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倉工ファン Part 4
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☆ 水島新司さんの漫画 「あぶさん」にも登場… 三冠王の縁起物 日本酒寒仕込み 【倉敷市】
寒さが厳しいこの季節だからこそ、美味しく造られるのがお酒。児島の酒蔵。夜明け前から湯気が立ち上る。
1年で最も寒いこの時期は、雑菌が繁殖しにくく、酒造りに最も適している。
凍てつく寒さの中、朝5時頃から作業が始まり、大きな釜で蒸した酒米を取り出し、自然の寒さで一気に冷ましていく。
(三冠酒造 前畠さん)
「酒造りは寒くないとできない。低温発酵なので、温度が上がるといいお酒ができない。
この時期に仕込むお酒は、大吟醸などの高級酒」
江戸時代の1806年創業の老舗。岡山県産の酒米、雄町米と地下35メートルから湧き出る地元の地下水を使い、
約1カ月かけてゆっくりと発酵させていく。淡麗辛口で、地元で水揚げされる魚との相性もいいという三冠酒造のお酒。
実は、先日亡くなった水島新司さんの野球漫画、「あぶさん」にも登場した事がある。
主人公がこのお酒を飲んで、三冠王を取ったというエピソードで、縁起物としての引き合いも多いそう。
(三冠酒造・前畠さん)
「この間も、ある企業のゲン担ぎで使ってもらった。名前に助けられている所が結構ある」
酒造りは「モミジから桜まで」と言われ、4月頃まで続くそう。
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