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lw´‐ _‐ノv畳の上に座っているだけのようです
30
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:51:15 ID:OYPo0MU20
o川;゚―゚)o「……」
o川*゚―゚)o「キューちゃんが……、ログインしました……」
lw´‐ _‐ノv「チャットなのか……」
o川;゚―゚)o「うう……」
lw;´‐ _‐ノv「えーと……、こんばんみ」
o川*゚―゚)o「もしもし……」
lw;´‐ _‐ノv「スカイプとかその類かよ、数秒前に言えよ……」
o川*゚―゚)o「キューちゃんの家」
lw´‐ _‐ノv「うん?」
o川*゚―゚)o「お金ないから身代金とか払えません……」
lw´‐ _‐ノv「……ここは、悩みを抱えた人がいざなわれるところ」
o川*゚ー゚)o「えっ?」
o川*゚ー゚)o「……どういうこと?」
lw´‐ _‐ノv「数十分くらいで、元いた場所に戻れるから安心せい」
31
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:51:59 ID:OYPo0MU20
o川*゚ー゚)o「……じゃあ」
o川*゚ー゚)o「じゃあ、キューちゃんは誘拐されたわけじゃないの!?」
lw´‐ _‐ノv「もちろん」
o川*゚ー゚)o「よ、よかったー! キューちゃん、まだ日本の土を踏める!」
lw;´‐ _‐ノv「それは誘拐というより、もっと禍々しい犯罪に巻き込まれてるよ……」
o川*゚ー゚)o「……でも、ちょっぴり拍子抜けしちゃった!」
lw;´‐ _‐ノv「この不思議現象のほうにも興味を持とうよ……」
o川*゚ー゚)o「なんだか、びっくりして損しちゃった気分ー」
lw´‐ _‐ノv「充分びっくりすること起きてるんだけど……」
o川*゚ー゚)o「よく見たらここ和風だね! 畳なんて久々に座ったよー」
lw;´‐ _‐ノv(会話が噛み合ってない……)
32
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:52:58 ID:OYPo0MU20
o川*゚ー゚)o「新しい畳のいい匂いがするー」
lw´‐ _‐ノv「おおー、畳の良さが分かるか」
o川*゚ー゚)o「あれっ、どうしてここに歯型がついてるの?」
lw´‐ _‐ノv「えーと」
lw´‐ _‐ノv「クッキーだと思って、かじった人がいるんだ……」
o川*゚ー゚)o「……その人」
o川*゚ー゚)o「心の休養が必要だと思う……」
lw;´‐ _‐ノv「う、うん……、神妙な面持ちで言わないで……」
lw´‐ _‐ノv(心の休養が必要なのか、私……)
33
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:54:01 ID:OYPo0MU20
o川*゚ー゚)o「それにしても畳いいなー……、前転してもいい?」
lw´‐ _‐ノv「え? いいけど、なんにも楽しくないと思うよ?」
o川*゚ー゚)o「キューちゃん、畳の上で前転したいお年頃なの」
lw´‐ _‐ノv「私には、その年頃は訪れなかったよ……」
o川*゚ー゚)o「人は人だもん、お婆ちゃんになってから訪れるかもしれないでしょ?」
lw´‐ _‐ノv「そしたら私は舞台に出演するの目指そうかな」
o川*゚ー゚)o「えいっ!」
lw´‐ _‐ノv「……」
o川*゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「……どうだった?」
o川*゚ー゚)o「まあまあ」
lw´‐ _‐ノv「まあまあ、か……」
o川*゚ー゚)o「うん」
lw´‐ _‐ノv「私も後で、まあまあな気持ちを確かめてみよう……」
34
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:55:03 ID:OYPo0MU20
o川*゚ー゚)o「ところで、ここはどこなの?」
lw;´‐ _‐ノv「さっきも説明したんだけど……」
lw´‐ _‐ノv「キューちゃん、何か悩みがあるでしょ? そういう人がここに呼び寄せられるの」
o川*゚ー゚)o「ふーん……」
o川*゚ー゚)o「じゃあ、お姉さんは占い師さんなんだ!」
lw´‐ _‐ノv「ちがいます」
o川*゚ー゚)o「えー、そんな即答しなくてもいいじゃん」
o川*゚ー゚)o「うーん、……それは違うでしょう、とか!」
lw;´‐ _‐ノv「自分のことなのにどこに戸惑う要素があるんだよ、自明の理だよ……」
o川*゚ー゚)o「ねー、キューちゃんのこと、何か占ってみてー?」
lw´‐ _‐ノv「占いなんて、星座に見立てた占星術の殺人事件くらいしか知らないよ」
o川*゚ー゚)o「えー、占いの才能があるかも知れないでしょ?」
lw´‐ _‐ノv「凄い才能だとは思うけど、私には必要ないかなー」
35
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:55:54 ID:OYPo0MU20
o川*゚ー゚)o「一度だけでいいからお願い!」
lw´‐ _‐ノv「……一度だけね」
o川*゚ー゚)o「わああ! ありがとー」
lw´‐ _‐ノv「うーん……」
o川*゚ー゚)o「どうでしょー?」
lw´‐ _‐ノv「私たちは前世で会ったことがあるでしょう……」
o川*゚ー゚)o「それで、それで?」
lw;´‐ _‐ノv「えっ、それだけだけど……」
o川*゚ー゚)o「……」
lw;´‐ _‐ノv「……」
o川;゚ー゚)o「ええー、そんな占いじゃ、場末の路上で手相見られないよ!」
lw;´‐ _‐ノv「期待に添えなくてごめんね……」
36
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:56:38 ID:OYPo0MU20
lw´‐ _‐ノv「そういえば悩みがあるんでしょ、キューちゃん」
o川*゚ー゚)o「あっ、そうそう!」
o川*゚ー゚)o「キューちゃんね、良い人すぎるの」
lw´‐ _‐ノv「……」
o川*゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「えっ?」
o川*゚ー゚)o「うん?」
lw´‐ _‐ノv「多分聞き間違えたと思うから、もう一度言ってみて……」
o川*゚ー゚)o「いいよー」
o川*゚ー゚)o「キューちゃんね、良い人すぎるの」
lw´‐ _‐ノv(一字一句聞き違えてなかった……)
lw´‐ _‐ノv「そ、そう……」
37
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:57:24 ID:OYPo0MU20
o川*゚ー゚)o「困ってる人を見かけたら、放っておけないしー」
lw;´‐ _‐ノv「うん……」
o川*゚ー゚)o「図書館の本も借りパクしないし……って、あっ!」
o川*゚ー゚)o「これは別に悩みじゃなかった!」
lw;´‐ _‐ノv「えぇ……」
o川*゚ー゚)o「手首の外側のでっぱりのとこなんだけど……」
lw;´‐ _‐ノv「え? 始めから別の話しだったの?」
o川*゚ー゚)o「あ、ここのとこ」
lw;´‐ _‐ノv「う、うん、手くるぶしのとこね……」
lw´‐ _‐ノv「そこがどうしたの?」
o川*゚ー゚)o「最近気づいたんだけど」
o川*゚ー゚)o「キューちゃんのは人のに比べて、やけにとがってるの……」
38
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:58:19 ID:OYPo0MU20
lw´‐ _‐ノv「ふむふむ」
o川*゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
o川*゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「……え?」
lw;´‐ _‐ノv「悩みってまさか、……それ?」
o川#゚ー゚)o「それってどういうこと!? キューちゃん、本当に悩んでるんだよ!」
lw;´‐ _‐ノv「そ、そう……」
o川*゚ー゚)o「手首のここのとこを見てると、どうしてなんだろうって考え込んじゃうし」
o川*゚ー゚)o「私は人類とは違うのかもって不安になるし」
lw;´‐ _‐ノv「規模でけえな……」
39
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 21:59:15 ID:OYPo0MU20
lw´‐ _‐ノv「言われてみればって程度だから、気にしなくてもいいよ」
o川*゚ー゚)o「ううん」
o川*゚ー゚)o「この気持ちを整理するには、ここ整形しなくちゃなんないのかなって思っちゃう……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw;´‐ _‐ノv「それより、自分でキューちゃん言うのを変えた方がいいと思うけど……」
o川*゚ー゚)o「手首のでっぱりが丸い人には言われたくない!」
lw;´‐ _‐ノv「キューちゃんに誰も意見できねえよ……」
o川*゚ー゚)o「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「そうだなー……」
40
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 22:00:14 ID:OYPo0MU20
lw´‐ _‐ノv「ここに来たときキューちゃんは、はじめどう思った?」
o川*゚ー゚)o「え? ここに来たとき?」
o川*゚ー゚)o「うーん、不気味なところって思った」
lw´‐ _‐ノv「そっか……」
lw´‐ _‐ノv「私には、ここは落ち着く和室に思えるな」
o川*゚ー゚)o「言われてみれば……」
lw´‐ _‐ノv「うん」
lw´‐ _‐ノv「今キューちゃんが悩んでるのは、そういう種類の悩みだと思う」
o川*゚ー`)o(あれっ、なんだか、眠い……)
lw´‐ _‐ノv「時間が経てば、変わる考えもあるから」
o川*´ー`)o
lw´‐ _‐ノv「悩みだって同じことで」
o川*´-:*:。.・'
o川 :。:・'
:・’
41
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 22:01:11 ID:OYPo0MU20
lw´‐ _‐ノv「気長に気楽に向き合っていったらいいと思う」
lw´‐ _‐ノv「ね?」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw;´‐ _‐ノv「って、いねえ……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw;´‐ _‐ノv「なんで、いいこと言ってる途中で消えるんだよ……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……もう言わないし、金輪際いいことなんて言わないし」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「というかあの子」
lw;´‐ _‐ノv「最初から最後まで、私の話し聞いてなかったな……」
lw´‐ _‐ノv「まあいいや……」
終わり
42
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 22:04:44 ID:OYPo0MU20
来週もこの時間この曜日に!
