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日経225-2022年6月〜

1パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/01(水) 07:59:58
反落 終始冴えず

31日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、保険、石油石炭、鉄鋼、ゴムなど6業種が上昇。海運、不動産、空運、電力ガス、その他製品など27業種が下落。
前日の米国市場は戦没者追悼記念日で休場でした。東京市場は日経平均が51円安でスタート。手掛かり材料に乏しかったうえ、MSCIインデックス定期見直しで日本株売りが見込まれていたことから、終始冴えない展開でした。
個別銘柄では、トヨタ、三菱UFJ、NTTなど主力株が軟調。郵船、商船三井など海運株も買われました。半面、INPEX、ENEOSなど資源株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27279円80銭(▲89円63銭=0.33%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1912.67(▲9.77=0.51%)

●タマホーム[1419]
2373円(▲128)
続落。前日に22年5月期の期末配当と株主優待の権利落ち日を迎えて235円安と急反落。本日もこの動きが続いた。期末に120円の年間配当のほか、500円分のクオカードを受け取る株主優待の権利も付いていた。23年5月期業績への警戒感も。

●パイオラックス[5988]
1840円(△160)
大幅続伸。前日にストップ高で取引を終え、本日も買いが続いて1月5日以来の年初来高値更新。前日の午後1時に配当政策の変更と今23年3月期の大幅増配を発表し、直後から買いが膨らんだ。今期の年間配当は50円から127円に増額した。

●IGポート[3791]
1756円(△300)
ストップ高。30日引け後、グループ会社のウィットスタジオが、CloverWorks、アニプレックス、集英社と共同でアニメの企画、プロデュース、制作を行う新会社JOENを設立したと発表。将来的な業績への貢献に期待した買いが向かったようだ。

2パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/01(水) 08:09:01
『5月はプラス。米株のサイン待ち』

本日で5月相場が終局。日経平均は前月末比で431.9円(1.6%)高。5月の月間プラスは20年以降で3年連続。月初から2万7000円が「上値の壁」となり、ずっと伸びきれない足取りだったが、587円高を記録した昨日の上放れを決定打に水準切り上げ。月間足チャートを描いてみるとわかるが、1月以降、見事に下ヒゲの長い足が連続して現れており、「底堅い」と折に触れて語られた印象がはっきりと見て取れる。では、6月は上値を取りに行けるか。それはどこまでか…。

本日は小反落。ざっくりいうと、昨日終値を中心に上値に100円、下値に100円と小幅の振幅。その下値に近い水準で終わった。半期に一度のMSCI採用銘柄入れ替え(日本株は22銘柄が外されて追加はナシとか)に伴うトレードが大引けにかけてあったため、プライム市場の売買代金は5兆5000億円に膨らんだが、これはやはり半年前以来の水準。それがあったため、仕掛けにくい地合いでもあった。さらに、シカゴCMEの米国株指数先物夜間が小幅なプラス(昨日はダウが200ドル超上昇。本日夕刻はマイナス)でしかなかったのも気勢を殺ぐ一因となったようである。

3連休明けの米国株がどうか。仮に安く始まっても、先週金曜日のように日中で右肩上がりの足取りとなるようなら、地合いの変化といっていい。本当に強い相場ならそうなるはずである。今の時間帯での先物夜間の動きは「あまり参考にしないほうがいい」がマネックス・岡元さんからのアドバイスである。<5月31日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は 222.84ドル安の33990.12ドル、ナスダックは49.74ポイント安の12081.39で取引を終了した。EUがロシア産石油の禁輸で合意し、原油価格が上昇。インフレ懸念が再燃し、下落して始まった。また主要指数は前週に大きく上昇していたこともあり、利益確定の売りも出やすかった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国が生産協定からロシアを排除することを検討しているとの報道で原油価格が下落、上昇に転じるも終日方向感に欠ける展開で、結局ダウ・ナスダックともに下落した。値動きが激しい1ヶ月となったが、ダウは小幅高、ナスダックは約2%安で5月の取引を終えた。

31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、128円19銭から128円89銭まで上昇し、128円74銭で引けた。米大統領・FRB議長・財務長官の会談を控えて長期金利が上昇し、5月のシカゴ購買部協会景気指数の予想外の上昇や5月消費者信頼感指数の底堅い結果を受けて、ドル買い・円売りが優勢になった。その後、5月ダラス連銀製造業活動指数のマイナス落ち込みをきっかけにドル買いは後退気味になった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の27180円。
ナイトセッションは方向感のない動き。日中終値を挟んで上がったり下がったり。マイナスの時間帯のほうが長かったです。
高値27340円、安値27140円と値幅は200円ありましたが、印象としては小動きです。ナイト引けは40円安の27220円。

3パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/02(木) 07:54:50
反発 米株先物、円安が支え

1日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、自動車、農林水産、海運、繊維、機械など28業種が上昇。鉱業、薬品、精密、サービス、鉄鋼の5業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも反落。東京市場は日経平均が16円高でスタート。上海、香港などアジアは小安かったものの、米株先物はしっかり。円安も支援材料となり、東京は終始買いが優勢でした。
個別銘柄では、トヨタ、SUBARUなど自動車株が堅調。コマツ、ツガミなど機械株も買われました。半面、日本製鉄、JFEなど鉄鋼株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27457円89銭(△178円09銭=0.65%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1938.64(△25.97=1.36%)

●ACCESS[4813]
650円(△71)
東証プライム市場の上昇率2位。5月31日に22年2〜4月期の連結業績と自己株買いを発表し、好感された。営業損益は6億9500万円の赤字(前年同期は10億1700万円の赤字)と赤字幅が縮小。200万株と16億円を各上限の自己株買いも。

●イビデン[4062]
4445円(▲290)
5月10日以来の年初来安値。モルガン・スタンレーMUFG証券が5月31日付で当社株の投資判断を強気の「オーバーウエート」から弱気の「アンダーウエート」へ2段階格下げ。目標株価も7500円から3750円に引き下げ、外国人等の売りを誘発。

●松屋R&D[7317]
1472円(△300)
ストップ高。5月31日引け後、オムロン[6645]傘下のオムロンヘルスケアとの資本業務提携を強化すると発表し、買い材料視された。当社はオムロンヘルスケアに血圧計用腕帯を供給しており、オムロンヘルスケアは当社株9.48%をすでに保有している。昨今の目まぐるしく変化する事業環境を鑑み、提携強化を決定。両社で腕帯の新規開発や品質向上、コストダウンを目指すことに加え、当社の製造体制・能力の強化・拡大を検討する。

4パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/02(木) 08:06:01
『反発して6月始動。幅広く買い戻し』

名実ともに6月相場入り。反発してのスタートとなったが、日経平均の取引時間中の高値は前引け間際の2万7482円(午前11時28分)と、2万7500円に届かず一杯になってしまった。昨日のザラバ高値(2万7463円)よりは水準を切り上げているが、何となくフシ意識が働くのか。心理的なフシの2万7500円と4月21日高値2万7553円が当面の攻防ラインとなりそう。

3連休明け31日の米国株は反落したが、その後のシカゴCME先物夜間がプラス水準での商いだったことが日本株の反発を促した。アジア株も弱く、日本株だけが強い印象。ただ、日経平均の値上がり寄与度が高かった銘柄にはダイキン工業、トヨタ自動車、KDDI、ホンダと、通常とは毛色の違う銘柄が顔を並べており、物色の方向感が読み取れないこともたしか。
1銘柄で日経平均を13円押し上げたダイキンは先週金曜日から4日続伸。この間、8.7%高だから成績はいい。主力がエアコンだから「猛暑関連」との位置づけか。あるいは、この日の円安・ドル高でメリット、との解説があったものの、輸出系の銘柄ならたくさんある。何もダイキンだけがメリットを享受できるわけではない。

要するに、順番に買い戻しの波が起こっているというわけだろう。プライム市場では84%の銘柄が値上がりし、130銘柄が新高値。株価指数ではTOPIXの方が日経平均より上昇率が高かった。

川崎汽船と日本郵船の株価デッドヒートが話題に。大引けでの値ザヤは50円。次の株式分割候補(日本郵船は発表済み)とされる川崎汽船の勢いがよく、信用取り組みが売り長になっているのも人気を刺激している。とはいえ、このての話題で相場が盛り上がるあたり「何だかなぁ」という気分になる。<6月1日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は 176.89ドル安の32813.23ドル、ナスダックは86.93ポイント安の11994.46で取引を終了した。寄り付きは上昇。前日引け後に市場予想を上回る四半期決算を発表したセールスフォースが大幅高となり相場を押し上げ、また他のハイテク株にも買いが波及した。5月ISM製造業景況指数が予想外の上昇となったことで長期金利が上昇。さらに原油価格が再び上昇したことで連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの警戒感が再び意識され、下げに転じた。取引終盤に向けて下げ幅を縮小させたが、下落のまま取引を終えた。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、129円21銭まで下落後、130円19銭まで上昇し、130円15銭で引けた。米10年債利回りが2.83%台に低下する動きにともないドル売りが先行。その後、米国の5月ISM製造業景況指数が低下予想に反して上昇し、4月JOLT求人件数も予想を上回り、3月分が上方修正されたことを受けて、10年債利回りが2.94%台まで上げドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の27430円。
ナイトセッションは小高く始まるもほどなくマイナス転落。米市場がオープンの頃にはプラス圏を奪回し、22時38分には高値27620円をつけました。
そこからは1時4分の27290円まで一本調子で下げるも切り返し、3〜4時台はプラス圏での推移。
結局は売りに押され、小幅安で引けました。値幅は330円ですが荒っぽい動きという印象。

5パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/03(金) 07:59:07
反落 プラス浮上は叶わず

2日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、石油石炭、保険、ゴム、その他金融、鉄鋼など7業種が上昇。鉱業、薬品、精密、サービス、農林水産など26業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも続落。金融、ヘルスケア株が売られ、相場を下押ししました。
東京市場は日経平均が117円安でスタート。売り一巡後は戻り歩調となりましたが、決定的な買い材料はなく、プラス浮上は出来ませんでした。
個別銘柄では、塩野義、武田など薬品株が軟調。キヤノン、テルモなど精密株も売られました。半面、第一生命、SOMPOなど保険株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27413円88銭(▲44円01銭=0.16%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1926.39(▲12.25=0.63%)

●エーザイ[4523]
5160円(▲121)
連日の本年安値更新。2015年1月以来の安値に。5月13日に今23年3月期について当期利益455億円(前期比5.1%減)という減益予想を公表。今期もアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」絡みで追加費用計上を見込み、手じまい売りが続く。

●松屋[8237]
893円(△68)
7連騰で1月5日以来の年初来高値更新。1日に5月の売上速報を発表し、好感された。銀座店の売上高は前年同月比103.6%増と前年に対しほぼ倍の伸びを示した。銀座店の強みであるカテゴリーが好調に推移した。浅草店は同29.6%増だった。

●キャンバス[4575]
220円(△34)
急伸。1日に抗がん剤候補化合物「CBP501」の臨床第2相試験の月間進捗状況を発表し、好感された。5月中旬にステージ1登録予定数の半数18名に到達し、その後も順調に被験登録が進んでいる。臨床試験実施施設数も当初予定数の20施設に達し、新規開設を完了。臨床試験開始から組入開始までに生じた遅延を挽回し、さらに前倒しのペースにできているという。

6パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/03(金) 08:06:42
『FRが殊勲賞。明日はもっと頑張れ』

前日比1540円(2.4%)高と急伸したファーストリテイリング(FR)。この1銘柄で本日の日経平均を54円押し上げていた。寄与度ランキングではTDKが第2位だが、その寄与分は12円だから、FRの孤軍奮闘ぶりがわかる。さらに、大引け後に明らかになった国内ユニクロ店の5月販売も好調だったから明日も日経平均を押し上げるかもしれない。

その国内ユニクロ店の既存店伸び率は前年比17.5%。客数(9.6%増)、単価(7.3%増)とともに伸びており、「GW商戦や感謝祭(販促セール)が盛況だった」(発表資料より)という。この17.5%増は今22年8月期に入って最高。あの「エアリズムマスク」の好調が猛暑と重なって29.8%増と空前の伸び率となった20年8月以来の記録である。
比較対象の21年5月が0.6%減とマイナス月だったことやFRの業績を見る上では海外の動向が重要になっていることから材料的なインパクトはどうかとは思うが、逆な意味で、こういう分かりやすい材料に素直に反応するようなマーケットとなってほしいものである。百貨店各社の5月月次も絶好調。こちらも年初来高値更新銘柄が続出している。

長期金利の上昇で株株価は足踏み。日経平均も上下200円弱の日中値幅でやや膠着感。先週の動きに戻ってしまったかの印象だが、「基調は上向き」(Kアセット・平野さん)とか、「なかなか伸びきれないが、上に行きたがっていることは確か」(みずほ証券・中村さん)といった見方が市場には多い。要は、上放れのきっかけとなる材料が欲しい、ということだろう。<6月2日記>


米国株式市場は反発。ダウ平均は435.05ドル高の33248.28ドル、ナスダックは322.44ポイント高の12316.90で取引を終了した。寄り付きは下落。マイクロソフトがドル高の影響を加味し、4-6月の業績見通しを引き下げたことが嫌気された。連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長の発言が伝わり売りが強まったが、一時的な動きに留まり、その後上昇に転じると終日堅調に推移した。長期金利が落ち着いて推移したことはハイテク株への買いを誘い、特に足元で下げがきつかった半導体などの買い戻しの動きが強まったほか、OPECプラスが増産拡大で合意したことでインフレ懸念が緩和され、景気敏感株や消費関連株に買いが入った。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、129円51銭まで下落後、130円04銭まで上昇し、129円85銭で引けた。米国の5月ADP雇用統計(民間雇用者数)の低下でドル売りとなり、週次の新規失業保険申請件数の改善をきっかけにドル買いになった。米10年債利回りは2.88%台に低下後、OPECプラス会合後の原油価格急反発もあって2.94%台まで上昇した。ブレイナード米FRB副議長の9月利上げ示唆もドル買いにつながったとみられる。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比315円高の27775円。
ナイトセッションは、序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
日付けが替わる頃からは上値を追う強い動き。ほぼ一本調子で上げました。
28000円も視野に入ってきましたが、そうすんなりと行くかどうか。

7パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/06(月) 08:13:36
反発 終始強気ムード

 3日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、精密、非鉄、石油石炭、サービスなど21業種が上昇。保険、空運、その他金融、自動車、証券など12業種が下落。
 前日の米国市場は3指数とも反発しました。東京市場は日経平均が247円高でスタート。米株先物、為替が落ち着いた動きをみせたうえ、節目の2万7500円を抜いたことで、終始強気ムード。高値圏で保ち合ったまま引けました。
 個別銘柄では、INPEX、出光など原油株が堅調。東京エレク、アドバンテストなど半導体株も買われました。半面、野村、大和など証券株の一角が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27761円57銭(△347円69銭=1.27%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1933.14(△6.75=0.35%)

●ジャムコ[7408]
1091円(△116)
3日続伸で1月5日以来の新更新。約8カ月ぶりに1000円台回復。中国の経済再開に伴う航空機需要の回復を先読みして見直し買いが増えた。2日のニューヨーク市場でボーイングの株価が7.5%高と高騰したことも外国人投資家の買いを誘発。

●カプコン[9697]
3415円(▲220)
続落で東証プライムの下落率首位。代表的なゲーム「バイオハザード」から新ソフト「バイオハザード RE:4」を23年3月24日に発売すると発表。新作への期待感などから1日には年初来高値を付けており、本日は材料出尽くし感が広がった。

●リボミック[4591]
221円(△50)
ストップ高。3日午前9時に、アプタマー創製プロセスの高効率化を目的とした早稲田大学との共同研究の成果が学術誌「Nature-Computational-Science」に掲載されたと発表。これが材料視されたようだ。今後、この成果をさらに発展させ、さらなる創薬期間の短縮、創薬成功率の向上を目指すべく、人工知能技術を活用したアプタマー創製の自動化システムの開発を推進するとしている。

8パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/06(月) 08:22:35
『反発。種蒔きのシーズン』

6666は「天使」の数字、666は「悪魔」の数字。これは、西欧での話だけれど、日本でいうと6歳の6月6日は「お稽古ごとを始める日」なのだそうである。その説の根拠のひとつとなっているらしいのが二十四節気のひとつ「芒種」。6月6日から穀物の種蒔きを行う時期を迎える。湿度が高く蒸し暑いこのころは私たちにとっては過ごしにくい日々だけれど、みどりには育ちやすい環境。農家の人たちはとても忙しい時期となる。来週から、秋の収穫に向けての種まきのシーズン…これは株式投資にもヒントを与えてくれることかもしれない。

2日明らかになった米国の雇用関連指標は相場にとって好悪両面を備えたものだったが、株式市場はプラスの側面だけ都合よく受けてめて急反発。これは強気のマインドが回復しつつある兆しとみていいか。当然ながら日本株も同様。今晩明らかになる5月米雇用統計も予想通りに雇用者数伸び減速、金融引き締めへの過度な警戒感が後退…という流れとなるかどうか。
来週は、FOMC前のブラックアウト期間に入って饒舌な高官たちも静かになるだろう。おっと、CPI(消費者物価指数)の発表も控えているので、別な騒音に注意しなければいかないか。少なくとも、もう1週間ぐらいは明るい地合いを期待したいものである。<6月3日記>


ダウ平均は348.58ドル安のの32,899.70ドル、ナスダックは304.16ポイント安の12,012.73で取引を終了した。寄り付きは下落。朝方発表された5月雇用統計で非農業部門雇用者数が39万人の増加と、増加幅が市場予想(31万人増)を上回ったことで連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げが警戒された。長期金利が上昇し、割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが加速。主要株式指数は終日軟調に推移した。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円08銭から130円98銭まで上昇し、130円82銭で引けた。米国の5月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る39万人増となったことを受けて、ドル買いが強まった。5月ISM非製造業景況指数は予想以上に低下したが、ドル売りは限定的だった。10年債利回りは2.91%台から2.98%台まで上昇した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比215円安の27575円。
ナイトセッションは軟調推移。小安く始まると、以降はジリ安商状。
雇用統計を受けて少しリバウンドする場面はありましたが、結局は売りに押されました。
ただし、0時28分につけた安値27520円は下回らなかったので、売り叩く雰囲気にはなっていません。

9パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/07(火) 08:11:38
続伸 2万8000円には届かず

6日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、石油石炭、空運、陸運、保険、薬品など23業種が上昇。海運、証券、サービス、電機、紙パルプなど10業種が下落。
前週末の米国市場は3指数とも反落。5月雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場より強く、金融引き締めへの警戒感が再燃。FOMC投票権を持つメスター・クリーブランド連銀総裁が9月以降の利上げ継続を示唆したことも、重石となりました。
東京市場は日経平均が212円安でスタート。売り一巡後は買いが入り、ほどなくプラス転換。米株先物も堅調に推移し、後場も高止まりしましたが、強い材料がなく、2万8000円には届きませんでした。
個別銘柄では、GO TO トラベル再開への思惑から、JR東、HISなどが強い動き。INPEX、ENEOSなど原油株も買われました。半面、郵船、商船三井など海運株が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27915円89銭(△154円32銭=0.56%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1939.11(△5.97=0.31%)

●大阪チタニウムテクノロジーズ[5726]
2612円(△266)
18年3月以来4年3カ月ぶりの高値に。ロシアのウクライナ侵攻を受けたチタン製品の価格上昇が追い風。大和証券が3日付で投資判断を5段階で中立の「3」から最上格の「1」に格上げしたことも手掛かり材料。目標株価も3300円に引き上げ。

●アイ・アールジャパンHD[6035]
3570円(▲700)
ストップ安で引け、なお売り注文を残す。一部メディアが上場規程に反し業績予想修正を適切に開示しなかった疑いや最高幹部のインサイダー取引疑惑を指摘。6月1日に証券取引等監視委員会による家宅捜索があったことを報じ、嫌気された。

●ソフトマックス[3671]
916円(△150)
ストップ高。3日引け後、鹿児島県から医療情報システム導入に係る大口受注があったと発表し、買い材料視された。受注金額は7億0300万円。鹿児島県にはすでにWeb型電子カルテシステムなどを導入しており、サーバーなどのハードウェアとソフトウェアの更新に伴う商談を進めていた。今回、これまで導入済みのシステムが高く評価され、新たな受注に至ったという。

10パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/07(火) 08:24:54
『200日線を一時突破。SQ向け特殊需給も』

米国株安を受けて安寄り始動。「まぁ、今日は安くても仕方ない」の声が圧倒的な市場の雰囲気をよそにすかさず押し目買いが入って下げ幅縮小。午前10時半過ぎには日経平均がプラス水準に顔を出した。それをみて、トラベル・リオープン関連、資源関連、防衛関連などへ個人投資家の個別物色の手が伸び、前引け段階で年初来高値銘柄が100を越していた。1日を通じての東証プライム売買代金は2兆3200億円台だから、商いがそれほど盛り上がったわけではないが、米国株安で迎えた週明けの風景としては望外の展開といっていい。

日経平均は取引時間中の高値が2万7979円。もう少しで2万8000円回復となるところであった。このザラバ高値で200日線(2万7940円)を超えており、これは3月30日以来のこと。この3月30日には結局、終値では200日線上を維持できずにおり、本日も同様に戻りピークとなってしまうか気になるところだが、背景の状況は3月とは違うことも確か。
ただ、今週はメジャーSQ週であり「SQ値を高くしたい勢力の思惑」や「2万8000円コールを売った向きのヘッジ」など特殊なテクニカル要因も絡まっての意外高と見る関係者は多く、その分割り引いてみておきたい。先週金曜日はファストリ、東エレ、SBGの3銘柄で日経平均200円高、この日はファストリ、東エレ、第一三共の3銘柄で100円高と寄与度の高い銘柄の頑張りが目を引いていた。

大引け後発表されたオンワードHDの5月月次実績。店舗販売は90.1%増。行動制限解除で来店客が大幅に増えたという。叩かれ続けた銘柄。この変化率だけでもバネになりそう。あの、オンワード樫山が株価200円台とは…。これは、悲しいことではないか。<6月6日記>


6日のNY市場は上昇。ダウ平均は16.08ドル高の32915.78ドル、ナスダックは48.64ポイント高の12061.37で取引を終了した。中国の北京市で新型コロナウイルスの流行に伴う規制が緩和されたことで経済正常化への期待が広がったほか、中国当局が配車アプリの滴滴グローバルの調査を終了するとの報道で投資家心理が改善した。インフレや連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めペースへの不透明感は根強く、買い一巡後は伸び悩んだ。長期金利が再び3%を上回ったことでハイテク株など割高感が意識されやすい銘柄が売られ、ダウは取引終盤にマイナスに転じる場面もあったが、主要株式指数は小幅に反発して取引を終えた。セクター別では、自動車・自動車部品、小売、保険などが上昇した一方、食品・生活必需品、不動産、医薬品・バイオテクなどが下落した。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円65銭から132円01銭まで上昇し、131円89銭で引けた。前週末発表の米国の5月雇用統計を受けて、連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げは続くとの見方から10年債利回りが3.04%台まで上昇し、全体的にドル買いが優勢になった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の28025円。
ナイトセッションは堅調推移。小高く始まると、ほどなく28000円台を奪回。
米市場オープン直後には高値28120円をつける場面も。
その後米株が上げ幅を縮小すると日中終値付近まで押し戻されましたが、また切り返し、28000円台に乗せて取引を終えました。
今日の見どころは、アイ・アールジャパンHD[6035]が寄るかどうか。今のところストップ安売り気配ですが、さて・・・。

11パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/08(水) 08:18:49
続伸 1ドル=132〜133円

7日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、自動車、石油石炭、非鉄、繊維など25業種が上昇。空運、不動産、陸運、サービス、情報通信など8業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも小幅反発。10年債利回りが3.04%台まで上昇し、株式市場は上値が抑えられました。
東京市場は日経平均が69円高でスタート。概ね買いが先行し、一時は2万8000円台に乗せましたが、米株先物の軟化もあって後半は尻すぼみでした。
個別銘柄では、1ドル=132円台後半の円安を受け、SUBARU、マツダなど自動車株が強い動き。住友鉱山、大阪チタニウムなど非鉄株も買われました。半面、JR東、ANAなど運輸株が弱含み。

Market Data
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【日経平均】
27943円95銭(△28円06銭=0.10%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1947.03(△7.92=0.41%)

●ENEOSホールディングス[5020]
569円(△7.5)
8連騰で連日の年初来高値更新。6日にグループ中核のENEOS(東京都千代田区)がNEC(6701)とEV(電気自動車)向け充電設備を用いたEV充電サービス事業の譲渡契約を締結したと発表し、材料視された。EV充電器約4600基の運営を開始。

●川崎重工業[7012]
2787円(▲127)
8営業日ぶりに反落。前場には2018年10月以来となる3000円台を回復したが、後場に売られた。完全子会社の川重冷熱工業(滋賀県草津市)が製造・販売したビルなどの空調システム用の吸収式冷凍機の検査などに不適切行為があったと発表。

●ランサーズ[4484]
319円(△80)
ストップ高。6日に、メタバース空間で学べるハイスキルデジタル人材育成サービス「ランサーズデジタルアカデミー」を正式に開講したと発表したのが材料視された。メタバース関連の話題とあって、短期筋の関心を誘ったもよう。

12パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/08(水) 08:29:48
『一時2万8000円台。「不適切」で警戒感も』

小幅ながら3日続伸。日経平均は後場寄り後の高値が2万8094円。3月30日以来の2万8000円台回復となった。その後は川崎重工が「子会社の不適切行為で記者会見」と発表したため、警戒感から利食い急ぎムードが急速に広がった。日経平均はマイナス水準に沈むかと思われたが、結局は28円高。200日線(2万7939円)を上回っての終値となった。

川重の発表は「完全子会社・川重冷熱が製造販売した空調システム用冷凍機の検査などで不適切な行為があった」というもの。業績への影響はそれほど大きなものではなさそうだが、折からの防衛関連人気で株価が約3年半ぶりの高値圏にあっただけに、「とりあえず売っておく」人気となり、三菱重工など周辺で余波を受けた銘柄も少なくなかった。
そもそも、この日の2万8000円台乗せもSQ絡みの特殊な需給関係が観測されての上昇だけに、市場はややシラけ気味。3月高値時と同様に「新しい相場のスタートでなく、戻り天井」と意識させられてしまうようである。

もっとも、プライム市場の新高値銘柄は175と続いて高水準。午後2時過ぎに高値をつけたチタン精錬2社のように「川重なんて関係ない」銘柄も多く、株価指数とは別なところでの熱気はなお保たれていた。<6月7日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は264.36ドル高の33180.14ドル、ナスダックは113.86ポイント高の12175.23で取引を終了した。小売り大手のターゲットが業績見通しを下方修正したことで下落し、小売銘柄を中心に業績の悪化を懸念する売りが波及した。インフレと利上げによる景気後退への懸念は根強く、また週後半に発表を控える5月消費者物価指数(CPI)の動向を見極めたいとの思惑から、動きづらく方向感のない展開。その後、長期金利が低下するとハイテク株を中心に買い戻され、午後は堅調に推移した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円90銭から132円32銭まで下落し、132円64銭で引けた。米10年債利回りの上昇がいったん止まり、3.03%台から2.95%台まで低下する動きにともない持ち高調整的なドル売りが優勢になったもよう。その後、米財務省が実施した3年債入札の結果は軟調となり、金利は下げ渋った。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円高の28210円。
ナイトセッションは、序盤は軟調推移。売りに押されて米市場オープン前には27880円をつける場面も。
米市場が始まると一気に切り返し、28000円を突破。終盤はさらに上値を追う勢い。
米市場がクローズしてから少し上げ幅を縮小しましたが、高値圏で取引を終えました。

13パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/09(木) 08:34:24
4日続伸 2万8000円台で推移

8日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、不動産、卸売、機械、薬品など29業種が上昇。海運、保険、銀行、鉄鋼など4業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも続伸。10年債利回りが一時3%を割り込み、相場の支援材料となりました。
東京市場は日経平均が157円高でスタート。アジア市場が落ち着いた動きだったうえ、為替市場は円安が加速。東京も終始買いが先行し、2万8000円台で推移しました。
個別銘柄では、INPEX、ENEOSなど原油株がしっかり。伊藤忠、三菱商事など商社株も買われました。半面、商船三井、川崎汽船など海運株が冴えず。

Market Data
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【日経平均】
28234円29銭(△290円34銭=1.04%)
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【TOPIX】
1969.98(△22.95=1.18%)

●三菱商事[8058]
4778円(△150)
三井物産(8031)とともに3月28日以来の上場来高値更新。高値引け。原油が再び上昇傾向で7日のNY市場でWTI期近物は一時1バレル120ドル台と約3カ月ぶりの高値に。海外に原油やガスなど多くの権益を保有する当社株にも資金が流入。

●ダブル・スコープ[6619]
1457円(▲40)
8日ぶり反落。円安や韓国子会社の増産効果による収益拡大への期待から上値追いが続き、前日は19年7月以来の高値に。日足チャートも25日線からの上方かい離率が36%に広がって短期上昇ピッチの速さが警戒され、利益確定売りに押された。

●ANYCOLOR[5032]
この日、グロース市場に新規上場。終日買い気配が続き、売買不成立。株式市場では、VTuber(バーチャルユーチューバー)グループ「にじさんじ」の運営という新鮮味のある業態や、業績が急拡大している点が注目されており、セカンダリー市場での値上がりに期待した買いが広がった。

14パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/09(木) 08:44:57
『3月高値に迫る。資源も浮上』

4日続伸。米ダウ平均が安寄り後に切り返し高値引けという堅調な転換となったことに刺激を受け、日経平均も朝方安値に高値引けとなった。終日2万8000円台。3月29日に記録した戻り高値2万8252円に18円と迫った。ここを抜ければ名実ともに底値確認となるだけに、明日の動きが注目されてくる。

米WTI原油市況が3月高値を狙う動きとなってきたことで三菱商事、三井物産がそろって上場来高値を更新したほか、INPEXや日揮HDなどの資源株に人気が回っていた。一方で外為市場での円安・ドル高進行(133円台)を手掛かりに、トヨタ、日産、三菱自など自動車株が高く(業種別では上昇率第9位)、ダイキン、ニコン、ファナックなど輸出系銘柄も堅調。
株価指数が戻り基調が鮮明化しつつあることで出遅れ業種への買い循環の波が起こっているようで、その最終ランナーといっていいグロース系銘柄がどこから切り返すかが注目されている。幅広い物色を受け、プライム市場の売買代金は昨日比13%多い3兆円超。5月31日の5兆5000億円以来の水準となった。

プライムの新高値銘柄数は195に膨らんだ。リオープン関連など内需系銘柄が圧倒的だが、京セラ、日東電工、TDK、アルプスアルパイン、キヤノンなどハイテク系銘柄も新高値に顔を出している。<6月8日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は269.24ドル安の32910.90ドル、ナスダックは88.96ポイント安の12086.27で取引を終了した。経済協力開発機構(OECD)が世界経済の見通しを大幅に引き下げたことを背景に、成長鈍化を警戒した売りに寄り付き後、下落。また、10年債利回りが再び3%台に達し、金利の上昇も重しとなった。さらに、天然ガス、原油価格の上昇でインフレ高進への警戒も強まり、主要株式指数をさらに押し下げた。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円47銭まで上昇後、133円62銭まで反落し、134円29銭で引けた。米10年債利回りの上昇で、日米金利差拡大観測を受けたドル買い・円売りに一段と拍車がかかった。株安に連れたリスク回避の円買いに一時伸び悩むも底堅い展開となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の28150円。
ナイトセッションは小動き。中盤までは日中終値付近を挟んだ揉み合い。
終盤はやや売りが優勢となり、小安い水準で揉み合って引けました。
日中といいナイトといい、メジャーSQ直前の水曜日とは思えぬ穏やかな値動きでした。

15パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/10(金) 07:59:36
まちまち 米株は冴えず

 9日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、陸運、石油石炭、その他製品、繊維、薬品など12業種が上昇。海運、証券、電力ガス、鉄鋼、電機など21業種が下落。
 前日の米国市場は3指数とも反落。アトランタ連銀がGDP見通しを引き下げたうえ、インテル幹部が半導体の需要減を警告し、投資家心理を冷やしました。
 東京市場は日経平均が45円安でスタート。前場は小幅高、後場は上を試す場面もありましたが、終盤に失速。日経はプラス、TOPIXはマイナスでした。
 個別銘柄では、前日に続き、INPEX、ENEOSなど原油株が強含み。JR東、京急など鉄道株も買われました。半面、野村、大和など証券株が軟調。商船三井、川崎汽船など海運株も続落しました。

Market Data
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【日経平均】
28246円53銭(△12円24銭=0.04%)
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【TOPIX】
1969.05(▲0.93=0.05%)

●BEENOS[3328]
2179円(△194)
商いを伴い急反発。8日に越境EC支援件数が4月末に同サービス開始15周年を前に3000件を突破したと発表し、材料視された。2008年に海外転送サービス、12年に言語や決済にサポート範囲を広げた海外向け購入サポートサービスを開始した。

●川崎汽船[9107]
9260円(▲1160)
4日続落で東証プライムの下落率トップ。郵船(9101)など他の海運株も安い。世界的な景気減速や物流網混乱の収束を見越し、今後の運賃下落に対する警戒感から外国人主体の手じまい売りが増加。8日の欧米市場で海運株が売られた動きが波及。

●ENECHANGE[4169]
797円(△100)
ストップ高。8日引け後、当社が共同運営する海外特化型の脱炭素エネルギーファンド「Japan-Energyファンド」の第2号ファンドに、新たに三井住友信託銀行が出資すると発表。これが買い材料視された。

16パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/10(金) 08:01:32
『強烈円安も効果薄。日程が気にかかる』

日経平均は5日続伸ながら僅か12円高。TOPIXはマイナスと指数は区々。しかし、個別銘柄でみると、INPEX、コマツ、三井物産、三菱商事の資源周辺株や百貨店、電鉄から不動産の一角まで内需系銘柄が幅広く買われ、プライム市場で145銘柄と新高値銘柄は続いて高水準。その一方、1割以上の急落となった川崎汽船をはじめ海運3社が沈没した(バルチック指数続落とアナリスト格下げが悪材料)ほか、インテルへの先行き懸念で新光電工、イビデンの関連株が売られたほか、東エレク、アドバン、MARUWAなどハイテク・グロース株にも売りが波及、上も下も慌ただしい動きが演じられていた。

今晩の欧州ECB理事会開催、明日の米CPI発表と、重要日程が予定されて落ち着かない市場ムードを反映した動きといいっていいか。そもそも、明日10日はメジャーSQ算出日。需給面で一区切りつくことが多いだけに、前日らしいドタバタぶりと言っていいかも知れない。プライム市場の売買代金は3兆2000億円台に膨らんだ。

日経平均は午後2時過ぎには前日比150円以上高かった。同時進行のアジア株が安く、シカゴの米国株先物夜間も軟調な中、いささか居心地も悪かったようである。
それでも拠りどころになったのが為替の円安加速。一時は1ドル134円台まであり、輸出株への上昇インパクトが期待されたが、肝心のトヨタ自動車の株価が僅か9円高では“円安効果”表面化とはいいにくい。<6月9日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は638.11ドル安の32272.79ドル、ナスダックは332.04ポイント安の11754.23で取引を終了した。中国上海の一部区域で都市封鎖が再開され世界経済の成長鈍化懸念がくすぶり、寄り付き後、下落。週次の失業保険申請件数が予想以上に増え、労働市場の鈍化懸念が浮上し売りに一段と拍車がかかった。さらに、消費者物価指数(CPI)の発表を控え、高インフレへの警戒感も強まり、終日軟調に推移。引けにかけて一段と売りが加速した。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は133円60銭まで弱含んだのち、134円45銭まで上昇し、134円43銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したためドル売りが優勢となったのち、消費者物価指数(CPI)の発表を控え、結果が9月の大幅利上げを示唆するとの思惑などに金利が上昇に転じるとドル買いが再燃した。その後、好調な30年入札結果を受けて米国債相場が下げ止まり、利回りの上昇が一段落し伸び悩んだ。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比320円安の27910円。(9月限)
ナイトセッションは弱含み。序盤は小高い水準での揉み合い。
米市場オープン前後は小幅安水準まで押し戻され、終盤に下げ幅を拡大しました。27980円で取引を終了。
本日はSQ算出日。限月交替によるスプレッドが60円程度あるので、順当なら28000円の攻防となりそうです。

17パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/13(月) 07:47:22
欧米軟調 日本も下落

10日の東京市場は下落。TOPIX業種別騰落率は、全業種が下落。下落率上位は、機械、精密、石油石炭、薬品、鉄鋼など。
前日の欧米市場は軟調。ECBが7月以降の継続的利上げを明示し、売り圧力となりました。
東京市場は日経平均が280円安でスタート。SQ絡みの特殊売買もあったのか、序盤からほぼ全面安の商状。指数は終始底這いでした。
個別銘柄では、トヨタ、ソニー、SBGなど主力株が冴えず。半面、みずほ、第一生命など金融株も売られました。半面、KDDI、NTTなど通信株の一角が強含み。

Market Data
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【日経平均】
27824円29銭(▲422円24銭=1.49%)
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【TOPIX】
1943.09(▲25.96=1.32%)

●アドバンテスト[6857]
8210円(▲360)
4日続落。東京エレクやディスコなど他の半導体関連株も軒並み安。インフレ対応で米欧を中心に多くの中央銀行が金融引き締めの動きを鮮明化させており、世界景気の先行きに対する警戒感から外国人投資家による手じまい売りが増加している。

●ナ・デックス[7435]
745円(△100)
買い気配が続き大引けでストップ高比例配分。9日に前22年4月期決算と今23年4月期業績予想を発表し、好感された。今期の営業利益は15億2500万円(前期比29.6%増)の見通し。配当は前期比2円増の35円で予想配当利回りは5.4%に。

