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仏教住職がカトリックに改宗
1
:
カトリックの名無しさん
:2014/10/16(木) 20:46:41
仏教住職がカトリックに改宗
2
:
カトリックの名無しさん
:2014/10/16(木) 20:47:25
ピオ吉井滴水は今から五〇年以上も前に、七二歳の高齢でカトリックに改宗しました。しかし真理のカトリック信仰へと導くために「私をして今日の喜びに浸らしむるの素地をつくり、私の心を鍛えて下さつたのは巽に大聖釈尊であつたことを忘れることは出来ません、若し私が釈尊の教説に親んで居なかったならば、斯くもたやすくキリストの玄義を理解し得なかつたでありましよう」とも言っています。
つまり真理に到達したこと自体を感謝し、どのような道を通ってきたか(仏教)については、用がなくなれば壊される足場としてそれを感謝しています。三人の東国の博士たちもヘロデによって幼子イエズス・キリストの居場所を教えてもらっています。博士たちはヘロデに感謝したでしょうが、イエズス・キリストを見つけた後は、ヘロデの元には戻りませんでした。それと似ていると思います。
ピオ吉井滴水は、六歳の頃から仏寺に預けられ、禅僧として仏に仕え、七二歳まで仏教の住職でした。それでは、ピオ吉井滴水をカトリック信仰へと導いたその恩師であるヨゼフ・スパー神父の序文から紹介させて頂きます。
『私はなぜカトリック教を信ずるか―カトリック教と仏教 』ピオ吉田滴水、エンデルレ書店、1955年
3
:
カトリックの名無しさん
:2014/10/16(木) 20:47:46
序
文学博士 ヨゼフ・スパー
私にとつて、今年最大の慰めは、七十二才の吉井滴水師が、夫人ともども、主の御昇天のよき日に、めでたく受洗された事である。
ああ、御聖寵の道の絶妙にして、測り難きことよ、吉井氏は、過去半生を禅僧として仏に仕へて来られたのである。そもそも六才で寺に托せられ、爾来仏教伝道師、社会事業家となった彼は、その中四年間を、遍歴説教者として、カリフォルニヤに過し、つい二三週間前迄は、姫路北方の古寺の住職をしていたのである。
併し、生命そのものなる御者、生命の喜びなる御者は、その高貴な魂を、自力本願の禁欲主義の薄闇から、義の太陽の白昼の光へと、徐々に向はせ給うたのである。
吉井氏は、次のように云っている。「私は延長七十ニマイルのトンネルから、出て来たような気がする。中はじめじめとして真暗だった。しかし今、私は信仰の爛々たる輝きの中に、真理の慰めに充ちた暖さの中にいる。そして新しい家庭の真中にいる自分を見出すのだ。この家庭は新しい。が、私が立去った家庭よりも古いのである。私は故郷に帰りついた。私は平和を見出したのだ」
今尚、吉井氏は、自分にキリストをもたらした仏教に、感謝している。彼は自己制禦が、英雄的度合いにまで達し、自己消滅が内的進歩の値とも、賞とも見なされている、もっとも厳格な一派に属していた。
病は計らずも、彼を私の診療所に連れて来た。私は彼の瞳に宿る一抹の不安と、魂の悲しみとを見てとった。
彼は告白した。「貴方々カトリックの司祭は、自分の愛する御者、又貴方々の信仰によって貴方々を愛して居られる御者の為に働いています。私には信仰がありません。私共仏僧が念仏をとなえるのは、報酬を更けるからなのです。私共には召出しなどはないのです。」
彼は、私の教理のクラスに出席するようになった。彼は広範囲にわたって読書し、こまごまと質問し、毎日の祈りを怠らなかつた。教理のクラスを了って家に戻ると、彼はかかさず、その日聴いた事を夫人に話してきかせた。今度は夫人が質問する時である。氏は次のクラスの時、私の解答を求めこれを注意深く書き取っていた。
このようにして、一年以上が過ぎた。彼は一度も教理の勉強を欠かさず、御聖体の尊前で長時間を過していた。彼は荒れ狂ふ熱情に翻弄されて、悪用した青春から立戻ったアウグスチヌスではない。いな寧ろ、真理の断片を一片一片見出しては、敬虔にこれを老後の霊的若さの型にはめこんでいったニューマンの静穏な上昇であった。
教会を訪れる度に、我々の宗教にもつ隠れた、しかし明白な美に、彼の驚愕は増すばかりだった。
彼は既に、ハワイのダミヤン神父のモロカイ島訪問の折り、之を感じていたのである。或は又、開拓当時のカリフォルニヤにセッラ神父の遺した教化の跡に眼を見はった事もあった。そして四年前から姫路に於ける我々の事業−或は貧者の為、或は盲人の為、彼自身の言葉を借りれば一碗の飯か一連の笑を必要としている総ての人を相手にした我々の事業を注意深く観察して来たのであった。
4
:
カトリックの名無しさん
:2014/10/16(木) 20:48:05
ここに至って、彼は長年鍛へた熟達した長い冥想と外的感受性の克服に依り容赦なく自己分折をした。
