伊豆半島からやや愛知より、駿河湾を通り愛鷹山を越え、富士山を横目に山梨へ入り、八ケ岳をまたぎ、白馬岳から黒部川(または糸井川、はっきりと見えにくい)を抜け、富山湾に至る線が見えます。 地震が起きる少し前、海は高くなり、石廊崎の斜め左に遊覧船のような白い船(P a r a d i c e の文字が見える)があります。船は陸よりも高く、そのままの高さで、温泉街の白い建物に向けて動き始めます。その日は晴れていますが、日中の日差しではなく、午後の2時から5時の間と思えます。温泉街のバックの山やまは緑が濃く、紅葉でも冬の景色でもありません。[・・・](P66)