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長距離走者の孤独
1
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 19:46:59
何故だかガラケーからスレ立て出来んばぁい><
てか、久しぶりにパソコンから来たばぁい(^0^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
2
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 19:49:23
かわいいミーちゃんがパソコンの上に載ってハードディスクが調子悪くなって
パソコンがやりづらくなったんだよね〜;^^
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
3
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 19:55:50
フランスの有名な作家、アラン・シリトーの作品のタイトルである。
かなり昔に読んで感銘を受けたが、詳細な内容は忘れた。
ただ…なんだか長距離走者の真相心理みたいな孤独な心理が表現されていたのは印象的だった。
アラン・シリトーは、他に『土曜の夜と日曜の朝』など、なんとなく若者の孤独な真相心理に迫った作品で好きだ。
しかし今から自分が書く物は、アラン・シリトーの作品とは関係なく、
また書物と呼ぶには、あまりにも恥ずかしくもあり稚拙な表現しか出来ないゴミクズ同然なフィクションである。
これは、たぶん自分の人生において最初で最後の盛大な落書きになるであろう。
コメントは、その都度してもしなくても自由です。
更新は、気が向いた時にするので間に関係ない挨拶レスが多くなるが、
良かったら読んで下さい。
〜続く
4
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 19:59:47
少年は、岐阜県の何処かの小さな二階建てのアパートの一階に住んでいた。
雪が30センチほど積もっていた。
冬だったんだろう…両親と雪だるまを作っていた。
頭にバケツを目は、みかん、鼻は人参、口は…何だったっけ?忘れた(笑)
少年は、両親と雪合戦ごっこみたいなことをアパートの前の空き地で遊んだことを、
鮮明に覚えている。
自我の目覚めだったのか?
(ちょっと第3者的な書き方も、めんどくさいので主人公を“ノブ"という仮名にします。)
〜続く
5
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:02:41
「兄弟がいた」
ノブが物心ついた時には、兄弟が居た。
年子の弟と三歳離れた妹だった。
妹は、まだ赤ちゃんだったし異性ということもあり可愛く思った。
しかし、1つ下の弟には少し疎ましく感じていた。
些細なことで喧嘩をしたり争い事が起きると決まってすると母親は「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」が口癖だった。
“なんで僕が…"ノブが、ひねくれて協調性に欠ける大人へと成長する過程への欠陥となる。
また、よく比較されたのもノブの心を傷つけていったのだった。
6
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:05:03
「見知らぬ土地」
ノブは幼少の頃、岐阜県大垣市から名古屋市の熱田区という土地へ引っ越した。
記憶にあるのは、借家の隣にブランコと滑り台と何故か狛犬の石像がある粗末な公園だった。
その公園で幼稚園の制服を着せられschoolバスを待つノブは、生まれて初めて幼稚園デビューである。
これから何が始まるのかわからないノブの小さな心臓は不安でドキドキしていた。
やがて幼稚園のバスが到着した。
訳もわからず母親から生まれて引き離されバスに乗せられたノブは、大声をあげて泣きじゃくった。
幼稚園に着いて、教室?に入れられても泣いていた。
初幼稚園は、ずっと泣いていたのだった……
7
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:08:06
「恥を知る」
ノブは幼少の頃、岐阜県大垣市から名古屋市の熱田区という土地へ引っ越した。
記憶にあるのは、借家の隣にブランコと滑り台と何故か狛犬の石像がある粗末な公園だった。
その公園で幼稚園の制服を着せられschoolバスを待つノブは、生まれて初めて幼稚園デビューである。
これから何が始まるのかわからないノブの小さな心臓は不安でドキドキしていた。
やがて幼稚園のバスが到着した。
訳もわからず母親から生まれて引き離されバスに乗せられたノブは、大声をあげて泣きじゃくった。
幼稚園に着いて、教室?に入れられても泣いていた。
初幼稚園は、ずっと泣いていたのだった……
8
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:10:50
7番は、無かったことにしてちょんまげ;^^
9
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:12:04
「恥を知る」
やがて幼稚園にも馴れてきたノブは、数人の友達も出来て毎日、幼稚園に行くのを楽しみになってきた。
幼稚園バスを待つノブは、早くバスが来ないものかと心待ちにしていた。
幼稚園に着くと、元気に友達と毎日遊ぶのだった。
ある日のこと幼稚園が終わって帰りのバスを待っていると、雨が降ってきたので、
先生に小さな別棟の小屋みたいな部屋に10人程集められ、時間潰しに“なぞなぞ遊び"をさせられた。
ノブにとって生まれて初めてのなぞなぞだった。
先生が、なぞなぞを言う。
「わかった人は手を挙げてね」皆が考えているとノブは、悦んで真っ先に手を挙げた。
そして先生が言ったことを自慢げに復唱した。
なぞなぞは、教えてもらったことがなく先生が“なぞなぞ"を説明しても全く理解できなかった。
先生が「そうじゃなくて、答えを言うのよ」…皆が大笑いした。
ノブは、恥ずかしさでいたたまれなくなり口をつむんだ。
もう半泣きで、早くこの時間が過ぎることだけを願い、ずっと下を向いていた。
それからしばらくは元気に、はしゃいで遊んでいたノブも塞いでしまった。
またひとつ小さな心に染みがつくノブであった。
10
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:14:51
「泥棒」
事件は、突然起きた!
ある日、家族で寝ていた夜のことである。
何やら周りが騒がしいことに気づいたノブは、眠い目をこすり上体を起こす。
ノブは驚いた!お巡りさんが2〜3人、家族が寝ていた部屋に上がり込んでいる。
何やら父親と母親は、お巡りさんに説明していた。
状況が、わからないままに不安に怯えるノブと兄弟達。
しばらくして、裏手に住んでいた大家のオバサンが大声を挙げてお巡りさんに訴えてきた。
「お巡りさん、ありましたよ!お騒がせしてすみません」
「あぁ〜良かった、良かった」大家は、お巡りさんに何か事情を説明して上機嫌で戻っていく。
憤慨している両親。
…それから、しばらくして我が家は、再び引っ越した。
後から聞いた話は、次のとおりだ。
大家のオバサンの宝石が数点、紛失したのでウチが怪しいと警察に連絡したとのこと。
しかし、実は大家の勘違いで宝石は、自分ちにあったのだった。
お巡りさんには謝ったが、ウチには一切の謝罪も無かったのだ。
たぶん、その時の引っ越しの理由は、この事件だったのだろう。
卒園式を終え、もうすぐ7歳を迎えるノブの心に、人を疑う悲しさを知った。
……明日へ続く
11
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:16:42
「サンタクロース」
幼稚園時代は、嫌なことしか無かったかの様な文章が続いたが、決してそんなことはない。
まっ、それなりにいろいろ楽しいこともあった。
何歳の頃どのように知識を得たのか忘れたが、クリスマスとサンタクロースの存在を知った。
5歳の頃、ノブはクリスマスに家にサンタクロースは来てくれるのかワクワクしていた。
ノブは、しつこいくらいサンタクロースは、何時に何処からどうやって来るのか母親に訊いていた。
母親はニコニコしながら「お利口さんにしていたら来てくれるからね」と答えた。
ノブはクリスマスが近づくと、普段しない掃除もどきな事をしたり、
家の手伝いを率先してやった。
わかりやすいガキだ…
そしてクリスマスイブ、ノブは期待と不安が入り交じりワクワクしながら、いつもどおり夜8時には就寝した。
クリスマスの朝、ノブが起きると枕元には、サンタクロースブーツに、沢山のお菓子が入っている例のやつが置いてあった。
ノブは大喜びした。
母親と言えば「良かったね〜きっとサンタさんが来てくれたんだよ〜」と微笑んでいた。
ノブは本気で「サンタさん、ありがとう」と感謝するアホな子どもだったのである(笑)
12
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:19:04
「激動の時代背景」
幼少年期から少年期に話を移行する前に、少し時代背景を言っておこう。
ノブが生まれ落ちた'60年代後半から70年代は、高度成長期真っ只中で激動の時代だった…らしい。
“らしい"と、敢えて書いたのは本人は、詳しく覚えていないからだ。
ただ、印象深くオッサンになった今でも覚えているのは、
テレビから流れる学生運動のNEWSだ。
夕方、ノブの家では母親がテレビチャンネルの実権を握り必ずチャンネルはNEWSだった。
幼少のノブには全然面白くないが何故か各地の大学で発生していた学生運動には興味を示したのだった。
「ねえ、お母さん!大学生って怖い人達なの?大学って危ないところなの?」
母は「これは、ごく一部の人達がやっている間違った行いなのよ」
「だから、大学は決して悪くないのよ」
何故だか学生運動の背景もわからない幼心に、ノブは強烈な印象を受けたのだった。
そんな中で事件は起こった。
あさま山荘事件だ。
1972年2月19日から2 月28日にかけて、長野県の浅間山荘で連合赤軍が立て籠り警察との攻防。
幼いノブも、この時ばかりは好きなアニメよりもテレビNEWSに釘付けになったのだった。
革命の名のもとに狂った季節の終焉をまざまざとテレビに映し出されたことは、今でも覚えている。
クレーン車によるドデカイ鉄球のぶちかましには、土肝を抜かれたのだった……
13
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:21:15
「名古屋市港区の下町」
普通、ある程度歳を重ねた人が人生を振り返る時は、
中学生時代…或いは高校生時代、たまに大学時代が一番良かった等と口にする人が多いと思う。
しかしノブにとっては幼稚園を卒園して引っ越し先となった名古屋市港区の下町が今でも一番、居心地が良かった時代なのだった。
銭湯、駄菓子屋、近所の肉屋、魚屋、豆腐屋、食品スーパー、映画館、床屋さん…そして土曜の夜9時前後に決まって来る屋台の夜鳴きラーメン。
大人になった今、考えてみれば効率的もないし衛生面も悪いが…ノブにとっては何もかもが輝いていた少年期だったのだ。
もちろん携帯電話もないし、インターネットなんて無い。
今から思えば不便な面は多い 。
それでも、人と人との関わり合いは深く人情味に溢れていたのだった。
……続く〜
ちょっと疲れたから、またばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
14
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:23:43
「駄菓子屋のケンちゃん」
ノブが港区に移り住んだ地域は、工業地帯すぐそばの住宅地である。
空気は悪いが人情味溢れる下町だ。
近所の悪ガキが、迷惑行為をしていると知らないオジサンは平気で叱った。
今だと、すぐに親が反発するけど昔は違った。
まず我を省みてきちんと悪いことは悪いと子どもに言い聞かせたのだ。
話を戻そう。
まず、ノブが住んだ家は親父の会社の社宅の一軒家だ。
左右に同じ間取りの二階建て。
右側に独身男性が三人住んでいた。
そしてノブ一家は左側の二階建てだった。
母親は、独身男性社員の食事を管理して賄いをしていたようだ。
そして左隣は空き地。右隣は小さなアパートがあった。
空き地の隣は個人宅。T字路のどんつきに昔ながらの『たなか屋』と言う名の駄菓子屋があった。
現代でも、駄菓子屋があるが昔と違ってなんだか小綺麗である。
くじ引きみたいな糸雨。チクロに染まったフガシ、
仕切られた箱の一角を破るくじ引き、きな粉のげんこつ飴、塩っ辛くて大きなサラダフレーク。
様々な駄菓子が1個、5円〜数十円でバラ売りだ。
何もかもが昭和だった。
そして、その駄菓子屋は奥で、鉄板のお好み焼きと焼きそばを作って売っていた。
子どもの小遣いでは、頻繁に買うことは出来ず、たまに母親におねだりして買ってもらったもんだ。
もちろんイートインも出来たが、
ガキが集まって落ち着いて食べられないので大抵は、持ち帰りだった。
駄菓子屋の主人は、おばあちゃん。
普段は大人しいが、ガキがあまりにもやかましいと叱ったもんだ。
そして、その駄菓子屋は住居も兼ねていて店の奥が住居だった。
駄菓子屋の孫にケンちゃんと言う同級生が居た。
今から思えば少し知恵遅れが入っていたようだ。
いつも青っ鼻を垂らしてヘラヘラしていた。
「ちょっと変わった子だな」と感じたが子どもには関係ない。
駄菓子屋の前でメンコや駒回しをしたりして遊んでいた。
とにかく青っ鼻を年中垂らしているケンちゃんであった。
15
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:25:52
「小学校入学」
ノブは桜が咲き誇る4月、小学校入学と言う一大イベントを迎えた。
父方のお爺ちゃんに買ってもらったピカピカのランドセル、
一張羅の子ども用のスーツ、新品の運動靴、新品のハンカチ、何もかもがピカピカだった。
入学式では借家の前で母親と一緒に記念撮影。
小学校正門前で記念撮影。
緊張と不安が小さなノブを包む。
小学校は歩いて3分のところにあった。
駄菓子屋から50メートルほどのところにあった。
駄菓子屋、小学校、図書館、銭湯、映画館などが家の半径500メートル以内にあり、とても住みやすい平地の町並みだった。
小学校の正面には狭い住宅道路を挟んで耳鼻科があった。
夏のプールの授業で結膜炎になった時には便利だった。
歩いてすぐ近くにある小学校だったが一応、集団登校だった。
文団とか言って、一応6年生が班長を任されていた。
6年生は、1年生からみたら凄く大人に見えたものだった。
入学式ではクラスの皆が緊張していてなかなか会話も出来ずにいたが、
すぐに打ち解けて毎日、クラスメイトと校庭で遊んだものだ。
担任は、大学出たての新任の可愛らしい女の先生だったのだ。
「パラダイスだな!」ノブは、小さな下町で過ごす日々を楽しんでいたのである。
16
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:31:54
「銭湯」
ノブの家から歩いて15分くらいの隣町に銭湯があった。
ノブの借家は一応、小さな湯船がある風呂もあったが、
週に2回ほど親父に銭湯に連れていってもらったのだった。
洗面器に石鹸やタオルを入れて、そのまま直に洗面器を持ってノブは喜んで銭湯に通ったものだ。
昔ながらの銭湯。
銭湯は男女左右に分かれていて真ん中が番台だ。
大きなノレンを潜ると番台に鎮座するおじさんに代金を先に支払い着替えロッカーに向かう。
大きな木箱に仕切られた鍵つきのロッカーだ。
この鍵が、またデカイ。
大きな輪ゴム付きの鍵を足首につけて湯船に向かう。
下のスノコがノブには心地よかった。
天井にはドデカイ扇風が吊るされていた。
銭湯独特の匂いが好きだった。
銭湯にはケロヨンの小さな洗面器が沢山あったが、洗面器は家から持ってきた物を使った。
洗い場には、沢山の腰掛け椅子が並び、正面はデカイ鏡がある。
床のタイルは滑りやすく、気をつけて歩いたもんだ。
湯船の背には、大きな富士山の壁画が湯煙と混じり、なんとも言えない幻想的な世界だったのだ。
一通り、風呂が終わると待ちかねていたジュースタイムだ。
体を拭いて着替えを済ませて帰り間際に父親から「何か飲むか?」と言う言葉をかけられるのが楽しみだった。
透明なガラスケースの縦長の冷蔵庫の中には、牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳、りんごジュース、ビールなどが並んでいた。
親父は牛乳かビール。ノブは大抵フルーツ牛乳を飲むのだった。
腰に左手をあてがい右手で一気に飲み干すジュースは、至福の時間であった。
湯船で火照った体を冷やす帰り道の夜の外気も、なんだか気持ち良かった。
17
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:33:49
「テレビ」
今でこそ娯楽は多様化して、楽しみ方は人それぞれだが、
ノブが過ごした幼少期の身近な娯楽は、テレビだった。
ブラウン管のでっかいテレビ。
外で夕暮れまで遊んで家に帰り就寝するまでノブは、テレビを楽しんだ。
夕方は、アニメ漫画の番組が充実していた。
スポ根アニメ、ギャグ漫画、ストーリー物、ヒーロー戦隊物。
今は、大人の諸事情で子ども向け番組も減ったが当時は子ども向け番組は充実していた。
そしてなにより今よりもずっと面白かった。
いろいろ見たけど、やっぱり男の子であるノブと弟は、ウルトラマンと仮面ライダーに夢中だった。
妹は、ムーミンやアルプスの少女ハイジ、ひみつのアッコちゃんが好きだったようだ。
うまい具合に時間は重ならなかったので兄弟みんなで見ていた。
たまに多きな事件や国会があると母親がチャンネル権を握りニュースを観るから、その時はツマランかった。
また当時は、プロレスやキックボクシング等の格闘技が流行っていて夜に格闘技番組やるときは親父がチャンネル権を握るのでツマランかった。
相撲も興味なかったノブである。
いつもは9時前に寝かされていたのだが土曜の夜だけは、10時までテレビを観させてくれた。
『8時だよ!全員集合』を観てから『キーハンター』を観た。
土曜の夜、9時頃に決まって屋台のラーメン屋がチャルメラを鳴らしながらやって来た。
毎週…と言う訳にはいかないが、たまにラーメンを買ってくれて食べるラーメンは最高に美味かった。
家の前に通りかかった時に、声をかけてラーメンを注文する。
ラーメンどんぶりを家から4つ(母と妹は、1つを分けた)持っていき作ってもらう。
屋台から漂う鶏ガラの出汁の匂いがノブは好きだった。
たまり醤油と鶏油をどんぶりに少し垂らして、鶏ガラスープを網でこしながら入れる。
茹であがった麺を入れたら引き出しが付いた木箱からチャーシュー、ナルト、メンマ、ネギを手際よく入れる。
屋台のおっさんの所作を見るのもノブは好きだったのである。
昔ながらの醤油ラーメンは本当に美味かったな〜
テレビの話からラーメンの話になってしまったな(笑)
18
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:35:02
様々な学校行事の中で、一番のメインは、夏休みだった。
宿題は後回しで、とにかく遊び回った。
だけど、午前中は『夏休み漫画シリーズ』三昧だった。
天才バカボン、サザエさん、ハイジ、ムーミン、海のトリトン、ゲゲゲの鬼太郎、マジンガーZ、デビルマン、あしたのジョー、タイガーマスク、キックの鬼…数え上げたらキリがないほどだ。
民放各局、子ども向け番組が充実していて選ぶのも一苦労だった(笑)
そして午後から友達が訪ねて来たり、こちらから出向いたり遊びに行った。
幼少の頃の遊びは、多種多様だ。
駄菓子屋で遊んだり、公園で遊具で遊んだり、空き地に行ってかくれんぼしたり……
たまに金持ちの友達の家に行ってインドアで人生ゲームやレールのカーレースや立体駐車場のおもちゃで遊んだりした。
市民プールや図書館にも行ったりした。
プールも図書館も近所にあったのだ。
図書館の空調の効いた館内は、とても涼しかった。
そしてウォータークーラーの水が美味かった。
お盆の時期は、父方の実家へ行って祖父母から小遣いを貰うのは楽しみのひとつだった。
親戚の3つ上のお兄さんとも、よく遊んだ。
父方の田舎までの国鉄の旅は、幼いノブには、ちょっとした旅行でもあり楽しみだった。
向い合わせの座席にノブ一家は据わり、窓側の席をめぐって兄弟で喧嘩しては叱られた。
だいたいノブがお兄ちゃんと言う理由だけで譲らされ、半日はひねくれるノブであった(笑)
…今日は、ここまで。
またね('ー')/~~
19
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:37:01
「学校の傘」
今日は、雨です。
雨で、子どもの頃に思い出すのは、小学校に常備していた貸し出し専用の黄色い傘です。
まっ黄色の下地に“名古屋市立港楽小学校"と縦に書いてあった。
もちろん登校時の朝から雨が降っている時は、家から傘をさして登校したが、
雨が降るか降らないかわからない微妙な曇り空の日には、傘を持っていかない時があった。
学校に居るときに雨が降りだした時には、傘を持ってきていない生徒に学校の傘を貸し出してくれた。
学校の傘をさして下校する時は、少々照れ臭くなったりもした。
返却が遅れて、そのままにしてしまい家には学校の傘が2〜3本あったのはノブん家だけでは、なかったのだった。
学校側も、あんまりチェックしないので傘が減っては新品を補充したりしていた。
そんなことをして税金の無駄遣いをしたから今は、学校の傘を見なくなったのだろうか?(^_^;)
なんかスマン(^_^;)
20
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:38:37
「三輪自動車」
小学校の傘の話をして、今は見なくなったが昔あった物を思い出してみた。
車のことは、詳しくないけど明らかに形の違う自動車があった。
前輪が1つ、後輪が2つという形態の三輪自動車だ。
ミゼットとかいう名前だったっけな?
よく覚えていない(^_^;)
大抵、工事現場の資材などを積んで運んでいたのを思い出す。
また、昔は現在よりも圧倒的に車が少なくてドライバーの運転も優しい感じがする。
昨今、社会問題となっている煽り運転とか無謀運転なんてなかった。
ノブが住んでいた下町は名古屋市の中では、
まあまあの街中で道路は、ほとんど舗装されていたが、路地に入ると所々砂利道は残っていた。
そんな事情も影響してか車の運転は、今よりも優しい運転だった気がする。
…っていうか、車の数自体が少なかったけどね(笑)
21
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:40:30
「見なくなった映画館」
“何を言っているんだ!映画館なら今でもあるだろが!"…なんて声が聞こえてきそうだが、そうじゃない。
今みたいな複合施設の箱物のビルやモールに入っている小綺麗な映画館じゃない。
下町の町中の中の独立した映画館だ。
もちろん、キャパシティも少なくて100〜200人程の、小学校の体育館よりも、やや小さな小屋だ。
そしてなにより昔の独立した映画館は、今よりも圧倒的に不衛生で汚い。
何しろ館内でもオッサン達は、タバコを吸っていた。
足元には空き缶、空き瓶が転がり、空き菓子袋などが当たり前のように散乱している。
それが普通だった。
タバコに関しては、映画館だけじゃなくあらゆる公共施設、公共の乗り物の中でもオッサン達は吸っていた。
だいたい学校の職員室でもタバコを吸っていた先生は、多かった。
今から考えると有り得ない状況だ。
もちろんレストラン、定食屋、中華屋さんなど外食店は全部喫煙可能だった。
子ども達にとっては、極めて身体に悪い環境だったが、それが当たり前の文化だったのだ。
話を映画に戻そう。
子どものノブにとって映画館で映画を観るのは夏休みの“東映まんが祭り"だった。
マジンガーZとデビルマンの共演やゴジラとモスラの共演、ゴジラ対キングギドラ、ギャグアニメなど…
だいたい3本立てだったかな。
もちろん大人が観るような娯楽映画も上映していたが、子どものノブには興味なかった。
ちなみに映画館も歩いて5分くらいの下町の中にあった。
夏休みは、子ども向けのアニメ映画、正月は『男は、つらいよ』、定期的にポルノ映画などが上映されていた。
下町のあちこちに映画の看板が立てられていた。
ポルノ映画の看板には、幼いノブには刺激が強くてドキドキして顔を赤らめるウブなノブだった(笑)
22
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:44:54
「見なくなった仕事」
昭和の頃にあって現在見なくなった仕事は、たくさんある。
ちり紙交換、竿竹屋、ワラビ餅の屋台、自転車による豆腐売り、たまに空き地に訪れたポン菓子売り、焼き芋屋台…などが幼少のノブには印象深い。
自転車の豆腐売りの豆腐屋さんは、毎日夕方になると“とーふー(そう聞こえた)"ってラッパを吹きながら路地をゆっくり走っていた。
お母さんは、食品ボールを抱えて「豆腐屋さ〜ん」って声をかけて止めて買っていた。
重そうな自転車のデカイ荷台には、豆腐や揚げ豆腐などが入った箱を積んでいた。
豆腐屋さんの豆腐は美味かった。
夏休みになると屋台のワラビ餅屋さんが下町を練り歩いていた。
ワラビ餅と言っても本物のワラビ餅じゃないけど、船の形をした食べられるパフみたいな物に入れられたワラビ餅に、砂糖きな粉をまぶして食べると美味かったな。
寒い秋から冬にかけては、なんと言っても石焼き芋屋さんの屋台だ。
今でもキッチンカーみたいな石焼き芋屋台は、あるがノブの幼少時代は、リヤカーの屋台だった。
値段は、昔もぼったくり気味で高くて滅多に買ってくれなかったが、たまに買ってくれて食べる石焼き芋は実に美味かった。
そして定期的に空き地に来ていたポン菓子売りは、子ども達に大人気だった。
米と砂糖を持っていき専用の機械で作ってもらうという形式。
あの“ポン!"って言う破裂音に近所の子ども達は、喜んだのだった(笑)
尚、もう一昔前のアイスキャンディー売りとか紙芝居屋さんは、ノブは見なかった。
田舎には、まだ残ってたかもしれないが…
23
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:47:24
「見なくなった食品店」
八百屋さん、肉屋さん、魚屋さん、豆腐屋さん、小さな食品スーパー…
これらがノブの住む下町には存在していた。
みんな小さな店だが、そこには売り手と客の間には会話があり笑い声があり活気に満ちていた。
食品スーパーも生鮮品は独立した個人店だった。
スーパーのレジは、古くさいデカイボタンのレジスターだ。
あくまで一般食品メーカーの品物だけをスーパーのレジが扱い、生鮮品は各店舗で清算していた。
また食品スーパーの一画には、うどんや蕎麦やラーメンのイートインの店があった。
もちろん専門店じゃないから味は、たいしたことないがオヤツ感覚で、たまに食べたが何故か美味く感じた。
でも、やっぱりうどん屋、蕎麦屋、中華屋さんの味には程遠い味である。
安くて早いのが売りのイートインコーナーだった。
まぁ〜作っている人も職人じゃないし全部、チルドインスタントだから仕方ない部分だけどね(^_^;)
それにしても肉屋さんのコロッケは安くて美味かった。
あんなに美味いコロッケは、今じゃお目にかからない(^_^;)
でも、今でも全国の何処かの商店街の一角には、肉屋さんの美味しいコロッケは、存在しているのかな?
