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( ^ω^)が世界樹の迷宮を踏破するようです
1
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:03:42 ID:GZQA69R20
・初作品
・そのくせ長編に挑む
・もしもし多くなると思う
・世界樹の迷宮2のブーン系
以上の注意点を踏まえ、当作品を暖かく見守ってください。
2
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:08:48 ID:GZQA69R20
七つの海に 文明が呑まれ
五つの島に 樹海が広がり
一つの城に 選ばれし民は逃れた
七つの海は 全てを沈め
五つの島は 全てを滅し
一つの城は 全ての孤児と化した
天空を漂う城の民は
長き流浪の末
再び母なる大地に降り立つ
―これが世界樹に擁かれし、ハイ・ラガードの興国記である
( ^ω^)が世界樹の迷宮を踏破するようです
3
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:16:16 ID:R0a4ogzU0
世界樹とかもうね 支援するしかない
4
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:20:17 ID:GZQA69R20
―大陸の遥か北方に広がる高地
そこには巨大な樹を神木と崇め"ハイ・ラガード公国"があった。
その神木は"世界樹"よ呼ばれ、その天高く伸びる樹は"空飛ぶ城"へと繋がっているという伝説があった。
そんな伝説の樹の中に、あるとき謎の遺跡群と未知の動植物を内包した巨大な自然の迷宮が見つかったのだ!
その地を治める大公は、その迷宮を調べ空飛ぶ城の伝説の真偽を確かめるために大陸全土に触れを出した。
―空飛ぶ城の伝説と広大な迷宮・・・。
この触れは冒険者達の心を捕らえ、多くの者達が公国に訪れた。
・・・しかし、どんなに多くの冒険者が集まろうと、その迷宮を踏破し、伝説を解明するものはいなかった。
これはその"世界樹の迷宮"に挑む若き冒険者達の物語である。
5
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:23:07 ID:m7aKKjb2O
世界樹きた!
超支援
マジ支援
6
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:25:56 ID:GZQA69R20
第一話
ハイ・ラガード公国の広場に足を踏み入れたブーンは、周囲に騒がしい人の気配を感じた。
( ^ω^)
この男の名はブーン。この物語の中枢、いわば"主人公"となる男だ。
銀箔の甲冑を身にまとい、背に巨大な盾を背負っている。
姿から察するに彼は"パラディン"という職業であろう。
上背は高く、肩幅も広い。非常にがっしりとした体系で、まさに騎士にふさわしいだろう。
・・・幾分腹に肉がついているのが余計だが。
彼もまた、世界樹の迷宮に惹かれ、冒険者を目指しこの街へやってきたのである。
( ^ω^)(・・・早速冒険者ギルドに向かうお)
7
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:26:53 ID:IODySw7.0
これは期待
8
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:29:08 ID:GZQA69R20
―冒険者ギルド―
冒険者ギルドは堅牢な大理石でできた、壮大で厳しい建物だった。
雰囲気に威圧されながらも、ブーンが扉を開くと、中にはこれまた厳しい甲冑を身にまとった人物がいた。
おそらくこの人物が、冒険者ギルドを統率する"ギルド長"だろう。
( ^ω^)「あの・・・すみませんお」
9
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:37:04 ID:Rh2NBgeUO
