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最近見た映画を晒すスレ

1シバッキー:2018/09/07(金) 08:11:15 ID:Anu59tyA
『ガーディアンズ』http://gaga.ne.jp/guardians/
https://youtu.be/ObG55LTByq8

一言で言うと、マーベルっぽく頑張ったロシア映画。
見た感じがどう見ても「安そうだなぁ〜」と思ったら、その通りだったので、
大変楽しめた作品。

ソ連時代の人体実験で生まれた超能力者たちが戦う話なんだけど、
成り立ちから、秘密組織から、
まるで昭和の戦隊もの・仮面ライダーのよう。
(それがまたたまらない!かも)

全ての動力車を操る能力を持っているのなら、もったいぶって衛星動かそうとするより
ロシアなんだからICBMのサイロ行って占領したら終わりじゃねえの?
とかは思う。

TSUTAYAでDVDレンタルで鑑賞。

2シバッキー:2018/09/07(金) 20:32:49 ID:Anu59tyA
『LION /ライオン 25年目のただいま』http://gaga.ne.jp/lion/
https://youtu.be/DaOTd8bHqpg

ストーリーについてはあれだけ宣伝やら巷間に上っていたりで、もう今更付け足すことは無いんだけど、
とりあえず、「いい話」ではあった。

悩んで探して悔やんで、そしてラスト30分で全部解き明かされるという、
探偵物に近い爽快感もあったり、
最後に役者で無く本人登場させたり、そのタイトルの「ライオン」の意味も出てくる。

しかし、お兄さんの最後については、かなり衝撃的。実話なんだろうからしょうが無いのだろうけど

TSUTAYAでDVDレンタルで鑑賞

3シバッキー:2018/12/11(火) 15:05:21 ID:GL2fx/xY
『ボヘミアン・ラプソディ』

詳しい話と悔しい思いはブログに書いたので参照
https://blog.goo.ne.jp/umiusi45/e/990bc85bbd81c377bbf34a53a24d8489

第一印象は「良くできた伝記映画」だった。


久しぶりに映画館で鑑賞

4シバッキー:2019/08/20(火) 17:29:23 ID:YJ6do4qw
『サウルの息子』2015年のハンガリー映画

ナチス時代のユダヤ人収容所での出来事がメイン。
このユダヤ人サウルが「収容所の中でラビ(司祭)を探す」ことだけが取り上げられているお話。

5シバッキー:2019/08/20(火) 17:59:12 ID:YJ6do4qw
『ヒトラーの忘れもの』2015年のデンマーク・ドイツ映画

原題は『Under sandet』(LAND OF MINE地雷の国)、東京国際映画祭での邦題は『地雷と少年兵』

戦後デンマークの海岸に残ったたくさんの地雷を撤去するのに、
ドイツの少年兵を利用していたデンマーク軍の軍曹と
その地雷撤去に係る少年兵たちのお話。

ラストがなぁ〜


ヒットラー関連の映画を見たがる子供の為にTSUTAYAでレンタル

6シバッキー:2019/10/15(火) 17:24:37 ID:uzF7rMHg
『映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説』

例のアニメ『このすば!』の劇場版。

やはり、めぐみん中心の物語は弱い気がする。
ダクネスかアクアの中心の方がいい感じではじけると思うんだが。


映画館で初日視聴

7シバッキー:2019/11/12(火) 21:16:22 ID:SdGkpnxI
『たちあがる女』2018年アイスランド映画

英語でタイトルは「Woman at War」

あらすじはWikiにある通り。
アイスランドで孤独に「環境活動家(テロリスト)」をしている主人公の話、なんだけど、
そのテロリズムを「中国が支援」しているとか、バックパッカーに優しくないとか
アイスランドの実情を描いているのが面白い。

で、民族っぽいBGMが、
バックグラウンドのミュージックかと思ったら
「は、そこにおるやん!!!」
生バンド生歌演奏なのが笑えた。
実は彼らこそが、いわゆる「狂言回し」ポジションなのではないかと


TSUTAYAでDVDレンタルで鑑賞

8シバッキー:2020/02/04(火) 23:46:15 ID:SdGkpnxI
『Chicago』2002年の映画。舞台の映画化

ミュージカルの映画化は、それこそ「オペラ座の怪人」とか「Amadeus」とか、
いくらでもあるので
まあ、そういうつもりで見ると楽しい映画よね。
法廷劇とキャバレーのような歌と踊り。
古き良きアメリカを忍ぶのには最適かとw

オチって、原作の舞台でもあんなんなの?

9シバッキー:2020/02/10(月) 16:23:44 ID:6uCBVwJk
パルムドール(カンヌ映画祭)に続いてオスカー(アカデミー賞)でも作品賞を受賞した
『パラサイト 半地下の家族』の監督の作品、

『グエムル-漢江の怪物-』(原題:괴물 英語題:The Host)
2006年の作品。

日本ではやれ、怪獣のモデルがパクリだとか、怪獣が怖くないだと
内容に触れない批評が多かったものの
見てみて思ったのは、
「これは怪獣映画ではなく、社会風刺。目に見える怪獣を敵にしているが、本当の敵は社会」
ということ。

大学を出ても働き口がなかったり
妻子があるのにろくな仕事をしなかったり
ホームレスの孤児が河川敷に居たり
市民が真相を知りたくても米軍が頭を押さえつけたり、
そういった、現在の韓国、現在のソウルを如実に表している作品となっている。

ので、
怪物の倒し方が雑だとか、殺虫剤みたいなもの散布しているのに主人公はなんともないとか
そこいら辺は、主題では無い、
ってことよね。

デブなオッサンの成長記録でもある


今時珍しいテレビの深夜放送で視聴

10シバッキー:2020/02/20(木) 16:35:35 ID:c3ZBNEYg
『 突入せよ!「あさま山荘」事件』 2002年の作品。

詳細はみんなが知っているので省くけど
警察の内部のグダグダばかりで、緊迫感が無かった。
「踊る」シリーズでももう少し緊迫感はあるのになぁ〜
という感じ。

本来の意味で、浅間山荘のみをピックアップしたため
元々の山岳ベースでの「合宿」も省かれているため、
なんで逃げているのがわから無いし
(みんなが知っているという前提なんだろうけど)

犯人側の描写が無いのは無いでしょうがないんだけど、
かといって射殺許可も出ないので盛り上がらないし
(みんなが広島のシージャックを知っていると前提ry)

盛り上がるかなぁ、と思った「鉄球作戦」もダラダラだし
(実際はそうだったのかもしれないけど)

先に見た中学生の娘が「全然面白くない!」と言った気持ちが
良く分かったわ。

「実録」として見ても面白くないし、
エンターテイメントとしても面白く無かった。
嘘を描けとは言わないけど、
メリハリが無く、ダラダラと綴っているだけの映画に見えたの


レンタル落ちのDVDで視聴。100円

11シバッキー:2020/05/21(木) 12:18:47 ID:RvBrrOk2
『囚われた国家』原題: Captive State
2019年米国で公開、日本では2020年4月3日公開。
公式サイト https://www.captive-state.jp/

B級映画臭ぷんぷんしていたので、
見たら「立派なB級映画」だったので満足。

予告YouTubeが挙がっているので見てもらえばわかるんだけど、
宇宙人に侵略された後の米国シカゴが舞台。

カラダにマイクロチップ埋め込んでパルチザンを探知できる技術があるくせに、
車の移動はほぼ自由だったり(検問はあって移動制限はないらしい)、
ガソリンが無限に利用できたり(給油制限もないようだし、「車社会アメリカ」で不自由している風には見えなかった)、
重要人物が登壇するイベント会場のセキュリティーがザルだったり(今のコロナ制限の方がもっと厳重)、
設定の甘さは色々感じた。

シカゴが舞台だけに、「フレンチコネクションごっこ」(高架鉄道の真下でのカーチェイス)があったりする遊びはあるものの
ストーリーは全体的に単調。見せ場も、ハリウッド映画に欠かせない「USA!USA!」も無く、
盛り上がる場面がどこにも見当たらないという寂しさ。

作った本人は「社会風刺作品」にしたかったのかもしれないけど、そこにも到達できずに終わっている
まさに「B級作品っぽいB級作品」。
それを狙うマニアにとってはとても「おいしい作品」。



1300円で観れたのでリバイバル上映かと思っていたら、バッチリロードショー作品だったとは!
コロナで自粛される前に映画館で視聴

12シバッキー:2020/08/18(火) 11:02:05 ID:hlQvtGuE
『ボヤンシー  眼差しの向こうに』原題:Buoyancy
2019年オーストラリア映画。日本公開2020年8月7日
https://buoyancy-movie.com/

