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【2024年度】秋セメスター ゼミ報告内容

1河嶋直:2024/09/24(火) 21:39:11
このスレッドでは、2024年度秋セメスター内でのゼミ報告の内容を書き込んでください。ご自身がゼミでどのようなことを報告するのか、アドバイスを求めたいことは何かを書き込んでいただくようお願い申し上げます。

このスレッドでのルールは以下の通りです。
・報告者は報告の「報告3日前の23時59分まで」に自身の報告内容を書き込むこと。
 (例)ご自身が「木曜日」に報告の場合→書き込み〆切は「月曜日の23時59分」まで
       「土曜日」に報告の場合→書き込み〆切は「水曜日の23時59分」まで
・報告の順番に変更がある場合はこのスレッドで報告するのではなく事前に先生に連絡すること。
以上のことを守っていただきますようよろしくお願いいたします。 当スレッドでの書き込みの主目的は「研究内容を事前に知ってもらうこと」です。事前報告もゼミ報告の一つであり、また「始まり」でもあります。如何に努力した成果と研究内容への愛を相手に「魅せる」かがキーとなってきますので、くれぐれも忘れず書き込んでいただくようよろしくお願いいたします。

基本的な内容は以下の通りです。
①主要参考文献
②主要史料
③報告内容(概要や意義・問いなど)

2田中拓磨:2024/09/24(火) 21:40:13
本日、9月19日の補講にて報告させていただきます。4回生の田中拓磨です。先ほどは、報告内容の書き込みの途中に誤って投稿してしまい、申し訳ございません。

①小口千明「近代化の指標としての風邪薬の意味とその普及にみる明治期以降日本の地域的特質」『科学研究費補助金(基盤研究C)研究成果報告書』2006年
 彼谷肇「江戸・明治の富山売薬の税金を視る」『税経新報』第590号、2011年、19〜21頁
 幸田浩文「明治・大正期の薬事法制と富山売薬会社「広貫堂」」『現代社会研究』20号、2022年、23〜31頁

②『医事新聞』
 『中外医事新報』
 『和漢医林新誌』
 『朝日新聞』
 『尋常小学理科図解』など

③今回の報告では、まず、明治期の売薬業者の状況、政府による高価な西洋医薬重視の方針を中心に述べていく。そして、これらの観点から、ハブ草の効能、取引が広まった理由についての考察を述べていく。また、前回の報告の補足として、明治期後期の小学校とハブ草の関係についても見ていく。

3安藤大輝:2024/09/25(水) 00:00:51
9月26日に報告させていただきます、4回生の安藤大輝です。遅くなってしまい大変申し訳ありません。

①主要参考文献
小長谷悠紀「競馬、競輪、競艇、オートレース」竹内誠・白坂蕃・新井博編『郷土史大系 / 観光・娯楽・スポーツ』株式会社朝倉書店、2021年、233-241頁
矢野吉彦「競馬と鉄道」株式会社交通新聞社、2018年

②主要史料
『日本中央競馬会四十年史』(日本中央競馬会、1995年)
『日本中央競馬会六十年史』(日本中央競馬会、2015年)

③報告内容
1990年〜2024のJRAの広告媒体(CM等)を見ながら、どのようにイメージ改革を行ったのか、どう意図をもっていたのか、分析・考察を改めて述べていきたいと思います。比較としてJTのCMを用い、述べていきたいと思います。また、競馬場(施設)に注目し、JRAがCM以外の目に見える形でのクリーンへの転換を目指した動機を以前に行わせていただいた聞き取り等を用いて考察していきたいと思います。

4竹村勇輝:2024/09/25(水) 20:33:05
9月26日の2限に報告させていただきます。4回生の竹村勇輝です。書き込みが遅くなりすみません。


・矢島壯一『平手友梨奈考』幻冬舎メディアコンサルティング、2024年
・欅坂46応援グループ『欅坂46-全力疾走-:平手友梨奈の真実?メンバーが抱えるアキレス腱とは!?(MSムック)』メディアソフト、2017年
・小倉航洋『欅坂46坂道かけろ!:彼女達のココロ』太陽出版、2017年


・三宅明『別冊カドカワ総力特集欅坂46 20180703(カドカワムック;No.750)』株式会社KADOKAWA、2018年
・同上『別冊カドカワ総力特集欅坂46 20180918(カドカワムック;No.758)』同上、2018年
・同上『別冊カドカワ総力特集欅坂46 20190807(カドカワムック;No.792)』同上、2019年


③報告内容(概要や意義・問いなど)
今回の発表では、前回に引き続き欅坂46に関係のあった人物たちの言説を取り上げながら、アイドル史における欅坂46の特異性について見出していきたいと思っています。
また、前回は欅坂46のメンバーのインタビューだけを取り上げていましたが、今回は製作陣であったりファン層とも呼べるような人々であったりのものも使用しながら、より多角的に考察していきます。
卒論の内容、特にどのような終着をしたらいいのかについて特に悩んでいるので、さまざまなご意見、アドバイス等いただけたら嬉しいです。

5八木大輔:2024/10/01(火) 22:02:48
10月3日に報告させていただきます、4回生の八木大輔です。遅くなってしまい大変申し訳ありません。


菊幸一 [ほか] 編集委員『スポーツ政策論』株式会社成文堂、2011年
棚山研, 市井吉興, 山下高行編『変容するスポーツ政策と対抗点 : 新自由主義国家とスポーツ』創文企画、2020年
伊多波良雄 [ほか] 編著 ; 松野光範 [ほか] 著『スポーツの経済と政策』晃洋書房、2011年


