[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【破ァッ!!】寺生まれのTさんスレ
51
:
8/8
:2015/03/02(月) 18:42:31 ID:/sxxuDok
「「破ァァァァァァッァァッァァァl」」
光が強くなっていく。
信じられない光景が目の前で繰り広げられているっ!
「くっ!凄い数だっ!」
「はい、この方の体がこのままじゃ持たないっす!」
「アーメン!!!」
その時男の背後に全身真っ白な男が踊りだす。
「K!!」
「K様!!」
「アーメン!
私が体の維持を担当しますっ!
あなた達は一気に蟲毒を消し去ってください!」
「よっしゃ、行くぜ、Jちゃん!」
「はい、T様!」
真っ白な光に包まれ、もう目の前も見えないっ!
「「破ァァァァァァッァァッァァァl」」
「アーーーーーーーーーーーーーメン!」
……。
一瞬の静寂の後、視力が回復した。
操り人形のようだった男はKさんにお姫様抱っこされている。
「ふぅ、なんとかなったな」
「はいっす!」
「この方は教会に寄ってもらえばもう大丈夫でしょう」
「だけど今回も兄様は捕まえられませんっしたね……」
「あぁ。だが仕方ない。また一から追跡だ」
「そうですね。私も尾行が甘かったかもしれません」
「よし!じゃあまたそれぞれNを追うことにしよう」
「はいっ!私も必ず兄様に罪を償わせます!」
「Jさん、見つけたらまず私たちに連絡してくださいよ」
「では青年!世話になったな!」
「じゃあね、青年君!」
「青年よ、神のご加護を」
そういうと謎の一行は一瞬で姿が見えなくなってしまった。
……。
夜の静寂が帰ってくる。
まるで夢の中の出来事のようだ……が、これは間違いなく現実の出来事だ。
あぁやって世界を護ってる人たちもいるんだな。
いろんな世界がある。
ひとつ大人になった日だった。
……。
幻覚だったらよかった。
この血塗れの玄関……どうすんだ……これ……。
52
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 18:48:39 ID:/sxxuDok
ほぼ原型を留めていませんが、原型は↓の意味怖。
「よう!久しぶり!」
「久しぶり…ゴホ!ゴホっ!」
「どうした?風邪か?」
「ああ悪性のインフルらしい。今、家で寝てるとこ」
「インフルかよ。物騒だな。気をつけろよ」
「本当最近物騒だよ。近所では通り魔事件が多発してるらしいし」
「何だそれ」
「何でも突然部屋に入ってきて後ろからロープで首をギュッ、といくらしい」
「何それ。気付くだろ。普通。まあ俺なら即返り討ちにしてやっけどな」
「返り討ち?言うねー、そんなマジキチ相手に?」
「余裕っしょ!」
「マジでか。でさ………ゴっ!ごほっ!ゴホっ!ゴホおっ!!」
「おいおい大丈夫かよ?」
「………わりい。大丈夫大丈夫。風邪ひどくなってきた」
「大丈夫か。声変わってんぞ」
「ああ…ところで今度お前んち行きたいんだけどさ。道教えてくんない?」
「おいおい。何回も来たことあるだろ?」
「忘れちまった。住所教えてくれたら行くよ」
「しょうがねえな。XXXX町XXXX番地な。もう忘れんなよ」
「わかった。今度必ず行く」
「じゃ安静にな」
「ああ」
53
:
1/4
:2015/03/02(月) 18:49:58 ID:/sxxuDok
今の街に越してきて、2週間ほどたった頃のことだ。
残業を終えて終電で最寄り駅を降りてから、自宅まで急ぎ足で向かっていたときのこと。
途中信号機のない高架下の道路と、高架沿いの道路が十字にクロスした交差点があり、
見るからに暗く、夜間女性が一人で歩くのは勧められないような横断歩道を渡りきったところで、 ふいに背後から「すみません」と声を掛けられた。
飛び上がるほどびっくりして振り向くと暗い表情の女性がすぐ背後に立っている。
交差点を渡るとき、いずれの方向にもその女性は見えず、背後から足音も聞こえていなかったので、「あれ?」という凄まじい違和感があったのだが、ハッキリした存在感があり、少なくとも幽霊とは思えない。
「先週この交差点でひき逃げ事件があったんです。」
「ひき逃げ? そ、そうでしたか…。」
「私、ずっと目撃者を捜しているんです。」
「えっ、個人的に探されているんですか?警察には届けられました?」
その問いかけを無視するように右手をすっと挙げて、俺の背後を指さす。
「向こうからきた車にひかれたんです。」
その様子や仕草、表情の不自然さにゾクリとしながら、指さされたその方向をゆっくりと振り返る。車もまばらな国道が目にはいる。
と、その時だった。
54
:
2/4
:2015/03/02(月) 18:50:20 ID:/sxxuDok
「破ァッッッ!!!」
何者かの気合が背後で迸るっ!
慌てて振り向くと、袈裟を着た男が女性に向かって手を翳していた。
男の手を中心に白い淡い光が広がる。
「ああああああああああああああああああああ」
女性は苦悶の表情を浮かべ、この世のものとも思えない叫び声をあげる!
それでも掌を向けられた女から目を離すことができない。
「そうだな、苦しいな。すまない」
男がつぶやく。
それでも男は翳す手の力は緩めていないようだ。
「もうしばらくの辛抱だ。破ァツ!」
その時違和感に気づく。
見ている風景が少しおかしい。
……!
透けてる!?
男は女に手を翳し続けている。
女性の体が透けていっている!?
「ああああああああああああああああああああああ、
あああああああああああああああああ」
間違いない!
女性の体は黒っぽい煙に包まれながら徐々に透けているっ!
「さあ、もうすぐだ。破ァッッッ!!!」
より一層の気合が男から放たれるっ!
女性を包む黒い煙はまるで女性にしがみつくように、うねりながら体にまとわりつく!
「未練であろうっ!しかしあなたは次に行かなければならないっ!
逝くのだっ!破ァッッッ!!!」
「ああああああああああああああああああああああ」
さっきまでの悲痛な叫び声とは違う、どこか安堵感が混ざったような絶叫を響かせながら女性を包む黒い霧は消し飛んだ!
55
:
3/4
:2015/03/02(月) 18:50:56 ID:/sxxuDok
女性は白い光りに包まれている。
「ありがとう。寺生まれのTさん」
「ふん、これが仕事だ。おまえさんもよく頑張ったよ」
「はい。苦しかったけど、この場所に縛り付けられ続けると考えたらもっと恐ろしい……。
寺生まれのTさんが来てくれてよかった」
「そうか。もう迷わず逝けるな?」
「はい。犯人のことは心残りだけど……。
私轢かれる瞬間の記憶がなくて……」
「それは、俺に任せろ。さっきお前さんの最後の記憶が俺に飛び込んできたよ。
必ずお縄にしてやるから」
女性を包む白い光が強くなっていく。
「そろそろお別れだな」
「はい、さようなら寺生まれのTさん。
人として逝かせてくれてありが……と……う」
パアア……
優しく光る白いモヤが球体となって拡散する!
一瞬の後、訪れたのはいつもの帰り道の風景だった。
声を掛けてきた女性の姿も袈裟の男の姿も見当たらない。
……。
仕事で疲れて幻覚を見ていたのだろうか?
周りをもう一度見回すがやはりどちらの姿もない。
夜だけど……、白昼夢でも見たか。
ふと交差点の看板が目に入る。
『ひき逃げ事故発生!事故を目撃された方は下記連絡先までーー」
56
:
4/4
:2015/03/02(月) 18:51:25 ID:/sxxuDok
やはり幻覚ではなかった!?
さっき声を掛けてきた女はやっぱり!?
死ぬほどの恐怖が全身を凍り付かせ、ガクガクしてもつれる足を蹴り出し、自分でも訳のわからない叫び声を出しながら、なんとか帰宅した。
それにしてもあの袈裟の男。
寺生まれのTさんと呼ばれていた男は何者なんだ!?
翌朝の出勤時。
昨夜の交差点にさしかかる。
信号で止まる。
明るく交通量の多いこの交差点を見ると、ますます昨日の出来事が夢だったように感じる。
あれ?
看板がなくなっている!?