配給元はイオンシネマだけど、全国で上映はされていない模様。
硬式サイトに「ほぼ全部載っとるやん!!」って思うほどあらすじがバンバン載っているので、
まあそういうお話。

カンボジアの寒村にクラス少年チャクラは、300年以上前の暮らしと同じように、粗末な家に大家族で住み、畑に肥料を蒔き、クソ重い荷物を毎日担ぎ、偉そうにしている長兄の重圧に耐えている。
しかしその光景が300年前で無い証拠に、畑のすぐ近くにバイパス道路が走りたくさんのトラックが行き交っているし、少年が重労働しているそばで金持ちそうな少女がきれいな服で学校へ向かっている。

お金が無いこと、お金が無いことで階級社会を超えられないこと、階級社会のせいでお金が無いこと、そして些細な家族喧嘩。
家族は「仕事をしないと生きていけない、勉強をする暇がないから知識が得られない、知識が得られないから革新的なことが出来ない、革新的なことが出来ないから生産性が上がらない、生産性が上がらないからお金が無い」のスパイラルから抜け出せず、
家族のだれも、いままでずっとそのままで生きていたから、みんなが当たり前だと思っている。
そんな毎日から抜け出したいと思った少年は、
ふと友達から聞いた「カンボジアを抜けだしてタイで働く」という【魅力的な誘い】に乗っかってしまう。


国境越えの場面があるかと思ったら、なんとなくあるような無いような感じだったので、
出さない演出なのか、それとも模倣を避けてワザと出さなかったのか。

その後は、あらすじにある通りの「蟹工船」状態がしばらく続きます。

タイの漁船って、中国に似た感じの漁船なのね。タイランド湾は波が高くないのかしら?
そう言えば、あの地方特有のスコールの映像がなかったわね。

ラスト、地元に戻るわけだけど、
https://filmarks.com/movies/91987
感想の多くは、少年は家に戻らなかったとする意見が多かった。
映像からは家に戻るとも戻らないとも受け取れる作りにはなっている。
はたして?!

13シバッキー:2020/08/18(火) 12:05:05 ID:hlQvtGuE
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』( 原題: Tuntematon sotilas, スウェーデン語: Okänd soldat,英語題:The Unknown Soldier)
2017年フィンランド映画 日本公開2019年6月22日
http://unknown-soldier.ayapro.ne.jp/

Zip-FMの有名なナビゲーター(DJ)の鉄平(フォートナイトなどのゲームやサバゲー好きで有名)が推奨していたため
TSUTAYAでDVDをレンタルして視聴。


第2次世界大戦の時、フィンランドがドイツや日本と同じ「枢軸国」側にいた事実は、日本人はあまり知られていないけど事実で、
ソ連にとっては首都にも近い存在のレニングラード(サンクトペテルブルク)のすぐそばに国境線があるフィンランドは、ソ連にとっても脅威であるため、ソ連はいわゆる「冬戦争」を仕掛けて国境を広げたのだが、
その奪われた領地を奪還するためにフィンランドはドイツと手を組み、
「継続戦争」とよばれる戦争をソ連に対して仕掛けていくこととなる。
この「継続戦争」がこの映画の主題となっている。

タイトルの通り「無名戦士(一兵卒)」の目線でこの戦争を追っていくので、
フィンランドに駐留していたはずのドイツ軍は話題に出ても映像には出てこない。

フィンランド史上最高額の興行収入を稼いだという本作、
戦争シーンはこれでもかというほど爆薬の雨あられで、21世紀の今これだけの戦争映画はハリウッドもつくらないだろうなあ、
とは思うので、そういう方面でも面白い作品。

歴史としての事実は、フィンランドはこの「継続戦争」でも結局「冬戦争」同様負けてしまい、
この後の東西冷戦において「西側なのに、ソ連と超仲良し」というユーゴスラビアと逆のパターンに邁進してしまうのだけれども、
その「大国ソ連に翻弄される小国の悲哀」というが良くわかる映画だと思う。


どこにでもいる「無能な指揮官」ってのがここでもいて面白かったけど、日本はそんな「無能な指揮官」にさえ従うからなあ。その点はフィンランドすげー!
とは思った。

14シバッキー:2020/08/19(水) 11:19:57 ID:sVtcB.SA
『イル・ポスティーノ』(原題:Il Postino, 英語題:The Postman)
1994年イタリア映画。 日本公開1996年5月18日

ナポリ湾に浮かぶ小島で郵便配達人を営む青年マリオの話。
といっても、配達するのはいつもチリから亡命してきた詩人パブロ・ネルーダ(実在する)への手紙だけ。
そのうちそのパブロと仲良くなり、詩を覚え、「生きる喜び」を覚え(ここいら辺が如何にもイタリア映画といった感じ)、
恋もして、今までにない充実した生活を送るようになる。

しばらくすると、パブロは政治的な意味で、チリに帰れるようになる。
チリに帰った後も親交はあったが、そのうち途絶える。
しばらくして島を再度訪問したパブロはマリオに合うことが出来なかった。

うん、マリオの共産党に傾倒する様子もイタリアっぽいけれど、
ひょっとしたら、パブロに出会わなければ学も無いまま、共産党に興味を持つことも無かったのかも?
とも思うけど、それは本筋では無いのでわから無い。


深夜のテレビ放送で流れていたのを視聴

15シバッキー:2020/09/03(木) 18:27:31 ID:tVdJrr4M
『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ』(原題:Død snø(ノルウェー語)、英語題:Dead Snow:Red vs. Dead)
2014年ノルウェー映画(アイスランド共作とも) 日本公開2020年1月31日


洋邦問わずゾンビもの映画が数多ある中で、「ナチゾンビ」というジャンルがあるというのは始めて知った!
しかも戦前から歴史があるらしい!!
とウィキペディアで今知った!

その中で本作は、ノルウェーが舞台の映画。
一応これは続編で、一作目が「処刑山 -デッド卐スノウ-」という
若い男女が雪山に行ったらナチスの隠し財産を見つけてしまい、それを狙うナチスゾンビに出会ってしまった
というお話があるらしいが、私は見て居ない。
見て居なくても、本作冒頭にそのダイジェストが展開されるので話は分かる、
そしてその場から逃げ出した1人の男性の行動が本作の主題になっている。

雪山で若い男女を蹂躙したナチゾンビたちは、人間であった時に果たせなかった軍事作戦を遂行するために、
一路進軍をするのである。

途中「ナチス博物館」で展示されていたティーガー戦車を強奪する。
燃料はバスから「サイフォンの原理」でティーガーに注がれていたけど、wiki見たら「ティーガーの燃料はガソリン」とあったぞ!
油刺さないで静態保存のティーガー動くのか?
ティーガーが動くのはまだ分かるが、主砲ぶっぱなすのは、火薬がしけてないんかい?!

まあ、「そういう映画」として見て欲しいってことよね!
しかもこの主砲が最後の最後に物を言う!

途中、ゾンビに詳しい少年(すぐ死ぬ)により、米国より「ゾンビスクワット」が馳せ参じる!
といっても米軍の特殊部隊でもなんでもない、ただのオタクなんだけど、
その3人組の1人がスターウォーズオタクだったりする、謎展開。
(それだけSWはすでに「パブリックドメイン」になっているってことよね)

なんだかんだあるけど、ナチゾンビは大活躍するけど、表題のソビエトゾンビはほとんど存在感を示せずに終わる悲しさ。
ある意味タイトル詐欺で、
実際は「ナチゾンビvsナチゾンビっぽくなった男」の対決だったりする。

ラスト、
あれは死姦にあたらないのだろうかと、小一時間悩んだわ!


TSUTAYAで一目見て「これだぁ!!」と思ってレンタル。
思った通りのバカ映画で大満足!!