文部科学省「スポーツ立国戦略」
『日本経済新聞』
『朝日新聞』

③2010年代前半に焦点を当てながら、当時の日本がスポーツをどのように捉えていたかを政策の面から捉え、分析・考察を改めて述べていきたいと思います。
その中で、大学におけるスポーツがどのような立ち位置で競技スポーツの成長を進めていくかを考察していきたいと思います。
よろしくお願いします。

6岡﨑蓮:2024/10/02(水) 00:31:03
10月3日(木)の2限に報告をさせていただく4回生の岡﨑蓮です。遅くなり、申しわけありません。
①見城悌治『近代報徳思想の研究』不二出版、2000年
 早田旅人『報徳仕法と近世社会』東京堂出版、2014年
 松尾公就『二宮尊徳の仕法と藩政改革』勉誠出版、2015年
②『成功 30⑴』10月号、1915年、成功雑誌社
 大森晴圃『致富成功南米移住法』広友社出版部、1918年
 佐塚弘『日本移民を招くブラジル』南米社、1953年
③1920年から1930年代に焦点をあて、その間の移民に報徳思想の影響が見られたのかという点に着目して、これまでに研究してきた星崎定五郎や移民の成功という点に焦点をあて、考察をしていきたいと思います。よろしくお願いします。

7福田敬知:2024/10/08(火) 00:28:28
10月10日(木)の2限に報告させていただきます、4回生の福田敬知です。遅くなり、申し訳ございません。


・北岡伸一『政党政治の再生-戦後政治の形成と崩壊』(中央公論社、1995年)
・原彬久『戦後日本と国際政治―安保改定の政治力学―』(中央公論社、1988年)
・及川智洋『戦後日本の「革新」勢力-抵抗と衰亡の政治史-』(ミネルヴァ書房、2021年)
・渡辺 治「安保闘争の戦後保守政治への刻印」(歴史科学協議会 編『歴史評論』(723),歴史科学協議会,2010-07)
・濵砂孝弘「日米安保条約改定と「独立の完成」:岸信介と五五年体制の固定化」(九州大学博士論文、2021年)
ほか


・『読売新聞』1960年6月〜8月
・信夫清三郎『安保闘争史―三五日間政局史論』(世界書院、1961年)
・遠藤和子『松村謙三』(KNB興産出版部、1975)
・五味三勇「激動する政局」『政治経済 13号』(政治経済研究会、1960年7月)
・志村規矩夫「死中に活を求めて-河野一郎と新党構想-」(時事通信社『時事通信 時事解説版 第4445号』1960年8月20日)
・北国新聞社 編 『戦後政治への証言 : 益谷秀次とその周辺』(北国新聞社, 1974)
ほか

③60年安保国会における民社党成立と河野新党構想に着目し、60年に政界編成の可能性があったことに対する考察を行いたいと思います。そのために、戦後国会における政策審議過程の面から55年体制以前の政策審議〜60年代における国対政治成立に着目して分析を行います。そこから、各党間での政策審議の膠着によって議会運営への支障が生じ、国会審議のエラーに不満を抱いた層が新党構想に及ぶという事象に着目し、55年体制における初めてのケースが60年安保ではないかという仮説を立てて、最初の考察の結論を試みようと思います。よろしくお願いいたします。

8ZHU Yiqi:2024/10/09(水) 00:26:48
10月10日(木)の4限に報告させていただきます、4回生のZHU Yiqiです。
岩間一弘『中国料理と近現代日本 食の嗜好と近現代日本食と嗜好の文化交流史』(慶応義塾大学出版、2019年)
大里浩秋 孫安石『近现代中日留学生史 研究新动态』(上海人民出版社、2014年)
徐志民『団体与日常・近代中国留学生的生活史』(社会科学文献出版社、2022)
王敏『周恩来と日本』(三和書籍、2022年)

宋教仁日記
黄尊三日記
周恩来日記
神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ 新聞記事文庫
Forbesjapan

今回の報告が主に衣食住の食という視点から留日学生の生活史を分析していきたいと思う。長崎や横浜の中国人居住地と違って、近代の東京・神田神保町地域では中国人留学生の居住によって新たなチャイナタウンが形成したという、そのため、中国人留学生にサービスを提供する店がたくさんあった。今回の報告ではこれらを着眼し、生活史の研究をより深く進んでいこうと思う。

9松尾 樹:2024/10/15(火) 11:40:56
10月17日(木)4限に報告させていただきます、4回生の松尾樹です。遅くなり、申し訳ありません。

平山昇「関西私鉄・国鉄と「聖地」参拝―娯楽とナショナリズムの交錯―」(歴史地理 学会編『歴史地理学』第 57 巻第 1 号 28 頁〜45 頁、2015 年)
関西鉄道協会 都市交通研究所『近畿圏の鉄道網と沿線の変遷』(文成堂、2004年)
谷口知司『観光ビジネス論』(ミネルヴァ書房、2010年)


大阪電気軌道編『大阪電気軌道株式会社三十年史』(1940 年)
『大阪時事新報』


今回の報告では、近代の伊勢参詣で大きな輸送力となった大阪電気軌道・参宮急行電鉄を中心に取り上げ、同社が伊勢への路線拡大を企図した1927年の参宮急行電鉄設立以降における他社線との競合などを見ながら、鉄道の発達が伊勢神宮の観光にどのような影響を与えたのかについて考察していきたいと思います。よろしくお願いします。