●ANYCOLOR[5032]
6510円(△1000)
グロース市場に新規上場して3営業日目。VTuber(バーチャルユーチューバー)グループの「にじさんじ」事業を運営。話題性のある好業績IPO銘柄として目先の株価上昇に期待した買いが広がり、前日に続くストップ高となった。時価総額は1952億円とフリー[4478]を抜き、グロース市場でビジョナル[4194]に次ぐ第2位に浮上。

18パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/13(月) 07:50:38
『米国株ほど下げない。波動の違い歴然』

「眼鏡を替えたラガルドさんが意外にタカ派だった」。市場には目の付けどころがちょっと違う人もいるようだ。9日開催ECB理事会の利上げ決定(決して突然のものではない)がFRBを巻き込んで金融引き締め方向へと市場の関心を引き戻し、米金利上昇・米株急落となったことで、日本株も敬意を表して追随安。
ただ、9日の米S&P500種2.37%安に対し、日経平均1.49%安、TOPIX1.36%安と、彼我の下落率格差は歴然。それは、ここ1週間ほどのもみ合いを経て2番底探りとなってきた米国株に対し、日本株は5月以降の上昇に対する調整という波動の違いによるところが大きい。

個別株では、米国株との連動性が高い主力株やハイテク株はそろって値を消したが、内需株を中心にプライム市場では42銘柄が新高値(新安値は20)に買い進まれていた。14営業日ぶりで年初来高値更新となった娯楽施設経営のラウンドワンは「5月既存店売上高がコロナ前の水準回復」を好感。リオープンの象徴株といって動き。さらに、同じ内需でも三菱地所、住友不動産あたりの不動産株が顔を出しているのもいささか奇妙な風景。視点の違う資金が入ってきているのかもしれない。

もっとも、日経平均は200日線回復、2万8000円台回復と昨日までにこの間目標視されていたことを達成した後だけに、SQ通過をきっかけに脱力感が広がってもおかしくはない。今晩の米5月CPI発表に続き、来週のFOMC開催と重要日程をこの先に控えているため、米国株はフレの大きな動きも覚悟しなければなるまい。それが日本株には上値圧迫となりかねない。<6月10日記>

10日のNY市場は下落。ダウ平均は880.00ドル安の31392.79ドル、ナスダックは414.21ポイント安の11340.02で取引を終了した。5月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの高い伸びとなったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速を警戒し、寄り付き後、大幅下落した。6月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げを織り込む売りが強まったほか、高インフレが影響し最新6月のミシガン大消費者マインドも過去最低に落ち込んだため成長鈍化懸念も一段の売りに拍車をかけた。セクター別では、銀行・小売りが大幅下落。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は一時133円52銭まで反落後、134円48銭まで上昇し、134円39銭で引けた。米6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が過去最低に落ち込んだためドルは一時伸び悩んだのち、米5月消費者物価指数(CPI)が予想外に拡大し40年ぶり最大の伸びを記録したため、一部では、6月連邦公開市場委員会(FOMC)の0.75%の利上げ予想も浮上したほか、9月FOMCの0.5%の利上げ予想を一段と強め、ドル買いが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比525円安の27325円。
ナイトセッションは大幅下落。序盤は小安い水準での揉み合い。
21時30分のCPIをきっかけに急落し、米市場がオープンすると下げ足を早めました。
0時台に安値27250円をつけた後は安値揉み合いとなり、引けにかけては少し戻しています。
ただし現在のシカゴおよびCFDの水準では、ナイト安値を下回ってきています。

19パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/14(火) 08:15:13
大幅続落 2万7000円割れ

13日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、電力ガス、農林水産、食品、空運、保険の5業種が上昇。機械、電機、自動車、サービス、非鉄など28業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも大幅続落。5月消費者物価指数が予想を上回り、40年ぶりの強い伸びだった一方、6月消費者信頼感指数は過去最低を記録。景気後退下でのインフレが意識され、見切り売りが続出しました。
東京市場は日経平均が455円安でスタート。上海、香港、韓国などアジア市場が軒並み安となり、東京も買えず。日経平均は2万7000円を割り込みました。
個別銘柄では、トヨタ、ソニー、三菱UFJなど主力株が軟調。日本製鉄、住友鉱山など鉄鋼・非鉄株も売られました。半面、東北電、関電など電力株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26987円44銭(▲836円85銭=3.01%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1901.06(▲42.03=2.16%)

●ラクスル[4384]
1725円(▲500)
東証プライムの下落率首位。ストップ安で取引を終了。10日に2022年7月期の連結業績予想を修正し、嫌気された。経常赤字が従来の2億1000万〜1億6000万円から2億5000万〜2億円(単独決算の前期は1億3000万円の黒字)に拡大した。

●ラクーンHD[3031]
1535円(△160)
5月23日以来の年初来高値更新。10日に2023年4月期業績について最高益更新の予想を公表し、好感買いが増加した。今期の純利益は8億1000万円(前期比2.3倍)を見込む。同時に3億円上限に自己株買いも。6月13日から8月31日に行う。

●窪田製薬HD[4596]
199円(△50)
ストップ高。13日取引開始前、近視矯正眼鏡「Kubota Glass」がFDAにて医療機器の登録を完了したと発表。米国でも医療機器としての販売が可能となり、将来的な業績への貢献に期待した買いが広がった。今22年12月期業績予想への影響はない。

20パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/14(火) 08:27:17
『2万7000円割る。米国株が気がかり』

東証プライム市場で値上がりしたのは332銘柄(17.9%)。8割近く(1457銘柄)が値下がりしているから「ほぼ全面安」商状といっていい。その、ほぼ全面安のなかで値上がりしている逆行高銘柄を見ていたら、地方銀行株が意外に多いことに気がついた。
七十七銀行などは4%以上値上がりして年初来高値更新となっていたし、中国銀、富山第一銀、中京銀、愛知銀、伊予銀、京葉銀(わがメインバンクだ!)、北國FHDと、失礼ながら、株式市場ではめったに話題に上らないような銘柄がこの、「ほぼ全面安」のなか、そろってプラスとは…。あの京都銀行による政策保有株式の保有見直し報道以降、地方銀行にも保有見直しが広がる、という思惑があるらしく、冒頭の七十七銀などはすでに先週から高値更新中。それが横に広がったということらしい。

とはいえ、何もこんな日に地銀株に目を向けなくてもいいだろうに、と思ってしまう。要するに、ネタ不足ということではないか。主力銘柄はハイテク中心に米国株安の波を避けられず、225採用銘柄には手が出ない。なら、周辺の銘柄で材料が出たものに乗っていくという戦術もありだが、どうやら株主総会を前にした「サイレント期間」に入ってきたことで、めぼしい銘柄からも材料が出なくなっている。
この時期は「悪材料が出にくい」と言われるが、悪くても良くても材料は一緒、とにかく、手掛かり不足を嘆く関係者は多かった。たから、虫眼鏡でみないと分からないような材料が引っ張り出されることになるのだろう。しばらくは、そんな材料難の相場が続きそうである。

日経平均は2万7000円台をアッサリ割ってしまった。シカゴ米国株指数先物夜間が一段安を示唆しているので、全く買いの手が出ない市況が終日続いた。後場はわが日銀がETF買いに動いた模様だが、それを手掛かりに戻りを探るという地合いにはとてもなりようがない。日経平均はまだ調整の範囲内の動きだが、剣が峰に立つ米国株がどこで落ち着きどころを探るか。やはり「FOMCを通過しなければ…」という声が圧倒的に多かった。<6月13日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は876.05ドル安の30516.74ドル、ナスダックは530.79ポイント安の10809.23で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げを警戒し、寄り付き後、下落。さらに、中国の新型コロナ流行再燃で一部地域の再封鎖が警戒されたほか、暗号資産市場の急落などが金融不安につながり、売りが加速した。引けにかけてウォール・ストリート・ジャーナル紙が連邦準備制度理事会(FRB)高官が0.75%の利上げを容認する可能性を報じ債券利回りが一段と上昇したため下げ幅を一段と拡大した。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、一時133円59銭まで下落後、134円68銭まで上昇し、134円49銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が開催する連邦公開市場委員会(FOMC)会合への警戒感に加え、中国の一部経済封鎖再開や、暗号資産市場の急落などが警戒され、リスク回避の円買いが優勢となった。その後、ウォールストリートジャーナル紙がFRB高官が0.75%の利上げを容認する可能性を報じると、長期債利回りの上昇に伴うドル買いが加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比465円安の26375円。
ナイトセッションは大幅下落。小高く始まったものの、ほどなくマイナス転落。米市場オープンまでは26600〜26700円どころでの推移。
米市場がオープンすると下げ足を早め、クローズ直前の4時51分に安値26310円をつけています。
その後は少し戻して引けました。

21パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/15(水) 08:05:24
続落 米株崩れる

14日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、海運、銀行の2業種が上昇。空運、精密、不動産、薬品、情報通信など31業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも4日続落。インフレ高進でFOMCでの0.75%利上げ説が台頭し、10年債利回りが3.36%台に急伸。ダウは2.7%、SP500は3.8%、ナスダック4.6%の大幅下落でした。
東京市場は日経平均が432円安でスタート。前場は底這いでしたが、後場に米株先物が買われると、戻り歩調となりました。
個別銘柄では、トヨタ、NTT、SBGなど主力株が軟調。JAL、ANAなど空運株も売られました。半面、三井住友、みずほなど銀行株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26629円86銭(▲357円58銭=1.32%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1878.45(▲22.61=1.19%)

●東建コーポレーション[1766]
7580円(▲930)
4日続落で3月14日以来の新安値。東証プライムで下落率トップ。13日に2023年4月期の業績予想として当期純利益82億7000万円(前期比19.5%減)という2ケタ減益見通しを公表。資材高などが利益を圧迫する見込みで嫌気売りに押された。

●亀田製菓[2220]
4535円(△120)
1週間ぶりに年初来高値更新。野村証券が13日付で当社株の投資判断を中立の「ニュートラル」から強気の「バイ」に引き上げたことが手掛かりに。同証券は23年3月期以降の利益予想を上方修正し、目標株価も3700円から5500円に引き上げ。

●プレミアアンチエイジング[4934]
3110円(▲700)
ストップ安となり、上場来安値更新。13日引け後に発表した2022年7月期業績予想の下方修正が嫌気された。営業利益予想を従来の60億円(前期比28.2%増)から23億円(同50.9%減)に大幅減額。上期の卸売販売の減少を第3四半期に回復できると見込んでいたが、思惑外れとなった。
記録的な売上高となっていた「デュオ-ザ-クレンジングバーム-ブラックリペア」の動向が落ち着きを見せたことに加え、競合他社による安価なクレンジングバーム製品の投入が相次ぎ、競争環境が激化。広告規制による新規獲得の活動の遅れや、中国の法規制によってマーケティング施策の見直しを迫られたのも響いたという。

22パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/15(水) 08:12:38
『一時2万6000円前半へ。三空、叩いた』

日経平均は3日続落。米国株がダウ平均で一時1000ドル強の下落という惨状を受け、朝方から売り優勢。前場安値が前日比629円安の2万6357円と、2万6000円台の前半まで。この3日間の下げ幅は1900円近くに達した。しかも、いずれもマドを開けての下放れだから、いわゆる「三空、売り叩き」。そこで「ここまでくれば…」の値ごろ感も台頭したのだろう、前場後半から下げ渋り。CMEの株価指数先物夜間がプラス転換したのを手掛かりに、及び腰ながらの買い戻しが進行。安値から見ると271円ほど下げ幅を縮小しての終りとなった。

しょせん米国株次第の頼りなさは残るが、例えばレーザーテックが日経平均の下げ渋りに先行して前場の早い時間にプラス水準に顔を出したり、海運3社がそろって強張ったりと個別には底入れ後の反攻を意識したような動きが始まっている。特に、日経平均、TOPIXはマイナスだが、マザーズ指数、グロース・コア指数がプラスで終わったのは明らかにNASDAQの反発を期待した動きとみていいだろう。ただ、FOMC結果が判明するのは今晩でなく明日の晩。先回りには気が早すぎるか。

それにしても、米国市場は弱気が急速に広がっているらしい。ウォールストリートジャーナルまでが「今回のFOMCで0.75%利上げを検討する」と報道。一躍、0.75%が通説になってしまった。パウエル議長の「6月、7月に各0.5%」という市場への示唆がいとも簡単にひっくり返ってしまっていいものか…。とはいえ、市場は利上げ幅拡大を急速に織り込もうとしているらしい。雰囲気はセリングクライマックスのようにも思えるが、どうやら「まだ底値ではない」の声が多いらしい。そんな時は案外…なのだが。<6月14日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は151.91ドル安の30364.83ドル、ナスダックは19.12ポイント高の10838.35で取引を終了した。ソフトウエアメーカー、オラクル(ORCL)や運送会社フェデックス(FDX)の株価上昇を受け投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。しかし、5月生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続き大幅な伸びに留まったため、連邦準備制度理事会(FRB)の6月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げが市場にほぼ織り込まれると金利の上昇に伴い売りが加速し、主要株式指数は下落に転じた。ダウは終日軟調に推移。引けにかけては、ハイテクが持ち直しナスダック総合指数は小幅高で終了した。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円24銭から135円45銭まで上昇し、135円33銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が6月、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)でそれぞれ0.75%の利上げを実施することを織り込んだ債券利回りの上昇に伴いドル買いが加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円安の26420円。
ナイトセッションは弱含み。小安く始まると、ときどきリバウンドは見せましたが下げ基調。
午前4時台には安値26250円をつけました。NYダウが終盤に下げ幅を縮小し、ナスダックがプラスに転じると225も少し戻しました。

23パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/16(木) 08:30:28
続落 ECBが不穏な動き

15日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、銀行、紙パルプ、証券、海運の4業種が上昇。石油石炭、鉱業、電力ガス、機械、精密など29業種が下落。
14日の米国株式市場は高安まちまち。前日まで4日続落した反動で上昇スタートしましたが、FOMCを控え、様子見姿勢が強まりました。
東京市場は日経平均が4円安でスタート。ECB緊急理事会の開催が伝わり、市場は欧米の急ピッチな引き締めを警戒。日銀も緩和修正を迫られるとの思惑から、債券先物が急落。株も手放され、下げ幅を拡大しました。
個別銘柄では、トヨタ、ソニー、NTTなど主力株が軟調。INPEX、ENEOSなど資源株も売られました。半面、三菱UFJ、第一生命など金融株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26326円16銭(▲303円70銭=1.14%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1855.93(▲22.52=1.20%)

●ヤマトHD[9064]
2079円(▲28)
5営業日続落で20年5月以来の安値を連日で更新。原油価格の上昇基調が続き、外為市場では一段と円安ドル高が進行。これらがダブルで国内の燃料価格を押し上げており、当社のような陸運業者には収益圧迫要因になるとして警戒されている。

●コーセル[6905]
811円(△28)
5営業日ぶりに反発。本日午前11時に前22年5月期決算と今23年5月期業績予想、新製品の開発・販売を発表し、好感された。前期営業利益が予想から上振れ。今期の同利益は32億5000万円(前期比15.6%増)と予想。年間配当も1円増配。

●GA technologies[3491]
1126円(△150)
ストップ高。14日引け後に発表した2022年10月期利益予想の上方修正が材料視された。営業利益予想を従来の5700万円から5億円(前期は11億1400万円の赤字)に大幅増額。前期から主力のRENOSYマーケットプレイスと不動産業務システムのITANDI事業にフォーカスして先行投資を行うなど、選択と集中を行った結果、収益とコストが改善したという。各種手数料改善施策の効果や経営統合したリコルディが連結対象となったのも寄与。

24パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/16(木) 08:36:02
『4日続落。攻防の急所に』

ダウ工業株とS&P500は続落だが、NASDAQ総合が小反発したのが14日の米国株。このNASDAQの動きにFOMC後の展開を感じ取って日本株は反発する…と読んだのだが、それほど甘くはなかった。寄り付き直後に日経平均がプラスに顔を出す場面があったものの、すぐに売り物をぶつけられてしまった。あとはジリ貧。
特に、後場になって一段安となり、終値でもザラバ安値でも昨日の安値水準を小幅ながら切ってしまった。4日間の下げは合計1920円。3月9日安値、5月12日安値を結んだ上昇トレンドラインが本日の安値近辺を走っており、トレンド分析派にとってここは守るべき重要拠点でもある。今晩のFOMCを経て米国株反発・日本株反発となれば理想的な反転を描くことになるが、そこまで絵にかいたような展開が期待できるかどうか。

日経平均の後場の一段安は債券先物の急落による心理的な動揺があったのかもしれない。後場に入っての急落を受けて大阪取引所がサーキット・ブレーカーを発動して商いを一時中断したほど。日本でも15日、16日と日銀金融政策決定会合が予定されており、欧米が金融引き締めを急ぐなか、金融緩和の継続姿勢に何らかの変化が現れるかも…との思惑が広がり始めているのか。とすると、週末まで動けない、ということになり、買い方はさらに厳しい状況に追い込まれかねない。

ま、ともあれ今晩は「3倍速」利上げ。発動されるか、そして、それがアク抜け感を呼ぶかどうか。日本時間16日午前3時過ぎに明らかになる。<6月15日記>


米国株式市場は上昇。ダウ平均は303.70ドル高の30668.53ドル、ナスダックは270.81ポイント高の11099.16で取引を終了した。6月小売売上高やニューヨーク連銀製造業景気指数が予想外のマイナスに落ち込み金利が低下したため、ハイテク中心に買われ寄り付き後、上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が市場の思惑通り連邦公開市場委員会(FOMC)で1994年以降最大となる0.75%の追加利上げを決定し、インフレ抑制に努める強い姿勢を見せると一段と買いが広がった。FRBの金利見通しも市場予想との大きな乖離を縮小し、投資家はインフレ対応でFRBへの信頼を取り戻し終日堅調推移を維持。パウエル議長が0.75%の利上げが異例であることを強調し金利がさらに低下するとハイテクの買いも強まった。

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円96銭へ上昇後、133円51銭まで下落し、133円80銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利であるフェデラルファンドFF金利の誘導目標を0.75%ポイント引き上げ、1.50%-1.75%に決定した。声明では、インフレが需給バランスで上昇しており広範な圧力を指摘。インフレを2%に戻すことを強く公約すると断固とした姿勢を見せ、追加利上げが適切と見るとしたため、金利先高観にドル買いが一時加速。その後の会見でパウエル議長が0.75%の利上げが通常ではなく次回会合は0.5%または、0.75%の利上げにとどまる可能性を示唆したため金利が低下し、ドル売りが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円高の26510円。
ナイトセッションは乱高下。FOMCまでは小高い水準での揉み合い。
発表直後26140円まで下げ、1時間後には26630円をつけました。
引けにかけては少し下げましたが、現在の気配は26600円台を示しています。

25パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/17(金) 08:05:34
反発も上値重い FOMCを通過

16日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、農林水産、繊維、自動車、ゴム、不動産の29業種が上昇。海運、サービス、化学、倉庫の4業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも上昇。FOMCは予想通り0.75%の利上げを決定。今後の引き締め路線が明確化したことで、不透明感が後退したようです。
東京市場は日経平均が389円高でスタート。米株先物やアジアが不安定な動きをみせ、買い一巡後は値を消しました。
個別銘柄では、トヨタ、日産など自動車株が堅調。三井不動産、東京建物など不動産株も買われました。半面、郵船、商船三井など海運株が軟調。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26431円20銭(△105円04銭=0.40%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1867.81(△11.88=0.64%)

●西松屋チェーン[7545]
2023年2月期の第1四半期(22年2〜4月期)決算を発表。売上高は450億1600万円(前年同期比6.5%増)、営業利益が49億0500万円(同6.6%増)だった。春物衣料や夏物衣料の販売が伸び、雑貨も粉ミルクなどの食料品、マスクなど衛生用品、シューズや服飾雑貨などが好調に推移した。売上高1700億円(前期比4.3%増)、営業利益136億円(同10.9%増)の通期予想などに変更はない。
16日終値は1401円(▲17)

●タマホーム[1419]
2022年5月期の連結業績と配当の予想の修正を発表。売上高は従来の2350億円から2407億円(前期比10.4%増)に上方修正したが、営業利益は120億円から114億円(同3.6%増)に下方修正した。主力の住宅事業で引き渡しが順調に進み、リフォーム事業も好調に推移したが、木材価格の高騰などが響いて本業の採算が悪化した。年間配当は120円から125円に上方修正した。
16日終値は2341円(▲28)

●不二精機[6400]
2022年12月期の第1四半期(22年1〜3月期)連結決算を発表。売上高は19億5800万円(前年同期比5.5%増)、営業利益が1億8300万円(同12.3%減)だった。射出成形用精密金型などの売上が伸びたが、好採算の医療機器用精密金型の売上が減少したことで減益になった。売上高79億0900万円(前期比5.9%増)、営業利益4億2700万円(同29.5%減)の通期予想などに変更はない。
16日終値は405円(▲3)

26パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/17(金) 08:09:37
『FOMC通過も判断微妙。後が続かず』

米ダウ平均は昨日、FOMC声明文の発表後午後2時半ごろに前日比179ドル安まで売られたが、パウエル議長の記者会見が始まってプラス圏に浮上、午後3時半ごろに647ドル高でこの日の高値。1時間で800ドル超の上げとなった。CPIショックで「1%利上げ」観測まで飛び出していた市場だけに、「目線が上がっていた投資家には、想定より緩めに映った」(MSIの亀井さん)ということだろう。0.75%と「3倍速」となったことへの説明も丁寧に行われたことを好感する関係者が多かった。ひとまず、市場との対話に成功、ということか。

もっとも、ダウ平均の終値は303ドル高と上昇幅をかなり帳消しにしている。この日発表された5月小売売上高、6月NY連銀製造業景気指数がともに市場予想に反して落ち込んでおり、強めのインフレ抑制策発動を好感しても、一方ではそれによる景気落ち込みを警戒するのが市場心理。なお微妙に揺れ動いているようだ。

そこらあたりのナイーブな心理は本日の東京市場の株価にも反映されており、朝方600円超の上昇でFOMC通過を歓迎した日経平均は結局105円高での終り。安値引けとなった。CMEでの米株指数先物夜間が朝方の上げ分を消してしまうのを横目に、こちらも次第に売り優勢の需給に変わっていった。もっとも、東証プライム市場の値上がり銘柄数1216(66%)、日経平均採用銘柄の値上がりは167銘柄(74%)と、日経平均のジリ貧イメージに比べると個別株レベルでは幅広く買い戻されていたことがわかる。

明日は日銀金融政策決定会合の結果公表。大筋の政策変更はなくとも、超金融緩和の微修正ありとの観測にどんな結論を出すか。何やら難しそうだが、こちらも市場との対話が求められていることは間違いない。<6月16日記>


ダウ平均は741.46ドル安の29927.07ドル、ナスダックは453.05ポイント安の10646.10で取引を終了した。住宅、製造業、雇用関連指標の軒並み予想を下回る低調な結果に失望した売りに、寄り付き後、大幅下落。連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げによる景気後退懸念も強まり、一段の売りに繋がった。終日軟調に推移し、ダウは20年11月来の水準となった。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円00銭から131円50銭まで下落し、132円10銭で引けた。5月住宅着工件数が予想以上に減少したほか、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外のマイナスに落ち込み、先週分新規失業保険申請件数も予想を上回ったため、米国経済の減速懸念が強まりドル売りに拍車がかかった。FRBの利上げで、景気後退に陥るとの懸念を受けたドル売りも強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比830円安の25600円。
ナイトセッションは大幅安。日中終値比220円安の26210円で始まると、直後に25640円まで垂直落下。
すぐに26000円まで戻しましたが再び売りに押され、以降はおおむね25600〜25800円のレンジで推移しました。
ただし23時50分につけた安値25550円を割り込むことはなく、米市場クローズ後は少し戻しています。終値は25670円。

昨日の10時過ぎには26900円をつけていたのに、一昼夜経たないうちに1300円以上下げました。波乱含みの展開です。

27パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/20(月) 08:05:33
反落 2万6000円割れ

17日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、食品、電力ガス、陸運、繊維、小売など6業種が上昇。精密、自動車、銀族、鉄鋼、ガラス土石など27業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも大幅反落。スイスや英国で利上げが決まり、世界的な金融収縮警戒が再燃。アトランタ連銀が今年のGDP成長率見通しを1.9%から0%に引き下げ、投資家心理が冷え込みました。ダウは昨年1月29日以来の3万ドル割れ。
東京市場は日経平均が443円安、2万6000円割れでスタート。日銀は現状政策維持を決めましたが、ほかに買い材料がなく、終始売りが先行。5月12日以来1か月ぶりに2万6000円を割り込みました。
個別銘柄では、トヨタ、東京エレク、SBGなど主力株が軟調。みずほ、第一生命など金融株も売られました。半面、京王、JR九州など電鉄株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
25963円00銭(▲468円20銭=1.77%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1835.90(▲31.91=1.71%)

●レーザーテック[6920]
1万5515円(▲1385)
3日続落で約1年2カ月ぶりの安値。1月4日の上場来高値からの下落率は57%に。米欧の主要中央銀行が金融引き締め姿勢を強め、今後の世界景気やそれと密接に関連する半導体需要にも悪影響が及ぶと警戒する投資家が手じまい売りを継続。

●JR九州[9142]
2734円(△67)
続伸して年初来高値更新。世界的に利上げが加速する中で海外景気の影響を受けにくい内需系のディフェンシブ銘柄として投資資金が流入。政府は対象を全国に広げる旅行支援策「県民割」について補助額も拡大する方向で、当社などには追い風と。

●バンク・オブ・イノベーション[4393]
2518円(△190)
反発。16日引け後、ゲームと恋愛マッチングを掛け合わせたアプリ「恋庭」の月次情報を発表。5月の課金高が前月比21%増の1億0566万円になったことなどを公表し、材料視された。15日には新作ゲーム「メメントモリ」のリリース予定時期が遅れる見込みと発表し、これが嫌気されて昨日16日の株価は大幅安。この後とあって、本日は見直し買いが優勢になった。

28パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/20(月) 08:17:21
『2万6000円割れ。目先底を示唆?』

FOMC通過後の半場の戻りを帳消しにして「1年半ぶりのダウ3万ドル割れ」となった16日の米国株。その流れで日経平均は2万6000円割れ。こちらは5月12日以来「1か月半ぶり」ということだから、彼我の相場の方向性は違いが明らか。とはいえ、この5月12日安値は先週後半にかけての戻り過程で“二番底”とした水準だから、これを割ってしまってはこちらの相場位置に対する自信も揺らぎかねない。
あの日の安値が2万5688円。この日の寄り付き後の安値が2万5720円だったから、あと50円弱のニアミス。防衛本能が働いての下げ渋りかもしれない。その安値から240円ほど戻して終わったことで日足チャートは目先底を示唆することが多い“たくり線”となった。これが今晩の米国株の相場を示唆するものとなるか、興味深い。

20年が▲913、▲208、▲244、▲124、21年が▲234、▲533、▲166、▲532と、過去2年間、年4回のクワドループル・ウィッチング(先物・オプションの集中決済)が見事に黒印連発だった米国株。それが今年3月は△274ドル高と陽転。これは明らかに4魔女の呪いが解けたことを意味するだろう。となれば、今晩のウィッチングはプラスになるはず(CMEのダウ先物夜間は260ドル高と反発を示唆)。
先週のわがメジャーSQが相場反転(下方向に)の契機となったように、今回のウィッチングが米国株相場の反転を促すかもしれない、と勝手に(根拠乏しく)思っているが、どうだろう。市場には「リセッション、スタグフレーションへの懸念」という声は多いようだが、僅か数日間で全てを織り込まなくてもいいだろう。ましてや、3連休前。目先にぶら下がる懸念材料はいったん織り込んでしまった、と考えるのだが、楽観的すぎるだろうか。

この日午前中に岸田首相がトヨタ自動車を訪問したという。22日には参院選公示。これが明るいキッカケを提供しないだろうか。しばらくは「梅雨の中休み」らしい。<6月17日記>


17日のNY市場はまちまち。ダウ平均は38.29ドル安の29888.78ドル、ナスダックは152.25ポイント高の10798.35で取引を終了した。連日の下げで行き過ぎ感からの買戻しに、寄り付き後、上昇。金利が再び上昇したことや原油価格の下落が警戒され重しとなったほか、連休を控えた調整や株価指数先物、オプション、個別株オプションの3つのデリバティブ取引の決済が重なるトリプルウィッチングを巡るテクニカルな取引に終日上下に振れ、ダウは小幅安で終了。ハイテクに買戻しが見られ相場を支えた。セクター別では、自動車・自動車部品やメディア・娯楽が上昇した一方、エネルギーが下落。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円43銭まで弱含んだのち、135円43銭まで上昇し、134円99銭で引けた。この日発表された5月米設備稼働率と5月米鉱工業生産が予想を下回ったため、ドルは弱含んだが、日米金利差拡大観測に伴うドル買い・円売りが強まり、一段高となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円高の25930円。
ナイトセッションは堅調推移。25790〜26090円のレンジで上がったり下がったり。
マイナス圏には一度も沈まなかったので、堅調と言っていいでしょう。
ナイト引けは25960円。現在の気配はそれをやや上回っており、26000円を奪回して始まることになりそうです。

29パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/21(火) 08:07:38
続落 一時5月安値割れ

20日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、空運、薬品、自動車、不動産、情報通信など6業種が上昇。鉱業、石油石炭、鉄鋼、卸売、機械、海運など27業種が下落。
前週末の米国株式市場はまちまち。週明けの東京市場は日経平均が193円高、2万6000円台でスタート。買い一巡後に失速し、ほどなくマイナス圏に転落。手掛かり材料に乏しい中、一時5月12日に付けた直近安値(2万5688円11銭)を割り込みました。
個別銘柄では、東京エレク、レーザーテック、信越化学など半導体株に売りが先行。INPEX、出光など原油株も売られました。半面、NTT、KDDIなど通信株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
25771円22銭(▲191円78銭=0.74%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1818.94(▲16.96=0.92%)

●エムスリ―[2413]
3445円(▲40)
8営業日続落で2021年1月に付けた上場来高値(1万0675円)から「半値、八掛け、二割引き」の水準を下回る。世界的な利上げラッシュを受け新型コロナの感染状況の落ち着きやバリュエーションの割高感などが意識され、手じまい売りが続く。

●日本航空[9201]
2307円(△75)
反発。18日の日本経済新聞朝刊に「赤坂祐二社長が7月にEBIT(利払い・税引き前損益)が単月で黒字に転じる見通しを明らかにした」と報じられたことが手掛かり。黒字化は新型コロナ感染拡大前の20年2月以来と。ANA(9202)も連れ高。

●Waqoo[4937]
883円(△150)
ストップ高。基礎化粧品のファブレスメーカー。17日引け後、湘南美容クリニックなどを展開するSBCメディカルグループ(東京都新宿区)の相川佳之代表が当社の筆頭株主になることと、同社と業務提携に向けた協議を開始する予定であることを発表。今後の事業展開に期待した買いが向かったもよう。

30パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/21(火) 08:12:33
『TOPIXは5月安値切る。東エレが10日続落』

東京エレクトロンがついに10日続落を記録した。この間の下げ幅は15130円。率にすると25%の急落となる。先週金曜日に3月安値を切って下放れた後の一段安。持ち堪えられなくなった個人の信用投げがいわれるが、果たして大口の見切り売りも出ているのか。先週末に増加した売買高はこの日さらに膨らんでいる。

この銘柄の10日続落というのも珍しい。昨年は8日続落が2回あったし、20年には7日続落を記録しているが、10日続落というのは2008年まで遡らないとない。9月25日〜10月5日、リーマン・ショック時の大底値を取りに行く過程での出来事だった。株価水準は今より十分の一に過ぎないが、この時、10日間での下落率はなんと39.4%にも達した。
諸株一斉に下がった市況だったから、それはそうだろうの4割暴落だが、今回はそれより低い、と安心してもいいのかどうか。では、11連敗は…08年以前は調べてないので分からない。こんな散々な記録の更新は願い下げにしてほしいものである。

日経平均はザラバ値で5月12日安値を更新してしまったが、終値では下回っていない。TOPIXは先週金曜日のザラバ値更新に続いて本日は終値でも安値更新。必ず、実勢は…と言い出す人がいるがいるものだが、日経平均がまだ踏ん張っていることは大事だろう。<6月20日記>


20日のニューヨーク市場は、米国が「ジューンティーンス独立記念日」の振替休日となるため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。米国金利の先高観は後退していないため、ドル・円は底堅い値動きとなり、134円86銭から135円15銭まで買われており、135円10銭で取引終了。

ナイトセッションの引けは日中終値比210円高の25990円。
開始直後こそ少し売られる場面がありましたが、以降はジリ高商状。
午前1時以降は26000円手前で揉み合って引けました。米市場が休場の割には動いた印象。

31パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/22(水) 09:11:03
反発 米株先物が堅調

21日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、全業種が上昇。上昇率上位は、鉱業、空運、不動産、保険、石油石炭など。
前日の米国市場は奴隷解放記念日で休場でした。東京市場は日経平均が299円高、2万6000円台でスタート。香港、台湾などアジア市場がしっかりしていたうえ、米株先物も堅調。東京も終始買われました。
個別銘柄では、トヨタ、ソニー、SBGなど主力株が強含み。東京エレクも11日ぶりに反発しました。半面、雪印、森永乳業など食品株の一角が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26246円31銭(△475円09銭=1.84%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1856.20(△37.26=2.05%)

●レノバ[9519]
2125円(△287)
商いを伴い急反発。東証プライムで上昇率首位。21日の日本経済新聞朝刊に洋上風力の入札制度を巡る企業連合の駆け引きが報じられ、政府の審議会で1企業連合の落札可能区域を制限する案が議論されていたことが判明。同社に追い風との見方も。

●山崎製パン[2212]
1557円(▲23)
逆行安で続落。ウクライナの輸出停滞や円安進行などで日本の輸入小麦の価格高騰が長期化すれば当社の収益にも逆風が強まると警戒した投資家が見切り売りを継続。当社を含むディフェンシブ株から世界景気敏感株への資金シフトも売り圧力に。

●キャンバス[4575]
645円(△100)
2日連続のストップ高。20日引け後、膵臓がん3次治療を対象として米国で実施している抗がん剤候補化合物「CBP501」の臨床第2相試験ステージ1の3剤併用投与群のひとつにおいて、投与開始から3カ月を上回る病勢安定1例が確認され、当該投与群で2例目の「3カ月無増悪生存」になったと発表。これにより、ステージ2または臨床第3相試験に進むことが確定したとしており、買い材料視された。

32パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/22(水) 09:15:30
『反発。幅広く買い戻す』

蒸し返し話で恐縮だが、先週金曜日17日のプライム市場での新安値銘柄数は265銘柄に急増した。この265というのは久々の200超。それも5月12日(あの、5月安値日!)の213銘柄を超している…ということで、「これは目先底のシグナルか」と某メディア記事でも書いたのだが、悲しいかな、ダメ押しというのはよくあるもの。週明けの昨日20日も224銘柄と連続して200銘柄超が出現した。
日経平均株価も5月12日安値を”首の皮一枚”で残したような形。失望感いっぱいの昨日だったが、本日はかなり違う。(株価が急反発したため、当たり前のことだが…)新安値銘柄の数は14に急減した。逆に新高値銘柄は20(昨日は17)へと若干増加。この「高安逆転」も相場反転のシグナルなのである。「新安値優勢」となったのは日経平均が2万7000円を割り込んだ6月13日。それから6営業日続けて安値が多かった。この間頑張った人に幸いあれ。

日経平均は3日ぶりで反発し、2万6000円回復。3連休明けの米国株市場の展開を確認する前の市況だが、シカゴCMEでのダウ先物夜間は3万300ドル台での商い。欧州株も高く、どうやら今週は相場陽転が期待できそうな雰囲気である。そんな気配を察知してか、プライム市場での値上がり銘柄数は11719と94%に達した。幅広く買い戻す動き、ということだろう。日経平均の上昇率1.84%に対し、TOPIXは2.04%と、こちらの方が高い。<6月21日記>


米国株式市場は上昇。ダウ平均は641.47ドル高の30530.25ドル、ナスダックは270.95ポイント高の11069.30で取引を終了した。値ごろ感からの買いや海外市場の流れを受けて、寄り付き後、上昇。バイデン大統領が「景気後退は避けられる」との考えを示したため、景気後退への脅威も緩和し、終日堅調に推移した。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円91銭まで弱含んだ後、136円70銭まで上昇し、136円68銭で引けた。米5月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に低下したため、一時ドル買いが後退。しかし、米5月中古住宅販売件数が予想程悪化せず、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が「7月も0.75%の利上げを支持する」との考えを示したほか、バーキン米リッチモンド連銀総裁は「インフレ低下の緊急性が高い」とのタカ派発言を受け金利上昇に連れドル買いが強まった。また、日米金利差拡大観測に円売りにも拍車がかかった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円高の26440円。
ナイトセッションは堅調推移。小高く始まり、序盤は26300円台での推移。
米市場がオープンすると上げ幅を拡大し、26480円の高値引けでした。

33パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/23(木) 08:14:10
反落 パウエル証言待ち

 22日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、薬品、ゴム、電力ガス、自動車、食品など12業種が上昇。鉱業、海運、卸売、石油石炭、紙パルプなど21業種が下落。
 前日の米国市場は3指数とも2%超の上昇。特段買い材料はなかったものの、金曜の先物・オプション満期後の調整売買が、買いに傾いたようです。
 東京市場は日経平均が195円高でスタートしましたが、買い一巡後は失速。パウエル議長の議会証言を控え、様子見ムードでした。
 個別銘柄では、郵船、商船三井など海運株が冴えず。出光、三井物産など資源株も売られました。半面、136円台半ばの円安を受け、SUBARU、ホンダなど自動車株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26149円55銭(▲96円76銭=0.37%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1852.65(▲3.55=0.19%)