三畳目「正統派マッチョ」
ありがとうございましたー
43
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/04(土) 22:44:45 ID:9wW6HQmQ0
乙
シューを手こずらせるとはこのキュートやりおる
44
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/05(日) 22:51:41 ID:qqNebX/60
こねえなーと思ってこのスレ探してみたらsage進行でやっておったか
今から読む
45
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 01:24:36 ID:nd7GnEGI0
あげ
46
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 08:00:40 ID:URwt5b7cO
乾麺うどんは冷やして食うとうまいよね
47
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:46:08 ID:/0XOvcZA0
>>43-45
ありがとうございます!
また読んで貰えるようにがんばります!
>>46
おいしいよねっ!
もちっとしたコシがなんとも言えない!
48
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:47:20 ID:/0XOvcZA0
三畳目「正統派マッチョ」
lw´‐ _‐ノv「もう誰か現れても」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……見えないふりしよ」
lw´‐ _‐ノv「うん、そうしよう」
lw´‐ _‐ノv「間違っても悩みとか聞かないぞ……」
(,,゚Д゚)「よし、あと3セットいくぞ、ゴラァ!」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv(平常心を保て、私……)
49
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:48:04 ID:/0XOvcZA0
(,,゚Д゚)「おい、そこのお前……」
(,,゚Д゚)「なんで前転してんだ!」
lw;´‐ _‐ノv「えっ……」
(,,゚Д゚)「いくら予選がまだまだ先だって言ってもなあ!」
(,,゚Д゚)「日々の鍛錬が大切なんだ!」
lw;´‐ _‐ノv「……」
(,,゚Д゚)「よし! スクワット続けんぞ!」
lw´‐ _‐ノv(私は蝋人形、私は蝋人形……)
(,,゚Д゚)「使ってる筋肉にちゃんと集中しろゴラァ!」
(,,゚Д゚)「はっい、いーち! にーい! さー……」
lw;´‐ _‐ノv「……」
50
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:49:02 ID:/0XOvcZA0
(,,゚Д゚)「はーち! きゅーう! じゅー……」
lw´‐ _‐ノv「あの……」
lw;´‐ _‐ノv「あんまりうるさいと隣人に壁ノックされるから……」
(,,゚Д゚)「……」
(,,゚Д゚)「外部からの制裁は無用である」
lw;´‐ _‐ノv「壁という壁、畳の下からもコンコン鳴るんだけど……」
(,,゚Д゚)「北村さん……」
(,,゚Д゚)「……マッスル北村さんの御言葉だ」
lw´‐ _‐ノv「あれ、でもここ一階なのに」
(,,゚Д゚)「さあ、続き続き!」
lw´‐ _‐ノv「なんで、下からもコンコン聞こえるんだろ……」
(,,゚Д゚)「……って」
(,,゚Д゚)「どこだここ……?」
51
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:49:44 ID:/0XOvcZA0
lw´‐ _‐ノv「生きてるのか、生き畳なのか」
(,,゚Д゚)「すいません」
lw´‐ _‐ノv「足の裏の匂いかいでるのか」
(,,゚Д゚)「……あの、ここはどこですか?」
lw´‐ _‐ノv「えっ」
lw´‐ _‐ノv「えーと、何の変哲のない和室だよ」
(,,゚Д゚)「はあ……」
(,,゚Д゚)「通りで落ち着くと思いました」
lw´‐ _‐ノv「おもてなしとかないけど」
lw´‐ _‐ノv「安らいでいったらいいんじゃないかな」
52
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:50:33 ID:/0XOvcZA0
(,,゚Д゚)「はあ……」
(,,゚Д゚)「じゃあちょっと休むかな」
lw´‐ _‐ノv「うん」
(,,゚Д゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(,,゚Д゚)「ふう……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(,,゚Д゚)「って、違う違う!」
(,,゚Д゚)「なんで俺はこんなところに!」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「はっ、わたしもなんでこんなところに」
lw´‐ _‐ノv「まさか、なにかげーむにさんかさせられるんじゃ……」
(,;゚Д゚)「……なんですか、その棒読みは」
53
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:53:04 ID:/0XOvcZA0
(,,゚Д゚)「何か知ってますよね?」
lw´‐ _‐ノv「そもそも私とは一体なんなのだろう……」
(,,゚Д゚)「ちゃんと教えてください! じゃなきゃ俺……」
(,,゚Д゚)「トレーニング始めますよ!?」
lw;´‐ _‐ノv「どんな交換条件だよ、分かったから腕立てしようとするなよ……」
(,,゚Д゚)「はい」
lw´‐ _‐ノv「ここは、もと悩みを持った人がお目見えする部屋」
(,,゚Д゚)「もとって何ですか……、現に俺がここに現れ出ちゃってますよ」
lw´‐ _‐ノv「私、この部屋と方向性の違いで決別したんで」
(,;゚Д゚)「バンドでも組んでたんですか……」
lw´‐ _‐ノv「いいこととか言わないし、畳の上に座ってるだけなんで」
54
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:54:09 ID:/0XOvcZA0
(,,゚Д゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(,,゚Д゚)「つまり、この部屋であなたが悩みを解決してくれるってことですか」
lw´‐ _‐ノv「……違います、私はただの置物です」
(,,゚Д゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……熊、そう私は鮭を咥えた熊の置物」
(,,゚Д゚)「うーん……」
(,,゚Д゚)「相談にのってくれたら、いいトレーニング方法教えますよ」
lw;´‐ _‐ノv「ちょくちょく謎の交換条件を提示するね……」
(,,゚Д゚)「でも、筋肉には興味がおありなんですよね?」
lw´‐ _‐ノv「まるでないよ、お箸持てたらそれで充分とさえ思ってるよ……」
55
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:54:46 ID:/0XOvcZA0
(,,゚Д゚)「ええっ!?」
(,,゚Д゚)「ここに来た時に前転してたじゃないですか」
lw´‐ _‐ノv「まあまあな気持ちを確かめてたの」
(,,゚Д゚)「いや、意味が分からないんですが」
lw´‐ _‐ノv「……」
(,,゚Д゚)「……」
(,,゚Д゚)「……どうでした?」
lw´‐ _‐ノv「うん」
lw´‐ _‐ノv「まあまあ」
(,,゚Д゚)「まあまあ、ですか……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(,,゚Д゚)「……」
(,,゚Д゚)(……帰ったら、やってみるか)
56
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:55:42 ID:/0XOvcZA0
lw´‐ _‐ノv「そういうことだから」
(,,゚Д゚)「……わかりました」
(,,゚Д゚)「じゃあ独り言言いますけど、気にしないでください」
lw´‐ _‐ノv「うん、私は置物だから、気にしないで」
(,,゚Д゚)「……」
(,,゚Д゚)「俺、小さい企業の実業団で陸上やってるんです」
lw;´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv(熊の置物に正面向かって話しかける人って……)
(,,゚Д゚)「毎年、ニューイヤー駅伝も予選落ちするようなとこなんですけど」
lw´‐ _‐ノv「……陸上?」
57
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:56:25 ID:/0XOvcZA0
(,,゚Д゚)「ええ、半ば愛好会のようなチームなんですけどね」
lw;´‐ _‐ノv「いや、やたらマッチョだから……」
(,,゚Д゚)「うっ…」
lw´‐ _‐ノv「……」
(,,゚Д゚)「……」
lw´‐ _‐ノv(これは)
(,,゚Д゚)「……」
lw;´‐ _‐ノv(何の沈黙なの……)
(,,゚Д゚)「本当は……」
lw´‐ _‐ノv「ん……?」
(,,゚Д゚)「本当は、ボディビルダーになりたかった!」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw;´‐ _‐ノv「えぇ……」
58
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:57:12 ID:/0XOvcZA0
(,,゚Д゚)「だけど、それじゃ食っていけないし」
(,,゚Д゚)「俺はとっくに割り切ったつもりだったんだ……」
lw´‐ _‐ノv「う、うん」
(,,゚Д゚)「けれど、気付けば鳥肉のささみや卵白を貪り」
(,,゚Д゚)「長距離走で使わない筋肉を鍛えていて……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(,,゚Д゚)「ああ!」
(,,゚Д゚)「俺の大胸筋は何のためにあるんだ!」
lw´‐ _‐ノv「……」
(,,゚Д゚)「……」
(,,゚Д゚)「熊さんは、どう思います?」
lw;´‐ _‐ノv「いや、知らないよ……」
59
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:58:09 ID:/0XOvcZA0
(,,゚Д゚)「どうしたらいいですかね、俺」
lw;´‐ _‐ノv「どうして熊の置物が相談にのるんだよ、どんな超解釈だよ……」
(,,゚Д゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……鮭、いる?」
(,,゚Д゚)「ないじゃないですか……」
lw´‐ _‐ノv「……うん」
(,,゚Д゚)「はぁ……」
(,,゚Д゚)「人は何のためにがんばるんですかね……」
lw;´‐ _‐ノv「そんな大きいことは分からないよ……」
(,,゚Д゚)「……そう、ですよね」
lw´‐ _‐ノv「でも、歳をとってから後悔はしたくないなあ」
(,,゚Д゚)「あっ……」
60
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:59:11 ID:/0XOvcZA0
lw´‐ _‐ノv「どしたの?」
(,,゚Д゚)「マッスル北村さんも」
(,,;Д;)「同じことをおっしゃってました……」
lw;´‐ _‐ノv「そ、そう」
(,,;Д;)「ありがとうございます……」
lw´‐ _‐ノv「えっ、何が?」
(,,;Д;)「なんか、吹っ切れました」
(,,゚Д゚)「俺、来年のミスター東京出てみます!」
lw;´‐ _‐ノv「何? ボディビルの大会?」
(,,゚Д゚)「この自慢の腹筋と両脚、いや……」
(,,^Д^)「このアドミナブル・アンド・サイを武器に!」
(,,^Д:*:。.:*:・'
(,,^ :*。:・'
:・’
61
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 21:59:54 ID:/0XOvcZA0
lw;´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……よく分かんないけど、がんばってね」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「久々にいいかんじで消えていったな」
lw;´‐ _‐ノv「私、なんにもしてないけど……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「うん」
終わり
62
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/11(土) 22:01:48 ID:/0XOvcZA0
ありがとうございました!
