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( ^ω^)が世界樹の迷宮を踏破するようです
1
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:03:42 ID:GZQA69R20
・初作品
・そのくせ長編に挑む
・もしもし多くなると思う
・世界樹の迷宮2のブーン系
以上の注意点を踏まえ、当作品を暖かく見守ってください。
2
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:08:48 ID:GZQA69R20
七つの海に 文明が呑まれ
五つの島に 樹海が広がり
一つの城に 選ばれし民は逃れた
七つの海は 全てを沈め
五つの島は 全てを滅し
一つの城は 全ての孤児と化した
天空を漂う城の民は
長き流浪の末
再び母なる大地に降り立つ
―これが世界樹に擁かれし、ハイ・ラガードの興国記である
( ^ω^)が世界樹の迷宮を踏破するようです
3
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:16:16 ID:R0a4ogzU0
世界樹とかもうね 支援するしかない
4
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:20:17 ID:GZQA69R20
―大陸の遥か北方に広がる高地
そこには巨大な樹を神木と崇め"ハイ・ラガード公国"があった。
その神木は"世界樹"よ呼ばれ、その天高く伸びる樹は"空飛ぶ城"へと繋がっているという伝説があった。
そんな伝説の樹の中に、あるとき謎の遺跡群と未知の動植物を内包した巨大な自然の迷宮が見つかったのだ!
その地を治める大公は、その迷宮を調べ空飛ぶ城の伝説の真偽を確かめるために大陸全土に触れを出した。
―空飛ぶ城の伝説と広大な迷宮・・・。
この触れは冒険者達の心を捕らえ、多くの者達が公国に訪れた。
・・・しかし、どんなに多くの冒険者が集まろうと、その迷宮を踏破し、伝説を解明するものはいなかった。
これはその"世界樹の迷宮"に挑む若き冒険者達の物語である。
5
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:23:07 ID:m7aKKjb2O
世界樹きた!
超支援
マジ支援
6
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:25:56 ID:GZQA69R20
第一話
ハイ・ラガード公国の広場に足を踏み入れたブーンは、周囲に騒がしい人の気配を感じた。
( ^ω^)
この男の名はブーン。この物語の中枢、いわば"主人公"となる男だ。
銀箔の甲冑を身にまとい、背に巨大な盾を背負っている。
姿から察するに彼は"パラディン"という職業であろう。
上背は高く、肩幅も広い。非常にがっしりとした体系で、まさに騎士にふさわしいだろう。
・・・幾分腹に肉がついているのが余計だが。
彼もまた、世界樹の迷宮に惹かれ、冒険者を目指しこの街へやってきたのである。
( ^ω^)(・・・早速冒険者ギルドに向かうお)
7
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:26:53 ID:IODySw7.0
これは期待
8
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:29:08 ID:GZQA69R20
―冒険者ギルド―
冒険者ギルドは堅牢な大理石でできた、壮大で厳しい建物だった。
雰囲気に威圧されながらも、ブーンが扉を開くと、中にはこれまた厳しい甲冑を身にまとった人物がいた。
おそらくこの人物が、冒険者ギルドを統率する"ギルド長"だろう。
( ^ω^)「あの・・・すみませんお」
9
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:37:04 ID:Rh2NBgeUO