昨夜間違いなく確認した、信号の向こうの『ひき逃げ事件発生』の看板が撤去されていた。
代わりに看板のあった場所には真新しい花が置いてあり、花の間には紙……、手紙だろうか、が挟まっているように見える。
信号が青に変わる。
通り過ぎる時、手紙に書かれた一行の文字が目にはいる。
『犯人捕まってよかったね。安らかに。○○ちゃん』
さすがに仕事が速いぜ、寺生まれのTさん。
心の中で小さくガッツポーズをした。
57
:
4/4
:2015/03/02(月) 18:54:03 ID:/sxxuDok
元ネタ
http://www.enigmarvel.com/blog-entry-6969.html
58
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 18:56:19 ID:/sxxuDok
http://chikatomo.doorblog.jp/archives/42500124.html
#comments
でのコメ欄の発言
5. (´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!! 2015/02/15 00:45
勇気を出して言ってやるゾ! 言うゾ! 「Tさんネタは もう いいんじゃないかなぁ なんてね」
59
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 18:56:46 ID:/sxxuDok
8. (´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!! 2015/02/15 02:19
ちょっと不思議なことが起きてるんだけど聞いて欲しい。
なんでもいいから手がかりがほしいんだ。
俺には中学からずっと一緒の友達がいてな。
全然タイプが違うんだけど何故か馬が合って、結局大学まで一緒になってもう10年の付き合いになる。
あ、どっちも男なんだけどな。
友達は中学は科学部とかいう何やってるんだか分かんない思いっきりインドアで、俺はずっとサッカー部で、タイプが全然違うのに、本当になぜか一緒にいて落ち着くやつで、こうして夜になるとだいたいどっちかの家に行ってたりするんだよ。
それでな、今日もバイト終わりに友達のところに来てるんだ。
俺はまだ実家なんだけど、友達は大学に入ってから一人暮らししてるから、こっちに来ることが最近では多くなってな。
バイトの後も寄りやすいし。
今日は10時半ぐらいに上がったから、ここに着いたのは多分11時ぐらい。
いつもみたいに缶ビール4本買ってきて、シャワー借りてそれぞれチビチビ飲んでたんだ。
60
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 18:57:02 ID:/sxxuDok
9. (´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!! 2015/02/15 02:20
毎日のように、というか毎日おんなじようにしてるから話すことなんて別になくてさ、というかそういう、話しなきゃみたいな空気を全く感じないところもいいところなんだよな。
すまん脱線したけど、とにかくバラバラにビール飲んでてさ、あいつはパソコンでなんか見てて、俺はボーっとテレビ見てた。
ちょうどCMになったんで、「なに見てんの-?」って聞いてみたら「こわいはなしー」って返ってきてさ。
俺は怪談とかそういうの超苦手だから「ふーん」とか言ってまたテレビに戻ったんだ。
それからこの辺からよく分かんないんだけど、確かビールを一本飲みきって、新しいのを取りにいこうとしてたんだけど、
あ、そうだ。見てたニュースがスポーツに変わって、これ見たら冷蔵庫行こうと思ってたんだ。
1Kのけっして広いとは言えない部屋だからさっさと取りに行ってもよかったんだけど。
野球のキャンプ中継が終わって、「サッカー……」ってアナウンサーの声が聞こえたところで急にテレビが、プツン、と切れたかと思うと、視界が一面青白くなって、なんも見えなくなったと思ったら、すげえ轟音っていうか、雄叫びみたいのが頭に鳴り響いた。
と思ったら次の瞬間にはまたいつもの光景に戻ってな。
テレビでも明日のJリーグのことやってた。
多分一瞬のことだったと思う。
61
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 18:57:18 ID:/sxxuDok
10. (´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!! 2015/02/15 02:20
なにが起きたかもう訳分かんなくて、「おい、今の!」って友達の方振り向いたら、デスクに座ってなかったんだ。
トイレでも行ってたかと思って呼びに行ったがトイレにもいない。
もちろん風呂にもいなかった。
玄関を見ても、友達の靴が置いたままになってるから外に出たとも思えない。
ドアが開いた音もしなかったし。
さすがに出かけるなら、一声掛けてから行ってると思うんだよな。
さっきの変な光もそうだし、いい年して友達がなんか悪ふざけしてんのかと思ってさ。
もう一回家の中を隈なく探してみたんだ。
って、さっきも言ったけど1Kの部屋だから隈なく探すっていっても、トイレと風呂、クローゼットを見たら他に探すところもない。
デスクの下にでもいるのか覗いてみたけどもちろんいない。
その時手を掛けた椅子にまだ温かさが残っているのがなんか気味悪かった。
まあ、そんな悪ふざけをするようなやつじゃないんだ。もともと。
だからこそ今の状況が意味が分からない。
一応共通の友達とかにもLINEしてみたけど、お前のがアイツのことは詳しいだろって返されるばかりだ。
そん時、隣の家のやつが、俺はあんまり話したことないんだけど、友達と同じ学部だったのを思い出してさ。
さっきの轟音とかのこととかもあるし、もしかしたら隣までだから裸足のまんまってこともあるかもしんないと思って、夜遅くて悪いと思ったけど行ってみたんだ。
62
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 18:57:40 ID:/sxxuDok
11. (´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!! 2015/02/15 02:21
チャイムを鳴らしたら、すごい不審そうな感じだったけど、名乗ったらドアをすぐ開けてくれてな。
こっちに友達が来てないか聞いてみたら、いないって。
というか一度も家を行き来したことはないって。
それからさっきの音って何だったんだろうな、って聞いたら「音って?」って言うんだ。
いやついさっき、超馬鹿でかい轟音ていうか、雄叫びっていうか、とにかくすげー音がしたろ! って言ってもそんな音は聞いていないという。
もちろん光も知らないって。
で、DVD見てる途中だからもういいか?って言われてすごすご帰って来た。
最後に会話してから、あの青白い光りに包まれて轟音を聞くまで、たぶん2,3分だったと思う。
本当に一瞬で友達が消えてしまった。
もう何をしていいか、どこを探していいか分かんなくて放心しちゃってたと思う。
しばらくどうしていいか分かんなくなってたんだけど、パソコンが目に入ったんだ。
もう画面は黒くなってたけど、マウスを触ったら、このサイトのこの画面が表示された。
よく分かんないけどさ、このサイトって怖い話のサイトなんだよな。
もし知ってたら教えて欲しい。
人が突然消えることなんてあるのか?
ちょうど開いたこのページに『心おきなく破ァされてくれ! 』って書いてあるけど、これは何のことなんだ?
この文字見て確信したんだけど、さっきの青白い時の雄叫び。
確かに『破ァッッッ』って言ってたように聞こえたんだ。
63
:
1/3
:2015/03/02(月) 18:59:20 ID:/sxxuDok
先日、栃木県鬼怒川の河川敷と那珂川町のがけ下で、チワワやミニチュアダックスフンド、トイプードルといった小型犬約80匹の死骸が発見されるという痛ましい事件が発生した。
11月18日には元ペットショップ店員が逮捕され、
「犬の引き取り料として100万円を受け取った」
「販売目的で犬を引き取った」
と供述。
見つかった犬の死骸が避妊や去勢がなされていない成犬だったことから、繁殖目的だった犬をブリーダー(繁殖家)から引き取ったのではないかと見られている。
だが、こうした事件は氷山の一角に過ぎない。『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』(太田匡彦/朝日新聞出版)には、犬をめぐる悲しい現実が生々しく描かれている。
まず、全国に約60店舗を展開するという大手ペットショップでアルバイト経験がある男性の証言を紹介しよう。
彼が見たペットショップの裏側は、悲惨なものだった。照明に照らされて透明のケースに入れられた子犬たちが売られている一方、
バックヤードでは〈皮膚病にかかっていたり、店員が誤って骨折させてしまったりして「商品」にならないと見なされた子犬〉が13匹、段ボールに入れられていた。
そして、ある朝、店長がベテランのアルバイト女性にその段ボールを「もう持っていって」と言った。
男性がどこに持っていったのかをたずねると、ベテランのバイトはこう答えたという。
「保健所に持っていった。売れない犬を置いていても仕方がないし、その分、スペースを空けて新しい犬を入れた方がいい」
64
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 18:59:43 ID:/sxxuDok
(2/3)
2009年に兵庫県尼崎市で約300匹の犬を違法に飼育し、年間50匹もの売れ残った犬を
市の保健所で殺処分していたことが発覚したが、同様のケースは数多い。
一般家庭から飼育放棄された犬だけでなく、ペットショップの犬もまた、保健所で殺されているのである。
また、専門学校の研修で別の大手ペットショップチェーンで働いた男性の証言は、さらにショッキングだ。
研修開始から3、4日後のこと。彼は店長が生後約6か月のビーグルの子犬を〈生きたままポリ袋に入れている〉のを目撃してしまう。店長は、この研修生にこう言ったという。
「このコはもう売れないから、そこの冷蔵庫に入れておいて。死んだら、明日のゴミと一緒に出すから」
あまりの店長の言動に動物が好きで好きで、いつでも一緒にいたくてペットショップにはいった研修生は絶句してしまう。
「店長…、できません……。この子を出してあげてください」
「あれ?研修生ちゃんが買ってくれるの?