期待しよう
10
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:42:48 ID:GZQA69R20
( OMO)「・・・見ない顔だな。冒険者志望か?」
( ^ω^)「はい、そうですお。・・・いや、正しくいうなら新しいギルドを作りたいですお」
( OMO)「ふむ・・・、新米冒険者が作る新米ギルドか。で、お前の名は?」
( ^ω^)「ブーン。ブーンですお。」
( OMO)「ブーンだな。宜しい。私のことはギルド長とでも呼べ。で、ブーンとやら。ギルドを作成したいんだな?」
( ^ω^)「はいだお!」
( OMO)「ギルドを作成し、ギルドマスターになればもう後には引けん。メンバーが何人死のうが、破産しようが、その身が朽ち果てるまで世界樹を上り続け、踏破しなければならない」
( OMO)「この羊皮紙にギルドの名前を書けば、もうお前の人生は世界樹の虜だ」
( OMO)「それでも、お前は冒険者になるか?」
11
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:46:09 ID:DyKlOq7g0
君はこの作品を支援してもいいし、支援しなくてもいい
12
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:50:08 ID:GZQA69R20
ギルド長が羊皮紙をひらひらとさせる。
( ^ω^)(この羊皮紙に名前を書けば、ブーンは冒険者だお)
( ^ω^)(何もできずに魔物に殺されるかもしれないお。樹海で迷って餓死するかもしれないお。けれど)
沈黙。静かな闇が冒険者ギルドに落ちる。
しばらくの逡巡の後、ブーンは顔を上げた。
( ^ω^)「ブーンは・・・冒険者になりますお!!」
( OMO)「フッ・・・元気の良い奴だ。ではこの羊皮紙にギルド名を書くが良い」
ギルド長がひらひらとさせていた羊皮紙と羽ペンをブーンに渡す。
( ^ω^)(ギルド名は・・・ここに来る前から決めていた・・・)
ブーンは勢い良く羽ペンを走らせる。
ギルド名「V I P」
13
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:00:06 ID:GZQA69R20
( OMO)「VIPか・・・聞かぬ言葉だが異国の言葉か?なかなかに響きが良い」
( OMO)「・・・ところで見たところ一人のようだが、ギルドメンバーはいるのか?」
(: ^ω^)「いないですお・・・」
( OMO)「・・・話にならんな。一人で樹海に潜れば間違いなく死ぬだけだ。死と隣合わせの危険を共に切り抜ける・・・そんな戦友を集めるのがギルドの存在意義である」
( OMO)「最低でも5人だ。5人連れてきたならギルド発足の権利をやろう」
( ^ω^)「わ、分かりましたお。では行ってきますお」
( OMO)「待て」
ギルドを去ろうとしたブーンをギルド長が呼び止める。
(: ^ω^)「な、なんですお?」(このオッサン怖いお・・・)
14
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:05:01 ID:Mbhfcu5U0
(: ^ω^)とは新しい表現だな
15
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:06:37 ID:OvXBd9N20
(; ^ω^)
(;^ω^)
( ^ω^ )
16
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:07:26 ID:GZQA69R20
( OMO)「まだこの街に来たばかりで勝手が分からんだろう。冒険者をスカウトしたいならば"鋼の棘魚亭"に向かうと良い。多くの冒険者達が利用する店だ。・・・私は好かんがな」
( ^ω^)「あ、ありがとうですお」
( OMO)「勘違いするな。私は職務でしているだけだだからな。」