近所の人達は、実に羨ましい限りだ(^_^;)
それから野菜や魚や豆腐なんかは、今よりも風味があって美味しく感じたけどな(^_^;)
24
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:50:30
「一輪挿しの花瓶」
下町の人間味溢れた町の人達に見守られながらスクスクと育ったノブは2年生に進級した。
小学生の頃は、2年間同じクラスだったので2年生になっても1年生の時と同じクラスメートだ。
友達も出来て、毎日学校に行くのが楽しくて仕方ないノブである。
そんなノブが、人生初の体験をしたのは2年生の新学期に入り間もない4月の終わり頃だった。
いつものように元気に登校して、大きな声で「おはようございます」と言いながら教室に入って行くと、なんだか様子がおかしい。
いつもならワイワイガヤガヤと賑やかな教室が静まりかえっている。
そして真っ先に目に入った異変にノブは困惑した。
担任の若い女先生が黒板の前の教壇に顔をうつ伏しながら椅子に座っている。
女子生徒達数人が先生を囲み、心配しながらも困惑している。
一人の女子生徒が先生の背中に手をあてがい、うつ伏した先生の顔を覗きこむように声をかける。
「ねえ、先生、どうしたの?何かあったの?」
…問いかけるや否や、先生の行動にノブだけじゃなく教室に居た生徒全員が静まり返った。
「うるさい!」顔をうつ伏しながら問いかけた女子生徒を払いのけたのだ。
あんなに優しい先生が…
信じられない光景だった。
数人の女子生徒達は泣き出し、みんなオタオタとうろたえていた。
そんな光景を教室の外の廊下から見ていた上級生が職員室へ走り教頭先生を呼んできた。
教頭先生が担任に諭すように何やら小声でささやいていた。
ぐったりして泣き崩れる担任を教室から連れ出して、職員室へ連れて行った。
衝撃だった。
いつもハツラツで、明るくて可愛らしかった先生が…
今は、目を腫らし肩を落とし、よろよろと歩いて行く。
みんなポカーンとしている中、再び教頭先生だけが教室に現れた。
「はい、皆さん席につきなさい」…教頭先生が言うと、クラスメート達は着席した。
その時、初めて教壇前の一番前の列の真ん中の席の机の上に一輪挿しの花瓶が、置いてあることに気づいた。
「なんで、あの机の上だけ花があるんだろう?いいな〜僕も欲しいな〜」
…何もわかっていないアホなノブであった。
教頭先生が、優しく語りかけるように生徒に説明を始めた。
一人の女子生徒が病気で亡くなったと言う内容だった。
亡くなった女の子は、休みがちで存在感も薄く無口な生徒だったけど、
いつもニコニコしていたのを覚えている。
教頭先生から説明を受けても、いまいち受け入れられないで頭の中が真っ白な8歳の春を迎えるノブが居た。……
今日は、ここまでです。
読んでくれた皆さんに感謝します。
またね('ー')/~~
25
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:53:28
「見なくなった文房具店」
これも今でも、スーパーやホームセンターやデパートの一角には、ありそうだが、
そうじゃなくて個人店の文房具店のことです。
やっぱり小学生の近くにあり鉛筆、ノート、蛍光ペン、絵の具、習字道具、下敷き、定規、折り紙、コンパス、分度器…等々いろんな商品を扱っていた。
しかし小学生低学年の頃のノブに必要な商品は、限られていた。
また文房具店では学校指定の帽子や上履き体操服、名札なども扱っていた。
今から思えば、あれは独占禁止法にひっかからないんだろうか?
話を文房具に戻すと低学年のノブが買う文房具品と言えばノート、下敷き、鉛筆…くらいだった。
お気に入りは、ジャポニカ学習帳だった。
国語、算数、理科、社会、音楽など科目ごとにノートが独立している画期的な発明商品であった。
詳細な内容は忘れたが、各科目でノートの工夫が施されていた。
値段は、少し割高感があったがジャポニカ学習帳を持っているだけで勉強が出来る気分になった(笑)
それから筆箱が凄かった。
マグネット式の開封、二重式、電池で上段部分が起き上がったり、
いろんな遊び要素がふんだんに施され勉強を、ないがしろにする楽しい商品だった。
あと母親はビニールの本やノートのカバーを、やたらつけたがったが、
ノブはカバーが嫌いだったので、カバーを付けられても、すぐに外しては母親から叱られていた(笑)
26
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:55:42
「誕生日会」
小学生低学年の頃は、お誕生日会なるものが友達の間で、頻繁に行われていた。
誕生日会は、学年が上がる毎に規模は小さくなったり無くなっていくのだが、
1・2年生の頃は、年に5〜6回は、行われていたような記憶がある。
主役の家は、大変だ。
お母さんは、友達をもてなす為にケーキやジュースや手料理を用意しなければならない。
幼い低学年の子ども達は、親の苦労をかえりみず平気で誕生日会を主催していたのだ。
そして誕生日会に欠かせないのがプレゼント。
みんな、親から貰った小遣いでプレゼントを考えて買ったもんだ。
プレゼント品として主流だったのは、おもちゃ或いは文房具であった。
女子のことは知らないが男子の誕生日会で多いプレゼントは、おもちゃ屋で買ったプラモデルだ。
たまには、ノートや鉛筆など新品の文房具をプレゼントする奴もいたが、
ノブは、見栄をはって500円くらいしたプラモデルをプレゼントしたもんだ。
もちろん、お店に頼んで包装紙で綺麗にラッピングしてもらい、貼るタイプのリボンも付けて貰う。
そこで店主のおじさんと会話が生まれる。
「お誕生日会あるの?」店主が言う。
「はい!」と、ノブが答える。
「楽しんで来てね〜」おもちゃ屋の店主が、ニコニコしながらラッピングしたプラモデルを手渡してくれる。
些細なことが嬉しかった。
ノブ自身の誕生日会の時の友達のプレゼントの中には、
新品の品物じゃなくて、明らかに自分が使っている物を自分でラッピングした物もあったが、
やっぱり各家庭の事情もあって幼いノブでも、そこは察した。
でも幼い低学年の子ども達にはプレゼントの品物に貴賤は無くて、ただプレゼントをくれる気持ちが嬉しかった。
みんなで、お母さんの手作り料理やケーキを食べたり炭酸ジュースを飲みながら会話する時間は短く、
早々に切り上げて、外に遊びにいってしまうのは母親にとっては、残念であったに違いない。
母親まで気遣うことが、わからないノブ達であった(笑)
27
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 20:58:06
「給食」
ある日、先生が生徒達に問いかけた。
「みなさん、好きな授業を教えてください。」
続けて「国語、算数、理科、社会、体育、音楽、図工」…その都度、生徒達は「はーい!」と手を挙げて応える。
中には「道徳で〜す」と応えて笑いをとる男子も居たがノブは、さらにその上をいった。
「給食で〜す」ノブが言うとクラスは爆笑だった。
先生は、わかっていたが一応「ノブくん、給食は授業じゃないのよ」…と、諭すと、さらにクラスは爆笑。
そんな卑しいノブ少年だったが…本当に給食が大好きで大好きでたまらないノブだった。
〜続く……
ちょっと疲れたので寝る(+.+)(-.-)(__)..zzZZ
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
28
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 21:00:22
「学校給食」
今は、知らないがノブが通っていた学校当時の給食は校内に給食室があって、
給食のおばさん達が、ドデカイ釜や鍋で大量に作っていた。
そして給食時間の頃には、各クラスの給食係りが給食室に取りにいく。
既に、デカイ寸胴鍋にオカズが入って用意されていた。
給食係りは、学校から用意された白い割烹着みたいな服を着て、
三角巾にした白い布を頭に被りマスクをするというスタイルで給食をクラスに運び、皆に給仕する。
生徒は、順序よく並びながら給食係から一式を受け取って席に帰る。
食器は銀色でアルミ製だった。
古い食器は、ところどころ凹んだりしていて新品の食器は、綺麗だった。
まぁ〜ノブは食べられれば良いので食器については気にならなかった。
メニューは、牛乳、食パン、小袋に入ったマーガリンやジャム、メインのオカズ、副菜の小鉢、フルーツ(みかんが多かった気がする)…こんな感じです。
ご飯は無かった。
生徒が一番テンションが上がったのは、ソフト麺とカレーだった。
おかわりは早い者勝ち方式だったからソフト麺&カレーの時は、みんな早食いだ。
ノブは、大抵1番を争う卑しい子どもだった。
ノブは、全員揃っての「いただきます」という名のスタート合図でフライングをして、
みんなからブーイングされたうえに先生から叱られていた。(笑)
開始は、みんな揃って一緒だが「ごちそうさまでした」は無くて食べ終わった者から各自で食器を戻して、
給食の次に好きな昼の放課の遊びに向かった。
もちろんノブは、早飯で長い昼の放課を遊びまくった。
食べ残すことは、基本的に許されず好き嫌いの多い生徒は、
昼の放課が終わる頃まで先生に監視されて、にらめっこだ。
“ちょっとかわいそうだな"とノブは、感じていた。
病欠した生徒には、食パンとマーガリンを近所の生徒が届けた。
食パンをハンカチに包みランドセルに入れるという、
今から考えると、実に不衛生な管理方法で持って行ったものだ。
ノブも、たまに風邪をひいて休んだりしたが
ソフト麺&カレーの日は、不思議と風邪をひかなかったのである(笑)
29
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 21:03:08
「連絡帳&ベルマーク&雑巾」
小学生低学年の頃は、連絡帳なるものがあった。
帰りのホームルームで、先生が書いた連絡帳をもらい、
家に帰って親に見せて親がはんこを押して翌日、朝のホームルームで提出していた。
そしてベルマークなる物があった。
いろんな食品、文房具などにベルマークがプリントされていて点線に沿ってハサミで切り取る。
たくさん集めて、不定期で各自が先生にベルマークをあげていた。
当時は、意味がわからなかったが後から意味を知った(笑)
それから新学期になると先生から雑巾を2枚家から持ってくるように言われた。
ノブの母親は、丁寧に雑巾を縫ってくれた。
雑巾だけじゃなく、外れたボタンや、破れた服やズボンのほころびを上手に縫ってくれた。
子ども心に感謝していたノブである。
30
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 21:04:59
「遠足」
遠足は楽しみな年中行事のひとつだった。
低学年は、近場の公園などに学校から歩いて行って、弁当を食べたて遊んだ。
中学年や高学年になると観光バスで名古屋城、テレビ塔などに行っていた。
ノブのお母さんが作る弁当は、美味しくてありがたかった。
水筒はアニメがプリントされた外側がビニール製だったかな?
弁当の中身は、お握り(梅干し、鮭、アサリの佃煮)3個、マルシンハンバーグ、赤ウインナー、卵焼きが定番だった。
もちろんリンゴやみかんなど果物も入れてくれた。
遠足の一番の楽しみは、やっぱり仲良しの友達数人でビニールシートを敷いて賑やかに弁当を食べることだったかな。
ノブが1・2年の時は…何処に行ったかな〜?
港区だから緑地公園なんて無かったよな〜
水族館かな〜?
………忘れた(笑)
とにかく友達と食べる弁当がメインイベントだった遠足である(笑)
31
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 21:06:55
「近所の同級生の女子」
ノブの近所に同級生で石川さんという可愛らしい女の子が居た。
ノブに妹がいたこともあり、1年生の頃は、よく一緒に遊んだものだ。
何も気にならず仲良く遊んだのだった。
だけど2年生の夏ごろ、その子がホットパンツをよく履いていたんだが…
子どもだけど、やっぱり男の子とは少し違う、お尻や太ももを見る度にノブは戸惑い気恥ずかしくなった。
性の目覚めだったのかもしれない(笑)
徐々に意味もなく女の子を邪険にして本心とは裏腹に距離を置いてしまうノブであった(笑)
32
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 21:47:54
「運動会」
春と秋に運動会が2回あった…と思う。
ノブの当時は、平日に授業の一環として運動会が行われた。
今みたいに日曜に運動会をやって月曜が振り替え休日なんて無かった。
って言うか、振り替え休日というのが無かった。
祝日が日曜なら、そのまま。
土曜日は午前中まで授業。
ふざけんなよ!ゆとり教育!(笑)
平日だから来賓の親も少なく…まぁ〜低学年の母親は多く来ていたように思う。
校庭の先生方がが石灰ひいて作った運動場を円で囲むように各学年、各クラスで分かれて椅子を並べて応援した。
ノブの運動神経は、ごくごく普通の中レベルだから徒競走で一番になったことは一度も無かった。
6人で走ると良くて二着、だいたい3位だった。
まぁ〜そんなに運動会の順位に興味なかったが、
昼休みに、友達やお母さん達と食べる弁当が美味かった。
何故か遠足の時よりも運動会の弁当の方がグレードアップしていた(笑)
食べることばっか(笑)
33
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 21:52:36
「外食」
貧乏な家のノブも、たまには一家で外食した。
外食と言っても近所の小さな中華料理店なんだが、それでも外食と言うだけで緊張したノブだった。
ラーメンを食べたいんだが、お母さんは「ご飯物にしなさい!」と言って大抵、中華飯か定食にされて兄弟達は不満だった(笑)
親父は、ラーメンと餃子と唐揚げとキリンビールが定番。
子ども達も食後には瓶入りのコカ・コーラを注文してくれて、これは嬉しかった。
年に1〜2回、繁華街の中区栄のデパートに行った時は、そりゃもう緊張したものだ。
「都会の人は、お洒落だな〜」…と感動するノブだった。
丸栄だったか松坂屋だったか忘れたがデパートの最上階のレストランに入った時は緊張しまくりだった。
親はランチ。子どもは、もちろんお子さまランチだった。
初めてデパートのレストランで、お子さまランチを見て感動した。
「うわぁ〜美味しそう」ノブは感動した。
半円形に型どられたチキンライス。
チキンライスの真ん中には、つまようじで作った小さな日章旗
ミックスフライとサラダに添えられたフレンチドレッシングにコーンスープ。
デザートはメロンとプリン。
普段の家の食卓ではお目にかからない夢の国が、そこにはあったのだった!(笑)
今日は、ここまで(笑)
またね('ー')/~~
34
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 21:55:45
「みなと祭り」
今は知らないが、ノブの小学低学年の頃、
夏休みに入る初日の7月20頃に“みなと祭り"なる一大イベントがあった。
みなと祭りが来て「あぁ〜夏休み」を実感した(笑)
名古屋港から打ち上げられる大花火大会だ。
港区の小さな繁華街、築地口交差点から名古屋港までの南へ向かう。
道幅が広いメインストリートの両脇には、たくさんの屋台が軒を連ね、港区民のみならず
名古屋市民、或いは近郊から大勢の人達が集まりメインストリートを練り歩きながら花火観覧を楽しむ…という地元じゃ有名なイベントである。
様々な屋台の中からノブは、ウルトラマンのお面
と水風船と、たこ焼きとジュース等を買ってもらい嬉しかった。
りんご飴が欲しかったが、散々買ってもらったので我慢した。物事には優先順位があるんだと勉強するノブだった(笑)
ノブが住んでいた後楽町からも築地口交差点までは、近くてウキウキウォッチンな気分で歩いて行った。
1・2年生の時は一家で、3年生の時は弟と仲の良い友達の3人で行った。
まだ小さかったから母に着せられる子ども用の浴衣がノブは、嬉しかった。
眼前に広がる夏の夜の打ち上げ花火は、物凄い爆音と供に雄大かつ色鮮やかな大輪を咲かせたのだった。
「おぉ〜〜っ!」…目を輝かせながら、おそらく人生初の感嘆の声をあげるちっぽけなノブ。
花火がうち上がる度に、周囲の大勢の人達が夜空を見上げながら、ノブと同じように歓声をあげていた。
夏の訪れを告げる名古屋港の花火大会に、見知らぬ老若男女が一体となっていたのである。
35
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 21:59:28
「はっきりしていた四季」
昭和50年頃の四季は、春夏秋冬があった。
それぞれ、適度な時期があって四季を感じ取られたものだ。
今は、ほとんど“夏"。春と秋の時期がわかりにくい。
多少、春を感じても4月下旬には気温が一気に上がり5月は、もう“初夏の頃"。
夏といえば年々気温が上がり真夏など連日の猛暑日と熱帯夜が続く。
また気温だけじゃなく湿度も高くマジで命に関わる灼熱地獄だ。
地球温暖化に、ようやく気付きだした世界は温暖化対策として二酸化炭素の排出量を抑える努力を始めたのだが、
中国、アメリカは意に介せず益々の工業拡大を止めない。
破壊への道を突き進む未来の末路を考えない自分勝手な主義主張を繰り返すばかり。
話が逸れたので元に戻そう。
ようやく熱さが和らぐのが11月頃。
ちょっと涼しくなって秋なのかな?…と、思ったら一気に冬がやって来る。
温暖化なら冬は暖冬なのかと思いきや、これがまた厳しい寒さだ。
これじゃ、人間の心も荒んでいく一方だよ(^_^;)
わかりやすく過ごしやすい四季を通りすぎ、やがてノブは、新たな春を迎え3年生へと成長するのであった。
そして一気に割愛。
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
36
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:01:08
「フミトくん」
小学3年生の春を迎えたノブ。
3年生からクラス替えだ。
クラス替えにドキドキしていたノブ。
担任の先生も替わった。1・2年生の時の可愛らしい若い女の先生から一気にハゲ親父先生になった。
ちょっとこわもてで、初めは緊張していたが数日後は、面白い先生だとわかり打ち解けていった。
クラスでも新しい友達が出来ていくノブだった。
当時の子ども達に大人気だったテレビ番組は、なんといっても『8時だよ!全員集合!』だった。
みんな、カトちゃんの物まねをしたりして笑いをとっていた。
そんな中で、少し変わった男の子がいた。
「俺は、高木ブーが好きなんだよね」
みんなは、「なんだよ、変なの」とか言ってあまり相手にしなかったが、ノブは「なんて渋いんだ」と興味を持った。
子どもだけど、イケメンで体育も勉強も出来て女子からは人気があったが、
逆に男子からは嫉妬され、孤立していた。
だけどノブは、高木ブー好きのその男子に興味を持ち徐々に打ち解けて話がはずんだ。
長谷川フミトくんと言う子どもだった。
築地口近くの幼稚園と寺を経営している家の子で金持ちだったが、
子どものノブに打算的な気持ちは無くて毎日、
一緒に遊んだりたまに勉強を教えてもらったのだった。
2年生で登場した算数の、かけ算にはつまずかなったノブだが、
3年生からの割り算で戸惑うノブにフミトくんが放課後フミトくん家で教えてくれた。
初めてフミトくんの家に招待された時は、広い部屋にも驚いたがシンプルな勉強机に拍子抜けした。
当時の学習机は、アニメ漫画が描かれた本立てやスライド式の蛍光灯やら、
いろんな装飾が施され子どもが喜びそうな勉強どころじゃない
遊び心をくすぐる仕組みが人気で、ノブも他の子どもの家の机も豪華な机だった。
しかしフミトくんの机は、大人が使うような何の飾りもない机だった。
ノブが「なんで豪華な机を買ってもらわないの?」と尋ねると、
フミトくんは「遊んじゃうから意味が無いんだよ」と即答した。
「なんて渋いんだ」ノブはカルチャーショックを受けた。
こんな子どもが居るのか?
ノブは、この大人びた同級生に益々の興味を持ち、仲良しになった。
ノブは、お返しにドリフのギャグを連発してフミトくんを喜ばせた。
実にアホなノブだった(笑)
37
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:02:59
「天才クイズ」
当時、中部地方では「天才クイズ」と言う子ども向け番組があって、なかなかの人気があるテレビ番組があった。
中部地方の小学生が友達単位で多数出演して、
着ぐるみの博士の出題に対して正解だと思うなら白い○の帽子を「イエス」と言いながら被り、
不正解だと思うなら赤い×の帽子を「ノー」と言いながら被ると言う方式だ。
初めは立って答え、正解したら立ち続け出題に答えられ、不正解だと座ってクイズの参加権利を失うサバイバルゲーム(笑)
帽子を被る前には司会者が「被りましょう」と出演者の子どもに促し、
皆が帽子を被ったところで司会者が「博士!お答えは?」と聞いてから博士が「答えは……イエース」とか「答えは……ノー」ってな感じだった(笑)
また出題は10問で半分の5問目までは友達同士で相談して答えを出すのだが、
6問目からは相談無しで一人で答えなければならない。
そして8問まで正解出来ると努力賞、9問まで正解出来たら秀才賞、10問全問正解で天才賞と、それぞれに豪華な賞品を貰えた。
途中で不正解して権利を無くした子どもにも参加賞と言う名のパンやらカステラを与えギャラを浮かす今から考えると子ども騙しの番組だ。(笑)
また男女でチーム分けされて、全てに於いて今の時代じゃクレームが殺到するようなシステムだったが、
当時は、ノープレブレムだった。
ノブも、天才クイズをテレビで観ていてテレビを見ながら
「イエス」とか「ノー」とか言いながら参加した気分で博士の正解をドキドキしたもんだ。
正解した時は、「当たり前だろ!間違えた奴はアホだな」とか言って自慢気だったが、
不正解の時は、「やっぱりそっちだと思ったわ!」…などと言いながら悔しがった。
それを見ながら兄弟や親は笑っていた。
家族の団らんがあった。
そんな中、事件は起こった!
ある日、学校に行くとフミトくんを数人が取り囲んで盛り上がっている。
「何?何?どうしたの?」ノブが、みんなの輪に入り込んだ。
フミトくんの口から信じられない言葉が飛び出した!
「天才クイズに出ないか?」
「マジで!?」ノブは目を丸くして驚きながら詰め寄った。
「本当だよ、ほらこれ見て!」フミトくんがハガキを見せた。
そこには勝手にノブと数少ない比較的仲の良い3人、フミトくんを入れて合計5人の名前が書かれ“当選"と書かれたハガキと案内書があった。
天才クイズが港区にやって来たのだ!
詳しい場所は忘れたけど築地口近くの商業施設ホールだった。
一人は、断ったがノブは含めた3人は喜んで参加することにした。
フミトくんを含めて4人で出演することになった『天才クイズ』
ノブのテレビデビューの運命は如何に!?
後半へつづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
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爆笑またなーーコマネチ
38
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:05:48
「天才クイズpart2」
家に帰ったノブは早速、母親に「お母さん!天才クイズに出ることになったよ」と報告した。
母親は驚いて、初めは反対したが最終的には熱心なノブの説得に了承してくれた。
よそ行きの、ちょっとコジャレた服と靴を買いに行ってしまう母親だった(笑)
「別に普段着で良いんだよ」と言いながらも、うれしかったノブだった。
そして…いよいよテレビ収録日が来た(もちろん録画で生放送じゃない)
みんなが、フミトくん家に集合してフミトくんのお母さんが引率してくれた。
ノブの両親も含め他の友達の親達も「お前が緊張するといけないから」とか言いながら子どものせいにして、
たぶん実は、親達自身が緊張するからだろうなと内心、ノブは思った。
さらにつづく………
(撮影前の控え室からステージに上がるまでの記憶が無いからステージ撮影の話からにします。)
(・Θ・)
=(ο┳ο
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爆笑またなーーコマネチ
39
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:07:58
「天才クイズpart3」
ステージは横長の5段くらいの段上になっていて、子ども達はスタッフに適当に配置された。
ノブ達は、3段目くらいで隣はフミトくんだった。
まばゆいライトと大勢の観客を目の当たりにして、自分の置かれている立場を自覚したノブは、
緊張でガチガチと歯を鳴らしながら震えて泣きそうだった。
フミトくんは、お母さんを見つけて「お母さーん」と言いながら手を振っている。
「なんだ!こいつは!ただもんじゃねーな!」
ノブは、ビックリしてフミトくんを二度見した(笑)
配置が終わったくらいと同時に当時、司会者だった“高松しげお"と言う芸能人が登場した。
テレビでは別にパッとしない、くだらないお笑い芸人だと思っていたが、
初めて生で見る芸能人にノブは緊張しまくった。
フミトくんを除く他の友達も緊張でカチコチになって口をつぐんだ。
高松しげおが、にこやかに「こんにちはー」と言いながら、先ずは客席を背に子ども達に挨拶してくれた。
ほとんどの子ども達が緊張して挨拶を返していなかったがフミトくんは、大きな声で「こんにちはー」と返して高松しげおから「おっ、キミ元気があって良いね〜」と笑顔で言われた。
「おいおい、なんなんだこいつは!スゲーな」と再び感心するノブだった。
司会者の高松しげおは、次に客席に向かい「みなさん、こんにちはー!今日は楽しんでいってくださいね」とか言っていた。
そして再び客席を背に、子ども達に「今日は、本当は○月○日ですがテレビで放送するのは、△月△日なので今日は△月△日のつもりでやってくださいね」
次に客席にも説明して、再び子ども達に向かい問いかけた。
「みんな、知っていると思うけどクイズの練習してみよう」って言いながら立て続けに「今日は△月△日である。さあーみんなイエスかノーか帽子を被りましょう!」と、いきなり出題してきた。
ノブは「アホか、こいつ今日は○月○日だろうが」と思いながら元気よく「ノー」と答えながら赤い帽子を被ろうとしたが、とっさにフミトくんが「イエス」と言いながら強引にノブが被ろうとする赤い帽子を制止して白い帽子を被せた。
もちろんフミトくんも白いイエスの帽子を被った。
「何をするんや!このやろう!不正解だろうが!」ノブは、ムカついた。
ほとんどの子ども達が赤い“ノー"の帽子を被っていた。
「ほら見ろ、“ノー"じゃねーか」とふて腐れていたら
高松しげおが博士の真似しながら「答えは…イエーース」と言った。
「なんで?」ノブは理解できなかった。
そして高松しげおは、再び「さっき説明したでしょ?本当は○月○日だけど△月△日のつもりでやってくださいねってね」
「あーっ!そうか!」思わずノブが声をあげると、客席がどっと笑い、高松しげおも笑いながら「良いね〜キミの反応」などと言いながら指を指してきた。
ノブは恥ずかしくて顔を下に向けて隠れたい気持ちになった。
次にフミトくんに小声で「さっきは、ありがとう」と言ったら「楽しんでやろうよ」と笑いながら返してくれた。
「なんちゅう腹の座ったガキなんだ!」ノブは、ちょっとフミトくんを怖くなった。
……さらに続く
(・Θ・)
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40
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:09:50
「天才クイズpart4」
客席に3台のテレビカメラがある。
左側、中央、右側と1階、中段くらいに配置されていた。
やがて着ぐるみの博士がステージに現れると客席は、「おーーっ」…なんて言いながら一気にヒートアップして拍手が起きた。
高松しげおが小声で「やるよ」って子ども達に合図した直後にテレビカメラのある客席に向かい挨拶した。
本番が始まった!