今日迄、彼は人は自力によりすがらねばならない事。救ひとは自己波却に他ならぬことを教えられて来た。しかし長い、曲折に富んだ彼の半生は、彼に、人間の真の弱さ、脆さと、哀れな小さな心の上に首位を占めようとして互に競ふ「光と間」「所信と方便」「道徳と行状」の絶問ない対立を教へたのである。
「だが、今こそ、私は私の救主を見出した」と彼は云ふ。「仏佗は偉人の一人である。しかしキリストは無比である」と。準備が終った時、彼は座して、己が宗派の本山に当て、辞表を認めた。「私はようやく、生涯を通じて、私を責めさいなんで来た、疑問をとく事が出来ました。カトリック教会は、これらの疑問への解答を把持しています。私は、今、自分の良心に従はねばなりません。今迄私を友として下さつた皆様も、やがて何時の目にか、私の後に倣はれる勇気を、お見出しになるよう、祈って止みません。」
既に言ったように、彼は御昇天の大祝日に受洗した。吉井氏夫妻は、これより三日の後、列聖された聖ピオ十世をあがめて、霊名にはピオとピアを選んだ。
今、彼はピオ十世が祭壇の栄誉に上げられた丁度その日、聖体の教皇を記念して祝別された飾磨の新教会で伝道士として働いている。彼はここで、彼の新しい師、キリストを教へている。
若いカトリック信者のように、夫妻は我々の手本である。彼等は毎朝五時に起床し、祈りを誦え、黙想をする。毎日ミサに与り御聖体を拝領する。彼等の奮発心と熱心は司祭の百の説教程の力をもつ。
今日、又、私の診療所を一人の仏僧の妻が訪れた。彼女は癌を煩ひ、その苦痛にもだえ苦しんでいた。「どうぞ、私に易しくキリスト様を教へて下さいませんか」と彼女は乞ふのだった。「私はキリスト様の事が知り度くてたまりません」
そこで私は〃吉井さん〃を呼んだ。今、彼はこの婦人に教理を教へている。きつと自分の改宗記も語っている。であろう。
彼はこの改宗記を書き上げた。私達はこれを出版したいと思っている。これはキリストと彼自身への感銘深い証明で終っている。「私は、カトリック信者になりました。真理を愛したるが故に…….」
於姫路
5
:
カトリックの名無しさん
:2014/10/17(金) 15:21:11
カトリック教と仏教
私は、なぜカトリック教を信ずるか
ピオ吉井滴水
まえがき
「君はなぜカトリック教を信じますか」との問に対しこの一文を草しました。本冊子に於ては、カトリック教と仏教とを
一、本質的相違より観て
二、聖書と仏典の成立過程より観て
三、教義の比較より観て
の三点より比較考察して、カトリック教のすぐれた点を述べ、同教を信ずる所以を明らかにしましたが、実際に於て私の心をより一層強く動かしたものは、斯る抽象的な理論よりも、寧ろ救霊に対する真摯にして熱烈なる神父諸師の実際的態度であり、愛の精神に依って社会福祉のために尽される教会の献身的活動でありました。百言は一行に如かずと云はる通り、げに、人を動かすものは、百の美辞麗句よりも、一の真実行であります。
私は本冊子の終末に述べた通りの心境に依ってカトリック教に帰依しましたが、私をして今日に至らしむるため、約一年有半の永きにわたって、直接に間接に断えず私を指導策励して下さいましたスパー神父様に対し深甚なる感謝をささぐると共に、ますます信仰を堅め、信仰行にいそしんで、同師の御懇情に報いたいと決心しています。
尚、本冊子出版のはこびに至りましたことは、偏にスパー神父様の御厚意に依るものでありますが、その内容用語などについては岩永神父、酒井康次の両氏より、しばしば有益なる助言を賜りましたもので、ここに記して感謝の意を表します。
昭和二十九年五月二十七日 (御昇天の大祝日)
ピオ吉井滴水
6
:
カトリックの名無しさん
:2014/12/03(水) 08:50:13
聖イグナチオに袈裟姿でミサに預かる僧侶がいると聞いたことがあるよ。
あとプロテスタントだけど、浄土真宗の寺の息子として生まれて寺を継いで住職となった人が、
改宗して牧師になったケースもある。詳細は「仏教から基督へ」という本で。
その人が作った教会は今もあり、地方で福音を伝えている(新興宗教ではないので世襲ではない)
7
:
カトリックの名無しさん
:2024/05/13(月) 10:04:22
★『私はなぜカトリック教を信ずるか―カトリック教と仏教 』
著者 ピオ吉田滴水、エンデルレ書店、1955年
>>2-7
8
:
カトリックの名無しさん
:2024/05/22(水) 12:58:51
>>2-7
よりつづく
★カトリック教と仏教 ――私は、なぜカトリック教を信ずるか
「マニラの eそよ風」より
https://www.immaculata.jp/mag2006/manila345.html
★カトリック教と仏教 ―私は
「マニラの eそよ風」より
https://immaculata.jp/mag2006/manila343.html
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