16名無しさん:2020/09/29(火) 23:47:06 ID:SdGkpnxI
『シチリアーノ 裏切りの美学』(原題:IL TRADITORE 英語題:THE TRAITOR)
2019年イタリア映画 日本公開2020年8月28日
https://siciliano-movie.com/
https://www.youtube.com/watch?v=4FOEkG4Of1k

良い映画だとは思ったけど、また見たいか?と聞かれれば、圧倒的にNO!
いわゆる「イタリア版仁義無き戦い」なんだけど、
抗争シーンも盛り上がらないし、見せ場のはずの裁判シーンもそれほど盛り上がらない。

↑に予告YouTubeがあるけど、これぐらいの勢いで編集してくれれば見応えがあって面白かったとは思う。
監督はワザと実録風に、大きな盛り上がりをつくるよりも淡々と如実に現わす方を選んだのかもしれないのだけど、
とはいえ、たとえばイタリアの巨匠F・フェリーニのようなメリハリのある撮り方はしていない。

マフィアを演じた役者さんは素晴らしい方ばかりだとは思うの。でも、
あとは監督さんの編集次第よね。


最近見た中では70点ぐらいの、赤点にはギリギリならないぐらいの映画だった。
日本語題はなんか格好を付けているけど、原題&英語題の意味はシンプルに「裏切り者」
マフィアの幹部だった男が逃亡先のブラジルから追い出されたため「しょうがなく警察側に寝返った」わけで
(本人は「自分こそが本家本物だ!お前らこそ(酷い犯罪に手を染めた)転向者だ!」と糾弾するが)

寝返った理由も一応「妻子の為」とはあるものの、ほんとうにそれだけだったのか、それだけのために実の弟まで組織に殺されることになったのか
いまいち腑に落ちないけど、
まあ、そうなんでしょ!って感じの映画。

17シバッキー:2021/02/24(水) 11:00:57 ID:8kGy/IqA
てす

18シバッキー:2021/02/24(水) 11:16:06 ID:8kGy/IqA
『おもいで写眞』2021年1月29日公開
制作:スタジオブルー 配給:イオンエンターテイメント
http://omoide-movie.com/
https://www.youtube.com/watch?v=PiM86QrONa8

実写の邦画にはもう見切りをつけて、期待を抱かないようにしていたんだけど、
これは素直に面白かった。
面白かった最大の理由は、主人公の成長を促す最大のキーパーソンである
吉行和子演じる「和子」と、古谷一行演じる「柏葉」の存在にある。
この、大物2人をあえて端役に落としたことで、物語の重要度が増し、面白味が千倍増しになった。
助演の香里奈も、けっこう「ちゃんと助演している」。名バイプレイヤーとしての本領発揮と言ったところ


その分、主役級の2人は結構棒演技だった。
それを若さと捉えるか、経験の少なさと捉えるか、ただの棒演技と捉えるかは意見が分かれそうだけど、
監督はその「棒演技」を上手く「若さ」という解釈に落とし込んでいるのはさすが。
だから、香里奈・吉行和子・古谷一行という名脇役が「脇役で映える」結果となり、
主役の2人が生き生きとしてくるのはさすが。

ただ、
https://twitter.com/8_shiiich/status/1358800656119652352
の人も言っているように、最後の男の子のカメラは、あまりにも蛇足だった。
原作者は監督自身なので、ここだけは改良して欲しいところ。


内容は硬式にも映画評にも載っているので、あえて言わない
https://eiga.com/movie/94039/

19シバッキー:2021/09/18(土) 11:25:53 ID:y.yjeg5c
『トゥルーライズ』(True Lies)
1994年7月15日、アメリカ公開 1994年9月10日 日本公開
製作は20世紀フォックスだが、当時の日本での配給は日本ヘラルド(DVDも同じ)


ニコニコ動画では「コマンドー映画」として名高い本作。
特に敵役のテロリスト「アジズ」の名演、日本語吹き替えの若本氏の好演で有名な本作。
実は『プレデター』とか『エンドオブデイズ』とかいうシュワルツェネッガー映画は見たことがあるのだけれども、本作は初見。

レンタルビデオで見たので玄田・若本版では無く菅生・樋浦版で視聴。たぶん日本語脚本の違いで、有名な玄田・若本版のようなアップテンポの会話のやり取りが無かったのは残念だけど、
もちろん元のお話には遜色はない。あの頃の楽しい荒唐無稽なハリウッド映画のノリで何の心配もせずに存分に楽しんで視聴出来た。

ある人はこの作品を「シュワちゃんの007」と呼ぶが、冒頭のスイスっぽいシーンはまさにそんな感じ。
ただその後の展開は、この後のシュワルツェネッガー作品に多用されるアメリカンコメディー展開。
まだSFXがちゃんとしていない時代の作品なので、CGよりは現場特撮(大道具セット)での撮影が多く、その点も見て居て楽しい。

そんで、「日本語での吹き替え」の話なんだけど、
アジズの名言の中の、たとえば「call me terorist」を樋浦版では「それなのに我々をこう呼ぶ、テロリストとな!」、若本版では「そのお前らが我々を……テルルォリストと呼ぶぅ!!」と、若本さんの言い方もあるとは思うんだけど、原語に近いのは若本版なんだよなあ。
「What's key? That's key!」の場面も樋浦版の「どの鍵? あの鍵?」より、若本版の「どのキー? あのキー?」の 方が原語のリズムに合っていて、原語の持つリズム感が失われていないのよね。
まあ、若本さんの職人芸あってのことなのかもしれないけど。

20シバッキー:2021/09/18(土) 12:14:11 ID:y.yjeg5c
『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』
2021年8月20日公開

例の映画の実写2作目。一作目の感想は https://blog.goo.ne.jp/umiusi45/e/6d5c7ce4f64acc6d703fbf3cc51fa079
公開2日目ぐらいに我が家のJKと一緒に劇場で視聴。
コロナに依る緊急事態宣言下なので、どんなに仲の良いカップルであっても連座出来ない一個飛ばしの客席がほぼ埋まるぐらいの客入りだった。

まあ佐藤二郎は相変わらず佐藤二郎だった。今作は不要だったかもしれない。
前作でかぐやのメイドで登場した「どんぐり(竹原 芳子)」が登場し無かったのは寂しかった。
2期と言えばメインは体育祭になるんだけど、まいんちゃんこと福原遥が、アニメと同じ役で登場してた。

その体育祭と言えば、石上書記の話がメインになることは分かり切っているんだけど、アレは漫画やアニメならオブラートに包む形になるけど、実写だとやっぱりきつかったかなあ。でも、アレないと体育祭にならないんだよねぇ。
石上を救う白銀(平野紫耀)の演技はどうにかなら無かったのかとは思う。まあ、平野だとあれが限界かもしれないとも思うけど、一番良い場面なのでもうちょっとどうにかして欲しかった!!

EDはアレで有りなのか?まあ、いいかあ。

21シバッキー:2022/01/05(水) 22:44:35 ID:19oKYk7Y
『君といた108日』(原題:I Still Believe)
2020年アメリカ公開 2021年12月31日日本公開
制作:Lions Gate Entertainment Inc 配給:イオンエンターテイメント
https://kimitoita108days.com/

イオンシネマは分かっていて購入したのか、それとも知らずにtrailer(予告)だけ見て買ってしまったのか?

イオンシネマ配給なのに、我がみよし市では、松竹系のMOVIX三好で公開されている。しかも、愛知県はおろか東海地方いわんや中部地方では我がみよし市だけの公開という快挙!!あまりにも謎。


で、肝心の映画の内容は、「ガッツリとクリスチャン向け」の映画だった。

邦題がまったくもって「花嫁が死んじゃう系アレな映画」の邦題なので、そういう路線を狙っているんだろうなあ、というのが丸わかり過ぎて、逆に引いたんだけど、
見たら頭から尻尾まで、「ガッツリとクリスチャン向け」の映画だった。
これは、ノンクリスチャンは、引くだろうなぁ〜〜

まず、日本人はコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックが米国でここまでヒットチャートを賑わすことがあるだなんて、クリスチャンだとしても米国在住経験でも無ければ知らないことだし、
途中の「彼女の為の癒やしの集会」も一部の人には一種異様な光景に見えるかもしれない。

でも、逆にクリスチャンには、
「こういう困難って、あるよねぇ〜」って共感出来るかもしれない。

米国だとどういう層をターゲットにしているんだろう。ちゃんと恋愛映画でもあるので、ふつうのteen ageなのだろうか。(向こうだとクリスチャンじゃなくても、「文化としてのキリスト教」という下地があるから)

日本だと、ある程度キリスト教に理解が無いと見て理解することが難しいので、クリスチャンホームの子弟(10代の)らへんになるのかなあ。
でも、そういう宣伝、一切無かったし。
そういえば、教会にこの映画の宣伝がちゃんと来たこと、無かったなぁ〜〜

というわけで、日本では「教会」も「映画配給会社」もちゃんと絡んで無く、みんなが中途半端な関わり方なので、結果2週間打ち切りになるんだろうなぁ
という映画でした。


あ、話はふつうでした。特筆すべき点は、特にないです

22シバッキー:2022/08/03(水) 12:27:10 ID:zvOYIVdA
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』
2022年6月3日公開 
https://g-doan.net/


オッサンなので話は知っているんだけど、
なにか映画見たかったのになんも面白そうな映画が無かったので
とりあえず視聴。でも1,900円払う価値があったかというと微妙。


いわゆる「ファーストガンダム」の1話を切り取って盛り上げて映画化してしまった話。
冒頭10分はネットで公開されている。
https://www.youtube.com/watch?v=JNvnkkri_qM


