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本のブログ(2013年から新規)

574korou:2020/07/15(水) 14:37:05
「私の履歴書 46」を読了。

小汀利得、坂口謹一郎、中村汀女、松田伊三雄の4名。
小汀氏は痛快な人柄で、やや小難しい経済通の爺さんとばかり思っていたのだが
その生き様はなかなか魅力的だった。
坂口氏は、それに対して真面目一方で
典型的な学者人生、それもかなり運に恵まれた幸福な人生という他ない。
中村氏は、まさに身辺のことを事細かに記した履歴書で
読みにくい感じもしたが、いかにもという感じもあった。
松田氏は、典型的な昭和財界人で
まさにこの時期の典型的な履歴書を読んだという感が強い(中村氏の直後に読むので一層そう思った)。

だんだんと自分の記憶にある世界の様子とシンクロしてくる(昭和47年の履歴書)。
それでも、大正期の東京の郊外の様子が
昭和47年にもいくらか残っているという記述を読むと(松田氏の文章)
昭和47年と令和2年の現在との時間の幅も感じてしまう。
もうこの履歴書から半世紀経っているのだ。
大正期の半世紀前は幕末・維新直後なのだから。


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