●HEROZ[4382]
789円(▲62)
6日続落で上場来安値更新。10日に公表した23年4月期の業績予想で当期純利益6000万円(前期比21.4%増)を見込むが、前期の実質大幅減益からの回復の鈍さがその後の見切り売りを誘発。高PERのグロース株で世界的な金利上昇が逆風。

●三菱自動車[7211]
482円(△32)
商いを伴い続伸。19年12月以来ほぼ2年半ぶりの高値に。一時1ドル=136円台後半と約24年ぶりの円安進行が追い風。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が最上格の評価継続で目標株価を480円から570円に引き上げたことも材料視された。

●セルシード[7776]
190円(△40)
大幅続伸。21日に、北海道大学大学院医学研究院と、当社の細胞シート工学を用いた中枢神経損傷関連疾患の新規治療方法に関する共同研究を開始したと発表。これが材料視されて同日の株価は大幅高となり、本日もその流れを引き継いだ買いが広がった。
北海道大学は間葉系幹細胞をヒト骨髄液から高純度に精製分離・培養する方法を有しており、今回の共同研究では当社の再生医療基盤技術を用いて、同方法により精製した骨髄由来間葉系幹細胞から細胞シートを作製する再生医療の実用化を目指す。

34パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/23(木) 08:22:32
『今度は議会証言。日経平均が先行安?』

3連休明け21日の米国株がリバウンド期待に3指数そろって反発…と、ここまでは想定通りの動きで一安心となったが、肝心の日本株が高寄り後アッサリ反落。こちらは「22日から始まるパウエルFRB議長による半期に一度の議会証言が気がかり」(情報担当者)というから、心配しすぎというか、米国株の先行指標のような動きとなってきた。
取引時間中のシカゴCME米株先物夜間取引が軟調な動きとなったことも、売り優勢な地合いに拍車。そのCMEのダウ先物は500ドル超の下落場面もあり、昨日の641ドル下落(現物指数ベース)を帳消しにしかねない勢い。これを見て怖くなってしまう市場心理も分からないではない。とはいえ、日経平均が2万6000円を維持したのだから、それなりに底堅かったことも確か。

半導体の両雄、東エレクとレーザーテックがそろって反落。特に、東エレクは終値が20日終値を下回ってしまった。まだ整理未了感が残る足取りといっていい。半導体への成長期待は高いが、このチャートの崩れをどう読むか、少なくとも短期的にはなお厳しい状況が続いていることは確かなようである。<6月22日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は47.12ドル安の30483.13ドル、ナスダックは16.22ポイント安の11053.08で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を控えた警戒感に売りが先行し、寄り付き後、下落。議長は上院銀行委員会証言でインフレ鈍化を強く公約すると繰り返すと同時に大幅な金融引き締めによる景気後退の可能性を否定しなかったため、利上げが想定程速やかに進まないとの思惑も浮上し買戻しが強まり、上昇に転じた。さらに、バイデン大統領がインフレ対処の一環としてガソリン税免除を議会に提案したため一段と買われた。同時に、景気後退懸念も根強く上値を抑制し、主要株式指数は小幅安で終了。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円68銭まで下落後、136円30銭まで上昇し、136円24銭で引けた。米国経済が景気後退入りするとの懸念が再燃し、一時ドル売り、リスク回避の円買いが優勢となった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は上院銀行委員会証言でィンフレを2%に戻すことを強く公約すると再確認したと同時に、大規模な金融引き締めが原因で経済が景気後退に陥る可能性を意図しないが、もちろん、あり得ると答えた。また、軟着陸を目指すが、非常に困難となると、認めた。このため、一部では、想定されているほど、利上げが速やかに進まないとの見方も浮上し、ドルの上値を抑えた。ただ、現状で景気後退確率が上昇しているとは思わないと言及したためドル買いが再燃。また、バイデン米大統領がガソリン税免除を議会に正式提案したことなどが好感され、リスク選好の円売りも再開した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の26195円。
ナイトセッションは、序盤は弱含み。小幅安で推移し、26000円を割り込む場面もありました。
パウエル議長の議会証言が始まり米市場がオープンすると一気に切り返し、26380円まで上昇。
その後は上げ下げを繰り返し、多少押し戻されて小幅高で引けました。

35パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/24(金) 08:03:27
まちまち 手掛かりなし

23日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、空運、食品、保険、小売、陸運など19業種が上昇。海運、鉱業、非鉄、卸売、自動車など14業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも小幅反落。パウエルFRB議長の上院証言は概ね想定通りの内容となり、あまり材料視されませんでした。
東京市場は日経平均が15円安でスタート。強い手掛かりがなく、買い一巡後に失速。前日終値付近で保ち合いました。
個別銘柄では、味の素、カルビーなど食品株がしっかり。セブン&アイ、ローソンなど小売株も買われました。半面、トヨタ、SUBARUなど自動車株が軟調。郵船、商船三井など海運株も売られました。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26171円25銭(△21円70銭=0.08%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1851.74(▲0.91=0.05%)

●チェンジ[3962]
1801円(△69)
大幅反発。22日に医療機関向け生産性測定・分析サービスの提供を開始すると発表し、材料視された。医療機関の経営改善に向けて個人レベルでの生産性の把握と生産性向上のための施策の立案を支援していく。「医師の働き方改革」に寄与する。

●信越化学[4063]
1万4370円(▲780)
連日の年初来安値更新。20日に自己株買いを終了したと発表しており、需給の下支えを失って下値模索に。FRBなどの利上げ加速で今後、世界景気の減速感が強まると予想する投資家は多く、業績の先行き警戒感から買い向かう動きは限定的。

●モダリス[4883]
529円(△80)
ストップ高。22日引け後、アステラス製薬[4503]と共同出願していた「ユートロフィン遺伝子を標的とした筋ジストロフィーの治療法」について、米国で特許査定の通知を受けたと発表し、買い材料視された。

36パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/24(金) 08:10:37
『2万6500円回復できず。買い手掛かり乏しい』

「FOMCとそれほど変わりない内容」との評価が多かったパウエル議長の上院議会証言。タカ派スタンスは変わりないけど、ニュアンスとしてはハト派寄り-といったところか。もっとも、そうはいっても1%利上げの可能性を否定しなかったあたり、リセッション、あるいはスタグフレーションに対する市場の警戒感が止むことはなさそう。そのため、大きく売られて始まった22日のダウ工業株が結局47ドル安の終り。まぁ、大過なく通過ということだろう。
こちらでは、昨日売られたハイテク主力株が買い戻されて日経平均も朝方は250円を超す上昇となった。とはいえ、一昨日、昨日に続いて2万6500円を超えることなく上げ一服。前引けにかけてはマイナス水準へ沈む仕業となった。心配するほどではなかったけど、上値を買い上がる材料には乏しい、というのが現実だ。

注目される東京エレクトロンは反発して終わったけど、ザラバ中には安値を更新する場面も。株価が年初来安値を更新中にもかかわらず「信用買い残が急増中」(情報担当者)ということだから、個人投資家は信用取引で押し目買いを敢行中ということになる。一方では「ヘッジファンドが半導体株に売り仕掛け」(同)との観測もあるようで、微妙な需給関係の上での下げ渋りといっていいか。
その東エレを含めプライム市場での新安値銘柄は42。信越化学、SMC、日本電産、JFE、住友金属鉱山などグローバル景気敏感型の銘柄が顔を並べている。逆に新高値が43銘柄と勢力は拮抗状態。こちらは空運、不動産、小売り、食品など内需系が中心だ。塊の大きなグローバルグループが軟調では全体も戻りようがない。<6月23日記>


米国株式市場は反発。ダウ平均は194.23ドル高の30677.36ドル、ナスダックは179.11ポイント高の11232.19で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の高インフレへの対応を最優先する姿勢を好感した買いに寄り付き後、上昇。6月製造業PMIの悪化を受けて一時下落に転じる局面もあったが議長が景気後退は必然ではないと言及したため安心感が広がり上昇に転じた。また、金利の低下を受けたハイテクの買いが相場を支え、主要株式指数は引けにかけて上げ幅を拡大。セクター別では、耐久消費財・アパレル、家庭・パーソナル用品が上昇した一方で、エネルギーが下落した。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円62銭から134円27銭まで下落し、134円95銭で引けた。米国の6月製造業PMI速報値が新型コロナパンデミック発生で経済封鎖した直後の20年7月以来で最低に落ち込み、さらに、6月カンザスシティ連銀製造業活動も2020年12月来で最低となる低調な結果を受け、景気後退懸念が強まり債券利回り低下に伴うドル売りに拍車がかかった。パウエル議長の下院金融サービス委員会証言での発言「食料品や燃料費の上昇で軟着陸がより困難になる」もドル売り圧力となった。その後、議長が22年下半期の成長が比較的強いと楽観的な見解を示し、景気後退は必然とは思わないと言及したため、ドル売りが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の26195円。
ナイトセッションは方向感に欠ける値動き。25980〜26240円のレンジで上げ下げを繰り返し、終盤はやや買いが優勢となり小幅高で引けました。(30円高の26150円)

37パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/27(月) 07:56:32
一時2万6500円台 ハイテク買われる

 24日の東京市場は上昇。TOPIX業種別騰落率は、海運、化学、サービス、ガラス土石、電機など23業種が上昇。石油石炭、保険、空運、銀行、不動産など10業種が下落。
 前日の米国市場は3指数とも小幅反発。10年債利回りが低下してハイテク株の一角が買われ、相場を牽引しました。
 東京市場は日経平均が57円高でスタート。上海、香港などアジアが堅調に推移し、東京はじりじりと上値追い。一時は2万6500円台に乗せる場面もありました。
 個別銘柄では、東エレク、信越化学など半導体株がしっかり。郵船、川崎汽船など海運株も買われました。半面、みずほ、三菱UFJなど銀行株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26491円97銭(△320円72銭=1.23%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1866.72(△14.98=0.81%)

●ダブル・スコープ[6619]
1994円(△210)
4連騰で18年2月以来の高値。連結子会社WCPが韓国・コスダック市場への新規上場承認を取得したと発表したのが手掛かり材料。WCPはEV向けリチウムイオン電池セパレーターフィルムの重要な製造拠点で上場後も当社の連結子会社の予定。

●フジテック[6406]
2816円(▲48)
4日ぶりに反落。23日に開催した株主総会で直前に創業家出身の内山高一社長の取締役再任議案を取り下げたことが明らかになった。内山氏は社長も退任し、岡田隆夫副社長が後任に就いたが、ガバナンス(企業統治)をめぐる混乱が嫌気された。

●ENECHANGE[4169]
1134円(△54)
反発。23日引け後、不動産業界向けプラットフォームを運営するスマサポ(東京都中央区)とEV充電事業で業務提携したと発表したのが材料視された。スマサポがサービス提供する200万世帯を超える賃貸不動産マーケットに対して当社の「エネチェンジEV充電サービス」の導入拡大を目指す。

38パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/27(月) 07:59:24
『ハイテク買い戻し続伸』

「インフレ抑制は無条件」と議会下院での質問に答えてパウエル議長が断固たる宣言。その強い決意が意外な効果を生み、金融引き締め強化→オーバー・キル懸念→金利低下と連想が走って10年債金利は一時3.00%まで続落。それが恩恵となり23日のNASDAQ総合指数は1.62%高とダウ工業株(0.63%)を上回る上昇率で反発。さらに巡り巡って日経平均やマザーズ指数(本日の上昇率5%超)の押し上げに。個別銘柄でみると、東エレ、ダイキン、信越化学、任天堂、富士通が日経平均採用銘柄の上昇率ランキング上位5傑。要するに、昨日下げたハイテク株が戻ったのが日経平均320円高の背景。それを除くと買い材料に乏しい、という状況に変化はない。

 とはいえ、「悪いことは良いこと」みたいなアメリカの状況。いつまで続くことやら。市場関係者の間では、パウエル議長の気合いを真正面に受け止めて「下げ相場の中の小休止」風な弱気の声が依然として多いらしい。しかし、その弱気過多がかえって底入れを促すということもあるのだが…。

 来週は月替わり週。株主総会もピークを迎える。つれて、配当金の再投資も前半が佳境。好需給も半ばまで、かもしれない。<6月24日記>


ダウ平均は823.32ドル高の31,500.68ドル、ナスダックは375.43ポイント高の11,607.62で取引を終了した。セントルイス連銀のブラード総裁が成長拡大が始まったばかりとし、景気後退の可能性を否定したため、寄り付き後上昇。また、連邦準備制度理事会(FRB)のストレステストの結果を受けて金融セクターに買い戻しが広がり、相場の上昇をけん引した。6月ミシガン大消費者信頼感指数確定値の長期期待インフレ率が14年ぶり高水準から下方修正され、インフレがピークに達した兆候が示されたため投資家心理が一段と改善。大幅な利上げが回避されるとの期待も買い材料となり、引けにかけて上げ幅を拡大した。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円72銭まで下落後、135円40銭まで上昇して、135円21銭で引けた。米6月のミシガン大消費者信頼感指数が過去最低に落ち込み景気後退懸念が強まったほか、同指数の期待インフレ率が14年ぶり高水準から下方修正されたため、インフレがピークに達した証拠との思惑に7月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げ観測も後退し、ドル売り優勢となった。ブラード米セントルイス連銀総裁が景気後退懸念の度が過ぎるとの言及も支援し、金利が上昇に転じるとドル買いが再燃した。リスク選好の円売りも強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比390円高の26870円。
ナイトセッションは堅調推移。小安く始まるもほどなくプラス圏に浮上。
その後は小幅高水準で揉み合いましたが、米市場がオープンすると一気に上値を追いました。
26700円台に乗せると以降もジリ高歩調。そのまま高値圏で取引を終えました。

39パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/28(火) 08:38:11
2週間ぶり高値 ハイテク復調

27日の東京市場は上昇。TOPIX業種別騰落率は、海運、鉱業、機械、電力ガス、紙パルプなど28業種が上昇。不動産、ゴム、陸運、銀行、空運の5業種が下落。
前週末の米国市場は3指数とも大幅続伸。FRBのストレステストを全銀行がクリアし、銀行株が買われました。
週明けの東京市場は日経平均が250円高でスタート。アジアが堅調に推移し、東京もじわじわと上値追い。2万7000円には届かなかったものの、終値で6月13日以来2週間ぶりの高値を付けました。
個別銘柄では、東エレク、ファナックなどハイテク株がしっかり。東電、関電など電力株も買われました。半面、三井不動産、三菱地所など不動産株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26871円27銭(△379円30銭=1.43%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1887.42(△20.70=1.11%)

●川崎汽船[9107]
8640円(△760)
大幅続伸。郵船や商船三井など他の海運株も軒並み高。米金利の上昇一服などで投資家心理が改善し、景気敏感業種の海運株に押し目買いが増えた。モルガン・スタンレーMUFG証券は「海運業界の強気スタンスを継続」とする調査レポートを作成。

●Gunosy[6047]
757円(▲38)
4日続落。インド準備銀行(中央銀行)がフィンテック企業への規制を議論しているとの一部報道を受け、当社が出資するインドのフィンテック企業の事業に対する影響を懸念する売りが継続。4月18日に付けた本年高値からの下落率は50%超え。

●プレシジョン・システム・サイエンス[7707]
543円(△80)
2営業日連続のストップ高。24日午後1時に、スペインのセルテスト社のサル痘ウイルスDNA-PCR検査キットの販売を7月1日から開始すると発表。サル痘ウイルスの日本国内への侵入と伝播防止に向けた取り組みとしており、話題性に着目した買いが継続した。

40パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/28(火) 08:42:28
『2万7000円近づく。米株反発は本物?』

「今日の株式・明日の株式」の中でゲストの廣重勝彦さんに教えていただいたことだが、日経平均の大発会からの平均値は2万7028円だそうである(数えてみると、今日まで117営業日あった)。いわば年初からの平均コスト。ここを越えると、評価益が発生するということ(あくまでも平均値ベース)。
とすると、これはかなり面白いことになってくる。20日移動平均線(荒野さんが重要視されている指標)も本日現在2万7005円の水準を走っている。もちろん、心理的なフシ目として意識されやすい大台でもある。本日のザラバ高値が2万6938円だから、ざっと残り100円。ここを越えてくると、市場のセンチメントが変わってくるかどうか。もちろん、ここを越えたら強気になっていいかどうかは、また別な話でもありそう。

大事なのは米国株がどうか、だ。「今回の反発には本格的なものを感じる」(バロンズ誌)という記事が気になった。要するに、パウエル議長もソフトランディングの実現について厳しいと考えていること。ミシガン大学消費者態度指数の期待インフレ率が下降修正されたこと。個人のキャッシュポジションが高水準なこと。一部ファンドがリバランスに動く可能性があること…などが、反発の勢いを強める可能性があるとみているようだ。弱気相場とはいえ決して一方向にのみ動くわけではない、という。「弱気相場の中にあることを忘れてはいけない」そうである。

ハイテクはいい動きだったが、陸運、空運、不動産など内需系・リオープン関連が一服。これについて、「いい人気循環、なまじ全面高するよりはずっといい」(岩井コスモ・有沢正一投資調査部長)との声も市場にはあった。<6月27日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は62.42ドル安の31438.26ドル、ナスダックは83.07ポイント安の11524.55で取引を終了した。5月耐久財受注速報値や5月中古住宅販売成約指数の良好な結果を好感した買いに、寄り付き後、上昇。2年債、5年債入札の低調な結果を受けて、金利が上昇するとハイテク中心に売られ、主要株式指数は下落に転じた。四半期末を控えた調整色も強い中、引けにかけて下げ幅を拡大。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円55銭まで上昇後、135円01銭まで反落し、135円47銭で引けた。米5月耐久財受注速報値が予想外に伸びが加速したほか、5月中古住宅販売成約指数も予想外のプラスとなったため、ドル買いが優勢となった。その後、6月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に悪化したためドル買いが後退。しかし、5年債入札が低調な結果となると、債券利回りが一段と上昇しドル買いが再び強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の26705円。
ナイトセッションは小動き。小高く始まると、直後には26950円まで上伸。
しかしそれ以上上値を追うことはなく小幅高水準での揉み合い。
米市場がオープンするとマイナス転落し、26700円台で揉み合って引けました。

41パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/29(水) 08:36:16
続伸 2万7000円回復

28日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、空運を除く32業種が上昇。上昇率上位は、鉱業、不動産、石油石炭、電力ガス、保険など。
前日の米国市場は3指数とも反落。10年債利回りが再び3.2%台に上昇し、ハイテク・グロース株が売られました。
東京市場は日経平均が76円安でスタート。前半は戻り売りに押されたものの、後半は買いが先行し、日経平均は2万7000円、TOPIXは1900ポイントを回復しました。
個別銘柄では、INPEX、ENEOSなど資源株がしっかり。第一生命、みずほなど金融株も買われました。半面、東京エレク、SUMCOなど半導体株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27049円47銭(△178円20銭=0.66%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1907.38(△19.96=1.06%)

●ヤマダHD[9831]
487円(△15)
5月10日以来の本年高値。ほかにエディオン(2730)やビックカメラ(3048)やケーズHD(8282)、ノジマ(7419)など家電量販店株が高い。東北を除き全国が梅雨明け。各地で「猛暑日」が続いてエアコンなど夏物家電の販売増の思惑が広がる。

●あさひ[3333]
1266円(▲37)
4日ぶりに反落し東証プライムで唯一の新安値。27日に発表した23年2月期の第1四半期(2022年2月21日〜5月20日)決算が不振だったことが嫌気された。純利益は23億4900万円。会計基準変更で前年比較はないが実質2ケタ減益だった。

●免疫生物研究所[4570]
406円(△80)
ストップ高。27日引け後、シスメックス[6869]と検体検査分野向け試薬の原材料開発に関する業務提携で合意したと発表し、買い材料視された。両社の診断薬開発技術の相互利用を進めることで、より独創的で高品質な製品を開発し、全世界に向けて提供することを目指すという。

42パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/29(水) 08:45:26
『意義ある2万7000円回復』

米株安にも関わらず、というのが気になるが、まぁ、それだけ日本株が強いのだろう。4日続伸して日経平均は6月10日以来の2万7000円回復。昨日も書いたが、この2万7000円回復はテクニカルな意味でけっこう意義深いのでアレコレ書いてみたい。

まず、(1)2万7000円というフシ目を越えたことが大きいことは言うまでもない。(2)7000円割れを走っているが、市場関係者が注目する20日線(2万6994円)、25日線(2万6984円)を本日越えてきた。この水準は上値のフシとして意識されやすい。(3)年初来の日経平均の平均値(昨日現在で2万7025円)も突破。さらには(4)6月9日ザラバ高値2万8389円から6月20日ザラバ安値2万5520円までの下げ幅2869円に対する半値戻し(2万6954円)までも達成した。
半値戻しは全値戻し、という。ならば、2万8000円台が視野に入ってくることになる。ま、そこまで強気になることもないが、しばらくは心地よい相場がやってくるのではないか、そんな期待を抱いてみたくなる。

トヨタ自動車が後場になって強い動き。後場になって為替が円安、というのが市況解説だが、果たしてそれだけか。7月になれば、市場は決算発表を意識するだろう。主力株の中での筆頭注目銘柄がこのトヨタ。地合い変化が起こるとすれば、この銘柄の動きに要注意だ。<6月28日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は491.27ドル安の30946.99ドル、ナスダックは343.01ポイント安の11181.54で取引を終了した。中国が新型コロナ規制の緩和を発表したため、世界経済の成長期待を受けた買いに、寄り付き後、上昇。NY連銀のウィリアムズ総裁がインタビューで「経済が強く、景気後退は基本シナリオではない」と発言したことも買いを後押し。しかし、その後発表された、6月の消費者信頼感指数や地区連銀製造業指数が予想以上に悪化し、景気減速懸念に伴う売り圧力が強まり下落に転じた。引けにかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円91銭から136円38銭まで上昇し、136円22銭で引けた。米4月住宅価格指数が予想を上回ったほか、米NY連銀のウィリアムズ総裁はインタビューで経済が強く、景気後退は自分の基本シナリオではないと言及したため経済への悲観的見方が後退。また、今年かなりの利上げが必要で、金利を年末までに3.0%‐3.5%へ引き上げる必要があると繰り返すと金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。中国のコロナ規制緩和により、世界経済の成長減速懸念も後退しリスク選好の円売りも一時強まった。しかし、その後発表された6月消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が悪化したため景気後退懸念が再燃、ドル買い、円売りが後退した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比325円安の26745円。
ナイトセッションは急反落。序盤は堅調で27100円台での推移。
米市場がオープンしてしばらくすると下落に転じ、時間の経過とともに下げ幅を拡大。
米市場クローズ寸前に安値をつけ、そのまま安値圏で引けました。

43パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/30(木) 08:26:47
反落 2万7000円割れ

29日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、電力ガス、空運、陸運、石油石炭、不動産など10業種が上昇。ゴム、鉱業、海運、ガラス土石、自動車など23業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも続落。6月消費者信頼感指数が大きく悪化し、投資家心理が冷え込みました。
東京市場は日経平均が235円安と、2万7000円割れでスタート。上海、香港などアジアも軟調で、東京は終始底這いでした。
個別銘柄では、トヨタ、ソニー、NTTなど主力株が冴えず。ブリヂストン、住友ゴムなど6月権利落ち銘柄も下げました。半面、東電、Jパワーなど電力株の一角がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26804円60銭(▲244円87銭=0.91%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1893.57(▲13.81=0.72%)

●インテージHD[4326]
1295円(▲43)
4日ぶりに年初来安値更新。本日に22年6月期の期末配当(35円)の権利を落としたことで下げ幅を広げて下値模索。5月中旬に自社株買いを終了して一段安となり、さらに本日は配当権利落ちが海外投資家等の手じまい売りを誘発する形に。

●京浜急行電鉄[9006]
1484円(△17)
3日ぶりに新高値。東武鉄道(9001)や南海電鉄(9044)、JR九州(9142)等も高値更新。新型コロナ禍後のインバウンド需要の回復を先読みする内外機関投資家や個人投資家の幅広い買いが流入。世界景気の影響が小さいディフェンシブ性も魅力。

●ENECHANGE[4169]
1408円(△42)
反発。このところ電力価格の高騰問題を背景に人気化していることに加え、28日引け後、三菱オートリース(東京都港区)と「エネチェンジEV充電サービス」の販売パートナー契約を締結したと発表。これが材料視された。三菱オートリースの法人顧客を対象に、EV充電設備の導入を進める計画。

44パナシア@仲田奈々愛好会:2022/06/30(木) 08:34:58
『米国から暗雲。個別株には意欲旺盛』

昨日の日経平均2万7000円回復で強気になったとたん、アッサリ梯子を外されたような気分。27日の米国株、特にダウ工業株30種が朝方446ドル高まであったものの、CB消費者信頼感指数の発表から下落に転じ、滑り台を転げ落ちるように大引けまで下げ続けたのが不気味。高値から終値(ほぼ安値)までの下落幅が940ドル超だから、当方、強気の根拠ともなった24日の828ドル高が否定されることにもなりかねない。
「上がったり、下がったり荒っぽい動きが現れるのがベアマーケット・ラリーの特徴。だから、日々の動きを追いかけてもあまり意味はない。6月16日の安値を切るかどうかだけを注視しておけばいい。個別ではテスラ、アークの動き次第か」とはみずほ証券のマーケットストラテジスト・倉持靖彦氏の卓見。一喜一憂するな、ということのようである。

日本株は米国株安に引っ張られたけれど、押し目買いに底堅い展開となった。輸出系の主力株が一斉に売られていたが、個別株ではけっこう戦闘意欲が強かった。プライム市場では新高値銘柄数が103。久々に3桁となった。日経平均採用銘柄では、東レ、サッポロHD、東京海上、東急不、東京建物、東武、京成、東京電力など「内需は軸銘柄がないから今週はダメ」と思っていたいたが、その見通しは撤回。建設、食品、小売、外食など内需系の小型株を幅広く攻めていた。スタンダード市場では下落銘柄より上昇銘柄数の方が多かった。倉持さんのコメントに付け加えれば、「指数の動きに一喜一憂するな」ということになろうか。<6月29日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は82.32ドル高の31029.31ドル、ナスダックは3.65ポイント安の11177.89で取引を終了した。1-3月期国内総生産(GDP)や個人消費確定値が予想外に下方修正されたため、景気減速を警戒した売りに寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が参加した欧州中央銀行(ECB)の年次フォーラムで経済の強さを強調したため警戒感が後退し、上昇に転じた。さらに、ドイツのインフレがピークに達した可能性が示唆されたため国内の金利も低下し投資家心理は改善し、ダウはプラス圏を維持。FRBが重要視しているPCEコアデフレーターの発表を明日に控えた警戒感にナスダック総合指数は小幅下落で終了した。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円34銭から137円00銭まで上昇後、反落し136円61銭で引けた。メスター・クリーブランド連銀総裁が7月FOMCで0.75%の利上げを支持する姿勢を示したほか、パウエルFRB議長が欧州中央銀行(ECB)の年次フォーラムで、インフレを2%に引き下げることを強く再公約したため、金利先高観にドル買いが強まった。日米金利差拡大観測に円売りも加速。しかし、1-3月期国内総生産(GDP)確定値が予想外に改定値から下方修正されたほか、同期個人消費確定値も予想外に改定値から下方修正され20年4-6月期以降で最低の伸びを記録。一方、同期価格指数は予想外に改定値から上方修正され、81年3月来の高水準となり、スタグフレーション懸念が強まり、金利低下に伴いドル買いが後退した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の26705円。
ナイトセッションは小動き。序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
中盤以降はプラス圏に浮上しましたが、小幅高水準での推移で終始し、そのまま引けました。
ただし、昨日は大阪タイム&闇鍋で100円ほど下げているので、今日の現物指数は小安く始まる公算です。

45パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/01(金) 08:35:55
続落 2万6500円割れ

30日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、繊維、紙パルプ、電力ガス、建設、薬品など6業種が上昇。鉱業、その他金融、電機、不動産、海運など27業種が下落。
前日の米国市場は高安まちまち。パウエルFRB議長やメスター・クリーブランド連銀総裁が積極的な金融引き締め姿勢を示し、上値は抑えられました。
東京市場は日経平均が51円安でスタート。買い材料に乏しく、じわじわと下値を模索。2万6500円を割り込んで終えました。
個別銘柄では、ソニー、パナソニックな電機株が冴えず。三菱地所、東京建物など不動産株も売られました。半面、大成、大林など建設株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26393円04銭(▲411円56銭=1.54%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1870.82(▲22.75=1.20%)

●SCREENホールディングス[7735]
9170円(▲520)
4日ぶりに年初来安値更新。他の半導体関連株も軒並み安。29日のNY市場でバンク・オブ・アメリカが今後の景気悪化による半導体需要の縮小を予想し、主要な関連銘柄の目標株価を引き下げ。それらが売られた流れが本日の東京市場にも及んだ。

●サンリオ[8136]
3085円(△373)
大幅反発して2015年11月以来の3000円台回復。子会社のサンリオ上海が、中国電子商取引大手アリババ集団のグループ企業であるアイリッシュと、キャラクターの中国大陸におけるマスターライセンス契約を締結すると発表。好感買いが増えた。

●サスメド[4263]
908円(△108)
一時はストップ高の950円まで上昇。不眠障害治療用アプリなどを開発。29日引け後、医薬品開発のアキュリスファーマ(東京都港区)とブロックチェーン技術を用いた治験の実施に関する契約を結んだと発表し、買い材料視された。

46パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/01(金) 08:44:44
『内需・経済再開・ディフェンシブ…。5日線割れ』

朝方発表された5月鉱工業生産が市場予想(0.3%低下)を大幅に下回って前月比7.2%の大幅な低下となったことが、わが国ファンダメンタルズへの信頼感を揺るがすネガティブ・インパクトとなったようで、米株先物夜間の軟調な動きを横目に、終日下げ幅を広げる展開。日経平均は2万6000円台の前半まで攻防線を切り下げ、短期の波動を見る上で重要な指標となる5日移動平均線をも割り込んでしまった。

「底堅い日本株」はいったいどこに行ってしまったのか。29日の米国株→30日の日本株と比較すると、こちらの方が弱い。それはやはり鉱工業生産か。明日は、取引開始前に6月日銀短観の発表があり、これも減速感が出てくるか。特に、製造業が「悪化」、非製造業が「改善」するとみるのがコンセンサス。となれば、電機、機械。非鉄金属、鉄鋼、輸送用機器などグローバル景気敏感が売られても電力・ガス、建設、医薬品など内需、ディフェンシブ系が部分物色されるのは必然の展開かもしれない。6月の月間パフォーマンスは886円安。2か月ぶりでマイナスとなった。

一方、昨日に続いてプライム市場の新高値銘柄は95(昨日は108)と高水準。なかで、こども写真館のスタジオアリスが昨年10月以来、ブランドバッグのドウシシャが昨年11月以来の高値水準に顔を出したり、アパレルの三陽商会、外食のロイヤルHDが1か月ぶり新高値と休養していたリ・オープン関連銘柄の掘り起こしが順調だ。そこでは、指数の動きに一喜一憂しない人たちが頑張っているようだ。スタンダード市場でも新高値52対新安値17。猛暑関連の石垣食品、セイヒョーが早くも新高値に顔を出してきた。<6月30日記>


米国株式市場は下落。ダウ平均は253.88ドル安の30775.43ドル、ナスダックは149.16ポイント安の11028.73で取引を終了した。消費や製造業の鈍化を示す経済指標を受けた売りに寄り付き後、下落。高級家具販売RHの再三にわたる見通し引き下げも消費鈍化懸念を強め景気後退懸念が一段の売り圧力となった。同時に、コアPCE価格指数が予想を下回りインフレのピーク達成感が強まったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利上げ観測が弱まり金利低下を受けて、主要株式指数は引けにかけて下げ幅を縮小。

6月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円30銭から135円55銭まで下落し、135円71銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視している米5月コアPCE価格指数の伸びが3カ月連続で鈍化し予想も下回り昨年11月来の低水準にとどまったためインフレピークアウトとの見方が強まった。また、米6月シカゴ購買部協会景気指数が予想以上に低下し、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年8月以降で最低水準となったため景気後退懸念も強まり、FRBの急速な利上げ観測の後退で金利低下に伴いドル売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の26390円。
ナイトセッションは、序盤は軟調推移。小安い水準で推移し、米市場オープン直後には安値26130円をつけました。
そこから大きく切り返し、午前1時32分には高値26480円をつける場面も。
そこからは押し戻され、午前4時頃にはマイナス転落しましたが、引けにかけてはやや買いが優勢となりプラス圏に浮上して取引を終えました。

47パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/04(月) 08:03:48
2万6000円割れ 日米弱い

1日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、全業種が下落。下落率上位は、鉱業、ゴム、空運、電力ガス、自動車など。
前日の米国市場は下落。PCEやシカゴPMIで高インフレ下の景気後退が意識され、株価の重石となりました。
東京市場は日経平均が67円高でスタート。上海、韓国などアジアも崩れ、東京は終始売りが先行。じりじりと下げ幅を拡大し、2万6000円を割って引けました。
個別銘柄では、トヨタ、東エレク、SBGなど主力株が冴えず。iPhone値上げ発表を受け、TDK、京セラなど電子部品株も売られました。半面、かんぽ、MS&ADなど保険株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
25935円62銭(▲457円42銭=1.73%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1845.04(▲25.78=1.38%)

●三井物産[8031]
2829.5円(▲165)
三菱商事(8058)とともに3日続落。両社が出資するロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」に関し、ロシアのプーチン大統領が現在の運営会社の資産を無償譲渡するよう命じる大統領令に署名したと報じられ、悪影響が懸念された。

●ウェザーニューズ[4825]
7070円(△440)
6日続伸。6月30日に前22年5月期決算と今23年5月期予想を発表し、好感された。今期は売上高210億円(前期比6.9%増)、純利益24億円(同11.3%増)の見通し。自社配信コンテンツの充実継続と、広告事業拡大でさらなる成長を見込む。

●リファインバースグループ[7375]
1560円(△300)
ストップ高。6月30日引け後、豊田通商[8015]に対してエアバッグリサイクル技術のベトナムにおけるライセンスを供与することに基本合意したと発表し、材料視された。当社はナイロン製エアバッグから異物を高度に分離・除去し、高品質なナイロン樹脂としてマテリアルリサイクルする技術を独自開発。この事業の海外展開の第一歩として、豊田通商のベトナム子会社へのライセンス供与で合意。2023年4月の生産開始を目指す。

48パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/04(月) 08:12:53
『先回り売りに一段安。仕掛け横行』

40年ぶりインフレ進行とか、世界的な景気後退とか深刻な話題が横行するなか、今さらアノマリーでもあるまいに、と思わないでもないが、アノマリー好きには興味をそそられるネタなので紹介したい。
米アノマリー界の権威筋、トレーダーズ・アルマナックによると、7月第一営業日の米国株は86%の確率で高くなるという。2001年から2021年まで合計21回のうち安かったのは02年、04年、10年の3回だけ(S&P500の場合。ダウ30種は4敗、NASDAQ総合は5敗)。21回のうち18回だから、勝率は85.7%となる。
例の、新四半期(7〜9月期)入り、あるいは下半期入りによって機関投資家が運用を再開しそれに伴って買いが流入するという背景なのかどうか、2011年以降は11年連続で高かくなっている。
今年も連勝記録を更新するかどうか、景況感がどうの、といった話より興味深い。東京市場の取引時間中にはダウ300ドル台の下落でハラハラさせたCME米株先物夜間取引も夕方になって下げ幅をかなり縮小しており、このアノマリーを意識した展開か(どうかなぁ…)。

なぜ日経平均が朝方上放れて始まったのかよく分からないが、後場になって500円以上も売り叩かれたのも理解しにくい。8日にかけてETFの配当金捻出のための売りが1兆円規模で出るため、それを警戒したことが後場一段安の背景という。どうも、リバランスだとか、入れ替え商いだとか、テクニカルなテーマを手掛かり(もっともらしい理屈付け)に売ったり買ったりする人が多いマーケットになってしまった。それによって、日々の動きがそれだけではなかなか分かりにくくなる。そのため右往左往する人も多くなり、その分、仕掛けの効果も大きくなるというわけだろう。
米国株も似たようなところがあり、30日の下落は「独立記念日3連休に備えたポジション調整売り」によるものとの解説があった。えっ、1日早くないかぁ…。

いずれにしても、そんな仕掛けに飲み込まれないよう、半歩引いて様子を見るのがいい。日本株もハイテクは安かったが、内需・経済再開・ディフェンシブには高い銘柄が多かった。<7月1日記>


ダウ平均は321.83ドル高の31,097.26ドル、ナスダックは99.10ポイント高の11,127.84で取引を終了した。第3四半期及び下半期入りに伴い、新たな投資資金の流入を期待した買いから寄り付き後、上昇。その後、6月ISM製造業景況指数が予想以上に悪化し、2年ぶり低水準に落ち込んだことで景気後退懸念が再燃し売りが加速、一時下落に転じた。しかし、同時に、連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げの思惑が後退、金利が大幅に低下したことで安心感も広がり下げ止まった。連休を控えた買い戻しも入り再び上昇すると、引けにかけて上げ幅を拡大。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円55銭へ強含んだのち、134円79銭まで下落も135円台に再び戻し、135円29銭で引けた。米6月製造業PMI改定値が予想外に上方修正されドル買いが一時強まった。しかしながら、供給管理協会(ISM)が発表した6月ISM製造業景況指数が市場予想を下回り、2020年6月以来の低水準となったほか、建設支出も予想外のマイナスに落ち込み、景気後退懸念が強まり、長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が「利上げ軌道を計画通り進めるべき」と伝え、7月FOMCでの0.75ポイントの利上げを支持する姿勢を示したため、ドルを買い戻す動きがみられた。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比480円高の26310円。
ナイトセッションは堅調推移。小高く始まると、中盤までは25900〜26100円を行ったり来たり。
日付けが替わる頃から上げ幅を拡大し、高値引けでした。

49パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/05(火) 08:34:37
反発 2万6000円回復

4日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、保険、石油石炭を除く31業種が上昇。上昇率上位は、電力ガス、鉱業、卸売、その他金融、証券など。
前週末の米国市場は反発。前半は売られたものの、後半は買われました。週明けの東京市場は日経平均が151円高、2万6000円を回復してスタート。上値は抑えられましたが、マイナス圏に落ち込むことはなく、終始買いが先行しました。
個別銘柄では、トヨタ、三菱UFJ、NTTなど主力株がしっかり。東電、関電など電力株も買われました。半面、第一生命、T&Dなど保険株の一角が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26153円81銭(△218円19銭=0.84%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1869.71(△24.67=1.34%)

●東京電力HD[9501]
654円(△75)
商いを伴い急騰。2019年4月以来の高値に。他の大手電力株も軒並み高。10日が投開票日の参院選に関し、各紙世論調査で与党の優勢が伝えられ、自民党などが公約に掲げる原発活用に向けた道筋が広がるという見方から見直し買いが膨らんだ。

●KDDI[9433]
4241円(▲72)
反落。当社の携帯電話やネット通信などが2日未明から全国でつながりにくくなる通信障害が発生。完全復旧までに時間がかかり、個人や法人に広範な影響を及ぼしたことが嫌気された。利用者への補償が今後の収益を押し下げるか公算があると。

●メドレックス[4586]
133円(△20)
年初来高値更新。1日引け後、出願中の「メマンチン含有経皮吸収型液剤」について、特許庁から特許査定が通知されたと発表し、買い材料視された。この特許は、当社独自の経皮吸収技術を用いたアルツハイマー治療貼付剤「MRX-7MLL」をカバーするもの。特許の有効期間は2038年まで。すでにアメリカでも登録されており、ヨーロッパ、中国でも権利化を目指しているという。

50パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/05(火) 08:42:21
『4日ぶり反発。商いは薄い』

4営業日ぶりに反発。反発したとはいえ、朝方300円を超していた上昇幅が1時間後には10円高まで縮小する不甲斐なさ。結局は218円高で終わったが、先週金曜日457円安の半分も取り戻せない。「反発」であっても「切り返し」ではない、といった状況。ま、週明けの米国市場が3連休ではこんなものかもしれない。株価もさることながらプライム市場の売買代金は2兆4300億円台と23%も細ってしまった。主体的に動く参加者が少ないとこんな動きになる。ま、それだけで弱い相場と決めつけることもないだろうが…。

百貨店の月次販売は4月、5月と大きく伸びて6月は普通の伸び率。決して弱い数字ではないが、4〜5月に比べると…ということになってしまう。本日発表されたアパレル各社の動向も似たようなもの。ユニクロ国内店の動向は催事開催時期のズレが影響しているので、均してみないといけないが、4月15.3%増、5月17.5%増、6月10.2%減では、ガクッと腰が砕けてしまう。ユナイテッドアローズも4月23.5%増、5月37%増、6月6.3%増だから、傾向は似たようなもの。
これで、この5月、6月と順調に上昇してきた経済再開組の相場の勢いが止んでしまうとは思えないが、小休止に入る銘柄が現れるかもしれない。「内需株シフト本格化」なんてレポートが出るような市場の雰囲気には気をつけたい。あれだけ大騒ぎした猛暑が台風4号の接近でお天気カレンダーに傘マークが連日つくようになったし、気温も過ごしやすくなってきた。

とはいえ、では、いったい何を…という気迷いが残ることは確か。ハイテクの厳しいところはこれからかもそれないし…。<7月4日記>


4日の米国市場はインデペンデンスデイ(独立記念日)の祝日で休場。
4日のニューヨーク市場は、米国が「独立記念日」の祝日となるため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。米国経済の大幅な減速が引き続き警戒されているものの、中期的に日米金利差のさらなる拡大が想定されているため、ドル・円は底堅い値動きとなった。135円29銭から135円77銭まで買われており、135円70銭で取引終了。

ナイトセッションは小動き。小安く始まるも、18時頃にプラス圏に浮上。その後は26200円台で膠着となり、そのまま引けました。
日中終値比50円高の26230円で引け。

51パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/06(水) 09:36:20
続伸 米国待ちで上値重い

 5日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、保険、鉱業、石油石炭、銀行、非鉄など24業種が上昇。海運、不動産、紙パルプ、陸運、電力ガスなど9業種が下落。
 前日の米国市場は独立記念日で休場でした。
 東京市場は日経平均が233円高でスタート。前日の米国が休場、欧州株はまちまちと手掛かり材料に欠けましたが、東京は終始買いが先行。ただ、今夜の米国の動向を見極めたいとのムードも強く、上値は限定的でした。
 個別銘柄では、INPEX、ENEOSなど資源株がしっかり。みずほ、第一生命など金融株も買われました。半面、三菱地所、東京建物など不動産株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26423円47銭(△269円66銭=1.03%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1879.12(△9.41=0.50%)

●ハイデイ日高[7611]
2206円(△142)
続伸で6月9日以来の年初来高値更新。4日に発表した2022年3〜5月期決算が好感された。売上高85億3600万円(前年同期比43.84%増)、純利益4億7100万円(同6.0倍)。「まん防」解除が追い風になり既存店売上高が38.4%増だった。

●大阪ガス[9532]
2417円(▲47)
反落。投資先でLNGの調達先でもある「フリーポートLNGプロジェクト」(米テキサス州)の液化基地で6月8日に火災が発生。部分的な操業再開の時期が22年10月上旬に延期されることになったと4日に発表し、業績への悪影響が懸念された。

●リネットジャパン[3556]
453円(△25)
5日ぶり反発。本日午前10時、子会社が提供する「宅配便リサイクル」がアイリスプラザに採用され、小型家電の下取り回収のサポートを開始したと発表。将来的な業績への貢献に期待した買いが広がった。

52パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/06(水) 09:40:54
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は129.44ドル安の30967.82ドル、ナスダックは194.40ポイント高の11322.24で取引を終了した。深刻な景気後退懸念に売られ、寄り付き後、大幅安となった。その後発表された5月製造業受注や耐久財受注が予想外に改善したため売りの勢いが弱まったが、ダウは景気後退懸念が終日くすぶり、軟調推移。引けにかけ、暗号資産市場が回復したほかハイテクの上昇で下げ幅を一段と縮小した。金利低下でハイテクの買戻しが継続し、ナスダック総合指数はプラス圏で終了。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円10銭まで上昇後、135円53銭まで下落し、135円79銭で引けた。米5月製造業受注や5月耐久財受注改定値が予想を上回り一時ドル買いが強まったが、2年債と10年債利回りが逆転したため景気後退懸念が一段と強まり、ドル売り・円買いに拍車がかかった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の26245円。
ナイトセッションは軟調推移。取引開始直後から下値を探り、米市場オープン直後には安値25890円をつける場面も。
その後は、NYダウが700ドル超の下げから切り返すとツレ高し、下げ幅を縮小して引けました。

53パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/07(木) 09:23:58
反落 金融・資源売られる

6日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、薬品、精密、海運、食品、情報通信など6業種が上昇。鉱業、石油石炭、保険、非鉄、電力ガスなど27業種が下落。
前日の米国市場は高安まちまち。欧州株の大幅下落を受け、3指数ともマイナス圏でスタート。ただ、取引中に10年債利回りが2.78%台まで低下し、後半は買い戻されました。
東京市場は日経平均が233円安でスタート。バリュー株を中心に売られ、前場は下値模索。後場は底這いとなり、ほとんど戻せませんでした。
個別銘柄では、三菱UFJ、第一生命など金融株が軟調。三井物産、INPEXなど資源株も売られました。半面、武田、アステラスなど薬品株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26107円65銭(▲315円82銭=1.20%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1855.97(▲23.15=1.23%)

●住友金属鉱山[5713]
3878円(▲244)
20年11月以来の安値に。世界的な景気減速懸念を背景に主要な非鉄金属の価格が下落。5日のロンドン市場では銅先物が4.2%安となった。金など貴金属相場も安く、当社の収益が悪化すると警戒した内外機関投資家などの手じまい売りが増えた。

●ラクス[3923]
1856円(△160)
東証プライムの上昇率3位。5日のNY市場で10年債利回りの一段の低下を受け、高バリュエーションのグロース株のウエートが高いナスダック指数が続伸。本日の東京市場でも中小型グロース株に見直し買いが増加。メルカリやSansan等も高い。

●アエリア[3758]
409円(△36)
大幅続伸。5日の引け後、子会社のサイバードが香港のブロックチェーンゲーム開発企業であるアニモカブランズと資本提携したと発表し、買い材料視された。「Web3」領域におけるビジネス展開を加速させる目的という。

54パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/07(木) 09:31:26
『売りで商い膨らむ?コロナが怖い』

3日ぶり反落。米国株市場は経済指標の悪化を受けて長期金利が低下し、NSADAQ中心にグロース系銘柄から反発(ダウ平均は安かった)という定石通り流れになったが、こちらは需給悪が災いしてか、東京エレ、ダイキン、ファナック、ソニーGなど値がさハイテクが売り物に押されて日経平均を押し下げた。結局、昨日線上に顔を出した25日線の下位置にアッサリ戻ってしまった。
売り物で商いが膨らんだ形となり、プライム市場の売買代金は前日比26%ほど膨らんで3兆752億円。なし崩し的に売り物が出ているのか。その消化が進めば上値の重さも解消されてくるのだろうが、その一方で景気後退への警戒感の広がりがムードを暗くしている。今日の東京都新規感染者数は9341人と前週水曜日に比べて2.2倍。これではリオープン関連も買いにくくなってくる。

さて、本来なら今日から始まるはずの入谷鬼子母神の朝顔まつりはコロナ感染拡大防止のため中止。これで3年連続となる。これがないと夏が始まらないという気分の人も多く、残念。通信販売で朝顔を買うのも味気ないし…。七夕の7月7日騰落アノマリーは22勝35負1分とマイナス確率の高い日。気学運勢暦には「前場高いと後場安の日。逆なら見送り」とある。もう少しの辛抱が必要か。<7月6日記>


米国株式市場は上昇。ダウ平均は69.86ドル高の31037.68ドル、ナスダックは39.61ポイント高の11361.85で取引を終了した。ISM非製造業指数やJOLT求人件数が予想を上回ったため景気後退懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。しかし、金利上昇や連邦準備制度理事会(FRB)による6月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控えた警戒感に売りが強まり、下落に転じた。公表された内容でFRBが労働市場や消費に楽観的な見解を示し利上げを計画通り継続していく想定内の方針が示されると買いが再開。引けにかけて上昇幅を拡大した。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円96銭まで下落後、136円01銭まで上昇し、135円88銭で引けた。米景気後退懸念を受けた債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。その後発表された米6月サービス業PMI改定値や米5月JOLT求人件数、米6月ISM非製造業景況指数が予想を上回ったため景気後退懸念が後退し、利回りが上昇に転じドル買いが再開。連邦準備制度理事会(FRB)は公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月14-15日会合分)で7月会合での0.5%、0.75%の利上げの可能性や、インフレが長引いた場合、一段と金融を引き締める可能性を指摘。さらに、「インフレリスクにかなり注意していく」と、インフレ対処に断固とした姿勢を見せた。「ほとんどのメンバーは成長リスクが下方に傾斜すると想定」としたものの、リセッションには言及せず、インフレ対処を最優先していく方針が表明されたため金利先高観にドル買いが継続。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円高の26265円。
ナイトセッションは堅調推移。日中終値比150円高の26150円で始まると、以降は26020〜26200円のレンジで推移。
マイナス圏に転落することはなく、終盤に上げ幅を拡大しました。ただし26300円どころよりも上に行くパワーはないようです。

55パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/08(金) 08:10:51
反発 FOMC要旨は想定内

7日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、ゴム、電機、自動車、食品、繊維など26業種が上昇。石油石炭、空運、海運、陸運、倉庫など7業種が下落。
6日の米国市場は3指数とも上昇。しばらくは前日終値付近で揉み合いましたが、FOMC議事要旨が想定内の内容だったため、公表後は買われました。
東京市場は日経平均が173円高でスタート。前半は上値を抑えられましたが、後半に米株先物が買われ、東京も上げ幅を拡大しました。
個別銘柄では、ソニー、パナソニックなど電機株が堅調。トヨタ、SUBARUなど自動車株も買われました。半面、JR東、小田急など電鉄株が冴えず。

Market Data
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【日経平均】
26490円53銭(△382円88銭=1.47%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1882.33(△26.36=1.42%)

●ブイキューブ[3681]
1217円(△61)
商いを伴い反発。6日にシンガポールでEV充電サービス関連事業を行うチャージプラスに出資したと発表し、材料視された。チャージプラスは同国のEV充電サービス関連事業でトップシェアを握る。今後東南アジアでの展開の支援を行っていく。

●KLab[3656]
476円(▲46)
5日続落でプライム市場の下落率首位。6日に新株予約権の発行を発表し、潜在的な株式需給の悪化や1株利益の希薄化が懸念された。モルガン・スタンレーMUFG証券を割当先に新株予約権9万3000個を発行する。潜在的な希薄化率は24.07%。

●ヘッドウォータース[4011]
3900円(△700)
ストップ高。6日に大成建設[1801]の統合管理プラットフォームのパートナーに認定されたと発表し、買い材料視された。東京エレクトロンデバイス[2760]と協業し、建設DXとデジタルツイン(仮想空間でリアル空間を再現する技術)の融合を推進していくという。

56パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/08(金) 08:15:51
『主力株から買い戻し。物色の流れ変化?』

東京都のコロナ新規感染者数が8529人と前週木曜日に比べて2.4倍。昨日(9341人との記述は間違い。8341人でした)に続いて鋭角的な増加。東京都専門家会議は「第7波に入ったと考えられる」と宣言。コロナ感染者数の推移を横にらみしながら一喜一憂する市況にいよいよ戻りそうである。
この日は、「県民割」拡大の延期検討が伝えられたこともあって、経済再開関連の一角に崩れ足が目立った。外食店のロイヤルHD、物語コーポ、サイゼリヤ、結婚式場のT&Gニーズ、アパレルのUアローズ、ハニーズ、ラーメンのハイデイ日高、力の源、観光レジャーの富士急行など一連の銘柄がプライム下落率ランキングに上位に顔を並べていた。年初来高値圏にある銘柄が多いだけに、しばらく厳しい展開になるかもしれない。

それに代わる新しい息吹がハイテク系銘柄。米国市場での長期金利の上昇一服を受けた米NASDAQの反騰機運に突き浮く動かされる形で主力ハイテクがそれこそ一斉高となっていた。なかでも、プライム市場売買代金トップとなったレーザーテックは6月28日の戻り高値を抜くとともに約4週間ぶりで25日移動平均線上に顔を出し、「底練り離脱」と見られるチャートになってきた。
トヨタ自動車、ソニーG、日本電産、フナックなども堅調。果たして、内需系の銘柄から輸出株に人気が流れるのか。短期的なリバウンドを含め、物色の流れ変化に関心が向き始めている。<7月7日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は346.87ドル高の31384.55ドル、ナスダックは295.50ポイント高の11621.35で取引を終了した。中国が景気対策を検討しているとの報道を受けて、世界経済への悲観的見方が後退し、寄り付き後、上昇。韓国の半導体メーカー、サムスン電子の好調な決算を受けてハイテク機器への需要鈍化懸念が後退したことも相場を支援した。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事やセントルイス連銀のブラード総裁が7月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを支持すると同時に、経済の強さを強調し、ソフトランディングを基本的シナリオと主張したため引けにかけて、主要株式指数は一段と上昇し終了。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円57銭まで下落後、136円11銭まで上昇し、136円00銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から増加したほか、米5月貿易赤字も予想を上回り景気減速懸念にドル売りが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事がインタビューで軟着陸が可能で、コアPCEが高過ぎ、速やかにインフレを制御する必要があると、7月会合で0.75%利上げ、9月も0.5%の利上げを支持したほか、セントルイス連銀のブラード総裁もできるだけ速やかにインフレ抑制する緊急性を主張したため米債利回りが上昇。ドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の26650円。
ナイトセッションは堅調推移。序盤は日中終値を挟んだもみ合いでしたが、米市場がオープンすると上昇に転じました。
今日はSQ算出日。波乱なく着地するものと予想します。

57パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/11(月) 07:56:39
小幅高 安倍氏銃撃で沈滞

7日の東京市場は小幅続伸。TOPIX業種別騰落率は、海運、鉱業、非鉄、鉄鋼、電力ガスなど20業種が上昇。食品、薬品、情報通信、その他製品、農林水産など13業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも続伸。景気敏感株や半導体株が買われました。
東京市場は日経平均が133円高でスタート。前場はじわじわと上値を追いましたが、昼休み中に安倍元首相が銃撃され重体と伝わり、後場は沈滞ムード。ETF分配金捻出のための売りも出て、ほぼ安値引けとなりました。
個別銘柄では、郵船、川崎汽船など海運株が堅調。日本製鉄、JFEなど鉄鋼・非鉄株も買われました。半面、味の素、キッコーマンなど食品株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26517円19銭(△26円66銭=0.10%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1887.43(△5.10=0.27%)

●USEN―NEXTホールディングス[9418]
2190円(△214)
3連騰でプライム市場の上昇率首位。7日に2021年9月〜22年5月期連結決算を発表し、好感された。純利益は68億0700万円(前年同期比1.7%増)で対通期の進捗率80%。コンテンツ配信事業でTOHOシネマズとコラボキャンペーンを行った。

●キユーピー[2809]
2297円(▲79)
3日ぶり反落。7日に発表した21年12月〜22年5月期連結決算が低調だったことが嫌気された。純利益は88億8900万円(前年同期比7.6%減)だった。3月に値上げした市販用のマヨネーズやドレッシング等が苦戦した。原材料の高騰も響いた。

●坪田ラボ[4890]
812円(△34)
4日続伸。この日午前9時に、バイオレットライト技術を用いた近視進行抑制のための医療機器開発で検証的臨床試験を開始し、ジンズHD[3046]とのライセンス契約で定められたマイルストーンを達成したと発表。これが買い材料視された。

58パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/11(月) 08:04:20
『需給のヤマ通過。米イベントが焦点』

安倍晋三元首相銃撃事件のショック、あるいはETF分配金捻出売りの当日という需給要因からだろう、前引け379円高と順調だった日経平均が最終的に26円高まで上げ幅を縮小したのは、まぁ、止むをえない推移。それでもプラスで終わって何とか格好をつけた形となった。
日足チャートは昨日に続いて20日線を上回って終わっており、25日線に対しても朝高の場面で突っかけていた。需給のヤマを通過し、米雇用統計発表の材料消化が進めば、来週にはちょっと相場の勢いが変わってくるかもしれない。そんな期待を抱かせる大引けだった。

米国株もNASDAQ総合が7日に終値ベースで6月24日戻り高値1万1607ポイントを超えており、戻り第2波に入ってきた。こちらも今晩のイベントさえ無事に通過すればもう一段の戻りを探る動きとなるだろう。

来週は13日に6月CPI(消費者物価指数)の発表が控えており、「CPIショック」再来とならないか、市場には警戒する声が少なくない。とはいえ、「何々再来!」と身構えていると実際に再来したことがないのも事実で、あまりに過剰な警戒感もどうかと思う。NASDAQに引っ張られる形で日経平均やグロース系銘柄が浮上するのが理想的だ。<7月8日記>


■NY株式:米国株式市場はまちまち、力強い雇用統計受けて強弱感拮抗

ダウ平均は46.40ドル安の31,338.15ドル、ナスダックは13.96ポイント高の11,635.31で取引を終了した。
6月雇用統計で雇用者数の伸びが予想を大きく上回り、平均賃金の伸びも小幅ながら予想を上回ったことで労働市場の堅調さが確認された。同時に強まった金融引き締めの強化を警戒した売りが先行し、寄り付き後は下落。一方で金利の上昇が限定的だったことや、景気後退懸念の緩和を背景とした押し目買い意欲も強く、上昇に転じる場面もあった。結局、指数は方向感が定まらず、ダウ平均は小幅下落で終了。ナスダック総合指数は小幅にプラスで終え、5日続伸となった。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方で、家庭パーソナル用品が下落した。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は135円80銭から136円57銭まで上昇し136円09銭で引けた。予想を上回った6月雇用統計が米労働市場が引き続き強い証拠となり、7月連邦公開市場委員会(FOMC)でも6月FOMCに続き0.75%の利上げが正当化されるとの見方に金利が上昇。ドル買いが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の26775円。
ナイトセッションは堅調推移。序盤は日中終値を挟んだ値動き。
雇用統計の発表直前は100円高水準で、発表を受けて一時下落に転じましたがすぐに切り返し、以降は上げ下げがあったものの堅調に推移。
26800円と高値圏で引けました。

59パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/12(火) 08:37:32
続伸 安定政権に期待

11日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、繊維、海運の2業種のみ下落。上昇率上位は、薬品、精密、陸運、その他金融、保険など。
前週末の米国市場は小幅まちまち。6月雇用統計は、非農業部門雇用者数と平均時給の伸びが市場予想を上回りました。
週明けの東京市場は日経平均が375円高でスタート。参院選で自民党が大勝し、長期安定政権への期待感が高まりました。後場はやや上げ渋ったものの、終始強気ムードでした。
個別銘柄では、武田、アステラスなど薬品株が堅調。JR東、小田急など電鉄株も買われました。半面、郵船、商船三井など海運株が下落。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26812円30銭(△295円11銭=1.11%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1914.66(△27.23=1.44%)

●NOK[7240]
1162円(△76)
3連騰。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が当社株の投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価1500円を継続したのが手掛かり。

●東レ[3402]
709.3円(▲38.3)
大幅続落。一部オンラインメディアが当社子会社の東レ建材(東京・中央)で、国土交通大臣から不燃材料の認定を受けている建設資材の一部が、20年近く不適切な生産方法で製造・出荷されていたことが分かった」と報じ、売り材料視された。

●東京通信[7359]
1478円(△300)
ストップ高。8日引け後に任天堂[7974]のNintendoSwitchへのゲームコンテンツの配信を開始したと発表したのが買い材料視された。第1弾として、ゲーム「意味がわかると怖いミステリー」を配信した。今後もスマホ向けゲームアプリの配信と並行し、Switch向けタイトルを継続的に配信していく予定という。

60パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/12(火) 08:46:29
『TOPIX戻り突入。日経平均2万7000円回復できず』

日経平均は3日続伸。自民党の参院選大勝で大幅高と考えたいところだが、市場には「自民楽勝はすでに想定されていたこと。株価も先週から上がっていた」とクールな声が多かった。そんな、短絡的な見方の限界を衝くかのように、日経平均は午前9時40分過ぎの前営業日比544円高から上げ幅を半分ほどに縮小しての終りなとなった。それも、6月28日の取引時間中高値2万7062円に一時顔合わせしたものの、結局はそれを抜けず(14銭足らず)に終わった。下手をすると、Wトップみたいな形になりかねない(3月高値と6月高値のように…)ところだが、TOPIXの動きはちょっと違う。

先週金曜日には取引時間中高値1907.76を記録し、6月28日高1907.36を上抜いていた。この日はきっちりと28日高値を上抜いて終わっており、日経平均に先駆けて6月8日高値(1969.98)を目指す戻り相場に入ってきている。

もちろん、13日CPI、14日PPI、15日小売売上高と、重要な経済指標の発表を控えて肝心の米国株が頭重い展開となっているだけに、日本株だけ勝手に戻りを試すというわけにはいくまい。そこら当たるのギャップを解消するだけの強力な材料が欲しいのだが…。今晩、岸田首相の記者会見があるらしい。米株指数先物が下げ幅を縮小。こちらもちょっと期待していいか。<7月11日記>


米国株式市場は下落。ダウ平均は164.31ドル安の31173.84ドル、ナスダックは262.71ポイント安の11372.60で取引を終了した。新型コロナ感染拡大で、中国都市の一部が再び都市封鎖入りし世界経済の成長を一段と妨げるとの懸念に寄り付き後、下落。今週、発表されるインフレ指標や企業決算シーズン入りで冴えない見通しなどを警戒した売り圧力も強く、終日軟調に推移した。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円75銭まで上昇後、137円25銭へ反落し、137円40銭で引けた。7月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の追加利上げを織り込むドル買いや日本の参院選での与党圧勝で日銀が当面緩和策を維持するとの見解を受けた円売りが加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の26585円。
ナイトセッションは、序盤は堅調推移。26700円台での値動き。
米市場がオープンすると日中終値を挟んだ値動きに水準を切り下げ、終盤にマイナス転落しました。
値幅は240円と、小動きでした。

61パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/13(水) 08:45:14
反落 2万6500円割れ

 12日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、農林水産のみ上昇。下落上位は、機械、ガラス土石、電機、非鉄、金属など。
 前日の米国市場は3指数とも下落しました。2年債利回りが10年債利回りを上回る逆イールド状態が5日続き、センチメントが悪化しました。
 東京市場は日経平均が111円安でスタート。序盤に2万6500円の節目を割り込むと、見切り売りが加速。その後も戻せずに終えました。
 個別銘柄では、トヨタ、パナソニック、コマツなど輸出系の主力株が軟調。東京エレク、アドバンテストなど半導体株も売られました。半面、Jパワー、関電など電力株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26336円66銭(▲475円64銭=1.77%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1883.30(▲31.36=1.64%)

●ライク[2462]
2058円(▲232)
急反落して東証プライム市場の下落率首位。11日に発表した22年5月期決算はほぼ予想どおりで着地。併せて公表の22年5月期予想でも連続の最高益更新や増配の見通しを示したが、株価は織り込み済みとの見方から、利益確定売りに押された。

●エーアイテイー[9381]
1600円(△58)
後場に上げ幅を広げ5月31日以来の新高値。昼休み時間中に発表した22年3〜5月期決算が好調で3〜8月期と通期の予想を上方修正し、後場に好感買いが増えた。通期純利益は28億6000万円から34億3000万円(前期比44.9%増)に増額した。

●クリングルファーマ[4884]
769円(△59)
一時はストップ高の860円まで急伸。この日午前9時30分に、再生医療に関する東京医科歯科大学との共同研究の進捗について発表したのが買い材料視された。潰瘍性大腸炎の難治性潰瘍の修復を目指した自家腸上皮オルガノイド移植による臨床研究で、第1例目が実施された。

62パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/13(水) 08:50:22
『早めの予行演習。4倍速?まさか…』

東京都の12日発表によると、都内での新型コロナ新規感染者数は1万1511人。4か月ぶりで1万人台に乗ったという。2月初めには1日2万人台の新規感染の記録があったが、1週間前比2倍以上の急増が続く足元状況を見ると、すぐに2万人台に乗ってしまうかもしれない。陽性者の急増に対し、重症患者が少ないのが幸いだが、これでは経済再開の動きに水が差されることは確か。中国のロックダウン再開の動きといい、相場的にもやっかいな環境となってきた。

本日の4日ぶり急落は13日の米CPI発表に対する“予行演習”と考えればいいか。本日の日経平均475円安は6月13日の836円安以来の下げ幅。6月13日といえば、前月の「CPIショック」で急落した日だった。事前の織り込みにしては1日早い気もするが、市場には「今回のCPIは9%台の上昇率(市場予想は8.8%)」などという警戒感が一部に出ているようで、ネガティブ・サプライズでFOMCが急遽0.75%利上げを決めた前例を踏襲するのではないか、との見方にもつながっているらしい。
それなら0.75%でなく4倍速の1%利上げとなってしまい、「まさかそんなことは…」との声が市場の多数派なのだが、弱気に傾いた市場のセンチメントを理性がひっくり返すのは至難。圧倒的な売り優勢のなか、日経平均は一時500円を超す下げとなっていた。これで、5日線、25日線を割り込み、今度は下方向を試す展開。要はBOX内での往来に過ぎないのかもしれないが、「今週は戻りを試す週」との想定だった当方にすると、ショックは大きい。

ただ、TOPIXは5日線、25日線前後で踏みとどまっており、こちらが反攻の拠りどころになるかもしれない。<7月12日記>



米国株式市場は続落。ダウ平均は192.51ドル安の30981.33ドル、ナスダックは107.87ポイント安の11264.73で取引を終了した。新型コロナ感染拡大を受けた中国上海の都市封鎖や消費者物価指数(CPI)発表を控えた警戒感で売られ、寄り付き後、下落。その後、飲料メーカーのペプシコ(PEP)などの好決算で投資家心理が改善し、一時上昇に転じた。しかし、長短金利の逆転が悪化したため景気後退懸念が重しとなり再び売られ、引けにかけてCPIの悪化を示す偽造のリーク報道を材料に売りが加速、下げ幅を拡大した。

12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円85銭から136円48銭まで下落し136円84銭で引けた。米国債券相場で長短金利の逆転ペースが加速したため、景気後退懸念に伴うドル売りが優勢となった。ただ、6月消費者物価指数の伸び拡大を想定したドル買いが入ったことで下値も限定的となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の26435円。
ナイトセッションは堅調推移。序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると上昇に転じ、2時42分に高値26550円をつけました。
しかし26500円どころでは上値が重く、終盤は上げ幅を縮小して引けました。

63パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/14(木) 08:35:14
反発も上値重い CPI待ち

 13日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、電力ガス、空運、紙パルプ、サービス、自動車など24業種が上昇。鉱業、農林水産、保険、建設、卸売など9業種が下落。
 前日の米国市場は3指数とも続落。6月消費者物価指数が市場予測を上振れるとの観測が広がり、FRBによる急ピッチの利上げが警戒されました。
 東京市場は日経平均が67円高でスタート。特段買い材料がなかったうえ、上海、香港、米株先物も上値が重く、東京も動意薄でした。
 個別銘柄では、円安を受け、トヨタ、ホンダなど自動車株がしっかり。ANA、三越伊勢丹などアフターコロナ銘柄も物色されました。半面、INPEX、ENEOSなど原油株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26478円77銭(△142円11銭=0.54%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1888.85(△5.55=0.29%)

●パルグループHD[2726]
2049円(△297)
プライム市場の上昇率首位で2015年8月以来の高値に。12日発表の22年3〜5月期決算が好調で23年2月期通期予想を上方修正し、好感された。純利益は46億円から66億円(前期比64.9%増)に増額。消費回復で衣料、雑貨の販売が伸びている。

●エコス[7520]
2124円(▲217)
大幅続落。12日に発表した22年3〜5月期決算が純利益4億6800万円(前年同期比53.7%減)と不振だったことが嫌気された。外出抑制の動きが緩和されたことで内食需要が減少した。前日には年初来高値を付けており、反動で下げ幅が広がった。

●マイクロ波化学[9227]
870円(△150)
ストップ高。午前11時30分に、マイクロ波加熱を用いる省エネ・CO2削減精製技術でリチウム鉱石の溶解に成功したことを発表したのが材料視された。従来技術に比べ、CO2排出量を90%超削減できる見通しを得たという。

64パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/14(木) 08:42:33
『極端な薄商い。CPI待ち』

日経平均は反発したものの、昨日の意外な下げ分の3分の1も取り戻せない。それ以上に、象徴的なのが極端な薄商いに陥ったこと。東証プライム市場の売買代金は2兆665億円と昨日に比べて3割以上も細ってしまった。イースター・マンデーで欧州各国や香港市場がそろって休場だった4月18日の1兆8722億円以来の低水準。まぁ、今晩のCPI発表を睨んで投資家心理が凍りついてしまった、ということだろう。だから、日経平均の値動きも日中値幅が154円と極端に薄く、売りも買いも成果が上がらない相場となった。
果たして、CPI発表を受けて米国株がどう動くか。それに日本株がどう追随するか。少なくとも、いったんのアク抜けみたいなものを期待したいのだが、ウォール街の雰囲気は楽観的ではないらしい。NYの森さんからは「ハイテク株決算には要注意」なんていうレポートが送られてきた。

業種別騰落でトップは「柏崎刈羽テロ対策施設に事実上の合格証」と報じられて人気を集めた東京電力HDの「電気・ガス」。それに続くのがJAL、ANAの空運だった。東京都のコロナ感染者が再び1万人に載ってきたことなど不気味な環境下だが、政府が行動制限に慎重なことがこのグループの相場環境を支援した。好材料が出た東宝あたりを含め内需系銘柄の動きがいい。<7月13日記>


ダウ平均は208.54ドル安の30772.79ドル、ナスダックは17.15ポイント安の11247.58で取引を終了した。6月消費者物価指数(CPI)が前年比で41年ぶりの高水準に加速したため7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で1.0%利上げ観測も浮上したため売りが先行し、寄り付き後、下落。金利高が重しとなり、終日軟調推移となったが、景気後退観測が強まると、同時に引き締めも想定された程、進まないとの見方も広がり長期金利が低下に転じると売り圧力も後退した。引けにかけて下げ幅を縮小。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円01銭から137円87銭まで上昇後、137円33銭まで下げており、137円44銭で引けた。米6月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため7月連邦公開市場委員会(FOMC)で一部1%利上げ観測も強まり金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。ただ、大幅な利上げにより、景気後退に陥るとの懸念も浮上し、金利の上昇が一段落するとドル買いも後退。30年債入札も好調でドル売りを支援した。その後、ボスティック米アトランタ連銀総裁が6月CPIの結果に懸念を表明し全てが選択肢になると言及したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した最新の米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも著しい物価の上昇が報告されたため、7月の1%利上げ確率は一段と高まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の26485円。
ナイトセッションは乱高下。序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
CPI発表の直前に高値26550円をつけ、4分後には26210円まで垂直落下しました。その後6時間半かけて高値水準まで戻しましたが、引けにかけてやや上げ幅を縮小。

65パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/15(金) 08:37:30
続伸 1ドル=138円台

 14日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、農林水産、海運、精密、電機、鉱業など23業種が上昇。電力ガス、銀行、空運、保険、紙パルプなど10業種が下落。
 前日の米国市場は3指数とも続落。6月消費者物価指数が市場予測を上振れ、FRBによる急ピッチの利上げが警戒されたようです。
 東京市場は日経平均が121円安でスタート。売り一巡後は買われ、プラス圏に浮上。そのまま高止まりしました。個別銘柄では、1ドル=138円台の円安を受け、SUBARU、ホンダなど自動車株がしっかり。パナソニック、ソニーなど電機株も買われました。半面、みずほ、三菱UFJなど銀行株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26643円39銭(△164円62銭=0.62%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1893.13(△4.28=0.23%)

●サカタのタネ[1377]
5030円(△680)
一時ストップ高で1990年8月以来ほぼ32年ぶりの高値に。13日に発表した22年5月期決算が上振れ。23年5月期も連続の営業最高益更新の予想を公表し、好感された。世界景気の影響が小さいディフェンシブ性も魅力でカラ売りの買い戻しも。

●ジンズHD[3046]
3590円(▲685)
3日続落で6月22日以来の年初来安値更新。13日に21年9月〜22年5月期の連結決算と22年8月期通期業績予想の下方修正を発表し、嫌気された。通期の純利益は従来の40億3300万円から9億2600万円(前期比71.9%減)に減額した。

●アイドマHD[7373]
3305円(△500)
ストップ高。13日引け後に発表した2022年8月期業績予想の上方修正が好感された。営業利益予想を従来の12億円から15億5000万円(同87%増)に増額。もともと連続最高益予想だったのをさらに上乗せした格好。主力の営業支援、人材支援サービスが好調に推移。在宅ワークが定着した環境下において、オンラインセールスの手法を必要とする中小・中堅企業の需要が旺盛という。

66パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/15(金) 08:42:50
『CPI急騰に耐性?安寄り後、駆け上がる』

この日の日経平均の動きはかなり重要かもしれない。始値は前日比121円安。そこからさらに40円以上振らされるが、すぐに買い物が入って下げ渋り、午前10時20分頃には前日比プラス水準へ。昼過ぎから為替市場で円安ドル高(138円台!)が急進行したことにも煽られ、後場寄り直後には234円高まで駆け上がった。決して大きな上昇幅ではないが、米国株3指数がそろってマイナスとなって戻ってきた翌日の日本株としてはやや異彩。転機を孕んだ動きと見ていいか。

そもそも、6月CPIが上昇率9.1%とショック再来があってもおかしくない数字だったが、長期金利が上昇せず、NASDAQ指数の下落は極めて小幅。ダウ平均は下落幅の半分ほどを取り戻して終わるといった市場の反応はちょっとした驚きだった。その雰囲気が引き継がれての東京市場。今晩の米国株反発を先取ったのかもしれないが、果たして、そこまで性急に動いてしまっていいものか。夕方の先物推移はまだ不安定だった。ただ、少なくとも日米株価ともに底堅さを確認した格好。“耐性”がついてきた、ということか。
<7月14日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は142.62ドル安の30630.17ドル、ナスダックは3.61ポイント高の11251.19で取引を終了した。銀行決算が低調で失望感が広がったほか、6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったため7月の連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ確率が上昇し、警戒感から売られ、寄り付き後、下落。同時に、長短金利の逆転が悪化し景気後退懸念も強まり、さらなる売り圧力となった。また、JPモルガン・チェース(JPM)のダイモン最高経営責任者(CEO)が四半期決算発表後の電話会見で複数の深刻な問題があると警告したことも売り材料となり、終日軟調推移。その後、FRBのウォラー理事が市場の1%利上げの憶測は時期尚早との見解を示し金利が低下するとハイテク中心に買戻しが広がった。ダウは下げ幅を縮小、ナスダック総合指数はプラス圏で終了。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円37銭まで上昇後、138円71銭まで反落し138円91銭で引けた。6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったため連邦準備制度理事会(FRB)が7月連邦公開市場委員会(FOMC)で1%の追加利上げに踏み切るとの思惑が強まり、金利上昇に伴いドル買いに拍車がかかった。しかし、週次新規失業保険申請件数が予想外に増加し昨年11月以来で最大となると、景気後退への懸念も再燃。さらに、FOMCの中でもタカ派で知られるウォラー理事が自分の7月FOMCでの基本的シナリオは0.75%の利上げで、1%の市場の思惑は時期尚早との見解を示すと金利が低下に転じ、ドル買いも後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの26700円。
ナイトセッションは、序盤は弱含み。小安い水準で推移し、米市場オープン直後は安値26420円をつける場面も。
その後は切り返し、日中終値水準まで戻して引けました。

67パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/18(月) 07:57:12
まちまち ファストリ高い

 15日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、その他製品、電力ガス、精密、自動車、小売など16業種が上昇。鉱業、銀行、保険、その他金融、不動産など17業種が下落。
 前日の米国市場は冴えず。銀行株の決算が悪く、相場の重石となりました。
 東京市場は日経平均が93円高でスタート。マイナス転落する場面もありましたが、持ち直し、小幅高で終えました。個別銘柄では、増額修正が好感されたファストリが年初来高値。塩野義、武田など薬品株も買われました。半面、三菱UFJ、第一生命など金融株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26788円47銭(△145円08銭=0.54%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1892.50(▲0.63=0.03%)

●Sansan[4443]
1210円(△179)
続伸で東証プライムの上昇率首位。14日に前22年5月期連結決算と今23年5月期予想を発表し、好感された。今期は調整後営業利益9億1700万円〜12億8800万円(前期比25.5〜76.3%増)と予想。25年5月期に同利益100億円以上の目標も。

●セラク[6199]
1070円(▲153)
大幅続落。14日に発表した22年9月〜22年5月期連結決算が不振で22年8月期通期予想を下方修正し、嫌気された。通期の純利益は12億5000万円から9億1000万円(前期比26.7%減)に減額。IT人材の退職増加などで売上が伸び悩んでいる。

●TKP[3479]
2169円(△358)
年初来高値更新。14日引け後に発表した第1四半期(3〜5月)決算を好感。売上高は前年同期比28.3%増の131億8000万円、営業損益は12億1500万円の黒字(前年同期は8億2900万円の赤字)になった。社会経済活動の再開が進み、これまで実施が控えられてきた会議・研修やイベント需要を大きく取り込んだ。

68パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/18(月) 08:01:41
『FR効果が強烈。でも、それだけ…』

日経平均は145円高。対してTOPIXは0.63ポイント安と、両指数がプラス・マイナス別れたが、その背景はファーストリテイリング(FR)の活躍。前日引け後発表の第3四半期決算が好調で通期見通しを増額修正したことから、朝方から買い物優勢。株価は一気に上放れて始まって年初来高値を更新。大引けは前日比6100円高。これで日経平均を214円ほど押し上げる効果があった。145円高だった日経平均は仮にFRの上昇がなかったら70円近く安かったことになる。プライム市場全体でも7割近い銘柄が値下がり。まぁ、週末らしい調整日、といっていいか。

プライム市場の売買代金も2兆5444憶円と前日比3000億円ほど膨らんだが、そのうち800億円はFRの増加分。代金ランキングではレーザーテックに続く第2位だったが、株価が伸び悩んでいた第1位銘柄に比べると、人気的にはこちらが優勝といっていいだろう。
では、FR以外に何が…と見渡してみると、Sansan、AITなど同様に好決算銘柄が上昇率上位に顔を並べているが、いずれも小粒な銘柄。主力どころの大方が精彩を欠く動きとなっていた。

全般に動きが乏しかった背景に「今晩のミシガン大学7月消費者態度指数が注目」(情報担当者)との声もあった。前月分で長期インフレ予測が急上昇し慌てたFRBに0.75%利上げ決定を急がせた経緯があっただけに、今月も、という警戒感があるのだろう。ただ、CPIもそうだったが、身構えているところに「再び」はないのが常道。果たして、どんな数字が明らかになるか。CME米株指数先物は午後5時40分現在、小幅プラスで推移している。<7月15日記>


15日のNY市場は上昇。ダウ平均は658.09ドル高の31,288.26ドル、ナスダックは201.23ポイント高の11,452.42で取引を終了した。銀行のシティグループ(C)や管理医療会社のユナイテッドヘルス(UNH)などの好決算を受けて安心感が広がり、寄り付き後上昇。6月小売売上高がプラス圏に改善したため小売りセクターにも買われた。さらに、7月ミシガン大消費者信頼感指数の長期期待インフレ率が1年ぶりの低水準となったため、7月連邦公開市場委員会(FOMC)での1ptの利上げ観測が後退。金利低下に伴い買いに弾みがつき、引けにかけて主要株価指数は上げ幅を拡大した。セクタ―別では銀行やヘルスケア機器・サービスが上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落。

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円93銭まで上昇後、138円39銭まで反落し、138円52銭で引けた。6月小売売上高や7月NY連銀製造業景気指数がプラスに改善したため7月連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ観測が強まり金利上昇でドル買いが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が6月FOMCで0.75%の利上げ決定する要因になったとパウエル議長が説明した米7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の長期期待インフレ率が予想以上に低下し1年ぶりの低水準となったため1%の利上げ確率が低下。ドル売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円高の26980円。
ナイトセッションは、序盤は日中終値付近での揉み合い。
21時30分の指標で上昇に転じ、米市場がオープンすると上げ幅を拡大しました。26990円の高値引け。

69パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/19(火) 08:11:35
米国株式市場は反落。ダウ平均は215.65ドル安の31072.61ドル、ナスダックは92.37ポイント安の11360.05で取引を終了した。金融のゴールドマンサックス(GS)や銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)の予想を上回った四半期決算を好感した買いに、寄り付き後、大きく上昇。その後、7月NAHB住宅市場指数の予想以上の悪化で、景気減速への懸念が再燃し、上げ幅を縮小した。さらに、携帯端末のアップル(AAPL)が一部部門で23年度の新規採用や支出減速報道で売られ、警戒感がさらに強まり、主要株式指数は下落に転じた。引けにかけ下げ幅を拡大し終了。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円44銭まで強含んだのち、137円97銭まで反落し138円14銭で引けた。米債利回りの上昇に伴いドル買いが優勢となったのち、米7月NAHB住宅市場指数が予想以上に悪化し、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年5月来で最低に落ち込んだため、7月FOMC連邦公開市場委員会での1%の利上げ観測を受けたドル買いが一段と後退した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の26920円。
日本が休場の18日、シカゴはおおむね27100円台での推移。米市場の終盤に失速し、大阪比ではプラスですが前日比ではマイナスに転じました。

70パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/20(水) 08:04:34
日経続伸 後半は動意薄

19日の東京市場は小幅高。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、海運、非鉄、ゴム、機械など22業種が上昇。電力ガス、その他製品、薬品、精密、食品など11業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも下落。序盤は買われたものの、アップルの投資縮小が報じられ、尻すぼみとなりました。
東京市場は日経平均が215円高でスタート。序盤は強く2万7000円台に乗せましたが、その後は動意薄。終値で2万7000円に届きませんでした。
個別銘柄では、川崎汽船、郵船など海運株がしっかり。INPEX、出光など原油株も買われました。半面、東電、関電など電力株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26961円68銭(△173円21銭=0.65%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1902.79(△10.29=0.54%)

●北の達人コーポレーション[2930]
230円(△30)
商いを伴い急反発。15日に発表した22年3〜5月期決算は純利益が2億5700万円(前年同期比10.8%減)。もともと減益予想だっただけに決算発表を通過し、空売りの買い戻しが活発化した。22年3〜8月期計画に対する同利益の進捗率は64.9%。

●第一三共[4568]
3508円(▲106)
3日続落。当社が米国特許商標庁に求めていた米シージェンの特許の有効性審査について手続きを進めないことが決定されたと19日に発表。米国特許商標庁がシージェンの再審理請求を認めた。訴訟を巡る不透明感が増し、懸念売りに押された。

●リックソフト[4429]
1736円(△300)
ストップ高。豪アトラシアン社のソフト導入支援などを行う。15日引け後に発表した第1四半期(3〜5月)決算の大幅増収増益を好感。営業利益は前年同期比2.1倍の1億6800万円になった。大型案件のアップグレードや新規案件が増加し、売上高が期初予想を大きく上回ったことに加え、販管費の抑制効果も寄与した。

71パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/20(水) 08:17:15
『またもや!フシ意識。あと20円』

あまり細かなことに拘るのもどうかと思うが、気になることは気になるもの。本日の日経平均の高値は午前10時51分の2万7043円。先週金曜日に比べて252円高。もっと上があってもおかしくないと思ったが、ピタリ止まってしまった(まぁ、そう見えたに過ぎないが…)。
6月28日のザラバ高値が2万7062円。7月11日のザラバ高値も同値の2万7062円(銭単位の金額が少し違う)。あと20円弱の水準で止まってしまったことになる。商いも細り気味で他力本願。迫力を欠く東京市場の市況展開だから、同値のフシが上に控えていることでギブ・アップしてしまったということでないか、と思うのはあまりに擬人化し過ぎか。

実は3月高値と6月高値でも似たようなことがあった。3月29日高値が2万8252円、6月9日高値が2万8246円(ともに終値ベース。先ほどはザラバ高値)。5月後半からの反発で3月29日高値にもう一息と迫ったものの、「5月CPIショック」騒動が起こってマドを開けての急反落となり、極めて近い高値水準で上値のフシを形成してしまった(この2万8000円台のフシを抜くのは大変だろう)。「あの、CPIショックさえ起らなければ…」という妄想は可能だが、相場に拘るなら、そもそも「CPIショック」を前提とした反騰だった、と考えるべきなのかもしれない。

幾重にも天井板を張り巡らしているようなこととなるが、下値の切り上げり状況から見れば、どこかでその天井板を突き破るような反騰が発生するかもしれない、と考える方が健全ではないか。今週からの決算発表がそのキッカケを提供、と期待するのだが、どうだろう。その前に、NY市場の弱気の虫の跋扈、これを何とかできないものだろうか。CME米株先物時間外は午後6時現在、小幅高で推移している。<7月19日記>


米国株式市場は反発。ダウ平均は754.44ドル高の31827.05ドル、ナスダックは353.10ポイント高の11713.15で取引を終了した。予想を上回った企業決算を好感した買いに、寄り付き後、上昇。疾病管理予防センター(CDC)がクルーズ船での新型コロナ感染件数を監視するプロブラムを終了したため旅行関連株中心に買いが広がり、一段の上げに繋がった。ロシアの国営ガス会社がパイプライン、ノルドストリーム1を通じた欧州への天然ガスの輸出を再開するとの報道で、世界経済への悲観的見方も後退し相場の上昇ををさらに支援し、引けにかけて主要株式指数は一段高となった。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円38銭まで下落後、138円25銭まで上昇し138円24銭で引けた。欧州通貨高に対してドル売りが優勢となったほか、米6月住宅着工件数・許可件数が前月から減少したため7月連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ観測を受けたドル買いがさらに後退。その後、米債利回りの上昇に伴うドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比435円高の27365円。
ナイトセッションは強い動き。開始直後こそ揉みあったものの、ほどなくプラス圏に浮上。
その後は27000円を割り込むことなく推移し、米市場がオープンするとほぼ一本調子で上げ続けました。
米市場クローズ後に高値27400円をつけ、そのまま高値圏で引けました。

72パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/21(木) 08:06:56
大幅高 2万7500円超え

19日の東京市場は大幅高。TOPIX業種別騰落率は、全業種が上昇。上昇率上位は、精密、電機、サービス、機械、ガラス土石など。
前日の米国市場は3指数とも大幅反発。好決算を発表した銘柄が多く、市場は強気ムード。ダウは2.4%、SP500は2.7%、ナスダックは3.1%の上昇でした。
東京市場は日経平均が334円高でスタート。幅広く買われ、じりじりと上げ幅を拡大。2万7500円の節目を一気に抜きました。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が強い動き。トヨタ、SUBARUなど自動車株も買われました。半面、中国電、九州電など電力株の一角が冴えず。

Market Data
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【日経平均】
27680円26銭(△718円58銭=2.67%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1946.44(△43.65=2.29%)

●オリンパス[7733]
2865円(△120.5)
4連騰で6月9日以来の上場来高値更新。為替相場の大幅な円安進行などを追い風に、8月9日に発表予定の22年4〜6月期決算が好調な内容になるという期待感から外国人投資家等の買いが継続。信用は売り残超過が続きカラ売りの買い戻しも。

●IHI[7013]
3625円(▲45)
逆行安で反落。モルガン・スタンレーMUFG証券が当社株の投資判断を3段階で最上位の「オーバーウエート」から中立の「イコールウエート」に格下げし、売り材料視された。19日付のリポートにおいて「評価材料はおおむね織り込まれた」と。

●ナノキャリア[4571]
195円(▲80)
ストップ安。20日取引開始前に、当社が国内開発を担当する遺伝子治療薬「VB-111」について、プラチナ製剤抵抗性再発卵巣がんを対象とした第3相臨床試験で、主要評価項目を達成できなかったと発表。これに失望した売りが広がった。イスラエルの創薬企業と共同で実施していたが、試験の終了に向けた手続きを進める。

73パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/21(木) 08:13:47
『日米で底入れシグナル。“総弱気”から反転』

尊敬するSMBC日興証券の吉野豊さんから本日朝方、簡単なメッセージが届いた。「NASDAQ総合が20日にフシを上抜き当面の底入れを示唆する最初のシグナルが灯しました。日経平均も本日終値で2万7049円(6月28日高値)を上回って終わるようなら、反騰局面入りのシグナルを灯すことになります」。確かに、終値は2万7680円。それも注目されることが多い200日移動平均線上の水準で終わっている…。ようやく、待ちに待った反騰局面入り、ということだろう。

そもそも「特に、株価急伸につながるような材料が出たわけではない。短期筋の買い戻しでしかないだろう」が米国株反騰に対する市場筋の見方。確かに、決算発表がそれほど悪くないとか、弱い経済統計発表が相次いで大幅利下げが遠のいた…など、取って付けたような弱材料が言われたが、その真実は案外、バンク・オブ・アメリカから出た「全面降伏」論ではないか、と思っている。先週行った機関投資家アンケートで「多くのファンドマネジャーがリーマン時以来の弱気スタンスで運用している」だの、「企業業績見通しに対して最も悲観的に見ている」だのという結果が出たという。

今回の決算発表次第では、彼らは全面降伏に追い込まれる―といった話が流れているそうである。しかし、これは「総弱気」の象徴のようなエピソードではないか。相場的に考えれば、「真冬の海に飛び込むようなつもりで買いのタネを撒くべし」(本間宗久)な状況といっていい。実際、タネを撒いた人がいたのだろう。材料が出たわけでなく、単に先駆的な投資家の「勘」のようなものが働いて…。そういう人が底入れを促すのである。ベアマーケット・ラリー(弱気相場下の戻り局面)を馬鹿にしてはいけない。<7月20日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は47.79ドル高の31874.84ドル、ナスダックは184.50ポイント高の11897.65で取引を終了した。先週分の住宅ローンの需要が22年ぶりの低水準に落ち込んだほか、6月中古住宅販売件数が2年ぶりの最低となり、国内経済の減速を警戒した売りに、寄り付き後、下落。旅行関連株の買いに支えられ、ダウはプラス圏に改善も、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否し、政権崩壊リスクが高まったとの報道をきっかけに、世界経済に悲観的な見通しが再び重しとなった。しかし、ハイテク株の買戻しが続きダウを支援し、主要株式指数はプラス圏で終了。

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円96銭まで下落後、138円29銭まで上昇し138円24銭で引けた。6月中古住宅販売件数が5月から予想以上に減少し、2年ぶり最低となったため利回りの低下に伴い一時ドル売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の27575円。
ナイトセッションは弱含み。小高く始まったものの、プラス圏だったのは開始直後のみ。
すぐにマイナス転落し、以降は終始100〜200円程度安水準で推移しました。

74パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/22(金) 07:51:21
日経6連騰 高値引け

21日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、農林水産、海運、精密、紙パルプ、金属など19業種が上昇。鉄鋼、電力ガス、空運、証券、ゴムなど14業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも続伸。上院で半導体企業への支援法案が審議入りし、関連株が買われました。
東京市場は日経平均が53円安でスタート。前場は小安かったものの、日銀が金融政策の維持を決めると、後場は買いが先行。日経平均は高値引けでした。個別銘柄では、郵船、川崎汽船など海運株が強い動き。オリンパス、ニコンなど精密株も買われました。半面、日本製鉄、神戸鋼など鉄鋼株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27803円00銭(△122円74銭=0.44%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1950.59(△4.15=0.21%)

●フィックスターズ[3687]
1111円(△128)
3連騰で7日ぶりの年初来高値更新。20日に22年9月期の連結業績・配当計画を上方修正し、好感された。純利益は従来の7億円から10億円(前期比84.2%増)に。3期ぶりの最高益更新となる。期末配当も同6円から9円に。前期比で4円増。

●塩野義製薬[4507]
7024円(▲516)
急反落して東証プライムの下落率トップ。当社が開発した新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」について、厚生労働省の専門家分科会が20日に「緊急承認」の適用を見送り、継続審議とすることを決定。これに失望した売り注文が膨らんだ。

●スポーツフィールド[7080]
1330円(△300)
ストップ高。体育会学生向け就活サイト運営。20日引け後に発表した2022年12月期業績予想の上方修正が材料視された。営業利益予想を従来の6100万円から4億円(前期は3200万円の赤字)に大幅増額。3期ぶりに最高益を更新する見込みになった。先行き不透明な社会情勢や就職活動の早期化の影響など、事業上のリスクを慎重に見込んでいたが、好調だった第1四半期に続き、第2四半期も想定を大きく上回る見込みになったという。

75パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/22(金) 08:00:04
『6日続伸。あすは海運か』

日経平均は高値引け。昨日急伸した後でもあり、利食い売り優勢に前日比マイナスでの前引けだったが、日銀金融政策決定会合での「現状維持」決定が伝わった後場からは手を引っ込めていた買い方が動き出し、上値追いに転換。これで3月下旬以来の6日続伸となった。昨日に続いて200日移動平均線より上の水準での攻防である。200日線上2日目というのは6月高値時以来のこと。
「200日線といっても、下向きだから下方圧力がかかりやすい」との声が市場には多く、高所恐怖症めいた発言が聞かれるが、1日当たりの下落幅はわずか12円。それも1日1円ずつ下落幅が縮小しており、あと2週間もあれば横ばいに変わってくる(これが上向いたら、大転換だ!)。もう少しこの水準で頑張ってくれたら…と思うが、来週は米FOMCが控えており、日経平均が頑張っている最中に米国株が梯子を外しかねない。さて、どうなることか。

そんな警戒感もあってか、東証プライム市場の売買代金は2兆5079億円と昨日(2兆8749億円)に比べて13%減。CTAといわれる海外ファンド勢の動きが止まると、とたんに商いが細ってしまうのはそもそも参加者が少ないため。ここは株価水準を求めるよりも警戒感を解いてくのが優先か。もっとも、株価が警戒感後退に重要な役割を占めることもまた確か。どっちが先か。

3月期第1四半期決算発表の先陣を切った日本電産は前日比192円安。注力中の車載事業が2四半期連続の営業赤字となるなど物足りない内容だったことは確か。ここに期待するのは無理だったか。その意味で、引け後に海運3社が強烈な増額修正を発表したのは明日の相場に向けての好材料となりそう。1銘柄、1銘柄。好材料を積み上げていくしかない。<7月21日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は162.06ドル高の32036.90ドル、ナスダックは161.96ポイント高の12059.61で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加したほか、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や6月景気先行指数が予想外に悪化したため、景気減速を懸念した売りが先行し、寄り付き後、下落。バイデン大統領が新型コロナウイルス検査で陽性症状との政府公表を受け、警戒感から売りが一段と加速した。その後、報道官が会見で、大統領の病状が深刻化するリスクは低いと表明したため安心感から買戻しが強まり、ダウは上昇に転じた。ハイテクセクターが支援したほか、予想を上回る企業決算を好感した買いも後押しし、引けにかけて、上げ幅を拡大。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円84銭まで強含んだのち、137円30銭まで反落し137円34銭で引けた。欧州中央銀行(ECB)の予想を上回る利上げを受けて米債利回りが上昇したためドル買いが一時強まった。その後、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外に2カ月連続のマイナスに落ち込んだほか、米先週分新規失業保険申請件数も予想外に増加、6月景気先行指数も予想を下回るなどさえない経済指標の結果を受けて、米債利回りが低下に転じ、ドル売りに拍車がかかった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の27865円。
ナイトセッションは動意薄。日中終値を挟んだ揉み合いに終始。
終盤、午前3時頃から上昇に転じ、小幅高で引けました。

76パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/25(月) 07:01:59
日経7連騰 海運株買われる

22日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、海運、サービス、不動産、電機、その他金融など19業種が上昇。電力ガス、空運、薬品、石油石炭、鉱業など14業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも続伸。決算が好感されたテスラが大幅高し、相場を牽引しました。
東京市場は日経平均が30円安でスタート。売り一巡後は買いが入り、プラス転換。上げ幅を広げ、後半も安定推移しました。個別銘柄では、郵船、川崎汽船など海運株が強い動き。ソニー、日立など電機株も買われました。半面、第一生命、MS&ADなど保険株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27914円66銭(△111円66銭=0.40%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1955.97(△5.38=0.28%)

●ジャパンインベストメントアドバイザー[7172]
1452円(△148)
4連騰で約1年ぶりの高値。21日に22年12月期の上期と通期の経常利益予想を増額し、好感された。通期の同利益は34億8000万円から79億円(前期比67.9%増)に修正。外貨建資産の決済や為替換算レートによる評価替で為替差益を計上する。

●東京電力HD[9501]
519円(▲47)
大幅続落。中部電力(9502)や関西電力(9503)など他の電力株も下落。燃料高等の価格転嫁が「燃料費調整制度」の上限に迫り、自己負担による収益圧迫が懸念される。物色の矛先が景気敏感株やグロース株へ回帰する動きも公益株には逆風に。

●エルテス[3967]
995円(△54)
続伸。21日に、連結子会社が不動産賃貸借における賃料保証を行っているバンズ保証の全株式と、不動産業のバンズシティのプロパティ・マネジメント事業を取得すると発表し、買い材料視された。バンズシティとスマートシティ構築に向けた業務提携を実施するという。今回の株式取得により、2023年2月期業績予想の上方修正を行うことを想定していると公表し、先回りの買いを誘った。

77パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/25(月) 07:04:35
『7日続伸。6月高値が視界に』

日経平均は7日続伸。利食い売りに一服してもおかしくない金曜日だったが、米国株の強調子に尻を叩かれる形で続伸記録を1日伸ばした。ここまでくると、3月に記録した9日続伸が意識されてくるが、どうだろう。今回、ここまでの7日間で1578円(6%)上昇した。3月の9日間では2987円(7.9%)の上昇を記録している。あの時は1日800円以上の値上がりが2回もあって、とにかく派手な動きだった。それに比べて今回は1日平均225円(3月は331円)と堅調ながら派手だったのは19日だけ。派手さを欠く分だけ基調の強さは印象的ではある。あと2日、このままなら3月高値・6月高値に届いてしまうではないか。それもあり、かもしれない。

やはり海運株が、それも川崎汽船が一番人気となった。とはいえ、コンテナ船共同運行会社・ONEの業績好調が背景だから、材料が横に広がらないのが難点。人気は3銘柄だけでグルグル回りっ放し。人気が拡散しないと、その他大勢の人を運べない孤高の航路を走るだけ。さて、来週からいよいよ決算発表シーズン入り。刺激的な話がもっと出てくるかもしれない。<7月22日記>


22日のNY市場は下落。ダウ平均は137.61ドル安の31899.29ドル、ナスダックは225.50ポイント安の11834.11で取引を終了した。企業の収益を圧迫すると警戒されていたドル高が一段落したことを好感し、寄り付き後、上昇。しかし、主要ハイテク企業の先陣をきって写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)が発表した四半期決算がデジタル広告需要の低迷で売上高が予想を下回る低調な結果となったためハイテクセクターが売られ相場全体を押し下げ、下落に転じた。さらに、7月製造業・サービス業総合のPMI速報値が予想外に2年ぶり活動縮小を示し景気後退懸念がさらなる売り圧力となり、主要株式指数は下げ幅を拡大し、終了。セクタ―別では家庭・パーソナル用品が小幅上昇した一方で、電気通信サービスやメディア・娯楽が大幅下落。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円00銭から135円57銭まで下落し136円09銭で引けた。7月サービス業・総合PMIが予想外に50を割り込み活動縮小圏に落ち込んだため、景気後退懸念が強まり、米国債相場は急伸。債券利回りの低下に伴いドル売りが加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比250円安の27640円。
ナイトセッションは、序盤は小高い水準での揉み合い。
米市場がオープンすると下落に転じ、時間の経過とともに下げ幅を拡大。午前3時過ぎには安値27560円をつける場面も。
そこで下げ止まり、引けにかけては少し戻しました。

78パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/26(火) 07:07:24
8日ぶり反落 反動売りに押される

25日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、空運、陸運、食品、電力ガス、建設など12業種が上昇。電機、機械、化学、自動車、鉄鋼など21業種が下落。
前週末の米国市場は3指数とも反落。決算が不振だったスナップが暴落し、他のSNS株、ハイテク株に売りが波及しました。
週明けの東京市場は日経平均が217円安でスタート。先週までの連騰の反動売りも出て、終始冴えない動きでした。個別銘柄では、ソニー、パナソニックなど電機株が弱い動き。日本製鉄、JFEなど鉄鋼株も売られました。半面、東急、京急など電鉄株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27699円25銭(▲215円41銭=0.77%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1943.21(▲12.76=0.65%)

●モバイルファクトリー[3912]
1001円(▲49)
大幅続落。22日の昼休み時間中に発表した22年1〜6月期決算で減益率が1〜3月期から縮小。発表直後の同日後場には一時急伸したが、引けにかけては反落して取引を終えていた。22年12月期予想がなお非開示で本日も手じまい売りが続いた。

●明治HD[2269]
7040円(△170)
4日続伸。24日に日本経済新聞電子版が「厚生労働省は29日に開く専門部会で天然痘ワクチンをサル痘予防に使うことの可否を審議する」と報道。国内では当社傘下のKMバイオロジクス(熊本市)が生産しており、材料視した買いが流入した。

●サンバイオ[4592]
1085円(▲227)
急落。22日引け後、8月3日に開催される薬事食品衛生審議会の再生医療等製品・生物由来技術部会において、先駆け審査指定制度の枠組みの中で外傷性脳損傷に対する治療薬としての承認審査を受けている当社の開発品「SB623」は議題に含まれなかったと発表。当社としては9月までの承認取得はないものと判断しているとコメントし、売り材料視された。

79パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/26(火) 07:09:22
『フシ挑戦前にひと調整。8日ぶり反落』

「今日・株」の中でも紹介したが、興味深い銘柄なので話題再録。固定抵抗器で「世界トップクラス」(会社四季報)というKOA(6999)が23年3月期第1四半期決算発表と併せて中間期・通期見通しを増額修正した。第1四半期実績に比べて中間期・通期見通しが慎重なことはまぁいいのだが、新しい通期純利益見通し74億円(前期比55%増)は2001年3月期に記録した過去最高利益56億3600万円を上回って過去最高。「ぶり」型のピーク更新なのだが、なんと22年ぶり。あのITバブル時の記録を更新というのだから、相当に年季の入ったブリである。その途中に利益を上抜く機会が何度もあっただろうに…と思ってしまう。

ちなみに、この最高利益を記録した翌02年3月期には反動での需要急減に遭遇し、16億円強の最終赤字に転落してしまう。まさに「山高ければ、谷深し」の典型。もちろん、四季報オンラインの「プロフィル」欄には「キャッシュリッチの好財務企業」とあるから、決して万年低収益企業というわけではない。この銘柄の収益急向上にアヤをつけるつもりはまったくないが、何やら教訓めいたものもたくさん秘められているような気がするのであえて注記した次第である。恐らく、明日は軽快に値を飛ばすだろうが、ほんの、ふた昔前の出来事も覚えておいて損はないだろう。

終わってみれば何のことはない。日経平均は8日ぶり反落。2万8000円回復を前に、あるいは6月高値奪回を視野に入れてひと調整。高値挑戦に向けて腰を屈めただけ―と、頭を切り換えれば、そんな位置づけか。依然として、200日線や5日線の上位置にあり、微調整と言っていい動きである。ちょっと気になることは、売買代金がようやく2兆円を維持する程度に細ってしまったこと。FOMCなどイベントを控えて参加者が不足しているだけならいいが、早くも夏枯れ相場ということでは困りもの。その意味ではKOAのように、人気銘柄が現れてほしいものである。<7月25日記>


25日のNY市場はまちまち。ダウ平均は90.75ドル高の31990.04ドル、ナスダックは51.44ポイント安の11782.67で取引を終了した。6月シカゴ連銀全米活動指数や7月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り2カ月連続のマイナスに落ち込んだため景気後退懸念に寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催を予定している連邦公開市場委員会(FOMC)を警戒し、終日調整が続き売り買いが交錯。ダウはプラス圏を維持したものの、ハイテクは金利の上昇や主要ハイテク企業決算の発表を控えた警戒感に売られ、ナスダック総合指数は下落で終了した。セクタ―別ではエネルギーが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円42銭まで弱含んだのち136円79銭まで上昇し、136円67銭で引けた。
6月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に5月に続き2カ月連続のマイナスとなったほか、7月ダラス連銀製造業活動指数がパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で最低となったため一時ドル売りが優勢となった。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイントの追加利上げ実施を織り込む債券売りが強まり、利回りの上昇に伴うドル買いに底堅い展開となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の27755円。
ナイトセッションは、全体を通してみれば小動き。
米市場オープン前は27800円をつける場面もありましたが、23時過ぎには27630円まで下落。そこからは少し戻し、おおむねプラス圏で推移して引けました。

80パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/27(水) 07:10:01
小幅続落 材料なく買えず

26日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、石油石炭、保険、非鉄、ゴムなど18業種が上昇。海運、薬品、陸運、精密、その他製品など15業種が下落。
前日の米国市場は高安まちまち。FOMCやハイテク企業の決算発表を控え、小動きでした。
東京市場は日経平均が17円安でスタート。売り一巡後はプラス圏に浮上する場面もありましたが、材料に乏しく、買い続かず。個別銘柄では、郵船、商船三井など海運株が弱い動き。武田、アステラスなど薬品株も売られました。半面、INPEX、ENEOSなど資源株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27655円21銭(▲44円04銭=0.16%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1943.17(▲0.04=0.00%)

●ピー・シー・エー[9629]
1220円(▲26)
続落。25日に22年4〜6月期決算を発表。純利益が1億4200万円(前年同期比76.8%減)と大幅減だったことが嫌気された。「PCAクラウドシリーズ」は順調に推移したが、21年12月にサポートを終了した「PCA・Xシリーズ」の更新需要が減少した。

●インソース[6200]
2632円(△332)
急反発。25日に21年10月〜22年6月期連結決算と22年9月期通期予想の上方修正を発表し、好感された。通期営業利益は26億円から32億2000万円(前期比33.9%増)に増額。講師派遣型研修事業で民間研修とDX研修の実施回数が増えている。

●バリュエンスHD[9270]
2310円(△182)
大幅続伸。ブランド品のリユース事業を展開。いちよし経済研究所が25日付でレーティング「A」を継続したうえで、フェアバリューを前回の2200円から2800円に引き上げたのが材料視された。同研究所アナリストは当社について、円安に伴う海外パートナーの新規開拓などの追い風もあり、2023年8月期業績も大きく伸長する見込みと判断しているもよう。

81パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/27(水) 07:17:09
『SBGが代金首位。全体は膠着感強める』

TOPIXはわずか0.04ポイント下落。日経平均は44円安だが、後場の高安値幅は76円。極めて膠着感の強い市況に陥った。売買代金も2兆1000億円台へと昨日より若干膨らんだ程度。日本時間28日未明のFOMC結果発表というよりも、その前にアルファベット(グーグルの親会社)の決算発表(同27日午前6時)があり、そもそもウォルマートの減額修正を今晩の米国市場がどう織り込むかが気になって、なかなか手が出しにくい市況…というのは、主力株や指数ベースでの話にすぎないかもしれない。
TOPIXはマイナスでもそれを構成する小型株指数は前日比15ポイント以上も値上がりし、1月12日以来の高値水準へと進んでいたし、プライム市場全体でも値上がり銘柄数が58%を占めていた。東証グロース指数も3日ぶり反発。個別株物色の意欲は旺盛ということ。

その意味で注目されるのはソフトバンクグループ(SBG)が久々にプライム市場の売買代金ランキング首位に顔を出したこと。アリババグループが「香港のプライマリー市場に上場方式を変更しNY市場と重複上場に」と発表したことが直接的な手掛かりだが、最近の米国でのグロース株の底入れ期待や中国政府のハイテク企業への姿勢軟化などこの銘柄を取り巻く環境の変化を取り込むようだと、復活の芽も出てくるか。
株価チャートは3月安値以降、底値圏で見事な三角もちあいを形成しており、上放れのタイミングとしても申し分ない。もしかすると…という気にもなるが、果たしてどうだろう。まずは、アルファベットが期待通りの動きとなることが必要か。<7月26日記>


米国株式市場は下落。ダウ平均は228.50ドル安の31761.54ドル、ナスダックは220.09ポイント安の11562.57で取引を終了した。ディスカウント小売りのウォルマート(WMT)による通期予想の下方修正を受けて小売りセクターが売られ、寄り付き後、下落。国際通貨基金(IMF)による成長率見通しの下方修正に加え、5月住宅価格指数や7月消費者信頼感指数、6月新築住宅販売件数も軒並み予想を下回ったため、成長減速懸念がさらなる売り圧力となり、終日軟調に推移した。セクタ―別では食品・飲料・タバコが上昇した一方で、食・生活必需品小売り、小売りが大きく下落。

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円28銭まで下落後、136円97銭まで上昇し、136円94銭で引けた。米国の住宅価格指数、7月消費者信頼感指数や6月新築住宅販売件数が軒並み予想を下回ったため景気減速懸念にドル買いがいったん後退。国際通貨基金(IMF)による成長見通し引き下げもドル売り、円買いに繋がった。しかし、対ユーロでのドル買いや連邦公開市場委員会(FOMC)での75ベーシスポイントの利上げを織り込むドル買いが根強く、下値も限定的となり、底堅く推移。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比235円安の27415円。
ナイトセッションは軟調推移。小高く始まったものの、ほどなくマイナス転落。
米市場がオープンすると下げ幅を拡大。0時以降は27400円台で安値揉み合いとなり引けました。

82パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/28(木) 08:05:41
小反発 FOMC待ち

27日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、海運、陸運、薬品、精密、倉庫など18業種が上昇。農林水産、電力ガス、その他金融、小売、その他製品など15業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも下落。業績予想を引き下げたウォルマートが大幅安し、他の消費関連株にも売りが波及しました。
東京市場は日経平均が140円安でスタート。売り一巡後はプラス圏に浮上しましたが、FOMC待ちで上値の重い展開でした。個別銘柄では、東エレク、ルネサスなど半導体株がしっかり。JR東、京急など電鉄株も買われました。半面、東電、関電など電力株が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27715円75銭(△60円54銭=0.22%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1945.75(△2.58=0.13%)

●MARUWA[5344]
1万6940円(△910)
後場に一段高で1月5日以来の上場来高値更新。午前10時に発表した22年4〜6月期決算が好感された。純利益は40億8800万円(前年同期比84.9%増)。EVや通信関連、半導体製造装置向けにセラミック部品が好調。対通期の進捗率は32%。

●マキタ[6586]
3295円(▲291)
大幅反落で東証プライムの下落率2位。26日に発表した22年4〜6月期決算が嫌気された。純利益は105億6300万円(前年同期比51.1%減)と半減した。主力の中国工場が一時操業を停止したことや原材料価格の高騰が響いて採算が悪化した。

●ブシロード[7803]
1470円(△61)
続伸。26日引け後に発表した2022年6月期業績予想の上方修正が材料視された。営業利益は3期ぶり最高益更新となる前々期比9.8倍の33億8800万円になったもよう。従来予想は25億円だった。利益率の高いトレーディングカードゲーム部門において、英語版を含む「ヴァイスシュヴァルツ」や、Cygamesとの共同事業である「シャドウバース?エボルヴ」が予想を上回った。

83パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/28(木) 08:13:32
『FOMC後を打診。風向きいい半導体』

「国際通貨基金ほかの主要な国際機関の予想を見る限り、世界の経済は岐路に立ったように思われます」-。信越化学の23年3月期第一四半期の決算短信「定性的情報」の冒頭はそんな書き出しだった。一般的なマクロ分析で始めるのがこうした文章の定型だが、それ以上に、会社側の先行き見通しに対する強い警戒感が織り込まれているように思えて仕方ない。
第1四半期は51%増収、93%営業増益と、この規模の会社からは考えられないような高い変化率を伴った収益増。それもアナリストコンセンサスを483億円(24%)も上回るという上振れぶり。その背景の分析は当事者でもあるアナリストに任せるとして、この絶好調ぶりがいつまで続くのかを考えると、冒頭の一文が目にチラついてくる。営業利益の5割超を稼いだ塩ビ事業は「全拠点でフル操業」(短信より)が続いたが、その最大の市場である米国住宅関連産業はすでにピークアウトの声が起こっている。半導体にしても…である。
同社はこれまで「未定」だった通期見通しを営業利益8250億円(前期比22%増)と公表したが、これはアナリストコンセンサス(7912億円)や会社四季報予想(7800億円)を優に上回る水準となる。そもそも慎重な数字を公表することが多かった企業だけに、これでも保守的…ということか。通期計画に対する第1四半期実績の進捗率は30%。なら、これ以上の数字もあり、となってしまう。それほどに経営手腕に素晴らしいものがあるだろうか。