( ^ω^)「それでもありがたいですお。では、行ってまいりますお!」
ダッタッタッタッタッ
( OMO)「・・・元気な奴だ」」
ブーンは広場に出て、ギルド長から教えてもらった鋼の棘魚亭に向かう。
幾度か迷いながらも、ブーンは鋼の棘魚亭に着いた。
17
:
>>15 ミスはずかしいよぅ
:2011/02/19(土) 21:15:58 ID:GZQA69R20
―鋼の棘魚亭―
( ^ω^)「失礼しま・・・うおっ」
酒場の扉を開けると、キツいアルコールの匂いと、人ごみによる熱気。そしてまだブーンは知らない樹海独特の匂いがブーンの鼻を突いた。
ワイワイガヤガヤ
広いとはえない面積の店内に、かなりの人数の冒険者達が集まっている。冒険の帰りに直接来ている者も多いようで、汗のとアルコールと体臭の匂いが混ざり合ってなんとも形容しがたい匂いになっている。
( ^ω^)「なかなかハードな場所だお・・・すいませーん!店長はいますかお!?」
バタン
ブーンが声をあげるとカウンターの奥の扉が開き、恰幅の良い中年男が出てきた。 青い髪に伸ばした顎鬚。むさくるしい格好なのにどことなく精悍な顔つきをしており、若いころは二枚目であったことが予想できる。
_
( ゚∀゚)「おうさ!酒か!?料理か!?情報か!?」
( ^ω^)「えっと・・・情報を頼むお!」
18
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:18:35 ID:veW0Zs5E0
ふむ
19
:
>>15 ミスはずかしいよぅ
:2011/02/19(土) 21:25:21 ID:GZQA69R20
_
( ゚∀゚)「情報か!今来ているクエストは新種の薬草探しと・・・」
( ^ω^)「いえ。違いますお。実は僕、新しくギルドマスターになったんですが、メンバーが足りn」
_
( ゚∀゚)「ははぁそれでウチに来た、と。紹介してやらんこともないが・・・」
( ^ω^)「ならぜひ教えてくださいお!」
_
( ゚∀゚)「坊主・・・ほら、アレだよ。分かるだろ?」
店主はそう言うとクイクイと手を動かす。なにかのハンドサインだろうか。
( ^ω^)「????」
_
( ゚∀゚)「坊主・・・世の中ギブ・アンド・テイクだ。ほら、あまりデカい声じゃあ言いたくないが情報料や仲介料がだな・・・・・」
( ^ω^)「ああ、そういうことですかお。・・・・じゃあ・・・・・5enほどでいいかお?」
_
( ゚∀゚)「・・・え?」
( ^ω^)「はい。5enですお」
ブーンはなかば無理やり店主の手に5enを乗せる。
20
:
ジョルジュの顔がおかしい・・・・
:2011/02/19(土) 21:39:06 ID:GZQA69R20
_
( ゚∀゚)「・・・チッ。良いだろう坊主。教えてやろうじゃねぇか」
_
( ゚∀゚)「あそこのテーブルに、一人でシケた顔してるネーチャンがいるだろう?」
ξ゚⊿゚)ξ
店主が指を指した先には、一人でちびちびと酒を煽っている金髪の女がいた。
黒い皮のマントに包まれ、挑発的なボンテージレザーを着ていることから見るに、彼女は"ダークハンター"という職業だろう。
( ^ω^)「ああ、あの金髪の人かお?」
_
( ゚∀゚)「そう、あのべっぴんさんだ。まぁ胸はないが腕は良いダークハンターだ。名前はツン。役に立つはずだぜ」
( ^ω^)「おっお!ありがとうだお!早速スカウトに行ってくるお!」
_
( ゚∀゚)(悪いな坊主。5enぽっちじゃ性悪で腕も悪い、貰い手のこないツンくらいしか紹介できんよ)
_
( ゚∀゚)(ま、断られるだろうが、次は200enくらい払って良い情報を買うことだな)
21
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:44:17 ID:veW0Zs5E0
ドリ子か
22
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:45:35 ID:Mbhfcu5U0
もうちょい投下間隔短くしてもいいと思うよ、確かさるないでしょここ
ながら?