10橋本 千昌:2024/10/15(火) 13:15:13
10月17日2限に発表させていただきます。4回生の橋本千昌です。遅くなってしまい大変申し訳ございません。

①・安田直人,『“新聞記事をもとにした日本人と鳥獣の関係”』,動物観研究:ヒトと動物の関係学会誌(1),1990年

・石田戢,『“動物の好みと年齢”』,動物観研究:ヒトと動物の関係学会誌(1),1990年

・宇都宮直子 『ペットと日本人』(文春新書、1999年)

・細川博昭 『日本人が小鳥を飼わなくなった理由についての考察』動物研究 No.19 2014年

・西田澄子 『An Influx of Non-Native Bird Species into the Natural
Environment Owing to the Accidental Release of Pet Birds
in Japan』(Animals 2024, 14, 221)
②・「原色飼鳥大図鑑」(保育社、1961年)
 ・「Current Hiroshima : economic research 10月(91)」(広島銀行営業企画部、1993年)
 ・「労働文化」(労働文化社、1973年)
 ・「日経平均」 『1950年代:戦後初の大暴落へ』
 ・「広告」(博報堂、1990年)
 ・「愛鳥の友 12月号」(愛鳥の友社、1959年)
 ・「バードライフ 4月号」(1963年)
 ・「バードライフ 6月号」(1963年)
 ・「バードライフ 8月号」(1960年)
 ・「奥様のアルバイト:夫には喜ばれ、社会にも参加できる」(影山裕子、光文社、1964年)
 ・「バードライフ」(1964年)
③1950年から小鳥ブームが始まったとされ、1990年にはそのブームが収まったとされるが、その間の鳥と人間の関わりについてを考察していきたいと思います。
また、1960年代ごろには鳥の副業が盛んに行われていたとされるが、副業として飼育していた人というのはどのような人が飼育していたのか考察していきたいと思います。
よろしくお願いします。

11川田竜史:2024/10/22(火) 14:10:31
10月24日2限に報告させていただきます。4回生の川田竜史です。書き込みが遅くなり、申し訳ございません。

・谷川健司『坂本龍馬の映画史』筑摩書房、2024年
・箱石大「坂本龍馬の人物像をめぐって」歴史化学協議会編、45~52頁、1994年
・知野文哉『「坂本龍馬」の誕生』新人物文庫、2010年
・髙橋小百合「表象としての<木戸孝允>:イメージの一五〇年史」北海道大学博士学位論文,2024年6月
・宮澤誠一『明治維新の再創造 近代日本の〈起源神話〉』青木書店、2005年

・入江和夫「戦争シミュレーション小説の流行るわけ」『諸君!日本を元気にするオピニオン雑誌』26巻11号P.190~197,文藝春秋,1994年1月
・吉田裕「日本人の戦争観—戦後史の中で—歴史からの逃避—現在そして将来」608号、1995年5月
・嶋岡晨『維新の嵐』光栄、1990年など龍馬関連小説

「戦後において維新期の人物はどのように描かれたのだろうか。」という問題関心のもと対象を坂本龍馬として、戦後の小説で描かれ方がどのように変化したのかに着目して研究したいと思います。その中でも90年代に増加する歴史改変ジャンルの小説であるシミュレーション小説に注目し、なぜシミュレーション小説が90年代に隆盛したか、なぜ龍馬はシミュレーション小説に描かれたのかを分析したいと思います。
ご意見、アドバイスのほどよろしくお願いします。

12山本駿介:2024/10/28(月) 19:41:39
10月31日の2限に報告致します、5回生の山本です。
今回の内容は以下の通りです。

① 主要参考文献
・御殿場市史編さん委員会編『御殿場市史 第九巻 通史編下』御殿場市役所、1983年
・橋本誠一「東富士演習場問題と勝間田清一」(「静岡県民の社会運動史」編纂委員会編『希望を拓く―静岡県民の社会運動史』静岡社会文化会館、2021年)
・仁藤祐治『東富士演習場小史』悦声社、1975年

② 主要史料
・『岳麓新聞』
・御殿場市議会会議録

③ 報告内容
 昭和44年年の御殿場市長選の際に起きた自衛隊の選挙干渉、及びその直後設立され物議を醸した「三首長協議会」を研究対象とします。
 一連の事件は、それまで10年間培われてきた、自衛隊と地元との関係を揺るがしかねない大事件でした。今回は、その事件の原因と、事件後の自衛隊-地元地域との関係への影響について論じたいと思います。

13白井岳歩:2024/10/29(火) 15:30:40
2024/06/06の4限に報告する、4回の白井です。

主体性論争を足がかりに、太田竜や日本新左翼の歴史的・思想的展開を再検討する。
本報告では、主体性の問題を中心に据えながら、いかにそれが太田竜の思想構造、さらには日本における新左翼運動の変容に深く根差しているかを解明する試みを行う。

主要参考文献として、
岩佐茂『主体性論争の批判的検討』や、小熊英二『1968 上下・民主と愛国』を取り上げ、当時の思想的潮流を再考察する。また、絓秀美『1968年・革命的な、あまりに革命的な』によって、時代背景が与える圧力と、そこから逃れようとする主体の緊張関係も参照しながら、分析の深度を確保する。