もう舞い上がっていたノブはその後、問題が始まるまでの経緯を覚えていない。
気がついたら問題が始まっていた。
博士が問いかけた「第1問!おやゆび姫は花から生まれた!」
みんなで相談した「イエスだよな、ウンウンイエスだよな」直ぐにまとまった。
高松しげおが「さあーみんな帽子を被りましょう」
全員、元気よく「イエース!」と白い帽子を被る。ノブは、一安心だ。
立て続けに高松しげおが「博士、お答えは?」
すると博士は「答えは……イエーース。その通り」ほっと胸を撫で下ろすノブだった。
トントン拍子で問題は進んだが、相談出来る5問目が終わっ頃に半分くらいが不正解して座っていた。
ノブ達は(詳しい問題の内容は忘れたが)途中、意見が分かれたりしたけど結局フミトくんの意見に従い5問目まで正解していたのである。
そして、いよいよ相談出来ない、一人で考える6問目が始まった。
ノブの運命や如何に…
さらに続く………
(・Θ・)
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41
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:12:56
「天才クイズpart5」
6問目が始まった。
緊張するノブと二人の友達と、ニヤニヤしているフミトくんが6問目を待ち構えた。
「ひばりって名前の鳥をみんなは、聞いたことあるかな?」博士が問いかけた。
ノブは内心「以前、お母さんから美空ひばりのひばりって名前は、鳥から名前をとったと聞いたことあるぞ!
そうか!美空ひばりの問題か?これはラッキーだ」と内心、ほくそ笑んだ。
しかしノブの予想は見事に外れた。
続けて博士が問いかけた。
「そこで問題!ひばりと言う鳥の巣は木の枝の上にある!」
「ありゃ?予想と違ったけど、問題は簡単だな。鳥だから巣は木に決まっているじゃないか」ノブは内心、もらった!と余裕だった。
高松しげおが「さあーみんな帽子を被りましょう!」
ノブは当然だと言わんばかりに元気よく「イエーース」って言いながら白い帽子を被った。
しかし、左横のフミトくんは「ノー」と言いながら赤い帽子を被ったのである。
ノブを含め、生き残っていたほとんどの子ども達は白いイエスの帽子を被っていた。
ノブは「あぁ〜フミトくん、やっちまったな〜サラバだ!キミの分まで俺が最後まで頑張るからな!泣くなよ相棒」
…なんて憐れみの表情をフミトくんに向けるとフミトくんは、クスクス笑っていた。
高松しげおが「博士お答えを………」
博士が答える
「答えは……………
ノブの運命や如何に!
さらにつづく……
(・Θ・)
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爆笑またなーーコマネチ
42
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:17:37
「天才クイズpart6」
いよいよ運命の瞬間に固唾を飲むノブ。
博士が少し間を置いて答えた。
「答えは………………
ノーー!!」
「なんやて!」ノブは、一瞬驚いたが、うなだれて肩を落としながら着席した。
博士が「そうじゃないんだよん〜ひばりは木じゃなくて原っぱに巣を作るんだよん」
「あららら〜ほとんど座っちゃったね〜」
「残念だったね〜ぼく〜」等と言いながら司会者の高松しげおがノブのもとに慰めにやって来た。
しかしノブは、ショックで何も反応できずに下を向いたままであった。
ノブは、もうそこからは頭が真っ白になり続いた問題も覚えていない。
しかし、最終問題になった時にフミトくん一人だけが立っていることに気づいた!
「えっ!?まだ居たの?マジかよ!おいおい、天才賞取るのかよ!」ノブは羨望のまなざしでフミトくんを見上げた。
さすがのフミトくんも緊張していた。
問題の詳しい内容は忘れたが、天体に関わる問題だったと思う。
もちろんまだ、3年生では習っていない超難問だった。
結局、フミトくんは間違えて秀才賞を貰った。
学年関係なく6年生も出ていたのにフミトくんだけが最後まで残り秀才賞を貰うってのは自慢出来ることなのにフミトくんは、落ち込んだ。
帰り道も落ち込んでいたからノブは「ドンマイ」と笑いながらフミトくんを慰める優しいやつだった。
ノブと他の友達は、参加賞とフミトくんのおかげで貰えた勝ち組賞をもらったので、すっかり機嫌が良くなっていたのだった(笑)
今日は、ここまで。
最後まで読んでくれてありがとうばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
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爆笑またなーーコマネチ
43
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:20:13
「小学生向け学習雑誌」
ノブが小学生の頃の昭和40〜50年代は、
小学生向けの二大雑誌があった。
1つは、小学舘から出ていた『小学○年生』と言う学習雑誌のような漫画雑誌のような…
一応、学習雑誌だったらしい。
ノブは、1年生の頃から買ってもらっていた。
学習雑誌というより、ほとんど漫画と付録。
特に遊び感覚の付録がノブは好きだった。
3年生の時に、フミトくんに出合いフミトくんの家に遊びに行った時にノブは、
初めて、学研の『科学と学習』なる小学生向けの雑誌を知った。
しかし、小学舘の『小学○年生』とは明らかに違う内容に驚いたと同時に、つまらないと思った。
何故なら『科学と学習』なるものは、あくまでも実験を中心とした内容だったからだ。
小学舘と全然違うもん(^_^;)
だから、ノブはフミトくんに「こんな付録や内容なんて面白くないじゃんか!漫画もつまらんしさ」
するとフミトくんは、少し考えたような感じで間を置き…「そうかな?実験って、なんだか面白いと思うんだけどさ…」
その当時は、ノブは「意味わからん、スゴロクとかないじゃんか!」…って苦笑いしたのだった。
そんな、ちょっと変わっていたフミトくんは、現在は、とある病院で脳外科医になっているのだ。
44
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:22:03
「野球との出会い」
ノブは親父が、あまり野球好きじゃなかったせいもあり、当時の子どもにしては野球に接する機会が少なかった。
ただ、たまにテレビから流れてくるニュースで野球が出てきていたから野球の存在自体は、理解していた。
なかでも巨人、読売ジャイアンツのニュースは多かった。
プロ野球は巨人しかないのかと思うくらい、
当時のプロ野球は巨人を中心に回っていた感じだ。
小学1年生の頃に巨人の長嶋茂雄選手が引退した時の騒ぎも記憶があった。
しかし、子どものノブには巨人よりも漫画やヒーロー戦隊の方が興味があったから、それほど野球には関心が無かったのだ。
そんなノブであったが、3年生になった時に、フミトくんと言う仲の良い友達の影響もあり、
徐々に遊びのなかに野球が入ってきた。
フミトくんは、大の巨人ファンってこともありノブも巨人ファンになったのだった。
ノブ達のする野球と言うのは、軟式テニスのテニスボールの空気を少し抜いたようなゴムボールで遊ぶものだ。
バットやグローブなど無くても素手で遊べるので子どもには、うってつけだった。
またノブの住んでいた下町に広いグラウンドや広い公園などなかったので、狭い空き地で遊ぶ野球遊びだった。
野球のルールなど何も知らなかったが、
遊びながらフミトくんや他の友達に教えてもらい少しずつ興味を持ち始めた。
ナイターも、たまに見せてもらいますますの巨人ファンになっていくのだった。
当時の巨人は長嶋選手が引退した翌年は、最下位に終わったが、次の年は優勝争いに加わり優勝したのだった。
ノブは野球の…巨人の虜になり始めた。
ちなみに当時の巨人で好きな選手は、これもフミトくんの影響だがレフトからサードにコンバートした高田繁選手だった。
渋い…渋すぎる(笑)
世界の王さんじゃなくて、なんで高田さん?(笑)
今日は、ここまで(笑)
(・Θ・)
=(ο┳ο
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爆笑またなーーコマネチ
45
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:23:37
「父親」
あんまり書きたく無かったけど、ノブの人生に於いて避けて通れないのが父親の存在だ。
ノブの父親は、気が小さく元来、優しい心の持ち主だった。
普段は無口で、口下手なのだが反面、酒を飲むと人が変わった。
仏が鬼に変わるがごとく豹変したのだ。
週に半分は、酒を飲んで帰宅しては母親と子ども達に暴力をふるった。
帰宅が遅い時、子ども達は、びくびくして怯えていた。
また酔っぱらって親父が帰ってきた。
ノブと兄弟は、布団を被り既に泣きそうだ。
大声を張り上げて理不尽な理屈を母親に投げ掛けては暴力をふるった。
ノブや兄弟が“やめて!"と泣きながら親父の足下にすがると、次はノブ達に暴力をふるった。
ノブは酒を憎んだ。
この世から酒が無くなれば良いのに…本気でノブは願ったのだ。
今日は、ここまで
もうちょい親父の話はつづく…
(・Θ・)
=(ο┳ο
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爆笑またなーーコマネチ
46
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:25:13
「父親part2」
ノブの父親はノブが、まだ幼稚園入園前の大垣市に住んでいた頃は、
看板屋さんで字を書いたりする看板職人をしていた…らしい。
敢えて“らしい"と書いたのは記憶が無いからだ。
後に小学高学年になった頃に母親から聞いて知った。
元来、無口でコツコツ仕事をするのが好きで職人向きであった。
しかし、酒でトラブルを起こしてクビになったらしい。
(だが、この頃は、まだ家族に暴力をふるうことは無かった。)
次の職は名古屋市港区で製油会社を営む親戚の叔父さんにすがって入れてもらったとのこと。
それで、熱田区に引っ越したのだが以前書いた大家さんの盗難事件の一件で港区に引っ越したのである。
親戚のよしみと言うことで、数年で親父は工場長に抜擢されたのだと言う。
面白くないのは長年勤めてきた先輩社員達だ。
周囲からの嫌がらせとかあったらしい。
それで酒に逃げたのだと言う。
それから酔って帰宅しては、家族に対する暴力が始まったのだった。
しかし何故か連日は無かった。
たぶん、自分なりに反省したのかもしれない。
だから酔って暴れた次の日は、ノブ達も「今日は大丈夫だな」と安堵していた。
父親は謝罪は、しなかったが酔った次の日は、とにかく優しかった。
“こんな日が続けば良いのに"…そんなノブ少年の願いは長くは続かない。
そんな日々を過ごした小学3・4年生であった。
(何故、小学3・4年生と限定した理由は…またあとで話します。)
今日は、ここまで。
(・Θ・)
=(ο┳ο
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47
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:27:17
「女性の権利」
今でこそ、男女平等が当然の権利に近づいて来たが(あらゆる方面で、まだまだ完全とは言えないが…)、そりゃもう昔は、酷かった。
パワハラ、セクハラなんて当たり前。
給料なんかは最初から基本給から差がついていた。
今からすると考えられない時代が、高度成長期でも、まかり通っていた。
男が仕事をして女は専業主婦が当たり前。
飯炊き、風呂焚きは女の仕事だと言う社会風潮だったのだ。
高度成長期でも、こんな風だから、それよりも昔の戦前、或いは明治・大正。
さらに遡れば江戸時代なんて…想像に難くない。
“女のくせに"とか“女が偉そうに"…なんてことが平然と当然のような社会風潮だった。
だから、旦那が女房に手を上げても当たり前…まで行かなくても“仕方ない"…女は男がに忠誠を誓うものだとでも勘違いしていたのだろう。
全ての家庭でドメスティックバイオレンスがあったとは思えないが、
少なくとも、ノブの子どもの頃は、ノブだけじゃなく他の家庭でも、そういった話を耳にした。
だけど、ノブは何か違う!そうじゃないだろうと違和感を感じていた。
今じゃ、完全に男女不平等が解消されたとは言えないが…あの頃に比べたら、だいぶ解消されたのではないか。
しかし、女性が輝いてきた一方で男は自信を無くしレディーファーストに気を使いすぎたのか、出生率も低下した?
女性の社会進出と出生率の低下は比例していると思うけど…考えすぎだろうか?
48
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:29:35
「祖父母」
ノブの両親からみたら帰省。
ノブ兄弟達からしたら、お祖父さんとお祖母さんん家に行く…と言うのか、
その辺の詳しい日本語は、わからんが(^_^;)
ノブが子どもの頃、何回か、お祖父さんとお祖母さんん家に行った。
まずは父親の祖父母の田舎の話からから。
父親は愛知県安城市の出身で3人兄弟の長男である。
上から男、男、女って順番はノブ達3兄弟と同じだ。
だが、ノブは父親の妹には一度もお目にかからなかった。
何故なら叔母さんは、子どもの頃に用水路に落ちて亡くなったからだ。
そして何故、田舎の長男である父親が家を継がずに家を出たのかと言うと…
父親の弟、ノブから見たら叔父さんだが…
叔父さんの方が父親よりも先に結婚して、家を出ずに敷地内に別棟の小屋みたいな家を建てて居座った。
そして兄である父親が後に結婚して母親が転がりこんだ。
すると叔父さんの嫁さんは、執拗に母親に嫌がらせをした。
また周囲に母親の嘘の評判を垂れ流したと言う。
我慢ならなかった母親は堪えられずに家を出されたも同然だったらしい。
ちょっと祖父母ん家の話から脱線したけど…(笑)
とりあえず、こんな経緯があったって話です。
明日から祖父母の田舎に行った話をします(笑)
今日は、ここまで。
(・Θ・)
=(ο┳ο
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49
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:32:58
「祖父母part2」
毎年、盆休みと正月休みの時は三泊四日くらいで親父の田舎に行った。
親父の田舎は、安城市だった。
名古屋市から安城市までは距離にして約40キロ。
安城市から名古屋市まで通勤する人もたくさんいる言わば名古屋市のベッドタウンの西三河である。
さほど遠くじゃない距離だが、当時の子どものノブにとっては親父の田舎に行くことは、はちょっとした小旅行だった。
親父は、あらゆる運転免許証を持っていたが車は持っていなかった。
後にノブが大きくなって母親から聞いた話によれば、過去に飲酒運転で人を傷つけてしまったからとのことだった。
だが子ども時分のノブは、一家でバスや電車に乗って行く小旅行がお気に入りだった。
バスにしても電車にしても兄弟は…特に弟とは窓側の席を争い母親からいつも叱られていた。
バスに揺られ電車に揺られ安城駅に到着する。
そして安城駅のバス待ち合い所でバスを待つ。
安城駅から、さらに僻地の榎前という地名が祖父母ん家だ。
古びた田舎のポスター(何のポスターかなんて忘れたが)や、時刻表を眺めながらバスの発車を待つ時間。
今からしたらどうってないことがノブ少年には新鮮だった。
たまにバスを待つ間(田舎だから1時間に1〜2本しかない)待ち合い所裏手の、これまた古い木造建ての平屋の小さな居酒屋でワンカップを三角チーズをつまみに立ち飲みする親父が嫌いだった。
気の小さな親父である。
さすがに人前で暴力はふるわなかったが昼間から酒臭いのが恥ずかしかった。
約20分かけて榎前に到着する。
歩道もない片側一車線の県道沿いにバス停…と言ってもバス標示看板と時刻表だけのバス停に到着。
バス停から歩いて5分程のところに祖父母ん家があった。
テニスコート二面分程のテニス場くらいの敷地の奥が親父の実家だ。
右横に親父の弟(おじさん一家)のプレハブ小屋の家があった。
今日は、ここまで。
ちょっと話が長いけどノブの人格形成に影響を与えた年代なので許してちょんまげ(^o^)/
(・Θ・)
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50
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:35:24
「祖父母part3」
毎年、盆休みと正月休みの時は三泊四日くらいで親父の田舎に行った。
親父の田舎は、安城市だった。
名古屋市から安城市までは距離にして約40キロ。
安城市から名古屋市まで通勤する人もたくさんいる言わば名古屋市のベッドタウンの西三河である。
さほど遠くじゃない距離だが、当時の子どものノブにとっては親父の田舎に行くことは、はちょっとした小旅行だった。
親父は、あらゆる運転免許証を持っていたが車は持っていなかった。
後にノブが大きくなって母親から聞いた話によれば、過去に飲酒運転で人を傷つけてしまったからとのことだった。
だが子ども時分のノブは、一家でバスや電車に乗って行く小旅行がお気に入りだった。
バスにしても電車にしても兄弟は…特に弟とは窓側の席を争い母親からいつも叱られていた。
バスに揺られ電車に揺られ安城駅に到着する。
そして安城駅のバス待ち合い所でバスを待つ。
安城駅から、さらに僻地の榎前という地名が祖父母ん家だ。
古びた田舎のポスター(何のポスターかなんて忘れたが)や、時刻表を眺めながらバスの発車を待つ時間。
今からしたらどうってないことがノブ少年には新鮮だった。
たまにバスを待つ間(田舎だから1時間に1〜2本しかない)待ち合い所裏手の、これまた古い木造建ての平屋の小さな居酒屋でワンカップを三角チーズをつまみに立ち飲みする親父が嫌いだった。
気の小さな親父である。
さすがに人前で暴力はふるわなかったが昼間から酒臭いのが恥ずかしかった。
約20分かけて榎前に到着する。
歩道もない片側一車線の県道沿いにバス停…と言ってもバス標示看板と時刻表だけのバス停に到着。
バス停から歩いて5分程のところに祖父母ん家があった。
テニスコート二面分程のテニス場くらいの敷地の奥が親父の実家だ。
右横に親父の弟(おじさん一家)のプレハブ小屋の家があった。
今日は、ここまで。
ちょっと話が長いけどノブの人格形成に影響を与えた年代なので許してちょんまげ(^o^)/
(・Θ・)
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51
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:37:40
「祖父母part4」
お盆休みで父親の実家に行く頃は、だいたい町(町と言ってもほとんど村)の盆踊りと重なって、
親戚のタカオ兄ちゃんに盆踊りに連れていってもらった。
確か近くの小さな神社の境内で盆踊りが行われていた。
屋台は3〜4つくらいで小さなやぐらを中心に薄暗い電灯や提灯のもとで50人くらいが輪になって盆踊りをしていた。
周囲は暗くカエルの鳴き声が田んぼから聞こえてくる。
盆踊りの音楽も心なしか控えめだ。
よく言えば風情があるが…ちょっと怖かったのを記憶している。
実に地味な盆踊りが終わるとジジババは酒盛りを楽しんでいたが、ほとんどの人達は真っ直ぐ帰路に着く。
帰り道が、また実に怖かった。
とにかく暗い!
灯りが、乏しい!
「だからタカオ兄ちゃんは大きな懐中電灯を持参してきたのか」…と理解出来たノブ少年だった。
弟と妹は、疲れて祖父母ん家で直ぐに寝たがノブは、
タカオ兄ちゃんん家でタカオ兄ちゃんの部屋のベッドに潜り込み、怪談話を聞いた。
夜の田舎の静寂の中で聞く怪談話は、実に怖かった。
怖がりの小心者のノブは、怖がりながらも怪談話を聞くのが好きだった。
当然、夜中には一人では、外にあるトイレには行けないノブ少年だった。
昼間でも静かな田舎が夜の暗闇を迎えると本当に怖い((((;゜Д゜)))
まぁ、今でも全国には夜が怖い田舎とかたくさんあるんだろうな。
「山奥や山村とか、よく住めるな」…大人になった今でもノブは常々感じている。
サバイバルは無理なノブであった。
今日は、ここまで。
つづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
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52
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:40:52
「祖父母part5」
長いようで短い田舎の暮らしも帰る日がくる。
帰りの前日は、「もう少しだけ…あと1日居たい」なんて言って駄々をこねた。
たまに「じゃあ、あと1日だけお世話になろうか?」なんて許可してくれた時は、嬉しかった。
それでもやっぱり帰る日は来た。
おばあちゃんから太巻きや卵な自家製味噌(豆味噌なんだが、これがまた美味かった)を土産にもらった。
夕方に帰ることが多かったせいか、祖父母ん家から遠ざかる度に日が暮れていく様が切なかった。
すっかり暗くなる頃は港区の自宅が近くなる。
あんなに帰りのが寂しかったけど住み慣れた地元が近づくと、
なんだか落ち着く不思議な気分にかられるノブ少年だった。
今日はここまで。
つづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
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爆笑またなーーコマネチ
53
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:42:27
「祖父母part6」
次は母方の祖父母ん家に行った話をします。
母親は鹿児島県の出水市出身です。
だから母方の実家へは夏休みに2回しか行ったことがない。
確か、ノブが小学1年生の頃と小学5年生の頃に母方の実家に行った。
当時ブルートレインと言う寝台列車があり、ノブ一家はブルートレインで九州は鹿児島県へ行ったのだ。
父方の実家とは、訳が違い九州だからこれは、もう小旅行じゃなくて完全なる旅行だ。
生まれて初めての寝台列車。
そりゃもうノブはワクワクしていた。
夜に(何時か忘れた)名古屋駅を出発して、明くる日の昼頃に鹿児島県に到着する寝台列車の旅だ。
ノブは興奮していた。
列車に乗り込むと明らかに普通電車と違う作り。
通路が狭く、片側に二段ベッドが二機向かい合う4つのベッド。
父親とノブと弟が、1つずつ。母親と妹が1つのベッドといった具合に振り分けた。
その前に、列車に乗り込むなりノブは「うわぁースゲー!何これ!」と、叫ぶ。
母親が「こらっ!静かにしなさい!寝ている人も居るのよ」と、たしなめる。
「はい…」少しテンションが下がったがカーテンを開けて二段ベッドを見るなり、再び「わーい!」
父親から無言で尻を叩かれ睨まれて反省するノブ。
また静かになったノブだった。
二段ベッドの上段は、それぞれノブと弟に与えられてこれは喧嘩しなかった。
荷物を片付けてパジャマに着替えて早々に床に着かされたが、なかなか寝付けないノブ少年。
ベッドの上段から車窓の外を眺める景色は、初めてのことで出発が待ち遠しかった。
ブルートレインが動き出した。
「うわぁ〜〜ベッドに居るのに電車が動いているよ〜」…ノブは無言で目を輝かせながら遠ざかる名古屋の夜を眺めていたのだった。
今日は、ここまで。
つづく…………
(・Θ・)
=(ο┳ο
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54
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:44:24
「祖父母part7」
しばらく夜の景色を堪能していたノブだが、興奮疲れも手伝っていつの間にか寝落ちしていた。
何時でどの辺りを通過していたなんて覚えていないが、一度夜中におしっこで起きた。
トイレが何処にあるか事前に母親から教えてもらっていたのでノブは、寝ぼけ眼でトイレに向かい用をたして再びベッドに帰ろうとした。
狭い通路を列車に揺られながらベッドに戻ると誰かいる!?