ま、増配、自社株買いも発表し、「好材料3点セット」が明らかになったことでPTS時間外では株価が大幅高。明日の相場にも期待が持てそうだ…。東エレクが急伸したように、半導体関連には米政府からいい風が送られてきている。ただ、通期見通しを増額修正しなかったSCREENがPTSで売られているように、個別銘柄の選別はなかなか難しい。

日経平均は3日ぶり反発。とはいえ、上昇幅は100円にも届いていない。3指数ともプラスだが、プライム市場は下落銘柄の方が多かった。規模別指数では大型が高く、小型がマイナスと、昨日と真逆の市況。FOMCを控えて膠着状態が続くなか、裏の目が出たに過ぎないか。売買代金は膨らんだが、2兆円台の前半だから、盛り上がりに欠く状態に変わりなし。ただ、指数がプラスとなり、商いも若干増加とみれば、FOMC後を買い始めた、と見えなくもない(シカゴ米株先物も高い)。さて、米国株はどう動く。<7月27日記>


27日のNY市場は上昇。ダウ平均は436.05ドル高の32197.59ドル、ナスダックは469.85ポイント高の12032.42で取引を終了した。主要ハイテク企業の決算で、見通しが警戒されたほど悪化せず、投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。また、上院が520億ドル規模の半導体産業支援法案を可決し、半導体不足問題の解決が今後の増益に繋がるとの期待にハイテク株にさらなる買いが広がり一段と相場を押し上げた。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り高インフレ対処で2会合連続で政策金利0.75%の追加利上げを決定。サプライズなく買いが継続したほか、パウエル議長が消費や雇用の減速を認識、今後の利上げのペースを巡り慎重な姿勢を示したため金利が低下、引けにかけて買い戻しに拍車がかかった。セクタ―別では自動車・自動車部品やメディア・娯楽が上昇。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は137円46銭まで上昇後、136円33銭まで反落し、136円60銭で引けた。米6月耐久財受注速報値や6月卸売在庫速報値が予想を上回り、第2四半期国内総生産(GDP)のプラス成長改善期待が強まるとドル買いが優勢となった。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り6月に続き0.75%利上げを決定。さらにインフレが目標値にほど遠く利上げを継続することが適切としたためドル買いが一段と強まった。その後、パウエル議長が米国経済には柔軟性があり景気後退は予想していないが、支出、生産、労働市場にも減速の兆候があると指摘、今後の異例な大幅な利上げはデータ次第としたため、9月の大幅利上げ確率が低下、2年債利回りの低下に伴いドル売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の28020円。
ナイトセッションは強含み。序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると上昇に転じ、26800円台半ばでの推移。
FOMCでは小動きだったものの、パウエル議長の会見を受けて急伸。
28000円をぶち抜き、28050円までありましたが、引けにかけて少し押されて取引を終えました。

84パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/29(金) 08:16:18
続伸 FOMCは想定通り

28日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、電力ガス、鉱業、サービス、石油石炭、海運など20業種が上昇。自動車、保険、空運、機械、食品など13業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも反発。FOMCは市場予想通り75ベーシスの利上げを決定。パウエル議長が今後の経済指標次第で利上げペースを落とす可能性を示唆し、株は買われました。ダウは1.3%高、SP500は2.6%高、ナスダックは4.0%高でした。
東京市場は日経平均が194円高でスタート。マイナスに転落する場面もありましたが、後半は盛り返し、プラス圏に踏み止まりました。個別銘柄では、東電、関電など電力株が強い動き。INPEX、出光など資源株も買われました。半面、トヨタ、SUBARUなど自動車株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27815円48銭(△99円73銭=0.36%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1948.85(△3.10=0.16%)

●エムスリ―[2413]
4362円(△533)
4日ぶりに急反発。27日に発表した22年4月〜6月期決算が好感された。営業利益は186億9500万円(前年同期比24.2%減)だったが、前年同期にあった一過性要因を除いた実質では22%増益。新型コロナやサル痘の感染拡大も見直し要因に。

●小糸製作所[7276]
4325円(▲400)
続落で東証プライムの下落率2位。27日に発表した22年4〜6月期決算が不振で同時に23年3月期通期予想を下方修正。嫌気された。通期純利益は460億円から350億円(前期比8.7%減)に。固定費や原材料費の負担増が響き一転減益予想に。

●ピアズ[7066]
978円(△150)
ストップ高。27日引け後、メタバース領域における包括的なパートナーシップによる事業推進を目的として、Suishow(東京都武蔵野市)と業務提携したと発表したのが材料視された。SuishowはNFTマーケットプレイスやメタバース空間を開発する東京大学・早稲田大学発のスタートアップ企業。同社とメタバース領域における新サービスの企画・開発を進めるとしている。

85パナシア@仲田奈々愛好会:2022/07/29(金) 08:28:35
『2万8000円は「壁」か。FOMC後の焦点』

米FOMCを無事通過。0.75%利上げは想定通りだし、記者会見でパウエル議長から「先行き、引締めペースを緩めることも」とハト派的なニュアンスの発言も。おかげでNASDAQ総合は今年最大の上昇率を伴っての好反応。日経平均は上がるしかない状況でスタートしたが、寄り付き直後の2万8015円(前日比299円高)がピーク。「2万8000円トビ台が限界」なのか、「2万8000円に届いたので利食い売り」となったのか、よく分からない。
その後にはスルスルと下げて一時はマイナス水準まで。為替市場で円高ドル安が進行したことが売りの背景と説明されたが、そんなのありかの何とも釈然としない理由で「2万8000円=壁」を改めて意識させる展開となった。この大台回復は6月10日以来のこと。大引け99円高が今の日本株の実力ということかもしれないが、改めて「上値の重さ」なるものが露出した。

円高でトヨタの株価が寄り直後を除いて終日マイナス水準というのがその「重さ」の背景か。大幅減額修正の小糸製作所など、この先、決算発表の弱い部分が自動車関連銘柄から出てくることを示唆しているのかもしれない。明日はデンソー、アイシンの決算発表がある。<7月28日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は332.04ドル高の32529.63ドル、ナスダックは130.17ポイント高の12162.59で取引を終了した。4-6月期国内総生産(GDP)が1-3月期に続き2四半期連続マイナス成長となったため景気後退を警戒した売りに寄り付き後、下落。同時に、景気減速により、急速で大幅な利上げが回避できるとの期待に金利低下に伴い買戻しも目立ち、上昇に転じた。下院が半導体業界支援法案を可決したほか、政府の環境問題支援策を巡る進展などが好感され、引けにかけて上げ幅を拡大。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は135円69銭から134円20銭まで反落し、134円24銭で引けた。米4-6月期GDP速報値が予想外に1-3月期に続きマイナス成長に落ち込みテクニカルリセッション入りが明らかになったほか、米先週分新規失業保険申請件数も前回から減少したものの予想を上回り、米国債相場が続伸。利回りの低下に伴うドル売りが加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の27850円。
ナイトセッションは、序盤は小安い水準での揉み合い。
米市場がオープンすると下げ幅を拡大し、23時27分には安値27600円をつけました。
しかしすぐに切り返し、午前2時台にはプラス圏に浮上。
その後は上げ幅を拡大し、27940円の高値引けでした。
今日は再び28000円にトライといった按配です。昨日、朝寄り直後に28000円をつけておきながら300円以上急落したのを見ると、すんなりとは行きそうにありません。

86パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/01(月) 06:58:47
小反落 節目で買い続かず

 29日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、サービス、空運、陸運、海運、鉱業など10業種が上昇。薬品、精密、情報通信、保険、繊維など23業種が下落。
 前日の米国市場は3指数とも上昇。4-6月期GDPがマイナスだったことで、利上げペースの減速期待が台頭。株は買われました。
 東京市場は日経平均が100円高でスタート。一時は節目の2万8000円を上回りましたが、その後は買い続かず。後半は売りが出て、マイナス圏で終えました。個別銘柄では、為替が円高に振れ、SUBARU、デンソーなど自動車株が冴えず。コマツ、オークマなど機械株も売られました。半面、小田急、JR西など電鉄株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27801円64銭(▲13円84銭=0.05%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1940.31(▲8.54=0.44%)

●日産自動車[7201]
502.4円(▲25.6)
反落。28日に発表した22年4〜6月期決算が低調で嫌気売りに押された。営業利益は649億0500万円(前年同期比14.2%減)。原材料コスト増が500億円あまりの減益要因になり、固定費や物流費の増加も利益を圧迫した。通期予想は据え置いた。

●三和HD[5929]
1430円(△63)
後場に上げ幅を広げて新高値。前引けに合わせ発表した22年4〜6月期決算が堅調で同時に4〜9月期と23年3月期通期の業績・配当予想を上方修正し、好感された。通期純利益は250億円から280億円(前期比22.6%増)、年間配当も5円増額。

●ドリコム[3793]
741円(△100)
年初来高値更新。28日引け後に発表した第1四半期(4〜6月)決算の大幅増益が材料視された。営業利益は前年同期比62.1%増の8億1700万円に拡大、四半期ベースで過去最高益となった。主力タイトルの周年イベントなどが好調に推移。一部の不採算タイトルをクローズしたことも利益を押し上げた。通期営業利益予想20億円(前期比25.7%増)に対する進捗率が40.9%と高く、業績上振れ期待が台頭したもよう。

87パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/01(月) 07:06:55
『塗り壁が出現。環境不透明に伸び悩む』

ゲゲゲの鬼太郎の仲間「ぬりかべ(塗壁)」は愛嬌のある妖怪だが、あれは水木しげるのオリジナル。もともとは九州北部に伝わる民間伝承で、夜中などに道を歩いていて突然、前に進めなくなる怪異現象を指す言葉という。行く手が壁になってしまったということだろう。柳田國男が聞き取った伝承によると、壁を乱暴に蹴ったりしても消えることはなく、落ち着いて壁の下の方を棒などで払ってやるといい、らしい。きっと、この話にヒントがあるのではないか…。

何が言いたいのかというと、2万8000円の壁を払う儀式のこと。日経平均は本日も2万8001円(午前9時12分)で止まってしまった。昨日は2万8015円。寄り付き直後の同じような時間にピークを形成した。これはもう、塗壁が現れたとしか考えようがないだろう。日足チャートも妙な陰線が2本並び。いつかは上抜ける水準とはいえ、ここはいったん腰を屈めて仕切り直しのタイミングを待った方がいいかも。そのためには「下を払う」動きも必要か。

為替市場で一転、急激な円高が起こっているのに加え、「BA.5」感染の急拡大、さらに「ケンタウロス(BA.2.75)」なる新種もあるらしい。米国株はにわかに堅調さを取り戻しているが、外部環境はいささか読みにくい。強いのか、弱いのか。少し整理した方がよさそうだ。来週は名実ともに8月相場。正面切って走るより、個別株物色の色彩が濃くなる時期。個別株物色の積み上げで強弱感が見えてくるだろう。<7月29日記>


29日のNY市場は上昇。ダウ平均は315.50ドル高の32845.13ドル、ナスダックは228.09ポイント高の12390.69で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が注目しているインフレや期待インフレ指標の上昇を警戒し、寄り付き後、ダウは小幅下落。しかし、昨日引けに発表されたオンライン小売りのアマゾン(AMZN)や携帯端末アップル(AAPL)の好決算を受けてハイテクセクターが強く、相場全体を押し上げ終日堅調に推移した。金利の低下も支援し、主要株式指数は上げ幅を拡大して終了。セクタ―別では小売り、自動車・自動車部品が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円59銭まで上昇後、133円22銭まで反落し、133円27銭で引けた。ボスティック米アトランタ連銀総裁が米国経済が景気後退入りしたとは思わないとし、利上げを続ける計画を再確認したため金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。さらに、米4-6月期雇用コスト指数(ECI)の伸びが予想を上回ったほか、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目の6月コアPCE価格指数やインフレ期待指数として注視している7月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値がそれぞれ予想外に伸びが拡大したためドルが続伸。その後、根強い景気後退懸念に米債利回りが低下に転じ、ドル売りが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の27975円。
ナイトセッションは強含み。中盤までは小高く推移。
午前2時頃から上げ幅を拡大し、米市場終了間際には27980円をつける場面も。
そのまま高値圏で引けました。ナイト終値は27940円。今日こそ28000円を明確にぶち抜けるか。

88パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/02(火) 07:14:39
反発 2万8000円には届かず

1日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、海運、自動車、卸売、ゴム、空運など27業種が上昇。電力ガス、薬品、金属、その他製品、証券など6業種が下落。
前週末の米国市場は3指数とも上昇。決算が好感されたアマゾン、アップルが買われ、相場を牽引しました。
東京市場は日経平均が12円高でスタート。じりじりと上値を追いましたが、2万8000円の節目には届きませんでした。個別銘柄では、郵船、商船三井など海運株がしっかり。トヨタ、SUBARUなど自動車株も買われました。半面、東電、関電など電力株が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27993円35銭(△191円71銭=0.69%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1960.11(△19.80=1.02%)

●NSユナイテッド海運[9110]
4680円(△700)
ストップ高で引け、買い注文を残す。7月29日に22年4〜6月期連結決算を発表し、同時に通期予想を大幅に上方修正。好感された。当期純利益は178億円から260億円(前期比10.3%増)に増額。従来の減収減益から一転して連続最高益更新へ。

●レーザーテック[6920]
1万8785円(▲550)
5営業日ぶり反落。ゴールドマン・サックス証券が7月29日付のリポートで当社株の投資判断を「中立」から「売り」に格下げし、目標株価も2万0500円から1万6000円に引き下げたことが、材料視された。受注の勢い鈍化の可能性など指摘。

●ジェイフロンティア[2934]
1971円(△220)
10日ぶり反発。7月29日引け後に保険流通BPO事業などを展開するフィナンシャル・エージェンシー(東京都渋谷区、以下「FA」)との資本業務提携を発表し、買い材料視された。今回の提携により、FAおよびFAが提携する保険会社・保険代理店などが有する顧客基盤に当社のオンライン診療・服薬指導アプリ「SOKUYAKU」の利用を促し、サービスの普及・拡大につなげる狙い。保険分野における新規事業の開発も進める計画という。

89パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/02(火) 07:23:30
『あと7円。高値引け』

今日から8月相場。いまだに「海外勢が買い越しできた…」なんて言い出す人もいるが、そもそも8月は外国人が売る月である。過去、2010〜19年の10年間連続で8月に売り越したことがあった(20年は買い越したが、昨年8月は売り越し)。ジャクソン・ホール会合(今年は25〜27日)が避暑地で開かれるように、もうすぐ長い夏休みに入るから、ここでポジション積み上げておくほど彼らはお気楽ではないはず。
この日、朝安で始まって終日下値切り上げの動きだったため、比較的まとまった規模の買い物が入ったような印象だが、あったとしても国内勢だろう。7月の重要な米国イベントを通過して日米ともに株価が堅調なことから、月替わりとともに隙間を埋める動きに出た、と考えればいい。相場観で動いているわけではないから、腰が据わった買いではなさそう。数日間の”月替わり効果”と見ておくのが無難か。

しかし、それにしても日経平均は高値引け。あと7円で2万8000円台という水準だから、今度こそは…という気にもなってくる。しかも、先々週から足場にしている200日移動平均線が本日から上向きに転じた。これからは下値をサポートしてくれるはず。この変化は大きい。チャートは時にダマすこともあるが、相場そのものだから「相場は相場に聞け」の典型。今まさに転機を迎えているということになる。堀川さんは「高値引けの翌日はいいことがない」なんて弱気だったが、この日の日足はちょっと身を乗り出してみたくなる。さて、明日はどうか。

「ソニー・ショック」が気になったソニーGの株価は結局、下ヒゲ陽線。今年3番目の大商い。衝撃的な動きにはならなかったが、その分、モヤモヤが残ったか。<8月1日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は46.73ドル安の3,798.40ドル、ナスダックは21.71ポイント安の12368.98で取引を終了した。予想を下回った中国の製造業指数を嫌気した売りやペロシ下院議長の台湾訪問計画報道を受け、地政学的リスクの上昇を警戒した売りに、寄り付き後、下落。月初で売り買いが交錯する中、7月製造業PMI改定値が予想外に下方修正されたほか、ISM製造業指数が2年ぶり低水準に落ち込んだため、景気後退懸念が根強く上値を抑制した。セクタ―別では家庭・パーソナル用品が大幅上昇した一方で、エネルギー、保険が下落。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円50銭から131円60銭まで下落し、131円62銭で引けた。米7月ISM製造業景況指数はパンデミックによる経済封鎖直後ほぼ2年ぶり低水準となったほか、同指数の支払い価格が大幅に低下しはやり2020年来の低水準になったため、景気減速に加えインフレのピーク達成観測が強まり、連邦公開市場委員会(FOMC)の急速で大幅な利上げの必要性がなくなったとの見方が広がり、米国債相場が続伸。長期債利回りの低下に伴いドル売りが優勢となった。さらに、ペロシ下院議長のアジア訪問で台湾訪問計画が報じられ、地政学的リスク上昇を警戒した円買いも強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の27885円。
ナイトセッションは、序盤は堅調推移。28000円より上に居る時間帯が長かったのですが、21時頃から垂直落下。
米市場オープン直後には27770円まで下押す場面も。
その後切り返し、28000円手前まで戻しましたが、終盤に再び失速し、小安く引けました。

90パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/03(水) 06:50:53
反落 ペロシ訪台を警戒

2日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、海運のみ上昇。下落率上位は、薬品、機械、精密、卸売、鉱業など。
前日の米国市場は3指数とも小幅反落。ISM製造業指数が市場予想を上回り、一時は買われましたが、買い続きませんでした。
東京市場は日経平均が181円安でスタート。米国のペロシ下院議長が訪台すると伝わり、米中関係の緊迫化を警戒。台湾、上海、香港が売られ、東京も冴えませんでした。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、SBGなど主力株が軟調。コマツ、オークマなど機械株も売られました。半面、郵船、商船三井など海運株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27594円73銭(▲398円62銭=1.42%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1925.49(▲34.62=1.77%)

●セントラル硝子[4044]
3465円(△175)
年初来高値更新。1日に今2023年3月期第1四半期(2022年4〜6月)決算の発表と同時に、第2四半期累計(2022年4〜9月)業績予想を上方修正したことが好感された。医薬関連製品の輸出価格が上昇や、電解液製品の価格改定が寄与するという。

●大阪ガス[9532]
2326円(▲69)
反落。1日に2023年3月期の業績予想を下方修正し、嫌気された。フリーポートLNGプロジェクトの液化基地で6月に火災が発生し、操業を停止したことが響いた。

●そーせいグループ[4565]
1500円(△70)
続伸。2日取引開始前に、米バイオ医薬品企業アッヴィとの創薬提携契約の範囲を拡大すると発表し、買い材料視された。神経疾患を対象に低分子医薬品の研究開発と商品化を目指す。総額12億ドルの将来的なマイルストンと段階的ロイヤリティを受け取る権利を有するという。

91パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/03(水) 06:58:46
『ペロシ・ショック再々来。200日線死守』

米議会下院議長・ペロシ氏が台湾訪問を強行することとなり、米中の緊張激化を警戒。リスク回避の売りが市場を席捲した。日経平均は一時462円安。台湾、香港の株価も安く、為替市場では「有事の円買い」が進行した。

「ペロシ・ショック」なる言葉が使われているようなので、日経新聞電子版で検索してみたら確かに「ペロシ・ショック再来」という記事があった。20年3月の記事。共和党が提出したコロナ対策予算を巡って野党民主党のペロシ下院議長がひっくり返したことを伝える記事だった。「再来」とあるのは、リーマンショック後の2008年9月にも当時のブッシュ政権が提出した金融安定化法案を否決することに一役買ったのが当時も下院議長のペロシ氏だった、という経緯があるから。当時も株価が大揺れに揺れたことがあった。下手をすると、今回で3回目…。とにかくヒト騒がせな人のようである。

前引け間際に本日安値まで突っ込んだ後は下げ渋ったものの、彼女の乗る特別機が台湾に到着するのが日本時間午後11時過ぎ。そこから先は手も足も出ず、下落幅を60円強縮小するだけの終りとなった。ただ、注目される200線(2万7563円)上は維持した。前場の安値では200線を割り込んでいたから、辛うじて維持したことになる。
昨日も書いたが「あと7円」まで迫っての反転。改めて2万8000円台の壁を意識させられることになったようである。もっとも、何事もなければこれが先週書いた「下払いの儀式」となるかもしれない。それには、彼女の訪台が大過なく終わることが条件となる。蔡英文総統との会談は3日だから、明日までハラハラが続くかもしれない。<8月2日記>


2日のNY市場は下落。ダウ平均は402.23ドル安の32396.17ドル、ナスダックは20.22ポイント安の12,34876で取引を終了した。ペロシ下院議長の台湾訪問を巡る中国の警告を受け、米中緊張の深刻化を警戒した売りに寄り付き後、下落。その後、ペロシ議長が問題なく台湾到着との報を受け、安心感から買戻しが強まり、下げ幅を縮小した。また、ハイテク株の買戻しが下支えとなった。しかし、数名の連邦準備制度理事会(FRB)高官が講演やインタビューで、国内経済が景気後退には陥っておらず、高インフレの抑制が依然必要だと、9月連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げも除外しなかったため金利が急伸すると売りが再燃。下げ幅を拡大し終了した。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方で耐久消費財・アパレルが下落。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は130円64銭まで下落後、133円16銭まで上昇し、133円13銭で引けた。中国が軍事的対処も辞さないと警告する中、ペロシ米下院議長の台湾訪問を巡る米中緊張の深刻化でリスク回避のドル売り・円買いが強まった。ペロシ議長が介入なく台湾に到着し安心感が広がり、買戻しが強まった。その後、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げする姿勢を緩めないとしたほかエバンス・シカゴ連銀総裁も9月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げの可能性を除外せず、さらに、メスター・クリーブランド連銀総裁も、米国経済がリセッションだとは思わず、インフレ抑制にまだすべきことがあると、追加利上げを継続する姿勢を示したため大幅利上げ観測が再燃。債券利回り上昇に伴うドルの買戻しが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の27745円。
ナイトセッションは、序盤は小安い水準での揉み合い。
22時頃から上昇に転じ、1時41分には高値27920円をつける場面も。
しかし買いは続かず上げ幅を縮小し、結局は小幅高で引けました。
米市場の下げを考えると強い感じもしますが、昨日の日中に先回りして下げてしまったせいでしょう。

92パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/04(木) 08:27:07
小反発 上値は追えず

3日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、精密、保険、卸売、電機、機械など14業種が上昇。電力ガス、不動産、建設、その他製品、倉庫など19業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも続落しました。ペロシ下院議長の台湾訪問や、複数のFED高官によるタカ派発言で、買い手が委縮したようです。
東京市場は日経平均が79円高でスタート。終始買われましたが、 2万7800円台に乗せたところで値を消しました。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、パナソニックなど主力株が強含み。7月売上高が好感されたファストリも買われました。半面、三菱地所、東京建物など不動産株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27741円90銭(△147円17銭=0.53%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1930.77(△5.28=0.27%)

●ダイキン工業[6367]
2万3910円(△910)
大幅反発。2日に2023年3月期の上期(22年4〜9月)と通期の業績予想を増額修正し、好感された。省エネ需要の高まりを背景に、第1四半期(22年4〜6月)が当初の想定を上回る実績となった。

●山崎製パン[2212]
1646円(△55)
大幅反発。2日に今2022年12月期の上期(1〜6月)決算を発表し、好感された。小麦粉価格上昇を受け、1月に食パン、菓子パンの価格改定を実施し、収益に貢献した。通期計画は据え置いている。

●タスキ[2987]
1039円(△139)
一時ストップ高。2日引け後に発表した第3四半期(2021年10月〜2022年6月)決算の大幅増収増益が材料視された。IoT機能が特徴の投資用賃貸マンションを企画・開発。営業利益は前年同期比80.6%増の11億2500万円となった。積極的な販売活動により29件の引渡しを実施し、売上高が拡大。人材、テクノロジーへの投資を行いつつ、それらを吸収して利益も大きく伸長したという。

93パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/04(木) 08:33:27
『やっぱり金利。戻りも鈍い』

日経平均は反発するも迫力希薄。朝方初動の戻りは9時20分に前日比242円高まであり、前日の下げ幅400円弱の6割方を取り戻した格好。しかし、そこで一杯になるあたり、買い戻しの力は強くない。ペロシ訪台が直接的な軍事行動を誘発しなかったことは安心材料となったが、米国時間でFRB高官が相次いで市場の楽観論をけん制する発言を繰り返したことで市場の関心が再び「金利」に戻ってしまったようである。長期金利上昇、ドル高・株安となったことが戻りの足を引っ張る形に。先週金曜日までのリバウンドにも一巡感が出始めている。

本日の重要イベントだった日本郵船、川崎汽船の決算発表はどちらかというと失望売りの対象に。ともに大幅増配(川崎汽船は株式3分割も)を昼休み中に発表したが、朝方から買い進まれていた分、発表後は売り優勢に変わってしまう始末。それにしても日本郵船の中間期配当金は1株1000円(従来は650円)である。常識的には考えられないような金額といっていい。株価は1万750円だから、期末配当金を加えた年間利回りは10%を超す。材料が出ても株価の反応にうまくつながらない銘柄が多いのは困ったものである。
明日はいよいよトヨタ自動車。後場の取引時間中に発表するため、決算トレードの格好の標的となるだろう。<8月3日記>


ダウ平均は416.33ドル高の32812.50ドル、ナスダックは319.40ポイント高の12668.16で取引を終了した。セントルイス連銀のブラード総裁がインタビューで、国内経済が景気後退ではないとしたため、懸念緩和に伴う買戻しに寄り付き後、上昇。さらに、7月ISM非製造業景況指数が予想外に改善し4月来の高水準となったことも景気への懸念を一部払しょくし一段の買いに繋がった。金利動向も安定し、ハイテク株の買いが続いたことも、相場を後押し。引けにかけ、主要株式指数は上げ幅を拡大した。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円50銭から134円55銭まで上昇し、133円87銭で引けた。米7月ISM非製造業指数は悪化予想に反して6月から改善し、4月来で最高となったほか、7月サービス業PMI改定値や6月製造業受注も軒並み予想を上回ったため景気後退懸念が後退。さらに、ブラード・セントルイス連銀総裁が現在は景気後退ではなく、インフレ制御には年末までに4%近くまで金利を引き上げるべきとしたほか、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁も利上げの継続の必要性を強調したため、大幅利上げを織り込むドル買いが一段と強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円高の27975円。
ナイトセッションは強含み。序盤は小高い水準での揉み合い。
米市場がオープンすると上げ幅を拡大。午前2時以降は28000円手前で揉み合い、引けはないとこ引けではないものの28010円の高値引け。
今日は何度も跳ね返されている28000円を終値で維持できるか。

94パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/05(金) 07:03:55
2万8000円で頭打ち トヨタ売られる 

4日の東京市場はまちまち。TOPIX業種別騰落率は、海運、非鉄、薬品、サービス、ガラス土石など15業種が上昇。鉱業、石油石炭、保険、農林水産、その他金融など18業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも反発。7月ISM非製造業指数が市場予想を上回ったうえ、米中衝突への警戒感も和らぎ、買い意欲につながったようです。
東京市場は日経平均が189円高でスタート。終始買われましたが、2万8000円を上回ったところで頭打ち感が出ました。個別銘柄では、郵船、商船三井など海運株がしっかり。武田、塩野義など薬品株も買われました。半面、取引中に決算発表したトヨタが軟調。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27932円20銭(△190円30銭=0.69%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1930.73(▲0.04=0.00%)

●テレビ東京ホールディングス[9413]
2025円(△106)
4日ぶりに反発。3日に2023年3月期第1四半期(22年4月〜6月)の連結業績を発表。第1四半期時点での通期計画に対する進捗率は営業利益で35.9%、純利益で37.7%。通期計画の上振れ期待で買われたようだ。

●Zホールディングス[4689]
440.7円(▲54.5)
急反落。3日に2023年3月期第1四半期(22年4月〜6月)の連結業績を発表し、嫌気された。営業利益、純利益とも減益着地。ディスプレイ広告やEC事業が回復したが、売上原価と販管費が増加したという。

●ソレイジア・ファーマ[4597]
74円(▲17)
急落し、上場来安値更新。4日取引開始前、開発品「SP-05(arfolitixorin)」の進行・転移性大腸がん患者に対する多施設国際共同第3相試験の速報結果を公表。結果が未達になったと明らかにし、失望売りが広がった。主要評価項目ORR(全奏効率)と重要な副次評価項目の一つであるPFS(無憎悪生存期間)において、標準治療群に対して統計学的に有意な改善を示さなかったという。今12月期業績予想への影響は精査中としている。

95パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/05(金) 07:12:46
『これで3度目。一時2万8000円』

日経平均は午前9時31分に2万8005円の高値を記録するが、すぐに押し戻され、2万7900円台を中心としたもみ合いに。これで3度目のザラ場2万8000円台タッチ。上値を試すたびにモルタルで壁が塗り固められてしまうのではないか…などと考えてしまう。
本日はTOPIXの動きが鈍く(結局はマイナス引け)、その分「上値が重い」との印象も強かった。決定的なのはトヨタの決算発表売り。為替レートの前提見直しがどう反映されるか注目されたが、ドル円前提を130円へと意外に大幅な変更。それでも純利益の新しい見通しがアナリストコンセンサスに届かず、「ちょっとショボい」(投信運用担当者)との感想が広がった。
時価総額最大の銘柄が売られたためTOPIXは後場一時0.16%安まで急落したほど。さらに、日経平均への寄与度は低いが、ブリヂストン級の時価総額でそれなりに存在感のあるZホールディングスが朝から2桁の下落率で下げており、悪役の動きばかりが目立っていた。

4日のNASDAQ総合が2.6%高、SOX指数が2.7%高と米国市場ハイテク・グロースに向く流れ。わが日経平均は上値が重かったが、東証マザーズ指数は1.7%高と快調。4月19日以来、約3か月半ぶりの高値水準に顔を出してきた。ちなみに、米NASDAQ総合は5月4日以来、ちょうど3か月ぶりの水準だから、マザーズ指数の方が戻りの成績はいいことになる。

引け後の決算発表ではHOYAが注目されそう。ライフケア、情報・通信ともにいい。自社株買いも含めたインパクトはどこまで。<8月4日記>


4日のNY市場はまちまち。ダウ平均は85.68ドル安の32726.82ドル、ナスダックは52.42ポイント高の12720.58で取引を終了した。週次失業保険申請件数の増加で、雇用減速を警戒した売りに、寄り付き後、下落。さらに、ペロシ下院議長の台湾訪問を受け、台湾を包囲した軍事演習中の中国が試射したミサイルが台湾上空通過の可能性が高いとの報道を受け、地政学的リスクの上昇を警戒した売りに一段安となった。ダウは終日軟調に推移。金利の低下で、ナスダック総合指数は底堅く推移し、プラス圏を維持し引けた。セクタ―別では小売り、半導体・同製造装置が上昇した一方で、エネルギーが下落。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円85銭から132円77銭まで下落し、132円98銭で引けた。ペロシ米下院議長の台湾訪問を受け台湾を包囲した軍事演習中の中国が試射したミサイルが台湾上空通過の可能性が高いとの報道や北朝鮮で核爆発装置の実験確認と報じられ、リスク回避の円買いに拍車がかかった。また、米先週分新規失業保険申請件数が前回から増加し、労働市場の減速を警戒したほか、メスター・クリーブランド連銀総裁が利上げ継続の必要性や現在は景気後退ではないと主張したものの、景気後退リスクの上昇に言及したため米国債相場が反発。利回り低下に伴うドル売りも強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の27870円。
ナイトセッションは弱含み。序盤は堅調で、一時28060円をつける場面も。
しかし買いは続かず、小安い水準まで押し戻され、以降は安値揉み合いで引けました。
28000円どころでの売り圧力は相当に強いようです。果たしてぶち抜くことはできるのか。

96パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/08(月) 07:49:24
2万8000円回復 決算銘柄を物色

5日の東京市場は上昇。TOPIX業種別騰落率は、鉄鋼、その他製品、食品、卸売、証券など29業種が上昇。石油石炭、鉱業、銀行、電力ガスの4業種が下落。
前日の米国市場は小幅まちまちでした。
東京市場は日経平均が17円安でスタートしましたが、すぐにプラス浮上。2万8000円台に乗せ、高止まりしました。個別銘柄では、東エレク、アドバンテストなど半導体株がしっかり。決算が好感されたキッコーマン、日本製鉄も買われました。半面、みずほ、三菱UFJなど銀行株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28175円87銭(△243円67銭=0.87%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1947.17(△16.44=0.85%)

●HOYA[7741]
1万4685円(△730)
3日続伸。4日に2023年3月期第1四半期(2022年4〜6月)業績と、自己株取得・消却を発表し、好感された。第1四半期は、眼鏡レンズなど高付加価値製品が国内外で販売好調だった。

●大阪チタニウムテクノロジーズ[5726]
3250円(△503)
年初来高値更新。4日に従来は「未定」としていた今2023年3月期業績予想を開示し、安心感を誘ったようだ。年間配当も3期ぶりの復配となる。足元では、航空機用途向けスポンジチタン、半導体向け高純度チタンの売り上げが堅調。

●BASE[4477]
335円(▲57)
急反落。4日引け後に発表した上期(1〜6月期)決算の赤字拡大が嫌気された。リオープニング(経済再開)の影響でネットショップ開設への需要が落ち着いたことや、購入者数が減少したことにより、1ショップ当たりの月間平均流通総額(GMV)が減少。4月から月額有料プランを開始したことに伴い、テイクレート(流通総額に対する売上高の比率)を戦略的に引き下げたことや、人件費の増加も影響したという。通期予想は引き続き非公表。

97パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/08(月) 08:00:43
『2万8000円乗せ。週足はGC出現』

「幽霊と相場は淋しい方に出る」-。かなり古典的な格言だが、相場は大勢の人が騒いでいるような方向に流れることはあまりなく、むしろ思惑とは逆の方向に出やすい。それを人気(ひとけ)のないところに出現する習性がある幽霊に例えた言葉。そんな蘊蓄を語る市場関係者も今では少なくなってしまった。

本日の、日経平均2万8000円台での終値。大方の投資家、市場関係者にとって想定外ではなかったか。ポジションを残したくない週末、それも米7月雇用統計控え。先週から何度も挑戦した2万8000円台である。6月9日以来、約2か月ぶり、というよりも戻り高値のフシに突っかけたということ。なにも、この日に乗せなくてもいいだろうに…。
状況次第では、米国株(特にNASDAQ総合は4日まで7陽連で10%も上がっている)が波乱となり、ハシゴを外されることだって…。恐らくは海外ファンドが買い仕掛けに動いたのだろうが、後場は2万8100円を割らせない底堅い展開。おかげで日経平均の週足は13週線が26週線を上抜いてゴールデンクロスが出現した。これは、相場が数か月サイクルでの転換点を回ったことを意味する。

米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比25万人増加との市場予想。前月比での増加幅はスローダウンするとの見立てだ。果たして、期待通りの相場展開となるかどうか。

さて、来週月曜日には大引け後にソフトバンクGの決算発表。存在感の強いこの銘柄の決算発表で日経平均のEPSは固まってくる。それで、日本株が割安かどうか、はっきりしてくるだろう。そこから動いてもきっと遅くない。<8月5日記>


ダウ平均は76.65ドル高の32,803.47ドル、ナスダックは63.03ポイント安の12,657.55で取引を終了した。7月雇用統計の強い結果を受けて、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ観測が再燃し、金利高を警戒した売りが先行。一方、景気後退懸念も緩和したため、徐々に買い戻しが強まり、下げ幅を縮小した。ダウ平均は上昇に転じたが、金利上昇を警戒してハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は下落で終了した。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円18銭から135円50銭まで上昇し、134円98銭で引けた。米7月雇用統計がパンデミック前の水準回復する強い結果を受けて景気後退懸念が後退。米連邦準備制度理事会(FRB)が9月連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続で75BPの利上げに踏み切るとの見通しが強まり、金利上昇に伴うドル買いが加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円安の28135円。
ナイトセッションは、雇用統計の発表前は28080円どころでの推移。
発表を受け、一瞬27980円まで売られるもすぐに切り返して28210円まで上昇。
しかし買いは続かず推し戻され、以降は安値揉み合いでそのまま引けました。
シカゴにサヤ寄せすれば小幅安スタートとなりそうです。しかし金曜日に28000円を奪回しており、今日はこの水準を維持できるかどうかが焦点でしょう。

98パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/09(火) 07:02:08
続伸 2万8000円台を維持

8日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、石油石炭、金属、薬品、銀行など22業種が上昇。保険、海運、紙パルプ、不動産、精密など11業種が下落。
前週末の米国市場は高安まちまち。7月雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回るなど、総じて強い結果でした。
週明けの東京市場は日経平均が125円安でスタートしましたが、程なくプラス浮上。後場は終始買われました。個別銘柄では、JFE、三菱マテなど鉄鋼・非鉄株がしっかり。INPEX、ENEOSなど資源株も買われました。半面、東京海上、SOMPOなど保険株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28249円24銭(△73円37銭=0.26%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1951.41(△4.24=0.22%)

●ロードスターキャピタル[3482]
2311円(△400)
6月30日以来の実質上場来高値更新。ストップ高で大引け。5日に22年1〜6月期連結決算を発表し、好感された。純利益は35億1800万円(前年同期比61.8%増)。
通期計画に対し79.8%の高進捗率となり、今後の上振れを期待する買いが増えた。

●日本製紙[3863]
894円(▲69)
大幅反落で安値更新。5日に発表した22年4〜6月期連結決算が不振。併せて公表した通期予想でも最終赤字と無配を見込んでおり、嫌気された。通期の純損益は250億円の赤字(前期は19億9000万円の黒字)見通し。原燃料高や円安が響く。

