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2017年上半期第1期レビュー投稿掲示板(1月20日締め切り)

1やっすん:2017/01/04(水) 18:15:57
2017年度レビューワー制度詳細はコチラ

http://blog.livedoor.jp/worldrubber-ten/archives/1399519.html

2無双:2017/01/04(水) 18:17:24
レビュー:テナジー64FX

R:ティモボルALC
F:メイスプロブルー
B:テナジー64FX

今回念願のレビューがノミネートする事ができました。
これからもノミネート目指して頑張っていこうと思います。

☆〈軽打〉
軽く打つとそんなに飛ぶラバーではないです。
真っ直ぐに飛んでいくのでとてもバック向きのラバーです。

☆〈ドライブ〉
特殊素材にテナジーの相性はみなさんご存知だと思いますがこのラバーはスピードがでる上に柔らかさがプラスされ回転をかけやすくなってます。
ポイントは回転が『かかる』のではなく回転が『かけやすく』なってると言うことです。
しっかりインパクトした時のドライブは普通の64の方が回転は上ですが私たち中級者クラスは大会でしっかりインパクトすることは難しい所があります。
なので中級者クラスはFXの方がかけやすく安定して入ります。

☆台上
①ストップ
テナジーは他のラバーに比べて回転に敏感で影響が受けやすいラバーです。
なのでボールタッチが少し必要ですが64シリーズは他のテナジーに比べて球離れが少し早いのでそこまで影響はないのでストップはやりやすいです。

②フリック
弾くフリックがとてもやりやすく若干相手のサーブが下が強くてもインパクトで持っていける感じでした。

③チキータ
ドライブ同様回転がかけやすく安定して入ります。
しかし、回転量がそこまで多くないのでチキータが入っても返ってくるので練習ではチキータからの展開を練習すれば効率が良いと思います。

☆このラバーのこれが1番やりやすい技術を紹介

なんと言っても回転の影響が受けにくい事もありミート系の技術全般がやりやすいです。
フリック、角度打ち、スマッシュ、この技術が断トツでした。
回転がかけやすいのでドライブ系の技術(チキータ、ドライブなど)が1番な感じはしたのですが回転のかけやすさ+回転量の事を考えると05シリーズの方が上なので64シリーズの特徴であるスピード、弾道が直線的の事を踏まえるとやはり弾き系の技術がやりやすいです。

☆サーブ
ラバーが柔らかいためブチギレサーブを簡単には出せません。
回転をかける感覚がある人はサーブがキレると思いますが食い込んでしまい硬いラバーに比べて回転量が少し落ちます。
柔らかいラバーの中ではもちろん断トツで回転はかかりますがラバーと言う枠で考えればほどほどの回転量でした。

☆総合
中級者クラスのフォア・バックどちらにも使えると思います。
しかしパワーヒッターの人は柔らかすぎてラバーが負けてしまい性能を引き出す事が出来ないと思うのでそこは注意してください。
ドライブだけでなくスマッシュも打ちたいと言う人にはもってこいのラバーです。
スマッシュは硬いラバーの方がやりやすいけどドライブは柔らかくないと試合では打てないなどそう言った悩みのある人は是非このテナジー64FXを使ってみて下さい。
柔らかいけど弾けてドライブも入る。
このラバーがドンピシャの人はもうラバーを悩む事がなくなると思います。
皆さんも試してみて下さい。

3バルサミコ インフィニティVPSV①:2017/01/12(木) 17:10:37
インフィニティVPS-V ST バルサミコ
【自己紹介】
前回和の極み煉のレビューをしました。
今回は私が所有するラケットの中で「最強ラケット」と呼んでいるインフィニティVPS-Vについてレビューしていきます。

【かんたんレビュー】
バランスの取れた「かなり」弾む五枚合板。プレイスタイルとして弾きを多用するタイプで弾み、球持ちが欲しい方にオススメ。
弾性が強く、球持ちほどほどに弾道がするどいためラバーの相性を気にする必要がある。
弾道が低めのラバーを使う人にはおすすめし辛い。普段使ってて弾道が十分に確保できてる方でラバーを変えずに全体的に低めに変えたい方にオススメできる。
壊れやすいため、寿命が長いラケットとはいえない。ラケットの破損に神経質な方は購入を控えた方がいいかもしれない。

