2.ポルノ愛好家にたいして、「フィクションと現実をごっちゃにしないでね」と伝える。
このへん、あちこちで話してきたんだけど、あましうまくいかなくてさ。
特に「あらゆる人間は時と場合により、加害者にも被害者にもなる」という考え方は、一部の
マイノリティにとって「危険思想」であるらしい。
とある「フェミ系集会」で発言したら、パネラーの人に「あなたは間違っている、あなたの発想は
男社会に毒されている」とか言われて、満場一致の拍手もらったりとかさ。

そんなこんなで、ここ数年はすっかりひよって(誤)ひきこもってたんだけど、今年になって
パソコンなるものを手に入れて、ネットにはまって、流れ流れて「オタクちゃんねる」にたどりついたってわけ。
んで、「ポルノは無条件で人権を侵害している?? 」に書き込むようになりまして。
「読書会」の話が出たときには、絶対参加しようとおもったの。
ただ、いきなり難しいテーマはいかがなものか、と思ったのも事実。おいらみたく、
「おもいはあるけど知識はない」ひとにも参加してほしかったからね。

「知ってるひと」がさらに知識を深めるのも重要だけど、おいらにとっては、
「知らないひと」にいかに知ってもらうかがさらに大事だったりするわけ。難しいけどね。

27うなぎ:2002/07/21(日) 18:07
>>26
>「知らないひと」にいかに知ってもらうかがさらに大事だったりするわけ。難しいけどね。

「知らないひと」と、「知りたくない人」或いは「認めたくない人」は
結構かぶってますからね…(;´ー`)

28雪椿:2002/07/23(火) 18:20
数年前、「性のミステリー」初めて読んだときの感想。
「Aセクシュアル、バイセクシュアルについての記述がぬるすぎる!」
無性愛については、当時その存在を知らなかったので。
両性愛については、自分が当事者ってこともあるけど、「バイの加藤君」があまりにアホっぽくて。
いや、アホのバイってのも実在するんだけどさ、一応学術書なのよ伏見さ〜ん。

加藤君がなぜアホっぽく見えるかというと、他の性的少数者が皆「自分の属するマイノリティ
ならではの辛さ」を語ってるのに、加藤君だけはそうしていないからなのねん。

伏見さんがバイについてどの程度考えているのか、この本だけでは不明なんだけど、
「両性愛者は同性愛者の一種である」という考え方は、ギョーカイでは根強くあります。
てゆうか、この考え方は間違いです。

性的少数者は、自己と社会の関係をどうとらえているか。
同性愛者:「異性愛があたりまえの社会」におけるマイノリティ
両性愛者:「単性愛があたりまえの社会」におけるマイノリティ
無性愛者:「有性愛があたりまえの社会」におけるマイノリティ

この辺のことがわかってないと、マイノリティは簡単に「差別する側」になっちゃうわけ。
「バイなんていないんだよ、ただの偽装結婚のいいわけだよ」みたいな暴言を吐く同性愛者は
いまだに存在するんだ、困ったことに。
んで、もっと困ったことに、こーゆーアホの発言を「しろうとさん」は無邪気に信じちゃうんだ。
「マイノリティ当事者が言ってんだから、本当だろう」って。
もうほんっと、カンベンして、マジで。

ちうわけで課題は「異性愛があたりまえという発想の解体」あ〜んど、
「単性愛があたりまえという発想の解体」の両立ですな。きっついわあ。

あ、あと「有性愛があたりまえとつい思っちゃうおいらの発想の自己批判」てのもあるか。
いや〜ん、りぶりぶ〜。

29うなぎ:2002/07/24(水) 23:04
>「両性愛者は同性愛者の一種である」という考え方は、ギョーカイでは根強くあります。

カテゴライズできないタイプ……というか中間的な人も沢山いますよね。

基本同性愛者だけど、両性愛者的な部分もある
基本異性愛者だけど、両性愛者的な部分もある
基本異性愛者だけど、無性愛者的な部分もある…etc…

で、このタイプの人は、何らかのカテゴライズが行われた際に
否応なく、どの分類に入るか強いられる事になります。その際に
「基本同性愛者だけど、両性愛者的な部分もある」タイプの人が、同性愛者という
カテゴリーに、自らの身の置き所を求める事が、多かったのではないでしょうか?