●アドバンスト・メディア[3773]
871円(△79)
年初来高値。5日引け後に発表した第1四半期(4〜6月期)決算の大幅増益が好感された。営業利益は前年同期比2.2倍の1億2000万円に拡大。顧客のDX推進ニーズに対してAI音声認識技術「AmiVoice」の需要が増大し、ユーザー数が増加。第1四半期として過去最高の売上高、営業利益になったという。通期予想は据え置き。

99パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/09(火) 07:28:18
『6月高値抜く。SBGがなぁ…』

ソフトバンクグループ(SBG)が4000億円上限の自社株取得枠を設定した。はて、この会社、まだ自社株買いを行っているのはないかと思ったが、確かに、昨年11月に設定した1兆円の取得枠が3000億円近く残っている。この1兆円枠が無くなってもいいように、新たに特別枠を設定したというわけ。何とも念入りなことである。

4000億円の枠をポンと設定するあたりこの会社らしいが、それ以上に22年4〜6月期の赤字幅も膨大となった。大引け後に発表した連結最終損益は3兆1627億円の大赤字。最大の要因はビジョンファンドの投資損失2兆9191億円。それに為替評価損8199億円が加わって3兆円を超す損失。比較が適切でないかもしれないが、「8月5日までに通期利益計画を増額修正した50社の合計増額幅が1兆円に迫る」との記事が日曜日の日経新聞に出ていたが、その1兆円を優に超す3兆円。やはり、SBGらしい出来事といっていい。夜間取引での株価は3%近い下落となっているが、果たして明日の市場がどう判断するか。こちらは日経平均への影響が気になってくる。

SBGの自社株買いは新鮮味がないが、INPEXの1200億円枠設定は効いてくるか。増額修正、増配と、一応は「3点セット」になっている。相場環境はまったく逆風だが、それを跳ね返せるようだったら、本物だ。この銘柄、PBRが0.5倍にも届いていない。

日経平均は6月9日終値を上抜いて終値ベースでは3月高値(2万8252円)に迫る位置まできた。好決算銘柄買いの積み上げでここまできたが、SBG、東エレク、住友鉱、メルカリ、日産化と本日発表銘柄がいま一つの内容。今晩のNY株に頼るしかないか。<8月8日記>


8日のNY市場はまちまち。ダウ平均は29.07ドル高の32832.54ドル、ナスダックは13.09ポイント安の12644.46で取引を終了した。強い7月雇用統計を受けた景気後退懸念緩和に伴う買戻しが続き、寄り付き後、上昇。高値からは今週半ばに発表が予定されている重要インフレ指標を警戒した売りに抑制され、上昇も限定的となった。上院がインフレ削減法案を可決し成立する見込みが強まったことも一部プラス材料となり、ダウはかろうじてプラス圏を維持。ナスダック総合指数は半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)の下落に押され、小幅安で終了した。セクター別では、自動車・自動車部品やエネルギーが上昇、半導体・同製造装置が下落。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円36銭まで下落後、135円11銭まで上昇し、135円05銭で引けた。米国の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)などの重要インフレ指標発表を控え調整のドル売りが優勢となったほか、7月NY連銀消費者調査の期待インフレ率が低下したため債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。しかし、根強い連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測受けたドル買いに底堅い展開となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の28125円。
ナイトセッションは弱含み。小安く始まり揉み合い商状。
米市場がオープンすると上昇に転じ、23時頃には高値28320円をつける場面も。
しかし買いは続かず0時頃から下落に転じ、そのままマイナス圏で取引を終えました。

100パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/10(水) 07:44:58
反落 2万8000円割れ

9日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、繊維、鉱業、海運、石油石炭、空運など11業種が上昇。情報通信、電機、銀行、ゴム、卸売など22業種が下落。
 前日の米国市場はまちまち。上昇スタートだったものの、エヌビディアの業績予想が悪く、ハイテク株を中心に軟化しました。
 東京市場は日経平均が13円安でスタート。下げ幅を広げ、後半も底這い。2万8000円を割り込んで終えました。個別銘柄では、決算が嫌気された東エレク、SBGが軟調。みずほ、三菱UFJなど銀行株も売られました。半面、郵船、商船三井など海運株がしっかり。


Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27999円96銭(▲249円28銭=0.88%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1937.02(▲14.39=0.74%)

●ソフトバンクグループ[9984]
5295円(▲400)
5営業日ぶり反落で後場に一段安。8日に発表した22年4〜6月期決算で最終損益が3兆1627億円の赤字(前年同期は7615億円の黒字)と同四半期の日本企業として過去最大の赤字だったことが嫌気された。先行き警戒感から押し目買いも限定。

●トレンドマイクロ[4704]
8580円(△1020)
後場に上げ幅を広げ実質で2000年8月以来22年ぶり高値に。関東財務局に提出された大量保有報告書で米アクティビスト(物言う株主)のバリューアクト・キャピタルが当社株式を8.73%保有していることが明らかになり、思惑買いが膨らんだ。

●ホープ[6195]
224円(△15)
急反発。8日引け後に発表した第1四半期(4〜6月期)決算の黒字転換が材料視された。営業損益は2億1300万円の黒字(前年同期は1億2600万円の赤字)。自治体職員向けメディアや情報発信アプリなどを展開するジチタイワークス事業が増収増益となった。同事業は各サービスの受注が増加し、成長軌道にあるという。通期予想は据え置き。

101パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/10(水) 07:54:18
『5日ぶり反落。やはりSBGが…』

日経平均は5日ぶり反落。2万8000円割れの終値は8月4日以来。米国株の週明けも各指数が区々と、7月CPI発表(10日)を前にした神経質な市場心理を映した動きとなっていたが、こちらはやはりソフトバンクグループ(SBG)と東京エレクトロンの下落が大きく、この2銘柄で合計228円ほど日経平均を押し下げていた。日経平均の終値が249円安だから、この2銘柄の下落分でほとんど説明がついてしまうことになる。とはいえ、日経平均構成銘柄のうち151銘柄(67%)がマイナスだったし、プライム市場上場銘柄でも65%が値下がりしていた。株価下落の責任を2銘柄だけに押し付けてしまうわけにはいくまい。

東エレクに足を引っ張られる形でレーザーテックが3月高値攻勢に難渋し、アドバンテスト、信越化学、ソニーGなどハイテク系銘柄が軟調だったのも米NASDAQ安やSOX指数安だけが原因ではないだろう。逆に、ファーストリテイリングがほぼ高値引けとなる強さを見せたあたり、CPIショック再来に備える気分が出ているのかもしれない。

「今日・株」の中では触れられなかったが、好決算を発表した住友林業は大幅な増配を発表した。これまでは「前期並み年間80円」の計画だったが、本日の中間決算発表・通期見通し増額修正と併せ125円へ45円増配を明らかにした。当期純利益は一転過去最高に。予想EPSは500円超だからPER4倍。配当利回り6%となる。<8月9日記>


米国株式市場は下落。ダウ平均は58.13ドル安の32774.41ドル、ナスダックは150.53ポイント安の12493.93で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)の発表を控え調整売りに寄り付き後、下落。終日、動意が乏しくもみ合いが続く中、バイデン大統領が半導体法案に署名し成立したものの、半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)に続きマイクロン・テクノロジー(MU)も弱い見通しを示したため同セクターが売られ相場の重しとなった。セクター別では、エネルギー、保険が上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円86銭まで反落後、135円20銭まで戻し、135円12銭で引けた。米4-6月期非農業部門労働生産性速報値が1-3月期から改善したものの、2四半期連続のマイナスで、前年比では過去最大の下落率を記録するなど低調な結果を受けて一時ドル買いが後退。同時に、同期単位労働コスト速報値は予想を上回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)の根強い大幅利上げ観測を受けたドル買いに下落も限定的となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の27820円。
ナイトセッションは弱含み。小安く始まり、プラス圏に突入する場面もありましたがほどなくマイナス転落。
19時頃に27900円どころをつけると以降の値幅は100円程度しかなく、小安い水準での揉み合いに終始しました。

102パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/12(金) 08:17:17
続落 CPI、休日前で買えず

10日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、電力ガス、石油石炭、紙パルプ、非鉄、食品など17業種が上昇。空運、電機、精密、鉱業、サービスなど16業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも下落。マイクロンが売上高見通しを下回ると警告し、半導体株を中心に売られました。
東京市場は日経平均が44円安でスタート。米国消費者物価指数の発表と祝日を控え、手仕舞い売りが出たのか、終始冴えませんでした。個別銘柄では、NEC、ソニーなど電機株が不振。ANA、JALなど空運株も売られました。半面、東電、関電など電力株株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27819円33銭(▲180円63銭=0.65%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1933.65(▲3.37=0.17%)

●メドピア[6095]
1599円(▲500)
売り気配が続き引けでストップ安比例配分。9日に22年9月期業績予想を大幅に下方修正し、ネガティブサプライズに。売上高は105億円から84億円(前期比13.0%減)、純利益も17億7000万円を7億4000万円(同42.8%減)に減額した。

●マツダ[7261]
1251円(△86)
商いを伴って3連騰。6月9日以来の年初来高値更新。9日発表の22年4〜6月期連結決算が好感された。部品不足などが響いて売上が伸び悩み、営業損益は赤字だったが、純利益は149億9700万円(前年同期比31.8%増)。円安効果が寄与した。

●MTG[7806]
1142円(▲191)
急反落。9日引け後に発表した2022年9月期業績予想の下方修正が嫌気された。営業利益予想を従来の45億円(前期比15.7%増)から30億円(同22.9%減)に減額。第3四半期(4〜6月)において、経済活動再開の動きに加えてサプライチェーンの乱れにより一部商品に欠品が発生したため、国内EC事業の売上高が減少した。中国のロックダウンの影響で海外事業の売上高も減少。円安進行などに伴う原材料価格の高騰も響いた。

103パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/12(金) 08:23:58
『2日続落。そろそろ夏枯れも』

日本時間の今晩9時30分ごろに米労働統計局が発表する7月CPIのコンセンサス予想は総合指数が8.7〜8.8%上昇。6月の9.1%上昇に比べてやや低下する。しかし、FRBが重視しているエネルギー・食品を除いたコア指数は6月5.9%上昇が6.1%上昇に伸び加速となる見通し。ガソリン価格が気になる消費者にとっても、その支持率が欲しいバイデン政権にとってもコア指数より総合指数でみてほしいところだが、「FRBはコアで見てタカ派に傾きそう」との見方があるそうだ。

いずれにしても出てみないことには動きようがない状況にあり、様子見気分に包まれてプライム市場の売買代金は2週間ぶりの低水準―という構図なのだが、果たして日本株までもそうなのか。むしろ、マイクロンの下方修正で東エレクやレーザーテックが売られて全般に気勢が上がらなかった、というのが実相のようだ。半導体計測機器のマイクロニクスやフォトマスクのアスケーエレクのような周辺の小型銘柄は値を飛ばしており、個別材料と個別需給が人気を支配するという流れに変化はない。

日経平均は2日続落。昨日は軽く割り込んだ程度だったが、この日ははっきりと5日線割れに下放れてしまった。12日が高ければ2日続落どまり、15日に5日線上に顔を出せば短期上昇リズムに変化ないことが確認できる。12日の相場では、米PPI(11日発表)も明らかになっており、上へでも下へでも動きやすくなる。
もっとも、そろそろお盆休みに関心が集中する時期。ここで日々の動きに一喜一憂するのもどうか…という気にもなる。<8月10日記>


米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は535.10ドル高の33309.51ドル、ナスダックは360.87ポイント高の12854.80で取引を終了した。7月消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったため、物価上昇減速を好感した買いに、寄り付き後、大幅上昇。連邦準備制度理事会(FRB)も大幅な利上げを継続する必要がなくなるとの見通しに伴う金利低下を受けハイテク株も強く、主要株式指数は終日堅調に推移した。セクター別では、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が大幅上昇。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円00銭から132円03銭まで下落し、132円94銭で引けた。米7月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化したため、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ観測が後退、ドル売りに拍車がかかった。その後、エバンス・シカゴ連銀総裁やカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が、7月消費者物価指数(CPI)の改善を歓迎しつつもインフレが依然高過ぎるとし、雇用も強く成長が続くとの見解に基づき年内から来年にかけて利上げを続けるFRBの計画維持を再表明したためドル売りが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比330円高の28120円。
ナイトセッションは堅調推移。小高く始まると終始プラス圏を維持する強い動き。
21時30分頃は27900円どころで推移していましたが、指標を受けて一気に28000円をぶち抜きました。
28100円にタッチした後売りに押されて28000円を割り込みましたが、すぐに切り返し、以降は高値揉み合い。
そのまま高値圏で引けました。

104パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/12(金) 08:26:58
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は27.16ドル高の33336.67ドル、ナスダックは74.89ポイント安の12779.91で取引を終了した。7月生産者物価指数(PPI)がパンデミック直後の2年ぶりの低水準に減速したため連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げへの警戒感がさらに後退し、寄り付き後、大幅上昇。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)高官が相次いでインフレが依然高過ぎるとの見方で利上げ計画を維持する必要性を主張したため長期金利の上昇を受けてハイテク中心に売られ引けにかけて失速。ダウはかろうじてプラス圏を維持したものの、ナスダック総合指数は下落に転じた。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円74銭まで下落後、133円14銭まで反発し、133円01銭で引けた。米国の7月生産者物価指数(PPI)が前月比でパンデミックによる経済封鎖直後の2020年4月以降のマイナスとなり、消費者物価指数(CPI)に続きインフレ圧力の弱まりを示す結果を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース減速を織り込むドル売りが一時強まった。同時に、FRB高官は、インフレ指標の改善も利上げ計画を維持するべきと主張したため追加利上げを織り込み長期金利が上昇したためドル買いが再燃。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比330円高の28120円。
チャートを見ると、日本が休場の昨日、ほとんど動いていなかったようです。シカゴの清算値は昨日と同値。
今日はSQの算出日。波乱なく通過するものと思います。

105パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/15(月) 08:26:11
大幅反発 7か月ぶり高値

12日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、全業種が上昇。上昇率上位は、精密、電機、機械、サービス、石油石炭など。
前日の米国市場は高安まちまち。7月生産者物価指数でインフレのピークアウト感が確認されましたが、それなりの利益確定売りも出たようです。
東京市場は日経平均が432円高でスタート。6月、3月の戻り高値を抜くと、さらに騰勢が強まり、1月12日以来7カ月ぶりの高値となりました。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、日立など主力株が堅調。東エレク、レーザーテックなど半導体株も買われました。半面、NTT、ソフトバンクなど通信株の一角が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28546円98銭(△727円65銭=2.62%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1973.18(△39.53=2.04%)

●KeePer技研[6036]
4255円(△700)
ストップ高で21年9月以来の上場来高値更新。10日に前22年6月期連結決算と今23年6月期予想、中期経営計画を発表し、好感された。今期の営業利益は54億6300万円(前期比26.3%増)の見通し。非自動車産業への展開を強化するという。

●川崎重工業[7012]
2648円(▲74)
後場に売られ逆行安。昼休み中に22年4〜6月期連結決算(IFRS)を発表し、円安を理由に通期の純利益予想を290億円から320億円(前期比2.5倍)に増額した。しかし、株価はこれを織り込んできており、後場寄りから手じまい売りが増えた。

●カオナビ[4435]
3195円(△503)
年初来高値。第1四半期(4〜6月)決算の大幅増益が材料視され、ストップ高となった。営業利益は前年同期比3.6倍の1億0900万円になった。人材採用・育成をはじめとした組織体制の強化や、プロダクトのアップデートなどに注力したのが奏功。人材マネジメントシステム「カオナビ」の利用企業数は同22%増の2588社になった。通期予想は据え置き。

106パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/15(月) 08:36:38
『今年4番目の上げ幅。米インフレ鈍化を歓迎』

日経平均は3日ぶり反発。727円高の高値引け。上げ幅としては3月23日(816円高)以来、今年4番目。3月中・下旬に9日続伸という記録がったが、その中での出来事。残る2回の上昇値幅記録もこの3月中の出来事である。
日経平均の上放れをみて売り方買い戻しやヘッジ買いが漸増し、それがまた買い戻しを誘うとう好循環。プライム市場の売買代金は3兆71269億円と6月29日(3兆8714億円)以来、約1か月半ぶりの水準に膨らんだ。本日はオプションSQ精算日だが、それに絡むテクニカルな商いもあったが、それよりも「相場観からの買い物が多く入っていた」(分析筋)との見方があった。

これで3月高値、6月高値を振り切り、1月12日(2万8765円)以来7か月ぶりとなる水準まで顔を出したことになる。さらに上値には1月5日の2万9332円高値が控えている。地合いがガラッと変わってしまったことで、とりあえずは2万9000円を意識した展開となりそう。米国市場での「インフレ鈍化=引締強化の後退」というシナリオが本物になるかどうか。それ次第では様子見の実需勢、長期投資家も腰を挙げざるを得なくなってくる。
来週、お盆休み本番、というカレンダー事情を一蹴するような展開となるか。その可能性が見えてくるだろう。<8月12日記>


ダウ平均は424.38ドル高の33,761.05ドル、ナスダックは267.28ポイント高の13,047.19で取引を終了した。インフレ減速を期待した買いから寄り付き後上昇。8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も予想以上に改善し、経済への悲観的見方が後退したため終日堅調に推移した。長期金利の低下でハイテクも買われ、相場を後押し。インフレ抑制法案の成立期待も相場を支援し、引けにかけて上げ幅を拡大した。

12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円87銭付近まで上昇後、133円44銭まで反落し、133円50銭で引けた。米8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が7月51.5から予想以上に上昇し、5月来で最高となったほか、同指数の5-10年期待インフレ率速報値が予想外に7月から上昇したため米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げを織り込むドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の28710円。
12日(金)の225先物はシカゴにサヤ寄せして28120円で取引開始。SQもその水準での着地が見込まれたところ、なんと400円も高い28525円で決着しました。
幻のSQになることが濃厚な雰囲気でしたが、寄り付き直後に28400円まで上昇。
後場は一段高となり、高値引けでSQ値をクリアしました。
ナイトセッションは堅調推移。小高く始まると28600円を挟んだ値動き。
この揉み合いは午前3時頃まで続きましたが、終盤に上げ幅を拡大し、28750円と高値圏で引けました。

107パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/16(火) 08:35:03
続伸 主力株堅調

15日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、薬品、精密、ゴム、空運、化学など20業種が上昇。海運、鉱業、陸運、サービス、倉庫など13業種が下落。
前週末の米国市場は3指数とも上昇。消費者信頼感指数が回復し、センチメントの改善につながったようです。
週明けの東京市場は日経平均が77円高でスタート。寄り付きを安値に上げ幅を広げ、後半も高止まりしました。個別銘柄では、SBG、ソニー、東エレクなど主力株が堅調。マツキヨ、トリドールなど好業績の小売株も買われました。半面、郵船、商船三井など海運株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28871円78銭(△324円80銭=1.14%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1984.96(△11.78=0.60%)

●第一三共[4568]
4211円(△534)
実質で20年11月以来の上場来高値更新。主力のがん治療薬「エンハーツ」に使われている「抗体薬物複合体(ADC)」技術に関し、知的財産権の帰属を巡って米製薬会社シージェンと争っていた問題で、当社の権利が認められたことを好感した。

●スノーピーク[7816]
2338円(▲406)
急反落で一時ストップ安。12日に22年12月期の業績予想を下方修正し、嫌気された。純利益は33億円から24億8000万円(前期比9.1%減)減額。ファミリー層の顧客が新たにキャンプを始める動きが鈍り、高単価商品の販売が減少している。

●イーディーピー[7794]
1万3730円(△3000)
上場来高値。12日引け後に発表した2023年3月期業績予想の上方修正が好感された。営業利益予想を従来の7億6200万円から9億4000万円(前期比80.7%増)に増額。LGD(人工ダイヤモンド宝石)市場の拡大が続いており、主力商品であるLGD用種結晶の受注が堅調に推移。生産技術の改善と装置の増設を並行して進めた結果、第1四半期に生産量が大幅に拡大したという。

108パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/16(火) 08:42:02
『昨年大納会比プラスに浮上』

日経平均は続伸。終日強い動きで推移し、1月5日高値2万9332円以来となる2万8871円が終値。あと461円。いよいよ年初来高値が視野に入ってきた。と、これまで1月5日高値にばかり目を向けていたが、本日は昨年大納会終値2万8791円を上抜いたことになる(恥ずかしながら、廣重さんにご指摘いただくまで気づかなかった)。
要するに、年間パフォーマンスがプラスに浮上した、ということ。わずか80円、0.28%でしかないが、プラスはプラス。例えば、米ダウ平均はこれが90%台、NASDAQ総合指数はまだ80%台だから、戻りの強さは推して知るべし。「CTAなどヘッジファンドは日経平均の相対的な強さに乗ろうとしている」との観測もあり、これがどこまで維持されるか注目したい。

ただ、日経平均の、それも先物主導の上昇、ということに一抹の不安を感じる人もいる。この日TOPIXも続伸したが、上昇率は0.6%(日経平均は1.14%)でしかない。それにTOPIXは3月29日の戻り高値1919ポイントすら抜いていない。ここらあたり、TOPIXが重いというよりは日経平均が先走り過ぎ、ということかもしれない。個別銘柄の躍動を伴わない指数だけの疾駆では、個人も機関投資家もついていけないだろう。
そして、決算発表が一巡したことで個別銘柄から切り開くことが難しい時期に差し掛かることに。少し前だったら、いったん下に振るって…となるところだが、今の地合いではそうもいくまい。<8月15日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は151.39ドル高の33912.44ドル、ナスダックは80.87ポイント高の13128.05で取引を終了した。8月NY連銀製造業景気指数や8月NAHB住宅市場指数がネガティズ域に落ち込み景気減速懸念に売られ、寄り付き後、下落。中国政府のゼロコロナ政策を受けた都市封鎖が影響し中国の低調な経済指標に加え、中国人民銀行が予想外の利下げに踏み切ったため世界経済への懸念も広がったことも売り材料となり、前場は軟調推移が続いた。後場に入り、金利低下に伴うハイテク株の上昇が相場を支援したほか、先週発表されたインフレ指標の改善を受け物価鎮静化への期待を受けた買いも続き、上昇に転じ終了。

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円56銭まで下落後、133円34銭まで上昇し、133円32銭で引けた。8月NY連銀製造業景気指数が予想外に6月来のマイナスに再び落ち込んだほか、8月NAHB住宅市場指数も50割れとネガティブ圏に落ち込み、それぞれパンデミックによる経済封鎖以降で最低となったためドル売りが強まった。中国の7月小売売上高や鉱工業生産の伸びが予想外に鈍化したほか、中国人民銀行が予想外の利下げに踏み切り、世界経済の成長鈍化を警戒したリスク回避の円買いも目立った。その後、根強い連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測を受けてドルの買戻しが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の28880円。
ナイトセッションは小幅上昇。小安く始まると、序盤は下値模索の動き。
22時頃には安値28620円をつけました。そこから切り返し、午前1時頃には日中終値付近まで戻す値動きに。
そのまま揉み合って引けました。

109パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/17(水) 08:06:10
反落 連騰一服

16日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、その他製品、空運、サービス、精密、紙パルプなど12業種が上昇。海運、石油石炭、鉱業、非鉄、金属など21業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも続伸。8月NY連銀製造業指数が悪化し、軟調にスタートしたものの、売り一巡後は買いが優勢となりました。
東京市場は日経平均が42円安でスタート。売り一巡後は持ち直し、前日終値付近で揉み合いました。個別銘柄では、INPEX、ENEOSなどエネルギー株が軟調。住友鉱山、DOWAなど非鉄株も売られました。半面、ANA、JALなど空運株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28868円91銭(▲2円87銭=0.01%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1981.96(▲3.00=0.15%)


●日本郵船[9101]
1万0320円(▲440)
続落。TOPIX業種別指数で海運業は下落率首位。コンテナ船のスポット運賃指標とされる「上海輸出コンテナ運賃指数(SCF)」が12日時点で前週から4.7%と大幅続落したことが手掛かり。米系証券は商船三井、川崎汽船とともに評価を格下げ。

●アイスタイル[3660]
373円(△80)
大引けでストップ高比例配分。15日に米アマゾン・ドット・コムと業務資本提携すると発表したことが手掛かり。新規発行の新株予約権等をアマゾンが引き受け、転換後には筆頭株主となることを明らかにし、今後の業容拡大への期待が膨らんだ。

●FRONTEO[2158]
828円(▲150)
ストップ安。15日引け後に発表した2023年3月期業績・配当予想の下方修正を嫌気。最終損益は4億5000万円の赤字(前期は13億0800万円の黒字)に転落する見通しになった。従来予想は5億2600万円の黒字。リーガルテックAI事業で前期の第4四半期以降、大型案件の積み上げが低調に推移しているという。米子会社が5月に不正アクセスを受けたことについて、情報セキュリティ対策費などを特損計上。1株あたり3円を見込んでいた年間配当予想を無配に修正した。

110パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/17(水) 08:12:31
『今度は2万9000円が壁?』

反落。2円安だから、大きく値下がりしたというわけでもないが、どうやら2万9000円台にフシ意識でもあるのか…。

朝方は安く始まった後、何度か先物で上値に仕掛ける動きがあったが、午前10時35分の2万8928円(前日比56円高)で一杯に。そこからは上値を取る勢いが消失し、後場などは上下57円幅(前場は173円幅)での膠着状態。買い疲れなのか、完全な様子見気分に陥ってしまった。個別銘柄でもプライム市場はこの日も値下がり銘柄の方が多く(52%。日経平均採用銘柄では68%)、利食い売り(あるいは、年初からのヤレヤレ売り)に上値を抑えられた、ということ。それでも大きく値を消さないのだから、底堅いことは確か。TOPIXも安く。主力市場の指数はともに上げ一服。

それに対し、東証マザーズ指数は3日続伸して2.7%高。4月18日(751ポイント)以来約4か月ぶりの水準を回復した。主力市場の上値が妙に重くなってエネルギーが細り始めるというお盆休み前後らしいマーケット事情を考えると、賢明な選択なのかもしれない。果たして、幕間つなぎでしかないのか、それとも基調転換を示唆するのか、人気の持続力が試されるだろう。

バロメーターとなる新高値銘柄はプライムが前日112銘柄からこの日75銘柄へと大きく減ったが、グロース銘柄では24から22とほぼ横ばい。これが増えてくると本物になる。<8月16日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は239.57ドル高の34152.01ドル、ナスダックは25.50ポイント安の13102.55で取引を終了した。大手小売企業の決算が軒並み予想を上回ったため、高インフレにもかかわらず消費の強さを期待した買いに寄り付き後、上昇。バイデン大統領の署名によりインフレ抑制法案が成立したこともプラス材料となり、引けにかけてダウは上げ幅を拡大した。金利の上昇でハイテク株は伸び悩み、ナスダック総合指数は小幅安で終了。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円68銭まで上昇後、134円17銭付近に反落し、134円23銭で引けた。米7月鉱工業生産が予想を上回ったことや、17日に連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月開催分)公表を控え、長期金利の上昇に伴うドル買いが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の28950円。
ナイトセッションは強含み。序盤は小高い水準での揉み合い。
米市場がオープンすると下に100円ほど振られましたが、すぐに切り返し、午前3時頃には29000円にタッチする場面も。
その後はやや押し戻されましたが、小幅高で引けました。

111パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/18(木) 08:19:58
反発 高値引け

17日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、空運のみ下落。上昇率上位は、海運、その他製品、自動車、保険、その他金融など。
前日の米国市場は高安まちまち。決算が好感されたウォルマート、ホーム・デポが大幅上昇し、小売株が買われた一方、エネルギー株は売られました。
東京市場は日経平均が84円高でスタート。外部要因の落ち着きを背景にじりじりと上値を追い、高値引けしました。個別銘柄では、トヨタ、NTT、三菱UFJなど主力株が堅調。ファストリ、SBGなど値嵩株も買われました。半面、エーザイ、第一三共など薬品株の一角が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
29222円77銭(△353円86銭=1.23%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
2006.99(△25.03=1.26%)

●旭ダイヤモンド工業[6140]
819円(△60)
9連騰で19年4月以来およそ3年4カ月ぶりの高値。5日に発表した22年4〜6期決算が純利益倍増と好調だったため、翌日から上げ足を速める。同時に発表した200万株、14億円それぞれ上限の自己株買いも需給面からの株価押し上げ要因に。

●トレンドマイクロ[4704]
8940円(▲190)
4日ぶり反落。9日発表の22年1〜6月期決算が底堅い内容で通期の売上高予想を上方修正。その後に一段高して16日には実質最高値を更新。25日線との乖離は18%強に拡大した。本日は上昇ピッチの速さが意識され、利益確定売りに押された。

●FHTホールディングス[3777]
27円(△8)
大幅高。新たに資源エネルギー事業を開始すると発表し、買い材料視された。同事業の基になる資源として、栄養価が高い食材でバイオマス発電燃料用途としても注目されるソルガムに着目。豪州に子会社を設立し、種子の開発、生産、販売から事業を開始するという。

112パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/18(木) 08:27:37
『1月高値に王手。買い戻し優勢だが…』

日経平均は反発。1月6日以来7か月ぶりで2万9000円を回復した。1月5日の2万9332円高値に残り110円である。しかも今月3回目の高値引け。このところの後場高は「欧州系ヘッジファンドあたりの買いが流入するから」と説明されるが、その買いの狙いは売り方の買い戻しを誘っているとの見方が多い。最初は高を括っていた売り方が意外に強い相場を見て買い戻しを迫られるショート・スクイーズ(売り方締め上げ)。本格反騰相場の初期にはよくある現象。「本日前場も日経ダブルには空売りが積み上がっていた」(市場筋)というから、売り方・買い方の攻勢はなお熾烈。案外、3万円の大台まで戦いが続くかも知れない。

では、なぜ上がっているの…という疑問への明快な答が見出しにくいのも市場関係者の悩み。あくまでも需給関係をベースにした買いだから、背景説明は皆無。市場のマインド変化を象徴するのが「中国が猛暑で計画停電」という報道に対し、トヨタ以下自動車関連銘柄がそろってプラスだったことではないか。ちょっと前なら「中国リスクを懸念」とかで機械株あたりまで売られたものだが、本日は弱材料視されてない。ただ、それも積極的な買い材料が見当たらない中での全般相場の強張り。ある意味、相場の勢いと需給改善が手掛かりだから、どこで止まってもおかしくはない。

日経平均の25日線との乖離率が5.22%とやや警戒感を伴う水準まで開いてきたが、それでも3月29日の6.8%から見たらまだ低位。一方、プライム市場の騰落レシオ(20日移動)は12日の130.2から3日連続低下の121.だから、こちらは落ち着いた水準。個別株レベルでは適度に調整が伴っている。<8月17日記>


米国株式市場は下落。ダウ平均は171.69ドル安の33980.32ドル、ナスダックは164.42ポイント安の12938.13で取引を終了した。英国のインフレ率が40年ぶり高水準となったほか連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控え、金利が上昇したことを警戒した売りが強まり、寄り付き後、下落。7月小売売上高も予想を下回り、成長減速への懸念も根強く軟調に推移した。その後、公表されたFOMC議事要旨では、参加者が一段の利上げを想定していると同時に過剰な引き締めリスクにも言及したことが明らかになり金利が伸び悩むと、主要株式指数は下げ幅を縮小。ダウは一時プラス圏を回復もハイテク株の売りに押され下落で引けた。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円50銭まで上昇後、134円80銭まで反落し、135円07銭で引けた。米7月自動車やガソリンを除いた小売売上高や国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車・建材・給油・食品を除いた小売売上高が予想を上回ったほか、タカ派連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を織り込み金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。そののち発表された議事要旨で、FRB高官が追加利上げの必要性を再表明したと当時に、引き締め過ぎを警戒、さらに、いずれ利上げペースを減速することを認識していることが言及されたため金利の上昇に伴うドル買いが後退した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円安の29000円。
ナイトセッションは軟調推移。スタートこそ日中終値比10円安だったものの、時間が経つにつれて下げ幅を拡大する弱い動き。
0時48分に安値28890円をつけた後は上昇に転じ、3時台には29120円まで戻す場面もありました。
しかし再び売りに押され、かろうじて29000円は維持して引けました。

113パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/19(金) 07:12:34
反落 高値警戒感漂う

18日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、電力ガス、その他製品、繊維、保険の5業種が上昇。精密、自動車、不動産、サービス、紙パルプなど28業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも下落。ターゲットやロウズの決算が悪く、消費関連株を中心に売られました。注目されたFOMC議事要旨は、ややハト派的と受け止められましたが、株価の上値は抑えられました。
東京市場は日経平均が265円安でスタート。足元の上昇に対する警戒感も強く、終始底這いでした。個別銘柄では、トヨタ、SUBARUなど自動車株が軟調。東京建物、三菱地所など不動産株も売られました。半面、関電、九電など電力株の一角が強含み。


Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28942円14銭(▲280円63銭=0.96%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1990.50(▲16.49=0.82%)

●住友化学[4005]
559円(▲9)
反落。大和証券が17日付で当社株の投資判断を5段階で強気の「2」から中立の「3」に格下げし、材料視された。来期の医薬品の大幅減益見通しなどを理由にあげ、目標株価も680円から610円に変更した。24年3月期の予想PER10倍で算定。

●武田薬品工業[4502]
3864円(△20)
続伸。国内企業として初めてワクチンの世界販売を始めると報じられ、好感された。まずデング熱のワクチンをアジアや南米など30カ国で売り、年16億ドル(約2100億円)の売上高を目指すという。景気変動の影響が小さいディフェンシブ性も魅力。

●リプロセル[4978]
266円(△22)
大幅続伸。厚生労働省が新型コロナウイルスの抗原検査キットのインターネット販売を解禁することを決めたと複数のメディアで報じられ、買い材料視された。当社は新型コロナウイルスのPCR検査キットを販売しており、関連銘柄として思惑が台頭したようだ。

114パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/19(金) 07:18:08
『膠着。もう買い戻し一巡?』

東証プライム市場の売買代金は2兆3080億円と昨日に比べて2割減。7月26日(2兆1460億円)以来の低水準となってしまった。「この時期、例年ならこんなもの」(市場筋)との見方もあるが、高値引けして2万9000円台に乗せた昨日の勢いはどこに行ってしまったのか。果たして、買い戻しも玉切れか。後場は日経平均もTOPIXも小幅な動きに膠着状態となり、大引けを買うエネルギーが無くなってしまったようである。

ただ、この7月25〜27日はFOMC(28日開催)前に完全な見送り商状だった時期。売買代金は連日2兆円台前半で推移した。いや、FOMC待ち、というよりも日経平均200日線回復後の値固め場面。上値の重さに「2万8000円の壁」が言われていた時期だった。そこから日経平均が1000円上がって、今また値固め局面ということなのかもしれない。昨日はそのFOMC議事要旨の公開があっても相場的にはインパクト薄。どうやら日米株価ともに休養を欲しがっているようである。仮に買い戻しが一巡すれば、そうなるのが相場の常道。8月第2週の外国人投資家買い越し(現・先ともに)が明らかになったのも逆に言えば出尽くし感を誘うニュースである。

ではどこまで休むのか。米国では早々とジャクソンホール待ち、なんて声がかかっているようだけど。ここまで勢いが強かった日本株の相場。そんな悠長なこと言っていられるか…。まだ、夏休みも取っていないのだから。<8月18日記>


米国株式市場は反発。ダウ平均は18.72ドル高の33999.04ドル、ナスダックは27.22ポイント高の12965.34で取引を終了した。利益確定売りなどに寄り付き後、下落。しかし、週次失業保険申請が予想外に減少したほか、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外のプラスに改善する良好な経済指標を好感し買戻しが強まった。ハイテク株も主要企業の良好な決算や長期金利の低下を受けて買い戻しが目立ち相場を一段と後押し。引けにかけて主要株式指数は上昇に転じ終了した。セクター別では、エネルギー、半導体・同製造装置が上昇した一方、電気通信サービス・不動産が下落。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円65銭から135円90銭まで上昇し、135円90銭で引けた。米週次新規失業保険申請件数が増加予想に反し減少し労働市場の堅調さが示されたほか、米8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想外のプラス圏に回復し、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを正当化する結果を受けてドル買いが強まった。そののち、本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するセントルイス連銀のブラード総裁がウォールストリートジャーナル紙とのインタビューで9月FOMCで75ベーシスポイントの利上げ支持に傾斜していると発言したため大幅利上げ観測に伴うドル買いが一段と加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の29105円。
ナイトセッションは堅調推移。小安く始まるもすぐにプラス転換。
その後は29000円を挟んだ揉み合いが続きましたが、終盤に上げ幅を拡大しました。

115パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/22(月) 07:08:57
まちまち 上昇一服

19日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、石油石炭、鉱業、紙パルプ、非鉄、電機など24業種が上昇。薬品、サービス、その他製品、情報通信、倉庫など9業種が下落。
前日の米国市場は小幅反発。エネルギー、IT、公益事業株などが買われました。
東京市場は日経平均が153円高でスタート。買い一巡後は尻すぼみとなり、マイナス転落して終えました。個別銘柄では、武田、第一三共など薬品株が軟調。野村、岡三など証券株の一角も売られました。半面、伊藤忠、三井物産など商社株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28930円33銭(▲11円81銭=0.04%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1994.52(△4.02=0.20%)

●オリエンタルランド[4661]
2万0680円(▲260)
続落。東京ディズニーリゾート内の商業施設で販売した一部菓子について、カビが発生しているものがあることが判明し、自主回収すると18日に発表。嫌気売りに押された。7月以降の株価が堅調だったため、戻り待ちや利益確定売りが出やすい。

●メルカリ[4385]
2485円(△4)
6連騰で売買代金は個別銘柄4位。米長期金利のピークアウト感を背景にこのところ世界的に高PERのグロース株を見直す動きが広がっており、当社株にも海外資金の流入が続く。週足チャートは昨年12月以来、約8カ月ぶりに26週線を上抜け。