史料としては、マルクスの『経済学・哲学草稿』、およびヘーゲルの『精神現象学』といった基礎テキスト・太田竜の著作やそれに関連するものを基盤とする。主体性論争に関する資料も参照し、また田中吉六の著書からも要素を抽出する。これらの史料群を通して、主体性が当時の思想的闘争や社会運動の文脈においていかに変容していったかを分析し、日本新左翼における「主体」の構築の過程を再構成する。

14服部友哉:2024/10/31(木) 14:41:08
11月2日に報告する服部です。
①主要参考文献
山室寛之『野球と戦争』(中公新書、2010 年)
玉置通夫「昭和19-20 年におけるプロ野球の非公式戦研究」『スポーツ史研究』第31 巻
(2018 年)、37〜42 頁。
金崎泰英「野球の健全性をめぐるわが国のプロ野球と学生野球の変遷―1930 年代から
1950 年代を中心に―」『現代社会文化研究』第59 巻(2014 年)、127〜144 頁。

②主要史料
鈴木龍二『鈴木龍二回顧録』(ベースボールマガジン社、1980 年)
御手洗辰雄『伝記 正力松太郎』((大日本雄弁会講談社、1955 年)
中日ドラゴンズ編『中日ドラゴンズ三十年史』(中日ドラゴンズ、1965 年)
有馬頼寧『有馬頼寧日記』(山川出版社、1997年)
小林一三『私の行き方』(斗南書院、1936年)

③報告内容
「戦時下のプロ野球がいかにして存続したか」について、選手の声、経営母体(親会社)や連盟に注目して報告します。
戦時下のプロ野球に関する研究は数が多くないうえに、戦時色が濃くなり、運営に苦労した事実や1945年に行われた非公式戦研究などが中心であり、プロ野球存続の理由に迫るものは少ないです。

15岸愛深:2024/11/01(金) 14:34:07
11月2日に報告する岸です、遅くなり申し訳ございません。

①主要参考文献
・コミックマーケット公式サイト「コミックマーケット年表」
・溝口 彰子『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』(太田出版、2017年)
・溝口 彰子『BL進化論 「対話篇」ボーイズラブが生まれる場所』(太田出版、2017年)
・谷川たまゑ『女性の男色嗜好についてⅠ〜Ⅲ』女性学年報 第10号、第14号、第16号(日本女性学研究会、1989年、1993年、1995年)
・石川優『やおい論についての批判的考察と今日的課題』人文研究 第60巻(大阪市立大学大学院文学研究科、2009年)
・中野冬美『「たったひとり」から「もう一度ひとり」へ -女性解放運動の中での私の自己解放-』女性ライフサイクル研究 第6号(女性ライフサイクル研究所 1996年)
・キース・ヴィンセント『批評としてのクィア・フィルム』ユリイカ(青土社1997年)

②主要参考史料
・佐藤雅樹『ヤオイなんて死んでしまえばいい』CHOISIR 第20号(ウィメンズアクションネットワーク1992年5月発行)
・高松久子『「敵-味方」論の彼方へ ─見ようとすること、見えてくること』CHOISIR 第21号(ウィメンズアクションネットワーク1992年6月発行)
・色川奈緒『病を抱き続けたい女に「加害性」は自覚できない』CHOISIR 第30号 (ウィメンズアクションネットワーク1993年9月発行)
・野火ノビタ『超やおい少女への道 あるいはやおい少女私見』CHOISIR第36号 (ウィメンズアクションネットワーク1994年8月発行)
・高松久子、柳田亮子、片山文恵、色川奈緒『やおいはどうする?』CHOISIR 第23号(ウィメンズアクションネットワーク 1992年9月発行)
・『b-Boy』 第12号、13号 (青磁ビブロス1992年12月、1993年2月発行)

③本報告においては、「やおい論争」を軸として、やおいを嗜む人々が鎖国的な集団となった理由や、その集団に所属している人々がやおいや自身の嗜好に関してどのように考えているのかを、明らかにしていきたいと考えています。

16岩間拓良:2024/11/05(火) 16:36:51
11月7日4限に報告する岩間です。

➀主要参考文献
・野田満智子・熊崎稔子(2001)「第二次世界大戦後の学校給食の動向-サンフランシスコ講和条約締結から学校給食法制定までの時期を中心として」『愛知教育大学研究報告』第50巻、61-65頁
・学校給食十五周年記念会編『学校給食十五年史』

②主要史料
・大蔵財務協会『明窓」、1950–1955
・農林省農業改良局研究部『米麦統制撤廃問題に関する資料』、1951
・永末英一『水谷長三郎伝』民主社会党本部強宜局、1963
・衆議院農林委員会『米の統制撤廃に関する世論 第一遍』、1951
・国会会議録検索システム

➂報告内容
戦後に訪れた学校給食存続の危機に対して、議会の動向や予算問題、食糧政策の立場から見て、学校給食がどのような役割を担っていくのかについて論じていきたいと思います。

17山田渚紗:2024/11/11(月) 23:15:38
11月14日(木) 4限に報告いたします、4回生の山田です。

➀主要参考文献
・山本昭宏「『夕凪の街 桜の国』と被爆の記憶」高井昌吏『「反戦」と「好戦」のポピュラー・カルチャー:メディア/ジェンダー/ツーリズム』人文書院(2011/8)
・萩昌弘「広島映画の系譜」日本・アートシアター・ギルド『アートシアター』(1967)
・成田龍一『(増補)「戦争経験」の戦後史 語られた体験/証言/記憶』岩波書店(2020/8)
・服部基宏「日本映画の業界構造の変遷」梅花女子大学文化表現学部『梅花女子大学文化表現学部紀要(通号4)』(2007)