「うわっ!」驚いたノブは、思わず声をあげた。
すると寝ていた若い女の人もびっくりして「キャ!」と悲鳴のような声。
ノブは「お姉さん誰?」…って言うと女の人も「ぼく〜間違えているよ」……
ハッとしたノブ(゜ロ゜)
そう、ノブは間違えて隣の席(ベッド)に行ってしまったのだった。
ノブが「ごめんなさい」と謝ると「いいのよ」…と優しく微笑んでくれたお姉さんだった。
ノブは恥ずかしそうに自分のベッドに戻ると、違った意味で興奮してきた。
大きな胸に触った柔らかな感触が、小さな手に残った。
ちなみに、どうやら隣は女子大生4人組の旅行客だったようだ。
あくる日、目が醒めると広島駅に停車していた。
広島には行ったことが無かったが母親から、よく広島の原爆の話を聞かされていたので、なんだか感慨深い気持ちにかられたノブだった。
そして広島駅で父親が窓口から駅弁を買っていた。
どんな弁当だったか忘れたが、凄く美味かった。
お茶がビニール製の容器に入っていてた。
初めて見たので新鮮な気持ちだった。
広島ってこともあり母親が、また原爆の話をしだしたが弁当に気をとられていたノブの耳には入っていなかった。
「一度は、原爆史料館に行かなければならんな」…と思いつつも一度も広島を訪れていないノブは、駅弁を美味そうにたいらげて「おかわり!」…などと言っていた。
父親から「ばかたれ!」とたしなめられて広島をあとにしたのであった。
今日は、ここまで。
つづく…………
(・Θ・)
=(ο┳ο
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55
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:46:07
「祖父母part8」
広島を後にしたの最大のイベントは関門トンネル通過だった。
その前に太平洋海岸沿いを走る列車の車窓から広がる海にノブ少年は、とても感動していた。
「うわぁ〜海がキラキラ光っている」水面に反射した太陽の光は、とても眩しく今でも忘れない。
いよいよ関門トンネルに入る。
車内アナウンスも何か言っていたが覚えていない。
当時の日本一長いトンネル、関門トンネルに入った。
真っ暗…真っ暗…暗闇が続いた。
しかし長いトンネルだった(^_^;)
別段、特にどうってことなかったが、これを人間が、
「海底を掘ったのか?信じられん。スゲーな(*゜Q゜*)」ノブは暗闇を眺めながらそんなことを考えるのだった。
トンネルを抜けると、そこは九州であった。
鹿児島県出水市まで、特に印象深い景色とかなかったが、
また、どこかの駅で買った駅弁が、やたら美味くて感動したのは覚えている。
駅のホームで首から紐でかけて大きなお盆みたいな器に入った、たくさんの駅弁。
駅弁売りが「弁当〜弁当〜弁当いかがっすか〜」
それを車内の窓越しから買うと言うシステムを見るのがノブ少年は、好きだった。
そして、お茶が入ったビニール製の容器をとても気に入り、大切に持ち帰り普段も使用していた、ちょっと変わったノブ少年だった(笑)
ちなみに弁当の包装紙とか容器には一切興味を示さなかった。
今日は、ここまで。
線路はつづくよ………
(・Θ・)
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56
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:49:48
「祖父母part9」
鹿児島駅で乗り換えたのか何処で乗り換えたのか忘れたが、
楽しかったブルートレインの旅も終わり在来線に乗り換え出水駅までは普通に各駅停車だった。
それほど時間もかからずに出水駅に到着した。
今は、たぶん発達して賑わっているであろう出水駅も当時は、本当に小さな駅舎で駅前や周辺もなんもなかった。
確か駅を出ると目の前に小さなロータリーがあってタクシーが数台停まっていた。
小さな県道を渡ると田畑が広がる一角に、民宿兼定食屋があり母親の誘導で一家は、その店に入って行った。
昼時を過ぎた午後3時頃の到着だったので店内に客は誰もいなかった。
「おーい!○○さ〜ん」ガラーンとした広い店内に母親の大声が響く。
「えっ?誰?知り合いなの?」ノブが訊ねると、
「そう、お爺さんの妹…叔母さんの店なのよ」と母は説明してくれた。
店の奥から「は〜い」と返事が聞こえて間もなく、人の良さそうな笑顔のオバサンが現れた。
「よう来たね〜疲れたでしょう?座敷に上がりなさい。」
オバサンに言われて店のほとんどを占める座敷にあがって大きなテーブルを囲んで一家は荷物を置き、座布団に座った。
「みんな大きくなったね〜赤ちゃんの時以来だね〜」
オバサンは、冷えた麦茶が入ったグラスを差し出しながらノブ兄弟に声をかけてきたが、
ノブ兄弟にとっては、初対面なのでモジモジしていた。
「冷やし中華食べるかね?」再びオバサンが声をかけてきた。
「えっ?なんでわかるんだ?」…ちょうどノブは店内に貼っていた冷やし中華のポスターをみて「食べたいなぁ〜」と思っていたのだ。
たぶんオバサンはノブが卑しそうに冷やし中華のポスターを眺めていたのを見越したのであろう。
「うん!食べたい!大盛りで」ノブが答えると
「これ!みっともない」と母親にたしなめられて店内に笑い声が起きた。
「いいよ、いいよ!正直で」オバサンは笑いながらカウンターに入って調理を始めた。
両親は何か会話をしていたが、よく覚えていない。
子ども達は、物珍しげに店内を見回していた。
10分ほどすると「はい、出来たよ〜」オバサンが言いながら少し大きなお盆に、先ずは子ども達の冷やし中華を3つ運んでくれた。
1つだけ特大の皿があってノブの冷やし中華だと直ぐにわかった。
2人前くらいの量だった。
「うわぁ〜美味しそう」ノブは言うなりいきなり割り箸を割り食べようとしたから
「こらっ!手を合わせていただきますを言いなさい」父親にたしなめられた。
カウンター越しで「ええよ、ええよ、たくさん食べてね」オバサンは優しく言ってくれた。
とりあえずいただきますを言って子ども達は、両親の冷やし中華が来るのを待たずにかぶりつく。
麺も具もスープも名古屋で食べなれた、いたって普通の冷やし中華だったが何か足りない。
マヨネーズが添えてないのだ!
「オバサン!マヨネーズないの?」ノブが言う。
「これ、みっともない」母親が再びたしなめたが、ここはノブは、ひかなかった。
「えっ?冷やし中華にマヨネーズ付けるの?」オバサンは、一瞬驚いたが、
「はいよ」って言いながらドデカイ業務用のマヨネーズを容器のまま、持ってきてくれた。
ノブは、マヨネーズを冷やし中華全体に回しかけた。
弟と妹もノブに続いた。
両親も少しだけ皿の隅にマヨネーズを盛っていた。
「なんだよ!マヨネーズ付けるんかよ」ノブは冷やし中華を啜りながら母親を冷めた目で見た。
「へぇ〜冷やし中華にマヨネーズ付けるんかね?美味いんか?」オバサンが不思議そうに訊ねると
「えぇ〜名古屋じゃこれが普通なのよ」と母親。
「ふ〜ん」…まだ怪訝そうなオバサンに「オバサン、ちょっと食べてみや〜」
ノブが言うと、「じゃあちょっと御馳走になるね」と言いながらノブが、まだ箸を付けていない部分のマヨネーズがかかったら冷やし中華を少し食べた。
オバサンの反応を一家が少し緊張した様子で見つめた。
「美味い!何これ!合うね!」オバサンは目を丸くして驚いた。
「でしょう?」ノブが言うと、安心にも似たノブ一家の笑い声に包まれた。
「明日から、ウチも冷やし中華にマヨネーズ添えるわ」オバサンは真顔で答えた。
食文化の違いに驚いたノブだが、冷やし中華&マヨネーズを出水市と言う片田舎に広められて誇らしかったのであった。
今日は、ここまで。
つづく……
(・Θ・)
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57
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:56:43
「祖父母part10」
駅前のオバサンの店で冷やし中華を御馳走になり、
ノブ一家はタクシーで母親の実家を目指した。
30分くらいかかっただろうか。
景色は、どんどん田舎になっていき未舗装の砂利道に入って、木々が生い茂る路地裏に着いた。
母親の実家の真ん前に到着。
父方の実家と同じく広い敷地に平屋の木造の一軒家だった。
屋根は瓦屋根だが、なんとも歴史を感じさせる田舎の一軒家だ。
玄関から10メートルほど離れた入り口を入ると縁側に、初めて見る母親の母親…つまりお婆ちゃんがニコニコしながら座っていた。
お婆ちゃんは、足を悪くして寝たきりと聞いていたが、這って縁側まで出迎えてくれていたのだ。
ノブにとっては、初めて見るお婆ちゃんにノブは、何故か涙あふれてきた。
「おーい、じいさんや!来たぞ〜」
家の中に向かって婆ちゃんが叫ぶと玄関の引き戸から、これまたノブにとっては初対面のじいちゃんが出てきた。
じじいの割りには身長が175センチくらいあり背筋が伸びていて、しゃんとしていてノブは少し驚いた。
だが頭は、もちろんハゲていた。
今日は、ここまで。
つづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
58
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 22:58:38
「祖父母part11」
駅前のオバサンの店で冷やし中華を御馳走になり、
ノブ一家はタクシーで母親の実家を目指した。
30分くらいかかっただろうか。
景色は、どんどん田舎になっていき未舗装の砂利道に入って、木々が生い茂る路地裏に着いた。
母親の実家の真ん前に到着。
父方の実家と同じく広い敷地に平屋の木造の一軒家だった。
屋根は瓦屋根だが、なんとも歴史を感じさせる田舎の一軒家だ。
玄関から10メートルほど離れた入り口を入ると縁側に、初めて見る母親の母親…つまりお婆ちゃんがニコニコしながら座っていた。
お婆ちゃんは、足を悪くして寝たきりと聞いていたが、這って縁側まで出迎えてくれていたのだ。
ノブにとっては、初めて見るお婆ちゃんにノブは、何故か涙あふれてきた。
「おーい、じいさんや!来たぞ〜」
家の中に向かって婆ちゃんが叫ぶと玄関の引き戸から、これまたノブにとっては初対面のじいちゃんが出てきた。
じじいの割りには身長が175センチくらいあり背筋が伸びていて、しゃんとしていてノブは少し驚いた。
だが頭は、もちろんハゲていた。
今日は、ここまで。
つづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
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59
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:01:24
「祖父母part12」
母親の実家の隣、隣と言っても歩いて20メートルほど離れたところに、
お祖父さんの姉さん、母からしたら叔母さんで周囲から“オバン"と呼ばれている婆さんが住んでいた。
家と呼ぶには程遠く、小屋…下手したら少し大きな納屋、或いは廃墟みたいな
屋根も壁もボロボロなお化け屋敷みたいな家だった。
ある日、早朝6時くらいに近所の子ども達と一緒に夏休みのラジオ体操をし終わったノブは、
オバンのお化け屋敷が気になって、祖父母ん家には戻らずにオバンのお化け屋敷みたいな家に、
まるで肝試しでもするような気持ちで様子を見に行った。
おそるおそるガタガタの引き戸をひいてみた。
誰もいないような静けさ。
「おはようございます」… 蚊がなきそうな小さな声を出したが反応が無い。
玄関を上がってすぐ右横にあるふすまを、ゆっくり開けてみた。
「うわっ!」ノブは思わず後ろにのけ反りながら尻餅をついた。
ノブの目に入ったのは、ヤマンバが一升瓶に入ったえたいの知れない泥水みたいなものを欠けた湯飲みに注ぎながら呑んでいたオバンだった。
「うぃ〜っ、おう!名古屋から来たボウズか!
よう来たの〜こっちきんしゃい」
酒くさい匂いが鼻をついたが、風貌とは違い天使の様な微笑みにノブは一瞬面食らった。
「あれっ?優しい人じゃんか」
ノブは気を許してオバンの隣へ行った。
「とりあえず呑め」とオバンが、えたいの知れない液体を欠けた湯飲みに注ぎノブに薦めた。
「くっさ〜何これ?」ノブが訊ねる。
するとオバンは、「どぶろくばぁい」と言いながら幼いノブ少年に、どぶろくを呑ませた。
「オエーッ」ノブが吐くと、オバンは手を叩きながら笑っていた。
異文化と交流する厳しさを知ったノブだった。
数十年後、母から聞いた話によるとオバンは沖縄に住んでいて沖縄の地上戦で家族を亡くしてからは、出水に戻ったのだが、
戦争のトラウマから酒にすがったということだった。
ノブ一家が帰宅して1ヶ月後にオバンは、肝臓ガンで亡くなった。
肝臓は、ボロボロにやられていてノブが行った時には、手の施しようがない状態だったらしい。
今日は、ここまで。
つづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
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60
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:03:26
「祖父母part13」
長かった初めての九州は鹿児島県出水市での暮らしも、ついに終わりを迎える日が来た。
2週間弱の暮らしであったが、ノブ少年には1年くらい過ごした感覚があった。
いろんな思いでが出来た。
親戚の叔母さんとスイカ畑でスイカを収穫したこと。
井戸水で冷したスイカを縁側で大勢で食べたのは実に美味かった。
朝飯のたくさんの魚介類が入った鍋のような味噌汁には驚いた。
電気は通っていたが、上下水道、ガスなどのインフラが整備されていなくて、
まるで何処か違う国に来たような感覚もあった。
薪で火をおこしたりゴエモン風呂にも入った。
いろんな面で都会とは違って不便な面が多かったが、
田舎独特の人情味というか人の優しさやぬくもりをひしひしと感じたのは、ノブには居心地が良かった。
もう名古屋には帰りたくない気持ちが湧いてきて、本当に帰る日は寂しかった。
昼御飯を食べて荷物の整理をして、いよいよ別れの時が訪れた。
おじいさんや親戚の人達が門のところまで見送ってくれた。
一家で挨拶をして、手を振り名残惜しそうに振り向くノブ。
すると、縁側に足の悪いおばあちゃんが這いずってきて涙を流しながら手を振ってくれていた。
思わず後戻りしかけたノブの肩を母親が掴んで首を横に振りながら言った。
「帰れなくなるし、おばあちゃんも余計にツラくなるから行っちゃダメだよ」…そう言いながら母親も涙ぐんでいた。
以上。
祖父母の田舎シリーズは、これで終わります(^.^)
また明日からは、徒然なるままに…つづく。
(・Θ・)
=(ο┳ο
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61
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:08:01
「歌謡曲」
ノブ少年が小学3年生の頃は、歌謡曲が元気だった。
アイドルと呼ばれる人達も、基本的に単独で且つ生歌で勝負していた。
(歌が上手いか下手かは別にして)
1976年、昭和51年…今でも、覚えているのがなんといっても子門正人の『およげタイヤキくん』だった。
この頃は、まだ特別、好きな歌手もいなかったノブ少年である。
流行りの歌や歌手とか特に興味無かったが、翌日の友達との会話の為に、なんとなくテレビで歌番組を観ていた感じだ。
女の歌手では山口百恵、男の歌手では沢田研二が印象深かった。
だけど魂を揺さぶられるような曲じゃなく、あくまで娯楽のひとつとしてテレビを眺めていた。
そこにピンクレディーとか言う、色気を売りにした二人組の女コンビが登場してきた時は、
歌…と言うよりも違う感覚でペッパー警部の振り付けを眺めていたものだ。
顔を赤らめてテレビを観ていたノブの鼻から鼻血が少し、滴り落ちたのを両親が指摘して大笑いされたのは恥ずかしかった。
しかし、歌に魂を揺さぶられたのとは違うと言っておく。
そんな折り、子ども向け番組『ひらけポンキッキ』で流れたら曲にノブ少年は魂を揺さぶられた!
タイヤキ食べたいと言う思いにかられた。
“およげタイヤキくん"だった
♪ま〜いにち、ま〜いにち僕らは鉄板の〜…
今まで聴いたことのない独特の声と節回しで歌う子門正人の歌にノブ少年は感動したのだった。
また詩の内容が、最後に釣ったオジサンに食べられると言う少し切ない話にもノブ少年の心を揺さぶった。
季節が寒くなってきた頃だったので、路上には的屋のタイヤキ屋台が多数出現した。
当然、ノブ少年は母親にねだりタイヤキを買ってもらい美味そうに食べたのだった。
ちなみに当時のタイヤキは、皮は外側パリッと内側ふんわり、程よい甘さのあんこがビッシリつまっていて本当に美味かったもんだ。
今は美味しいタイヤキとか大判焼きとか無いなぁ〜
味が落ちたと言うか…(^_^;)
それとも子どもの頃だったからタイヤキを美味く感じたのかな?
ちなみに、1976年に後にノブが虜になる浜田省吾が、ソロデビューしたのだが、
まだ知る由もなく、“およげタイヤキくん"に感動してタイヤキを食べるノブ少年だった。(笑)
ちなみに“パタパタママ"は全然、興味無かった。
今日は、これにて失敬。
つづく………
(・Θ・)
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62
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:09:55
「いきなり大阪」
ノブが4年生に進級して1ヶ月が過ぎた初夏の、ある日の夜の出来事だった。
いつものように、夜9時に就寝して間もなくすると親父が酒を呑んで帰宅するやいなや「おい!みんな起きろ!今から大阪に行くぞ」
みんなビックリした「どうしたの急に?」母が問いかけると、
「いいから、とにかく今から急いで準備しろ」と親父。
この頃は、以前のように家族に暴力をふるわなくなっていたが、
それでもやっぱり、いつ豹変するかわからないので、
母も、あまり問い詰めずに、いきなりの提案に従った。
弟と妹は、眠たかったのかグズっていたがノブは、ワクワクしていた。
まだ週の始めで明日も学校があったのだが休まざる得ないからだ。
なんだか知らんが学校を休めるのがノブは、嬉しかった。
(4年生くらいになると授業についていけなくなっていたので、つまらなく感じていた)
簡単な身支度を済ませタクシーを呼んで名古屋駅まで行き新幹線で、あっという間に新大阪に着いた。
ちなみに大阪には母親の兄弟が3人住んでいた。
だけど、いきなり兄弟の家にお世話になることは出来ないので、小さな町旅館の2階に泊まった。
改めて母が問いかけると…
「理由なんてないよ。
急に大阪に行きたくなったんだよ」と笑いながら答える親父に、母親とノブ兄弟は、呆気にとられた。
母は1階にあったピンク電話で、末っ子の弟に電話して次の日、オジサン家族と大阪観光をしたのであった。
とりあえず、通天閣に行った…記憶がある。
今日は、ここまで。
つづく……
(・Θ・)
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63
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:11:19
「いきなり大阪part2」
あくる日、末っ子の伯父さんが旅館まで車で迎えに来てくれた。
当時の伯父さん家族は、奥さんと3歳の長女と1歳の長男の四人家族で、
子どもが小さかったから奥さんと子ども達は来なかった(当たり前だわな)
伯父さんは、人がよくて急な誘いにも快く迎えてくれた。
伯父さんは、僕たちの為に郊外の小さな遊園地に連れて行ってくれた。
2時間くらい遊んで、夕方近くなってきた頃に通天閣界隈へ連れて行ってくれた。
ノブは通天閣を、「なんだかチンドン屋みたいなタワーだな」…と思いながらも一応登ったけど、
名古屋のテレビ塔の方がマシだと感じた。
ビリケンさんには、びびった!妹は泣き出す始末だ。
「大阪のセンスは、よくわからん」…つくづくノブは思いながらも足の裏だけは撫でておいた。
そして、親父と伯父さんのメインイベントの食事(飲み歩き)に付き合った。
そこで、ノブは初めて知る大阪の食文化に感動したのだった。
今日は、ここまで。
つづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
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64
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:12:54
「いきなり大阪part3」
まず、串カツ屋なる店に入った。
カウンター席のみだが、なかなか広い店内だった。
豚カツが串状になった物は初めてのノブである。
親父と伯父さんは、もちろん瓶ビールも注文して串カツ片手に美味そうにビールを呑んでいた。
「く〜っ…うんめ〜な」親父が、本当に嬉しそうに言うのでノブは、
「ビールってそんなにも美味いの?」と、問いかける。
「おうよ、呑んでみろ」そう言うと親父は、子どものノブにビールを少しだけコップに注いだ。
母は「やめなさいよ」と言うが、「ちょっとくらいええわ」と言って取り合わない。
そんなやり取りの最中にノブ少年は、コップに注がれた約50mlほどのビールをグビッと一気に呑んだ。
「ぶはっ!何これ?苦い!」むせながら言うと親父と伯父さんは爆笑していた。
串カツが運ばれて来て早速食べてみた。
「美味い!」ロースカツのミニサイズみたいで食べやすくて、衣もサクサクで感動した。
ふとカウンターに目を向けると、
手でちぎった様なキャベツとバケットに入った大量のソースがあった。
「伯父さん、このキャベツどうするの?」ノブが問いかける。
「ソースに浸けて食べていいんだよ」と伯父さん。
「へぇ〜」ノブは、あっけない返事で大ざっぱにちぎったキャベツをソースに浸けて食べてみる。
串カツに合った。
「いけるなぁ〜」串カツとキャベツを2回ソースに浸けようとしたら急に伯父さんが「ダメだよ!2度づけは、ダメ」とノブに注意。
理由を訪ねるとソースが汚れて他の人に迷惑だからだよと言われ、
至極当然だが、「これが大阪ルールか」と妙に感心したノブ少年だった。
串カツ屋は、そんなにガッツリ食べずに1時間も居なかった。
続いて『ぼてぢゅう』と言うお好み焼き屋に行った。
そしてまた、初めての大阪のお好み焼きに驚くのである………。
今日は、ここまで。
明日は、お好み焼きの続きから……
【予告編】:
「なんだと!衣と具を最初にかき混ぜるだと!マジかよ!」
「えっ?お好み焼きにマヨネーズ?初耳やぞ(@ ̄□ ̄@;)!!」
(・Θ・)
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65
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:15:27
「いきなり大阪part4」
ぼてぢゅうの店内に入ったノブが、まず最初に驚いたのが、
通されたテーブルのほとんどを鉄板が占めている鉄板テーブルだった。
ノブ少年の地元の行動範囲には、まずお好み焼き専門店なんて無かった。
お好み焼きと言えば近所のケンちゃん家の駄菓子屋のばあちゃんが焼くお好み焼きだ。
鉄板で焼くんだが、駄菓子屋の奥で焼いて持ち帰りスタイルだった。
だから、お好み焼き専門店があること自体に驚いた。
しかも店内は、綺麗だ。
お好み焼きなんて駄菓子屋のオマケみたいなもんだと思っていたから、
ちゃんとした一見、高級料理店のような店内にカルチャーショックだ。
66
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:15:55
鉄板テーブルに感動しながら席に着くとテーブル脇に、いろんな調味料があるのにも興味津々だ。
そしてメニュー本がある!「えっ?メニューなんて壁に書いてある短冊みたいなやつだけじゃないのかよ!」
少なくとも駄菓子屋は、そうだった。
一応メニューに目を通したノブが一番気に入ったネーミングが“豚玉"だった。
「なんやこれ?豚玉?」
名古屋のお好み焼き屋にもあるけど「肉入り玉子入り」と言っていた。
伯父さんは「スペシャルにしておけ」と言ったが、豚玉と言うネーミングが気に入ったノブは、豚玉と言いたくて、
店員に「豚玉ください」と注文した。
皆は、スペシャルだった。
「さてはて目の前の鉄板で、どうするんだろう?店員が焼いてくれるのか?まさか自分で焼くのか?」などと考えていたら、小さなボール容器を店員が運んできた。
「ん?」不思議そうにボール容器の中身を見ると豚肉、キャベツ、玉子、その他の具と底の方に衣と思われる水で溶かれた小麦粉があった。
「どういうこと?」ノブが伯父さんに聞いた。
「軽く混ぜて鉄板で焼くんだよ」と、伯父さん。
「えっ!出来上がったお好み焼きが運ばれてくるんじゃないのかよ!」強烈なカルチャーショックに“ガーン"(゜ロ゜;
そして何よりも衣と具を混ぜて焼くというスタイルに驚いた!
「なんやて!衣と具を混ぜるやと」
ノブが驚くのも無理ないのだ。
名古屋では、まず生地をお玉の底で丸く伸ばして、
生地の上に具を乗せて、しばらく焼いて、さらに生地を上から回しかけてひっくり返すのが名古屋式だからだ。
だから最初から混ぜる大阪式は初めて知った。
伯父さんがノブ一家に、お好み焼きの作り方をレクチャーしてくれた。
「なんだか楽しそうだな」ノブは、自分で焼くのが楽しみだった。
弟と妹は、伯父さんに焼いてもらっていたが、
ノブは「自分でやりたい」と言って焼きだした。
問題は小さな2つのコテを使って、返すところだ。
「えいっ!」ノブが自分の内側から外側に返してみた…グチャ!崩れた(>o<")
テーブルに笑いが起きた。
すかさず伯父さんが「外側から内側だよ、さっき教えたろ」
全然聞いていないノブだった。
なんとか伯父さんが修整してくれて形になった。
仕上げに伯父さんがハケでソースを塗り、粉末の鰹節と青のりをふりかけた。
美味しそうなソースの甘い匂いが鉄板テーブルに広がった。
次の伯父さんの行動には、ノブのみならず一家も驚いた。
なんと出口が細いマヨネーズ容器でマヨネーズを手際よくチューッっと編み目状にかけたんだ。
「なんやて!お好み焼きにマヨネーズかけるんかよ( ̄□ ̄;)!!」
今までお好み焼きにマヨネーズをかけるなんてしたことのないノブ一家には、驚きだった。
さて、いよいよ食べるんだが皿が無いよ(^_^;)
割り箸を割り箸立てから取ろうとしたノブに、また伯父さんが、とんでもないことを言い出した。
「箸、いらんで〜コテで、お好み焼きを切ってコテで食べるんやで〜」
「はっ?何を言っているんだ、このオッサンは」…そんな行儀悪いこと出来んぞ…と思っていたら周囲の客たちもコテで食べていた。
さすがに母親は、「無理」と言って取り皿と割り箸で食べた。
弟と妹も、箸で食べた。
ノブは、面白そうなのでコテで食べてみた。
「アッチッチッ!」いきなり一口で食べたら熱かったので思わず口から出す始末。
また笑いが起きた。
しかし、甘いソースとマヨネーズが凄くマッチングして美味かった。
「なんだ、これ!ソースにマヨネーズってめっちゃ合うな」
しかも、またこのソースが普通のウスターソースとは違い濃厚で甘くて美味かった。
「伯父さん、これ普通のウスターじゃないでしょ?こんなのあるの?」ノブが訊ねる。
すると伯父さんは「いいとこに気がついたな!お好み焼き用のソースや。スーパーにも売っとるで」
「えっ?名古屋には無いよ」
ノブは、お好み焼き用ソースなるものが存在することにさらに驚いたのだった。
(ちなみに現在では、名古屋でもスーパーには、お好み焼き用ソース、焼そば用ソースはあるが当時は無かったのだ。)
たかが、お好み焼きが、こんなにも奥が深い大阪にカルチャーショックを受けっぱなしで店を出たノブだった。
明日は、人生初のふぐ料理、つぼらやの話ばぁい(^o^)/
つづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
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67
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:18:19
「いきなり大阪part5」
大阪の料理は基本的に薄味だ。
薄味と言っても味が薄いわけじゃない。
味噌や醤油を使う量が少ないと言う意味です。
お好み焼き屋を出たノブ一家は、伯父さんの計らいで伯父さんん家に招待された。
夜もふけていたと言うのに申し訳ない気持ちになった。
奥さんは、優しい人で快く迎えてくれたのは救いだった。
伯父さんの小さな子ども達は既に夢のなかだ。
小さな布団で寝ている寝顔が可愛かった。
両親と伯父さん夫婦は、居間でお茶を飲みながらしばらく会話していたようだが、
ノブ達、子ども達はジュースを飲んでから早々に床に着いた。
あくる日、目が覚めると既に朝ごはんが用意されていた。
伯父さんの奥さんの手料理である。
並べられた料理は、ごく普通で、ご飯、味噌汁、漬け物、うるめ…だったような記憶がある。
まず驚いたのは味噌汁の味噌が薄い!
