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許育実習視察記

1 : 山崎有恒 :2023/06/05(月) 19:22:55
山崎@関東です。本日東京都立小山台高校で教育実習に奮闘中の我らが戸川君の視察に行ってまいりました。本来は午後六時限のクラスを予定していたのですが、圧に戸川氏より急電が入り、「予定していたクラスがコロナの集団感染のため学級閉鎖になってしまいまして」ということで、時間を繰り上げ五時限の日本史2Hクラスの見学へと変更になりました。
何でも先週に合唱祭があり、その後クラスで打ち上げをした結果、高熱者が続出したのだそうで、まぁ気持ちはわかります。つい嬉しくてはじけてしまったのですね。
さて本日の講義は「大化改新への道」曽我物部の争いから推古朝の諸改革に至る内容多岐の箇所です。
我らが戸川先生はこれをどのように捌かれるのでしょうか?
鐘の音と共に戸川先生入場。白いワイシャツにストライプの紺のネクタイが決まっていて爽やかです。
戸川先生はテンポよくポンポンと解説していき、そのスピードに釣られ、教室の集中力が高まっていきます。良い感じのスタートです。
ただせっかく蘇我氏の基盤の一つが渡来人の支持であったことを説明しているのに、東漢直駒の崇峻天皇暗殺のところで彼が渡来人系豪族のツートップの一つであったことに触れなかったのはもったいなかったですね。
またその後の河内媛をめぐる確執に触れずに口封じかなで流してしまったのは、まあ高校生相手ですから生々しすぎてできないのでしょうが
ちょっともったいなかった気も…。また冠位十二階のところで氏姓制度を「基盤とした改革」と
述べておられましたが、そこは氏姓制度の抜本的な改革を目指したものとズバッと言ってしまっても良かったのでしないかと思いました。
しかし全体としては極めて順調に進行し、予定範囲をやりきる見事な講義でした。
終了後河内媛のどろどろに聞いてみると、崇峻天皇の寵姫を寝取ったとか、
、それで娘を汚されたと怒った蘇我馬子が東漢直駒を殺害したとか生々しすぎて、高校生には
無理ですと言われました。まあそうだろうね〜。また冠位十二階に関しては、最初の授業で氏姓制度の全面的改革を目指し…と説明したところ、
担当の先生から「氏姓制度を基盤とした改革であると修正するようにとのソれは従わざるをえませんよね。
指導が入ってしまったのだそうで、それは従わざるを得ないですよね。
総じていろいろと制約がある中で、すごく頑張っておらていました。
ゼミに戻ってきたら、ぜひみなさん、ねぎらってあげてくださいな。


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