23
:
ジョルジュの顔がおかしい・・・・
:2011/02/19(土) 21:48:38 ID:GZQA69R20
( ^ω^)「・・・ツンさん、ですかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・そうだけど。あによなんか用?」
すでに出来上がっているのであろう。ツンという女性は呂律の回らぬ声で返事をした。
( ^ω^)「僕は新しいギルド、『ギルドVIP』を作ったばかりのギルドマスターなんですお。それでギルデメンバーが足りなくて・・・ツンさんを雇いたいんですお」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・お断りよ」
( ^ω^)「お?なんでですかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「私はあんたみたいな新米がやってるような新米ギルドじゃなくてもっと強い、強豪ギルドに入るのよ。そのスカウトを待ってるのよ」
( ^ω^)「・・・そうは言わずに」
ξ゚⊿゚)ξ「『ギルドVIP』ぅ!?そんな名前も聞いたことのないギルドに入るわけないじゃない!わ・た・しは腕利きのダークハンターなんですぅ!!!」
24
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:56:44 ID:veW0Zs5E0
_
( ゚∀゚)
どぞー
25
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:06:13 ID:s31fZeYIO
支援するしかねえぜ。なんか最近大人気だな、世界樹
今まで何人がギルド名でこれと被っただろうか……
26
:
>>22 初心者だから感覚が分からないんだ・・・
:2011/02/19(土) 22:06:48 ID:GZQA69R20
ξ゚⊿゚)ξ「じゃ、とっとと出て行きなさいよ白豚!」
ξ゚⊿゚)ξ(・・・なんでいつもギルドの誘いを断ってしまうんだろう。ホントは強豪ギルドからの誘いがこないなんで分かってるのに)
ξ゚⊿゚)ξ(1月前に前のギルドを飛び出して以来、酒場でくだを巻くだけの毎日。たまに来るスカウトは低階層で小金を稼いで満足している冒険者崩れの連中ばかり・・・)
ξ゚⊿゚)ξ(今回のコイツだってどうせロクな奴じゃ・・・)
( ^ω^)「待ってくださいお」
ξ゚⊿゚)ξ「何よ。しつこいわよ」
( ^ω^)「・・・確かにギルドVIPはできたてほやほやの、メンバーが一人もいない超がつくほどの弱小ギルドだお」
ξ゚⊿゚)ξ「メンバー0人wwwwwww」
( ^ω^)「けど、ブーンは、ギルドVIPは必ず世界樹を踏破するお」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「何よソレ。くだらない」
( ^ω^)「くだらなくなんかないお!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ッ!!!」
( ^ω^)「ギルドVIPは絶対、世界樹を踏破して空飛ぶ城を見つけるんだお!!口だけじゃないお!!ブーンにはその覚悟があるお!!!」
27
:
>>24 サンクス
:2011/02/19(土) 22:08:33 ID:GZQA69R20
ξ゚⊿゚)ξ「・・・」
( ^ω^)「そのために、ツン!きみの力が必要なんだお!!」
ξ゚⊿゚)ξ(世界樹を踏破・・・か。本気で踏破なんて言う奴。久々に見たな)
ξ゚⊿゚)ξ(前のギルドじゃ、低階層しかいけず、上の階層へ向かう向上心を・・・勇気を忘れて、いつまでも3Fで"資金稼ぎ"をしていたんだっけ)
ξ゚⊿゚)ξ(そんな前のギルドに嫌気がさして飛び出したのは・・・そう。世界樹に挑みたかったから)
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ(こいつみたな純粋な瞳で・・・)
ξ゚⊿゚)ξ「良いわよ」
( ^ω^)「へっ?」
28
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:14:15 ID:GZQA69R20
( ^ω^)(いきなり態度が変わったお・・・?まぁ良いお。とにかく)
( ^ω^)「・・・ありがとうだお!」
ξ゚⊿゚)ξ「フンッ!感謝しなさい!」
_
(; ゚∀゚)「おいおいマジかよ失敗するのに1000en賭けてたのに」ボソッ
( ^ω^)「親父さんもありがとうだお!良い情報だったお!」
_
(; ゚∀゚)「お、おうよ!まかせろ坊主!!!」
ようやく仲間を一人増やしたブーン。
世界樹にすら入ってないが、踏破なんてできるのだろうか?