じゃあもうすぐ成犬だし、従業員割引ってことで……」
飼いたい。
飼ってあげたい。
この子だけなら飼ってあげられるぐらいのお金はある。
でも。
こんなことがこの店ではきっと続いてる。
いつでも助けてあげられるわけじゃない。
65
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 19:00:00 ID:/sxxuDok
(3/3)
「どうしたの?そっか、やっぱりやだよね〜、こんな大きくなっちゃったビーグル。
あとさ、あのケージのダックスだけどさ、来週中に売れなかったらおんなじようによろしくね!」
やっぱり!
助けてあげたい!
でもどうすることもできないの?
「はやく〜。
僕他にも仕事あるんだから今持って行ってよ」
どうしよう……
できない……
「もうしょうがないな〜。これも仕事のうちだよ。
ペットショップは可愛がるのが仕事じゃなくて、売るのが仕事なんだからさ」
たしかにそうかもしれない。
ペットショップはワンちゃん達を売るところ。
……。
だからって、売れ残った子を見殺しにするなんて。
うぅん、見殺しなんかじゃない、殺さなければいけないなんて。
「はやく〜」
仕事のうち?
割りきらなきゃいけない?
もう思考が停止しそうだ。
急かす店長に促されるように、無意識にビーグルの入れられたビニール袋に手を伸ばす。
「その必要はない」
不意に後ろから声がする。
「いいんだ、研修生ちゃん。そんなことをする必要はない」
振り返ると一人の男が立っている。
誰?
「誰だ、お前は?ここは従業員以外立ち入り禁止だ。出てってくれ」
そう言って店長は私の横を通り過ぎると、見知らぬ男の肩を押す。
「ほら早く!」
店長は見知らぬ男を押し出そうとするが、男はびくともしていない。
店長より頭ひとつは大きい男が、屈んで店長の目を覗きこむ。
66
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 19:00:17 ID:/sxxuDok
(4/3)
「きさま、操られているな?」
「操られている?訳の分からないことを言うな。
ほら!はやく出て行ってくれ!」
「ふん、しかし所詮は同じ穴のムジナか……」
見知らぬ男は手の平を店長に向ける。
「破ァッ!!」
男が一喝すると手の平から青い光弾が放たれるっ!!
一瞬部屋が白く煌めいたのち、店長は膝から崩れ落ちていった。
「店長っ!」
「大丈夫だ、心配ない。死んではいない」
店長はうつ伏せに倒れたまま口から泡を吹いている。
店長を見下ろしていると
「破ァッッッ!!」
また男の叫ぶ声が聞こえる!
光弾は店長室のドアを破壊するっ!
「ༀ༌(オーム)」
店長室から低い声がすると光弾が収束していく。
「やはり貴様が黒幕か、N」
店長室からゆっくりとした足取りで一人の男が姿を現す。
この店では見たことのない男だ。
「もう嗅ぎつけたか、T」
「貴様の資金源は全て潰させてもらうぞ、破ァッ!!」
Nと呼ばれた男は光弾をふわりと躱す。
ドォーン!ペットフードが山積みとなった棚を破壊していく。
勢いは止まらずその先の窓ガラスをも撒き散らしていく。
「ふん、相変わらず見境がないな、T。
まぁいい、どうせ此処を嗅ぎつけられたということはもうここでの駕ぎもやっていけないよう準備をしてきたんだろう?」
「もちろんだ!そっちは今Jちゃんに行ってもらってる。
N!もう資金源は断たれたぞ!」
「いいだろう、この場は貴様に譲ろう。
またすぐに会うことになるだろう。クックックッ」
Nと呼ばれる男はそう言い残すとまた低い声で何かを詠唱している。
「ༀ༌(オーム)」
その謎の言葉を最後にフッとNの姿は掻き消えてしまった。
「逃したか……。おっと研修生ちゃん、大丈夫だったかい?」
「は、はい」
「うぅ〜〜ん……」
その時足元の店長が目を覚ましたようだ。
体を起こして首を振っている。
67
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 19:00:30 ID:/sxxuDok
(5/3)
「あれ……?ここは?」
「店長!大丈夫ですか!」
「研修生ちゃん……そうだ、さっき研修生ちゃんにビーグルを……
なんであんな事を……、それで『破ァ』という声が聞こえて……」
「目覚めたか」
見知らぬ男が店長に問いかける。
「『破ァ』?、もしやあなたは寺生まれのTさんでは?」
「ふん、俺のことなんてどうでもいい。
それより貴様なにをしていたか覚えているんだろう?」
「はい……、犬や猫たちには本当にひどいことをしてしまいました……」
「うむ。いくらNに操られていようと殺生を繰り返すほどのイメージを与えるにはその者の根底に魔がなくてはならない」
「はい、申し訳ありません。お金に目が眩んでおりました……」
「破ァッッツ!」
Tさんが一喝する。
68
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 19:00:48 ID:/sxxuDok
(6/3)
光弾は出なかった。
「店長っ!俺に謝ってどうする!貴様のやらなければならないことはなんだ!」
「うぅ、奪ってしまった命に謝罪をするばかりです……」
「そうだ、奪ってしまったものはもうこの世に還すことはできない。
だがお前がないがしろにすれば成仏できない霊となって、未練を残して現世をうろついてしまう。輪廻の機会も失われたままにな」
「はい」
「うん、もう大丈夫なようだな。研修生ちゃん、君もしっかり店を立て直してくれよ!」
Tさんはそう言って最高の笑顔を見せると、先ほど自分が蹴散らした窓枠を器用に飛び越すと夜の闇に消えていった。
「店長……」
「うん、研修生ちゃん。君にもヒドいことを頼んでしまったね。申し訳ないことをした……。
僕は明日警察へ行くよ。
全てを自供して殺めてしまった命のために祈りたいと思う」
店長はさっきまでとはちがう、澄んだ目で私に語りかける。
「僕は取り返しのないことをしてしまった。償っても償いきれない。
だけど研修生ちゃん。
ここにはまだ多くの犬達が幸せな家庭に行けることを待ち続けている。
あの子たちを君に頼んでもいいかい?」
「店長……、もちろんです!」
そう言うと店長はニッコリと笑って片付けを始めた。
「寺生まれのTさんに感謝しなければ、な」
「はい」
寺生まれのTさんが来なければ、私も殺生の道に踏み込んでしまったのかもしれない。
それにしてもあのNという男は?
