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【中】J10や99式や054型等について語る【国】★15 避難所(6)

916名無し三等兵:2019/06/28(金) 21:42:57 ID:UNpKNMpc0
歼10加固机堡曝光:厚度超过3米能挡住美军钻地炸弹
http://www.dota22.com/mil/618234.html
昨年のCCTVの番組に登場した中国空軍の強化コンクリート製の耐爆シェルター
コンクリートの厚みは3mを超えており、貫通爆弾に対する防御力を追求していることが窺える

航空機を空爆から保護する耐爆シェルターは第三次中東戦争の戦訓から各国に普及していった。核戦争を想定した
対NBC対策も施され、核攻撃による打撃からの生き残りを図るための手段としても注目され、単なる掩体壕としてだ
けでなく、自給自足を可能とするシェルターとしての機能を盛り込む事例も登場した

冷戦終結後、耐爆シェルターの存在は二つの潮流を引き起こすことになった。一つは、精密誘導弾の登場により既存
の耐爆シェルターでは航空攻撃からの生存性確保が困難になった点である。これは湾岸戦争が代表的な事例。

とはいえ、耐爆シェルターは依然として航空機の生存性向上には有効であるのは間違いないため、シェルターの独立
分散配備を進める、シェルター自体の耐久性を高めるなどの対策が取られることになった。防御能力が高まれば、攻
撃側もそれに対応するのが兵器開発の常であり、アメリカや中国など各国で耐爆シェルター打撃を目的とした多種多
様な高い貫通性能を有する精密誘導弾が開発されている。米SDBや中CM-506KGなどはその典型で、小型ながら高い貫
通性能を備えスタンドオフ攻撃が可能で、従来の1t爆弾を超える1.8mの厚みを持つ強化コンクリートを貫通できる能
力を実現している

このような高い貫通性能を有する精密誘導弾を大量使用されると、初期の耐爆シェルターでは到底対抗し得るもので
はない。このような状況に対応して、防空システムの能力強化を行うことで空爆を封じつつ、岩山や洞窟といった
天然の地形を活用して、岩山をくりぬいて格納庫を作ることで、通常の耐爆シェルターをはるかに超える耐爆性を実
現するなどの手法が登場する。

中国は洞窟を利用した格納庫についての取り組みは早く、1970年代には全面核戦争を想定し、核爆弾の直撃にも耐え
られるレベルの防御能力を備えた地下格納庫を建設している。

これらの地下格納庫の弱点は、滑走路と格納庫をつなぐ誘導路と格納庫の入り口である。映画「空天猎」では、地下
格納庫入り口を守るためにLD-2000 30mm自走対空砲を用いているシーンがあるが、これらの防空システムは終末段階
の防御という点で重要な役割を果たす。

攻撃と防御のエスカレーションは兵器開発の宿命である。これはシェルターや誘導弾といった一つ一つの存在の問題
ではなく、空軍の作戦システムや指揮管制システムといったトータルの積み重ねの結果であり、大国の空軍の戦力と
はその蓄積の分厚さを備えたものとなる。それが揃えられない規模の国では、大国の空軍に対抗するのは極めて困難
になってしまう




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