全ては世界樹のみぞ知る・・・
29
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:16:06 ID:GZQA69R20
第一話投下終了です。
もうパニくりまくりの投下でした。お目汚しすまない。次はオマケ的なジョブ解説でもして風呂入って寝ます。
30
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:16:51 ID:veW0Zs5E0
乙乙
期待してるよー
31
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:27:01 ID:GZQA69R20
オマケのジョブ解説
パラディン
タイプ 前衛防御特化型
パーティの守りの要。防御力、HPが非常に高く、魔物の攻撃を受けてもびくともしない。反面、前衛職にしては攻撃力が低い。
スキル面ではパーティの前衛を守る「フロントガード」やパーティ全体を炎属性の攻撃から守る「ファイアガード」でパーティの耐久力を底上げする。
攻撃より守りに重きを置く、まさに聖騎士である。
ダークハンター
タイプ 前衛状態異常攻撃特化
鞭を振るい、敵の行動を束縛する闇の狩人。
攻撃力は高いが、前衛職にしては防御力が低く、集中攻撃を受けるとすぐ戦闘不能になる一面も。
得意の鞭を使って敵を「封じ状態」にしたり、毒や麻痺などの状態異常を散布する。
スキル面では、中確立で毒を付与する威力の高い攻撃「アナコンダ」。敵の頭を縛り、封じ状態にして、ブレスや呪文を使えなくする「ヘッドボンテージ」、腕を縛り物理攻撃を封じる「アームボンテージ」、足を縛り回避力を下げる「レッグボンテージ」。そして敵の頭/腕/脚が封じ状態のときのみに使える超高火力スキル「エクスタシー」などを駆使する。
ググれば分かると思うけど外見はまんま女王様。
僕の息子も縛ってゲフンゲフン
32
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:29:39 ID:IOiszQD.0
いいね世界樹
2はレベル99αにするまで死ぬほどの時間費やしたから、期待せざるを得ない
33
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:47:23 ID:OvXBd9N20
俺のまわりも最近やり始めたの多いな
3しかやったことないから2やりたいけどどこにも売ってないお(´;ω;`)
34
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 23:07:51 ID:m7aKKjb2O
乙乙!
2は図鑑コンプしてないや…
やりこみが甘いか
35
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 23:19:32 ID:s31fZeYIO
侍・銃士で二人旅縛りしたのは良い思い出、ジャガーさんに瞬殺されたのも良い思い出
乙乙、期待してるぜ
36
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/20(日) 01:56:20 ID:NeYjgrHAO
支援
37
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/20(日) 20:07:12 ID:SefVatdg0
支援
38
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/20(日) 22:15:52 ID:ZBZTrYss0
パラディンはスマイトで火力にもなれるイケメン
39
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/20(日) 23:06:45 ID:yllK0IhQ0
最終話で詰まって挫折する
よくあることです
40
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/20(日) 23:23:31 ID:yllK0IhQ0
話じゃなかった
41
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:25:08 ID:x8W.rAo.0
第二話投下します
42
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:26:49 ID:x8W.rAo.0
( ^ω^)は世界樹の迷宮を踏破するようです 第二話
―ハイ・ラガード公国 広場―
ξ゚⊿゚)ξ「それで、次はどの職をメンバーにするの?」
( ^ω^)「へ?ああ職かお・・・考えてないお」