一番気に行ったのは、山羊🐐
あの飛び跳ね具合は、「宮崎駿に対抗心燃やしたのか?(アルプスの少女の制作者)」とか、「まさか、これがあの”杉江3日伝説”なのか!!」とか勘ぐりながら、楽しんで見ることが出来た。
ドアンの子供たちがワチャワチャしているのも、宮崎駿作品かしら?と思わせるところ多々。


ただ、話は「ファーストガンダム」だもので、アムロの登場するガンダムが活躍して解決する話なのは間違いなく、それ以上の発展はない。それ以上でもそれ以下でもない。なのに、後半の山場でガンダムが起動し、「ファーストガンダム」のBGMが流れると、それだけでワクワクするのは中年だから許してほしい。
ただ、それだけのために1,900円払うのは勘弁して欲しい。TSUTAYAでレンタルで十分だった。



ちなみに「ファーストガンダム」でのあらすじはこちら
http://www.gundam.jp/story/story03.html
wiki見ると、その「ドアンの島」はテレビ版だと五島列島だとか違うとか。
映画では言明されていないけど、場所は明らかにカナリア諸島。

23シバッキー:2022/08/17(水) 11:48:29 ID:BsOYFqHQ
『きんいろモザイク Thank you!!』
2021年8月20日公開
製作:Studio五組-AXsiZ 配給:ショウゲート

あら、1年経ったのね。ほんとうに素晴らしい映画でした。

https://www.youtube.com/watch?v=jC6f2BgK0jg

原由依氏による原作漫画『きんいろモザイク』の連載が終わったのに伴い、ほんとうに最終回として製作された映画。


テレビシリーズが2本あった後の、映画として前作『きんいろモザイク Pretty Days』は、テレビシリーズと一線を画すことを衒ったのか、「映画らしく」を追及しすぎたせいで、本作シリーズのモチーフであるはず「何気ない日常」というよりは、小路綾のモヤモヤを描いた作品に終始してしまい、全体としてのワチャワチャを見たいファンとしてはカタルシスを遺す作品となってしまっていた。
小路綾はこのシリーズではわたくしめの一番のお気に入りキャラなんだけど、「でも、このあややを見たいんじゃあないんだよ!」としか。

それに比べて本作は、修学旅行や年末年始というイベントはあるものの、基本的にいつもの日常をいつも通りに描いており、いつものメンバーがワチャワチャしているのは、ほんとうに微笑ましくて素敵でした。

そして、本作が「サザエさん時空」ではなく時間とともに成長してしまうため、避けては通れない進路選択という難題。その難題も本作らしく面白おかしく、でもさわやかに描かれていました。
最後の最後に今までの名場面が登場する演出も、これでほんとうに終わってしまうのだなあ、という物悲しさと、本作のタイトル通り「 Thank you!!」という気持ちが現された素晴らしい演出でした。


初日舞台あいさつ回ともう一回視聴。初日には特典CDが貰えましたが、未だに封を開けていません。

24シバッキー:2022/09/01(木) 18:24:22 ID:C.j1.V06
『勇気ある追跡』(原題: True Grit)
1969年6月日米公開 製作・配給:パラマウント映画


米国きっての映画スター、ジョン・ウェイン晩年の作品。荒くれ者の元盗賊で保安官という役目。まだ西部劇が華やかな頃の作品。
粗はいろいろあるけど、でもジョン・ウェインがいることで画面が締まる。大物の起用というのは、こういう効果を生み出すモノなのだなあ、と感心する。

初見。CSで放送されていたのを録画して視聴

25シバッキー:2022/09/01(木) 18:51:37 ID:C.j1.V06
『ドリーム』(原題: Hidden Figures)
2017年1月 米国公開 同年9月日本公開 製作・配給:20世紀フォックス


話の内容よりも、配給会社による「腐った邦題」がtwitterで話題になった作品。
https://togetter.com/li/1118706
https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/dream-apollo

「女性」であり「黒人」であることで、1級の差別を受けているのに、その困難を乗り越えて素晴らしい働きをする女性たちの物語。大まかには事実であるけど、実際にはそこまでの差別は存在していなかったので、映画は大げさに取り上げ過ぎ、とも。

NHKで「差別と闘う人特集」で放送されていたのを視聴。
良い話だし、良く練られているとは思う。達成感も「USA!USA!」もある。楽しい映画。
その「女性」であり「黒人」である差別を、もうちょっとちゃんと描いていた作品も見たかった。

26シバッキー:2022/09/06(火) 12:15:14 ID:9aeitTkE
『シェルブールの雨傘』(原題:Les Parapluies de Cherbourg 英題:The Umbrellas of Cherbourg)
1964年2月フランス公開 同年10月日本公開 日本での配給は「東和(現在の東宝東和)」


CSで放送されているのを視聴。
ミュージカルといっても、「全編歌で構成されている(台詞部分無し)」というのはびっくり。
「普通の人がおもうフランス映画」っていうのは、たぶんこういうこじゃれた感じのの映画のことを指すのだろうなあ、とは思った。
だって、ガソリンスタンドでさえこじゃれて見えたもの。

話の主題がアルジェリア戦争だったとは知ら無かった。実際は何にもしていないのに、実質的に勝利した形になったナチスドイツとの戦争の後の、「植民地」という大きな問題。フランス自体は当時のアルジェリアを植民地ではなく「海外県」だと思っていたのに、そのアルジェリアを戦争をしてまで失ったという事実。その国としての喪失感と、若者の悲しい恋愛とを重ねて描かれている。


という、踏み込んだ映画評がどれだけあるのかは知ら無いけれど、とにかく悲しげなメインテーマが印象的な映画。ただ、あたしの好みは、こういうフランス映画ではないのよねえw

27シバッキー:2022/09/12(月) 16:48:13 ID:9aeitTkE
『戦場にかける橋』(The Bridge on The River Kwai)
1957年日米英公開 製作・配給 コロンビア映画(現ソニーピクチャーズ)

「猿・ゴリラ・チンパンジー」の「クワイ河マーチ」でお馴染み、と言っても、今時の子供は「猿・ゴリラ・チンパンジー」の方を知ら無い。
wikiや、https://www.banger.jp/movie/70978/ の解説に詳しい。
そこにあるように、史実ではない。物語は捕虜になった英兵と使役する日本兵の友情のようなものが芽生えたり、日本軍の線路敷設が拙いので英軍に任せっきりだったり、橋の形がトラスっぽかったり、緊迫した場面なのに色恋シーンを忘れなかったり、ツッコミどころはたくさんあるけど、まあ、そういうエンターテインメント作品ってことよね。
実際、『エンド・オブ・オール・ウォーズ』(To End All Wars)という、もっと史実に即した映画及び原作小説『クワイ河収容所』があるらし。


そう割り切って、「せっかく建てた橋脚を破壊する」という最後の見せ場を楽しんで見ることが出来るかどうかが、この映画の視聴のカギになりそう。

CS,夏の戦争映画特集で。初見

28シバッキー:2022/09/13(火) 16:12:25 ID:9aeitTkE
『レフト・ビハインド』(原題: Left Behind)
2014年米国公開 2015年日本公開

wiki見ると、「『スネーク・フライト』や『シャークネード』と同じような映画かなと観客に期待させておきながら、1970年代の飛行機映画のような展開が繰り広げられている。」と批判」されているとかw
シャークネードよりも価値が低い映画に位置付けられているらしいwつまり、「BC級映画として見ても面白く無い」という。

何が面白く無いかというと、すべてが中途半端。
この映画のメインは「エアポートシリーズ」のような飛行機パニックなんだけど、原作小説1巻でその飛行機パニックは様々あるエピソードの1つとして、サクッと始まってサクッと終わる話なのに。かといって重厚に扱っているかといったらそんなこともなく、中途半端。機内の失踪事案のパニックも、中途半端だったし、2014年公開映画なら911より後だから機内に拳銃持ち込める設定もおかしい。

また突然町で秩序が乱れて暴動というか略奪が横行するんだけど、その様子も人が右往左往すればいいっていうわけではないじゃんねえ、こういうのって。モブはモブなりに演技させなきゃいけないんだけど、もちろんそんな意思は画面からは欠片も関居られないし。
テレビ画面でNYの様子が写るがそれも他人事。全世界規模で大変なことになっているはずなんだから、世界中(少なくとも全米)を中継しなきゃだめじゃね?しかも、ラストに機長の娘がJFK空港に着陸しようとした飛行機を一般道に迎えるんだけど、ってことはNYに近いどこかに居ないといけないはずなんだけど、彼女は中西部のアーカンソー州にいるはず。移動どうした?
そういえば、原作小説にある「出産間近の妊婦のお腹が萎んでゆく」光景の再現を期待したのだけれども、それも無かった。


で、原作はその後の謎な「親キリスト教組織」と「反キリスト教組織」の戦いの方を問題にしているんだけど、そんな大層な話を描くつもりは微塵もなさそうだし、クリスチャンにもそうでない人にも中途半端な映画。


CSで無料で見たらから「そんなものか」で終わったけど、これで1900円払ったら、たぶん石投げていたと思う。

29シバッキー:2022/10/01(土) 11:27:07 ID:N0pOGw6U
『ラストスタンド』(原題: The Last Stand)
2013年1月米国公開 同年4月日本公開
製作・配給は「ラ・ラ・ランド」「エクスペンダブルズシリーズ」でお馴染みのライオンズゲート。日本では松竹。

ちなみにアーノルド・シュワルツェネッガーの現役復帰第一作、らしい。(エクスペンダブルズでないのか?)