次回はタイトル未定ですー
また来週来ます!
63
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/12(日) 00:07:23 ID:KyzDjewk0
ワロタ
とにかくワロタ
乙
64
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/12(日) 00:18:45 ID:.mX.h95.0
乙
ブレない感じが好きだ
65
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/12(日) 01:43:34 ID:9wAfdLT.0
おつす
66
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/13(月) 13:51:56 ID:QDoTYsZIO
おつ
シュー可愛いよシュー
67
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/18(土) 22:35:57 ID:2PUlFz0o0
すいません
今日はちょっと間に合いませんでした、、、
明日投下します、無念
68
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:30:34 ID:1cA9fvfo0
>>63-66
こんなしょうもない話ですが、
いつもありがとうございます……
がんばろうと思えます!
ちょっと遅れてすいません!投下しますー
69
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:31:21 ID:1cA9fvfo0
四畳目「火傷の料理人」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「あるいは」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「さっさと悩んでることを聞いて」
lw´‐ _‐ノv「もとの場所に帰すべきなのかもしれない」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「よし、その辺は試行錯誤していこう」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「おお、こんにちは」
70
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:31:59 ID:1cA9fvfo0
(;#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「こほん!」
lw´‐ _‐ノv「ええと、今日はどうされました?」
(#゚;;-゚)「……」
(;#゚;;-゚)「いや、知りません」
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「問診票には風邪と」
(#゚;;-゚)「書いてません」
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「……」
71
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:32:50 ID:1cA9fvfo0
lw´‐ _‐ノv「のどを見せてもらっていいですか?」
(#゚;;-゚)「私は健康そのものだって」
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「何なの、ここ」
lw´‐ _‐ノv「夜はよく眠れてますか?」
(;#゚;;-゚)「はぁ……」
lw´‐ _‐ノv「あっ、ごめん……」
(#゚;;-゚)「……えっ」
lw´‐ _‐ノv「お名前聞いてなかった」
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「頭、痛くなってきた……」
lw´‐ _‐ノv「それは、おそらく風邪……」
(#゚;;-゚)「じゃないから、間違いなくこの状況のせいだから!」
lw´‐ _‐ノv「……」
72
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:33:45 ID:1cA9fvfo0
(#゚;;-゚)「帰ります」
lw´‐ _‐ノv「あ、うん、お大事に」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「想定してた流れと違うな……」
(#゚;;-゚)「この部屋……」
lw´‐ _‐ノv「どこで間違った、私」
(;#゚;;-゚)「玄関も窓もないじゃないか……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「ここ、和室だからね」
(#゚;;-゚)「住居なめてるのかよ、不便きわまりないだろその和室……」
73
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:34:34 ID:1cA9fvfo0
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「まさか」
lw´‐ _‐ノv「どしたの、畳見つめちゃって」
(#゚;;-゚)「畳の下に出口とか……」
lw´‐ _‐ノv「別にないけど、畳とか好き?」
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「思わせぶりな沈黙するから……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(;#゚;;-゚)「ほら、また」
lw´‐ _‐ノv「……悩み」
(#゚;;-゚)「また意味深なこと言って」
lw´‐ _‐ノv「いや、悩みを持ってる人がここに現れるの」
74
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:35:28 ID:1cA9fvfo0
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「……胡散臭いからいい」
lw;´‐ _‐ノv「いいとか悪いの問題じゃないんだけど」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「どしたの、その火傷」
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「……中華料理屋で働いてる」
lw´‐ _‐ノv「へえー、シシカバブとか作っちゃうんだ」
(#゚;;-゚)「それ、中華料理屋で頼んでみろよ……」
75
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:36:17 ID:1cA9fvfo0
lw´‐ _‐ノv「あ、回鍋肉とかも」
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「鍋はまだ、……振らせてもらえない」
lw´‐ _‐ノv「え? 火傷は?」
(#゚;;-゚)「家に帰ってから練習してる」
lw´‐ _‐ノv「そうなのか、偉いなあ」
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「帰りたい」
lw´‐ _‐ノv「うーん、私もそうさせたいんだけど」
(#゚;;-゚)「……悩みを言ったら、解決してくれる?」
lw´‐ _‐ノv「できません」
(#゚;;-゚)「的確なアドバイスとか」
lw´‐ _‐ノv「言えません」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
76
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:37:21 ID:1cA9fvfo0
(#゚;;-゚)「だけど、ここから出られる?」
lw´‐ _‐ノv「かもしれない、よ」
(#゚;;-゚)「……わかった」
lw´‐ _‐ノv「おお、何でも聞くよ」
(#゚;;-゚)「コンタクトがうまく入れられない」
lw´‐ _‐ノv「……えっ、目に?」
(#゚;;-゚)「目に」
lw´‐ _‐ノv「片方の目で見ながら」
lw´‐ _‐ノv「入れるといいよ」
(#゚;;-゚)「そうか」
(#゚;;-゚)「ありがとう」
lw´‐ _‐ノv「いえいえ」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「ナイス助言、私」
77
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:38:02 ID:1cA9fvfo0
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「……いつ出れる?」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「お姉ちゃんとかいる?」
(#゚;;-゚)「いない」
lw´‐ _‐ノv「……ここが不思議の国だったら」
lw´‐ _‐ノv「アリスはお姉ちゃんに起こしてもらって」
lw´‐ _‐ノv「目が覚めたんだけどね」
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「もしも夢だったのなら」
lw´‐ _‐ノv「そう、もしも夢だったら」
78
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:39:01 ID:1cA9fvfo0
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「……そういう歳でもないんだけれど」
lw´‐ _‐ノv「私も電波時計は持ってないよ」
(#゚;;-゚)「白ウサギの時計はそんなハイテクじゃねえよ……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「ほんとは、コンタクトのことじゃないんでしょ」
lw´‐ _‐ノv「悩み」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「恋の悩み?」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「仕事のこと?」
(#゚;;-゚)「……違う!」
79
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:39:55 ID:1cA9fvfo0
lw´‐ _‐ノv「うん?」
(#゚;;-゚)「ずっと皿洗いや野菜の皮を剥かされてばっかしで!」
(#゚;;-゚)「いつになったら私を使ってくれるんだとか……」
(#゚;;-゚)「そういうことじゃ悩んでない!」
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「そういうことじゃ……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(#゚;;-゚)「……なんだよ」
lw´‐ _‐ノv「私は木彫りの熊だから」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「ここには誰もいないよ」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
80
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:40:41 ID:1cA9fvfo0
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「……大体、君がいて助かるよなんて言って」
(#゚;;-゚)「そんな仕事、誰でも出来るのに」
lw´‐ _‐ノv「うんうん」
(#゚;;-゚)「みんなすぐに辞めるから、そう言うだけで」
(#゚;;-゚)「一人で何百回も鍋を振ってるのに……」
lw´‐ _‐ノv「おお、そんな仕事辞めちゃえー」
(#゚;;-゚)「……絶対辞めない!」
(#゚;;-゚)「私が偉くなって、調理場を牛耳るまで」
(#゚;;-゚)「何十年でも続けてやる……」
lw´‐ _‐ノv「そうかー」
(#゚;;-゚)「……」
(#゚;;-゚)「熊じゃなかったの?」
lw´‐ _‐ノv「あっ、そうだった」
(#゚;;ー゚)「……ふふ」
81
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:41:33 ID:1cA9fvfo0
lw´‐ _‐ノv「私のこと、この部屋のこと」
lw´‐ _‐ノv「誰かから噂とかで聞いたことある?」
(#゚;;-゚)「知らない」
lw´‐ _‐ノv「うん……」
lw´‐ _‐ノv「だけど、私はこうやっていろんな人の悩みを聞いてる」
lw´‐ _‐ノv「いつか来る日をただ待って」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「つまり、そういうこと」
(#゚;;-゚)「……よく、分からない」
lw´‐ _‐ノv「うん」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「似てるね、私たち」
(#゚;;-゚)「……そうかな」
82
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:42:18 ID:1cA9fvfo0
(#゚;;-゚)「だけど」
(#゚;;ー゚)「……ありがとう」
lw´‐ _‐ノv「ところでさ」
lw´‐ _‐ノv「悩みを解決してくれる美人がいるって」
(#-;;:。.::・'
(#:*:・'
:・'
lw´‐ _‐ノv「ちょっとくらいは聞いたことない?」
lw;´‐ _‐ノv「あっ、いねえ……」
lw´‐ _‐ノv「……」
83
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:43:11 ID:1cA9fvfo0
lw´‐ _‐ノv「まあいいや」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「いつか、食べに行きたいな」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「あの人の作ったパエリア」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……じゃなかった、麻婆豆腐」
終わり
84
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:46:48 ID:1cA9fvfo0
ありがとうございましたー
あ、この話しは八畳目で終わりです
来週はちょっと来れないかもです、すいません
またね!