白味噌だからってわけじゃなく味噌の量が少ない(^_^;)
「なんだよ、味がするのかよ」…と内心、心配しながら飲んでみたら、しっかりと出汁が取れていて美味しかった。
見た目は薄いが味は、しっかりとしていて少し不思議な感覚にとらわれた。
その日は、全員で六甲山まで遠出した。
あんまり記憶が無いけどロープウェーに乗ったり温泉に入った記憶がある。
そして再び大阪の繁華街に連れて行ってもらい、つぼらやとか言うふぐ料理店に行った。
軒先に飾られたドデカイふぐの模型にノブは興味津々だ。
その時、ノブはふぐなる魚を知らなくて「なんだか、変な魚だなぁ」くらいに思っていた。
二階の座敷に通された。座敷になっていたがノブにとっては初の座敷体験だった。
刺身と鍋料理の材料がが次々と運ばれた。
身の薄いふぐの刺身を初めて見たノブ。
数枚箸でとってタレにつけて食べることを教わり、食べてみた。
美味いとも不味いともなんだかよくわからないが、食感の良さとタレの旨味は印象にある。
鍋は…これまた、あんまり覚えていない(^_^;)
やっぱり、お好み焼きの印象が強すぎて、
いくら高級なふぐ料理でも子どもには、わからなかった(笑)
あと印象深かったのは、うどん屋だ。
名古屋に比べて、色が(醤油)薄い!…って言うか、ほとんど色が無い!
きつねうどんを注文して食べてみた。
「なんじゃこりゃー!めちゃめちゃ美味いがな!」
揚げも出汁も、しっかり鰹や昆布の旨味がしていた。
麺も、ツルツルモチモチで美味かった。
帰りに雷おこしを買ってもらい、新幹線の車内で雷おこしをボロボロこぼしながら食べて、
母親から、きつく叱られたノブだった。
それと、昔は変な缶ジュースがあった。
少しこぶりで、プルタブが無くて両端を小さな穴あけ道具で穴をあけて飲むタイプのやつ。
オレンジジュースが多かったけど、とにかくあとくちが悪くなる甘ったるいジュースだった。
雷おこしと、その変なオレンジジュースを飲んだものだから、あまりのあとくちの悪さに、
新幹線のウォータークーラーの水を、専用の小さな紙袋で口の中を洗い流すノブだった。
もちろん弟たちもあとに続いた(笑)
“いきなり大阪"シリーズは、これで終わります。
明日からは、また違う話です。………
つづく……………
(・Θ・)
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68
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:20:33
「焼鳥屋」
ノブが4年生で、もうすぐ夏休みになる手前…、
1学期も終りが近づいた7月の土曜日の夕暮れを迎えた時の話である。
午前中だけの半日授業を終えて帰宅するなり、
いつものように仲良しのフミトくんと、その他二人くらいで、
いろんな遊びをして楽しんだ子ども達も夕暮れを迎える頃には、お腹も減ったし、
何よりもお母さんに叱られるから、一斉に家に帰った。
「今日の晩御飯は何かな?カレーライスだといいな〜」…などと考えながらノブは帰宅した。
「ただいまー」ノブが帰宅すると母が台所で何やら晩飯を作っていた。
匂いからして焼き魚だった。
「なんだ魚かよ、つまんねーの」…ノブは以前、魚の骨を喉につまらせ痛い思いをしてから魚嫌いになっていた。
そこに思いもよらない親父の救いの声がかかった。
テーブルの椅子に座り、お茶をすすっていた親父は、ノブの帰りを待っていたかのように、
「おう、帰ってきたか!今から焼き鳥屋に行くぞ!」
「えっ!?」…ノブと同じく母親も驚き、
「ちょっと〜そんな話、聞いていませんよ。今、晩御飯作っているのに〜」…と不服そうに母は文句したが、
ノブは…と言うと「うん、行く!」…と2つ返事。
焼き鳥屋など1度も行ったことのないノブである。
また親父と二人きりで外食したことなんてなかったから楽しみであった。
この頃の親父は、以前のように外で飲んで帰ってきて酔っぱらって家で暴れる行為は無くなっていた。
酒は相変わらず飲んでいたが、家で大人しく飲んで飲むと、すぐに寝ていたのだ。
大人しくなった親父に抵抗感がなくなったノブにとって、
二人っきりで夜の焼き鳥屋に繰り出す行為は、
なんだかちょっとした冒険のような感じでワクワクして楽しみだった。
「ねえ、お父さん焼き鳥さんって何処にあるの?」
既に出掛けて焼き鳥に向かい歩いていたノブが問いかける。
「築地口の交差点のパチンコ屋の裏の路地にあるところだ。」
少し微笑みながら優しく語りかけた。
「そっか、じゃあ歩いて10分もかからないくらいだね」…ノブは嬉しそうに返事をした。
こんな他愛もない何気無い会話にノブは、一時の幸せを感じた。
“あんなに暴れて怖かったお父さんが優しくなってくれた"…
普通の家庭では普通のことだがノブにとっては、この上無い喜びであった。
焼き鳥屋に着くまで、ノブは学校であった出来事やフミトくんのことを親父に話し親父は、優しくうなずき共に笑いながら会話した。
ノブは、焼き鳥よりも親父と手を繋ぎながら笑いながら歩く現状が嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。
程なくして焼き鳥屋に到着した。
今日は、ここまで。
つづく………
(・Θ・)
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爆笑またなーーコマネチ
69
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:24:39
「下町の中華ラーメン」
当時のラーメンと言えば、基本的には家で食べるインスタントの袋ラーメンが主流だった。
出前一丁、サッポロ一番みそラーメン&塩ラーメンを、お母さんに作って貰っていた。(キャベツたっぷり)
しかしこれらインスタントは、外食のラーメンとは、まるで別物だった。
やっぱり中華屋で食べたラーメンは美味かった。
昔は、今みたいにラーメン専門店なんて無くて、中華料理店で食べるラーメンが、外食のラーメンだった。
ノブが初めて外で食べたラーメンは、近所の小さな中華屋だった。
中華屋を営んでいたいたのは年齢が60前後の夫婦だった。
店は、前回話した焼き鳥屋よりも、やや小さな店だった。
カウンターは5〜6席。
テーブル席が3つ程だ。
カウンターは赤色で、壁紙とかも赤を基調として唐草模様入りだったっけ。
壁や厨房には、メニュー短冊が10枚程、メニュー表に書かれたメニューも品数が少なかった。
いわゆる下町の小さな中華屋である。
初めて、その中華屋に行ったのは港区に引っ越した次の日くらいだったように思う。
引っ越し荷物の整理で忙しいので一家で、行った。
ノブ兄弟は中華屋、初体験だったので少し緊張して両親と店に入った。
時間は、夕方6時くらいだったと思う。
店に入る前から、中華屋独特のニンニクの匂いや油の匂いが換気扇から湧き出て食欲をそそる。
「いらっしゃいませ〜」店の親父さんと女将さんの声。
店内は、満席とはいかなくて4〜5人くらいのオッサンが、それぞれ一人でラーメンや炒飯、餃子などをビール片手に食べていた。
家族連れで来るような店じゃなかったのだ。
少し照れ臭そうに子ども達は、テーブル席に座った。
コップに入った冷水とビニール袋に入ったおしぼりを、女将さんが運んでくれた。
「ご注文決まりましたら、また教えてください」…にっこり微笑んだ女将さんの笑顔は、ノブを安心させた。
メニュー表を見たが、ノブは最初から普通の醤油ラーメンと決めていたので、「僕、ラーメン!」と母親に言った。
すると母は、「ご飯ものにしなさい!中華飯が良いんじゃないかな?」…なんて言うもんだから
弟と妹は、母親の意見に従い中華飯にされた。
しかしノブは、どうしても人生初の外食のラーメンが食べたかったので「嫌だ!ラーメンがいい!」…頑としてラーメンといい続けた。
「好きなもんを食べさせてやれよ」親父が救ってくれた。
「もう、しょうがないわね!」母親は諦めてノブのラーメン注文を受け入れてくれた。
親父は、チャーシュー麺と餃子とビールを頼んだ。
母親は、もちろん中華飯である。
このとき、ノブは“チャーシュー麺"と言うワードを初めて耳にして、
「なんだろ?変なの?」と、思ったが後から運ばれてきたチャーシュー麺を見て、
「あーっ!こっちのがいいわ!」…と後悔するのだった。
しばらく一家で、他愛もない会話をしているとカウンター横から女将さんが「お待たせしました」と、まず中華飯を先に3つ運んで来た。
スープ付きで、やっぱり家で母親が作る中華飯とは別物だった。
見た目も匂いも、家とは違い美味そうである。
「先に食べるわね」母が言うと、親父は「あぁ」と一言。
70
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:25:34
続いて、ノブのラーメンが運ばれてきた。
油が少し浮いて、中華ラーメン独特の醤油の匂いが湯気となり食欲をそそる。
レンゲで一口スープを飲んでみる。
「あぁ〜うんま〜」ノブが実に美味そうに言うと、弟と妹が「いいなぁ〜」と言い出したので、
母が女将さんに、小さめのご飯茶碗をもらい、中華飯とラーメンを少しずつ分けた。
ラーメンは、いたってシンプル。
チャーシューが2枚、メンマ、ナルト、刻みネギ等の具材。
麺は中細ストレートだった。
スープは今、思えば普通の中華ラーメンスープだが、
子どものノブにとっては、インスタントの粉末スープとは違い、今まで食べたことのない
鶏ガラ出汁の味が格別に美味く感じた。
続いて親父の注文したチャーシュー麺なる物が運ばれてきた時に、ノブは目を疑った!
「なんやて!チャーシューが麺を覆っているがな!なんちゅうチャーシューの量や!」
ノブは、すかさず「いいなぁ〜チャーシューいいなぁ〜」思わず本音が出た。
「これ、はしたない」母がたしなめたが親父が「分けてやるよ」と、笑いながらノブ兄弟にチャーシューを分けてくれた。
ちなみに餃子を1個ずつ分けてもらったのは言うまでもない。
この餃子が、また家で母がスーパーで買ってきたチルド餃子とは味が全然違いノブ兄弟の目を丸くさせた。
そんな食べ盛りの子ども達を両親は、微笑みながら「美味しい?」と聞いてきて、
「うん、美味しい」とノブ兄弟は、笑顔で返事をした。
食後に瓶入りオレンジジュースを注文してくれた。
ノブは「コカ・コーラが飲みたい」と言ったが、
母が「炭酸ジュースは、やめときなさい!オレンジジュースにしておきなさい!」と言う。
まぁ〜今度はノブが折れて母に従った。
バヤリースの冷たいオレンジジュースも、なかなか美味かったが…やっぱりコカ・コーラが飲みたかったノブは少しふて腐れていた。
だけど、帰宅して『8時だよ!全員集合!』を笑い転げながら観るとスッキリしたノブだった。
“ババンがバンバンバン"エンディングで、カトちゃんが「宿題やったか?風呂入ったか?歯、磨けよ!」と言うセリフに、
ノブは「宿題は、まだやってない!風呂入った、歯も磨いた」…いちいちテレビに向かって返事を毎週末するノブだった。
おしまい……
また明日から新しい話ばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
71
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:28:04
「キャッチボール」
夏休みに入ってすぐの平日、なんだか知らないけど親父は仕事が休みだった。
早朝6時に近所のラジオ体操に参加してスタンプを押してもらい帰宅して、
いつものように、ご飯と赤だし味噌汁と納豆と卵と味付け海苔と言った朝食を済ませ、
夏休みまんが祭りのテレビ番組でも観ようかとしていた時だった。
お茶を飲みながら新聞を読んでいた親父が
「野球を始めたんだって?ちょっとお父さんとキャッチボールでもしようか?」
…なんて突然言ってきたのでノブは少し驚いた。
親父は子どもと遊ぶなんて、今まで一度も無かったのだ。
お父さんから一緒にキャッチボールしようと声をかけてくれた。
ノブは、嬉しくなりテレビのアニメまんがを観たい気持ちも、ふっ飛び快諾した。
だけどグローブは安物の子ども用のグローブひとつしかないはずだ。
「でも、グローブは僕のしか無いよ」ノブが言うと、
親父は、「実は、お父さんも持っているんだよ」
そう言うと、ノブが見たことなかった大人用のなかなか良さげなグローブを見せてくれた。
「うわぁ、何これ?お父さん野球やったことあるの?」ノブが訊ねる。
「あぁ〜昔、少しな」親父は答えた。
二人は家から歩いて5分ほどの児童公園に行ってキャッチボールを始める。
20メートルほど離れてノブが軟式ボールを親父めがけて投げる。
思い切り投げたつもりだが今、思えば山なりの緩いスピードだ。
「おっ!良い球投げるじゃないか」親父が誉めてくれてノブは嬉しくて照れ臭く笑った。
「じゃあ、いくよ」親父が軽く投げたように見えたボールが、近づくにつれ伸びてきた。
「うわぁ!」初めて見る大人の投げたボールの伸びにノブは驚き、
少し逃げ腰になりながらも、なんとかキャッチした。
「お父さん、凄いね!ビュッって伸びて来たよ」とノブが言うと、
「そうか?アハハハハ」と笑った。
それから10分ほどキャッチボールをした時に、
「ちょっと投げ方を教えてやるよ」と親父が言い出した。
「腕だけで投げるんじゃないんだよ」そう言うと親父は、
足のつま先の回転から膝の回転、腰の回転、
引き腕、投げる利き腕、肘、手首の使い方を手取り足取り教えてくれた。
「たかがボールを投げる動作ひとつに、こんなにも合理的な理屈があるのかぁ〜」ノブは、とても感心すると共に親父が、こんなに野球のことを知っていることを初めて知って驚いた。
キャッチングの仕方も教えてもらい、
1時間ほどの親父の野球教室は、あっという間に時間が過ぎた。
だいぶ投げる動作が様になってきたのをノブ自身も実感出来て、親父も「なかなか良いぞ」と誉めてくれたのでノブは嬉しかった。
帰り道に「どうして、そんなに詳しいの?」ってノブは訪ねたが、
「なんとなくな…アハハハハ」と笑うだけの親父だった。
「ふ〜ん」ノブは納得出来なかったが、
なんだかあんまり聞かない方がいいのかな?…内心ノブは思い、しつこく聞くことはしなかった。
帰り道の途中、もうすぐ家に着くときにケンちゃん家で駄菓子屋の『田中屋』さんでラムネを買ってくれた。
昔は瓶入りのラムネだ。
ビー玉の詮を専用の道具でポンッと開けると1/3程も、こぼれてしまうラムネを、
勿体ないとばかりに口を瓶の飲み口にもっていきすすり上げる父子だった
青空の下、店先に置かれた長椅子に座り笑いながらラムネを親父と一緒に飲んだ一時が幸せなノブであった。……
(余談だが、親父のいない時に母に聞いたら、
なんでも親父は高校野球をやっていて甲子園を目指していた高校球児だったらしい。しかもピッチャーだったとか…
肘を痛めて野球をやめたとか……)
今日は、ここまで。
ノブ物語はつづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
72
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:30:08
「おもちゃ&ゲーム」
いつもは外で野球をしたり公園の遊具、かくれんぼう、缶けり等で遊んでいたノブだった。(ほとんどの子どもが、そんな感じ)
でも雨の日は、さすがに外で遊ぶことは出来ずに家で遊んだ。
家での遊びは、おもちゃやゲームだ。
ゲームと言っても今のようなテレビゲームとかネットゲームなんてなくて、
人生ゲーム、ボーリングゲーム、レールの電車やミニカー…そんなアナログ感が漂うおもちゃやゲームが楽しかった。
だけどノブん家は貧乏で、メーカーのおもちゃなんて無くて小学舘の“小学○年生"の付録のセコいおもちゃゲームしかない。
だいたい紙製品だから実につまらない(^_^;)
そんなノブが思い付いたのは友達ん家で遊ぶことだった。
だから雨の日は、傘をさしながら友達ん家によく行ったもんだ。
出来るだけ金持ちで、おもちゃゲーム類をたくさん持っている友達ん家に行った。
フミトくん家は金持ちだが、さほどおもちゃゲームの類いは無かったので、
箕浦(みのうら)くん家に行った。
箕浦くんは祖父母と同居していて、お祖母ちゃん、お祖父ちゃんっ子で、
箕浦くんの祖父母も孫にあまくて、いろんなおもちゃゲーム類を買い与えていた。
まさに、おもちゃのワンダーランドみたいな家だった。
当時、流行っていたおもちゃゲーム類は、だいたい持っていた。
ミニカーの立体駐車場は圧巻だ。
100台くらいのミニカーを立体駐車場にセッティングして遊んだ。
またレールの電車は箕浦くんの父親が趣味で景色のオブジェとかを作った専用の部屋があって、
実際に動かして楽しんだ。
「うわぁ〜すっげーな」ノブは目を輝かせながら楽しんだ。
だけどノブが一番好きなおもちゃは野球盤だった。
今も野球盤は、あるみたいだがだいぶ進化しているみたいだ…(^_^;)
最初の野球盤だった。
消える魔球とか実に面白かった。磁石でカーブとか変化球も出来た。
箕浦くんは、リアルの野球は下手くそだったが野球盤は上手かった。
2時間くらい遊んで楽しんでいると、お祖母ちゃんがニコニコしながら
「楽しそうに遊んどるね〜ノブくん、遊びに来てくれてありがとうね」優しくノブに語りかけてくれた。
打算的な自分が申し訳ない気持ちでノブは、「いえ、とんでもないです」…とうつむきながら言うのが精一杯だった。
「お腹、空いたやろ?居間にケーキとジュース用意したからこっちに来なさい」
“なんやて!ケーキとジュースやと"
ノブは滅多にケーキなど食べられる機会がなかったので、そりゃあもう嬉しかった。
当時、珍しかった洋間のリビング&ダイニングは15畳ほどの広さもさることながら、
本革のソファー、ルネサンス調の豪華なテーブル、壁にかかった鹿の頭部、
ペルシャ絨毯、どでかいカラーテレビ、どでかいステレオ&スピーカー……まさにザ・金持ちの家だった。
「うわぁ〜すっげーな〜」ノブが目を丸くしてキョロキョロとリビングを眺めていると、
お祖母ちゃんは、ケーキ屋さんの白い箱に入った様々なケーキを箱ごと二箱、持ってきてくれた。
普通の家では皿にイチゴのショートがひとつなんだが…なんと箱ごと持ってきてもらったのは初めてで、ノブは驚いた。
ノブが、まだ食べたことのない茶色い渦巻き状のケーキがあったので、
「何これ?」と思わず口にすると箕浦くんは
“モンブラン"だよと教えてくれた。
「ふ〜ん、モンブランね」…なんて素っ気ない素振りを見せながらも、モンブランの意味さえ知らないノブであった。
恐る恐る初モンブランを口にしてみた。
「うんま〜!すっげー美味いよこれ!」
ノブの反応にお祖母ちゃんも箕浦くんも笑っていた。
あとイチゴのショートケーキ、メロンのショートケーキ、シュークリーム…やっぱケーキ屋さんのケーキは美味かった。
ノブは遠慮なく6個入りのケーキをたいらげるのであった。
箕浦くんは3個くらいだった。
ケーキを食べ始めたノブに「ジュースは何がいい?いろいろあるでよ」お祖母ちゃんが、そう言うと、
ノブは「コカ・コーラください」と図々しく言った。
「はい、好きなだけ飲んでね」
お祖母ちゃんは、冷蔵庫で冷やされた瓶入りのコカ・コーラ3本と栓抜きとコップを、お盆に入れて持ってきてくれた。
「こんなに飲めないよ〜」なんて言いながらケーキ片手に瓶入りのコカ・コーラを2本飲むノブだった。
“箕浦くんは大切にしよう"
ケーキを食べながら心に誓ったノブだった。
おしまい……
今日は、ここまで。
(・Θ・)
=(ο┳ο
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73
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:32:44
「水泳教室」
ノブ少年は毎日、外で体を動かして遊んでいたせいもあり、
体育の授業は、遊びの延長みたいな感覚で体育が好きだった。
まあまあの運動神経を持ち合わせていた。
しかし…体育好きなノブも、ひとつだけ苦手なものがあった。
水泳だ!
特に水が怖くて顔をつけられない、プールに入って潜れないとか…
では無いのだが、上手く泳げなかったのだ。
息継ぎが上手く出来ないから、クロールは非常に疲れるのだった。
だから1学期の後半に始まる水泳の授業は嫌いだった。
1〜2年生の頃は、遊びの部分が多かったが、
4年生辺りから“遊び"よりも“泳ぎ"が重要になってきた。
なんとか25メートルは途中で立たずに泳げたのだが…お世辞にも泳げると言うレベルでは、なかった。
泳ぐと言うよりも溺れている感じである(笑)
今は、どうだか知らないが当時の水泳の授業では、
教える先生のレベルも全然、成っていなかったように思う。
実に適当で大ざっぱな教え方だった。
だからノブだけじゃなくて綺麗に上手に泳げる生徒は少なかった。
そんな中でもフミトくんは綺麗な泳ぎだった。
スイミングスクールに通っていたのである。
フミトくんだけじゃなく4〜5人は水泳が上手で、やっぱり泳ぎが上手い子はスイミングスクールに通っていたのだ。
1学期も終わりに近づいた下校途中、フミトくんが何気無くノブに語りかけた。
「泳ぐの苦しいだろう?」……少し間をあけて「うん」と恥ずかしそうにうつむきながらノブは答えた。
「フミトくんは泳ぐのが上手で羨ましいよ」ノブが言うと…
「最初から泳げた訳じゃないよ。1〜2年生の頃は水が怖くてプールに入れなかったんだよ」意外な返事がフミトくんから帰ってきた。
「なんやて!マジかよ(*゜Q゜*)」ノブは、にわかに信じがたくて少し疑った。
するとフミトくんは続けて、「水泳はコツがあって教える人が上手ければ必ず楽に綺麗に泳げるようになるよ。
担任の教え方じゃダメだよ」
“なんだ、こいつは!スイミングスクールの勧誘かよ"
ノブはフミトくんが何を言いたいのか察知して、
「そうだね、フミトくんみたいにスイミングスクールに通えれば良いんだけど、
家は貧乏だから、そんな余裕ないしな」
ため息をつくような言い方でノブは答えた。
すると予想外の言葉が、フミトくんから帰ってきた。
「僕がコーチするから週4で月から金まで市民プールに行かないか?」
「なんやて!」さらにノブは驚いた。
“確かに泳ぎは上手いが教えるなんてことを、ガキが出来るんかよ!"
