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本のブログ(2013年から新規)

545korou:2020/02/24(月) 23:12:56
(中川右介「阪神タイガース1985-2003」(ちくま新書)の書評の続き)

日本人選手に関しては、これはどこのチームでも波があるものだ(決して阪神だけの話ではない)
その波の下方へ向かう時期が90年代に集中しただけで
そこはドラフト入団の新人による刺激と
入念な調査に基づく外国人選手の獲得による戦力維持により
優勝はともかくAクラスの実力を保つことは可能なはずである。
しかし90年代の阪神にはそのどちらもなかった。
80年代後半の没落はいかにも阪神らしく(ああいう感じの低迷は確かに他のチームではなかなかないが)
これは人気球団の宿命で、フロントが無策であればああなる(最近はもう1つの人気球団の巨人のフロントも怪しい?・・・)
90年代の低迷とはちょっと違うニュアンスは感じられる(そこはフロントを嘆くのが妥当かもしれない)

ともかく、2003年の優勝は、金本獲得が大きいと思っていたのだが、そうでないことがこの本で分かった。
アリアスが38HR打って、ウイリアムス、ムーアがあれだけ活躍したのだから
ダメ外国人が常に居た年代とは大違いだ。
あとは井川をエースに育て、今岡、藪を復活させ
かつ野村時代に育った選手をきちんと使いこなした星野の手腕だろうが
その反面で、その年の横浜ベイスターズの対阪神戦でのあまりの弱さにも
助けられた面があるのも事実。
いつも選手全部を使いこなせる監督が居るわけでもないので
今後の阪神は、ドラフトでの選手獲得方針の改善と
MLBとのパイプ強化が鍵になるのではないか。

読後、そんな感想を持った。
アマゾン書評での”事実誤認の酷い本”というのは、例示ナシなので説得力が弱い。
どこが誤認なのかさっぱり分からない。


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