【詳細レビュー】
(概要)
中国若手の一番星ファンのモデルとされるのがインフィニティ。実際はグリップだけの付け替え…?なんて言われるけれども実際は高性能そのもの。
五枚合板ながら6.0mmと厚めの板厚、目が粗く手に吸い付くような太目のグリップながら平均重量は82g前半と軽めの設計。

○○○○使用時用具○○○○
R インフィニティVPS V ST
F NEOテンキョク3
B オメガVプロ
○○○○○○○○○○○○○

●フォア系技術(注目)
インフィニティ最大の特徴がフォア。中打から強打に至るまで「えっ?これ五枚?」と驚く程の弾みで弾いた時の球離れは十分に早く、その一方でかけた際の球持ちもまずまずあり使いやすい。
球離れの速さと弾性の高さから力を使わずとも楽々とボールを飛ばすことができる。というのも普段キョウヒョウユーザーである私がテンキョクと合わせているからか、弾いた時の飛距離にしろ、かけた時の飛距離にしろ放物線の頂点がネットよりもかなり後ろに行くためオーバーミスを連発する。しかし、放物線の弾道は決して高いというわけではなく、ごく一般的な程度からやや下くらいでかつスピーディーなボールが出る。最初は慣れずミスしたボールを眺めて感動してはいたものの基本的には鋭いボールを出せる。面に慣れてくれば台を刺すような鋭いボールを打つことは可能だった。

4バルサミコ インフィニティVPSV②:2017/01/12(木) 17:11:12
ドライブに関しての回転量はどうかといえばループに関しては適度な球持ちがありかけやすかったが、スピードドライブに関してはテンキョクだとラケットとラバー共に普段よりも球離れが早いせいか、勢いのあるボールは出せるが回転量の確保はできなかった。
試験的にキョウヒョウを貼った際の相性は絶妙であり、飛距離も台に収まる程度でスピードドライブもキョウヒョウの球持ちの高さから鋭く回転量のあるボールが出せた。ただ、テンキョクの時のようなスピードは出せなかったため一長一短か。キョウヒョウ時は多少没個性的になってしまったが、軽めで弱タッチの感覚がある意味では他のALC、五枚とは差別化できていたように感じる。
カウンターに関してはキョウヒョウ、テンキョクの両方においても弾きを意識すれば強いボールが出すことができた。また、弾きの良さからフラット系強打もやりやすい。
ブロックに関してもまた弾きの良さが生き、非常にやりやすい。低弾道よりの特性も相まって低く連打され辛いボールも出しやすかった。

●バック系技術
ほぼフォアと同じ評価であり弾きにしろかけるにしろ絶妙にやりやすいのだが、七枚合板ばりの弾み、弾道であるため、普通の五枚と思って買うと痛い目にあうかもしれない。
バックでフラットするとわかるが、他の五枚と比べると低弾道であるため、自分から低めのボールから展開をしやすい。他の弾性の高いラケットを使用した時よりも低いボールで相手を後手に追い込み展開の制圧がしやすく、またプッシュ系ブロックから先手に代わるような展開を作りやすい。ただ一点、非球持ち系のラケットの宿命であり天敵であるナックル系の深いボールに関しては、何気なく返すとネットにひっかかるケースが少なくなく、ナックルに対するかけ癖が必要。ただラケットが軽めなためかけやすくその弱点も多少は克服しやすいか。

●サーブ系
とりわけ目立った性能はなく、一般的である。普通のサーブは普通に出せる。
強いていうなら弾きが良いためロングサーブやスピードサーブは比較的しやすい。

●レシーブ系
弱いタッチであれば短く返せるためストップ、ツッツキ系の技術でやりづらさはないが特筆すべき性能はない。感覚の無い人が急にできるようになるといった性能ではない。
ただ弾き系の技術に関しては五枚合板にしては弾ける方であるためフリックはしやすかった。