②主要史料
・新藤兼人『新藤兼人原爆を撮る』新日本出版社(2005/3)
・吉村公三郎『映画のいのち』大空社(1988/6)
・原爆の子きょう竹会『『原爆の子』その後: 「原爆の子」執筆者の半生記 改訂版』本の泉社(2013/8)
・キネマ旬報社『キネマ旬報』
・キネマ旬報社『映画年鑑』
・中村秀之『戦後映倫関係資料』クレス出版
・朝日新聞デジタルアーカイブ
・各映画パンフレット類

➂報告内容
本報告では、『原爆の子』『ひろしま』の対立関係について論じることで、”被爆の実状を伝える”という本来の映画製作目的の裏に隠された対立関係についてまとめ、先行研究等とは異なるオリジナリティを見出します。また、戦後から現代に至るまでの原爆映画製作への圧力環境については、映画監督の製作における苦悩に迫ることに加えて、社会状況や映画史等の流れを汲みながら分析していきたいと考えています。
ご意見アドバイス等よろしくお願いします。

18木全諄:2024/11/11(月) 23:55:00
11月14日(木)2限に報告します。4回生の木全です。

①主要参考文献
・小国喜弘『戦後教育史』中央公論新社 2023年
・熊谷忠泰「70年代・教員待遇改善と管理強化政策」『長崎大学教育学部教育科学研究報告』長崎大学教育学部編(29) 1982年
・丸山和昭「「人材確保法」の成立過程―政府主導による専門職化の視点からー」『東北大学大学院教育研究科研究年報』東北大学大学院教育研究科 第56集・第1号 2007年
・丸山和昭「日本における教師の“脱専門職化”過程に関する一考察―80年代以降の教員政策の変容と教員集団の対応を中心にー」『東北大学大学院教育研究科研究年報』東北大学大学院教育研究科 第55集・第1号 2006年

②主要史料
・「教員の地位に関する勧告」 1966年
・横浜国立大学現代教育研究所『中教審と教育改革』(増補新版)三一書房 1983年
・奥野誠亮『派に頼らず、義を忘れず : 奥野誠亮回顧録』PHP研究所 2002年
・『じゅん刊世界と日本』6月25日(61),内外ニュース,1974-06
・海部俊樹 著 ほか『21世紀を目指す : 海部俊樹鼎談集』,共同通信社,1985.6
③報告内容
本報告では、「昨今、社会的に問題視されている日本の教員の多忙に関して現場に即した改善がなぜ一向になされてこないのか」という筆者の研究関心のもと、“教員が多忙である”という認識がありながらもこれといった対応策も出ずに現場の教員は追い詰められている現状について歴史学的視座から切り込み、その原因究明を行うことを本論のオリジナリティとします。
また、現場の教員にフォーカスを当ててこの研究関心で進めた先行研究は管見の限り存在しないため、教員に着目して上記の論点の分析をします。
章立てや構成など悩んでいるところがあるので、ご意見・アドバイス等よろしくお願いします。

19河嶋直:2024/11/15(金) 12:29:09
11月21日(木) 4限に報告する河嶋です。
①主要先行研究
 ・伊藤隆『昭和初期政治史研究:ロンドン海軍軍縮問題をめぐる諸政治集団の対抗と提携』東京大学出版会、1969年5月
 ・黒沢文貴「大正・昭和期における陸軍官僚の「革新」化」小林道彦・黒沢文貴編著『日本政治史のなかの陸海軍:軍政優位体制の形成と崩壊1862〜1945』ミネルヴァ書房、2013年2月、126-152頁
 ・須崎慎一「総力戦理解をめぐって―陸軍中枢と二・二六事件の青年将校の間―」赤澤史朗・粟屋憲太郎・豊下楢彦・森武麿・吉田裕編『年報・日本現代史 第3号 総力戦・ファシズムと現代史』現代史料出版、1997年8月、53-83頁

②主要史料
 ・平田晋策の著述・著作
 ・「渋谷定輔文庫」(富士見市立中央図書館所蔵)

③報告内容
第一次世界大戦により軍部(特に陸軍)は、総力戦体制の構築を目指し、その主導の下、「上から」行っていった。しかし、主導する陸軍の総力戦理解は乏しく、裏を返せば、その指導を受けた国民の総力戦理解も乏しかったと言えよう。しかし、これまでの研究では、陸軍が如何に総力戦体制を構築していったのかに注目し、軍部以外のものが、如何に総力戦を理解していたのかという議論はなされていない。そこで、本報告では、軍部以外のものが、如何に総力戦を理解していたのか、それは如何なる構想であったのかを軍事評論家平田晋策を通じて明らかにしたい。

20塚本遼平:2024/11/18(月) 10:54:10
11月21日(木)2限に報告する塚本です。

①主要先行研究
◦酒井一臣『近代日本外交とアジア太平洋秩序』(昭和堂、2009年)
◦酒井一臣『帝国日本の外交と民主主義』(吉川弘文館、2018年)
◦武田知己・萩原稔編『大正・昭和期の日本政治と国際秩序:転換期における「未発の可能性」をめぐって―』(思文閣出版、2014年)
◦玉木寛輝「「排日移民法」をめぐる在郷軍人とアメリカニズム:在郷軍人会の反応とグローバルな思想の交差がもたらした齟齬」『法學研究:法律・政治・社会』97巻1号(慶應義塾大学法学研究会、2024年)493〜516頁

