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元文学青年の俺が世の中の俗物を徹底的に馬鹿にするスレ
20
:
名無しさん
:2025/09/16(火) 04:45:40
>>10
「家柄、資産、学歴、身長、容姿の良さ、女からのモテ、セックスの充実」
は、見事に俗物による他人の評価基準を表している
そうなると、これらにコンプレックスを抱いたという推論では、三島は俗物ということになるのだが
家柄という点では、ブルジョアジーであることに太宰本人がひどくコンプレックスを抱いていたし、滅びなければいけない側の人間であると強く思い込んでいた(実家が実際に没落していくからややこしいが)
資産については、仕送りをもらっていたのは事実だが、それを飲み食いに使っていたとかさらに女に貢がせていたとかはソースが不明 バビナール中毒になって薬代がかかったのは知ってる
同棲してたっていうのは最初の心中事件の女性のことか?殺人幇助を疑われて、「この手をもって園を沈めた」と小説に書くようなトラウマがそんなに羨ましいか?
晩年は莫大な税金が全く支払えない状態だったことが長部日出雄による伝記に記されていて、それが自殺の一因だったようにも読める
学歴って、彼は卒業したのか?留年して実家からこっぴどく怒られたのは知ってるが
身長・容姿・モテ・セックスの充実(?)とかアホらしい
私は三島作品を未読だが、三島はそんなものに拘泥する程度の人間だったのか?全共闘と討論する姿からはとてもそんなふうに見えないが
21
:
元文学青年の俺
:2025/09/16(火) 11:15:58
>>18
>三島をきちんと読んでいないので、どれかを読もうなあと思う
自分はたいして三島の作品を読んでいないので、「おススメはこれだ!」とアドバイスする
ことができません。残念です。
22
:
元文学青年の俺
:2025/09/16(火) 11:21:04
>>20
>そうなると、これらにコンプレックスを抱いたという推論では、三島は俗物ということに
なるのだが
そうです。もちろん、三島も十分「俗物」です。
しかし、三島はそういう自身の「俗物性」を激しく嫌悪しました。
本家5チャンネル文学板の17で書いたように、『午後の曳航』で、三島は自分の「俗物性」
と戦った。登場人物に仮託させて、その人物の殺害を少年たちに図らせた。少年たちは、
やがて自分たちが年を重ねて、ついには自分自身が「俗物」になってしまうことを恐れた、
嫌悪した。だから、将来の自分たちの姿であるその人物を殺そうとしたのです。
三島の、「内なる俗物性との闘い」は、三島文学の重要なテーマのはずです。
なお、「家柄という点では、〜 」以下の部分でおっしゃっている太宰治の事実関係の点に
ついては、これはそもそも私の意見ではなく、引用元の方のものです。自分はその事実関係
等についてはよく知りません。あまり追究する気持ちもありません。
これらの批判は、引用元である本家5チャンネル文学板「【美形イケメン】太宰治【金持ち
東大生】」スレの87氏に向けていただきたい。
いずれにせよ、レスありがとうございます。
23
:
( ´・ω・`)
:2025/09/16(火) 18:06:17
>>19
ありがとう。
無理せず、ぼちぼちで行きませう。
>>21
タイトルを見て気になるものを読んでみるよ。
24
:
元文学青年の俺
:2025/09/16(火) 22:05:33
>>22
に付け足し
太宰治は自身の「俗物性」をあまり隠そうとはしなかったと思います。そしてまた、「俗受け」を
喜んだ。
三島はそういう行き方・生き方を好まなかった。
ちなみに、三島には「文学者は銀行マンのようにふるまうべきだ」という主旨の発言があります。
従来の近代日本の文士たちのだらしない、あるいは奔放な生き方を拒否し、1日を決まった
スケジュールに沿った規則正しい行動をすることを実践しようとした。
主に午前を小説執筆にあて、その後はジムに行ってトレーニングをしたり、観劇したり、といった
ような暮らし方です(現在では、村上春樹氏などがごく自然にこういう暮らし方をしているようです)。
これは、一面、三島自身のダンディズムでもあるでしょう。
三島の「(内なる)俗物性の克服」という面にはやはり一種のダンディズムがうかがえますが、また、
ここにロマン派の真髄を見るべきではないかとも考えます。
25
:
名無しさん
:2025/09/17(水) 05:18:31
>>22
実に面白い、おそらくは正鵠を射た指摘のように思われる。
とあったので、ついつい熱くなってしまいました。「コンプレックスを抱く三島」が論の主題だったのを読み違えてしまったようですみません。
まぁ太宰とはこんなふうに人を熱くさせる作家だということで、ご勘弁頂きたい。
三島、機会があれば読んでみます。
26
:
元文学青年の俺
:2025/09/17(水) 11:33:04
>>25
丁寧な返信ありがとうございます。
太宰治については自分も詳しくはないので、具体的な情報を提示できないのが残念です。
今は自分の太宰治熱が退いているので、それを追求しようとするエネルギーも欠けている状態です。
申し訳ない。
「そうなると、これらにコンプレックスを抱いたという推論では、三島は俗物ということ
になるのだが」は、もっともな疑問だと思います。
27
:
元文学青年の俺
:2025/09/17(水) 11:35:56
さて、成り行き上、もう少し文学者と俗物の関係性について語らせていただきます。
優れた芸術家の中に「俗物」と「(広く言って)詩人」が同居しているのは珍しくありません。
というか、人間が社会的動物である限り、俗物性もしくは俗物根性と完全に縁を切ることは
不可能であろうと思われます。
結局、俗物性をあらわにするか否か、あるいは、どの程度あらわにするかの違いだけに帰する
のではなかろうか。
三島には当然、普通の人間と同様に、名声に対する渇望があり、今で言うところの承認欲求が
強かったと考えられます。ノーベル文学賞をひどく欲しがったという話も伝えられている。しかし、
三島自身はそれを言葉で表したことはなかったと思う。
一方、太宰はと言えば、新人の頃、芥川賞を欲しがったのは有名な話です。そういう言動は広く
知られています。
取りあえず今日はここまで。
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