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ?阿呆なのアンタ?本気で世界樹を踏破したいと思っているのなら、パーティバランスを考えなさいよ」
(; ^ω^)「おっお、仲間になってくれる人を探すので精一杯だったんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「今からパーティバランスを考えるわよ阿呆」
( ^ω^)「・・・どっちがギルドマスターか分からないお」
〜1時間後〜
ξ゚⊿゚)ξ「つまり回復役の"メディック"はこのギルドに必須なのよ」
(ヽ´ω`)「わ・・わかり・・・ました・・お」
ξ゚⊿゚)ξ「後は強力な属性攻撃が使える"アルケミスト"が欲しいところね。」
(ヽ´ω`)「・・・・・がふっ」
ξ゚⊿゚)ξ「さぁ、じゃあメディックを雇いに薬施院に・・・ってブーン!どうしたの!」
(ヽ´ω`)(ああ・・・コイツ、自分が話している間相手のこと見ない人種だ)
43
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:27:24 ID:x8W.rAo.0
―公国薬施院―
薬施院とは、公国によって作られた医療施設のことである。
一般人は勿論、冒険者の治療も行っており、特に冒険者には保険が降りているので非常に安い値段で治療を受けることが可能である。
まぁ冒険者としてのレベルが上がるごとに保険の効果は薄れて治療費も高くなるのだが・・・
また、病人・怪我人の治療の他、新薬の開発、メディックの育成・教育なども行っている。
世界樹の樹海は危険がいっぱいなので、冒険者が一番お世話になる施設かもしれない。
(-@∀@)「次のお客さん、どうぞ。怪我ですか?病気ですか?」
薬施院に入ると、早速受け付けのメディックに話しかけられた。
地味な髪型の栗色の髪。四角いメガネ。絵に描いたようなメディックである。
(ヽ´ω`)「どちらでもないですお・・・」
(-@∀@)「ふむ・・・見たところ、精神的な影響による過労ですね。ではあちらの精神科へ」
ξ゚⊿゚)ξ「いやいや違いますから。コイツは大丈夫です。私たちは院長さんに用があるんですが・・」
(-@∀@)「院長ですか?院長なら僕ですが」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、それは失礼しました」
44
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:27:50 ID:x8W.rAo.0
(-@∀@)「いえいえ。で、何の用ですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「私達、新米ギルドなんですけどまだまだ人手が足りなくて・・それで、メディックを一人雇いたいんです」
(-@∀@)「メディック・・・ね」
(-@∀@)「冒険者の中で、最も高学歴で、最も資格を得るのが難しく、最も需要が高い職・・・・そのメディックを雇いたいんですね?」
ξ゚⊿゚)ξ「はい。・・・・当然タダとは言いません」
(-@∀@)「・・・幾ら出す気ですか?」
ξ゚⊿゚)ξ(ちょっとアンタ!幾ら出す気なの!?)ボソッ
(ヽ´ω`)「お・・・?そうだおね・・・」
( ^ω^)「びた一文も出さないお」
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ!?」
(-@∀@)「・・・・・」
45
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:28:12 ID:x8W.rAo.0
ξ゚⊿゚)ξ(ちょっとアンタ正気なの!?この阿呆ピザ!メディックは絶対必要って言ったじゃない!!!幾ら出してでも欲しい人材を―)
( ^ω^)「仲間は、買うものじゃないお」
( ^ω^)「新人で手が空いてるメディックは何人いますかお?」
(-@∀@)「10人ほどですが・・・どうなさるんですか?」
( ^ω^)「話がしたいんだお。話し合って、お互い気に入ったら仲間になるお」
ξ゚⊿゚)ξ(まさかここまで脳味噌お花畑だとは思わなかったわ・・・)
(-@∀@)「ハハハ・・・面白い方だ。気に入りましたよ」
( ^ω^)「会わしてもらえますかお?」
(-@∀@)「ええ、では新人達を集めますので、あちらの第四治療室でお待ちください。今は空き室になっていますから」
46
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:28:55 ID:x8W.rAo.0
―第四治療室―
ξ゚⊿゚)ξ「全くアンタは・・・院長さんが良い人だったから良かったものの・・・」