85
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/19(日) 22:53:06 ID:1cA9fvfo0
一畳目「うどんきちがい」
>>3-16
二畳目「キューチャン」
>>27-41
三畳目「正統派マッチョ」
>>48-61
四畳目「火傷の料理人」
>>69-83
流行りのしおり置いてきます、じゃね!
86
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/20(月) 09:39:08 ID:ndlbTCTc0
乙
餃子が食べたい
87
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/06/20(月) 20:07:30 ID:z/kRK7ZA0
乙
シシカバブ食ったことねえな
88
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/03(日) 08:08:35 ID:w4E7k63s0
こねぇ
89
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/03(日) 16:43:21 ID:JmpwIIxc0
ごめんね、今日は間に合うかと思ったんだけど……
明日! 天地がひっくり返ろうとも明日必ず投下します〜
90
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:46:40 ID:GlS88ppQ0
>>86-87
ありがとうございます!
畳と悩みの話しなのに、毎回食べ物のレス率高いw
>>88
毎週投下ってけっこう大変でした……
でも、出来るだけがんばります!
コメディで間隔開けずに投下してるあの作品様、驚嘆!
91
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:48:04 ID:GlS88ppQ0
五畳目「お父さん」
lw´‐ _‐ノv「だけど、ずっと外の風景も見れないと」
lw´‐ _‐ノv「今が何時なのかとか、時間すらも分かんないな」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「お腹もすかないし」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「最後に食べたのは、お昼ご飯だったっけ?」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……焼き魚」
lw´‐ _‐ノv「ししゃも食べたい……」
92
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:49:29 ID:GlS88ppQ0
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω・´)「はっ、ここは……」
lw´‐ _‐ノv「おっ」
(`・ω・´)「和室……、夢の中だろうか?」
(`・ω・´)「たぶん居眠りでもしているんだろう……、最近疲れていたしな」
lw´‐ _‐ノv「こんばんは」
(`・ω・´)「えっ、ああ、どうも……」
lw´‐ _‐ノv「夕ご飯食べた?」
(`・ω・´)「えっ」
(;`・ω・´)「……今は、昼間じゃなかったかな?」
lw´‐ _‐ノv「お昼なんだ……」
(;`・ω・´)「うん」
93
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:50:15 ID:GlS88ppQ0
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ、たらこパスタだな」
(;`・ω・´)「え?」
lw´‐ _‐ノv「あ、なんでもないよ」
(;`・ω・´)「そうか……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω・´)「ところで、君は何をしているんだい?」
lw´‐ _‐ノv「時間を数えてた」
(`・ω・´)「時間?」
lw´‐ _‐ノv「うん」
lw´‐ _‐ノv「目をつむって頭の中で10秒数えて」
lw´‐ _‐ノv「ストップウォッチをぴったりに押す遊びあるでしょ?」
94
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:51:50 ID:GlS88ppQ0
(`・ω・´)「ああ、子供のときにやったなあ」
lw´‐ _‐ノv「あれの24時間版に……」
(;`・ω・´)「挑戦してるの!? 時間恐ろしく有り余ってるな……」
lw´‐ _‐ノv「そうそう」
(`・ω・´)「はは、君の時間を分けてもらいたいぐらいだよ」
lw´‐ _‐ノv「ケーキみたいに切り分けて?」
(;`・ω・´)「いや、うん、例えは何でもいいんだけどね」
lw´‐ _‐ノv「ナイフがあればね」
(`・ω・´)「はは、気持ちだけもらっておくよ」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ、時間数えるの次はおじさんの番ね」
(;`・ω・´)「えぇ、僕もやるのかい?」
95
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:52:34 ID:GlS88ppQ0
lw´‐ _‐ノv「まずは10秒、はい目つむって」
(;`-ω-´)「う、うん……」
lw´‐ _‐ノv「よーい、どん!」
(`-ω-´)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`-ω-´)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`-ω-´)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`゜ω゜´)「10秒!!」
lw´‐ _‐ノv「……」
96
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:53:11 ID:GlS88ppQ0
lw´‐ _‐ノv「残念、13秒でしたー」
(`・ω・´)「そんなに経っていたか……」
lw´‐ _‐ノv「意外に早いよね、時間」
(`・ω・´)「って、ストップウォッチはどこに?」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「心のストップウォッチ使った……」
(;`・ω・´)「正確さ皆無だな、サーキットレースだったら世界新続出だよ……」
lw´‐ _‐ノv「24時間版やる?」
(`・ω・´)「やめとくよ……」
lw´‐ _‐ノv「そっか……」
97
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:54:02 ID:GlS88ppQ0
(`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω・´)「しかし、出来ることなら……」
lw´‐ _‐ノv「うん?」
(`・ω・´)「過去に時間を戻して」
(`・ω・´)「もっと家族のそばにいてやれたらよかったなあ」
lw´‐ _‐ノv「……何かあったの?」
(`・ω・´)「いや、大したことじゃないんだ」
lw´‐ _‐ノv「まあまあ」
lw´‐ _‐ノv「ここで会ったのも何かの縁だし」
(`・ω・´)「そうかい? じゃあちょっと話そうかな」
lw´‐ _‐ノv「うん」
98
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:54:41 ID:GlS88ppQ0
(`・ω・´)「……僕は仕事の都合、単身赴任ばかりでね」
(`・ω・´)「あまり、娘にかまってやれなかったんだ」
lw´‐ _‐ノv「うんうん」
(`・ω・´)「最近ようやく落ち着いて」
(`・ω・´)「家族で一緒に暮らせるようになったんだが……」
lw´‐ _‐ノv「おおー」
(`・ω・´)「けれど、娘と何を話せばいいのか分からなくてね」
(`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「自然に接すればいいんじゃない?」
(`・ω・´)「いやあ、その自然ってのが分からないんだ」
lw´‐ _‐ノv「ふむふむ」
99
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:55:47 ID:GlS88ppQ0
(`・ω・´)「はは、これじゃ父親失格だね、僕は……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「娘はいくつぐらいなの?」
(`・ω・´)「確か、今年17歳になるのかな」
lw´‐ _‐ノv「おおー、高校生かー」
(`・ω・´)「うん、昔は目に入れても痛くなかったんだが」
(`・ω・´)「今は娘が何を考えているのかすら分からないよ」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「年頃の乙女は、大体ししゃものこと考えてるよ」
(;`・ω・´)「魚屋の娘でも考えてないよ、きっと……」
100
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:56:25 ID:GlS88ppQ0
lw´‐ _‐ノv「うーん」
lw´‐ _‐ノv「共通の趣味とか作ったらどう?」
(`・ω・´)「共通の趣味か……」
lw´‐ _‐ノv「そうそう、入浴剤集めとか」
(;`・ω・´)「どう盛り上がったらいいんだい、その趣味で……」
lw´‐ _‐ノv「草津と鳴子トレーディングしようぜ娘よ、みたいな」
(;`・ω・´)「交換しても、結局同じ風呂に投入されるよ……」
lw´‐ _‐ノv「集めたら飾っておくんだよ」
(`・ω・´)「そ、そうか……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω・´)「……」
101
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:57:11 ID:GlS88ppQ0
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「えー、鳴子温泉って湯力弱いしー、お父さーん」
(;`・ω・´)「えっ、何……」
lw´‐ _‐ノv「私、きき湯がいいなー、お父さーん」
(;`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「お父さーん」
(;`・ω・´)「……」
(;`・ω・´)「よ、よし……、きき湯と草津2つでどうだ」
lw´‐ _‐ノv「いいよー、ありがと、お父さーん」
(;`・ω・´)「いや、いいんだよ、ははは……」
lw´‐ _‐ノv「あ、明日バスクリン買わなきゃー」
(;`・ω・´)「……」
102
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:57:59 ID:GlS88ppQ0
lw´‐ _‐ノv「……どう?」
(;`・ω・´)「娘とこの会話、ありえないだろ……」
lw´‐ _‐ノv「割と良かったと思うけど……」
(;`・ω・´)「うーん……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「あっ、入浴剤あるあるとか」
(;`・ω・´)「入浴剤集め趣味にする気ないからもういいよ、ありがとう……」
lw´‐ _‐ノv「そうかー」
(`・ω・´)「はあ……」
lw´‐ _‐ノv「……」
103
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:58:37 ID:GlS88ppQ0
(`・ω・´)「過去に戻れればなあ……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「今は一緒に暮らしてるんだよね」
(`・ω・´)「そうなんだけどね……」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ大丈夫だよ」
(`・ω・´)「ん、何故だい?」
lw´‐ _‐ノv「自然って時間が経たないと、そうならないでしょ?」
(`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「だから、これからは大丈夫だよ」
lw´‐ _‐ノv「一緒の時間が経つもの」
104
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 22:59:33 ID:GlS88ppQ0
(`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω・´)「そういうもの、かな……」
lw´‐ _‐ノv「そういうものだよ」
(`・ω・´)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(`・ω-´)「今度」
(`-ω-´)「鈴鹿に連れてってみるかな……」
(`-ω-:*:。:*:・'
(`-.:*:・'
*:・'
105
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 23:00:15 ID:GlS88ppQ0
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「いいお父さんだな、きっと」
lw´‐ _‐ノv「なんとかなるんじゃないかな、うん」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「お父さんの気持ちは分からないけど」
lw´‐ _‐ノv「娘の気持ちは分かるし」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「鈴鹿って、何するところなんだろう……」
lw´‐ _‐ノv「……」
終わり
106
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 23:03:08 ID:GlS88ppQ0
五畳目終わり!