期待しよう
10
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:42:48 ID:GZQA69R20
( OMO)「・・・見ない顔だな。冒険者志望か?」
( ^ω^)「はい、そうですお。・・・いや、正しくいうなら新しいギルドを作りたいですお」
( OMO)「ふむ・・・、新米冒険者が作る新米ギルドか。で、お前の名は?」
( ^ω^)「ブーン。ブーンですお。」
( OMO)「ブーンだな。宜しい。私のことはギルド長とでも呼べ。で、ブーンとやら。ギルドを作成したいんだな?」
( ^ω^)「はいだお!」
( OMO)「ギルドを作成し、ギルドマスターになればもう後には引けん。メンバーが何人死のうが、破産しようが、その身が朽ち果てるまで世界樹を上り続け、踏破しなければならない」
( OMO)「この羊皮紙にギルドの名前を書けば、もうお前の人生は世界樹の虜だ」
( OMO)「それでも、お前は冒険者になるか?」
11
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:46:09 ID:DyKlOq7g0
君はこの作品を支援してもいいし、支援しなくてもいい
12
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 20:50:08 ID:GZQA69R20
ギルド長が羊皮紙をひらひらとさせる。
( ^ω^)(この羊皮紙に名前を書けば、ブーンは冒険者だお)
( ^ω^)(何もできずに魔物に殺されるかもしれないお。樹海で迷って餓死するかもしれないお。けれど)
沈黙。静かな闇が冒険者ギルドに落ちる。
しばらくの逡巡の後、ブーンは顔を上げた。
( ^ω^)「ブーンは・・・冒険者になりますお!!」
( OMO)「フッ・・・元気の良い奴だ。ではこの羊皮紙にギルド名を書くが良い」
ギルド長がひらひらとさせていた羊皮紙と羽ペンをブーンに渡す。
( ^ω^)(ギルド名は・・・ここに来る前から決めていた・・・)
ブーンは勢い良く羽ペンを走らせる。
ギルド名「V I P」
13
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:00:06 ID:GZQA69R20
( OMO)「VIPか・・・聞かぬ言葉だが異国の言葉か?なかなかに響きが良い」
( OMO)「・・・ところで見たところ一人のようだが、ギルドメンバーはいるのか?」
(: ^ω^)「いないですお・・・」
( OMO)「・・・話にならんな。一人で樹海に潜れば間違いなく死ぬだけだ。死と隣合わせの危険を共に切り抜ける・・・そんな戦友を集めるのがギルドの存在意義である」
( OMO)「最低でも5人だ。5人連れてきたならギルド発足の権利をやろう」
( ^ω^)「わ、分かりましたお。では行ってきますお」
( OMO)「待て」
ギルドを去ろうとしたブーンをギルド長が呼び止める。
(: ^ω^)「な、なんですお?」(このオッサン怖いお・・・)
14
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:05:01 ID:Mbhfcu5U0
(: ^ω^)とは新しい表現だな
15
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:06:37 ID:OvXBd9N20
(; ^ω^)
(;^ω^)
( ^ω^ )
16
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:07:26 ID:GZQA69R20
( OMO)「まだこの街に来たばかりで勝手が分からんだろう。冒険者をスカウトしたいならば"鋼の棘魚亭"に向かうと良い。多くの冒険者達が利用する店だ。・・・私は好かんがな」
( ^ω^)「あ、ありがとうですお」
( OMO)「勘違いするな。私は職務でしているだけだだからな。」