監督は韓国のキム・ジウン。全体に「POPな感じの西部劇」に仕上がっている。
ムスタング趣味はシュワちゃんなのか、監督なのか、とにかくカーチェイスに時間の半分以上かかているが、冒頭の喫茶店(ダイナー)のシーンは完全にダーティーハリーだったし、基本は「おれ、クリントイーストウッド、大好きなんだよねぇ〜!」な映画だった。
その他に「帰還兵が保安官により監獄に入れられている」はランボーだし(今時ベトナム帰りってことは無いっわな。湾岸かアフガンかしら?)、片手ショットガンなT2だし、ひょとして俺は『ホットショット』を見て居るのか??という気分になった。カーチェイスで麦畑を荒らすシーンでは、「このまま麦畑を刈続けると、伝説のヤツが来てしまうぞ!」と思うぐらいw
あと、コマンドーファンには名高い「100%OFF買い物」シーンがちゃんとある。今作は店主?の了解を得ている。
FBIやSWATが無能拗らせているのはいいんだけど、もうちょっとこう、手心というかなんとか。

CSで視聴。肩ひじ張らないで見て居られるので楽しかった。

30シバッキー:2022/10/27(木) 17:59:47 ID:ip9FkUJw
『WXIII 機動警察パトレイバー』
2002年3月30日公開 製作:マッドハウス 配給:松竹

お披露目の意味の有った劇場版1作目、押井と自衛隊がやらかしてしまう2作目に続く、劇場版3作目。先の2作品は見たことがあったけどこれは未見だった。
基本の路線は、ゆうきまさみの漫画版にある「廃棄物13号」なんだけど、それでもオリジナル要素がかなり多い。一番大きな違いは、雨が降りすぎることだと思う。
本作の監督は押井守ではないんだけど、2作目の押井作品から引きずっているのか、全体としてそんな色合い。

wikiには「本作品のジャンルについて、高山は、出渕が想定したのは怪獣映画ではなく怪獣の出るSF映画ではないかと述べており、出渕は、アニメで怪獣もののテイストを試してみたかったがオリジナル企画では通らないためパトレイバーにしたと述べており、」とあるので、パトレイバーや特車二課が出てくる部分は数秒(実際はもう少し)しかない。
特車二課ではなく漫画版では裏回しだった捜査員の方が主役。ただし、90年代末期の頃の雰囲気が漂う「格好つけた映画」なので、漫画で登場したコミカルな松井刑事では無く、裏の有りまくる感じの中年刑事が主役。

全体的に特に盛り上がるポイントもなく、淡々と終わる感じ。
改めて1作目を見たくはなった。


BS12で放送していたので視聴。

31シバッキー:2022/11/15(火) 00:05:49 ID:12LADsbQ
『ONE PIECE FILM RED』 2022年8月6日公開
制作・配給:東映(東映アニメーション)

今更説明不要の人気作、公開から3ヶ月過ぎても劇場は老若男女で満員御礼だった。

ただ、このわたくしめはONE PIECEをほとんど知っていない。でも本作は英語のwikiには「animated musical fantasy action-adventure film 」なんて書かれているように、ミュージカルでは無いんだけど、要所要所をUTAことAdoが「歌シェリル」となって歌い、ライブのような迫力で歌うと聞かされたので、気になって見てみた。
UTAことAdoの歌は、前評判通りだったし、ONE PIECEを知らなくても、「シャンクって誰よ?」状態でもちゃんと分かるように話は進んでいた。この映画から見始めても大丈夫ということよね。

コンサートシーンはいいんだけど、それだけでは収まらずに、やはり戦闘シーンがメインになるのよね。
たぶん、本来のONE PIECEファンは、「あ、あのキャラクターが、こんな動きをしている!!」って、興奮するのだろうと思う。あたしも「プリキュアオールスターズ」で後半の、みんなが戦闘に参加しているシーンは胸熱になるから、分かると言えば分かるのよ。
ただ、前にも言っている通り、このわたくしめはONE PIECEをほとんど知っていない。ので、なんだかダラダラと戦闘シーンが続くような印象を受けてしまった。

プリキュアもONE PIECEも、どちらも東映アニメーション。この戦闘シーンもあまり代わり映えが無いのもあったのよね。「これ、プリキュアで見たわ」ってな感じで。

結論として、楽しめたか楽しめてないかと言えば、十分楽しめた。1800円を払う価値は十分あると思う。

32シバッキー:2022/11/15(火) 00:20:34 ID:12LADsbQ
『泣きたい私は猫をかぶる』

2020年6月18日Netflixにて公開。wikiには「本作は当初、東宝映像事業部が2020年6月5日の公開を予定していた」が、コロナの行動制限により、上映が中止、映画館での上映は10月になってからだったという。

制作は、スタジオコロリド(ツインエンジンの子会社)

テレビで放映されているのを視聴。

こういうのを見させられると、やはり「原作のあるものでないとアニメ映画は無理」と言われるのも分かる!っていう気になる。
いろいろと、突っ込みやボケが弱いのよ、全体に。やりたいことは分かるんだけど、やるのならもっと突っ走って欲しいのよ、宮崎駿作品のように。どうしてここで遠慮するのかなぁ、という感想至極。

いろんなことが消化不良なアニメでしたわ

33シバッキー:2022/11/15(火) 23:28:19 ID:AZMm4Mcc
『街のあかり』(フィンランド語:Laitakaupungin valot、英語:Lights in the Dusk)
2006年2月フィンランド公開  2007年7月日本公開

レニングラード・カウボーイズ映画でおなじみアキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)監督作品。

ヘルシンキのデパートで警備員をしている冴えない男が主役。で、大層な事件に巻き込まれるのだけれど、だからといって冤罪を晴らそうとすることもなく、そのまま受け入れ、刑期に服し、出所後その事件に係わることになった女性と再会しても、彼女を恨むこともなく、そのまま受け入れる男。
ふつうの映画で言えばふつうに見所になりそうな場面を全て叩いて潰しているような映画。でも現実なんてそんなもの、と言いたげなストーリー展開。BGMも極小にして全て淡々と進むお話。
78分という上映時間が長いか、微妙な感じ。
面白いか面白くないかと言われれば、それなりに面白い。

CSの特集で視聴。

34シバッキー:2022/11/29(火) 10:23:06 ID:aGXyTp/Y
『過去のない男』(フィンランド語:Mies vailla menneisyyttä、英:The Man Without a Past)
2002年3月フィンランド公開。2003年3月日本公開。日本での配給はユーロスペース。

これもアキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)監督作品。カンヌでグランプリを獲っているらしい。
唐突に横山剣(クレイジーケンバンド)の「ハワイの夜」がかかってビックリする。寿司のシーンはまさか横山剣の為に撮ったわけでは無いわよね?www
クレジットには小野瀬雅生ショウの「Motto Wasabi」という曲も入っているが、こちらはギターインスト。

相変わらずアキ作品で、物言わぬ男と女の話なんだけど、いい話エンドだったのはびっくり。こりゃ大賞受賞するわ!
「北欧は高福祉」ってアホみたいに連呼する人って未だにいるけど、その高福祉というのは権利を持って居る人に対してだ、ということが、やはり良くわかる映画でもある。
タイトル通り過去もなく、名前もない男になってしまった男の、ほのかな恋愛話でもある。(あ、そっちがメインか)

アキ作品は「見る人を選ぶ」ことが多いのだけれども、この映画はふつうの人(?)が見ても楽しめる映画にはなっていますね。

35シバッキー:2022/12/14(水) 09:55:33 ID:lnGhjIV2
『ある機関助士』1963年 製作:岩波映画製作所

https://youtu.be/7esbkGHoWUs
wiki見ると、三河島事故で糾弾を受けていた国鉄に依る安全性アピール映画として製作されたらしい。けど、それを超えて、実録として見る価値のある映画に仕上がっている。
詳細はwikiに挙がっているが、通事電化されていた上野→水戸でC62型SLの機関士(機関助士)って?と思ったら、撮影用の臨時便だったとのこと。でもまあ、まだ都内でもSLが一般化していた時代ではあったので、無くはないのかも。でも撮影用だと分かればC62の登用も良くわかる。

水戸駅での機関車の給水、「電車区間」である「取手までに後れを取り戻す」とか、当時の状況が良くわかるし、高速道路も無いので移動が鉄道一択だった良い時代でもある。

https://www.nihon-eiga.com/program/detail/nh00006106_0001.html
の紹介に
「記録映画作家・土本典昭の代表作。電化は目前となり、新幹線開通も間近に迫る中、ダイヤと安全を守る男たちの緊迫したドラマが描かれる。 」とある。
先ほどの通り「電化目前」はまあ言い訳だと分かるけど、これから(電化及び無煙化により)SLが淘汰されるであろうことを予見し、「到来するであろう新時代」との狭間の期間を映した作品だということがよくわかる。その象徴が、まだ鴨宮実験線でうろちょろしている段階の東海道新幹線の映像だったりする。
いやあ、このSLがまだバリバリ走っている時代の新幹線の映像は、まさに化け物か魔法の乗り物って感じがして、大変面白かった!

