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倉工ファン Part2

22名無しさん:2020/07/26(日) 15:00:01
☆ 高校野球の美学、「主人公」が終えきること  重松清さん



全国で独自大会が開かれる中、「熱球」「アゲイン」など野球を描いた作品の多い作家の重松清さん(57)に、
甲子園への思いと球児へのメッセージを聞いた。 

高校野球を初めて球場で見たのは母校の応援に行った高校1年生のとき。 同級生がクリーンアップで、
こういうやつがプロに行くんだろうなと感じた。 中学生の時は野球部で、高校野球もテレビでよく見ていた。


中高時代に山口県に住んでいた僕は、この線路をずーっとたどっていった先にあこがれの東京があると思っていた。
同じように甲子園も、自分がたどり着けるかどうかは別問題として、毎日の練習の延長線上のはるか先にある、と。
それを信じていられるのは幸せだよね。

今年はコロナで甲子園がなくなり、夢を見ることも目標にすることもできなくなってしまった。
確かに、甲子園という夢はすごく大事だと思う。でも夢が一つしかないのは不安定で、寂しい。


ある種の中央集権的な、究極の目標としての甲子園を残したままで良いから、早慶戦のような定期戦や、レギュラーを目指す、
ヒットを1本打つという別の物差しでの夢や目標があっても良いと思う。

高校野球は「最後の夏」というように、タイムリミットがあるのが魅力だけれど、
今回のような問題が起きるとそこで終わってしまう。 やっぱりしっかり終わらせてあげたいよね。


なんで野球が好きかって「プレーボール」で始まるでしょ。 プレー。試合は楽しいものなんだよ、絶対に。
ゲームセットも、何かを全うした感じがして良い。 断ち切られ感があるジ・エンドじゃない。

だからグラウンドに立たせてあげたいし、試合をさせてあげたい。試合の勝った負けた、打った抑えたを味わわせてあげたい。
いろんな締めくくり方がある中で、やっぱり「終わるための締めくくること」はやっておいた方が良いと思うんだよな。

その点、世間の後押しがある野球は恵まれている。
他の部活も隣の学校との試合や発表会など、何かやってきたことの締めくくりはさせてあげたい。




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