毎回遅れてごめんなさい!
次回の六畳目でまた〜
107
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/04(月) 23:03:22 ID:xWzcili20
乙
鈴鹿サーキットか
108
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/05(火) 20:34:34 ID:WBhyTRRY0
乙ェ…
109
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/06(水) 16:40:04 ID:3PyrcjSU0
乙
いい湯加減の作品だ
110
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/20(水) 21:04:08 ID:LLeDkjyo0
続きェ…
111
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/07/25(月) 14:35:01 ID:uNp7s2020
続きお待ちしてます
112
:
saorin
:2011/08/21(日) 10:27:39 ID:pVz2.ko60
不景気だと騒がれていますが・・・(*・ω・)!
http://tinyurl.k2i.me/GoeA
113
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/08/21(日) 20:33:57 ID:r5pF.PYE0
いいなぁー
なんかいいなーこれなんかいいなー
114
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/09/06(火) 11:40:13 ID:gwysbKBUO
まだかなまだかな〜
115
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/09/06(火) 12:57:35 ID:BGXBhTvIO
目次プリーズ
116
:
青空ホライゾン
◆x/rxoIq2T6
:2011/09/20(火) 22:09:23 ID:087plCCIO
報告遅れましたが、まとめさせてもらいました。
ご意見、ご要望ありましたらお気軽にどうぞです!
http://mo-neru.net/portable/boon/01005/index.html
117
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/10(金) 07:54:53 ID:alT4m48Q0
つづきまだー?
118
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:04:33 ID:vdkWOXMw0
終盤目前にして逃亡してしまいました
待っていて下さった方々への申し訳ない気持ちでいっぱいです
読んでくれていた方も裏切ってしまって
とにかく長い間本当にごめんなさい!
>>115
ずいぶん遅くなっちゃって申し訳ないんですが、あとで目次貼りますね!
>>116
逃亡しているのにまとめて下さっているとは思いませんでした
お手数掛けてしまってすみません!
>>117
本当にお待たせしました!
正直、謝る以外に何も言えないです、ごめんなさい……
残すところ3話、最後までお付き合い下さったら幸いです
119
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:07:02 ID:vdkWOXMw0
六畳目「ワタナベさん」
lw´‐ _‐ノv zzz
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「む……」
lw´‐ _‐ノv「むにゃむにゃ……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv zzz
从'ー'从「あれっ……」
从'ー'从「あれれ〜、私」
从'ー'从「確かお買い物していたような……」
120
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:08:19 ID:vdkWOXMw0
从;'ー'从「卵も白菜もどこに行っちゃったんだろう」
キョロ从'ー';从;'ー'从キョロ
lw´‐ _‐ノv zzz
从;'ー'从「誰か眠ってる……」
从'ー'从「あの〜、すみません」
lw´‐ _‐ノv「あ……」
lw´‐ _‐ノv「アラモ砦……」
从;'ー'从「……」
lw´‐ _‐ノv zzz
lw´‐ _‐ノv「す、炊飯器……」
从;'ー'从「お、起こさない方がいいのかな……」
121
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:09:44 ID:vdkWOXMw0
lw´‐ _‐ノv「……」
从'ー'从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
从'ー'从(というか)
从;'ー'从(どなたかのお宅に、どうして私……)
lw´‐ _‐ノv「んっ……」
lw´‐ _‐ノv「うとうとしちゃってたか……」
从;'ー'从「ふええ〜」
lw´‐ _‐ノv「うおっ、びっくりした……」
从;'ー'从「ご、ごめんなさい、あの、怪しい者ではありません〜」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「あ、幸せになれる壷ならもう持ってます」
从;'ー'从「えっと、訪問販売じゃないですよ〜」
lw´‐ _‐ノv「冗談冗談ー、ふわあ……」
122
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:11:06 ID:vdkWOXMw0
从'ー'从「あ、あの、私、ワタナベと言います」
lw´‐ _‐ノv「えーと、シューって呼んでください」
从'ー'从「お休みのところすみません……」
lw´‐ _‐ノv「ううん、気にしないで。悪いのはむしろこの状況で寝て……」
lw´‐ _‐ノv「ん、待てよ、……私いま眠ってた?」
从'ー'从「えっ? はい〜」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw;´‐ _‐ノv「本当に? 実は薄目開けて起きてたりしてなかった?」
从;'ー'从「えぇ〜、IQテストか何かですか?」
lw;´‐ _‐ノv「いやいや、IQの測り方あいまい過ぎるだろ……」
123
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:12:29 ID:vdkWOXMw0
从'ー'从「……あ、それもそうですよね」
lw;´‐ _‐ノv「それで、ほんとに寝てたよね、私?」
从'ー'从「眠ってましたよ〜、確か寝言で食洗機がなんとかって」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「そっか……」
从'ー'从「はい〜」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「眠るだけじゃ、駄目なのか……」
从'ー'从「あっ、分かりました〜」
lw´‐ _‐ノv「うん?」
从'ー'从「疲れが取れないんですね!」
从'ー'从「ちゃんとお布団かベットで眠らないと〜」
lw´‐ _‐ノv「えーと」
lw´‐ _‐ノv「そういうわけじゃないんだけど、ありがとう」
从'ー'从「あ、はい〜」
124
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:13:24 ID:vdkWOXMw0
lw´‐ _‐ノv「さてと……」
lw´‐ _‐ノv「日課の、畳の目でも数えようかな」
从'ー'从「そう言えば、私もお買い物中だったんだ〜」
lw´‐ _‐ノv「いつも50越えた辺りで面倒になっちゃうんだよね」
从'ー'从「スーパーに戻らなくちゃ……」
从'ー'从「……って、あれれ〜」
lw´‐ _‐ノv「9、10、11、ん? 11がこれか?」
从;'ー'从「あ、す、すいません……」
lw´‐ _‐ノv「これが12っと……、どうしたの?」
从;'ー'从「私、気付いたらシューさんのお宅に」
lw´‐ _‐ノv「そうそう、畳の目数えてる場合じゃなかった」
125
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:14:58 ID:vdkWOXMw0
lw´‐ _‐ノv「あのね、悩みを抱えてる人がここに現れるの」
从'ー'从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