36シバッキー:2023/01/12(木) 12:25:21 ID:MT9br2Tg
『東京卍リベンジャーズ』2020年10月9日に公開予定だったがコロナの影響で2021年7月9日に公開
制作会社 角川大映スタジオ 配給 ワーナー・ブラザース映画 監督 英勉

https://youtu.be/TRziJGzIg-U
人気役者を登場させたいプロモーター側の都合で、『約束のネバーランド』同様「出荷年齢」を引き上げさせられた本作。
その「出荷年齢を上げた」せいで、原作では「中学生の楽しいお遊戯」だったはずなのに、本作は「高校生のどうでもいいコント」になってしまった。
高校生に年齢を引き上げたのはいいけれどもそれでも実年齢とのギャプに無理があって、タケミッチの北村匠はそれでっもまだ見て居られるんだけど、マイキーの吉沢亮とドラケンの山田裕貴はどうみても「ギャグ担当のコスプレ野郎」だったのも、コント感を倍増させる原因だった。アレは原作通り再現しない方が良かったと思う。もっとまともな格好で演じれば、まだ見ていられたと思う。
まあ、それ言いだしたら、そもそも「東リベ」そのものを再現しようと思わず、「モチーフにした」ぐらいの存在にしておくべきだったのかも。

背景のロケハン場所も、なんかやっつけで探してきた、どうでもいい場所ばかりで、もう少しまともな場所無かったのかしら?と思わせるばかり。唯一ヒナの住むマンションだけは「原作通り」で驚いた。あのクオリティが出せるのなら、もっとロケハン頑張るべきだったのよ!


もうすぐ「血のハロウィン編」の続編が出ると聞いて驚き。やはり大衆は、「内容の良さよりも、役者目当てのティーンズムービー」枠を求めていたんだなあと。それじゃあ『ビーバップハイスクール』の頃と変わら無いじゃない?!と思って愕然。

この映画の中では一応全て解決ハッピーエンドだったんだけど、続編はどう辻褄を合わすのかしら?

お金を払わなくて大正解。CSで放送されているから見た。

37シバッキー:2023/01/16(月) 12:13:56 ID:Lknr/Wog
>>18
古谷一行氏が亡くなったので、
図らずも遺作となった『おもいで写眞』が、この年末テレビで結構放送されていた。深夜枠で。
さて、どれだけの方が視聴したのやら

38シバッキー:2023/01/18(水) 16:23:25 ID:Lknr/Wog
『バクマン。』(実写映画)
2015年10月公開
制作会社 東宝映画・オフィスクレッシェンド 配給 東宝
監督は「モテキ」の大根仁。
佐藤健と神木くんが真城と髙木、小松菜奈が亜豆を演じている。

NHKのアニメ版より見やすかった気がしたのは、私だけ?
でもこの映画も演者の都合で、中学生から高校生へ「出荷年齢」が上がっている。
その割に「見やすい」と感じたのは、「原作を大事にする=原作そのものを見せる」ではないということかと。
原作の大筋のストーリーはもちろん大事にするんだけど、それをどう映像表現として落とし込んでいけるかどうかなのだと思う。その「どう落とし込むか」が物凄く上手いというか、見て居て安心できた作品だったんだと思う。

いちばん気に入ったのは、エンドロールのスタッフ紹介!
本作の舞台である少年ジャンプ誌の有名マンガ、「こち亀」や「ジョジョ」などの単行本背表紙に化けたスタッフ紹介は秀逸!
アニメだとOPやEDで街中の商品の中にスタッフの名前を隠す行為なんかはよくある演出なんだけど、実写なのでそのエンドロールのためだけに背表紙を作成しないといけないという「無駄な手間」が素晴らしいと思った。
劇中の漫画を描いているシーンにプロジェクションマッピングを多用しているのは、まあ、いいかなあ。そんなに驚かなかった。

いわゆる「ティーンズムービー」の枠内の映画なんだけど、軽く見られて楽しかった。でも出来ればもう少し新妻エイジの方も深堀して欲しかったけど、2時間の映画でそれやりだすと、止まらないから無理かなぁ


CS放送で視聴

39シバッキー:2023/01/18(水) 17:05:47 ID:Lknr/Wog
>>31
『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん』の9話目(Season9)「さかなのこ(後編)」で
https://comic-ogyaaa.com/episode/316190246926367399

『ONE PIECE FILM RED』は「プリキュアオールスターズ系の話だ!」って「ネタバレ」していたので
そう思ったのはあたしだけではなかったことが証明された!!

ただこいつは、>>22『ククルスドアンの島』もヤギに食い付いているので、
中の人はあたしと大差ない年齢なのでは?と思った次第

40シバッキー:2023/02/07(火) 18:22:20 ID:WppTRTLo
『ティファニーで朝食を』(原題: Breakfast at Tiffany’s)
1961年10月公開

オードリー・ヘップバーンとヘンリー・マンシーニでお馴染みのあの映画。
清純派で売っていたオードリーが自由奔放な「今どきの女性」を演じていたのは、大変ショックというか驚きを持って迎えられた映画。だったはず。
そして印象的なのが、OPでの、オードリーがティファニーのショーウインドーを眺めながら朝食を食べるシーン
https://youtu.be/5htWMOJDAWg

いわゆるトレンディードラマ華やかな頃の日本のドラマって、たぶんこれを意識して、お手本にしていたんだろうなあ、というのが良く分かる映画。いわゆる「北川 悦吏子作品」なんてものは、もろコッチの路線よね!まあ未だに「この路線」の信奉者が多いのは謎なんだけど。

出っ歯眼鏡の日本人、今だと中国人になるんだろうなあ。アメリカ人って中国への憧れが凄いから。


CSの再放送で視聴

41シバッキー:2023/06/13(火) 00:02:53 ID:gLT7KWTg
『ブラックホーク・ダウン』(Black Hawk Down)
2001年12月米国公開 2002年3月日本公開
制作 コロンビアピクチャーズ(ソニーピクチャーズ) 日本の配給は東宝東和

https://youtu.be/QF1nCeWxSC8

その名の通りの、攻撃ヘリ・UH-60ことブラックホークが墜落するシーンは、監督のリドリー・スコット肝いりのCGで有名。
未だに政情不安なソマリアの内戦に、冷戦終結、湾岸戦争勝利で調子乗って進軍してきた米軍が、「世界の警察」であることをやめることとなった大事件を描いているのだけれども、
このソマリア民兵がいくらでも沸いて出てくる様子は、戦争映画というより、ゾンビ映画。撃ち殺しても弾薬が尽きてもドンドン沸いて出てくる。あれだけ撃っていたら、ソマリア民兵の死体も山となっていたはずなんだけどなあ。

負傷者はもちろん、死体も絶対連れて帰るという米軍の姿勢は凄いけど、そのために更に犠牲が増えていくと言うジレンマはどうなるものか。

本来は航空優勢のためのブラックホークもRPGで一撃されてしまう。かといって、ベトナム戦争の「逃げる奴はベトコンだ!」のノリで一般人を撃ち殺すことはできないし、民兵なので銃を持っていなければ一般人扱いしないといけないので撃ち殺せないという、厳しい縛りの中、無尽蔵に沸いて出てくる民兵と戦わないと生けないという先の見えないデスゲームは、確かに映像としては見所あるのは間違いない。

42シバッキー:2023/07/11(火) 14:27:02 ID:NGTN8mcM
『マイアミ・バイス』(Miami Vice)
米国公開2006年7月ユニバーサル制作 日本公開2006年9月UIP公開

https://youtu.be/3f2VguHbtSA

日本ではテレ東で放送されていた例のドラマのリメイク映画版。でも、格好付けているだけで、テレビ版にあったワクワクさ加減が皆無なのが残念。
あのドラマの醍醐味は、当時の最新ヒット曲をPVか!と思うほど惜しげも無く使いまくったことと、刑事ドラマなのにお洒落まくっていたことのはずなのに、上っ面の基本設定しか真似できていないのよ。少なくともヤン・ハマーのOPだけでも踏襲してほしかったわ。まあ、テレビと映画は登場人物の名前が同じなだけで、まったくの別物だってのは、分かるんだけどさあ。
それに、警察官がフェラーリに乗ってカッ飛ぶというのも、今となってはよくあるシチュエーションになってしまった(元祖はもちろんあのドラマだとは思うけど)。

張芸謀の秘蔵っ子、陳凱歌にも愛されたコン・リー(鞏 俐)が、悪漢の連れ女でソニーと濡れ場を演じてるのは驚きだった。

CSで放送されていたのを視聴したんだけど、OPが無かったのだけど、そんなのも?