5バルサミコ インフィニティVPSV③:2017/01/12(木) 17:13:50
●考察
このラケットと他のラケットを比べてこのラケットの売りと思える点は以下の通り。
・軽量の五枚合板
・五枚合板らしい球持ち
・五枚にしては弾ける
・五枚にしては、というよりALCより飛ぶ
・五枚にしては弾道が低い
こう並べてみるとわかるのだがどことなく七枚合板のような性能がある。
それ故に立ち位置としては五枚合板と七枚の間くらいか、という印象であるが、強いて他との優位性を上げるとするならば軽くて飛ぶ、という点か。実際打った感じとしてはティモボルALCよりも弾む。ただ弾むのだが、中打、軽打共に飛距離を抑えるのが簡単であり、アウター系と比べると台上系がやりやすいため実践的なラケットと評価できる。アウター系でありがちなストップが浮く、ツッツキが切れる前に飛んでいくといったことは比較的少ない。
昨今のWRM社のラケットや上級者のラケット選びでは単に弾むラケットよりも球持ちを重視したインナー系の素材ラケット、球持ち系七枚、弾む五枚などが候補に挙がってくるように思える。プラボールにおける球持ちのいいラケットが良いというのは言い換えればかけやすく球離れのタイミングが早くないということ。つまりは今の流行りは台上等もしやすい、いわば実践的なラケットとも言える。
試合に出てみていざ中高生と試合をすると、「一発の威力や対上回転の勝負には強いが、その高性能さ故に台上処理、ブロックが不安定でツッツキに対してドライブしかできない」タイプに限って扱いきれない素材系のハイエンドモデル使用者だったなんてことがざらにみられる。レベルとしては県大会出れてちょっと勝てる位のレベル以下だとは思うのだが、そういったレベルで性能が高いからといいものを持つとなると、実際に試合の六割を占めるような差し合いの場面でラケットの性能においてけぼりを食らい、失点するケースが増えてしまう。まず凄そうだからと素材系のラケットを使うのではなくて、弾みにメリハリのある合板系ラケット(インフィニティや和の極み煉、またこれからWRM社で販売されるOSP社の木材合板ラケットetc)で感覚を磨いていった方が試合で勝てる選手になるであろう。そういう意味でもインフィニティはこれから上手くなるための登竜門としてオススメできる逸品である。
こう書くと良さげなラケットに見えてくるが、何度も書くようだが非常に弾むラケットである。最初に使えばいつもの感覚でフルスイングすればオーバーミスなり、弾道の低さからネットミスなり多発する。五枚でそういった感覚な為慣れることができなければフォームも崩れるし、ラケットに合うラバーも大分選ばなければならない。
またラケットの性能からして、自分の理想の卓球像としてボールの弾道を高くして一撃性のあるボールよりもチョリチョリしたいといった方には極めてオススメできない。
一発のある卓球、ボールの質を低くし緩急をつけたい等やりたい卓球のイメージがある方にお勧めしたい。

●●要注意●●
インフィニティは上板が極めて脆くできているため、すぐにはげる。ファインジップを使ってラバーを貼って剥がすだけでべろべろ木材が取れてくる。一度ぶつけただけでも相当に損傷しやすい。
スティガラケットにはよくニスを塗るようになんて言われているが塗らない限りは必ず壊れるのが宿命と思った方が良い。

6d.d.d:2017/01/13(金) 10:37:14
juic999CHN赤極厚

●自己紹介
卓球歴12年、木材号版と粘着ラバーを愛し現在週5日で卓球で汗を流しております。

●試打環境
使用ラケットはアコースティックFL91g、埼玉県オープン大会四十〜六十歳代ランカーと練習してます。使用球はニッタク三つ星。ファインジップ一回塗り。
比較対象は、メイスブルスポ46度、キョウヒョウ3キョウヒョウ2、テンキョク等。

●外観
パッケージ込みで93g、粒形状は縦目、粒直径1.7mm粒高は0.6mmでした。シートはそこまで厚くなく一般的です。微粘着。スポンジは淡いオレンジ色で38度だそうです。粘着テンションとは違います。
粒が低い為か、少し硬く感じます。回転がかかりそうな予感がビンビン感じます。
昔、コンリンホイや、マリン等が使用し、偉関晴光先生も現在使用しているというような事を書いてありました。