店長に……。
いや、もう言うまい。
私には関係のない話だ。
Tさんに感謝して動物たちのために働いていこう。
そう心に誓って私もTさんが蹴散らしたペットフード500kg分の片付けを始めることにした。
完
69
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 19:02:11 ID:/sxxuDok
元ネタはペット流通の闇
http://chikatomo.doorblog.jp/archives/42591486.html
70
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 19:06:05 ID:/sxxuDok
http://chikatomo.doorblog.jp/archives/42035884.html
しかしながらその願いは「破ァ」という声とともに霧散した
はっとなって俺は顔をあげると朝日に照らされた本やノートの山に囲まれていた
先刻の声の元を見遣ると部屋の戸口に一人の男が立っていた「危ないところだった。俺がこなけりゃお前はその世界にのまれ帰って来ることはなかったろう。」「勉強もほどほどに、たまには外の景色に目をむけろ」そういうと男は本棚にあったいかがわしい本を数冊手にとって家を出ていった。
俺は唖然としつつもカーテンをひらき外をみると銀世界が広がっていた。その中を男が歩いて行くのを見、俺は寺生まれは甚だしい者だと思ったのだ
71
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 19:07:27 ID:/sxxuDok
http://chikatomo.doorblog.jp/archives/42374106.html
7. (´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!! 2015/01/22 01:31
手紙を受け取った町の人々は、感謝の意を込めて、その手紙を老人の墓前に供えた。そして、その行為が年中行事となる、一年間分の溜まったストレスを手紙に込め、墓前に供える事により、笑顔の絶えない平和な町となった。一年分の多くの悪意がこもった手紙のせいで、老人は今も成仏できずに、苦しんでいるという……。
8. (´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!! 2015/01/22 08:27
↑スカッとした
9. (´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!! 2015/01/22 10:11
一年間のストレスを書き留めた手紙を老人の墓にそなえるようになってから
ある日和服を着た男が訪れてきた
男は老人の墓がある丘から町を眺望し「ここは負の念が多過ぎる。このままでは念に呼び寄せられた悪鬼達が町に来てしまう…」と呟くと
両手を掲げ一言「破ァ!!」と叫んだ
すると両手から蒼白い閃光がとびだし、町を包み込んだ
男は「これで町は安泰だ」と言って墓地にある供え物を袂に入れながら町を去っていった
この日以来町の人たちは手紙を書くこともなくなり、それぞれが平和に暮らしている
10. (´д゚lllノ)ノ ヒイィィィ!! 2015/01/22 14:03
Tさんか? Tさんなのか?
72
:
chikatomo
:2015/03/02(月) 19:11:29 ID:???
えーと、ブログのコメ欄に書き込まれたのはこんなところかな?
もし抜けがあってご存じの方がいたら教えて下さい!
では雑談とか新作とかで使っていただければ嬉しいです!
ブログともどもよろしくお願いします!
73
:
名無しさん
:2015/03/02(月) 20:09:20 ID:VpfA/q02
順番が逆ぅ〜
74
:
名無しさん
:2015/03/03(火) 12:17:55 ID:MnWjH7TI
破ああ!
75
:
名無しさん
:2015/03/03(火) 13:35:59 ID:tAl/MMqE
>>72
2015.02.15の 片方の三つ編み【後味悪い】にあったよ〜
他に無いか探してみます
76
:
chikatomo
:2015/03/03(火) 16:05:28 ID:???
>>75
おーありがとうございます!
やっぱ抜けてんだなー…
77
:
chikatomo
:2015/03/03(火) 17:39:35 ID:???
http://chikatomo.doorblog.jp/archives/42591670.html
151: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/11/30(日) 01:14:15.57 ID:Q+462CXx0.net
過去に出ているかも。
昔のテレビ番組で「こたえてちょうだい」とかいうタイトルだったかな!?
「○○な話」と番組がテーマを決めて体験談を募集。視聴者が投稿してきた話を
再現ドラマ化してそれに番組出演者がコメントするという流れ。
「あなたが体験した怖い話」や「浮気された時の言い訳」などジャンルは様々。
今なら2ちゃんに投稿するんだろうなって話のTV版といったところかな。
小学生女児が暗くなりはじめた時間帯に帰宅中。
その日は新しく買ってもらったリボンが嬉しくて、両サイドの三つ編みお下げに付けて
ご機嫌で歩いていたところ。突然現れた男に襲われ三つ編みの片方をザックリ切られる。
怪我は無かったが犯人は結局見つからず。
心の傷も、事件の記憶自体も薄らぐほど時が経過。
小学生女児も成人となり、結婚して実家に戻ってきた。
ある日、自宅に「ピンポーン」と呼び鈴が鳴り玄関を出てみたが誰もいない。
ふと扉下を見ると紙製の白い箱が置かれている。開けてみるとそこには髪の毛の束が。
結ばれているリボンには見覚えがあった。
それは事件当時、切られて見つからないままだった三つ編みの片方、
つまり当時の自分自身の髪の毛だと気付く。
・・・という話。長年に渡る一人の人間に対する犯人の異常な執着心。
そして事件はまだ終わっていなかったという投稿者の絶望感。そのあたりが後味悪かった。
かなり昔に見たので実際の放送内容とは違う部分もあるかもしれません。
78
:
chikatomo
:2015/03/03(火) 17:40:07 ID:???
2. 1≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!! 2015/02/16 15:34
髪の束が届いてから数日経ったある日
投稿者の元に和服を着た男がやって来た
「あの…どちら様ですか?何かご用で?」と彼女が不審がって尋ねると男は
「いやぁね…買い物ついでに散歩でもってブラブラしてただけど、お宅から変な気が感じられたもんだからちょっとお話をね…と思ってさ」となんとも要領得ない返事をする。
男に不気味さを感じた彼女は「しゅ、宗教の勧誘なら結構です!!」と男を追い出して玄関を閉めようとしたのだが、挟まれた男が放った言葉に耳を疑った。
「今…なんと仰いました!?」
「だからあなたのもとに変なものというか何かこう…多量のものが届けられなかったかと…」
男はやはり要領を得ないもの言いをしたが、ずっと払拭出来ずにいた恐怖心を何とかしたいという思いと、この男なら何とか出来るかもしれない…という一縷の希望から、意を決して男に話そうと彼女は震える声で男に囁いた「話を…聞いていただけますか…」
「もちろんだ。その為に俺はここに来たんだからな」彼女は僅かながら安堵した
「その前にドア開けてくんない?顔痛いんだけど」
79
:
chikatomo
:2015/03/03(火) 17:40:23 ID:???
3. 2≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!! 2015/02/16 15:35
男をリビングに通し箱と髪の束とを持ってきて事の経緯を洗いざらい話した。
男は彼女が話している間険しい表情をしていたが時折相槌をうったり、「辛くなったら休んで良い、話せるようになるまで俺は待つよ」と優しく話しかけた。
彼女が全てを話し終えると。
男は彼女の肩に手を置き
「いたいけな少女に恐怖心を抱かせ、未だその悪行を続けるとは…。今までつらかっだろう?安心しなこの恐怖も今日で終いだ」と微笑みかけた。
80
:
chikatomo
:2015/03/03(火) 17:40:38 ID:???
4. 3≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!! 2015/02/16 15:36
「さて、この髪の束なんだが…俺の推測した以上にヤバい呪詛がかけられているようだな。リボンにはこれと言って何も無いようだが…問題は髪の毛の方なんだ」
男はどうしたものかと頬をさすりながら考えている。
「あの…それは髪の毛に呪いがかけられてるということですか?」と聞く彼女に男は少し考えてから
「そうだ。それも1本1本にかけられていてな…呪詛…呪いを解くとしてもまとめてではただ効力が弱まるだけなんだ。つまり完全には浄化出来る訳ではない」
「……まぁ何とかやってみるさ。取り合えず浄化するためにこの部屋を使わせて貰おう」と言うと床に胡座をかいて小さな声で何かブツブツ言い始めた
彼女はふと箱に入れられた髪の束の方に目をやると唱えている言葉に呼応するかのようにウネウネと蠢いている。
(リボンをほどいたらどうなるのだろうか…)と好奇心にかられ指を近づけると
髪が獲物を見つけたように彼女の指に絡みついてきた。
「ひぃっ!」彼女は小さく叫んだ
男がそれに気がつくと立ち上がって彼女の手首を掴みつつリボンをほどく
その瞬間!髪が龍の様に天井へ上がったと同時に
男は自身の後ろへ彼女を押しやり叫んだ
81
:
chikatomo
:2015/03/03(火) 17:40:54 ID:???
5. 4≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!! 2015/02/16 15:37
「正体を現せ!!N!」
それまで天井に張り付いていた髪がソロリソロリと床に降りてきて次第に人のような形を現した
「…あと少しでその女を喰らえるというのに…また邪魔をするか…この生臭坊主め」
「俺はお前の邪魔をするのが趣味なんでね!」と冗談を発するのとは裏腹に険しい表情で黒々としたヒトガタを睨み付ける。
暫く互いに硬直していたがヒトガタの手であろう部分が男の心臓を突き刺さんと鋭くのびた
男は男で俊敏な動きで片手をあげる
「破ァァァァァァッ!!」
掌から蒼白い閃光が溢れる
光に触れた髪の先端が霧散していく
男は間髪入れずに塊に駆け寄り今度は両の手を突きあげた
「滅ッ!!」
先刻以上に大きく強力な光が、塊と壁を破壊する
バラバラになった髪は呪詛の効力を失ったのかちりちりと燃え風とともに消えた。しかし辺りにこだまするように
(今回は失敗したが…***は仕上がりつつある楽しみにしているといい)
という言葉が聞こえたのを男は聞き逃さなかった。
82
:
chikatomo
:2015/03/03(火) 17:41:51 ID:???