( ^ω^)「結果オーライだお!タダで済むにこしたことはないし、仲間は買うものじゃないお!」
ξ゚⊿゚)ξ「阿呆。まだ結果オーライじゃないわよ。まだメディックが仲間になってないじゃない。ちゃんと責任取ってスカウトしなさいよ」
( ^ω^)「まかせてほしいお!」
コンコン
(-@∀@)「失礼します」
(-@∀@)「こちら、新人のメディックです。一人ずつ部屋に入れますので、じっくり話し合って下さい」
从´ヮ`从ト「はぁい、狸っていいま〜す。よろしくで〜す(はぁと」
( ^ω^)「よろしくだお!!僕の名前はブーン。ギルドVIPの・・・・・」
47
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:29:20 ID:x8W.rAo.0
―以下、ブーンと新人メディック達の会話の抜粋―
从´ヮ`从ト「えっ、契約金0・・・?ギルドメンバーが2人・・・?」
从´ヮ`从ト「またの機会に・・・」
( `ハ´)「金が出ないアルか?話にならないアル」
( ^Д^)「契約金0enwwwww乞食プギャーwwwwwww」
( ・3・)「メディック舐めてんの?」
―抜粋、終了―
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタ・・・どーすんのよ」
(; ^ω^)「返す言葉もございませんお」
48
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:29:45 ID:x8W.rAo.0
(-@∀@)「先ほどのメディックで最後でしたが・・・やはり話し合いは成立しなかったようですね」
ξ゚⊿゚)ξ「契約金0enなんて言ってる私達が悪いんです。仕方ありません」
(-@∀@)「・・・とは言っても、メディックはどうするつもりですか?他所で雇おうとしたら薮医者くずれくらいしか雇えませんよ」
(; ^ω^)「ぐぅ・・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・」
(-@∀@)「そこで、提案があります」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・!?なんですか?」
(-@∀@)「実は公国の医療試験で、残念ながら1点足りずに不合格になった見習いメディックがいるんですよ」
(-@∀@)「両親もおらず、貧しい生活をしているので、もう一度高額の医療試験を受けることは叶いません。第一、一回目の医療試験だって髪まで売って資金繰りしたんです」
(-@∀@)「それが心苦しくてですね・・・医療試験を持ってないから正式なメディックではないのですが腕前は十分にありますし・・・」
( ^ω^)「・・・そのメディック、いや見習いメディックに会わしてもらえますかお?」
(-@∀@)「良いんですか?」
49
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:30:20 ID:x8W.rAo.0
( ^ω^)「ええ、これは僕が勝手に会いたいと言い出したんだお。院長さんは何も言ってないお」
(-@∀@)「・・・話の分かる方で良かった。呼んでくるのでしばらくお待ちください」
バタン
ξ゚⊿゚)ξ「アンタ・・・自分のやってること分かってるの?」
( ^ω^)「・・・・・確かに違反だお。医療資格を持たない見習いメディックをギルドに入れて世界樹にいくなんて、公国にバレたらえらい事だお」
( ^ω^)「けど難しいことは考えてもきりが無いお。とりあえず、その見習いメディックと話し合いをするお」
ξ゚⊿゚)ξ(あの院長さんもコイツも・・・底が知れない奴ね)
コンコン
(*゚ー゚)「失礼します」
第四治療室に入ってきたのは、まだ幼子と呼べるような風貌の、可愛らしい少女だった。
50
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:30:44 ID:x8W.rAo.0
( ^ω^)「キミが見習いメディックかお?」
(*゚ー゚)「はい。しぃと言います。」
( ^ω^)「僕はギルドVIPのギルドマスター、ブーンだお。よろしくだお」
(*゚ー゚)「こちらこそ宜しくお願いします」
( ^ω^)「では、早速だけど仕事の話をするお。まず、ギルドVIPは契約金を用意してないお。これは我慢してもうしかないお」
(*゚ー゚)「ええ。無免許のメディックを雇ってくれるギルドなんてそうそうありませんから。契約金くらいかまいません」
( ^ω^)「おっお。それは良かったお。じゃあちょっと質問したいことがあるんだけど・・・良いかお?」
(*゚ー゚)「はい。どうぞ」
( ^ω^)「君の医療の腕についてだお」
(*゚ー゚)「!!」
51