●試打
シートで打っている感覚が、キョウヒョウ、テンキョク、他粘着テンションラバーより強いです。シートでの打感が厚いです。食い込み感はないので、割と硬く感じます。

ドライブの引き合いでは打感が強い分、対キョウヒョウ2とのラリーではついていける、又は勝てる事が多く、自信が持てます。
薄く、厚くも擦り易く、色んなスピンバリエーションが出せます。おかげで、サービスもブチ切れたり、どナックルも出せたり、スピード出せたりと容易でした。
粘着テンションは、どうしてもシートが柔らかく、これらの変化のつけやすさが999CHNには勝てないでしょう。

台上技術においてもこの硬さのおかげで、浮くこともなくガッツリ切ったり、パチンと弾くことも容易です。
スマッシュも特に難しいという事は無かったですね。
硬さがある為、ツッツキ打ち、カット打ちがかなり楽なのと下回転を打つコントロール性能が高いです。

●まとめ
以上短くまとめましたが、THE粘着といった感じです。テンションからの移行では違和感を感じ易いと思われますが粘着に慣れている、または粘着テンションが柔らかくもう少しキレ味が欲しいという人、
キョウヒョウやテンキョクよりもシートでの打感を感じたい人には持って来いのラバーです。
合うラケットは球持ちの良い物の方が良いと思います。

7無双:2017/01/15(日) 23:48:58
レビュー:テナジー05FX

R:水谷隼
F:水星2ブルースポンジ
B:テナジー05FX

今回は主にバック面での使用です。
テナジーシリーズはどのラバーも性能が高いですが特徴がそれぞれ違うのでそれを意識して書きたいと思います。

☆軽打
柔らかいですがさすがテナジー。弾みますが05並みに弾むわけではなく十分な弾むがあると思ってもらえればいいと思います。

☆ドライブ
ZLCの柔らかい特殊素材にテナジーシリーズのFXはどうなのかとても気になりました。
結論から言うとTHE安定。
安定というのは下回転打ち、バック対バックのドライブがまずミスらない。
柔らかさとテナジー05の回転のかけやすいシートの組み合わせがマッチして究極の安定感を維持してくれました。
弾道は水星ブルーと比べると山なりですがそこまで気になるほど大げさに山なりになるわけではなく程よい山なりなので相手に狙い撃ちされるようなボールが行くことはまずありませんでした。

☆レシーブ
①ストップ
シートが柔らかいので回転の影響が難しく若干浮く感じがあります。
私が下手なだけかもしれませんがFXシリーズは回転の影響をかなりうけるのでボールタッチがある程度いい人でないと少し厳しい所があります。

②チキータ
回転のかけやすさがピカイチなのでミスる気配がありません。
むしろ真上からかける台上ドライブでも安定して入るくらいのやりやすさでした。
意図的に横の強いチキータや下回転チキータが簡単に出せました。

☆サーブ
柔らかいラバーにしてはかなりきれる方だと思います。
特に順横系のサーブが個人的にきりやすかったですね。

☆1番やりやすい技術
このラバーのやりやすい技術はズバリ【チキータ】です。
回転シート+柔らかいスポンジ=安定なのでミスる気配を感じない。
このラバーをバックに貼ると色んなチキータを打てるので試合中に相手に慣れられてきたら横を強め、下を強めなど軸を変えたチキータが簡単に打てます。

☆総合
このラバーはバックが苦手な人でもミスがヘリ、積極的にバックバンドを振っていけるようになると思います。
ラケットも選ばないのでどんな選手にもむいてますがただパワーが強い人は柔らかすぎてボールを持ちすぎたり、シートが負けて滑ったりするのでパワーヒッターだと思う方は普通の05を買ったほうがラバーの性能・個人の性能を発揮できると思います。

中級者層のバックが苦手な選手にはとてもオススメなラバーです。
是非使ってみて下さい。

8ユーマ:2017/01/16(月) 21:19:53
今回はバタフライのハッドロウVKをレビューさせて頂きます。
F:ヴェガ ヨーロッパ 2.0
B:Grass-D-Tecs OX
でやって行きます。