6. 5ラスト≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!! 2015/02/16 15:39
そとがやけに騒がしい。彼女が外を見てみると、どうやら近所の人達が音に気がつき何事かと集まってきたようだ。
男は彼女の方に少し振りかえって
「さぁて終わった終わった!これでもう変態ストーカーとも恐怖ともお別れだ!お疲れさん!じゃっ帰るわ」と何事も無かったように去ろうとしていた。彼女は慌てて「待って!お礼をさせてください!」と引き留めようとしたが、男は歩みをとめない。
「せめて、せめてお名前だけでも教えてください!」
男がピタリととまって少し苦笑しながら「…名乗るほどのもんじゃないんだが…T…とだけ言っとこう」と言って再び歩み始めると雑踏の中に消えていった。
T…噂に聞くあの人だと気が付いた彼女は
仄かな白檀の残り香に包まれながら寺生まれって凄い…そう思ったのだった。
>>75
さん ありがとう!
83
:
( ☆∀☆)カンリニンサン、オツデス!!
:2015/03/03(火) 18:59:55 ID:.lYPOlgg
管理人さん、掲示板ありがとうございます!
ひとつお願いがあるのですが2014/11/27「部屋の四隅で眠らないように〜」の記事内のTさんの話を抜き出して、Tさん記事に加えていただけませんか?
よろしくお願いします。
84
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/03(火) 19:25:30 ID:f10ENL7E
※欄Tさんは普通に面白いから困る
85
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/03(火) 19:36:34 ID:f10ENL7E
巣くうものvsTさんの話ってもうまとめに載ってたっけ
86
:
chikatomo★
:2015/03/03(火) 19:41:36 ID:???
>>85
すくうものは9日アップ予定になってました!
87
:
chikatomo★
:2015/03/03(火) 19:42:06 ID:???
>>83
了解!
88
:
85
:2015/03/03(火) 20:02:17 ID:f10ENL7E
http://chikatomo.doorblog.jp/archives/37054972.html
ごめんなさい、調べたら載ってました
89
:
chikatomo★
:2015/03/03(火) 20:49:22 ID:???
>>88
ほんとですね
私もコメントで気付きました…
9日にも別バージョンあるのでよろしくお願いします!
90
:
chikatomo★
:2015/03/04(水) 02:25:37 ID:???
36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/25(火) 16:07:50.87 ID:CLwg24MT0.net
ある雪山で猛吹雪の中、4人が遭難した。
このままでは確実に死ぬ・・・そう皆が考えていた先、山小屋が見付かる。
息も絶え絶えに小屋になだれ込む4人。
しかし、その山小屋には暖房施設がなく、あるのは非常用の食糧のみ。
寝れば確実に凍え死ぬ。ひとまず朝になれば・・・
そこでリーダーがゲームを提案する。
「4人全員が小屋の四隅に座り、5分毎に東回りに歩いて、人を起こして回ろう。
起こされた人は起こした人と交替して次の角に向かう」
翌朝、救助隊が山小屋を発見。疲弊した4人に笑顔が浮かぶ。
救助隊「よく全員ご無事で」
リーダー「いや、駄目かと思いましたが〜〜〜のようなゲームをしまして…」
少し間を置いて救助隊が答える
救助隊「そのゲーム、できっこないですよ」
91
:
chikatomo★
:2015/03/04(水) 02:26:02 ID:???
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/25(火) 16:09:20.46 ID:CLwg24MT0.net
「ふ破ぁーあ」大きなアクビをしながら寺生まれのTさんが小屋の外から戻ってきた。
「よ、昨日はどうもな」
どうやら小屋にいたもう一人は寺生まれのTさんだったらしい
「なんだよ、気づいてなかったのかよ……」
ろくに挨拶もせず溶け込めるTさんは凄い。改めてそう思った。
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/25(火) 16:08:52.98 ID:87xfurEEr.net
破っ!!!!
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/11/25(火) 16:09:30.60 ID:iWMlVxcz0.net
Tさんは現代の陰陽師
92
:
chikatomo★
:2015/03/04(水) 02:27:01 ID:???
>>83
忘れちゃうので、一旦こっちにおいておきます。
こっちのもいずれ一つ一つ記事にしますので!
93
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/04(水) 11:45:44 ID:oO7v3f4Y
破あ!
94
:
( ☆∀☆)カンリニンサン、オツデス!!
:2015/03/04(水) 18:13:42 ID:tOiX1FmE
管理人さん、ありがとうございました!
95
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/04(水) 20:24:54 ID:BDayQMxY
この怖い話を携帯で見るそこまで面白いことでもないし、長くしないように気をつけるが多少は目をつぶって欲しい。
では書きます。
何かに取り憑かれたり狙われたり付きまとわれたりしたら、マジで洒落にならんことを最初に言っておく。
もう一つ俺の経験から言わせてもらうと、一度や二度のお祓いをすれば何とかなるって事はまず無い。
長い時間かけてゆっくり蝕まれるからね。
祓えないって事の方が多いみたいだな。
俺の場合は大体2年半位。
一応、断っておくと五体満足だし人並みに生活できてる。
ただ、残念ながら終わったかどうかって点は定かじゃない。
まずは始まりから書くことにする。
当時俺は23才。 社会人一年目って事で新しい生活を過ごすのに精一杯な頃だな。
会社が小さかったから当然同期も少ない、必然的に仲が良くなる。
その同期に東北地方出身の○○って奴がいて、こいつがまた色んな事を知ってたりやけに知り合いが多かっりした訳。
で、よくこれをしたら××になるとか△△が来るとかって話あるじゃない?
あれ系の話はほとんどガセだと思うんだけど、幾つかは本当にそうなってもおかしくないのがあるらしいのよ。
そいつが言うには何か条件が幾つかあって、偶々揃っちゃうと起きるんじゃないかって。
俺の時は、まぁ悪ふざけが原因だろうな。
当時は車を買ってすぐだったし、一人暮らし始めて間もないし、何よりバイトとは比べ物にならない給料が入るんで週末は遊び呆けてた。
8月の頭に、ナンパして仲良くなった子達と○○、そして俺の計4人で所謂心霊スポットなる場所に肝試しに行ったわけさ。
その場は確かに怖かったし、寒気もしたし何かいるような気がしたりとかあったけども、特に何も起こらず、まぁスリルを満喫して帰った訳だ
3日後だった。 当時の会社は上司が帰るまで新人は帰れないって暗黙のルールがあって、毎日遅くなってた。
疲れて家に帰って来て、ほんと今思い出しても理解出来ないのだが、部屋の入口にある姿見の前で、「してはいけないこと」をやったんだ。
試そうとか考えた訳ではなく、ふと思い付いただけだったと思う。
少し細かな説明をする。当時の俺の部屋は駅から徒歩15分、八畳1R、玄関から入ると細い廊下がありその先に八畳分の部屋がある。 姿見は部屋の入口、つまり廊下と部屋の境目に置いていた。
俺が○○から聞いていたのは、鏡の前で△をしたまま右を見ると◆が来るとか言う話だった。
体勢的にちょっとお辞儀をしているような格好になる。
「来るわけねぇよな」なんて呟きながら、お辞儀のまま右向いた時だった。
部屋の真ん中辺りに寺生まれで霊感の強い、Tさんがいた。
「俺を転送召喚する術式を行使するのは勝手だが、せめてドブさらいが終わってからにしてくれないか。」
それだけ言うとTさんはすたすたと帰ってしまい、後には臭いヘドロだけが残った。
こんな時間にドブさらいだなんて、やっぱり寺生まれって凄いと思いました。
96
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/04(水) 21:50:39 ID:oO7v3f4Y
>>95
Tさん序盤で解決パターンだね
長いのもいいけど、こういうあっさりこそTさんの魅力だな
97
:
☆≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!!
:2015/03/05(木) 00:48:20 ID:qYx/5.nI
皆さんは「寺生まれのTさん」を読む時に、
どんな容姿を思い浮かべて読んでいますか?
