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AIについて

37メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/11/13(水) 20:00:35
本職のPGでも強いAIの可能性を肯定する人がいたのですね。正直意外でした。
私はかつて10年以上IT業界にいて、時折SEやPGとサールの「中国語の部屋」について話をしたのですが、
サールの論証に反対する者は一人もいなかったので、本職の人は強いAIを拒否するのが当然と思い込んでいました。
(ただし強いAIが難しくて弱いAIが簡単だというイメージは間違っているという指摘はありました)

あと脳とコンピューターの根本的違いは今までも書いてきたのですが、付け加える点が
あるとしたら「付随性」の問題でしょう。これはソール・クリプキの議論が参考になります。
青山拓央がクリプキの『名指しと必然性』から該当の部分を抜粋していますので、よければご覧下さい。
http://wiki.livedoor.jp/aoymtko/d/%a5%e1%a5%e2

クリプキの議論の要点は付随性が必然的でないということなのですが、しかし換言すると、
デジタルにクオリアが相関する異なる可能世界は思考可能であるけれど、この世界ではニューロンに
クオリアが相関する自然法則が現に「成立」してしまっているので、ある日突然、E=mc^2がE=mc^3に
なるような自然法則の変化が生じない限り、デジタルにクオリアが相関することはない、ということになります。

38hijk:2013/11/14(木) 14:50:07
付随性についての議論のご紹介ありがとうございます。
私も、(クリプキが言うように)部分的な物理的状態に「熱さ」「痛さ」は必然的には付随しないと思います。それと整合的だと思うのですが、(パトナムの言う)多重実現可能性にも賛成なので、「熱さ」「痛さ」を感じる生体ニューロンを用いないロボットもまた可能だと考えます。
とはいえ、「熱さ」「痛さ」を「感じる」情報処理過程とはどんなものかを具体的に示さなければ説得力のカケラも無いので、それは今後研究していきたいと思います。なお、以下のURLは、その第一歩として作ったオモチャのモデルプログラム(JavaApplet)です。宜しければご笑納ください。
http://www.netlaputa.ne.jp/~hijk/philo/ac2/artificial_consciousness_2.html
ありがとうございました。今後ともご指導の程、宜しくお願い致します。

39名無しさん:2013/11/16(土) 11:40:36
心の哲学で主流の物理主義、特に機能主義の観点からは
強いAIは理論上作成可能なのではないかと思うのですが
メビウスさんはどうお考えですか?

40メビウス ◆4lggoO1oV6:2013/11/16(土) 19:47:52
>>39
心の哲学は自然主義、つまり自然科学(この場合は脳科学)の知見を前提にしているので、
機能主義や行動主義、また性質二元論でも強いAIの可能性は否定されます。

デネットはコンピューター機能主義を擁護して、人間の脳もコンピューターも似たような
ものだと考えていますが、そもそもデネットはクオリアの存在を否定します。
(ただしデネットとサールでは「意識」や「クオリア」という語の定義が異なる)

著名な学者でクオリアをもてる強いAIが可能だと考えているのはチャーマーズぐらいでしょう。
ただしチャーマーズは汎心論という形而上学を前提に主張していることに留意する必要があります。


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