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本のブログ(2013年から新規)

54korou:2013/07/22(月) 11:03:47
長尾達也「小論文を学ぶ」(山川出版社)をほぼ読了。

実に7,8年かけて読み終えた気がする。
7、8年前、初めて読んだときに
この著者の稚気さえ感じる壮大なたくらみに魅了された記憶は忘れがたい。
それ以来、何度もトライして
活字の小ささや、内容の難解さ、文章の生硬さにくじけ続ける日々。

今回、やっと肝心要の第二部を読了し
この著者の言わんとしていることを
なんとか把握できたようである。

しかし、肝心の小論文対策については
ここまで壮大なたくらみは必要ないだろう。
第三部の小論文の実際になると
或る意味頭でっかちの、とってつけたような文章が正解例として提示され
違和感は否めない。

この本は第二部だけが読みどころで
その実態は哲学書である(ポストモダンのそれ)
第一部の小論文入門のところは、もっと簡潔で優れた本があり
第三部の小論文実践は、あまりに抽象的で使えない。
ただし、第二部全体のトータルな哲学書としての魅力は
書名を超えて、なかなかのもので
好きな人には堪えられない内容になっているのも事実である。


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