・用具について
バタフライの木材シェークラケットの中で最高級の品質を誇るハッドロウシリーズ。
その中でも柔らかい木材を使用した5枚合板ラケットです。シリーズの中では前紹介したハッドロウSKと同じ系統に分類されます。

・ラバー無しでの感想
木で打ってみた感じは大分柔らかく、球持ちが良さそうな感じです。弾みはSKより少し強いです。ラバーを貼る

9ユーマ:2017/01/16(月) 21:19:54
今回はバタフライのハッドロウVKをレビューさせて頂きます。
F:ヴェガ ヨーロッパ 2.0
B:Grass-D-Tecs OX
でやって行きます。

・用具について
バタフライの木材シェークラケットの中で最高級の品質を誇るハッドロウシリーズ。
その中でも柔らかい木材を使用した5枚合板ラケットです。シリーズの中では前紹介したハッドロウSKと同じ系統に分類されます。

・ラバー無しでの感想
木で打ってみた感じは大分柔らかく、球持ちが良さそうな感じです。弾みはSKより少し強いです。ラバーを貼る

10ユーマ:2017/01/16(月) 23:08:16
・ラバー無しでの感想
木で打ってみた感じは大分柔らかく、球持ちが良さそうな感じです。弾みはSKより少し強いです。ラバーを貼る時、良質な木を使用しているお陰で接着剤が隙間に入ること無くとても伸ばしやすかったです。剥がす時も木のお陰で余り気を遣わずに剥がす事が出来ます。

・基礎技術
フォア打ちはやはり球持ちが良く弧線が高く上がります。今回は柔らかいラバーを貼っていますが、ある程度硬いラバーを貼った場合でも球持ちを得る事が出来そうです。スピードは5枚合板としては少し遅めで、SKと同じく安定してフォア打ちが続けやすいです。粒でのバック打ちは、こちらもやはり球持ちが良いのでボールが良く上がります。少し擦って上げても問題無く続けられました。

・台上技術
フォアツッツキは切る、切らないの変化は付けやすいですが少し回転の影響を受けやすく感じました。バックでは粒でもしっかりと切りやすく、かなり好感触でした。フリックは、弾きはそこまで良くありませんが少し持ち上げる感じでやればいい感じに低く入ってくれます。速さは無いので相手を崩すために使うのが有効かと。バックプッシュは速くは無いですが左右長短が打ち分け易くコースを突きやすいです。台上ドライブとチキータは回転が掛けやすくコントロールしやすいです。全体的には回転・コントロール重視です。

・攻撃技術
普通の擦るドライブは回転もスピードもそこそこで至って普通な感じでした。少し食い込ませて打つと球持ちの良さが出て回転が掛けやすくなります。弾き目で打つとスピードがあまり出ず軽いボールになり、チャンスボールになりやすいです。なのでこのラケットには球持ちを生かした擦る、食い込ませる打ち方が合っていると思われます。ループは高めの弧線が出やすい為安定して返球しやすいですが、バウンド後の伸びがイマイチです。強打はやはりスピードが無いです。途中でガクンと失速する様な事はありませんが、ロビング戦には不向きな様です。

・守備技術
フォアブロックは弾まないので止めやすいですが、ラケットは軽めなので粒や極薄ラバーを貼っていると少々押されやすい感じです。これも回転の影響を受けやすいので面の角度には注意が必要です。バックブロックでも弾みを抑えやすく止めることにはあまり苦労しませんでした。が、球持ちが悪影響を及ぼしボールがかなり上がりやすいです。落としブロックをする際は他のラケットより少しボールを押さえつける様にするとマシになります。中後陣のカットはフォアバック共にとても切りやすく、低く滑り込む様に相手コートに入って行きます。兎に角安定して返球する事が出来、切れ味も充分あるのでカットに向いているかもしれません。

・その他
サーブは中々切りやすく、短く止めることもしやすいです。特に巻き込み、しゃがみこみなどボールの横を切るサーブがやりやすく感じました。
板厚が自分のは5.7mmでしたがこの合板構成なら弾み、重量的にも6.5mm位迄厚くしてもいいんじゃないかなと思いました。
グリップはFL、ST共に細めで質感はとても良いです。ここは和の極みシリーズと似た感じで高級な仕上がりになっています。
基本どんなラバーとも相性は良いと思われますが、40度以下のスピード系ラバーを貼ると食い込みすぎるかもしれません。