从;'ー'从「えっ、……えぇ〜!」
lw´‐ _‐ノv「おっ、久々にいいリアクション」
从;'ー'从「それって……」
lw´‐ _‐ノv「うん?」
从;'ー'从「シューさんのお宅、大変じゃないですか?」
lw;´‐ _‐ノv「あ、私の家じゃないんだけどね……」
lw´‐ _‐ノv「ともかく、しばらくしたら元いたとこに帰れるよ」
从'ー'从「そうなんですか……」
126
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:16:18 ID:vdkWOXMw0
从'ー'从「なんだか不思議なところですね〜」
lw´‐ _‐ノv「ここを不思議に思った人も久々だ……」
lw´‐ _‐ノv「良かったな、この畳屋敷め」
从;'ー'从「……」
lw´‐ _‐ノv「ちなみに、ワタナベさんは何を気にかけていたの?」
从'ー'从「悩み、ですか?」
lw´‐ _‐ノv「そうそう」
lw´‐ _‐ノv「手くるぶしのこととか、雨季の湿気対策とか何でも」
从'ー'从「雨季の湿気対策……」
lw´‐ _‐ノv「気になる?」
从'ー'从「あ、はい〜」
lw´‐ _‐ノv「それは、うーん……、犬を飼うことかな」
从'ー'从「えっ?」
127
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:17:30 ID:vdkWOXMw0
lw´‐ _‐ノv「えーと、トイプードル」
lw´‐ _‐ノv「トイプードルって湿気吸ってくれそうじゃない?」
从'ー'从「えっ」
lw´‐ _‐ノv「ほら、毛むくじゃらだし……」
从'ー'从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
从;'ー'从「……そういう気持ちで飼ったら可哀想です」
从;'ー'从「それに、ワンちゃんは湿気や暑さに弱いんですよ〜」
lw´‐ _‐ノv「毛むくじゃらの宿命か……」
从;'ー'从「えーと、そうなのかな?」
lw´‐ _‐ノv「まあ、そういった悩みがあれば何でも聞くよー」
128
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:18:25 ID:vdkWOXMw0
从'ー'从「……そう言えば」
从'ー'从「お夕飯何にしようか悩んでいました」
lw´‐ _‐ノv「お夕飯……」
从'ー'从「はい〜」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「私はたらこパスタがいいな」
从'ー'从「たらこパスタですか?」
lw´‐ _‐ノv「うんうん、美味しいよたぶん」
从'ー'从「うーん、じゃあそうしようかな……」
lw´‐ _‐ノv「ん、すんなり解決かな」
129
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:19:19 ID:vdkWOXMw0
从'ー'从「何だかすみません、ご親切に」
lw´‐ _‐ノv「いやいや、食べたいもの言っただけだよー」
从'ー'从「いえいえ、助かりました」
lw´‐ _‐ノv「……あとは、ちょっとしたら眠くなるから」
lw´‐ _‐ノv「それで、気がついたら元のところに戻ってるよ」
从'ー'从「あ、はい、分かりました〜」
lw´‐ _‐ノv「……」
从'ー'从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
从'ー'从「……」
lw;´‐ _‐ノv(悩み、明らかにこれじゃないな……)
130
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:20:35 ID:vdkWOXMw0
lw´‐ _‐ノv「……もしかしてなんだけど、他に悩んでることあったりする?」
从;'ー'从「えっ、いまはお夕飯のことだったんですけど」
lw´‐ _‐ノv「いまは、って言うと?」
从;'ー'从「前に悩んでいたことですか? 何だろう、洋服のことかな……」
lw´‐ _‐ノv「たくさんあるんだ」
从'ー'从「えっと、それは人並みだと思うんですけど」
从'ー'从「私、悩みだすとしばらく考えちゃって……」
lw´‐ _‐ノv「うんうん」
从;'ー'从「そのまま物事を決められないことがよくあるので……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ、有田焼と瀬戸焼どっちが好き?」
从;'ー'从「えぇ〜……」
131
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:22:33 ID:vdkWOXMw0
lw´‐ _‐ノv「プレゼントで貰えるとしたら?」
从;'ー'从「そもそもどっちもよく知らないですよ〜」
lw´‐ _‐ノv「うーん」
lw´‐ _‐ノv「どっちを選んでもいいんだけどなー」
从'ー'从「あっ、いまの心理テストだったんですか?」
lw;´‐ _‐ノv「違う違う、テストの類好きだな……」
从'ー'从「あっ、いえ、考えちゃうと決められないから苦手で……」
w´‐ _‐ノv「そっかそっか」
从'ー'从「はい」
lw´‐ _‐ノv「ありきたりだけど」
lw´‐ _‐ノv「もっと自分の選択に自信を持ちなよー」
从'ー'从「……よく言われます」
132
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:24:21 ID:vdkWOXMw0
lw´‐ _‐ノv「うーん……、確かに自信を持てって言われて」
lw;´‐ _‐ノv「簡単に持てるものじゃないよね……」
从;'ー'从「はい〜……」
lw´‐ _‐ノv「……」
从'ー'从「……」
lw´‐ _‐ノv「ここだけの話しなんだけど……」
从'ー'从「はい?」
lw´‐ _‐ノv「私がこの世を統べている」
从'ー'从「……え」
从;'ー'从「か、神様なんですか?」
lw;´‐ _‐ノv「う、うん」
133
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:26:16 ID:vdkWOXMw0
lw´‐ _‐ノv「そう、そなたをここに呼んだのは私なの、……私じゃ」
从;'ー'从「ど、どうして私を?」
lw´‐ _‐ノv「えーと、重要なことの他はもっと気楽に考えなよ、って言いたくて」
从'ー'从「そのためだけに……」
lw´‐ _‐ノv「うん」
lw´‐ _‐ノv「神様にそう言われたと思ったら、ちょっとは自信も持てる気がしない?」
从;'ー'从「な、何となく、そんな気もしてきました」
lw;´‐ _‐ノv「そう、たぶん神様も見守っているから……」
从'ー`从「分かりました、私」
从´ー`从「有田焼にしま……」
从´ー`:*:。:*:・'
从´ー.:*:・'
:*:・'
134
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:27:26 ID:vdkWOXMw0
lw;´‐ _‐ノv「う、うん……」
lw´‐ _‐ノv「あ、あと、あんまり知らない人を信じ込んじゃだめだよー」
lw;´‐ _‐ノv「聞こえたかな……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw;´‐ _‐ノv「それにしても大それたことをしてしまった……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw;´‐ _‐ノv「ごめんね、神様、もうしません」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……うん」
終わり
135
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:32:36 ID:vdkWOXMw0
六畳目終わり!
ちょっと実家の方で用があるので
次回は3月中旬くらいに投下します〜
また遅くなりますが、絶対に逃亡しません!
136
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/26(日) 04:36:15 ID:vdkWOXMw0
一畳目「うどんきちがい」
>>3-16
二畳目「キューチャン」
>>27-41
三畳目「正統派マッチョ」
>>48-61
四畳目「火傷の料理人」
>>69-83
五畳目「お父さん」
>>91-105
六畳目「ワタナベさん」
>>119-134
しおり置いときますね〜、では〜!
137
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/02/29(水) 21:53:25 ID:DQ11nFuQ0
まってた! もうたまらんぜよ!
