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遊撃左遷小隊レギオン!【古巣】

33スイ ◆REK82XblWE:2013/09/04(水) 12:17:03
すいません、どなたか代理お願いします!!いつもごめんなさい。

スイが告げてから、少し沈黙が落ちる。
やがてフウは口を開いた。

>「……ブライヤーの行方なんて、吾は知らんよ。あいつを襲ったのは遊撃二課じゃあない。
 ああ、元老院からの特使がブライヤーを捜して吾らに合流してたな。
 つまり、ブライヤーの失踪は元老院の意図したところじゃねーってこった」

上が、ボルトの失踪に関与していない、これはスイにとって驚きだった。
僻地へ一課のメンバーを押し込めようとした事と、ボルトが失踪したのが同時に起こったために、安直に上が計画したことと結びつけていたのだ。
計算外だ、とスイは歯噛みする。

>「だが、吾々も手掛かりぐらいは掴んでる。
 ――女だ。背の高い女が、ブライヤー失踪の晩に現場で目撃されている。
 現場は風俗街だ、女なんか石投げればあたるほどにいるだろうが……そいつは、巨大な十字架を背負っていたそうだ」

女、十字架、そのワードを頭にたたき込む。
熱心な信者だとしても、そこまではしないだろう。
巨大な十字架を背負うという行為は、宗教の中での話として聞いたことがある。
そして次にフウは帝都から追い出した理由を語り始めた。
魔法技術の衰退を食い止めるために、元老院の編み出した策――現在遺才を持つ者を魔族化させ人と交配することにより、再び最盛期へ押し戻そうとする、そのために実験体として遊撃一課のメンバーが選ばれたという事を。
馬鹿な事を、とスイは思う。
魔法技術の衰退は既に予想できるものであった。
だがそれから目を背け、魔法に頼り切り、ほかの発展を蔑ろにした、その代償が今まさに目の前に迫っているというのに、上は未だ魔法に依存することを決定したのだ。
時が流れるにつれ、物事は次第に変化していくのは当然である。
つまりは魔法が廃れていくことも必定であったというのに。
呆れてため息も出なかった。

>「フウさん、これ以上敗者を嬲るような真似はいたしません
情報を提供していただき感謝します
それでは!」
「ああ、それと、フィラデルさんをちゃんと送り届けて欲しい」

セフィリアがフウに挨拶をする間にスイは風を使ってフウを拘束していた矢を抜きつつ、未だ路地裏にいるであろう彼女を見遣る。

>「スイさん、ハンプティさんと合流いたしましょう
情報を共有して次に備えるべきです!」
「了解した。」

セフィリアの発案に同意し、スイはセフィリアの体を風で持ち上げ、自分も飛んだ。

「これだけ散々暴れた後だ。もう俺たちが帝都にいることなんぞ知れてるだろう。風で行く方が早いし、先に動ける。…行き先は風俗街でいいよな?」

【フィンさんとの合流を目指します】


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