・総評
文中で何回も使っていた通り「球持ちが良く」「弾みが弱い」のがこのラケットの特徴です。そして板厚が中途半端に厚いので粘着ラバーに合うかどうかは微妙な所です。
このラケットは 守備用に近い攻撃用 として考えるのがピッタリだと思うので、
・攻撃とカットの安定性を両立させたい方
・兎に角回転を掛けて行って攻撃したい方
・粒の変化より攻撃とブロックの短さを重視する方
この様なタイプの方にオススメできるラケットです。
値段は木材ラケットとしては少し高めですが、品質は申し分無いので買う価値は十分にあります。気になったら買ってみては如何でしょうか?

11just:2017/01/20(金) 23:55:00
インナーフォースレイヤーZLF (バタフライ)レビュー

□レビュー環境
・使用ラケット
インナーフォースレイヤーZLF
グリップ ST
・使用ラバー
キョウヒョウneo3 39度
メイスプロ 52度
オメガⅤツアーDF
ヴェガヨーロッパ
・重量
86g
平均84g
・板厚
5.3mm
・ブレードサイズ
157×150
□第一印象
バタフライの攻撃用ラケットの中で最も薄いということでしなりにより回転の掛けやすさが期待出来ます
グリップはインナーフォースZLF同様に細めでひらべったく切り替えがしやすいグリップです
前作のインナーフォースZLFと比較して板厚が薄くなっているのに加え中心材以外の木材が硬めの木材が使用されていること
ブレードサイズがややコンパクトになったことでラバーを貼った時により軽量になったことが挙げられます
球突きの段階では特殊素材のラケットとしてはかなり控えめの弾みで5枚合板のコルベルなどと同等か少し弾まないように感じました
今回はインナーフォースZLF(以後 旧と表記)現 劉詩文との比較、両面にオメガⅤツアーDFでの評価とします
□攻撃技術全般
しなりが良くドライブが掛けやすく安定性が高いプレーがしやすいです
弾みが控えめなため打ち抜くのは困難ですが多少角度を間違っても台に収まってくれる安心感があります
旧と比較すると旧はくい込ませるとより回転を掛けやすいラケットでレイヤーはくい込ませるよりかは擦る方が回転量が多くより癖の強い球質になりやすいように感じました
最大の違いは振り抜きの良さでドライブの連打はもちろん特にチキータなどの台上での攻めのやりやすさはかなりのものです
ミート打ちは板が硬い分レイヤーの方がやりやすく前陣でプレーするのに適しているのに対して旧はカウンターから中・後陣でのドライブの安定性が高くよりオールラウンドなプレーに適しているように感じました

12just:2017/01/20(金) 23:56:35
続きです
□守備技術全般
ブロックはやや回転の影響を受けやすいため当てるだけのブロックやフラット気味のブロックには適さないように感じましたが伸ばすブロックやサイドスピンを加えたブロックなど相手の球威を利用したり回転を加えるブロックがやりやすく感じました
ツッツキやストップは5枚合板と同等かそれ以上にやりやすく弾まないため切るツッツキやサイドスピンツッツキが回転を掛けやすくとてもコントロールしやすく感じ好印象でした
中・後陣でのしのぎは弾みが弱い分難しく感じましたがカットが思いの外安定して意外性のあるプレーがしやすかったです
□ラバーとの相性
今回使ったラバーの中ではオメガⅤツアーDFが一番バランスが良く扱いやすかったです
キョウヒョウやメイスプロは回転性能や癖を出しやすいですが弾みや飛距離を出しづらくかなり長所と短所がはっきりしてしまう組み合わせでした
軟らかいヴェガヨーロッパとの組み合わせは思ったより弾みや飛距離が出しにくく軟らかいラバーの良さが消えてしまっているように感じました
そのためバック面にも回転重視か硬いラバーがおすすめします
□まとめ
旧に比べ振り抜きが良くより前陣でのプレーに適しているように感じました
ただ旧の方がより幅広いプレー領域で回転を掛けやすくよりオールラウンドにプレーがしやすいです
台上処理やループドライブがやりやすいためラリーの早い段階で先手を取りやすくドライブ速攻の選手に特におすすめできるラケットです
弾みが控えめなためそれをどのように補うかがこのラケットを生かす鍵になってくると思います
回転量の多いドライブやチキータなど回転で相手を翻弄するプレーに向いているラケットのように感じました