②主要史料
◦蜷川新の著述(『国際法雑誌』『外交雑誌』への寄稿が主)・著作
◦『田中義一関係文書(MF:山口県文書館)』

③報告内容
明治維新以後、日本は、欧米列強を中心とする国際社会の構成員(「文明国」)になることを重要課題としてきた。そうした中、「文明国」に適用される国際法を遵守することは不可欠であり、当時の国際法学者は日本が「文明国」であることの理論構築に注力して来た。本報告で取り上げる蜷川新もそうした国際法学者の一員であるが、彼は第一次世界大戦を機に、国家主義的な言説を行うといった異色な経歴を有する。本報告では、蜷川がこうした活動を行う拝啓について、それ以前における彼の国際法と「文明国」に対する認識との流れに着目して考察し、第一次大戦以後の日本における国際秩序観に新しい可能性を見出すことを目的とする。

21八木宣大:2024/11/25(月) 18:27:22
11月28日(木)に報告する3回生の八木です。

①主要先行研究
・日枝神社御鎮座五百年奉賛会編『日枝神社史』(日枝神社御鎮座五百年奉賛会、1979)
・黒川徳男「近代神社行政と王子神社」東京都北区教育委員会編『王子村大岡家文書調査報告書Ⅱ(文化財研究紀要別冊;第15集)』(東京都北区教育委員会、2000)
・岸川雅範「東京奠都と神田祭—明治初年の神田祭の変遷を素描する—」『明治聖徳記念学会紀要』復刊第46号(明治聖徳記念学会、2009)
②主要史料
・宮内庁『明治天皇紀』第一(吉川弘文館、1968)
・品川区教育委員会『品川区史』続資料編(二)
・東京都北区教育委員会編『王子村大岡家文書調査報告書Ⅱ(文化財研究紀要別冊;第15集)』(東京都北区教育委員会、2000)
・その他神祇官・東京府に関連する史料

③報告内容
明治元年における明治天皇の東幸と准勅祭制定は、京都を「西京」、江戸を「東京」と首都を二元化する発想のもと行われたものであった。維新政府は平安京に代わる都を造営するために東京に都を「奠都」し、天皇の東幸を実現した。本研究のテーマである「准勅祭」も、戊辰戦争から明治維新の目まぐるしい動乱の中で新しく生み出された社格の形であり、明治政府の祭政一致国家構想と大きな関わりを持っている。本報告では皇居守護のために設けられた准勅祭と、そこから派生的に形成された東京十社について詳細な歴史的経緯を考察することを目指す。

○神社史などの文献は用語が適切に使用されていない場合が多く、歴史学的に根拠とできるかはまだ不透明だと感じています。また史学における奠都論と神社行政が同列に扱えるかも疑問に思っています。研究として正しい方法で論証するにはどうすればいいのか、アドバイスを頂けるとありがたいです。

22上殿浩明:2024/11/25(月) 23:16:18
11月28日(木)に報告する3回生の上殿です。

①主要先行研究
伊藤之雄『大正デモクラシーと政党政治』山川出版社、1987年。
清水唯一朗「立憲政友会の分裂と政党支持構造の変化」坂本一登、五百旗頭薫編著『日本政治史の新地平』吉田書店、2013年、233〜276頁。
土川信男「護憲三派内閣期の政治過程」近代日本研究会編『政党内閣の成立と崩壊』山川出版社、1984年、257〜277頁。
土川信男「政党内閣期における床次竹二郎の政権戦略」北岡伸一、御厨貴編『戦争・復興・発展―昭和政治史における権力と構想』東京大学出版会、2000年、47頁〜62頁。
吉田武弘「大正期における床次竹二郎の政治思想と行動」『立命館大学人文科学研究所紀要』100巻、2013年、7〜42頁。

②主要史料
政友本党誌編纂所編『政友本党誌』政友本党誌編纂所、1927年。
政友本党々報局編『党報』政友本党々報局1924年〜1927年。
『東京朝日新聞』

③報告内容
結党から解散までの期間が3年半ほどである政友本党だが、立ち位置は、時期によって大きく異なる。そのため、本報告では、時期に分け、政友本党を分析することを目的とする。また、政友本党の政策(特に、財政、税制)に注目して、分析する。

23鬼木翔大:2024/11/26(火) 19:28:41
11月28日(4限)に報告をいたします、3回の鬼木です。

①主要先行研究
・赤井誠「文久・元治年間における三条実美の歴史的位置-長州藩領滞在期に着目して-」『駿台史学』第178号、駿台史学会、2023年、1〜26頁。
・赤井誠「七卿落再考-慶応年間における三条実美の検討を通して-」『駿台史学』第181号、駿台史学会、2024年、27〜53頁。
・笹部昌利「幕末期公家の政治意識形成とその転回-三条実美を素材に-」『佛教大学総合研究所紀要』第8号、佛教大学総合研究所、2001年、25〜44頁。
・内藤一成『三条実美:維新政権の「有徳の為政者」』中央公論新社、2019年。  ほか。