その為、一部の同性愛者の中に「両性愛者は同性愛者の一種である」という考え方が
根付いたのではないかと思います。

恐らく、同性愛者のグループ内にいる「両性愛者本人」も、そう思ってたケースが
あるのではないかと思います。


……と、私自身「カテゴライズし辛い人」なので、そう思ったり。

30雪椿:2002/07/25(木) 17:30
>29
んとね。「基本同性愛者だけど、両性愛者的な部分もある」タイプの人一個人が、自らを
「同性愛者」と呼ぼうが、「両性愛者」と呼ぼうが、ぜんぜんOKなわけ。
じゃあ何が問題かちうと、「自分は両性愛者です」と言ってる人に「いや違う、おまえは同性愛者だ」
とか言っちゃう「おせっかいな人」がいることなのよ。
これって例えばMTFの人に「だっておまえ男じゃん」て言うのと同じ位、失礼なことなのよ。
「自分のセクシュアリティ」って「自己申告」でいいじゃん、って雪は思ってる。

もっと言っちゃえば、自己のセクシュアリティをカテゴライズすること自体、不必要な作業かもしんない。
人間の性って、一人ひとり違うんだもん。デジタルじゃなくてアナログなんだもん。

じゃあなんで雪が「両性愛者」ちうカンバンしょってるかちうとね。
世間の人って、こと性については、「あまりにデジタル思考」で、「あまりに選択肢が少なく」、
しかも「同じカテゴリーのひとじゃないと仲良くなれない」って思い込んでるからね。
これらの考え方にNOと言うためには、まず彼らと同じ土俵に乗らないといかんのよ。
つまりおいらは「つまんないレッテル」をはがすために、みずからにレッテルはってんのさ。

てゆうか、もし「性というのは一人ひとり違うもので、違っていても共存はできる」
という考え方が常識となったら、おいら「バイ」のカンバンはずすよ。
「守備範囲の広い人」はやめられないけどさ(笑)。

P.S.
クイアリベレーションのシンボルの1つ「レインボーマーク」は、「様々な性を持つ人々の共存」
を表してます。虹って、いろんな色があって、しかもグラデーションでしょ。
ところで読書会で、おいら髪とシャツに「虹のピン」つけてたの、気づいた?

31雪椿@しつも〜ん:2002/08/08(木) 09:47
次の読書会はいつやるの?仕事の都合もあるので早めの告知きぼん。

んで、次回の進め方の提案。
第1部。何時から何時と時間を決めて、その間はきっちり「読書会」する。
第2部。お茶しながらいろいろ話す(読書会の感想、今関心のある問題、その他なんでも)。
第3部。親睦を深めるため飲む、もしくはオケる。
なお、第2部と第3部は自由参加とする。

せっかくのおふおふだもん、この位盛りだくさんでもいいんじゃない?

32うなぎ:2002/08/10(土) 03:44
>>30
>もっと言っちゃえば、自己のセクシュアリティをカテゴライズすること自体、不必要な作業かもしんない。
>人間の性って、一人ひとり違うんだもん。デジタルじゃなくてアナログなんだもん。
私もそう思います〜。
でも一般的には「分かりやすいデジタルなモノ」が求められちゃうんですよね。

>クイアリベレーションのシンボルの1つ「レインボーマーク」は、「様々な性を持つ人々の共存」
>を表してます。虹って、いろんな色があって、しかもグラデーションでしょ。
>ところで読書会で、おいら髪とシャツに「虹のピン」つけてたの、気づいた?
気付くも何も、激しく目立っていました(笑)
意味は知りませんでしたが、成る程と言う感じですね。

>>31
>せっかくのおふおふだもん、この位盛りだくさんでもいいんじゃない?
良いと思います〜(´▽`)ノ

33うなぎ:2002/08/24(土) 03:38
別スレであがったネタなのですが、よさげなネタなので無断転載いたします。
申し訳ありません<(;_ _)>

>ところで、東京で言う「おまんこ」という言葉、2つの意味があるよね。
>1.「女性器」そのもの
>2.男性(ちんこ持ち)から見た、女性(まんこ持ち)との性行為

2.の、名詞→動詞化は、日本語でよく見られるパターンですが、
どの地方の女性器名でも同様の傾向が見られ、かつ男性器ではその
言い回しがされていないことから、

性行為は「男性が女性と(女性器を使用して)する」ものであって、
「女性が男性と(男性器を使用して)する」ものではないと「多くの人」が
思ってるのが、良く分かりますなぁ……(;´Д`)ノ

34雪椿:2002/08/25(日) 02:54
えと、自己レスっぽくてごめんね。
「おまんこ」の意味、もう1個ありました。

3.男性(ちんこ持ち)による、女性(まんこ持ち)に対する罵倒語

また、「つまらないもの、くだらないもの」の接頭語として使われることもあります。
こういう言いまわしは失礼なのでやめましょう。

あと、女性(まんこ持ち)の皆さん、「くされちんぽ」という言い方もやめようね。

35鎌やん:2002/09/04(水) 18:41
次回、『性のミステリー』読書会は、9月28日、17:30〜21:30まで
渋谷区大向区民館の和室(15人部屋)にて開催予定になりましたです
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=410&amp;KEY=1026051181&amp;START=122&amp;END=124

36鎌やん:2002/10/02(水) 02:31
。・゚・(ノД`)・゚・。 諸般の事情により、読書会参加できなかった…

37うなぎ:2002/10/02(水) 04:53
>>36
読書会は参加者が少なかったので、「マッタリと雑談」と言う形になりまちた。


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