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:31:09 ID:x8W.rAo.0
ξ゚⊿゚)ξ(そうね・・・一番重要なことだわ)
(*゚ー゚)「・・・確かに私は医療試験には落ちましたが、実力では他の新米メディックに決して劣りはしません」
( ^ω^)「なら、見せてくれるかお?」
( ^ω^)「今からブーンは自分を斬るお。その傷を治療して、メディックとしての腕前を見せて欲しいんだお」
(*;゚ー゚)「な、何言ってるんですか!!自分で自分を斬るなんて!!!やめてくだ―」
ブシャアッ
鮮血が散る。いつの間にか抜刀していたブーンは、自身の左腕をざっくりと切り裂いていた。
(; ^ω^)「・・・・・がふっ・・・やっぱ分かってても痛いもんだおね」
ξ;゚⊿゚)ξ「アンタ何やってんのよ!!」
(*;゚ー゚)「大変です!院長先生を―」
( ^ω^)「駄目だお!!」
(*;゚ー゚)「ッ!」
52
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:31:31 ID:x8W.rAo.0
( ^ω^)「君が治療するんだお」
(*゚ー゚)「・・・・はい。では、失礼します」
血が噴出しているブーンの左腕に、しぃが手を伸ばす。
その手には、何本かの試験管が握られていた。
(*゚ー゚)「キュア」
この世界のメディックは、決して魔法なんかを使って傷を癒したりはしない。
あくまで薬を使っての治療である。
ただ、メディックが扱う薬品はこの世界の薬品とは少々異なっており、非常に効果が強いのだ。
そのため、切り落とされた腕を一瞬で癒着し、貫かれた胸を瞬く間に塞ぐことができる。
薬品で回復するのなら、メディックなどいらないのではないか?とお思いになるやもしれない。
しかし、肝心の薬品が非常に難しいのだ。
メディックの薬品は、基本的に複数の種類の液状薬品を、傷の種類・大きさ・毒などの有無に合わせて、その場で混ぜて作るのである。
その際に、一滴でも量を間違えれば、薬は身を焦がす劇薬に化けるのである。
その薬品を作る際の、丁寧さ、早さ、傷を見極め正しい薬を作る知識などはメディックとしてのレベルになるのである。
(*゚ー゚)「・・・治療、終わりました」
53
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:31:53 ID:x8W.rAo.0
( ^ω^)「おっお。たいしたもんだお。痛みもないし、全く問題なく動かせるお」
( ^ω^)「では、晴れてしぃさんはギルドVIPの仲間だお」
(*゚ー゚)「!!ありがとうございます!」
( ^ω^)「改めてよろしくだお」
ξ゚⊿゚)ξ「私はツン。今後ともよろしく。」
(*゚ー゚)「はい!無免許ですが頑張ります!」
ξ゚⊿゚)ξ(ブーンがいきなり腕切った時は驚いたけど・・・それだけ世界樹への熱意が強い、ってことなのかしら?)
ξ゚⊿゚)ξ(それにしても少し異常だわ・・・)
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ(どうして世界樹にそこまで固執するの・・・?)
54
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:32:15 ID:x8W.rAo.0
( ^ω^)「お?どうしたおツン。僕の顔に何かついてるのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・いえ。少し考え事してただけよ」
( ^ω^)「それなら早速次の仲間を探しにいくお。できれば今日中にギルドを結成しときたいお」
(*゚ー゚)「あの・・・その前に少し時間を頂きたいんですが・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「・・お別れの挨拶?」
(*゚ー゚)「はい。・・・良いですか?」
( ^ω^)「当然良いに決まってるお!」
(*゚ー゚)「ありがとうございます。では、少し失礼しますね」
55
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/22(火) 21:32:39 ID:x8W.rAo.0
バタン
(*゚ー゚)(・・・やっと冒険者ギルドに入れたよ。一時はもう諦めかけたけど・・・)
(*゚ー゚)(これで会いにいけるよ・・・・ギコ君)
無免許のメディックを仲間に引き入れてしまったギルドVIP。
法的に完全なブラックな旅の始まりとなったが、彼らの冒険はどうなるのだろうか?
すべては世界樹のみぞ知る・・・。
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