②主要史資料
・家近良樹『酔鯨 山内容堂の軌跡 土佐から見た幕末史』講談社、2021年、25頁。
・大塚武松編『維新日乗纂輯』第四、日本史籍協會、1927年、239〜240頁。
・大町桂月『伯爵後藤象二郎』大空社、1995年、122頁。
・東京大學史料編纂所『保古飛呂比 佐々木高行日記』十、東京大學出版會、1978年、92頁。
・土方久元『回天実記』新人物往来社、1969年、62〜63頁。   ほか。

③報告内容
本報告においては、初期明治政府内における西南雄藩勢力台頭の要因とその藩閥形成について、西南雄藩の一角を成した土佐藩に主眼を置き検討を試みる(なお、前回の報告と同様、「なぜ土佐藩は明治政府内において存在感を薄くするに至ったのか」という根本的な疑問点については変更なし)。また、今回の報告においては「公卿」を最重要キーワードとして用い、これまでの土佐藩史研究においてあまり注目を浴びることのなかった土佐藩出身の志士(=土方久元・伊藤和義など)を物語の中心とした論を展開したい。具体的内容としては以下の通り。
明治政府創設後の宮中においては、明治10年に設置された侍補職や、宮内大臣をはじめとした要職・その他の宮内庁内部の人事に関して土佐藩出身者らが多く選任されていた。こうした宮中における土佐藩出身者は「宮中土佐派」として呼称されるような枠組みにまでなったものの、いかなる背景のもと宮中という舞台にその身を置くこととなったのかは定かではない。彼らが宮中に至るまでの歴史的背景を読み解くことにより、「薩長の専制に満ちた明治政府」の外部において、如何にして土佐藩出身者らが自分たちの居場所を確保していったのか、その居場所は彼らにとって如何なる意味を持っていたのかという点について検討を行う。

日程変更とそれに伴う時間不足の影響により、前回報告よりも何故か非常に分量豊富かつ、極めて煩雑な内容になっている可能性があります。前回と同様、口頭説明を中心として可能な限り噛み砕いた報告を心がけようとは思いますが、これについて予めご理解いただければと思います。

24高井結菜:2024/11/28(木) 12:47:13
11月28日4限に発表予定の高井結菜です。
スレッドの書き込みが遅くなってしまい、大変申し訳ございません。

①主要先行研究
・須山盛彰「富山県における感染症発生の歴史とその特徴」『近代史研究』44号、不明、2021年

②主要史料
・知念広真「明治時代とことば」、リーベル出版、1996年
・富山県、「富山県史 通史編Ⅴ 近代上」、富山県、1981年
・富山県、「富山県史 史料編Ⅵ 近代上」、富山県、1978年
・富山県、「虎列刺病流行記事 明治19年」、富山県、1887年
・富山県公文書館、「富山と疫病」、富山県公文書館、2021年
・富山地方気象台、「富山県気象災異誌」、富山地方気象台、1971年
・二谷智子「1879年コレラ流行時の有力船主による防疫活動―林彦九郎の事例―」『社会経済史学』第75卷第3号、2009年
・入善町史編さん室、「入善町史 通史編」、入善町、1990年
・深井甚三他3名、「富山県の歴史」、山川出版社、1997年
・北陸医史学会、「北陸医史」、24巻1号、北陸医史学会、2003年
・不明、「富山県紀要」、新興出版社、1985年

③報告内容
今回の報告では、地域を富山県に、時期を特に流行が激しかった明治12年と明治19年に焦点を当て、なぜ富山県は明治19年のコレラ再流行を防ぐことができなかったのかを当時の実情などから考察します。

25小林希颯:2024/12/02(月) 21:08:20
12/5の2限に報告させていただきます。3回生の小林です。


・ 和田悠・井上恵美子「1990 年代後半 2000 年代におけるジェンダーバックラッシュの経過とその意味」『多文化・共生コミュニケーション論叢 = Multicultural communication studies』6号、2011年、29-42頁
・堀川修平『「日本に性教育はなかった」という前に ブームとバッシングのあいだで考える』柏書房、2023年
・ JICC出版局編『80年代の正体!:それはどんな時代だったのかハッキリ言って「スカ」だった!』JICC出版局、1990年(別冊宝島110)


・山谷えり子(1978)『女の子のシ-クレット・ブック:そっと教えちゃう可愛いレディになる方法 ( 21世紀ブックス )』主婦と生活社
・山谷えり子「体験ルポ ポルノ雑誌の編集者になってみました。」『婦人倶楽部』65巻3号、1981年6月
・山谷えり子「体験ルポ ノーパン喫茶の店長になってみました」『婦人倶楽部』62巻7号、1981年7月
・山谷えり子「お腹の中の生命に歌を歌ってあげた長女」「有名人実例集 体験的わが家の性教育」『婦人倶楽部』68巻3号、1987年3月
・山谷えり子『日本よ、永遠なれ: 止めよう、民主党政権の独裁と暴走』、2010年、扶桑社
・主に2000〜2005までの山谷えり子や過激な性教育にかんする産経新聞

③「日本の性教育はなぜ遅れているのか」をテーマとして1980年代〜2000年代にかけての性教育・性教育バッシングについて研究しています。
今回は前回の報告の中の、2003年の東京都で起こった七生養護学校事件の中心的人物であった保守派の政治家である山谷えり子に注目しました。そのために80年代とはどのような時代であったのか、山谷えり子とはどのような人物でどのような思想を持つ人物であるのかについて、当時の雑誌や新聞を中心に分析しました。たくさんアドバイスいただけると嬉しいです。よろしくお願いします🙇‍♀️