「うん…でも…大丈夫?」ノブが不安げに訊ねる。
「とりあえず、一緒に行ってみて納得出来ないならすぐに止めてもいいよ」笑いながらフミトくんが言った。
“なんちゅう自信家なんや!じゃあちょっとお手並み拝見といこうじゃないか"
ノブは上手く泳げることよりもフミトくんのコーチングに興味がわいてきた。
夏休みに入ると朝イチ10時から市民プールに行くノブとフミトくんの二人の水泳教室が始まったのだった。
今日は、ここまで。
つづく…………
(・Θ・)
=(ο┳ο
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爆笑またなーーコマネチ
74
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/15(日) 23:35:19
「水泳教室part2」
フミトくんとの水泳教室初日、
前日フミトくんから「初日は、とりあえず9時半に俺んちに来てよ」と言われたのでノブは、
学校指定の水着とおもちゃみたいなゴーグルとタオルを
仮面ライダーのアニメが書かれてある透明ビニール製の水着入れのカバンに入れて、フミトくん家に行った。
部屋に通されると、「はい、これあげる」
差し出されたのは当時の普通の小学生では、持っていない競泳用のゴーグル(メーカーはSPEED)だった。
「えっ?いいの?」ノブが驚いて訊くと
「いいよ、ちゃんとしたゴーグルで練習した方がやりやすいからね」とさりげなく答えてくれた。
「でも…悪いな〜(^_^;)」ノブが言う。
「たくさん持っているから大丈夫だよ」あっさりフミトくんは答えた。
実にありがたかった。
初めて手にしたSPEEDのゴーグルをまじまじと眺めているノブに、
「これ作ったから練習終わって家に帰ってから目を通しておいてね」とフミトくんが手書きで書いた手作り製の冊子を差し出した。
そこには「クロールを泳ぐには」と言うタイトルで書かれた10ページくらいに及ぶ手製の冊子だった。
ノブは感動して涙ぐみ「ありがとう!俺、頑張るo(`^´*)」
「うん、一緒に頑張ろう」とフミトくん。
歩いて10分ほどで市民プールに到着すると着替えてプールサイドに出た。
まずは、ラジオ体操で準備運動をした。
市民プールは屋外で、水深が1.2メートル、距離が25メートルの6コース分の泳ぐプールと、
小さな滑り台があって水深が膝程度の遊びのプールに分かれていた。
泳ぐ25メートルプールも3コース分は、仕切りのコースロープを外して夏休みの子ども用の為に遊びのエリア。
隣の3コース分が泳ぐ為のコース。
さらに良かったのは一番外側の第6コースは練習の為のコースを設けてあった。
ノブとフミトくんは第6コースで練習するのであった。
ゆっくりと足からプールに入る。
少し冷たい水が気持ち良い。
ノブがボーッと突っ立っているとフミトくんは、
水に入るや否や水の中に沈んでは浮きながら小さなジャンプをしだした。
2〜3回浮き沈みジャンプをしてからフミトくんが言う。
「まず、ホビングしながら25メートルいってみようか」
「なんだそりゃ?ホビング?初耳やぞ」ノブが言う。
「水中で少しずつ鼻から息を吐いて浮き上がると同時に息を口から吐ききり、素早く口から息を吸うんだよ。
これを歩いてジャンプしながらやるんだよ」
「特に鼻から少しずつ息を吐くことに意識してね」
フミトくんの真剣な説明にノブは頷き、フミトくんの後ろをホビングしながら進んだ。
水中で鼻から少しずつ息を吐きながらノブは思った。
「なるほど、水中で息を鼻から吐くのか〜今まで水中では息を止めていたもんな〜」
感心しながら、25メートル反対側の壁に着いた。
壁に着くと、
「その場で、ホビングしてみせて俺が水中でチェックしてみる。」フミトくんが言う。
言われるがまま、ノブがホビングすると
「OK!これが息継ぎのポイント、泳ぎと合わせれば泳げるようになるからね」
「これから毎回、練習に入る前にホビングを1往復してウォームアップね」
「うん、了解(`◇´)ゞ」
こうしてノブとフミトくんの水泳教室は幕を開けたのであった。………
今日は、ここまで。
つづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
75
:
マフラーぬこ
:2018/04/15(日) 23:48:59
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノお疲れ様でした〜( ´ ▽ ` )ノ
また読み直したけどやっぱり面白いねぇ(・∀・)
76
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/16(月) 00:29:43
>>75
マフラーぬこ!早速のレスをありがとうばぁい(^o^)/
みなさんも遠慮なくレスつけてちょんまげ(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
77
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/16(月) 00:30:56
でも今夜は、引っ越し作業で疲れたから更新は無しよ(^o^)/
みなさん、おやすミンチ(-_-)
すぅすぅ・・・
/\___
/__ヾ )
/(-Θ-*)~◎/
/ ̄U⌒ U⌒ ̄)
/ ∴∵∴∵ /
`/ ∴ぷぅ〜∵/
(______ノ
爆笑またなーーコマネチ
78
:
マフラーぬこ
:2018/04/16(月) 00:33:01
>>77
よしりんさんおやすみなさい〜( ´ ▽ ` )ノ
79
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/16(月) 07:23:49
>>78
マフラーぬこ、乙ばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
80
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/16(月) 07:25:10
どういう訳だか、昼間は書く気になれんばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
81
:
ようこ
:2018/04/16(月) 08:36:59
おはようございます。
(したらば)デビューです。〜〜入れるかな。
82
:
マフラーぬこ
:2018/04/16(月) 14:43:10
皆さんこんにちは〜( ´ ▽ ` )ノ
>>79
よしりんさん乙あり〜♪
>>80
まぁ、そういうもんでしょう(・∀・)
>>81
ようこさんいらっしゃい〜入れてますよぉ(・∀・)
83
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/16(月) 22:53:40
>>81
あーっ!港のヨーコ横浜横須賀!来てくれてありがとうばぁい(^o^)/
♪あんた、あの娘のなんなのさ
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
84
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/16(月) 22:55:30
>>82
マフラーぬこ、したらばに自分のスレを立てろばぁい(^o^)/
ブログにしてもよかばぁいよ(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
85
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/16(月) 22:56:17
「水泳教室part3」
ホビングを終えて、キックの練習に入った。
プールサイドの側溝を掴んでのキックから。
「足に力を入れないで付け根部分からムチをしならせるイメージで、やってみて」…フミトくんが言う。
「わかった」ノブが返事する。
「うん、それでいい。あと両足の親指が触れ合うくらいに少し内股にしてみて」さらにフミトくんが言う。
「OK!」ノブは再び言われるがままやってみた。
「いいよ、そんな感じ。なかなか筋がいいよ」フミトくんが言うと
ノブは少しムカついたような嬉しいような不思議な気持ちにかられた。
それからコースのスタート地点の壁を蹴り、
顔を水につけたままで息継ぎは、しないが少しずつ鼻から息を吐きながらの
グライドキック約10メートルを、2〜3回繰り返した。
次に顔は水につけたままで視線を真下じゃなく
伸ばした両手の指先を見ながらのグライドキックを繰り返した。
そして初日最後の練習としてビート板を使って息継ぎをしながら、
12.5メートル進む練習を数回、繰り返した。
その際の息継ぎは、6秒に1回といった指示だった。
ラスト25メートルを1往復して初日の練習を終えた。
帰り道、ノブは思った。
“なんだか学校で習った練習と違うけど充実感あるなぁ〜"…と
そんなことを思いながら歩き出したノブにフミトくんが言った一言にノブは、感心した。
「スポーツも勉強も理論に基づいて合理的な練習をしなければ意味ないんだよ。
学校の担任の気合いと根性だけでガムシャラにやっても疲れるだけで時間の無駄だよ。
目標設定をして、その為に何をすべきか設定してこなしていけば自ずと目標達成出来るさ」…さらりと言い放つ、この10歳のガキにノブは驚きと感心の畏敬の念を覚えるのであった。
“惚れてまうやろー"
そんな気持ちになったのだ。
今日は、ここまで。
つづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
86
:
マフラーぬこ
:2018/04/16(月) 23:36:00
>>84
丁重にお断りしますm(_ _)m(笑)
>>85
ノブ良いお友達をもったねぇ(・∀・)
明日も楽しみにして待っているねぇ(・∀・)
87
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/17(火) 22:10:44
二回目の“水泳教室"では、ストローク(腕のかき)を中心に行われた。
まず準備体操をした後、ホビングのウォームアップ。
そして前回のキックを10分くらい復讐して
「さあー今回は何を教えてくれるんだろう?」
…そんなふうに思いながらスタート地点の壁付近でノブは、その場ホビングをしていた。
「今日は、ストローク…腕のかきかたを練習しよう」フミトくんが切り出した。
「ちょっと、その場で泳がなくていいから立ったままで腕のかきをしてみせてよ」フミトくんが言うので、
「うん、いいよ」
ノブは学校で教えてもらった通り、
まず両腕を肩の延長線上に構えた後、
指先を閉じて右腕から真っ直ぐ下に回して元の肩の延長線上に戻した。
そして左腕を回そうとしたところフミトくんが、割って入って動きをとめた。
「はい、やめて…やっぱり知らないよな、無理もない」フミトくんがつぶやくように言うのでノブは反論した。
「なんでだよ、先生が言っていたじゃん」ノブが少し怒りながら言うとフミトくんは答えた。
「うん、先ずは指先を揃えなくて力まず普通に伸ばす感じだよ。
腕も肘を伸ばしたままだと疲れるでしょ?」
…そう言われればそうだな。確かに疲れるよな。
ノブは思った。
フミトくんは自分で動きを見せながら説明してくれた。
「指先は無理に閉じないで自然な感じで腕を伸ばす。
次に水中では肘を曲げるんじゃなくて肘を立てて体の中心に腕を持ってくる。
このとき、手首と肘は曲げない。肘を立てたままで肘から手のひらで水をかき集める感覚だよ。
そして水を胸までかき集めたら、太ももに一気に押し出す。
そのときも肘を支点にして水を押し出してやるんだ。」
…あまりのカルチャーショックにポカーンとしていたノブ。
次にフミトくんは実際に数メートル泳いで見せた。
そしてフミトくんの言葉にノブは、新たなカルチャーショックに見舞われた。
「腕を回すんじゃない。水をかき集めて後ろへ押し出す。これが水中での腕の使い方のコツ。
そして押し出した腕は、力を抜いて水上に出してまた肩の延長線上に戻す。
戻す時も肘を支点に完全にリラックスさせながら戻すんだよ。
これがプルとリカバリー。」
「えっ?プリン?」ノブが聞き返す。
「プリンじゃなくて…プルだよ“引く"って意味。
つまりは腕のかきだよ。
リカバリーは戻すって意味ね。」
フミトくんのレクチャーは担任の先生の授業よりもわかりやすかった。
プルの練習はつづく。
今日は、ここまで。
つづく…………
明日は病院の診察&点滴があるので副作用により書けんかもしれんばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
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爆笑またなーーコマネチ
88
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/17(火) 23:11:57
なんと!嫌がらせ[スマンねw]のような大作が!!
バッテリーが不安定なのでまだ未読だが頑張れ!!
89
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/17(火) 23:25:30
ノブとフミト君は良い関係だねぇ(・∀・)
明日はくれぐれも無理しないようにゆっくり休んでねぇ(・∀・)
90
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/18(水) 06:41:22
>>88
あーっ!KD来てくれてありがとうばぁい(^o^)/
アメーバブログで、書いている物をコピペしとるばぁい(^o^)/
バッテリーが弱いのにスマンばぁい(^_^;)
レスつけても、つけなくても自由ばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
91
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/18(水) 06:42:54
>>89
ありがとうばぁい(^o^)/
てか急にトリップつけて、どうしたんだ?
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
92
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/18(水) 07:56:45
>>91
よしりんさんおはよう(・∀・)
前にねぇ偽物が現れた事があったからこのスレには来ないと思うけど念の為(・∀・)www
病院に気を付けて行ってらっしゃい〜(・∀・)
93
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/18(水) 23:31:16
乙〜!\(Φ、Φ)/〃
途中まで読んだよ
クイズ番組勝ち組の賞品は何だったんだね?
94
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/19(木) 21:14:19
>>92
なんやて!
マフラーぬこの成りすましなんかして何がオモロイんや?
物好きな奴もいるもんだな(^_^;)
病院は無事に終わったばぁい(^o^)/
ありがとうばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
95
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/19(木) 21:16:01
>>93
パウンドケーキと饅頭一箱だったばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
96
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/19(木) 21:16:35
《ちょっと飽きてきたので、はしょります(笑)》
それから息継ぎ無しのプルの練習を徹底的にして、
だいぶ形が様になってその日の練習を終えた。
帰り道フミトくんから受けたレクチャーは、これまたノブを驚かせた。
「平泳ぎ以外の3泳法は、プル(手のかき)が7、キックが3くらいの力の割合なんだよ。
キックはバランスを取るものくらいでいいよ。」
さらりとフミトくんは言った。
「なんやて!今までキックの方が泳ぐ為の比重が高いと思っていたぞ!」
しかしプルの練習をしてみて、
手のかきの推進力を実感したノブは一方で、なるほどザ・ワールドな気持ちでもあったのだ。
感謝の意味を込めてノブは駄菓子屋で、フミトくんにガリガリくんをおごってあげたのだった。
次の練習はブレス(息継ぎ)に入った。
右側に顔を出してブレスすることを選択して、
キックと片手(右手)によるプル、
いわゆる片手クロールをだいたい習得出来たので、その日の練習を終えた。
帰り道、今度はフミトくんが駄菓子屋でノブにコカ・コーラをおごってくれてノブは「昨日、俺がおごったから、これであいこだな」…と妙に納得したのであった。
今夜は、ここまで。
つづく……
次回で水泳教室は終わります。
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
97
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/20(金) 00:04:44
>>93
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
>>94
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノただ意地悪されただけで済んだよぉwww
>>96
いいなぁ〜ノブとフミト君(・∀・)ほのぼのするお(・∀・)
98
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/20(金) 19:30:19
乙〜!\(Φ、Φ)/〃
>>95
よしりん乙だぜ!m9(Φ、Φ)ο〃
成る程〜、美味かったか?
>>97
マフラーぬこさん乙です!\(Φ、Φ)/〃 ← これでも笑顔なのである
フミトくんは大人だなあa(_ _ )/〃
99
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/20(金) 22:48:36
>>98
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ良い笑顔ですお(・∀・)
100
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/21(土) 00:23:57
>>97
なんだ!ただの意地悪か?(^_^;)
まぁ、昔の2ちゃん時代のぽっくんみたいな攻撃されなくて良かったばぁいな(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
101
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/21(土) 00:25:30
>>98
KD乙ばぁい(^o^)/
美味かったばぁいよ(^o^)/
ってノブも大人だろーが(>o<")
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
102
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/21(土) 00:26:21
「水泳教室part6」
夏休みも、あと残り10日余りになった頃にノブとフミトくんは、
クロールの完成を目指した。
これまでやってきたキック、プル、片手クロール…
これらを組み合わせたコンビネーションで完成とした。
まずは、ひとつひとつを復習していった。
片手クロールで息継ぎとフォームに気をつけて練習していた時にノブは、
息継ぎが楽に感じた。
「いける!」…ノブが実感したのと同時にフミトくんが、
「よしっ!いけるぞ!」と笑顔で言ってくれた。
「最後にクロールで50メートルやろう!」
「なんやて!50やと!(*゜Q゜*)」意外な一言にノブは驚いた。
“普通は片道だけの25じゃないんかいな?"
呆気にとられていたノブにフミトくんが続けて言う。
「速く泳ぐんじゃなくて、息継ぎのタイミングと全体のフォームを意識して楽に泳ぐことを第一にやってみて」
今まで続けて50メートルを泳いだことなんてなかったノブは不安だったが、
「やるしかない」と覚悟を決めて、フミトくんの言う通りに楽に泳ぐことを意識して泳ぎだした。
「ブクブク…パッ!」右手が、かききると同時に顔を素早く横にあげて息を吐ききり素早く息を吸って水中に戻す。
タイミングがバッチリだ!
25メートルの壁についても苦しくない。
壁に両手を付くと同時に体を反転させてターンした。
(ちなみにクイックターンは練習しなかった)
復路の半分まで来ても苦しくない!
ノブは泳ぎながら涙が溢れてきた。
泳げる嬉しさもさることながら、
一円の徳にもならないことを真剣に教えてくれたフミトくんに感謝の気持ちで一杯だった。
ついに50メートルを泳ぎきったノブに、フミトくんが自分のことのように喜んでくれた。
「ありがとう!本当にありがとう!」ノブがお礼の言葉をフミトくんにかける。
「いやいやノブにセンスがあったからだよ!
よく頑張ったね」
労うフミトくんにノブは、ただただ感謝の気持ちで一杯だ。
帰り道、ノブは初めてフミトくんにコカ・コーラをおごった。
2学期始めに水泳のテストがあり、ノブはクロールで最高評価の5をもらった。
しかし、この時はクロールだけじゃなく平泳ぎのテストも同時にあった。
平泳ぎは練習していなくて、なんとか泳げたものの、
プル(手のかき)とキックとブレスのタイミングがイマイチで5段階の3であったのだ。
相殺されて結局4だった。
水泳の授業が終わってからフミトくんが苦笑いしながらノブの肩を叩きながら言った。
「来年は、平泳ぎを練習しようね」
今夜は、ここまで。
ノブの物語はつづく…
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
103
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/21(土) 14:42:53
乙〜!\(Φ、Φ)/〃
>>99
マフラーぬこさんありがとう〜!\(Φ、Φ)/〃
>>101
よしりん、美味かったのなら良かった!m9(Φ、Φ)ο〃
104
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/21(土) 17:51:07
>>100
そして今は変なのに付きまとわれているwww
>>102
ノブとフミト君の息がぴったりなのが良いねぇ(・∀・)
>>103
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
105
:
ようこ
:2018/04/21(土) 18:30:09
(したらば)入れて良かったYO-。
マフラーぬこちゃん、よろしく哀愁〜〜〜。
そうだ、(フミト君)はお医者さんになったんだね。
(♪ナイスガイ)になってるかな。
106
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/21(土) 18:55:49
>>103
うむ(^_^;)
だけど虎屋のきんつばの方がよかばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
107
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/21(土) 18:57:23
>>104
なんやて!(*゜Q゜*)
変なのって誰や!(*゜Q゜*)
フミトくんとは、バロムワンの仲だったからな(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
108
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/21(土) 18:58:34
>>105
うむ(^_^;)ナイスガイばぁいよ(^o^)/
ぽっくんは見事にはずれたばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
109
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/21(土) 22:28:01
「転校生」
4年の2学期に入ると同時に転校生が来た。
大阪から来た男子だ。
阪神タイガースの帽子を被った、その男子は自己紹介では人見知りせずに、
大阪弁で早口で、捲し立てていきなり笑いをとっていた。
ノブは驚いた。
“見知らぬ人前で、よくもまぁ〜あんなにぺらぺらと喋れるもんだな"
なんて感心していると先生が、転校生の席を一番後ろの角の席だったノブの隣に指名した。
ニコニコしながらノブの隣に座った大阪弁の転校生は「いろいろ教えてな!よろしゅう」…なんて気安く語りかけてきた。
“うわぁ〜関西人苦手だわ〜"
コテコテの大阪弁の転校生は名前を森永くんと言った。
放課時間にノブが「森永チョコボールと何か関係あるの?」と真剣に訊くと
森永くんは「ノブやんオモロイなぁ〜」…と大笑いした。
“なんやて!ノブやんだと"…その馴れ馴れしさにノブは少し戸惑いながらも、
オモロイと言われたことがうれしくて「そうかなぁ〜へへへ」…と愛想笑いをするのだった。
それから少しずつ、うちとけていき、
ノブは、ここぞとばかりにカトちゃんや志村ケンの物まねを披露した。
フミトくんや他の友達は笑っていたが何故か森永くんは笑わず、
「ちょっと、そう言うのは違うわ。おもんないわ」…
はっ?ノブの渾身の物まねが初めて否定されてノブはショックだった。
…と同時に対抗心から「じゃあ森永くんが何かオモロイことしてみせてよ
」
ノブが、そう言うと森永くんは真剣な表情で「う〜ん、何かするとかと、ちごうて日々の生活の中で自然に起きる笑いが、笑いやで〜」
“出来る!こいつは手強い"と思った矢先、椅子に座ろうとしてわざとコケるコケ芸を見せてくれた。
ノブを含めて皆、爆笑の渦に包まれた。
“スゲーな(*゜Q゜*)"…お笑いの真髄に出会った気持ちになり、ノブは興味を持った。
それから、いろんなお笑いの技を教えてもらった。
なかでもノリツッコミには感心して、おっさんになった今でも、
ノリツッコミのボケには自然とノリツッコミが出来るようになったのだった。
ただ阪神タイガースファンと言うことが、
巨人ファンのフミトくんとノブには、ネックであり一緒に野球の会話は出来なかった。
今日は、ここまで。
ノブ物語はつづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
110
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/22(日) 00:34:51
皆さんおやすみなさい〜( ´ ▽ ` )ノ
>>105
ようこさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノよろしくですお(・∀・)
>>107
名無しさんだから分からないのぉ(´Д` )
前の人とは違うからまた別な人だわぁ(´Д` )
>>109
西と東では笑いのツボが違うからねぇ(´Д` )
巨人VS阪神かぁ…こりゃあ相入れないなぁ(´Д` )
私の家族は人気のセVS実力のパだったからなぁwww
もちろんわたしはパ派で肩身が狭かった(´Д` )
111
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/22(日) 08:59:24
>>110
まぁ基本的に、ストーカーは名無しだろうな(^o^)/
うむ、東と西じゃあ笑いのツボが違うばぁい(^_^;)
なんやて!パ・リーグファンやと(*゜Q゜*)
変わっているばぁいな(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
112
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/22(日) 13:25:11
乙〜!\(Φ、Φ)/〃
>>104
マフラーぬこさんどうも〜!a(_ _ )/〃
>>106
よしりんは虎屋が好きかあ、お大尽だなあwヾ(Φ、Φ)ノシ
>>110-111
お二方、
東京もんだが日本ハムファイターズファンの我輩であるσ(Φ、Φ)/〃
113
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/22(日) 18:00:35
皆さんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
>>111
よしりんさんお誕生日おめでとう111getおめでとう(^ー^)ノ
*'``・*。
| `*。
,。∩ *
+ (´∀` ) *。+゜
`*。 ヽ、 つ *゜*
`・+。*・'⊃+゜
☆ ∪~。*゜
`・+。*・
>>112
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノおぉ〜同士よぉ〜(・∀・)
私は試される大地民だから日ハムファンだお(・∀・)
札幌ドームには10回位観戦に行ってるよぉ〜(・∀・)
でも、元々日ハムは東京だものねぇ(・∀・)
114
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/22(日) 23:31:20
>>112
なんやて!(*゜Q゜*)
虎屋は、お大尽なのか?
寅さんが居る気さくな和菓子屋と違うんかあ?
>>113
祝ってくれてありがとうばぁい(^o^)/
でっかいどー(^o^)/
北海道(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
115
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/22(日) 23:32:12
「箕浦くんとフミトくん」
ノブが幼稚園の年長から小学2年生の頃までは仮面ライダーのライダースナックが流行った。
スナック菓子にライダーカードがオマケとしてついていて、
皆カード欲しさに少ないお小遣いから捻出して競ってライダーカードを集めたもんだ。
3年生くらいから仮面ライダーV3も終わり、ノブの周囲では仮面ライダー人気は下火になり、プロ野球に移行していった。
当時のプロ野球は今では考えられないくらい人気があった。
テレビも連日、巨人戦を中心として放映していた。
プロ野球が長引き、テレビ放映が延長されるなんて当たり前で、
ドラマやバラエティー等は、当然のように後回しにされていたのだ。
現在のように地上波では、ほとんど放映されなくなったプロ野球しか知らない若者からしたら信じられないだろう。(笑)
学校に行けば、昨夜のナイターの話題で盛り上がっていたのだった。
秋も深まってきた2学期の中間くらいに事件は起こった。
10月の下旬から11月の上旬頃だったと思う。
とある日曜日、ノブはクラスメート5〜6人くらいで、空き地で野球遊びをした。
夕方になり日も暮れかかってきたので帰ることにした。
帰る方向が同じだったノブと箕浦くんとフミトくんの三人はケンちゃん家の駄菓子屋によることにした。
三人は、駄菓子屋に着くなりプロ野球スナックとジュースを、それぞれ買った。
駄菓子屋横に設置された背もたれのついた赤色のペンキが所々剥げてきて、
木目が剥き出しになっている古ぼけたベンチに座ってジュースとスナック菓子を楽しもうと決めたのだった。
小腹が空いて喉がかわいていたノブは、
コカ・コーラを飲みつつプロ野球スナックを交互に食べながらカードの袋を開封しようとした。
「巨人の高田繁が出たらいいなぁ〜」なんてワクワクしていた。
今日は、ここまで。
つづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
116
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/23(月) 00:29:18
大人になってからプロ野球チップスを大人買いした事があるよぉ(・∀・)www
117
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/23(月) 21:23:18
乙〜!\(Φ、Φ)/〃
>>113
マフラーぬこさん乙〜!ヾ(Φ、Φ)ノシ
おお!同士でしたか^^
ファイターズが東京から離れた時は残念だったけど、
北海道で歓迎されて良かった!
>>114
よしりん乙〜!ゞ(Φ、Φ)/〃
我輩が知っている虎屋は、1本5千円の羊羮があるぞw
118
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/23(月) 23:17:44
>>117
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
私は幼少期から実力のパ派だったので大歓迎だったのですが、巨人ファンが多いのでどうしたものかと言われてました(´Д` )
新庄剛志選手が加入となると直ぐに手のひらを返してファイターズファンが増えてびっくり(・∀・)
そして今に至るのですお(・∀・)
あの有名な『稲葉ジャンプ』ですが近隣が揺れ調査をしたら震度3ぐらいだったそうですお(・∀・)
119
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/24(火) 00:37:21
>>116
なんやて!(*゜Q゜*)
いくらくらいだね?
カードは巨人の坂本出たか?
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
120
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/24(火) 00:39:21
>>117
なんやて!(*゜Q゜*)
いくらなんでもボッタクリの悪徳商売だろーが(>o<")
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
121
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/24(火) 00:42:00
>>118
へぇ〜新庄がね〜(^_^;)
えっ?稲葉ジャンプが震度3やと(*゜Q゜*)
それは、ちょっといくらなんでも大袈裟だろう?(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
122
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/24(火) 00:42:45
「箕浦くんとフミトくんpart2」
ノブはドキドキしながらカードを開封した。
袋からゆっくりとカードを引き出して見てみる。
「なんだ!中日の高木モリミチかよ!」
残念がりながらも一応、ポケットにカードをしまいこむノブ。
…と、その時だった。
真ん中に座っていた箕浦くんが右隣に座っていたノブの前を横切り、
ベンチの横にあったごみ箱にスナック菓子を捨てた。
呆気にとられながらノブは箕浦くんに訊いた。
「どうしたの?お腹でも痛いの?」
すると箕浦くんは笑いながら予想外の返事をしてきた。
「別にお腹なんか痛くないよ。いらないから捨てただけだよ。
欲しかったらどうぞ。」
“なんだと!捨てた物を食べてもいいだと!"
ノブは「そうなの!?じゃあ、お言葉に甘えて頂こうかな…ヘヘヘ」
少し惨めな気持ちになりながらも卑しいノブは、
捨てられたスナック菓子を取り上げた。
すると今まで黙っていたフミトくんが突然、怒りながら大声をあげた。
「ノブ!食べるな!」
さらに捲し立てるフミトくん。
「箕浦くん!譲るならまだしも食べ物を捨てるとは何事だ!