13なお:2017/01/21(土) 00:40:09
エボリューションEL-S レビュー

エボリューションEL-S 2.1mm

■レビュー環境

 ・戦績 県大会ベスト16

 ・所有ラケット 水谷隼superZLC
         水谷隼
インナーフォースZLC
         王道04
         コルベル 
         馬林エキストラオフェンシブ
         バーサル
         サムソノフフォースプロ
         松下浩二
         天王星Uranus3
         フォルティウスFT

■商品紹介
●最新世代のノンスリップシート
●再度搭載!弾性アップに繋がる気泡の粗いミディアムスポンジ

長い球持ち、回転量、耐久性に富んだMX-S系のシートに、
MX-Sでは搭載されなかった、シリーズ最大の特徴である気泡の粗いスポンジを中間硬度で採用しています。
その結果、「ボールが重くなる」というノンスリップラバーの本領をいかんなく発揮してくれます。
前中陣において幅広くプレーの質を上げられるラバーが出来ました。
EL-Sで "エボリューション" を体感してください。

ミディアムスポンジ
スポンジの厚み:2.1㎜/1.9㎜/1.7㎜
Speed 11-
Spin 13
ドイツ製

■第一印象
以前使用していたMX-Pを少し柔らかくしたような硬さだと思いました。
相変わらずの気泡の粗めのスポンジです。
シートはしっとり系ですが、引っかかりは抜群です。
MX-Pが好みのタイプのラバーだったので引っかかりの上がったこのラバーも良いのではないかと思いながら非常に楽しみにして試打をしました。

■ドライブ
ラリーでの引き合いをしていて気持ち良いです。
きれいな弧線を描いてコートに入ってくれます。
MX-Pと同じく、球持ちが抜群によく、インナー系のラケットと合わせてみるとバランスが非常に良くてほぼ完璧な組み合わせだなと思ってしまいました。
MX-Pと比べると硬度によって威力は少し落ちてしまいましたが、回転量や安定感といったプレイヤーに欲しい性能はしっかり持っているなと思いました。かなりハイレベルなラバーだと感じました。

■ミート打ち  
硬すぎず、柔らかすぎずという絶妙な硬度なので気持ちよく打つことができました。球持ちが邪魔すぎることもなく、安定して打つことが出来ました。
ただ、威力は一般的なスピン系テンションと変わらないのでそこは注意していただきたいと思います。
 
■台上技術
 MX-Sと同じシートということもあり、回転量は非常にありますね。
ただ、スポンジが少し柔らかい分MX-Sと比べると少し浮いてしまうことが多いとおもいました。
しかしこれはMX-Sと比べてということであって普通のスピン系と比べると劣っているというわけではありません。

■ブロック、カウンターなど
MX-PやEL-Sと同じく好感触ですね。
シートとスポンジの質が良いのか、相手の球に押されることも少なくて、守りの技術も大変し易いと感じました。

■サーブ
ミディアムなラバーということもありサーブの長短もつけやすく、回転量も申し分ありません。
某大ヒットラバーに非常によく似ており、同じように変化に富んだサーブを出すことが出来ました。

■まとめ
MX-SとEL-Sを足して割ったような性能のラバーだと感じました。
下回転の持ち上げやすさやラリーでの強さなど、どちらかに特化したものでは無く、バランスの良さが魅力だなと思いました。
ただ硬度の割にはかなり硬いのでラザントグリップなどからの移行には少し注意をしたほうがよいのではと考えます。
プラボールへの適性が高く、中上級者にはかなり好まれるラバーだと思います。
ティバーの進化は止まりませんね。
どんどん勢いが増し、知名度も上がって居ると思います。
スピン系テンションの王道をいくこのラバー、フォアにはこれというのも頷けますね。

■備考
 ファインジップ二度塗り


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