138
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/04/14(土) 16:06:39 ID:yKqVtFgA0
このシュー好きだー
139
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:29:40 ID:KooVAmU20
七畳目「イメージする人」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「座ってぼんやりしてるのも」
lw´‐ _‐ノv「乙なものなのかな……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「せめてお茶でもあったら」
lw´‐ _‐ノv「もうすこし、まったり過ごせるんだけど……」
('A`)「ん……」
lw´‐ _‐ノv「むむっ……」
(;'A`)「……」
140
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:30:34 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「ずずずず……」
('A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「エアお茶をすすってたんだけど、分かった?」
('A`)「あ、何となくフィーリングで、はい」
lw´‐ _‐ノv「おおー、良かったー」
lw´‐ _‐ノv「ちなみに静岡の緑茶をイメージしてたんだけど」
(;'A`)「……」
(;'A`)「いえ、そこまではちょっと……」
lw´‐ _‐ノv「うーん、しかたないか」
141
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:31:14 ID:KooVAmU20
('A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「……ええっと」
(;'A`)「じゃあ僕も、エア珈琲か何か飲もうかな、ハハハ」
lw´‐ _‐ノv「……」
(;'A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(;'A`)「あ、あの、冗談です……」
lw´‐ _‐ノv「コポコポコポ……」
('A`)「……」
142
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:31:54 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「淹れたてです、どうぞ」
('A`)「あっ、珈琲淹れてくれたんですか、どうも」
lw´‐ _‐ノv「いえいえー」
('A`)「うーん、どれどれ」
('A`)「……うっ、うまい!」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「えっ」
(;'A`)「いや、何もないですけど、はい……」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「そうだ、お疲れなのかも」
(;'A`)「いえ、ジョークですよ、大丈夫です」
143
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:32:33 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「きっと、そう、悩みとかあるんじゃないかな?」
(;'A`)「……」
('A`)「悩みはありますけど、さっきのは冗談ですからね」
lw´‐ _‐ノv「まあまあ、私も冗談だよー」
('A`)「どれがそうなのか分かりませんよ」
lw´‐ _‐ノv「えっ? エアお茶のくだりとか?」
(;'A`)「ほぼ丸ごとじゃないですか」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「人生って、そういうことなのかもしれないね」
(;'A`)「いや、どういうことですか……」
144
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:33:17 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「そうそう、悩み悩み」
lw´‐ _‐ノv「良かったら聞かせてよー」
('A`)「人の悩みなんて、聞いててもつまらないですよ」
lw´‐ _‐ノv「えっ、そうかなー?」
('A`)「だと思いますよ」
lw´‐ _‐ノv「まあ、こう見えてプロになりつつあるから任せてよ」
('A`)「悩みのですか?」
lw´‐ _‐ノv「そう、お悩みのプロフェッショナル」
(;'A`)「……」
('A`)「いまいち気乗りしないんですが、……そこまで言うなら」
lw´‐ _‐ノv「おめでとー、これでもう明日は明るいはず」
(;'A`)「はぁ……」
145
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:34:20 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「一体どういうお悩みなの?」
('A`)「どうでもいいことが気になる時ってあるじゃないですか」
lw´‐ _‐ノv「風に揺れる葉っぱの枚数とか?」
(;'A`)「暇を持て余してるわけじゃないですよ……」
lw´‐ _‐ノv「私は気になったことあるよ」
(;'A`)「そうですか……」
lw´‐ _‐ノv「うんうん」
('A`)「……それで、あの、一度考えると、いつまでも頭に残っちゃうんですよ」
lw´‐ _‐ノv「例えばどういうこと?」
('A`)「色々ありますよ。口の中の舌の位置が気になったり」
146
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:35:07 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「舌?」
('A`)「はい。寝てるうちに舌が絡まったりしないか、とか」
lw;´‐ _‐ノv「人の舌はそんなに長くないよ? 妖怪かよ……」
('A`)「あとは、人類で初めて髪を切ろうとした人って」
('A`)「怖くなかったんでしょうか……」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「うん」
lw´‐ _‐ノv「素敵な趣味だと思うよ」
(;'A`)「誰がたしなむんですか、その趣味」
lw´‐ _‐ノv「別に悪いことじゃないと思うけどなあ」
147
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:35:56 ID:KooVAmU20
('A`)「ふとした瞬間に、頭の中にそのイメージが浮かぶんですよ」
lw´‐ _‐ノv「イメージ?」
('A`)「はい。部屋の中で、俺が黙々と髪を切ってるんです」
lw´‐ _‐ノv「うん?」
('A`)「絵になるような俳優さんとかならまだしも、俺ですよ」
('A`)「見栄えするわけでもないし、流石に嫌になりますよ」
lw´‐ _‐ノv「ちょっと面白そう」
('A`)「いやいや……」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「……」
148
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:36:52 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「ところで昔の人、爪はどうしていたんだろうね」
(;'A`)「止めて下さい、気になっちゃうじゃないですか」
lw´‐ _‐ノv「あ、ごめんごめん」
(;'A`)「ああっ!」
lw´‐ _‐ノv「えっ?」
('A`)「爪を切る映像が脳裏にっ!」
lw;´‐ _‐ノv「……」
('A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
(;'A`)「頭の中で俺が、黙々と足の爪切ってます……」
('A`)「どうしたらいいですか」
lw´‐ _‐ノv「えっと」
lw;´‐ _‐ノv「心の病はちょっと……」
149
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:37:31 ID:KooVAmU20
('A`)「気のせいか、爪切りのパチンって音も……」
lw´‐ _‐ノv「ちょっと体験してみたい」
('A`)「はあ……」
('A`)「こんな自分にほとほと嫌気が差しますよ」
lw´‐ _‐ノv「自分が嫌いなの?」
('A`)「ええ、つくづく」
lw´‐ _‐ノv「それはもったいない」
('A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「まあ、しかたないですよね……」
150
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:38:06 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「でも、自分自身だもの」
lw´‐ _‐ノv「自分で変えようと思った瞬間から変わっていくよ」
('A`)「……」
('A`)「具体的にはどうすれば?」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「……」
lw;´‐ _‐ノv「その辺はちょっと……」
(;'A`)「えぇ……」
lw´‐ _‐ノv「でも、嫌だって思ってるより建設的じゃない?」
('A`)「……それはそうですけど」
151
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:39:11 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「よし、じゃあやってみよう」
('A`)「はい?」
lw´‐ _‐ノv「目をつむって、心のなかで」
lw´‐ _‐ノv「一分ごとに私は良くなってきてる、って思ってみて」
(;'A`)「分毎って、三日後には聖人になってますよ」
lw´‐ _‐ノv「まあまあ、ものは試しだよー」
('A`)「……分かりました」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「あの、イメージしましたけど、特に何も……」
lw´‐ _‐ノv「一分待たないとだめだよ」
(;'A`)「その辺シビアなんですね……」
152
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:40:15 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「……」
('A`)「……」
lw´‐ _‐ノv「よし一分経ったー、時計ないけど」
('A`)「なんだか眠気が……」
lw´‐ _‐ノv「おー、おそらく変化の兆しでしょう」
('A`)「えっ?」
lw´‐ _‐ノv「ほら、熊とか冬は冬眠するって言うし……」
(;'A`)「いやいや、意味が……」
lw´‐ _‐ノv「目が覚めたら、きっと少しは変わってるよー」
('A`)「というか、ここは」
('A`)「どこ……」
('A`:.::*:・'
('A:*:・'
*:・'
153
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:40:54 ID:KooVAmU20
lw´‐ _‐ノv「解決したのか分かんないけど」
lw´‐ _‐ノv「一件落着かな……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「それで……」
lw´‐ _‐ノv「それで私自身は」
lw´‐ _‐ノv「いつになったらこの部屋を出られるんだろう……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「はあ……」
終わり
154
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 21:43:19 ID:KooVAmU20
>>137
そう言ってもらえると、やってて良かったとしみじみ感じます!
待たせてごめんなさい!
>>138
ありがとうございます!嬉しいです!
遅くなってすみません!
次回最終回ということであげてみました!
短くなりそうなので、5月の最終週くらいには!
しおりも次回まとめて貼りますね!ではー!
155
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 23:07:33 ID:3wtOQO1g0
ええええええええええ次回最終回!?
もっと見たかったが次回作に期待します。乙です。
156
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/13(日) 23:11:19 ID:66m.JOpE0
久々に着たと思ったら最終回予告とな
乙!
157
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:23:08 ID:4Crjlz1E0
八畳目「私」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「それで私自身は」
lw´‐ _‐ノv「いつになったらこの部屋を出られるんだろう……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「二度言うほどのセリフでもなかったな……」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「よっ」
lw´‐ _‐ノv「……えっ?」
158
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:23:54 ID:4Crjlz1E0
Jw´‐ _‐从「よっ」
lw;´‐ _‐ノv「いやいや……、えっ?」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「……もしかして、私?」
Jw´‐ _‐从「どこからどうみても私だよ」
lw;´‐ _‐ノv「ちょ、ちょっと待って……」
Jw´‐ _‐从「おっけー、待つ待つー」
lw;´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
lw;´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「そんなまじまじと見るなよ、恥ずかしいでしょ」
lw;´‐ _‐ノv「わ、私だ……」
159