世界には食べたくても食べられずに餓死していく子ども達が大勢いるんだぞ!」
少し間を置いて箕浦くんが反論した。
「じゃあフミトくんが餓死していく子ども達を救えばいいじゃんか」
フミトくんも反論する。
「そう言うことじゃなくて、食べ物を粗末にするな!って言いたいんだよ。」
険悪な沈黙が流れ三人は無言のまま散り散りに帰っていった。
ノブはフミトくんの言葉に考えさせられながらも
“まずいな、箕浦くんと仲が悪くなると箕浦くん家に遊びに行けなくなる。
そしたらケーキやジュースを貰えないな"
(ノブよ!お前ってやつは……)
そんな姑息で卑しいノブを安堵させる事態が夕食後に訪れた。
夜、7時くらいに玄関のチャイムが鳴った。
「はーい」母親が玄関を開けて何やら笑顔で話し込んでいる。
何事だろうとノブが奥から覗いてみると、
そこにはうなだれた箕浦くんと箕浦くんのお母さんが菓子折りを携えて謝っていた。
母親から話を聞かずともノブは理解すると共に、
これからも箕浦くん家のおやつにありつけることに安堵したのであった。(笑)
次の日の月曜日、学校でフミトくん家にも謝罪に行ったことをフミトくんから伝え聞いた。
三人は照れ笑いしながら、また元の関係に戻ったのであった。
めでたし、めでたし。
今日は、ここまで。
ノブ物語はつづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
123
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/24(火) 00:43:39
>>119
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
値段は忘れちゃったわぁ(汗)何せ大人買いだからねぇ(・∀・)
今から10年以上前の事だからねぇ…
パ派なのでセのチームのお名前が分からないのぉ(汗)
今は両リーグの選手のお名前もあまり分からない(汗)
124
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/24(火) 00:46:28
>>121
本当だお(・∀・)ニュースでもやってたからねぇ(・∀・)
ちなみにボンジョビのライブの時も震度3だったお(・∀・)
125
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/24(火) 00:50:10
>>122
3人仲良しに戻って良かったですお(・∀・)
でも、箕浦君は反省しないとねぇ…
フミト君は嫌われるかもしれないのに言えるって流石だねぇ…
ノブよぉ(笑)丸く収まって良かったねぇ(笑)
126
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/24(火) 19:25:05
乙〜!\(Φ、Φ)/〃
>>118
マフラーぬこさんどうも〜!ゞ(Φ、Φ)/〃
そんないきさつがありましたかあ・・・
ファイターズが北海道で受け入れられて良かったです^^
そして、スタンドが壊れないようにw
>>120
よしりん乙〜!ヾ(Φ、Φ)ノシ
高い羊羮もあるらしいが高い羊羮もあるという ← 高いのばかりだw
やはりフミトくんは大人だなあ
127
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/24(火) 23:34:38
>>126
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノもう大丈夫ですお(・∀・)
稲葉さんが引退したのでそんなに揺れないみたいですお(・∀・)
128
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/25(水) 00:27:51
>>123
確かに最近の選手は、あんまり名前がわからんばぁいな(^_^;)
印象が薄いって言うか個性的で魅力ある選手が少ないのか(^_^;)
贔屓の巨人でも若手は、あんまりわからんばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
129
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/25(水) 00:29:24
>>124
んなアホな(^_^;)
震度3って言ったら相当やぞ(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
130
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/25(水) 00:30:26
>>125
ハッハッハッ(^o^)/
ぽっくんのおかげばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
131
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/25(水) 00:32:04
>>126
5千円のヨウカンなら、いきなりステーキの方が よかばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
132
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/25(水) 00:33:47
今夜は都合により『長距離走者の孤独』は、お休みします。
悪しからずm(__)m
明日は、やる予定ばぁい(^o^)/
みなさん、おやすミンチ(-_-)
すぅすぅ・・・
/\___
/__ヾ )
/(-Θ-*)~◎/
/ ̄U⌒ U⌒ ̄)
/ ∴∵∴∵ /
`/ ∴ぷぅ〜∵/
(______ノ
爆笑またなーーコマネチ
133
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/25(水) 01:05:48
>>129
近隣には高層マンションとかあるんだと思うよぉ…
134
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/25(水) 01:06:17
>>132
よしりんさんゆっくりおやすみ〜( ´ ▽ ` )ノ
135
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/25(水) 22:30:30
>>133
なるほど…耐震や免震施工が施されていないんだな。
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
136
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/25(水) 22:31:41
>>134
はいよ(^o^)/
ありがとうばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
137
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/25(水) 22:32:25
「柿泥棒」
もうすぐ12月になろうかとする秋も深まった11月下旬のことだった。
学校が終わってノブとフミトくんは、いつものように談笑しながら下校していた。
もうすぐノブん家に着こうかとするT字路の曲がり角を曲がった時、
10メートルほど先の2軒隣の家の壁の上にホームレスみたいなオッサンが立っていた。
ノブとフミトくんは驚き少し後ずさりをして、
角に隠れ身を低くしながらオッサンを見ていた。
ホームレスのオッサンは、周囲を見回してから壁のすぐ近くに植えてある柿の木から柿を3個ほど、もぎ取っている。
“あっ!柿泥棒だ"
ノブとフミトくんを声を発せずとも目と目で会話した。
と、そのときだった!
「柿泥棒ーー!」
柿の木の住人で、その家のお爺ちゃんと思われる人の大声が閑静な住宅街にこだました。
オッサンは壁からジャンプして降りて逃げ出した。
少し周囲を見回してからオッサンは、こともあろうにノブとフミトくんがいる方向に向かって走ってくるではないか。
「うわーっ!」
ノブは咄嗟に物陰に隠れた。
次の瞬間、ノブは我が目を疑うほど驚いた。
なんとフミトくんが、道路の真ん中に立ちはだかり両手を広げて制止しようとしていた。
眼前まで迫ってきた柿泥棒は「どけ!ガキ!」と叫びフミトくんを突き飛ばした。
柿泥棒が見えなくなるのを確認してからノブは、フミトくんに駆け寄った。
「大丈夫か?フミトくん!」
心配して声をかけると
「いててて…まぁ〜大丈夫だよ」
少し照れ笑いしながら返事をするフミトくんの右肘と右膝から少し出血していた。
柿を盗られた家のお爺ちゃんが直ぐに駆け寄ってきてフミトくんの手当てをしてくれた。
間もなくしてパトカーが到着した。
お巡りさんが救急車を呼ぼうとしたがフミトくんは頑なに拒んだ。
お爺ちゃんとノブとフミトくんは、その場で事の成り行きを説明した。
そして柿泥棒は、間もなく逮捕されたのだった。
ノブは内心「勇敢なフミトくんは誉められるのだろうな」
…と思いきや意外な言葉が、お巡りさんから返ってきた。
『フミトくんの行動は勇敢だけど、二度とこんな真似をしたらダメだよ。
ノブくんが逃げて隠れたのは正しい行動だったよ。
フミトくん!幸い軽いかすり傷で済んだけど、非常に危険な行動なんだよ。
下手したら殺されちゃうからね。
こんな時は、先ず逃げることが大事なんだよ。
そして大人に助けを求めるんだよ。』
諭すように言うお巡りさんの言葉を理解したようにフミトくんは、
お巡りさんの目をしっかり見て「はい、わかりました」と返事した。
ノブのお母さんやフミトくんのお母さん、
近所の人達が集まってきた捕物劇も巻く引きしようとした。
別れ際にフミトくんから声をかけられた。
「ノブは凄いな!咄嗟に正しい行動をとれたからな。
俺もノブを見習うよ。」
……「まあね!実は俺も立ち向かおうとしたけど、後々のことを考えて隠れたのさ」
夕暮れの住宅道路には、にやけるフミトくんと、ひきつりながら笑うノブが居たのであった。(笑)
今日は、ここまで。
つづく…………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
138
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/26(木) 00:53:15
>>137
ノブとフミト君のサスペンスだねぇ(・∀・)
でも、フミト君がかすり傷程度で済んで良かったねぇ(・∀・)
139
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/26(木) 20:44:46
>>138
まったくばぁい(^_^;)
それにしても…今でもあのときの恐怖は忘れんばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
140
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/26(木) 20:47:04
「お父さん」
銀杏の葉が道路を埋め尽くし寒さが増してきた12月の始めのことである。
ノブが学校から帰ってくると、お父さんが居た。
「ただいま〜」
ノブは、いつものように大きな声で“ただいま"をした。
「おう、帰ってきたか?」お父さんは、台所のテーブルの椅子に腰かけて、お茶をすすりながら新聞を読んでいた。
「ちょっと今から動物園に行こう」
突然の提案にノブは戸惑った。
「えぇ〜でも、フミトくんと遊ぶ約束したから…」ノブは返事をした。
お父さんは諦めてくれるかと思いきや、
「電話で断りなさい。なんならお父さんが、かけてやるから」
「えぇ〜恥ずかしいから、自分で電話するよ」
ノブは父親の強い意思を感じ取り、突然の提案に従った。
確かに以前から動物園に行きたいと言っていたノブではあったが、
突然だから少しめんどくさい気持ちであった。
“それにしても急だな〜…どうしたんだろう?"
「ところでお母さんや弟や妹は?」ノブが訪ねる。
「あぁ〜三人は、さっき買い物に行ったよ、
だから都合がいいんだよ」
父親の返事に、ますます意味がわからなくなったノブ。
親父のホンダスーパーカブの後部座席にまたがり、
2ケツで二人は地下鉄に向かったのであった。
つづく……
今日は、ここまで。
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
141
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/26(木) 21:46:28
乙〜!昨日はバッテリーが回復しなかったぜw\(Φ、Φ)/〃
>>127
マフラーぬこさんどうも〜!ゞ(Φ、Φ)/〃
それなら安心w
我輩も今はライトファンなので選手の名前がわかりませんw
>>131
よしりん乙〜!ヾ(Φ、Φ)ノシ
いきなりステーキは高いらしいなあ?
入ったことないやw
142
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/27(金) 00:27:35
>>139
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
>>140
動物園かぁ…もう何年行っていないのだろう…
>>141
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
木田さんのゴッドハンドで引き当てた子の名前すらもう浮かんでこない(・∀・)www
143
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/27(金) 07:50:09
>>141
KD乙ばぁい(^o^)/
なんやて!(*゜Q゜*)
いきなりステーキって高いんか?
立ち食いのくせに偉そうばぁいな(>o<")
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
144
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/27(金) 07:51:31
>>142
動物園ってのは滅多に行かないからな(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
145
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/27(金) 17:39:55
乙〜!\(Φ、Φ)/〃
>>142
マフラーぬこさんどうも〜!ヾ(Φ、Φ)ノシ
清宮のことかなw
2軍で活躍してますね^^
>>143
よしりん乙〜!ゞ(Φ、Φ)/〃
ペッパーランチよりずっと高いらしいぜ
146
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/27(金) 19:03:12
>>144
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ行く人は年間パスを持っているそうですお(・∀・)
>>145
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノそうです!!清宮幸太郎君です(・∀・)は〜スッキリしました(・∀・)
147
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/27(金) 22:02:01
よしりんさんこらー!!心配するじゃないかぁ!!
無理しないで横になりなさい!!
148
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/27(金) 22:06:19
>>145
ペッパーランチってなんだね?店名か?
知らんばぁい(^o^)/
ペッパー警部なら知っているばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
149
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/27(金) 22:08:16
>>146
うむ(^_^;)
年間パスは名古屋も同じく(^_^;)
毎日、行くんかな?(^_^;)
ムツゴロウさんかよ(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
150
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/27(金) 22:08:20
>>146
うむ(^_^;)
年間パスは名古屋も同じく(^_^;)
毎日、行くんかな?(^_^;)
ムツゴロウさんかよ(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
151
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/27(金) 22:09:29
>>147
先回りするんじゃない(^o^)/
もう大丈夫ばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
152
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/27(金) 22:10:12
「お父さんpart2」
1時間弱で東山動物園に到着したノブ親子は、
閉園時間、間もない2時間程を急いで楽しむのである。
やっぱり動物園と言えばゾウとキリンとライオンがメインだ。
ゾウやキリンの大きさに驚き目を輝かせて喜ぶノブ。
ライオンの迫力に怯えながらも恐々見物した。
お父さんは動物よりも、動物を見て喜んでいるノブの表情を見ながらニコニコしていた。
「ノブ、楽しいかい?」
お父さんが訪ねる。
「うん、2年生の時の遠足で来たときよりも、
お父さんと一緒に来られた今日の方が楽しいよ。」ノブは本音を言った。
「そうか、それは良かった。」
お父さんは少し照れ笑いを浮かべながらノブの頭を撫でた。
ノブもデレデレだった。
初めて父親と二人で訪れた動物園が楽しかった……
と言うよりも以前、酒を飲んでは暴れていた怖い父親が、
酒を控えて優しくなってくれたことがノブ少年には、このうえない喜びであった。
「ちょっとお腹空いただろう?
あそこの食堂で何か食べよう。」
お父さんは売店を兼ねた食堂を指差しながらノブに語りかけた。
食堂と言っても、大したメニューは無くて
カレーライス、うどん、そば、カツ丼くらいのファストフード的な物とビールとジュースくらいだった。
ノブは、天ぷらうどんとコカ・コーラを注文して、
お父さんはカツ丼とビールを注文した。
ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ…「く〜っ!うめーな〜」
喉を鳴らしながら美味そうにビールを飲む父親を真似て、
ノブもコカ・コーラを飲んでは「く〜っ!うめーな〜」と言った。
『ワハハハハハハハ』
二人で笑い転げた。
“この時間が永遠に続いたらいいのに…"
そんなノブの淡い望みを引き裂く蛍の光と閉園案内のアナウンス。
「そろそろ帰ろうか。」
お父さんが言う。
「そうだね…」
名残惜しそうにノブは、うつむき呟くように返事をした。
少し間を置いて「お父さん!また二人で来ようね!」
ノブは顔をあげて笑顔で言った。
「あぁ〜そうだな、また来よう。」
お父さんも笑顔でノブに返した。
動物園を出て来た道を戻るべく地下鉄へ向かう親子は手をは握りながら笑顔に満ち溢れていた。
だが、幸せこのうえない夢心地の時間も、それほど長くは続かなかったのであった………
今日は、ここまで。
つづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
153
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/27(金) 22:39:40
>>152
ノブよぉ…お父さんとの嬉しくて少し寂しい動物園だったねぇ…
154
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/28(土) 20:43:01
乙〜!
>>146
マフラーぬこさん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
スッキリして良かった!!
>>148
よしりん乙〜!ヾ(Φ、Φ)ノシ
ペッパーランチはいきなりステーキの系列店で価格設定が低めなんだよ
155
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/28(土) 20:44:52
>>152
動物園ではダチョウも見たかね?
156
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/28(土) 20:57:41
>>153
なんだか切なかったばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
157
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/28(土) 21:00:57
>>154
KD、乙ばぁい(^o^)/
なるほど安めの系列店か(^_^;)
ペッパーランチに通う警察官をペッパー警部と言うわけだな(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
158
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/28(土) 21:02:45
>>155
見ていないばぁい(^_^;)
他にはカバとペンギンとシロクマとチンパンジーくらいばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
159
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/28(土) 21:03:37
地元の地下鉄駅の築地口に到着して地上に上がった時は、
既に日もくれて夜だった。
「すっかり暗くなったな、お母さんに叱られるかもな」
お父さんは、にこやかにノブに語りかける。
「そうだね。早く帰ろう」ノブは返事をして、お父さんのカブの後ろに跨がろうとした…その時だった。
「いててててて…」
お父さんは急にお腹を抑えてカブの横で、うずくまった。
「お父さん!大丈夫?」
ノブは心配してお父さんの顔を除き込む。
苦痛に歪む父親の表情からただ事でないことを察知したノブは、
「誰かー!助けて!お父さんが…」
半泣きで道行く大人に声をかけた。
すぐに通りかかった見ず知らずのスーツ姿の男性が声をかけてくれた。
「大丈夫ですか?今から救急車を呼びます。
頑張って!」
近くの公衆電話から救急車を呼んでくれたサラリーマン風の男性は、
救急車が来るまでの5分間ほど、お父さんのお腹や背中を擦って介抱してくれた。
ノブが不安でメソメソしていたところに、別の見ず知らずのオバサンがノブに声をかけてきた。
「ボク、お家の人に連絡したの?」
ノブは、ハッとして
「まだ!」
オバサンは近くの公衆電話までノブを連れていきノブに小銭を与え電話をかけさせた。
「お母さん!お父さんが…うわーん」
なんて伝えたら良いのか頭の中の整理がつかず泣き出してしまった。
するとオバサンは電話を取り上げ事の成り行きを説明してくれた。
そうこうしているうちに救急車が現場に到着した。
周囲は、何事かと心配そうに取り囲んでいた。
緊迫する現場にノブは、オロオロするばかりだ。
救急隊員から家の電話番号を聞かれてノブは伝えた。
救急隊員は家に電話してくれた。
間もなくしてお母さんが現場に到着してノブと一緒に救急車に乗り込み厚生病院へ向かうのであった。
お母さんは病院に着くなり誰かに電話をしていた。
すると、お父さんの会社の人が病院に来てくれて、ノブをノブの自宅まで送ってくれたのだった。
今日は、ここまで。
つづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
160
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/28(土) 23:08:51
>>154
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ良かったですお(・∀・)
>>159
ノブ大変だったねぇ…よく頑張ったよぉ…
心細かっただろうにぃ…話が急展開だねぇ…
よく電話番号ちゃんと言えたよぉ…偉かったねぇノブ…
161
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/04/29(日) 17:29:14
>>157-158
よしりん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
ペッパー警部好きなんだなw
&
我輩は30cmのダチョウを見に東山動物園に行ったことがあるのだよw
見つからなかったがな ← 誰もいなくて聞くことも出来なかったわいw
>>160
マフラーぬこさん乙〜!ヾ(Φ、Φ)ノシ
v^^ノシ
162
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/29(日) 22:16:51
>>160
そうかなぁ〜(^_^;)
電話番号くらい誰でも言えるばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
163
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/29(日) 22:20:54
>>162
私はテンパったら電話番号を言う自信がないwww
164
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/29(日) 22:21:27
>>161
今じゃ、醜いお婆ちゃんのピンクレディーも、ペッパー警部の頃はドキドキしたもんばぁい(^o^)/
…ってなんやて!(*゜Q゜*)
KDは東山動物園に来たことがあるやと(*゜Q゜*)
東村山じゃなくて?
さらになんやて!(*゜Q゜*)
30cmのダチョウやと(*゜Q゜*)
そんなチビのダチョウが居るんか?
ヤーッ!(ダチョウ倶楽部)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
165
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/29(日) 22:22:14
「お父さんpart4」
家に着くと2階の部屋から弟と妹の遊んでいるような楽しげな声が聞こえた。
借家を兼ねた社員寮の2世帯住宅の隣の社員の人が、弟達と遊んでいてくれていたのだ。
ノブを送ってくれた社員のおじさんはノブに耳打ちした。
「お父さんのことは弟と妹には秘密だよ」
目配せを投げ掛けながら小声でささやく社員にノブは涙を拭って笑顔を無理に作ったのだった。
内心、不安になりながらも母の帰りを楽しげに社員や弟達とスゴロクを楽しんだノブであった。
ノブが家に着いてから3時間ほど経過して、時計の針は10時を指している。
弟達は9時過ぎには寝てしまった。
ノブも布団を敷いて床には就いていたが心配で天井を見つめながら、お父さんの無事を祈っていた。
間もなくすると玄関を開く音がしたのでノブは、不安げな顔を浮かべ急いで階段を降りていった。
お母さんは迎えに行ってくれた社員のおじさんと二人だけで帰ってきた。
「お父さんは?」
ノブが訊ねる。
するとお母さんは…
「大丈夫だよ。ちょっとした腹痛で、様子をみる為に今夜だけ病院に泊まるんだってさ」
笑顔で応える母親の言葉にノブは安堵した。
「な〜んだ、ただの腹痛かよ!お父さんのやろ〜め!まったく心配かけやがって。寝よ、寝よ」
お母さんと社員のおじさんは笑った。
ノブは晴れやかな気持ちになり笑顔で階段を上がっていき床に就いたのだった。
しかし…1階から微かに聞こえてくる母親と社員の深刻そうな話し声に一抹の不安を感じながらも、
“大丈夫だ!また動物園に行く約束をしたから大丈夫だよ"
…自分の不安な気持ちを打ち消すように信じ込ませて眠りに就くノブであった。
今日は、ここまで。
つづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
166
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/29(日) 22:56:02
>>165
ノブよぉ…良く頑張ったねぇ!!
こういう時には長男・長女はツラいよねぇ…
そうだよぉ!!また動物園に行くんだからねぇ!!
167
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/30(月) 22:41:57
>>166
うむ(^_^;)
まぁそうばぁいな(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
168
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/04/30(月) 22:42:54
「お父さんpart5」
帰ってこなかった…
次の日も、次の日もお父さんは病院から帰ってこなかった。
ノブは毎日、お母さんに「お父さんは?」と訊ねたが、その度に「もう少しかかるみたい」の繰り返しだった。
ノブの不安はつのるばかりであったが、
毎日お母さんに訊くのもなんだか悪い気がしてきて訊ねるのを我慢した。
冬休みに入るクリスマスの日、病院で一人でクリスマスを過ごすのは可愛そうだと思い、
ノブはフミトくんを連れ立ってお母さんには内緒で、
僅かな貯金を使いケーキ屋さんでショートケーキを3個買って厚生病院に見舞いに行った。
病院の受付で何て言えばいいのかわからずにモジモジしていたノブだが、
フミトくんが代わって訊いてくれた。
ハキハキ要点を話すフミトくんに感心しきりのノブであった。
病室を聞き出し二人は、病室に行った。
なんと個室だった。
久しぶりに会うお父さんにドキドキしながら病室のドアをノックした。
「はーい、どうぞ」
聞き慣れた少し懐かしいお父さんの声に自然とノブの目には涙があふれた。
一旦、天井を向いて涙をぬぐったノブ。
フミトくんは何も言わずに、その様を見つめていた。
勢いよくドアを開けて病室に入ったノブ。
「お父さーーん!」
上体を起こしながら微笑む父親にノブは、たまらず飛びついた。
「おーっ、ノブか!よく来てくれたな」
父親の掛け布団に顔を埋めて泣きじゃくるノブの頭を父親は優しく撫でてくれた。
「フミトくんも来てくれてありがとう。」
お父さんがフミトくんに声をかける。
「いえ…お体の具合は、いかがですか?」
冷静にフミトくんは受け答えをしていた。
その間もノブは顔を埋めていたので父親は、
「これ、もういいだろ?フミトくんも居るから、いい加減にしなさい。」
とノブを諭した。
「いいえ、お構い無く」
“なんちゅう大人の対応なんや!"
ノブは少し恥ずかしくなり顔を上げて“エヘヘ"と照れ笑いを浮かべるのだった。
そして「これ!クリスマスケーキだよ!皆で食べよう。」
ノブがショートケーキが3個入った小さな白い箱を差し出した。
「おぉ〜ケーキかぁ〜、お母さんに買ってもらったのか?」
父親は訪ねた。
「違うよ〜僕が、お小遣いで買ったんだよ〜」
少しすねたように答えるノブに、
「おじさん、ノブの言うとおりですよ。」
フミトくんがフォローしてくれた。
少し間を置きお父さんは
「そうか〜ノブが買ってくれたのか…ノブが…」
ケーキを見つめながら呟くように話す父親の目が潤んだ。
「あれ?もしかしてお父さん泣いているの?」
茶化すようにノブが訊く。
「バカヤロー、泣くわけないだろう!そんなことより二人は飲み物は無いのか?」…と、お父さん。
「あっ!忘れた!」
ノブが言うとお父さんは財布から小銭を与え
「自販機で二人のジュースを買ってきなさい。」
…と言ったのでノブとフミトくんは1階ロビーにあった自販機で缶ジュースを買って再び病室に戻った。
小さなショートケーキにキャンドルを立て火を灯した。
「メリー……さんのひつじ!」
ノブが言うとお父さんは笑いフミトくんも笑った。
ほんの一時、冬の病室は春の陽気に包まれたのだった。
今日は、ここまで。
つづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
169
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/04/30(月) 23:15:58
>>168
ノブよぉやっとお父さんに会えて良かったねぇ
ノブは甘えん坊さんなんだねぇ長男だから普段我慢しているのかなぁ?
サンタさんからの最高のプレゼントだねぇ
170
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/01(火) 07:39:21
皆さん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
>>164
よしりん乙〜!ヾ(Φ、Φ)ノシ
もう20世紀の話になるが、
仲井戸麗市[RCサクセションのギター]のライブで名古屋に行った際立ち寄ったんだよ
そんで、30cmのダチョウとはヒナ鳥のことだw
大人のダチョウはいたが、子供ダチョウは隔離されていたらしく見つからなかったのである
171
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/01(火) 22:50:41
>>170
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノお疲れ様でした〜( ´ ▽ ` )ノ
172
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/01(火) 23:39:40
>>169
うむ(^.^)
…さらにクリスマスプレゼントは、つづく。
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
173
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/01(火) 23:41:23
>>170
なんやて(*゜Q゜*)
チャボを見てからダチョウ倶楽部を見に行ったんか?