関係無いけど、wiki見たら、このテレビ版を元にユニバーサルスタジオハリウッドのスタントショーがつくられ、
『この約15分間のスタントショーは、カリブ海の小さな島にある麻薬組織のアジトにクロケットとタブスが乗り込んで壊滅するという筋立て。ヤン・ハマーの音楽をバックに2人が登場し激しい銃撃戦を展開するが、中盤からは水上オートバイやホバークラフト、トロッコを使用し、クライマックスでは敵の軍用ヘリコプターが現れ墜落爆発するなどテレビシリーズとはだいぶ趣きが異なっている。
ショーは1995年1月に終了し、同年の秋から「ウォーターワールド」に変更された。 』
USJがつくられたのはその後だから、今のUSJのウォーターワールドは完全にその「マイアミバイス仕様のウォーターワールド」ってことになるよね。

だから「本家ウォーターワールドより、USJのショーであるウォーターワールドの方が面白い」ということがおきているのよね!!納得したわ!!

43シバッキー:2023/09/13(水) 23:56:55 ID:NGTN8mcM
『シャークネード』(Sharknado)2013年7月 米国CATV公開
『シャークネード カテゴリー2』(Sharknado 2: The Second One)2014年7月 米国CATV公開

制作・配給 アサイラム 
日本での公開は、無印は不明。たぶんテレ東の「午後ロー」
2作目の公開は、2014年11月のニコニコ生放送(ニコ生)が始めて https://live.nicovideo.jp/watch/lv199849988


これほど「我が子の成長」とか、「立身出世」とかをもろに楽しめる「おバカ映画」も無いものだとw
https://www.youtube.com/watch?v=GJRRH0nR1Uo

予告編だけ見ても、安いパニック映画(しかもサメもの)
ロケ費が無いから、晴れの日と雨の日が画面に混在したり、町中水浸しのはずが乾いた地面が有ったり、雑な部分が山ほどあるんだけど、それを「編集に次ぐ編集」と役者の演技でなんとか切り貼りして、その「編集に次ぐ編集」で無理矢理生きもつげないパニックモノのジャンルに無理矢理力尽くで持って行った作品。監督と編集さんの努力の賜物ってことよね!
冒頭にあるフカヒレ業者となぞの中国人のやりとり、全カットしていきなり「ジョーズ」スタイルでもよかったんでは?とも思うけど、
「雑なサメの登場」「雑なCG」「雑なロケの継ぎ接ぎ」「実弾のような質量で突っ込んでくるサメ」「でもスクールバスからの救助では、空気を読んで邪魔しない」などの中でも、たとえばモブの動きはちゃんとしていたり、無理矢理だけど話は筋が通っていたり、アメリカらしい「家族だいすき」がいっぱいだし、イヤなキャラはお約束通りすぐサメに食べられちゃうし、見ていて「そうそう!こういうのだよ!コレが見たかったんだよ!!」となる作品。
妻と離婚した主人公が「慎重勇者」で、いざという時に頼れる男ってのもスカッとして楽しい!ピノキオもチェンソー持っていれば良かったのに!!
ほんと、素晴らしい作品!!!

https://www.youtube.com/watch?v=9Iu-g5lzCiE
そして1作目がロケ費用を安く済ませるために、晴れた日雨の日継ぎ接ぎだらけだったのに、2作目はちゃんとNYでロケしてる!口から白い息出てるぐらい寒い2月ぐらいだろうけどwそれを「7月なのに雪が降るぐらいの寒気と、南からの強い暖気がマンハッタン島でぶつかって、大きな竜巻が出来る」言い訳にしているww
1作目でアレだけ甚大な被害が出たんだから、いくら国土は広いとはいえこの21世紀、ちゃんと対策できているんだよね?と思ったら、テレビの天気予報の解説で「シャークトルネード(サメ台風)」と普通に解説されていた!
でも冒頭は、「パニックと言えばやっぱり飛行機だろう!」という、バードストライクならぬ「シャークストライク」に遭った飛行機が、機長もサメによってどっかいってしまい、主人公が操縦するという開幕(お前が着陸させるんかい!!)
雲の陰に写るサメ、かっこええなぁ〜

NYの観光名所の「メッツスタジアム(ヤンキーススタジアムは登場しない)」「リバティー島」をちゃんとロケしていて、さらにどちらも(この映画らしくない)サメの被害者がゼロという快挙を成し遂げている。でもその後自由の女神の首が強風でモゲて、マンハッタン島内を「塊魂」になったのは笑えた。どんだけ勢い付いとんねんw
NYが銃を売ってないことを始めて知った。パニック映画(とくにゾンビ映画)でお馴染みホームセンターもNYには無いらしい。でもソード(宝剣)は売っているのねwおかげで「MATRIXごっこ」が出来るというww
そして前作でピノキオごっこした主人公は、本作ではロデオをするという、さすがアメリカン!
NY市長は、かなりジュリアーニっぽい(寄せてきている)し、民衆のUSA!USA!コールも、サメが降ってきた時に民衆が個々人手に武器取って戦うのも、いかにもメリケンな、頭空っぽにしていくらでも見られる楽しい映画。日本初出がニコ生ってのはよく理解出来るw日本語吹替えで見たんだけど、「降サメ量」って言葉がツボったわwww


この映画の熱いスポンサーである、ムービープラスで視聴

44シバッキー:2023/10/13(金) 23:57:28 ID:.ySw5fdE
『破壊』原作:島崎藤村

・1962年版、制作・配給:大映 監督:市川崑 
市川雷蔵、三國連太郎、長門裕之、船越英二らそうそうたるメンバーが出演。岸田今日子や杉村春子、旅館の憎まれ役女将に浦辺粂子が、この時既におばあさん役で登場。その他音楽は芥川也寸志が担当という、気合いの入った作品。
この作品の前に、市川崑は日テレで同作をドラマ化した後の作品らしい。

OPは原作に無い、父親の葬儀のシーンから。これが理由で自分の身分を意識するようになった、というのと、このあと代議士高柳との絡みも「父親の葬儀があったから」となっている。
2022年版と違って、原作通りちゃんと雪のシーンがある。大日向が旅館から逃亡するシーンは駕籠に乗っている。市川崑らしく、「驚きのアップ」のシーンが多い。蓮花寺の住職の「破壊」のシーンがちゃんとある。子供たちと別れるシーン、子供たちはあまり泣かない。これは事前のテレビ版の失敗からこうなったらしい。


・2022年版、制作・配給は東映、でも"製作"は「全国水平社創立100周年記念映画製作委員会」
監督:前田和男、主演:間宮祥太朗、その父親は田中要次、「破壊」しちゃう僧侶は竹中直人。

だいたい原作通りの進行。
https://www.youtube.com/watch?v=fiUsefGCuAU
1962年版と違って、スケジュールの都合だろうけど、夏のシーンだけで撮り終って雪のシーンは無い。大日向が旅館から逃亡するシーンは人力車に乗っている。ただ、旅館のアングルが1962年版とほぼ一緒だった。蓮花寺の住職の「破壊」のシーンは、匂わせである。子供たちと別れるシーンは、「金八先生」最終回かと思った。最後の大八車のシーンも。
絵は綺麗だった。田中要次の父親は、回想シーンだけの登場。ということは、もう亡くなってる?

資料のため、どちらもDVDでイッキ見した

45シバッキー:2023/11/22(水) 22:56:17 ID:OTwdjcsY
『ザ・ファブル』2019年6月公開 製作:日テレ他 配給:松竹

有名なマンガの実写化。ファブル役として岡田准一が、スタントマン無しの演技を披露していることで有名。
マンガよりは取っつきやすい映像ではあるけど、迫力を求めるせいで、OPのカチコミも人が多いし、山場の清掃場のシーンなんかは、まるでゾンビ映画の如く戦闘員が沸いてきて、正直「これはやりすぎ」と思った。

佐藤浩市は、カッコイイなぁ。いつもおとなしい役が多い向井理のヤクザ役は、レアで面白かった。福士蒼汰と光石研がどこに居たのかが分からなかった。佐藤二朗は佐藤二朗だった。オリラジ藤森は、あれ要るの?