顔のパーツごとの特徴
(眉太い・ハゲとか)
イメージに近い俳優や漫画・アニメキャラの名前など
98
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/05(木) 02:25:23 ID:cFdg5sPc
若いTさんはコレ!
http://i.imgur.com/Fel5ZDE.jpg
10代のイメージだけど煙草加えてるからなぁ・・・
99
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/05(木) 12:19:18 ID:ITfTs8J.
シリアスTさんだとvsヤマノケが好きだ
自分の顔ぶん殴って追い出すなんて男前すぎる
100
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/05(木) 12:27:04 ID:ITfTs8J.
前にきさらぎ駅のゲームがあったけど、Tさんが出てこなかったのがちょっと残念だった
まあTさんはチートすぎるから仕方ないな
101
:
chikatomo★
:2015/03/05(木) 15:31:00 ID:???
>>100
あーー、それがあったか!
なんで気付かなかったんだろう。
バグ直しつつTさんるーと追加しようかな
102
:
( ☆∀☆)コメランTサン、SUGEEEEE!!
:2015/03/05(木) 18:55:11 ID:mKAh1f2E
リアルの改変ですね!
リアル少し長いので、どこでTさん入れるか難しいですよね。
Tさんのイメージ、私は画像検索見たのでTさんとJちゃんはあの映画のポスターみたいなやつですね。Tさんは俳優みたいなやつで、Jちゃんはアニメタッチのやつ。
103
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/05(木) 21:52:44 ID:1.YxKmAU
Kさんはメガネかけてそう
俺の中のTさんイメージは
>>98
それからこんなマンガもあった↓
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=29415001
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=32745849
104
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/05(木) 22:35:51 ID:1.YxKmAU
俺、よく
「耳かき取ってー」
「リモコン取ってー」
とか、彼女に言っちゃうんだけど
彼女は
「やだ」
って言いながらかならず取ってきてくれる。
今日
「コーヒーいれて」
って頼んだら、いつもみたく
「やだ」
って言いながらコーヒーをいれてくれた。
俺が好きな、砂糖なし、ミルク入りのやつ。
彼女のコーヒーはブラック。
というか、彼女はコーヒーはブラックしか飲まない。
俺「コーヒーのミルク買ったの?」
彼女「だって○○好きじゃん」
俺「…良い女だなぁ」
彼女が無言で、バシバシ叩いてきた。顔、まっか。
そのまま叩かれていると彼女の顔が見る見る鬼のように変化していく
撲る力も増してきて、ついに傍に有ったイスをつかみ撲りかかってきた
「殺される」そう思ったとき、
「破ァ!」という声と共に青白い光が彼女にぶつかった
突如あらわれた謎の男は呪文のようなものを呟きながら彼女に近寄っていく
「すまん手遅れだ、元には戻れない」そう言って彼女を数珠で殴りつけた
すると彼女は一瞬苦しんだ後はじけるように消えてしまった。
「救えなかったか、すまない…」
後で先輩にその事を話すとどうも寺生まれのTさんという人らしい
寺生まれってスゴイ、そう思った
105
:
☆≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!!
:2015/03/05(木) 23:57:35 ID:qYx/5.nI
>>98
>>102
やっぱり画像検索とかなさるんですねw
人によってイメージって全然異なるんですね〜
>>103
おぉ同志よ!w
Kさんはめがねで常ににこやかな表情をしているのでは…と思ってます
自分はTさんの画像検索したけどイメージに合うのが無かったんで
皆さんのイメージを参考にしつつ絵(といってもシャーペン書き)に起こしてみようかな〜と思って聞いてみました
106
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/05(木) 23:57:39 ID:cFdg5sPc
>>103
続け!と思っちゃうよね
http://i.imgur.com/xAhqKjD.jpg
107
:
☆≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!!
:2015/03/06(金) 00:00:19 ID:RaJpMi8k
うわぁあ
またおんなじの書き込んじゃった
スミマセン…
108
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/06(金) 00:01:12 ID:a/Zh7x.c
>>105
Tさん絵、超期待してます。僕のイメージは
「坊主になったからくりサーカスの加藤鳴海」ですね。
豪快さとかあったかさとか一生懸命さとか不器用さとか
109
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/06(金) 00:04:17 ID:a/Zh7x.c
>>104
彼女カワイイのに…
なんでTさん間に合わんかったんや…
110
:
☆≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!!
:2015/03/06(金) 00:14:26 ID:RaJpMi8k
>>108
そ、そのうち画像のあげかた調べてアップしたいと思います…w
色々と自信ないけど
111
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/06(金) 00:24:03 ID:a/Zh7x.c
>>110
愛があれば大丈夫。
お互いこんなところ(失礼…)まで来てるTさんフリークスじゃないですか!
あとTさん父は千葉真一さんかなぁ。もちろん坊主で。
112
:
chikatomo★
:2015/03/06(金) 00:28:53 ID:???
おぉぅ、リアルタイムで人がいる!
掲示板みたいだw
私はちょっと前に上げた記事のアイキャッチに織田無道さんを使ったんですけど、
その記事にTさん父みたいなコメントがついてから、Tさん父は織田無道固定になってしまった。
なんかやだ……。
113
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/06(金) 00:40:03 ID:M1OL/ymc
その記事のタイトルってなんだったんですか?
114
:
☆≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!!
:2015/03/06(金) 00:49:12 ID:RaJpMi8k
>>112
え掲示板でしょう?w
T父の声だけだったら菅原文太さん
見た目は…よくわかんないや
あとTさんもT父もツルッパゲより5㎜くらい生えてるはずだと信じている!
115
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/06(金) 01:08:54 ID:M1OL/ymc
俺はTさんの声は杉田智和さんで脳内再生してる
116
:
chikatomo★
:2015/03/06(金) 01:22:12 ID:???
>>113
とり憑いた霊をぶっ倒す方法教えて
http://chikatomo.doorblog.jp/archives/43018329.html
です!
117
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/06(金) 09:48:44 ID:ENFMlUgY
お破ぁ
118
:
( TДT)カンリニンサン、ゴメン!!
:2015/03/06(金) 18:29:48 ID:Fd9O3Zkk
管理人さん、ごめんなさい(笑)
織田無道さんを見てT親父とコメントしたのは私です(笑)
言い訳させてもらえるならTさん記事見た直後だったので(笑)
Tさんのマンガ、続かないのかぁ…
※欄Tさん新作出てる♪
119
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/06(金) 22:59:03 ID:RaJpMi8k
こんばん破ァ
120
:
chikatomo★
:2015/03/06(金) 23:13:33 ID:???
>>118
あのコメそーでしたかー。
無道以上のTさん父キャラの提出をお願いします!
121
:
エイプリルフール
:2015/03/07(土) 00:52:42 ID:3OtVI7TE
3月が終わったばかりの、ある寒い夜のことだ。 ある男が、分娩室の前で祈りを捧げていた。
男:「神様、どうか妻とわが子を助けてください」
男の妻は生まれつき体が弱く、出産に耐えられないため帝王 切開を選んだが、それでも命さえ危険であった。 妻と、エイプリルと名づけたまだ見ぬ我が子の無事を祈っ て・・・ その時、分娩室のドアが開いた。
医者:「極めて難しい手術でしたが、お子さんも、奥様も、 良好な状態です。おめでとうございます」
男は喜びに涙を流し、分娩室に駆け込んだ。 が、そこにいたのは手術台の上で血まみれで絶命した妻と、 床に落ちて死んだ我が子だった。
背後で医者が叫んだ。
医者:「エイプリルフール!!」
122
:
エイプリルフール
:2015/03/07(土) 01:35:12 ID:3OtVI7TE
「破ぁ?あんたそれでも医者かよ!?」
その声に男が振り返ると、そこには寺生まれで霊感の強いTさんが!