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
174
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/01(火) 23:42:54
「お父さんpart6」
突然の見舞いの中でノブは、お父さんから嬉しい話を聞いた。
「実は、大晦日に退院出来るようだ」
お父さんがノブに語りかける。
「本当に!?やったーよかった」
ノブにとっては何よりのクリスマスプレゼントだった。
「ノブ、よかったね」
フミトくんが言う。
「うん、よかったわ」
ノブとフミトくんは実に楽しそうに家路に着くのだった。
そして約束の大晦日の日が訪れた。
いつもなら遊びに行っているはずのノブも、この日ばかりは家に居たのだ。
昼過ぎのこと。
朝から、おせち料理を作っている母親が居る台所のテーブルで、ノブ達兄弟は本を読んだりしながら父親の帰りを待ちわびていた。
「ただいま〜」
小さなボストンバッグを携えて、お父さんが帰ってきた。
「お父さん、お帰りなさい。」
三人兄弟は我先に父親を出迎えた。
「お父さん大丈夫?」
ノブが訊いた。
「あぁ〜大丈夫だよ」
お父さんは笑いながら答えた。
「お疲れ様でした。じゃあ皆で年越しそばでも食べましょうかね。」
お母さんが言うと、早速ノブ一家は、年越しそばに舌包みをうった。
ひさしぶりの一家団欒は暖房のストーブにも負けないくらいの暖かさに包まれていた。
夜は、すき焼きを食べながらレコード大賞、紅白歌合戦を楽しんだ。
ノブは沢田研二の“勝手にしやがれ!"のハットを投げる真似をして家族を笑わせていた。
紅白歌合戦が終わる頃には既に弟と妹は寝ていたが、ノブは“ゆく年くる年"を両親と一緒に楽しんだ。
“ゆく年くる年"を見ていた時に、お父さんは思い付いたように呟いた。
「そう言えば、一家揃って熱田神宮に初詣に行ったことなかったな?今年は、行こう!3日くらいに行こう。よしっ、決めた」
すると母親は「まだ、安静にしていないとダメよ」…と言うのであったが、
「いや、今年は行かないとダメだ。絶対に行くぞ!」
いつもは優柔不断な父親だったが何故か固い決意に満ちていた。
ノブは、そんなことよりも、お年玉がいくらなのか気になるばかりなのである。(笑)
今日は、ここまで。
つづく………
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
175
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/01(火) 23:53:32
>>174
ノブ良かったねぇ(・∀・)
いいなぁ〜一家団欒〜『ゆく年くる年』とは渋いねぇ(・∀・)
176
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/02(水) 01:34:59
>>171
マフラーぬこさん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
こちらは毎日夏日ですが北海道は如何ですか?
>>173
よしりん乙〜!ヾ(Φ、Φ)ノシ
おお!チャボを知っていたか!!
ライブの翌日はダチョウで、
当日の昼はパルコでやってた
ブラック魔王のケンケンを見に行ったよ
177
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/02(水) 06:54:11
>>176
KDさんおはよう〜( ´ ▽ ` )ノこちらも少しずつ暑くなってきましたよぉ…
178
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/02(水) 20:31:08
>>175
『ゆく年くる年』観たことあるんか!(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
179
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/02(水) 20:36:15
>>176
なんやて(*゜Q゜*)
パルコに、あのケンケンが来たんか(*゜Q゜*)
“クックックックッ"…って言う含み笑いは出来んかっただろうな(^o^)/
チャボは有名ばぁい(^o^)/
ちなみに今夜(夜中)
NHKのラジオ深夜便で午前2時から午前3時まで、
『忌野清志郎特集』やるばぁい(^o^)/
♪僕の好きな先生〜
…これは必ず、やるはずばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
180
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/02(水) 20:37:37
「お父さんpart7」
“あけましておめでとうございます\(・o・)/ "
元旦を迎えたノブ兄弟は早速、1階の台所に居る両親のもとに挨拶に行った。
ノブは両手を差し出して挨拶して皆を笑わせた。
「はい、どうぞ」
お父さんは用意していたポチ袋を兄弟それぞれに渡した。
中身を確認してみる。
“5千円だ!"
去年より2千円upしていてノブは嬉しかった。
弟と妹もニコニコしていたのでupしていたのだろう。
兄弟は、お互いに金額は教え会わなかった。
以前、それが原因で喧嘩して取り上げられた苦い経験があったからだ。
ノブ一家は、揃ってお雑煮を食べた。
出し汁に餅菜と四角く切られた切り餅が2個。
鰹節を山盛り入れるノブ家恒例のお雑煮である。
ノブはお代わりをして満腹で満足だった。
正月…特に元旦は遊び相手の友達も旅行に行ったり田舎に帰省したりして居ないので、テレビ三昧である。
昼頃にはテレビを観ながら、おせち料理を楽しんだ。
テレビ三昧も飽きてきたノブは、
昼下がりに近所の公園に行き弟と一緒にゲイラカイトを楽しんだ。
♪飛べ!飛べ!ゲイラ飛べ〜フゥ〜
…なんてCMソングを歌いながら遊んだ。
当時は、今みたいに正月でも商店が営業しているなんてことは無くて、
町中は閑散としていた。
車もほとんど動いていない。
人も、そんなに居ない。
いつもとは違う町の顔に、なんだか別の町に来たような…
或いはタイムスリップして異次元空間に迷い込んだような不思議な感覚だった。
夕方になって帰宅した。
水炊きを食べながら芸能人の隠し芸番組を観るのが恒例だ。
ノブはマチャアキの隠し芸に大変感心していた。
またマチャアキと井上 順のコントに爆笑していた。
マチャアキは面白いお笑い芸人だと信じ込んでいたが、
お母さんから昔は、グループサウンズのスパイダースとか言うグループで、
若い女の子に“キャーキャー"言われていたのよ…と聞いてもにわかには信じられないノブだった。
今日は、ここまで。
つづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
181
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/02(水) 21:04:02
>>177
マフラーぬこさん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
今年は季節が早くて大変ですね(Φ、Φ;)
>>179
よしりん乙〜!ゞ(Φ、Φ)/〃
そうそう、ハンナ・バーベラ展でドボチョン一家とかの展示もあったぞ
&
そうか!チャボは有名だったか!!w
そんで忘れていたが、本日は忌野清志郎の命日だったんだぜ!
&
餅菜がわからんぜw小松菜とは違うのか?
182
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/02(水) 23:03:55
餅菜調べたw
成程〜
183
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/02(水) 23:49:59
>>178
一回だけ見た事があるよぉ(・∀・)
>>180
ノブ家の一家団欒に癒されたお(・∀・)
>>181
KDさん毎年少しずつ季節が前倒ししているようですお(´Д` )
184
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/03(木) 22:34:30
>>181
ドボチョン一家懐かしいばぁい(^o^)/
昨夜の忌野清志郎特集で『雨上がりの夜空に』をやらなかったのは納得いかんばぁい(^_^;)
てか初期のRCサクセションは、フォーク色が強かったんだな(^_^;)
まぁハマショーも、そうだが…(^_^;)
チャボは初期メンバーじゃなかったとか知らなかったばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
185
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/03(木) 22:36:17
>>182
うむ(^.^)
名古屋の雑煮は、餅菜と餅ばぁい(^o^)/
そして昆布出汁ね
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
186
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/03(木) 22:37:14
>>183
ありがとうばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
187
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/03(木) 22:38:48
今夜は『長距離走者の孤独』を休みます(-_-)
ちょっと疲れたばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
188
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/04(金) 00:10:34
>>186
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
>>187
よしりんさん了解しました( ̄^ ̄)ゞ
189
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/05(土) 05:09:08
>>183
マフラーぬこさん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
気候が不安定で色々大変になりましたよね
>>184
よしりん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
名古屋弁のドラキュラがお気に入りだったぜw
&
ラジオ壊れて聴けなかったが♪トランジスタ・ラジオはやったか?
そんで、フォークじゃなくてアコースティックな
チャボは元々 古井戸 のメンバーだ
>>185
美味そうだな!
>>187
ゆるゆるやりたまえ ← 偉そう
190
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/06(日) 00:21:33
>>189
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ気温差がツラいですお(´Д` )
191
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/06(日) 16:44:34
乙〜ゞ(Φ、Φ)/〃
>>190
マフラーぬこさん乙こんです!\(Φ、Φ)/〃
明け方と昼間の寒暖差が凄いですよね
北海道だと夜もかな?
192
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/07(月) 23:53:05
>>191
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノそうですねぇ夜〜朝はまだ冷えますねぇ(T ^ T)
193
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/08(火) 23:37:04
>>188
だいぶ更新していなかったな(^_^;)
スマンばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
194
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/08(火) 23:39:38
>>189
名古屋弁のドラキュラって知らんばぁい(^o^)/
トランジスタ・ラジオは、やったばぁい(^o^)/
古井戸?
知らんばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
195
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/08(火) 23:40:29
「お父さんpart8」
1月3日の日、家族で熱田神宮に行った。
3日でも、やっぱり凄い人混みである。
参拝して絵馬を買い熱田神宮近くの食堂で、きしめんを食べて帰った。
そして4日を迎えた朝のことである。
ノブが起きて1階に降りるとテーブル脇で、お父さんは、腹を押さえながらうずくまっていた。
傍らで、お母さんは介抱しながら心配していたが、
電話で救急車を呼んだ。
寝ていた弟と妹も何事かと起きてきたが、オロオロするばかり。
ノブは、数日前の記憶が蘇り茫然と見守るしか出来なかった。
すぐに救急車は到着して慌ただしく、お父さんを病院に搬送した。
弟と妹は、泣きじゃくり寮の社員の人達が、なんとかあやしていた。
お母さんは、お父さんと一緒に救急車に乗り込んで病院に行った。
ノブは、とてつもない不安に襲われたが何もできずにいた。
ただ、“弟と妹の面倒を自分がみなければならない"
…そんな責任感が自然と沸いてきていた。
ノブは泣きたいのを堪えて弟と妹を部屋に戻して一緒にテレビを見ながら、お父さんとお母さんの帰りを待った。
昼には寮の社員のおじさんが昼飯を作ってくれた。
昼飯を食って、しばらくすると、お母さんだけが帰宅した。
「お父さんは?」
真っ先にノブは訊いた。
するとお母さんは笑顔で「大丈夫よ、お父さんは、すぐに帰ってくるからね」と言った。
弟と妹は安堵していたが、ノブは内心“嘘だ"と感じたが何も言わずにいた。
数日、ノブ少年の心は不安と僅かな望みで、揺れ動き続けるのであった。
今日は、ここまで。
つづく……
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
196
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/09(水) 04:04:49
>>195
ノブ良くやった偉いぞー(・∀・)
197
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/09(水) 22:31:36
>>192
マフラーぬこさん乙です!ゞ(Φ、Φ)/〃
段々暖かくなる筈ですね、泣かない泣かない
今日辺りは東京より札幌の方が最高気温が高かったとかw
>>194
よしりん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
ドボチョン一家のファーストシーズンのドラキュラは名古屋弁だったんだよ、南利明吹替だ
&
♪トランジスタ・ラジオがやったなら目出度い!\(Φ、Φ)/〃
&
古井戸は知らなくても無理ないなw
♪さなえちゃんしかヒット曲がないんだぜ
同僚のおじさんがいても、両親が病院で子供達だけの留守番は心細いよな
198
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/10(木) 00:11:19
>>197
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ見事に体調崩しました(´Д` )
199
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/11(金) 03:00:28
>>198
マフラーぬこさん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
ええっ!それは大変、お大事にです<(_ _ ;)/〃
200
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/11(金) 20:06:56
>>196
実は放心状態だったばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
201
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/11(金) 20:08:48
>>197
纏めて、そういうことか&そういうことばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
202
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/11(金) 20:09:54
>>198
現在は、どうだね?(^_^;)
お大事に(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
心配またなーーコマネチ
203
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/11(金) 20:11:16
ゲームイベントの為、しばらく『長距離走者の孤独』は休刊しますm(__)m
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
204
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/11(金) 21:43:11
>>199
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ今日も暑くて…いつの間にか寝落ちしてました(´Д` )
疲れているんだねぇ(´Д` )この時期の気温が高いのはもう勘弁ですお(´Д` )
>>200
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノそうだったのかぁ…
>>202
流石に疲れて寝落ちしたからもう元気だお(・∀・)
>>203
了解しました( ̄^ ̄)ゞ
205
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/12(土) 06:19:36
>>201
よしりん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
まとまって目出度い!
>>203
了解
>>204
マフラーぬこさん乙〜!ゞ(Φ、Φ)/〃
一番良い季節だった筈なのにねえ
元気になって良かった!\(Φ、Φ)/〃
206
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/12(土) 18:37:44
>>205
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ今日も暑くて室温26.5度ですお(´;ω;`)
まぁ直ぐに例年通りの気温になるらしいですお(・∀・)
207
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/15(火) 01:34:58
>>206
マフラーぬこさん乙〜!
それはキツイですねえ
例年通りになるなら良かった!
208
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/15(火) 18:45:33
>>207
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ今日も暑かった(´;ω;`)
今も室温25度あるよぉ(´;ω;`)
209
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/16(水) 19:37:15
>>208
マフラーぬこさん乙です!\(Φ、Φ)/〃
北海道なのに大変ですねえ(Φ、Φ;)
コチラはついに本日エアコンを使いました
210
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/16(水) 20:13:48
みなさん、お疲れ様わんばんこ(^o^)/
忙しいゲームイベントは終わったが、
今秋からスタートする浜田省吾のファンクラブ会員限定イベントに関するハマショー情報で忙しいので、引き続き『長距離走者の孤独』は休刊しますm(__)m
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
211
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/16(水) 23:34:45
>>209
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノもう扇風機の無い世界は考えられないわぁ(´Д` )
>>210
よしりんさん了解しました( ̄^ ̄)ゞ
212
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/05/17(木) 23:31:54
>>210
よしりん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
了解!楽しそうだな^^
>>211
マフラーぬこさん乙つ〜!\(Φ、Φ)/〃
文明の利器を使うと身体が楽ですw
213
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/18(金) 22:58:01
>>211
暑かったり寒かったりと不安定な気象だな(^_^;)
風邪ひくなよ(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
214
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/18(金) 22:59:37
>>212
うむ(^.^)
楽しいばぁいよ(^o^)/
てなわけで、引き続き同じばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
215
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/18(金) 23:03:51
>>213
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ今日は10度ツラい(T ^ T)
216
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/19(土) 22:24:43
>>215
極端な天気だよな(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
217
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/20(日) 00:29:10
>>216
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ身体がついてていかないですお(´Д` )
218
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/05/24(木) 23:11:42
更新は28日以降ばぁい(^o^)/
ゲームのイベントが忙しくてなかなか書けんばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
219
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/05/25(金) 00:10:52
>>218
よしりんさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ了解しました( ̄^ ̄)ゞ
220
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/06/02(土) 20:05:35
皆さん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
そろそろよしりんが恥ずかしがってるかもしれないw
221
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/06/29(金) 00:23:42
またしても我輩だσ(Φ、Φ)/〃
よしりんはまだゲームやってんのか?
222
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/07/03(火) 19:02:58
>>221
KDさんこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノお久しぶりですお(・∀・)
イベントは終わっても直ぐに始まります(´Д` )
忘れているわけではないと思いますお(・∀・)
223
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/07/05(木) 01:30:31
>>222
マフラーぬこさん乙〜!\(Φ、Φ)/〃
お久ですa(_ _ )/〃
ネット内知人の話によると、ブログの更新はしてるとか?
更に、よしりんはしばらくスレに来ないでいると
恥ずかしくなって尚更来にくくなるらしいですぞw
よしりんは恥ずかしがってないで投下したまえ!m9(Φ、Φ)/〃 ← 偉そう
224
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/07/13(金) 22:28:52
せっかくだから、このスレにも貼らせてもらいますわ
自スレですの
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/12160/1531233293/l50
良かったら来てね〜!\(Φ、Φ)/〃
(Φ、Φ)最近じゃ約3人のスレよw
つЦ⊂ ← 水道水
225
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/11/19(月) 19:01:11
うおおおーみなさん、お久しぶり大根(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
226
:
ようこ
:2018/11/19(月) 19:06:29
お邪魔します。
よしりんさん、元気だしてね。
227
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/11/19(月) 19:14:51
アメーバブログをロムってもらえばわかるが、
今、ぽっくんは6回目の入院中ばぁい(^_^;)
直腸癌切除→縫合不全→仮人工肛門→直腸のバルーン拡張→人工肛門を普通肛門に戻す→膿
とにかく命と戦っているばぁい(;_;)
残り少ない命ばぁい(;_;)
あんまりもたないと思う。
進行性直腸癌ステージ3ばぁい(;_;)
癌がリンパ節に入り込んでいたので直腸を何十センチが切除したばぁい(;_;)
人工肛門から普通肛門に戻したは、いいが…
次は、短く細くなったぶん排便障害と戦っているばぁい(;_;)
完全に普通に戻ることは無いが数ヵ月から1年くらいかけて普通状態に近づくことは出来るばぁい(;_;)
大変だが頑張るばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
228
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/11/19(月) 19:16:00
>>226
あーっ!ようこ!
来てくれてありがとうばぁい(^o^)/
てか、ここを知っていたの?
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
229
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/11/20(火) 07:36:37
長距離走者の孤独好きのみなさん、おはヨーグルト(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
230
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/11/20(火) 19:51:34
長距離走者の孤独好きのみなさん、お疲れ様わんばんこ(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
231
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/11/21(水) 06:27:33
長距離走者の孤独好きのみなさん、おはヨーグルト(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
232
:
ようこ
:2018/11/21(水) 16:25:41
♪わからぬことをぉ〜
わずらうよぉりもぉ〜
233
:
ようこ
:2018/11/22(木) 07:53:14
♪……明日へと
心をぉ〜つなぎぃ
ひたすら〜
生きてくぅ だけ… …
……
ただぁ ひぃとつのぉ
君が人生の時……♪
234
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/11/22(木) 18:21:01
縫合不全が尚更大変を招いたような・・・
手術にはありがちなのかな?
というワケで、このスレでも よしりん 乙〜!\(Φ、Φ)/〃
スレ内で応援しか出来ないがファイトだ!
こんな感じでa(_ _ ;)/〃
235
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/11/22(木) 18:40:04
このスレをageて巡回OK
236
:
マフラーぬこ【team月乃きら】
◆4tJhPf.y9A
:2018/11/23(金) 05:39:08
よしりんさんおはよう〜( ´ ▽ ` )ノ
なまら久しぶりに来てみたお(・∀・)
237
:
ようこ
:2018/11/30(金) 16:55:24
………
♪…でも、生きるんだ〜
呼吸止めずにぃ〜♪
238
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/12(水) 17:30:35
ようこ!kD!マフラーぬこ!
いたんか(^o^)/
来てくれてありがとうばぁい(^o^)/
もう大丈夫ばぁい(^o^)/
いやもうね…“君が人生の時"だったばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
239
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/13(木) 06:27:08
抗生物質の点滴と採血、はよせんか!
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
240
:
ようこ
:2018/12/14(金) 17:12:19
♪焦らないで〜
緩まないで〜〜♪
241
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/14(金) 18:54:12
>>240
♪生きる〜〜〜
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
242
:
ようこ
:2018/12/16(日) 17:53:50
………
♪〜慈愛と許しを
乞うかも〜〜
243
:
ようこ
:2018/12/16(日) 18:36:33
………
♪…そして 再生の時を
今 ここに集う
すべての心ある
仲間と誓う…♪
244
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/12/16(日) 19:21:44
\(Φ、Φ)/〃
245
:
ようこ
:2018/12/20(木) 07:55:32
♪〜〜
あぁ〜きょうも〜まぁた 呼ぶ声に答えては〜
あぁ〜♪
ON THE ROAD 2011
震災で延期された仙台公演で(路地裏の〜)の後で、
ハーモニカを客席に投げたのは見ました。
(後で回収されたとか)
246
:
ようこ
:2018/12/21(金) 17:54:06
♪砕けた夢は捨てなよ
昨日と同じようにぃ〜 明日を 生きては行けないぃよ〜 泣かないで〜 ♪
247
:
ようこ
:2018/12/22(土) 15:46:24
旅するソングライター
♪どこにいたって
君を想ってる〜
ロンドン、パリ、
ニューヨークシティ
仙台サンプラザ〜♪
248
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/22(土) 17:45:41
長距離走者の孤独好きのみなさん、お久しぶり大根(^o^)/&お疲れ様わんばんこ(^o^)/
…ってあーっ!
ようこ!(^o^)/
来てくれてありがとうばぁい(^o^)/
やっとるねー(^o^)/
ってあーっ!
KDも来てくれてありがとうばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
249
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/22(土) 17:46:42
>>247
うむ(^.^)そだねー
今日と明日は仙台サンプラザホールでコンサート納めばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
250
:
ようこ
:2018/12/23(日) 15:23:43
旅するソングライター
仙台サンプラザ
♪……遠くへ…
遠ぉくへと
願あった 日々 〜
真あっ直ぐに見ておくれ 僕は泣いてる
君のために…… ♪
251
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/23(日) 19:18:41
長距離走者の孤独好きのみなさん、お疲れ様わんばんこ(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
252
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/23(日) 19:20:31
>>250
うむ(^.^)そだねー
『遠くへ』は感動したばぁいな(^o^)/
感情を込めた見事な歌いっぷりだったばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
253
:
ようこ
:2018/12/24(月) 14:08:06
♪MIDNIGHT FLIGHT
-ひとりぼっちのクリスマス・イブ
♪……ひとりぼっちの
クリスマス・イブ
凍えそうな
サイレント・ナイト…♪
切なさが染み入る。
254
:
ようこ
:2018/12/25(火) 17:06:45
♪〜解放へのイリュージョン 胸に抱いてぇ
〜〜〜
どんな未来もぉ
受け入れるぅ 〜〜♪
255
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/12/25(火) 18:13:32
♪1番大事なもの〜 それは俺の自由自由自由〜
256
:
ようこ
:2018/12/26(水) 19:37:25
♪〜もう 行かなきゃと
手を振るう
君の後ろ姿を
見送って〜〜 ♪
257
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/26(水) 20:29:43
長距離走者の孤独好きのみなさん、お疲れ様わんばんこ(^o^)/
いつもありがとうばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
258
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/26(水) 20:30:44
>>253
今年も病院でのクリスマスだったばぁい(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
259
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/26(水) 20:31:56
>>254
なんでモノクロームの虹?
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
260
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/26(水) 20:32:59
>>255
KD、それは何の歌だね?(^_^;)
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
261
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/26(水) 20:33:47
>>256
ブログを見てくれてありがとうばぁい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
262
:
KD
◆H0vSTaxlHU
:2018/12/26(水) 20:53:47
>>260
RCサクセションの♪自由って曲だよw
263
:
ようこ
:2018/12/28(金) 19:12:31
退院も決まり良かった。
♪…遠ぉい街ぃで
ひとり暮らす
君ぃの無事を
いつも 祈ってる〜♪
264
:
ようこ
:2018/12/29(土) 05:52:55
省吾さんのお誕生日に〜
♪Happy Birthday
to you 〜〜 ♪
265
:
ようこ
:2018/12/30(日) 17:55:30
退院おめでとうございます。
ミーちゃんとの再会〜
Moon Right Cats Show 〜♪
266
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/31(月) 09:25:01
長距離走者の孤独好きのみなさん、おはヨーグルト(^o^)/
今年も、ありがとうございました(^o^)/
良いお年をお迎え下さい(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
267
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/31(月) 09:25:57
>>262
なるほどザ・ワールド(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
268
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2018/12/31(月) 09:26:45
>>265
ありがとうばぁい(^o^)/
http://imepic.jp/20181231/337660
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
269
:
ようこ
:2018/12/31(月) 16:58:04
お世話様になりました。
どうぞ、良き〜
新年をお迎えくださいませ。
♪きっと明日…
きっと いつか… ♪
270
:
ようこ
:2019/01/01(火) 05:51:48
Happy New Year 〜
今年も〜
よろしくお願いいたします。
♪受け入れるか〜
それとも〜
吹き飛ばすか〜〜♪
271
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2019/01/01(火) 11:23:17
┏┓┏┓ ┓┏┓
┏┛┃┃ ┃┗┫
┗┛┗┛ ┻┗┛
謹┃賀┃新┃年┃
━┛━┛━┛━┛
_____
本 ()____)
年 ∥ あ|
も ∥ け|
よ ∥お ま|
申 ろ ∥め し|
し し ∥で て ∩
上 く ∥と ∩∩
げ お ∥う ∩∩∩
ま 願 () ̄ ̄∩∩∩∩
す い  ̄ ̄※※※※※
∥∞∥
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
272
:
ようこ
:2019/01/03(木) 16:38:29
猫のちゃいこが寝ている隙に(鯖缶)を食べちゃおと、缶詰めをパチンと開けたと同時にちゃいこの目がパッチリ。恐るべしたYOO。
273
:
ようこ
:2019/01/04(金) 21:00:40
なんだかなぁ…
ハァー…。
寒いから、寝ます。
TVもつまらんし。
274
:
ようこ
:2019/01/05(土) 16:58:09
かわいい〜ミーちゃんの目はアンニュイでなんとも、かわいい〜ミーちゃん。
275
:
ようこ
:2019/01/07(月) 18:13:48
よしりんちゃん〜
大丈夫かいな。
276
:
ようこ
:2019/01/08(火) 14:41:50
永遠に(今)が続いて行くと思っていた…あの頃か。
(無常)だな。
277
:
ようこ
:2019/01/10(木) 12:32:08
今朝は超がつく寒さ。
私もお昼は(焼きそば)だにゃん。
278
:
ようこ
:2019/01/10(木) 18:56:02
寒いからね。
よしりんちゃん、
どうぞ、お大事になさってくださいませ。
279
:
ようこ
:2019/01/11(金) 19:49:10
よしりんちゃん…。
280
:
ようこ
:2019/01/12(土) 12:04:55
よしりんちゃん、
呼吸止めるな。
281
:
ようこ
:2019/01/14(月) 08:55:03
よしりんちゃん、
潮の満ち引き、日の出日の入り、そして、(星座)も動いてる。
282
:
ようこ
:2019/01/16(水) 16:06:42
よしりんちゃん、
お疲れちゃん〜。
283
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2019/02/21(木) 20:46:20
長距離走者の孤独好きのみなさん、お久しぶり大根(^o^)/&お疲れ様わんばんこ(^o^)/
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
284
:
よしりん#
◆AcVyotaJPw
:2019/02/21(木) 20:47:36
>>279
ようこそここへ
クッククック
(・Θ・)
=(ο┳ο
.◎ー┻◎
爆笑またなーーコマネチ
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