●アクリート[4395]
2252円(△400)
ストップ高。18日引け後に発表した中期経営計画が材料視された。企業から個人向けのSMS(ショートメッセージ)配信代行サービスを展開。最終年度となる2025年12月期に売上高170億円(前期実績比6倍)を目指す意欲的な数値計画を示し、好感された。国内のDX化市場の拡大に合わせ、認証や業務連絡のメッセージング分野でさらなる成長を目指すことに加え、経済成長する東南アジア地域など海外事業の拡大を図る。

116パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/22(月) 07:14:09
『暑気一服。波乱の先触れも』

日経平均は続落だが、TOPIXは反発。いずれも極めて小幅な変動でしかなかった。日経平均構成225銘柄のうち147銘柄(構成比65%)が値上がりしているのだから。個々の動きを見る限り弱くはない。ファーストリテイリング、第一三共、ソフトバンクGと指数寄与度の高い銘柄が押し下げ役になった。ただ、気分的には17日の2万9000円台乗せを受けた過熱調整場面といったところ。日経平均は5日線の下に潜って終わっており、過熱感を冷やすという意味ではなかなかいい格好になった。

ただ、米国市場がFOMC議事要旨公開を受けて直前までの「ハト派期待」から「タカ派警戒」へと微妙にムードを変えてきているらしい。26日ジャクソンホールでのパウエル講演を巡って思惑が高まりそうな気配。この夕方には、為替市場ではドル円が136円台後半まで円安。CMEダウ先物夜間もマイナス水準切り下げと、早々と動きが出るかどうか…。
本来なら、来週の東京市場は”最後の旧盆休み”のような閑散相場に突入するのが恒例だが、果たして、その板の薄いところを売り叩かれるか、それとも「閑散に売りなし」となるか。案外、変動率が高くなる可能性がある。この日の日経VIは18.11と21年12月16日(18.08)以来の低水準である。

23日は二十四節気のひとつ「処暑」。暑さが峠を越し落ち着き始める時期。ところが、台風特異日でもあるから、要注意。急激な気候変化に備えたい。<8月19日記>


ダウ平均は292.30ドル安の33,706.74ドル、ナスダックは260.13ポイント安の12,705.21で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けて大幅利上げを警戒する売りが再燃し、売り先行で始まった。長期金利の上昇でハイテク株も売られ、相場の更なる重しとなり、終日軟調に推移。引けにかけて、来週予定されているジャクソンホール会合を警戒した売りにも拍車がかかり、主要株価指数は下げ幅を拡大した。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円73銭から137円23銭まで上昇し、136円79銭で引けた。9月連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続の75ベーシスポイントの利上げ確率が上昇し日米金利差拡大観測に伴うドル買い・円売りが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の28725円。
ナイトセッションは軟調推移。小安く始まると下値模索の動き。
下げては少し戻し、下げては少し戻しの繰り返しで、徐々に下値を切り下げました。
午前4時頃に安値28670円をつけた後はそれ以上下げることなく、少し戻して引けました。

117パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/23(火) 07:04:53
日経続落 資源株はしっかり

 22日の東京市場は小幅安。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、石油石炭、薬品、保険、電力ガスなど16業種が上昇。電機、非鉄、証券、サービス、機械など17業種が下落。
 前週末の米国市場は反落。リッチモンド連銀総裁の大幅利上げ発言や、10年債利回り上昇を受け、ハイテク株を中心に売られました。
 週明けの東京市場は日経平均が276円安でスタート。売り一巡後は底堅い動きとなったものの、警戒感を払拭し切れず、上値は重いままでした。個別銘柄では、DOWA、住友鉱山など非鉄株が冴えず。野村、大和など証券株も売られました。半面、三井物産、INPEXなど資源株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28794円50銭(▲135円83銭=0.47%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1992.59(▲1.93=0.10%)

●富士石油[5017]
342円(▲40)
急反落で東証プライムの下落率首位。旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンが提出した大量保有報告書で当社株の保有比率が4.91%に低下したことが判明し、売り材料視された。前回報告時(21年12月)は10.11%だった。

●ホンダ[7267]
3723円(△10)
続伸で2月26日以来の年初来高値更新。為替の円安が追い風。23年3月期は純利益7100億円(前期比0.4%増)見込むが、1ドル=125円前提で上振れ余地。1000億円上限の自己株買いも寄与し、カラ売りの買い戻しも交えて半年ぶり新高値に。

●Appier?Group[4180]
1136円(▲59)
大幅安。19日引け後に東証プライム市場への市場区分変更申請を行ったと発表。朝方はこれが好感されて一時4%高となったが、グロース市場全体の地合い悪化を受けてその後は売りが優勢に。12日に今12月期業益予想の上方修正を発表して以降、株価が大きく上昇していたため、利益確定売りが広がりやすかったとみられる。

118パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/23(火) 07:13:53
『意外に底堅い? 時間外は波乱含み』

日経平均は意外にも底堅かった。先物安で始まり、いきなり前週末比300円超の下落。しばらく下げ渋っているところに、午前10時過ぎの「中国人民銀行が利下げ」との報道。ドル円ととともに日経先物が買い戻されて200円以上も下げ幅を縮小したままの終わり。朝方の下げも神経過敏気味だったが、その後の戻りもちょっと過剰反応か。いずれにしても日本株の底堅さを印象づける演出効果があったことは間違いない。日経平均は一時2万5800円台を覗いて下ヒゲを引いたから、超短期でフシを叩いたと見られなくもない。

ただ、プライム市場の売買代金は2兆1255億円と7月25日(2兆613億円)以来の低水準。閑散相場の中での踏ん張りだから、そう威張れたものではない。東エレ、ファナック、ダイキン、ファストリなど指数寄与度の高い値嵩株が下落幅を縮小したに過ぎないのだから、底堅いというのもどうか。

大引け後、午後5時半過ぎのCME米国株指数先物はダウ工業株30種が300ドル超、NASDAQ100が200ポイント近い下げ。それに引っ張られて日経先物も昼間の引き戻し分をかなり吐き出す下げとなっている。ということは、日中の日本株時間では方向性は出ない、ということか。要するに米国株次第。26日のパウエル演説を巡って波高い週となるのだろうか。<8月22日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は643.13ドル安の33063.61ドル、ナスダックは323.64ポイント安の12381.57で取引を終了した。ジャクソンホール会議を控え連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を警戒した売りが継続し、寄り付き後、下落。長期金利が1カ月ぶり高水準で推移したため、ハイテク株も売られ、更なる売り圧力となった。引けにかけ主要株式指数は下げ幅を拡大。セクター別では、半導体・同製造装置や小売りの下落が特に目立った。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円00銭から137円65銭まで上昇し、137円49銭で引けた。米7月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に3カ月ぶりのプラスに改善したほか、ジャクソンホール会合を控え、FRBの積極的な利上げを織り込む長期金利の上昇に伴うドル買いが加速。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比245円安の28465円。
ナイトセッションは軟調推移。小安く始まると下値模索の動き。
0時過ぎに100円ほど戻す場面はあったものの、すぐに吐き出し、28500円を割り込んで取引を終えました。

119パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/24(水) 08:30:24
弱い 日経4日続落

23日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、空運、鉱業、海運、水産、証券など8業種が上昇。電機、自動車、ゴム、金属、機械など25業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも大幅続落。10年債利回りは先週末の2.98%台から3.02%台に上昇し、警戒感が高まりました。
東京市場は日経平均が214円安でスタート。寄付きを高値に下値を模索する展開となりました。個別銘柄では、ソニー、パナソニックなど電機株が軟調。トヨタ、ホンダなど自動車株も売られました。半面、郵船、商船三井など海運株が強含み。


Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28452円75銭(▲341円75銭=1.19%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1971.44(▲21.15=1.06%)

●幸楽苑HD[7554]
1179円(▲16)
連日の年初来安値更新。原材料費や人件費等のコスト増を受け値上げを打ち出す外食企業が相次ぐが、当社が4月に実施した価格改定は全体で値下げの方が多かった。3日に発表した4〜6月期決算が赤字で、以降の株価は下値を探る展開が続く。

●高島屋[8233]
1511円(△49)
3連騰で2018年12月以来の高値。三越伊勢丹やJフロントなど他の百貨店株も高い。政府が新型コロナの水際対策で入国前のPCR検査を条件付きで免除し、1日の入国者の上限を5万人に緩和する方向で調整と報じられ、訪日客増が期待された。

●デジタルプラス[3691]
978円(△150)
ストップ高。22日引け後、企業ノベルティのDXの推進や企業のファンマーケティングを支援する「NFTデジタルギフト」の提供を開始すると発表。これが買い材料視された。導入企業がオリジナルNFT(非代替性トークン)ギフトを提供できるサービスという。アンケート回答や資料請求、見積もりの謝礼などでの利用例を想定している。

120パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/24(水) 08:37:06
『下落4日目。定石通りの展開か』

日経平均は4日続落。値ごろ感からフシとして意識されやすい2万8500円台を割り込み2万8400円台の終わり。一時は2万8300円台を覗く場面もあった。3月戻り、6月戻りそれぞれに、2万8300円台のザラバ高値があったから、ここでもフシ意識が働きやすい。もちろん、米国株の推移如何だから、日経平均の水準だけで下値到達をアレコレいっても仕方ないところだが、まぁ、ここで止まってもおかしくないところまで来たことは確かだろう。

同じことは調整日柄にもいえ、本日で4日続落は6月10〜15日の4日続落以来のこと。あの時は4日間で1880円(今回は771円)も下げたから下落スピードが全然違うが、この4日続落というのは3月安値時にもあり、一応は日柄整理のリズムと見られなくもない。だから、明日から反発してもおかしくない、と言えるか。ただ、今年の最大連続下落日数は2月12〜24日の5日続落。ここまで来れば怖くはなくなるだろうが…。

本日夕方のCME米株先物夜間取引も反発気配。週明け22日のNASDAQ総合は25日線割れとなっていた。ジャクソン・ホール前に崩落してしまうこともないだろうから、いったんは定石通りの展開か。<23日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は154.02ドル安の32909.59ドル、ナスダックは0.27ポイント安の12381.30で取引を終了した。8月製造業・サービス業PMIが予想以上に悪化したため景気減速懸念に売られ、寄り付き後、下落。その後に発表された7月新築住宅販売件数も2016年来で最低となる低調な経済指標がさらなる売り圧力となった。金利の低下でハイテク株は一時上昇に転じるも、ジャクソンホール会合を控え金利が再び上昇するに従い戻りも鈍く、終日軟調に推移。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は137円64銭から135円82銭まで反落し、136円75銭で引けた。米8月製造業PMI速報値が予想を下回ったほか、サービス業PMI速報値が予想外に悪化、さらに、米7月新築住宅販売件数が2016年1月来の低水準となったため成長減速懸念に長期金利の低下に伴うドル売りが加速。ただ、押し目からは、ジャクソンホール会合を睨んだ連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げ観測に伴うドル買いに支えられたほか、2年債入札が不調で再び米国債相場が下落し長期金利が上昇するとドル買いが再燃し底堅い展開となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の28460円。
ナイトセッションは小高い水準での揉み合い。
高値が28570円、安値が28430円で、このレンジを上がったり下がったり。
マイナス圏に転落することはありませんでしたが、レンジの安いところで引けました。

121パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/25(木) 08:18:48
日経5連敗 米引き締めに警戒

24日の東京市場は軟調。TOPIX業種別騰落率は、電力ガス、鉱業、紙パルプ、ゴム、卸売など17業種が上昇。その他製品、空運、海運、サービス、薬品など16業種が下落。
前日の米国市場は冴えず。週末のジャクソンホール会議を控え、積極的な利上げ継続への警戒感が続きました。
東京市場は日経平均が29円高でスタートしましたが、買い一巡後は売り先行。手掛かり材料もなく、戻せませんでした。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、NTTなど主力株が軟調。郵船、川崎汽船など海運株も売られました。半面、原発新増設への思惑から、東電、関電など電力株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28313円47銭(▲139円28銭=0.49%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1967.18(▲4.26=0.22%)

●バリューコマース[2491]
2588円(▲18)
4日続落して20年5月以来およそ2年3カ月ぶりの安値に。7月27日に発表した22年1〜6月期決算が期待ほど伸びず、それ以降の株価は内外投資家の手じまい売りに押されて一段安。21年11月の実質最高値から半値以下だが、なお底値未確認。

●東京電力HD[9501]
552円(△50)
大幅反発。東北電や三菱重工、日製鋼所、東京エネシスなど他の原発関連株も軒並み高。岸田首相が本日開催のGX(グリーントランスフォーメーション)実行会議で次世代型原発の開発・建設を検討するよう指示すると報じられ、刺激材料になった。

●坪田ラボ[4890]
1234円(△83)
大幅反発。23日引け後、慶應大学などとの共同研究で愛情ホルモン「オキシトシン」の作用によって犬が情動の涙を流すことを発見したと発表し、材料視された。実験は犬が飼い主と長時間分離後に再開すると涙量が増加したというもの。オキシトシンの点眼により、涙の分泌が促進された。ドライアイの治療法開発のカギになる可能性があるとしている。

122パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/25(木) 08:23:37
『底入れならず。なら、重工で材料株相場…』

本日のハイライト銘柄は三菱重工か。7%近い上昇率。売買高はプライム市場で5番目の大商い。6月9日の5672円高値から3か月超の日柄整理を経てちょうど動きが煮詰まっていたところへ「岸田首相が新型原発の開発検討を指示」との報道があって短期派の投資家が一斉に飛び乗った格好。信用買い残を見たら、なんと369万株。買い残高ランキング首位の東京電力HDの4237万株に対して8.7%、第2位・三菱UFJ3791万株に対して約1割…でしかない。
この春、あれだけの大きな相場を出した銘柄だから、もっと買い残が積み上がっているかと思っていたが、この程度なのである。しこりが大きくないから、株価も動きやすい。日本製鋼所やIHIなども引き連れて、原発関連の代表銘柄として存在感発揮。もしかすると、ここから大きくなるかもしれない、などと考えた。

それにしても、情けないのがインバウンド関連の不甲斐なさ。エアトリ、オープンドア、HIS、松屋、空港ビル、ANA…そろって下落率上位に顔を並べることとなった。わずか1日だけの人気で終わってしまうのか。ジャクソンホールまでの短期勝負との割り切りなのかもしれないが、テーマそのものはそんなに底の浅いものではないはず…。では、明日の三菱重工の人気の程度も想像がついてしまう。果たして、この銘柄らしい動きを見せてくれるかどうか、注目したい。

日経平均は2月以来の5日続落。「逆行日」ではなかった。<8月24日記>


米国株式市場は反発。ダウ平均は59.64ドル高の32969.23ドル、ナスダックは50.23ポイント高の12431.53で取引を終了した。金利高を警戒した売りが継続し、寄り付き後、下落。その後発表された7月耐久財受注統計で、コア資本財の受注や出荷が予想を上回る伸びとなったため景気減速懸念が後退し買いが再燃、下値を支えた。さらに、7月中古住宅販売成約指数も予想を上回る良好な経済指標を好感したほか、バイデン大統領が学生ローン減免を発表、消費を助けるとの期待が広がり、主要株式指数は上昇に転じ終了。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円54銭から137円24銭まで上昇し、137円13銭で引けた。米7月耐久財受注統計で、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注や国内総生産(GDP)算出に用いられるコア資本財の出荷が予想を上回る伸びとなったため、成長減速への懸念が緩和。さらに、2年債に続き低調な結果となった5年債入札結果を受けた債券利回りの上昇でドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の28460円。
ナイトセッションは強含み。小安く始まるもすぐにプラス転換。
米市場がオープンすると上げ幅を拡大し、午前1時頃には28520円をつける場面も。
しかしそれ以上買い上がる動きにはならず、28400円台に推し戻されて、そのまま引けました。

123パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/26(金) 08:54:43
反発 日米とも買われる

25日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、薬品、保険、金属、その他金融、ガラス土石など28業種が上昇。電力ガス、小売、陸運、ゴム、非鉄の5業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも小幅反発。概ね買いが先行しましたが、10年債利回りが3.10%台に上昇し、上値は追えませんでした。
東京市場は日経平均が102円高でスタート。前日までの反動買いが先行し、じわじわと騰勢を強めました。個別銘柄では、武田、アステラスなど薬品株がしっかり。第一生命、MS&ADなど保険株も買われました。半面、JR東、京急など陸運株が冴えず。


Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28479円01銭(△165円54銭=0.58%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1976.60(△9.42=0.48%)

●タムラ製作所[6768]
751円(△73)
急反発で1月5日以来の年初来高値更新。本日の日本経済新聞朝刊が省エネ性能を高めた次世代半導体について「タムラは2024年に月数万個の規模で生産を始める」と報じたことが手がかり。電気自動車(EV)の普及による需要拡大が期待される。

●日本電産[6594]
9300円(▲228)
3日続落。永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)が10月に新経営体制を計画していると報じられた。現社長兼最高執行責任者(COO)の関潤氏が退任し、小部博志副会長が後任に就くという観測も。永守氏の後継をめぐる混迷が見切り売りを誘う。

●フォースタートアップス[7089]
3360円(△500)
ストップ高。25日にウェブサイト上で中国経済産業局から「令和4年度中国地域ものづくり中小企業事業化支援事業(オープンイノベーション・エコシステム構築事業)」を受託したと発表し、材料視されたもよう。中小企業と、スタートアップや大学といったパートナーとのオープンイノベーション実践支援に取り組むというもの。当社は支援対象企業やパートナー候補の選定、協業チームの組成などを行う。

124パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/26(金) 08:59:21
『6日ぶり反発。商いは閑散』

日経平均は6日ぶり反発。4月と同様に連敗記録は「5」でストップとなった。この間の下落幅は900円超。それに対して本日の戻りは165円強だから勢いがあるわけではない。ま、テクニカル・リバウンド(自律反発)といったところ。米国株、特にNASDAQが主導して戻ってきたが、上げ幅でみると似たようなもの。

いずれも26日夜(日本時間)のパウエル議長の演説を聞いてみないと、動きは取りにくいということ。プライムの売買代金上位をみると、プラス銘柄が多かったが、積極的に買い進まれた銘柄は見当たらない。三菱重工だって期待通りの人気で始まったが、午前9時45分過ぎには一杯になってしまった。

気乗り薄なムードを象徴するのが市場エネルギーの低調ぶり。東証プライムの売買代金は4月18日(1兆7220億円)以来の閑散相場。もともと薄商いになりやすい時期だが、先の事情が絡んでいては売りも買いも仕掛けにくい。パウエル講演を警戒しての5日続落だったとすれば、ジャクソンホール後には上を試す、と考えるのが普通だが、そこまで決め打ちする余裕はない。あくまでも、結果を見てからが基本とすれば、明日の商い、極端に薄くなる可能性もありそうだ。<8月25日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は322.55ドル高の33291.78ドル、ナスダックは207.74ポイント高の12639.27で取引を終了した。ジャクソンホール会議を控えた警戒感に伴う売りに寄り付き後、下落。しかし、週次の失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の強さが証明されたほか、4-6月期国内総生産(GDP)改定値も予想外に上方修正される強い経済指標を受けて、景気減速懸念が緩和し上昇に転じた。長期金利の低下でハイテク株も強く、相場の上昇を後押しし引けにかけて一段高となり終了。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は136円40銭から136円96銭まで上昇し、136円51銭で引けた。米新規失業保険申請件数が増加予想に反し減少し1か月ぶり低水準となったほか、4-6月期国内総生産(GDP)改定値が予想以上に上方修正、同期GDP価格指数改定値も予想外の上方修正で1981年1-3月期以降で最高となったため利上げを織り込むドル買いが再燃した。その後、8月カンザスシティ連銀製造業活動がパンデミックによる経済封鎖直後の低水準となったほか、好調な7年債入札結果を受けた長期金利低下に伴いドルは高値から反落。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の28680円。
ナイトセッションは強含み。100円高で始まるもほどなくマイナス転落。
そのまま小安い水準で揉み合いましたが、米市場がオープンするとプラス圏に浮上。
その後はプラス圏で推移し、高値圏で引けました。

125パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/29(月) 08:16:52
パウエル講演待ちで動けず

26日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、繊維、機械、鉄鋼、非鉄、空運など18業種が上昇。石油石炭、サービス、鉱業、薬品、証券など15業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも続伸。10年債利回りが低下し、買い戻しが優勢となりました。
東京市場は日経平均が160円高でスタート。終始買いが先行しましたが、パウエル議長の講演を控え、上値は追えませんでした。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株がしっかり。クボタ、コマツなど機械株も買われました。半面、第一生命、野村など金融株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28641円38銭(△162円37銭=0.57%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1979.59(△2.99=0.15%)

●イワキポンプ[6237]
1220円(△131)
3日続伸で4月6日以来の年初来高値更新。25日に中国および香港市場でケミカルポンプの販売を手がける持分法適用関連会社2社について、現地企業から株式を追加取得して連結子会社にすると発表。今後の業容や収益拡大への期待が膨らんだ。

●サカイ引越センター[9039]
5080円(▲390)
反落。25日に60万株の立会外分売を実施すると発表し、短期的な需給悪化が懸念された。9月1〜6日の期間に買付顧客1人につき2000株を上限に行う。一定数量の売却意向があったため立会外分売で株式の流動性向上や分布状況の改善を図る。

●アミタHD[2195]
2400円(△349)
一時は前日に続くストップ高。廃棄物を再資源化する事業を展開。複数のメディアで環境省がリサイクル分野の今後の対応をまとめた工程表を近く策定、市場規模を80兆円超に拡大させるなどと伝えられており、関連銘柄として買いが継続した。

126パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/29(月) 08:29:00
『なお警戒感。後場は陰線』

日経平均は続伸。それでも、午後3時の本日安値にかなり近い水準での終り。半場足を引いてみると前場は陽線、後場は陰線となる。プライム市場の売買代金は2兆548億円と辛うじて2兆円乗せ。前場は1兆1000億円だったから商いは後場になって細ったことになる。それはそうだろう。「やはり、今晩のパウエル議長の発言が気になる。どうせ、タカ派だろうし…」(情報担当者)とのムードが支配的な週末だった。それにしては、前日の米国株が妙に強かったが、この日のCME米国株先物夜間取引はマイナス水準での商い。タカ派発言に備えている、というほどの下げ幅ではないが…。

夜間取引で売られたエヌビディアが日中取引ではプラスに切り返したのがビックリ。SOX指数が高かったし、NASDAQ総合が3指数で最も上昇率が高かったことから、日経平均の採用銘柄では東京エレクトロンの上昇寄与度が最も高かった。この1銘柄で35円高。あとファストリ、ダイキン、SBG、京セラと続いて5銘柄合計では110円高。「ポスト・ジャクソン」はハイテク・グロース系かと思わせるところがあるが、市場人気的には内需型の材料株に気がありそう。

プライム市場の上昇率トップはOATアグリオ。上昇率17%で2000円台乗せ。年初来高値を一気に抜いてきた。投資メディアには「野菜価格高騰などをはやして短期資金介入」とか。はて、そんな材料なのか。ま、ここらあたりが来週のツボかもしれない。いずれにしても、パウエル次第だろう。<8月26日記>


ダウ平均は1008.38ドル安の32,283.40ドル、ナスダックは497.55ポイント安の12,141.71で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長によるジャクソンホール会合での講演を控え、横ばいで寄り付いた。その後、議長の発言が想定以上にタカ派的となったため、金利高への警戒感から投資家心理が悪化。売りが加速して大きく下落した。同時に景気後退懸念の強まりを背景とした売りも再燃し、引けにかけ下げ幅を拡大した。

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円23銭へ下落後、137円65銭まで上昇し、137円64銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指標として注視している米8月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値が予想外に下方修正されたため一時ドル売りが加速。しかし、パウエル議長がジャクソンホールでの講演で、長期にわたり、金融引き締め策が必要になると強調すると同時に、時期尚早の金融緩和に転じるリスクを警告。物価安定には時間がかかるほか、FRBの力強い行動が必要になると表明したためFRBの積極的な利上げを織り込むドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比390円安の28220円。
ナイトセッションは大幅安。ジャクソンホール前は28600円台で様子見ムード。
講演はが始まると垂直落下し、いったん28300円台で下げ止まりましたが、終盤に下げ幅を拡大。28120円の安値引けでした。
現在の気配およびCFDを見るとさらにそこより100円ほど下の水準であり、今日は寄り付きから28000円の攻防になりそうです。

127パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/30(火) 08:26:24
日米下落 タカ派宣言を嫌気

29日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、石油石炭の2業種が上昇。精密、機械、サービス、電機、金属など31業種が下落。
前週末の米国市場は3指数とも大幅反落。パウエルFRB議長がジャクソンホール会議でインフレ抑制に強い姿勢を示し、売りが売りを誘発。3指数とも3%超の大幅安でした。
週明けの東京市場は日経平均が480円安でスタート。序盤に2万8000円の節目を割り、押し目買い機運も盛り上がらず。ほぼ全面安の商状となり、指数も底這いでした。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、NTTなど主力株が総崩れ。第一生命、三菱UFJなど金融株も売られました。半面、INPEX、石油資源など資源株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27878円96銭(▲762円42銭=2.66%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1944.10(▲35.49=1.79%)

●プロネクサス[7893]
1008円(▲91)
急落してプライム市場の下落率首位。26日に株式売り出しを発表し、株式需給の悪化を懸念する動きに。筆頭株主の上野守生会長が200万株の売り出しとオーバーアロットメントによる上限30万株の売り出しを実施する。流動性の向上が目的。

●チェンジ[3962]
1915円(△101)
逆行高で後場に一段高。SBIホールディングス(8473)が8月26日に同30日付で当社株510万株を市場外の相対取引で取得すると発表し、材料視された。SBIは22年3月末時点で当社株を19.8%保有しており、7.05%を追加取得することとなる。

●日本電解[5759]
2645円(▲53)
一時9%安の後は下げ渋り。26日引け後にSBI証券を割当先とする第1回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行すると発表。1株利益の希薄化や潜在的な需給悪化を懸念した売りが先行したもよう。だが、下値では前向きな資金調達と評価した買いが入ったようだ。発行する新株予約権数は1万8000個(潜在株式数180万株)で、潜在的な希薄化率は24.8%。約48億円を調達し、車載電池用の銅箔を製造するアメリカ新工場の建設費用に充てる計画。

128パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/30(火) 08:33:07
『ジャクソンホール・ショック。日本株は軽微』

日経平均は前週金曜日に比べて762円安となり節目の2万8000円割れ。下落率2.66%と、当然のことながら米ダウ平均3.03%安や米NASDAQ総合3.94%安に比べると小幅な下落率だ。ジャクソンホールでのパウエル演説が失望感につながったことは確かだが、前週26日のこちらの雰囲気がそれほどの前傾姿勢でなかったし、そもそも日本株はそれほど強い動きでもなかったから、被害は軽微というところ。それでも、25日線を割り込んでしまい。チャートの形状は悪くなってしまった。
夕方5時半過ぎのCMEダウ先物夜間取引は200ドル超の下落。前場半ばに下落幅が300ドル以上あったから、下げ渋り気味の推移。このまま落ち着いてくれるかどうか。米国株は「案外、今晩の下げで目先の底を見る」と根拠薄弱ながら思っているのだが、さてどうだろう。

東京都のコロナ新規感染者数、1か月ぶりで1万人割れ。この大台割れは大きい。これでリオープン関連か。それとも円安手掛かりにハイテクリバウンドか。突っ込み買いを考えている向きには悩ましい限りだが…。冷静な人が「それ見たことか」風な発言に終始し、エモーショナルは人が黙り込んでしまったのが先週土曜日以降の内外市場周辺の風景。早晩、その揺り戻しもありそうだ。<8月29日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は184.41ドル安の32098.99ドル、ナスダックは124.04ポイント安の12017.67で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のジャクソンホール会議でのタカ派発言を受けて、利上げペース加速を警戒した売りが継続し、寄り付き後、大きく下落。その後、値ごろ感からの買いにダウは一時上昇に転じる局面もあったが、長期金利の上昇を受けてハイテク株の売りが相場を再び押し下げた。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は138円26銭まで下落後、138円88銭まで上昇し、138円74銭で引けた。株安を警戒したリスク回避の円買いが一時強まった。その後、根強い連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化を織り込む長期債利回りの上昇に伴うドル買いが再燃。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の28035円。
ナイトセッションは強含み。序盤は27900円台での揉み合い。
米市場がオープンするとやや買いが優勢となり、おおむね28000円トビ台で推移。
月曜日の日中に大幅安した反動と思われます。

129パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/31(水) 08:21:23
反発 全業種買われる

30日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、全業種が上昇。上昇率上位は、鉱業、石油石炭、陸運、卸売、情報通信など。
前日の米国市場は3指数とも小幅続落。ジャクソンホールでのパウエル発言の余波を引きずりました。
東京市場は日経平均が208円高でスタート。終始買いが先行し、後場は高値安定。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、NTTなど主力株がしっかり。INPEX、ENEOSなど原油株も買われました。半面、中国銀、阿波銀など地銀株の一角が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28195円58銭(△316円62銭=1.14%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1968.38(△24.28=1.25%)

●ホンダ[7267]
3700円(△31)
3連騰で18年5月1日以来約4年4カ月ぶり高値に。29日に韓国電池大手・LGエネルギーソリューションと米国で電気自動車(EV)向け電池工場を新設すると発表。電動化戦略の進展を評価する買いが入った。投資額は44億ドル(約6100億円)。

●ダイヤモンドエレクトリックHD[6699]
1466円(▲140)
急反落でプライム市場の下落率首位。29日に第三者割当てによる第4回新株予約権を発行して約27億円を調達すると発表し、潜在的な株式価値の希薄化を懸念した売りに押された。これに伴う潜在株式数は1700万株(発行済株式総数の20.9%)。

●TORICO[7138]
2340円(△36)
一時はストップ高となる2804円まで買われ、上場来高値更新。グロース市場で売買代金首位。漫画のECサイト展開。業績面などで目新しい材料は見当たらないが、市場では「マンガアプリ『ピッコマ』を手がけるカカオピッコマ(東京都港区)が2023年にもIPOを行う考えであると一部メディアで報じられたのがきっかけ」との見方が浮上。前週から上昇基調を強めており、値動きの軽さ自体が材料視され、短期資金が流入したもよう。終盤は上げ幅縮小。

130パナシア@仲田奈々愛好会:2022/08/31(水) 08:29:24
『日本株は楽観的。いち早く反発』

日経平均は反発して316円高。これについて、市場で最もポピュラーと思われる某メディアの解説は「自律反発狙い」だった。先週末1000ドル幅で急落した米国株が週明け26日も続落して戻ってきたものの、日経平均が寄付きからいきなり2万8000円台を回復して始まるような展開は“解説者泣かせ”といっていい晦渋もの。

そもそも昨日の日経平均の下落率は米国株よりも軽かったし、パウエル発言の受け止め方もどこか余所ごとめいていた。だから、日本株は別格なのか。あるいは、東京都コロナ新規感染者数1万人割れ、オミクロン種ワクチンの接種前倒し検討など国内の好材料評価(外憂時の常套パターン)なのか。本日から9月受け渡し、つまり実質月替わりしたことによる需給関係の変化(これも常套手段)など内部事情を優先したのか。いずれにしても「買い戻し」が先行してのスタート。日米株相場の勢いの違いを鮮明に映す展開となった。果たして、日本株が逆に「楽天的」過ぎるか、あるかは「下値支え」となるのか、しばらく経ってみないと分からないが、極めて興味深い動きであったことは確か。

ちなみに、「自律反発狙い」というのは売り方の買い戻しによる上昇(リバウンド)を思惑視した超短期狙いの買い、という意味だろう。では、所謂「押し目買い」とどう違うのか。実は、ほとんど違いはない。反対売買までの期間が「超短期」か「かなり短期」かという目論見の違いはあれ、下げたところで底値感を手掛かりに逆張りするという需給面での役割は一緒である。<8月30日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は308.12ドル安の31790.87ドル、ナスダックは134.53ポイント安の11883.14で取引を終了した。値ごろ感の買いに寄り付き後、一時上昇。しかし、8月消費者信頼感指数や7月JOLT求人件数の予想を上回る良好な結果を受けて大幅利上げ観測が強まり、長期金利の上昇に連れて売られ、大幅下落に転じた。さらに、台湾が中国のものとされるドローンに初の威嚇射撃を行ったとの報道を受け、地政学的リスク上昇を警戒した売りに押され一段安となった。引けにかけても、警戒感がくすぶり戻りなく主要株式指数は下落で終了。セクター別では、エネルギーや自動車・自動車部品の下げが特に目立った。

30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円16銭へ軟化後、139円07銭まで上昇し、138円77銭で引けた。米8月消費者信頼感指数が予想以上に7月から改善したほか、7月JOLT求人件数も予想外の増加で過去最高水準付近で推移したため9月連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続での0.75 %の利上げ観測が強まり、金利上昇に伴うドル買いが加速。ウィリアムズ米NY連銀総裁が利下げは少なくとも2024年まではないとの見通しを示したことも大幅利上げ観測を後押し。さらに、台湾軍が民間ドローンへの警告で始めて射撃を行ったとの報道を受け、地政学的リスクの上昇で有事のドル買いも強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比275円安の27925円。
ナイトセッションは、序盤は強含み。28200円台で推移し、一時は28340円までありました。
米市場がオープンする頃には日中終値付近まで押し戻され、23時の指標を受けて一気に27900円どころまで落下。
その後は一時28000円を回復する場面もありましたが、安値揉み合いで引けました。

131パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/01(木) 08:25:45
反落 米株の不振続く

31日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、空運、保険、陸運、サービス、ガラス土石など9業種が上昇。鉱業、石油石炭、卸売、海運、鉄鋼など24業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも3日続落。米欧の中銀高官からタカ派発言が相次ぎ、相場の重石となりました。
東京市場は日経平均が267円安でスタート。売り一巡後は押し目買いが入り、下げ幅を縮小しました。個別銘柄では、郵船、商船三井など海運株が軟調。出光、三井物産など資源株も売られました。半面、ANA、JALなど空運株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28091円53銭(▲104円05銭=0.37%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1963.16(▲5.22=0.27%)

●ANAホールディングス[9202]
2687.5円(△31)
続伸で2月17日以来およそ半年ぶりの年初来高値更新。日航(9201)は新値追い。岸田文雄首相が午前に記者会見し、新型コロナの水際対策緩和で入国者数の上限を9月7日から5万人に引き上げると表明。航空需要のさらなる回復が期待された。

●FOOD&LIFE COMPANIES[3563]
2211円(▲86)
3日続落で8月9日以来の年初来安値更新。当社が使用するマグロについて一部ネットニュースで「偽装」の可能性が報じられ、材料視された。会社側はコメントを出し、問い合わせをした顧客に誤った回答をしたとして謝罪。事実関係は否定した。

●ブロードエンタープライズ[4415]
1304円(△300)
ストップ高。賃貸マンション向けインターネットサービスなどを展開。30日引け後、ミサワホーム不動産(東京都新宿区)と業務提携し、当社の顔認証付きIoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」と高速インターネット「B-CUBIC」の提供を開始したと発表したのが材料視された。

132パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/01(木) 08:33:07
『8月は289円高。NY反発待ち底堅い』

本日で8月相場が終局。色々あった8月相場だけれど、日経平均は289円高。2か月連続で前月比プラス。7月の1408円高には敵わないけど、月の半ばに1月高値まで110円と迫る場面があり、内容的には見所が大いにあった月ではなかったか。ただ、ローソク足は陰線。7月の大陽線から下向きに変わっている。

米ダウ平均は30日現在で1054ドル安だから31日の1日だけでそれをひっくり返すのは無理だろう。となると、7月プラス、8月マイナスと3月以降の千鳥足が継続することになる。日米ともに1月、2月がマイナスで、3月、5月、7月にプラスとなってその間のマイナス月と交互する千鳥足(鯨幕)相場が続いたが、日本株は本日で覚醒して米国株との同調を断ち切ったことになる。果たして、新しい進路への一歩なのか、それとも日本市場の勘違いなのか。これも極めて興味深い交差点である。

本日の日経平均は反落。「昨日の早とちり高の反動安といっていいが、それでも2万8000円台を維持して終わっているあたり、底堅さが見て取れる」(先物関係者)との感想が標準的か。結局、米国株の反発を待っている、といった雰囲気だが、明日からは9月相場。これが8月以上に難しい月となるのは間違いない。それを乗り越えて3か月連続高なら、全く違った世界が開けてくることになろう。<8月31日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は280.44ドル安の31510.43ドル、ナスダックは66.93ポイント安の11816.20で取引を終了した。8月ADP雇用統計が予想を下回る伸びにとどまったため大幅利上げ観測がいったん後退し、寄り付き後、一時上昇。しかし、本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持つクリーブランド連銀のメスター総裁が2023年に政策金利を4%以上に引き上げ、据え置くべきとタカ派姿勢を表明し長期金利が一段と上昇すると長期にわたる金融引き締めを警戒した売りが加速し、下落に転じた。引けにかけても、月末で戻りなく、主要株式指数は下げ幅を拡大し終了。

31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円44銭まで反落後、139円00銭まで上昇し、138円95銭で引けた。米8月ADP雇用統計の伸びが予想を下回ったため一時ドル売りが優勢となったものの、同統計で賃金の大幅な伸びも明らかになったため追加利上げを織り込むドル買いが強まった。対ユーロでのドル売りが上値を抑制したものの2022年のFOMC投票権を有するクリーブランド連銀のメスター総裁が「インフレ対処を巡る早急な勝利宣言は間違い」とし、インフレとの闘いが長引くため利上げを継続すべきと主張。また、来年利下げを予想しておらず、政策金利のFF金利誘導目標を4%以上に引上げ、インフレを抑制するためにその水準で維持すべきとのタカ派姿勢を示したため9月FOMCでの3会合連続での75BP利上げ織り込み長期金利が上昇するとドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円安の27855円。
ナイトセッションは軟調推移。序盤は28000円を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると下げ幅を拡大。下げては少し戻し、下げては少し戻しを繰り返し、結局は安値圏で引けました。


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