何なんですかあなたは!?と動揺する医者を押し退けてTさんは男のそばまでやって来る
「エイプリルフールってのはな...嘘で人を笑顔にする日なんだよ!破ぁ!」
その言葉と共に放たれた光が妻と子供を包み込むと、まるでビデオテープを逆再生するかのように傷口がふさがれ、二人は息を吹き返した
寺生まれってすごい。
医者が呼んだ警察から逃げるTさんを見て男はそう思った
123
:
ドライブ
:2015/03/07(土) 01:41:34 ID:3OtVI7TE
真夜中、友人が先輩と2人でドライブしていたときのこと。
地元でちょっと有名な心霊スポットの近くを走っていたところ、検問に引っかかった。
免許証、飲酒の有無(夜中だからね)を確認したあと、 車内を見まわした警官が怪訝な顔をして一言。
「すみません、人数オーバーですよ」
「破ぁーーーーー!!」 と叫ぶTさん。 するとTさんの両手から青白い光弾が飛びだし、警官を吹き飛ばす。
「・・・・俺が正義だ。」 そう言うとTさんは車を発進させる。
寺生まれってスゲェ・・・ぐったりとして動かない警官を見て友人はそう思ったらしい。
124
:
☆≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!!
:2015/03/07(土) 02:49:10 ID:Fuoztjww
>>123
Tさん流石にお巡りさんには手出しちゃ駄目ぇー!
これPさん(朴念くん)に話伝わったらどうなんだろ…wktk
125
:
( ☆∀☆)テラウマレッテスゴイ!!
:2015/03/07(土) 12:53:42 ID:8ieNATNk
よく考えたらもう※欄Tさんじゃなかった(笑)
エイプリルフール、医者に破ぁ!して消し去っちゃえばいいのに…
ドライブ、国家権力に破ぁ!するTさん素敵…
ハァァァッ!!さん、T親父のイメージ画もよろしくお願いします!
私は絵のセンスもないので…
126
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/07(土) 14:58:00 ID:ANc..GIc
エイプリルフールいいですね!
胸糞悪いアメジョーにも対応するTさんの懐の深さに感動
127
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/07(土) 15:01:08 ID:LFn8wJdg
>>123
吹き飛ばすのは車内の霊にしときゃいいのに、なぜ警官www
128
:
☆≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!!
:2015/03/08(日) 00:20:41 ID:q0LTFvYo
>>125
T父ですか…
当方女の子ばっか描いてるのでオジサンを上手に描けるか凄い心配^^;
テラウマレッテさんも描きましょうよ
或いはTさんテラーとして書いてみましょう
てか皆さんも一緒にいかがですか
絵本みたいな簡単な文や作文、あいうえお作文みたいなものとか!
129
:
コピペ:はじめてのかていか
:2015/03/08(日) 09:48:39 ID:a1SHVqno
7がつ5にち
きょう、はじめてかていかをならった。ケンちゃんは「かていかはおんなのかもく!」といってせんせいにおこられた。
せんせいは「いまはだんしもさいほうやおりょうりができないといけないじだい」といった。
はじめてのじゅぎょうはおりょうりだった。1ぱんはごはんをたいた。2はんはおみそしるをつくった。3ぱんはカレーをつくった。ぼくは3ぱんです。
じゃがいもやにんじんをほうちょうできるときはドキドキした。「てをきらないようにゆっくりね」とせんせいがいった。
じゃがいもやにんじんやたまねぎやおにくをゴトゴトにた。カレーのルーをいれた。しばらくしたらカレーができた。やさいやおにくをきるときはきんちょうしたけど、そのあとはかんたんだった。
がっこうのかえりにびょういんにいった。ママにカレーをつくったといったら、にっこりわらった。ママがいえにいなくてさびしいといったら、もうすぐいえにかえれるといった。うれしかった。
「そのときはいもうともいっしょよ」といった。
いもうとは、ともよというなまえだ。ママはともよをうんだので、びょういんにいる。
「ともよもカレーをたべるかな」ときいた。
もうちょっとおおきくなったらたべるとママはいった。
おおきくなったら、ともよにいっぱいカレーをつくってあげようとおもった。
130
:
コピペ:はじめてのかていか
:2015/03/08(日) 09:49:22 ID:a1SHVqno
7がつ8にち
ママとともよがいえにかえってきた。パパはにこにこしている。
ぼくはママとパパにカレーをつくってあげようとおもってそういった。
「いいから、おとなしくしていなさい」
パパがそういって、なにもさせてくれなかった。
ママにあそんでもらおうとおもった。でも、ママはずっとともよとあそんでいる。
7がつ10にち
きょういえに、しんすけおじさんとかおりおばさんとおじいちゃんとおばあちゃんがきた。
おしょうがつみたいでうれしかった。しんすけおじさんとあそんでもらおうとおもった。だけどあそんでくれなかった。
かおりおばさんにほんをよんでもらおうとおもった。だけどよんでもらえなかった。
おじいちゃんとおばあちゃんもあそんでくれなかった。
みんなともよとあそんでいる。
「おへやにかえっておとなしくあそんでいなさい」
みんなにそういわれた。
131
:
コピペ:はじめてのかていか
:2015/03/08(日) 09:50:42 ID:a1SHVqno
7がつ12にち
こんどのにちようびに、またおじさんやおばさんやおじいちゃんやおばあちゃんがくる。
みんなともよとあそびにくる。
ぼくとあそんでくれない。
「たべちゃいたいくらいかわいいって」
ママはともよをだっこしていった。パパも「そのとおりだよ」といった。
「よかったねともよ」とママはいった。
7がつ18にち
はやおきしてカレーをつくった。やさいはじょうずにきれた。おにくはむずかしかった。
やわらかくてプニャプニャしてて、ちがいっぱいでた。
「ともよー!ともよー!」
ママがともよをさがしてる。もうすぐみんながくる。カレーがぐつぐつにえている。
たべちゃいたいぐらいかわいいともよ
132
:
コピペ:はじめてのかていか
:2015/03/08(日) 09:51:34 ID:a1SHVqno
「お、あんがいじょうずにできたじゃないか」
りょうりのじゃまだからともよをあずけてたきんじょのてらうまれのTさんがほめてくれた
「どれ、あじのほうは、と…ふむすこし、あまみがたりないな。はぁー!」
そういってTさんはもちこんできたたっぱからすりおろしたりんごをいれてくれたれいのうりょくだといいはっていたが、どこからみてもすりおろしのりんごだった。
かれーはおかげでおいしかった。
てらうまれはすごい、あらためてそうおもった。
133
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/08(日) 09:53:32 ID:a1SHVqno
書くときは行空けるべきでしたね
見にくくて済みません
134
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/08(日) 11:00:30 ID:K2JXC3DA
>>133
意味がわかると怖い話が普通のほのぼの話に!
さすがTさんやで!
135
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/08(日) 11:37:35 ID:MxaIXeMo
元ネタでは誰も「ぼく」と遊んでくれなかったのが可哀そうで・・・
でもTさんみたいなことをすると不審者扱いされるのが現実
136
:
☆≡⊂(・∀・´)ハァァァッ!!