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:25:16 ID:4Crjlz1E0
Jw´‐ _‐从「うむ」
Jw´‐ _‐从「正確には、過去の私でもあり未来の私だよ」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「えーと、つまり……」
Jw´‐ _‐从「うん?」
lw´‐ _‐ノv「江戸時代の私で、同時にSFみたいな未来の私なの?」
Jw´‐ _‐从「それ寿命長すぎるだろ、私……」
lw;´‐ _‐ノv「う、うん」
Jw´‐ _‐从「ともかく唯一無二の私だよ」
lw;´‐ _‐ノv(すでに二人存在しちゃってるけど……)
160
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:26:42 ID:4Crjlz1E0
Jw´‐ _‐从「だからリラックスしなよー」
lw;´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「髪の毛カールしてるけど、どうしたの?」
Jw´‐ _‐从「あっ、触っちゃだめ!」
lw´‐ _‐ノv「えっ?」
Jw´‐ _‐从「同じところに私が二人いるだけでもアレなのに、触れたらどうなるか……」
lw;´‐ _‐ノv「そ、そうなの?」
Jw´‐ _‐从「きっと良くないことが」
lw;´‐ _‐ノv「どっちかが消えたり……?」
Jw´‐ _‐从「冗談でしたー、触ってもいいよー」
lw;´‐ _‐ノv「嘘なのかよ……」
161
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:27:27 ID:4Crjlz1E0
Jw´‐ _‐从「髪の毛? ……ああ、寝癖ついてるね」
lw;´‐ _‐ノv「この適当さはまさしく私……」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「それにしても殺風景なところだ……」
lw´‐ _‐ノv「あるのは壁と畳くらいだもんね」
Jw´‐ _‐从「うおー、横たわるー」
lw´‐ _‐ノv「お行儀悪いよ」
Jw´‐ _‐从「まあまあ、一緒に寝そべってお話しでもしよーよー」
lw´‐ _‐ノv「……うーん、まあいっか」
162
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:28:38 ID:4Crjlz1E0
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「こうやって横になってると、畳の匂いがよく分かるね」
lw´‐ _‐ノv「うん」
Jw´‐ _‐从「外のことは何一つ分からない場所で」
Jw´‐ _‐从「自分と話してる」
lw´‐ _‐ノv「うん」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「ちょっと不思議だね……」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
163
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:29:28 ID:4Crjlz1E0
lw´‐ _‐ノv「ねえ、ここに私自身が現れたってことは」
Jw´‐ _‐从「うん?」
lw´‐ _‐ノv「……何か、悩んでるの?」
Jw´‐ _‐从「あー、そのことは後で話すよ」
lw´‐ _‐ノv「え?」
Jw´‐ _‐从「だってそしたら、すぐお別れじゃんかー」
lw´‐ _‐ノv「……それもそっか」
Jw´‐ _‐从「それよりどうだった?」
lw´‐ _‐ノv「ん、何が?」
Jw´‐ _‐从「いろんな人の悩みを聞いてきたんでしょ?」
164
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:30:19 ID:4Crjlz1E0
lw´‐ _‐ノv「どうって、……知ってるんじゃないの?」
Jw´‐ _‐从「自分の口から聞けるのも、また一興じゃん」
lw´‐ _‐ノv「そうかなー」
Jw´‐ _‐从「……弟者君」
lw´‐ _‐ノv「え?」
Jw´‐ _‐从「小学生のときに好きだった人ー」
lw;´‐ _‐ノv「あっ、おい、恥ずかしいから止めて」
Jw´‐ _‐从「ね? なんだか新鮮でしょー」
lw;´‐ _‐ノv「新鮮というか、なんでか焦ったわ……」
165
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:31:23 ID:4Crjlz1E0
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「うどんの会社の人、覚えてる?」
lw´‐ _‐ノv「あー、ここに来て、しばらくした頃の」
Jw´‐ _‐从「あの人、いまテレビに出てるよ」
lw;´‐ _‐ノv「ええっ、何があったの?」
Jw´‐ _‐从「うどんの宣伝してる」
lw´‐ _‐ノv「あ、CMかあ……」
Jw´‐ _‐从「そうそう。それでそのCMを見て、なんて思ったか分かる?」
lw´‐ _‐ノv「なんだろう? うどん食べたくなった?」
Jw;´‐ _‐从「その答えが正解なら、わざわざ問わねえよ……」
166
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:32:12 ID:4Crjlz1E0
lw´‐ _‐ノv「なんて思ったの?」
Jw´‐ _‐从「そばでも同じこと出来るじゃーん、って」
lw´‐ _‐ノv「……ん」
lw*´‐ _‐ノv「あっ、そういやそんな会話してたっけ」
Jw´‐ _‐从「そそ、懐かしいでしょ」
lw*´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「ずいぶんいろいろお話ししたよ」
lw´‐ _‐ノv「この畳の上に、ただ座っていただけなのに」
Jw´‐ _‐从「うん」
167
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:33:32 ID:4Crjlz1E0
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「知ってると思うけどさ」
lw´‐ _‐ノv「私って適当なところあるでしょ」
Jw´‐ _‐从「そうかなー? 才色兼備の淑女じゃない?」
lw´‐ _‐ノv「ほら、そういうところ」
Jw´‐ _‐从「……むむ、50歩譲りましょう」
lw´‐ _‐ノv「うん」
Jw´‐ _‐从「それで?」
lw´‐ _‐ノv「ん、いや、みんな真剣に悩んでたけど……」
lw´‐ _‐ノv「私はこんなかんじで良かったのかな、って」
Jw´‐ _‐从「気負いすぎだよー、誰かさんは適当なんじゃなかったっけ?」
168
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:34:29 ID:4Crjlz1E0
lw´‐ _‐ノv「……たまには、ね」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「そもそも私がここにいるのは」
Jw´‐ _‐从「誰かの悩みを解決するためじゃないと思うよ」
lw´‐ _‐ノv「えっ?」
Jw´‐ _‐从「どうして一般市民の私が、そんな大それた役しなくちゃならないのよー」
lw´‐ _‐ノv「前世から宿命とか……」
Jw´‐ _‐从「ないない」
lw´‐ _‐ノv「だけど悩みが解決したら、みんな消えていって……」
Jw´‐ _‐从「全員、ちゃんと解決した?」
lw;´‐ _‐ノv「うーん、怪しいのもあるかも」
169
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:35:39 ID:4Crjlz1E0
Jw´‐ _‐从「でしょー」
lw´‐ _‐ノv「だったらいったい……」
Jw´‐ _‐从「私もさ、何もかも知ってるわけじゃないけど」
lw´‐ _‐ノv「うん」
Jw´‐ _‐从「ただ聞いてあげれば、それで良かったんじゃないかな」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「ふーん……」
Jw´‐ _‐从「ふーん、って反応薄くない?」
lw´‐ _‐ノv「……ううん」
lw´‐ _‐ノv「胸の中がスッとして、何も言えなかった……」
Jw´‐ _‐从「ハンカチ要る?」
lw´‐ _‐ノv「泣かないよ。でも、ありがとう」
170
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:36:36 ID:4Crjlz1E0
Jw´‐ _‐从「いえいえ……」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「……ねえ、何を悩んでるの?」
Jw´‐ _‐从「もう解決したよ」
lw´‐ _‐ノv「えっ」
Jw´‐ _‐从「大したことじゃなかったのよー」
lw´‐ _‐ノv「……」
lw´‐ _‐ノv「うそついてるでしょ」
Jw´‐ _‐从「ほんとだよ。自分に隠し事しないタイプだし」
171
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:37:37 ID:4Crjlz1E0
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「疑惑の眼差しを向けるでない。それよりさ」
Jw´‐ _‐从「ここに来たときに悩んでたこと、そっちは覚えてる?」
lw´‐ _‐ノv「あー……」
lw´‐ _‐ノv「もう覚えてないや」
Jw´‐ _‐从「そっか」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「悩むって、何なんだろうね」
Jw´‐ _‐从「さあ……」
172
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:38:41 ID:4Crjlz1E0
lw´‐ _‐ノv「自分のこととか状況だとか」
lw´‐ _‐ノv「知らない間に悩みがそこにある」
Jw´‐ _‐从「……」
Jw´‐ _‐从「じゃあ、時計の電池みたいなものだ」
lw´‐ _‐ノv「うん?」
Jw´‐ _‐从「ふと見ると、知らない間に止まってるから」
Jw´‐ _‐从「文字盤は記憶」
lw´‐ _‐ノv「あんまりしっくりこないよ」
Jw´‐ _‐从「むむ……」
173
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:39:46 ID:4Crjlz1E0
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
lw´‐ _‐ノv「あれっ、眠気が……」
Jw´‐ _‐从「どうやらお別れみたいだね」
lw´‐ _‐ノv「もっとお話ししてたかった」
Jw´‐ _‐从「どこかでまた会えるよ、きっと」
lw´‐ _‐ノv「……」
Jw´‐ _‐从「……」
174
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:40:45 ID:4Crjlz1E0
lw´‐ _‐ノv「私はどうなるの?」
Jw´‐ _‐从「ん、もちろんお家に帰れるよー」
lw´‐ _‐ノv「そうじゃなくて……」
Jw´‐ _‐从「あ、私のこと? 」
lw´‐ _‐ノv「うん」
Jw´‐ _‐从「おいおい、お人好しだなー。私もすぐ帰るよ」
lw´‐ _‐ノv「そっか、よかった……」
lw´‐ _:*:。.・'
lw´*。.・'
。.・'
175
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:41:41 ID:4Crjlz1E0
Jw´‐ _‐从「元気に過ごすんだぞー」
Jw´‐ _‐从「……」
Jw´‐ _‐从「……よいしょっと」
Jw´‐ _‐从「決意するのに、悩む必要なんか無かったな」
Jw´‐ _‐从「……」
Jw´‐ _‐从「さてと」
Jw´‐ _‐从「飽きるまで誰かの悩みを聞こうじゃないか」
終わり
176
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:45:30 ID:1WtC.cCo0
無限ループって
177
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:48:29 ID:L50UEEcw0
怖くね?
178
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:50:09 ID:4Crjlz1E0
以上で、lw´‐ _‐ノv畳の上に座っているだけのようです完結です。
眠る前や空いた時間なんかに、布団の中でポチポチ読んでいただけたら幸いです。
コメントには本当に元気付けられました!
読んでくれた皆さん、まとめて下さった青空ホライゾンさん
本当にありがとうございました!
>>155
ありがとうございます、なんだか名残惜しいです!
そのうち何かまた書きますので、そのときにまた!
>>156
時間は掛かりましたが、なんとか予定していた最後までこれました!
ありがとうございました!
179
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:51:15 ID:BwG0U1.A0
乙!
180
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:52:20 ID:4Crjlz1E0
>>176-177
怖くないですよ!
栞貼っておきますね!
一畳目「うどんきちがい」
>>3-16
二畳目「キューチャン」
>>27-41
三畳目「正統派マッチョ」
>>48-61
四畳目「火傷の料理人」
>>69-83
五畳目「お父さん」
>>91-105
六畳目「ワタナベさん」
>>119-134
七畳目「イメージする人」
>>139-153
八畳目「私」
>>157-175
それではー!
181
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/27(日) 21:55:32 ID:INSglTZ60
乙
何かありそうで何にもなさそうな感じが好き
182
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/30(水) 18:11:35 ID:oANDVAn20
乙!
183
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2012/05/31(木) 16:22:21 ID:IXV6m7bQO
カールシューおつ!
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