26宮島夏音:2024/12/03(火) 17:25:51
12月5日2限に報告いたします。3回生の宮島です。

①主要先行研究
松井貴英「辰巳ヨシヒロは「劇画」で何を表現したか」『九州国際大学国際・経済論集』第7号、現代ビジネス学会、2021年、15〜39頁。
瓜生吉則「〈劇画〉ジャンルの成立と変容―メディア論的視座による〈少年もの〉ジャンルの事例研究―」『東京大学社会情報研究所紀要』52号、
東京大学社会情報研究所、1996年、89〜93頁。
石子順造『戦後マンガ史ノート』紀伊國屋書店、1994年。
浅川満寛「辰巳ヨシヒロと日本の初期オルタナティブ・マンガ・シーン」『アックス』vol.104、青林工藝社、23〜32頁。
宮島三香子「現代の少年漫画に関する―考察―」『文教大学紀要』文教大学紀要委員会編、 1978 年、48〜49頁。
権藤晋「かつて劇画は生き死にをその本体としてあった」『通俗の構造―日本型大衆文化』 太平出版社、1972年、162〜177頁。

②主要史料
辰巳ヨシヒロ『劇画漂流(上)』青林工藝社、2008年。
辰巳ヨシヒロ『劇画漂流(下)』青林工藝社、2008年。
辰巳ヨシヒロ『劇画大学』ヒロ書房、1968年。
劇画工房『摩天楼』1、2、4、5、8、10〜14号、兎月書房、1959年〜1960年。

③報告内容
前回の報告の際、劇画の定義を明確にすべきだというお声を多くいただきました。
劇画の発案者辰巳ヨシヒロの回顧録『劇画大学』『劇画漂流』と、彼が所属した劇画工房発刊の『摩天楼』を用いて、劇画の定義を探ると共に
劇画が時を経るにつれどのように捉えられてきたのかを探ることを目的とします。

27溝口当子:2024/12/04(水) 16:27:27
12月5日4限に報告いたします。3回生の溝口当子です。投稿が遅くなり、申し訳ございません。

①主要先行研究
・駒込武「台湾植民地支配と台湾人「慰安婦」」VAWW-NET Japan編『「慰安婦」・戦時性暴力の実態Ⅰ―日本・台湾・朝鮮編(日本軍性奴隷制を裁く―2000年女性国際戦犯法廷の記録 第3巻)』緑風出版、2000年、118-155頁
・張曉旻「植民地台湾における集娼制の確立過程―公娼制の導入から台南本島人遊廓の成立まで―」『現代台湾研究』38号、2010年、51-76頁
・張曉旻「植民地台湾における強制性病検診治療の確立過程」『日本台湾学会報』12号、2010年、101-124頁
・藤永壮「植民地台湾における朝鮮人接客業と「慰安婦」の動員―統計値から見た覚え書き―」『近代社会と売春問題 近代国家と大衆文化研究プロジェクト』大阪産業大学産業研究所、2001年、81-116頁
・藤永壮「植民地台湾における公娼制度の導入とその変遷―法令の分析を通じた基礎的考察」『「日本帝国」の支配地域における公娼制度と接客業の実態分析』平成14~16年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書、2005年、3-24頁
・廖秀真(森若裕子・洪郁如訳)「日本植民統治下の台湾における公娼制度と娼妓に関する諸現象」林玲子・柳田節子編『アジア女性史―比較史の試み―』明石書店、1997年、414-428頁

②主要史料
・『台湾総督府統計書 第24~33』国立国会図書館デジタルコレクション
・『台湾日日新報』ゆまに書房、マイクロフィルム版
・中島利郎・吉原丈司編『鷲巣敦哉著作集Ⅱ』緑陰書房、2000年

➂報告内容
前回報告に引き続き、1920年代の台湾花柳界の動向を1924~1929年の新聞史料をメインに探ることを目的としています。前回の報告では、1920年4月に台湾全島において導入された遊興税に注目しましたが、今回の報告でも当時の台湾における不景気と遊興税をめぐる動向を見る予定です。また、1920年代における娼妓の減少と密売淫の増加に関する考察も試みるつもりですが、研究が難航しているのでご指摘やアドバイス等いただけると幸いです。

28北村曉理:2024/12/04(水) 23:26:24
12月5日4限に報告いたします。3回生の北村です。投稿が遅くなり申し訳ありません。

①主要先行研究
·藤田俊「陸軍省新聞班の設立」『戦間期日本陸軍の宣伝政策 -民間·大衆にどう対峙したか-』(芙蓉書房、2021)69~87頁
·中園裕「平時の新聞検閲」『新聞検閲制度運用論』(清文堂出版、2006)25~30頁
·小野普史「陸軍省新聞班の設立とその活動」『法学政治学論及』(法学政治学論究刊行会、2002)262~285頁

②主要史料
·軍事調査委員会『国家総動員に関する意見』(内閣府、1920)
·田中義一伝記刊行会『田中義一伝記上巻』(1957)
·在郷軍人会本部『在郷軍人会三十年史』(1944)

③報告内容
前回の報告から範囲を狭め、国家総力戦の「国民動員」「精神動員」に焦点をあてて展開していきます。第一次世界大戦後、陸軍の検閲や宣伝を担った「陸軍省新聞班」、国民と軍隊を結びつける目的で設立された「帝国在郷軍人会」、そして両者の設立に関わった田中義一の史料を使い、両者の接点や田中の国防思想について論じていく予定です。


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