:2015/03/08(日) 13:09:03 ID:q0LTFvYo
>>133
良い話だ…とても良い話になっててキュンときた
Tさんなんでタッパー持ち歩いてるの?w
托鉢のためかな
137
:
( ☆∀☆)テラウマレハスゴイ
:2015/03/08(日) 14:36:05 ID:TLYGf9ek
Tさん料理も詳しいんだね。
138
:
ヒダル神
:2015/03/08(日) 14:54:20 ID:a1SHVqno
今は昔。
頃は秋。友人Aと上高地へ行った時の事。
休日でもあり、そこは我々も含めた観光客でいっぱいだった。
その賑わしさをものともせず、梓川、河童橋の向こうに見える穂高は
相変らず凛として美しい。
少し早い食事を済ませ、遊歩道へ行ってみると、初めて穂高を見て感動モードに突入しているAはもう何を見ても“嬉しい状態”である。
「あ、さかな!」
歓声を上げ、私より先に2、3歩川に近づいたAがふいにその場にしゃがみ込んだ。
「どうした?」
あわてて駆けより、その体に手をかけると異様に冷たい。
振り仰いだAの顔は青白く、唇に至っては紫色に近い。
「なんか、腹へって、寒いんだ…」
か細い声でAはそう言ったが、食事をして未だ20分もたっていない。
あれほど人がいたはずなのに、なぜか周囲には誰もいない。
「だめだ…」
そして、へたり込んでしまったAの不気味なしゃがれ声。
「ひもじいよォ…」。
私はぞっとした。
139
:
ヒダル神
:2015/03/08(日) 14:56:30 ID:a1SHVqno
違う、いつものヤツじゃない。
これはダルだ!子供の頃、年寄から聞いたダルに違いない。
「山へ入った時、何でもいいから食べ物は一口残せ。山にはダルがおる。ダルに取っ憑かれたら腹が減って動けんようになって死んでしまう。
そん時にな、何でもいいから口に入れたらダルが離れて助かるんじゃ。だから、山で弁当使う時は必ず一口残せ」
そう、言聞かされた。
本当か嘘か知らないし今までそんな目に遭った事はなかったので本気にしていなかったので予備の食べ物は持ち歩いていなかった。
これが多分それだ。とにかく急いでリュックを探すも飴玉の一つも見つからなかった。
「ひもじい…ひもじいよォ…」。
まるで死人のような青白い顔でつぶやく友人を前に恐怖と焦りで呆然として何も出来なかったその時。
「破ぁーーー!!」と言う叫び声とともに勢いよく振られるフライパン。
強火の炎に炙られ黄金色に輝くパラパラに炒められたご飯が宙を踊る。
焼けた鍋肌から回し入れられたしょう油の焦げる匂いが食欲をそそる。
「できたぞ」とTさんがフライパンから出来立て熱々の炒飯を皿に盛りつける。
ご飯の一粒一粒がパラパラに炒められ黄金色に輝くその炒飯をAはまるで蛇のように一飲み。
「………」
人間業ではない。
恐怖に駆られた私は、フライパンに残っていた残りの炒飯もAの口に放り込み、それが飲込まれるのも確かめないまま水筒を彼の口に押しつけた。
大きく喉が動き、やがてAは自分の手で水筒を掴んで茶を飲み始め、次第に飲み干す速度がゆっくりとなって、ついにそれが止った。
「ああー、旨かった」
満足げに笑ったAの声が妙にダブって聞えた。
Tさんは「危なかったな・・・」というと満足げな表情で帰っていった。
台湾の中華は美味い、改めてそう思った。
140
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/08(日) 14:57:42 ID:a1SHVqno
今気づいたけど既出だった
ごめん
141
:
chikatomo★
:2015/03/08(日) 16:57:34 ID:???
>>140
okok!
まだ始まったばかりだから既出か気にせずどんどん行きましょー
142
:
( ☆∀☆)チュウカハウマイ
:2015/03/08(日) 18:15:20 ID:RD6s3znI
>>140
既出なんですか?
初めてみました!ありがとうございます!
143
:
それとも
:2015/03/08(日) 18:16:10 ID:a1SHVqno
よりによって夜勤の最中、嫁が産気づいたと連絡があり俺は急いで産院へと向かった
夜中の2時になろうかという時間、夜間出入口から長い廊下を静かに小走りに急いでいると
『ご主人ですか?』
分娩室の手前でナース服の女が声を掛けてきた
『そ、そ、そうです!うちの嫁は!?』
『ご主人落ち着いてくださいね、奥さまとお腹の赤ちゃんは今危険な状況です
奥さまの命を優先しますか?赤ちゃんを優先しますか?
それともあなたが身代わりに?』
ナース服の女の口元がニヤリと笑い骨と皮だけのように細い指を俺に向けて伸ばしてきたその瞬間
『そこまでだ!破ァーーーッ!』
青白い光が俺の耳元をかすめ目の前の女に向かって炸裂した
『男に捨てられ子供を産めなかった女の恨みがここに留まり
生まれなかった子供の魂を抱え込んだまま悪霊になったんだ
いつまでも幸せな家族を妬んで道連れにしようとしてんじゃねーよ』
はっ!と声の方を振り返ると近所の寺生まれのTさんがいた
『どうやらお前もお前が抱え込んだ魂も一緒に転生する時が来たようだな破ァ!』
再び青白い光を放つTさん
『それにな、ここのナース服は2年前からパンツスタイルに変わっちまったんだよ!』
寺生まれって凄い、改めてそう思った
144
:
ダッチワイフ
:2015/03/08(日) 18:17:24 ID:a1SHVqno
昨晩、ネットで購入した「ダッチワイフ」と初めて交わった。
あまりの気持ち良さに連続射精で体力の限界に達してしまい
逝くと同時に挿入したままワイフに覆いかぶさった状態で
眠ってしまった。
今朝、いつものように母親が俺を起こしに来た時、間一髪
布団でワイフを隠したんだが、ワイフの長い髪が布団からはみ出し
明らかに2人分の膨らみを帯びた布団を見て、
母親「だ、だ、誰?」
俺「と、友達…」
母親「お父さーん!お父さーん!」
もうだめだ…そう思ったとき青白い閃光が走った。すると何とワイフが喋りだした!
ワイフ「こんにちはお父様お母様、○○君とは仲良くさせてもらってます」
母親「あら…ごめんなさい、邪魔しちゃったわね…」
後日Tさんが家に来て、
「祓うのは得意なんだが、憑依させるのは少し苦手なんだよ…まぁ次はばれない様にするんだぞ」
そう言ってワイフを持ち帰っていった。ありがとうTさん。
寺生まれってすごい、改めてそう思った。
145
:
井戸から消える死体
:2015/03/08(日) 18:20:38 ID:a1SHVqno
ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていなかった
次の日も、次の日も死体はそのままだった
146
:
井戸から消える死体
:2015/03/08(日) 18:21:30 ID:a1SHVqno
ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていなかった
次の日も、次の日も死体はそのままだった
147
:
井戸から消える死体
:2015/03/08(日) 18:22:18 ID:a1SHVqno
ふと後ろを振り返るとそこにはTさんが立っていた
「
遅くなってすまない、破ァッ!!」
と言いながらロープを下ろし、井戸をゆっくり降りていくTさん
母の死体を担ぎ、はにかみながら
「又5年後取りに来るぞ」
と言い残し普通に歩いて去って行った
寺生まれってスゴイ、改めてそう思った
Tさん死体をどうしているんだ?(転載者)
148
:
俺もそっちに行く
:2015/03/08(日) 18:28:05 ID:a1SHVqno
彼女「ねぇ、なんで最近話してくれないの!」
彼氏「…」
彼女「ねぇっ!」
彼氏「おまえ、最近うざい。ってか俺もうお前のことすきじゃないし、別れてくんねぇかなぁ」
何で俺はあの時あんなことをいってしまったんだろう
あの時、彼女は泣いていた。何もいわずにただ、ただ…泣いていた…
そして、彼女は帰ってしまった
1時間後、彼女の母親から電話がきた
彼女母「もしもし。彼氏くん?」
彼氏「はい。そうですけど…」
彼女母「さっき娘が、交通事故で…」
俺は、そのときどうしていいかわからなかった
ただ…ただ…涙が止まらない...
次の日、彼女の母親から一枚の手紙をもらった
______________
彼氏へ
お誕生日おめでとう!!
大好き!!
これからもずっと一緒だよ!!
_______________
そうだ。今日が誕生日だった
あいつは俺のことをこんなに思っててくれたなんて…
ごめんな
今言っても遅いけど
そして、ありがとう
俺もそっちに行く。お前のいない世界で生きる意味なんか無いからな
俺は屋上から踏み出した
149
:
俺もそっちに行く
:2015/03/08(日) 18:30:40 ID:a1SHVqno
その時、どこからか伸びてきた数珠が彼氏の体を掴んだ!
「危機一髪ってとこかな」
寺生まれで霊感の強いTさんだった
「悪霊の仕業だ。心の弱った人間に取り憑く。だが安心しな、俺が取り除いてやった」
「彼氏くん!」
彼女…?彼女は死んだはず…しかし目の前にいたのは確かに彼女だった
「交通事故のケガよりその霊障が酷くて…それを通りがかったTさんに蘇生してもらったの」
「そいつが生前恋愛が原因で死んだ霊だったからな、もしかしてと思ってここに来たんだが…まったく間に合ってよかったぜ」
気づくと俺は泣きながら彼女を抱きしめていた
「ヒュー、お暑いこった。もう彼女を悲しませんなよ。末長く幸せにな!」
そう言って去るTさんの背中はどこか寂しそうだった
寺生まれってすごい。
屋上で飯を食おうと思って、出ていくタイミングを逃した俺は改めてそう思った
150
:
寺生まれの名無しさん
:2015/03/08(日) 18:30:57 ID:a1SHVqno
とりあえず、保存してた分をサルベージしました
>>145
が重複してました、すみません
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板