( ^ω^)「それでもありがたいですお。では、行ってまいりますお!」
ダッタッタッタッタッ
( OMO)「・・・元気な奴だ」」
ブーンは広場に出て、ギルド長から教えてもらった鋼の棘魚亭に向かう。
幾度か迷いながらも、ブーンは鋼の棘魚亭に着いた。
17
:
>>15 ミスはずかしいよぅ
:2011/02/19(土) 21:15:58 ID:GZQA69R20
―鋼の棘魚亭―
( ^ω^)「失礼しま・・・うおっ」
酒場の扉を開けると、キツいアルコールの匂いと、人ごみによる熱気。そしてまだブーンは知らない樹海独特の匂いがブーンの鼻を突いた。
ワイワイガヤガヤ
広いとはえない面積の店内に、かなりの人数の冒険者達が集まっている。冒険の帰りに直接来ている者も多いようで、汗のとアルコールと体臭の匂いが混ざり合ってなんとも形容しがたい匂いになっている。
( ^ω^)「なかなかハードな場所だお・・・すいませーん!店長はいますかお!?」
バタン
ブーンが声をあげるとカウンターの奥の扉が開き、恰幅の良い中年男が出てきた。 青い髪に伸ばした顎鬚。むさくるしい格好なのにどことなく精悍な顔つきをしており、若いころは二枚目であったことが予想できる。
_
( ゚∀゚)「おうさ!酒か!?料理か!?情報か!?」
( ^ω^)「えっと・・・情報を頼むお!」
18
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:18:35 ID:veW0Zs5E0
ふむ
19
:
>>15 ミスはずかしいよぅ
:2011/02/19(土) 21:25:21 ID:GZQA69R20
_
( ゚∀゚)「情報か!今来ているクエストは新種の薬草探しと・・・」
( ^ω^)「いえ。違いますお。実は僕、新しくギルドマスターになったんですが、メンバーが足りn」
_
( ゚∀゚)「ははぁそれでウチに来た、と。紹介してやらんこともないが・・・」
( ^ω^)「ならぜひ教えてくださいお!」
_
( ゚∀゚)「坊主・・・ほら、アレだよ。分かるだろ?」
店主はそう言うとクイクイと手を動かす。なにかのハンドサインだろうか。
( ^ω^)「????」
_
( ゚∀゚)「坊主・・・世の中ギブ・アンド・テイクだ。ほら、あまりデカい声じゃあ言いたくないが情報料や仲介料がだな・・・・・」
( ^ω^)「ああ、そういうことですかお。・・・・じゃあ・・・・・5enほどでいいかお?」
_
( ゚∀゚)「・・・え?」
( ^ω^)「はい。5enですお」
ブーンはなかば無理やり店主の手に5enを乗せる。
20
:
ジョルジュの顔がおかしい・・・・
:2011/02/19(土) 21:39:06 ID:GZQA69R20
_
( ゚∀゚)「・・・チッ。良いだろう坊主。教えてやろうじゃねぇか」
_
( ゚∀゚)「あそこのテーブルに、一人でシケた顔してるネーチャンがいるだろう?」
ξ゚⊿゚)ξ
店主が指を指した先には、一人でちびちびと酒を煽っている金髪の女がいた。
黒い皮のマントに包まれ、挑発的なボンテージレザーを着ていることから見るに、彼女は"ダークハンター"という職業だろう。
( ^ω^)「ああ、あの金髪の人かお?」
_
( ゚∀゚)「そう、あのべっぴんさんだ。まぁ胸はないが腕は良いダークハンターだ。名前はツン。役に立つはずだぜ」
( ^ω^)「おっお!ありがとうだお!早速スカウトに行ってくるお!」
_
( ゚∀゚)(悪いな坊主。5enぽっちじゃ性悪で腕も悪い、貰い手のこないツンくらいしか紹介できんよ)
_
( ゚∀゚)(ま、断られるだろうが、次は200enくらい払って良い情報を買うことだな)
21
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:44:17 ID:veW0Zs5E0
ドリ子か
22
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:45:35 ID:Mbhfcu5U0
もうちょい投下間隔短くしてもいいと思うよ、確かさるないでしょここ
ながら?
23
:
ジョルジュの顔がおかしい・・・・
:2011/02/19(土) 21:48:38 ID:GZQA69R20
( ^ω^)「・・・ツンさん、ですかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・そうだけど。あによなんか用?」
すでに出来上がっているのであろう。ツンという女性は呂律の回らぬ声で返事をした。
( ^ω^)「僕は新しいギルド、『ギルドVIP』を作ったばかりのギルドマスターなんですお。それでギルデメンバーが足りなくて・・・ツンさんを雇いたいんですお」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・・お断りよ」
( ^ω^)「お?なんでですかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「私はあんたみたいな新米がやってるような新米ギルドじゃなくてもっと強い、強豪ギルドに入るのよ。そのスカウトを待ってるのよ」
( ^ω^)「・・・そうは言わずに」
ξ゚⊿゚)ξ「『ギルドVIP』ぅ!?そんな名前も聞いたことのないギルドに入るわけないじゃない!わ・た・しは腕利きのダークハンターなんですぅ!!!」
24
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 21:56:44 ID:veW0Zs5E0
_
( ゚∀゚)
どぞー
25
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:06:13 ID:s31fZeYIO
支援するしかねえぜ。なんか最近大人気だな、世界樹
今まで何人がギルド名でこれと被っただろうか……
26
:
>>22 初心者だから感覚が分からないんだ・・・
:2011/02/19(土) 22:06:48 ID:GZQA69R20
ξ゚⊿゚)ξ「じゃ、とっとと出て行きなさいよ白豚!」
ξ゚⊿゚)ξ(・・・なんでいつもギルドの誘いを断ってしまうんだろう。ホントは強豪ギルドからの誘いがこないなんで分かってるのに)
ξ゚⊿゚)ξ(1月前に前のギルドを飛び出して以来、酒場でくだを巻くだけの毎日。たまに来るスカウトは低階層で小金を稼いで満足している冒険者崩れの連中ばかり・・・)
ξ゚⊿゚)ξ(今回のコイツだってどうせロクな奴じゃ・・・)
( ^ω^)「待ってくださいお」
ξ゚⊿゚)ξ「何よ。しつこいわよ」
( ^ω^)「・・・確かにギルドVIPはできたてほやほやの、メンバーが一人もいない超がつくほどの弱小ギルドだお」
ξ゚⊿゚)ξ「メンバー0人wwwwwww」
( ^ω^)「けど、ブーンは、ギルドVIPは必ず世界樹を踏破するお」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・」
ξ゚⊿゚)ξ「何よソレ。くだらない」
( ^ω^)「くだらなくなんかないお!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ッ!!!」
( ^ω^)「ギルドVIPは絶対、世界樹を踏破して空飛ぶ城を見つけるんだお!!口だけじゃないお!!ブーンにはその覚悟があるお!!!」
27
:
>>24 サンクス
:2011/02/19(土) 22:08:33 ID:GZQA69R20
ξ゚⊿゚)ξ「・・・」
( ^ω^)「そのために、ツン!きみの力が必要なんだお!!」
ξ゚⊿゚)ξ(世界樹を踏破・・・か。本気で踏破なんて言う奴。久々に見たな)
ξ゚⊿゚)ξ(前のギルドじゃ、低階層しかいけず、上の階層へ向かう向上心を・・・勇気を忘れて、いつまでも3Fで"資金稼ぎ"をしていたんだっけ)
ξ゚⊿゚)ξ(そんな前のギルドに嫌気がさして飛び出したのは・・・そう。世界樹に挑みたかったから)
( ^ω^)
ξ゚⊿゚)ξ(こいつみたな純粋な瞳で・・・)
ξ゚⊿゚)ξ「良いわよ」
( ^ω^)「へっ?」
28
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:14:15 ID:GZQA69R20
( ^ω^)(いきなり態度が変わったお・・・?まぁ良いお。とにかく)
( ^ω^)「・・・ありがとうだお!」
ξ゚⊿゚)ξ「フンッ!感謝しなさい!」
_
(; ゚∀゚)「おいおいマジかよ失敗するのに1000en賭けてたのに」ボソッ
( ^ω^)「親父さんもありがとうだお!良い情報だったお!」
_
(; ゚∀゚)「お、おうよ!まかせろ坊主!!!」
ようやく仲間を一人増やしたブーン。
世界樹にすら入ってないが、踏破なんてできるのだろうか?
全ては世界樹のみぞ知る・・・
29
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:16:06 ID:GZQA69R20
第一話投下終了です。
もうパニくりまくりの投下でした。お目汚しすまない。次はオマケ的なジョブ解説でもして風呂入って寝ます。
30
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/02/19(土) 22:16:51 ID:veW0Zs5E0
乙乙
期待してるよー
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