面白くないかと言えば面白かったけど、1800円出す価値は無さそう
CSテレビ放送で視聴

46シバッキー:2023/11/23(木) 00:04:55 ID:OTwdjcsY
『レッドブル』(原題: Red Heat)1988年6月公開 1988年9月日本公開
監督は『48時間』シリーズのウォルター・ヒル。
製作はカロルコ・ピクチャーズ。配給はトライスター ピクチャーズ、日本では 東宝東和。

まだソ連だったモスクワ赤の広場で「ちゃんと撮影が許可された初めての映画」らしいが、OPの紅衛兵のシーンと、EDに端っこにちょっとだけ写るシュワちゃんのシーンだけしか登場しない。他の「ソ連(ロシア)っぽいシーン」はブダペストで撮影されている。

というより、「すまねぇ、ロシア語はさっぱりなんだ」 を初めとした、「コマンドー語録」で有名な作品。そのテレビ朝日版はその当時見たことがあるんだけど、
「バカ言え世界一はマグナム44と決まってら。ダーティハリーも使ってんだ」「ダーティハリーって誰だ?」とか、「今夜ヒマかい?」「クソして寝な」「あ、どーも。最近のねぇちゃん、キツイや」とか、「資本主義者め……!」とか、
ここまで「コマンドー語録」満載だとは気がつかなかった!富山敬さん、さすがだわぁ〜〜!!

47シバッキー:2023/12/13(水) 14:43:20 ID:xL5NOFgc
『劇場版 ルパンの娘』2021年10月公開
配給:東映 製作:フジテレビ他

深キョン主演のドラマの続編というか、「調子乗って映画作っちまいました」系映画。
ドラマは全部ちゃんと見て、茶番も楽しんだけど、これを2時間座席に拘束されて見続けなければいけないのはただの拷問。
ドラマはtwitterとかで感想を上げながらガヤガヤとツッコミ入れながら見るのが楽しかったのであって、内容がよかったという話ではないのよ。というのがよく分かる映画。
茶番は茶番でしょうが無いんだけど、やはり「劇場版」だから、もっと盛り上げて欲しいのよ、色々の部分が。それが分かっていなくて、テレビクオリティーだったら、テレビの2時間SPで良いのよ。
ロケ地がポルトヨーロッパなのは色々な都合でしょうが無いのはわかるんだけど、だったらもっと違うところで「お得感」を出さないと。

チャンネルNECOで放送されていたので視聴。お金払わなくて正解だったわ。1800円払っていたら憤死していたと思う

48シバッキー:2023/12/13(水) 21:03:37 ID:DatmB1I6
『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』
米国 2010年6月公開 製作・配給:20世紀フォックス
日本 2010年8月公開

監督:ジョー・カーナハン(誰やねん) 製作総指揮:リドリー・スコット
主演:午後ローでお馴染みのリーアム・ニーソン

テレ朝で放送されていたドラマの映画化。さすがにベトナム戦争帰還兵というわけにはいかないので
1.メンバー編成はベトナム仲間ではなく、メキシコでの作戦で拾ったメンバー(フェイスマンはその前からの仲間)
2.MPに追われる理由は、バグダットで任務遂行したのに濡れ衣を着せられていたから。
3.今回の映画の主目的はその濡れ衣容疑を晴らすため
4.日本版テレビでコングと呼ばれていたBAが飛行機嫌いになったのは、1の時にマードックの奇行による
5.BAの愛車、Aチームが移動に使う黒いバンはGMCの「バンデューラ」は1の時だけのご登場
6.テレビでは最初某ドラマにあやかり「必殺!A-team」と称したのに全然人を殺さなかったけど、本作ではちゃんと殺している。その殺す殺さないのところもBAが担当。MPに追われ一度収監したときに不殺に目覚めた。けどそのあと殺している

という感じで、ベトナム戦争が無い時代のA-teamというのをちゃんと作りだしている。
のは分かるんだけど、やっぱり「ぼくのかんがえたさいきょうのA-team」っぽさが抜けないのよ。
リアムニールソンの筋肉頼りにするのか、バラエティ路線にするのか、どっちつかずの感じが抜けないのよ。
それが興行成績の不振につながったのよ。
少なくともマイアミバイスよりは原作リスペクトではあった。その点だけは評価



日本語吹き替えで視聴したら、羽佐間道夫さんがゲスト声優で出演なさっていて、楽しかったわ!

CSで視聴。

49シバッキー:2023/12/13(水) 21:31:13 ID:DatmB1I6
『君たちはどう生きるか』2023年7月公開
製作:当然スタジオジブリ 配給:東宝

宮崎駿氏の『風立ちぬ』以来10年ぶりの作品。いままでの作品では散々日テレで宣伝しまくっていたのに、日テレともディズニーとも無縁の作品。でも声優は一切使わずタレントばかりのの鈴木敏夫流の作品となっている。

作中同名の吉野源三郎の書籍が登場するので、関連があるの?と思って、読んで無いけど大丈夫か?と思ったりしたけど、それも一瞬。
ほとんどが「いままでのジブリ映画」を焼き増ししたようなカット、演出が多用されていて、ああこれは宮崎駿だわ、と思ってお腹いっぱいになったし、これ以上宮崎駿氏には”引き出し”が無いんだろうなあ、と思った。
「カリ城」「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」「魔女宅」「ポニョ」「千と千尋」「風立ちぬ」といった今までの作品の構図がてんこ盛りで、ああ、あの映画で見たわ!という感じ。ストーリーも大ヒット作品「千と千尋」をなぞらえた感じだし。

今までの宮崎駿氏の集大成(総集編)として見るには面白いけど、もう彼には新しい発想は出てこないんだろうなあ、と思わせてくれた大事な作品。

久しぶりに映画館で視聴。

50シバッキー:2023/12/20(水) 21:27:28 ID:RWpMaoOI
『ラーゲリより愛を込めて』 2022年12月公開
制作:ツインズジャパン 配給:東宝

主演は二宮和也ということになっているけど、どっちかって言うと松坂桃李じゃないの?という映画。二宮の妻役が北川景子。桐谷健太が嫌な元軍人、安田顕が元上司ということになっている。
原作は辺見じゅんのノンフィクション『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』。監督は「フライング☆ラビッツ」や「アントキノイノチ」の瀬々敬久。
https://youtu.be/m9CJzp02jvw?si=k2_RjrklPINEPyVZ

メインになる収容所の件は、ソ連(ロシア)でのロケが出来ないことは分かっているので、当然北欧当たりで撮影したのかと思っていたのだけれど、ロケ協力で苗場スキー場やみなかみ町、新潟県の名前が出てきて驚いた!収容所へ貨物列車で運ばれているシーン、貨車の中はセットだとしても、貨車から乗り降りするシーンだってあるのに、協力にはわたらせ渓谷鉄道と小湊鉄道の名前が!
22年公開だと、撮影はコロナがまだ分からない時期にあたるので、オール国内ロケになったのだろうなあ、と苦労が忍ばれる映画。
その代わり、中国(満州?)での戦闘シーンは、仮面ライダーでお馴染みの場所での撮影だと一目でわかるようになっている。
冒頭の満州でのシーンも、NHKのワークステーションよね。

抑留のお話の中でも、wikiにもある「ハバロフスク裁判」に関することがメインとなる。そして、日ソ国交回復に伴い、最後の抑留者たちは帰国することとなったが、”主人公”二宮演じる山本幡男は咽頭ガンで収容所で亡くなる。言ってみれば、この後が本題。

最後の最後に、二宮の山本の子供の1人がおじいさんとなって(寺尾聰)2022年に登場するんだけど、あれ、要る?あれは蛇足じゃない?
寺尾聰はこの原作を元にした同じようなドラマで、二宮が演じる山本の役を演じたらしいんだけど、それ故のキャストだとしたら、なさら必要なかったよ。
ロシアによるウクライナ侵攻の時期と重なったのでどうしても入れたかったんだろうけど、入れたことでだいぶ”やっすいドラマ”に仕上がった感じがした。

アマプラで視聴。いいお話だとは思うし、事実だったのは間違いないんだろうけど、映画の作り方がお説教くさいのよ。

51シバッキー:2024/01/03(水) 10:31:42 ID:9zSGLjYY
『ノア 約束の舟』(原題: Noah)
製作・配給:パラマウント映画 2014年3月公開
日本公開 2014年6月

ひとえに、スピルーカスの生んだ最高CG集団「ILM」のCGを堪能するための動画。
特に、天地創造の部分なんて、最高!!!
https://youtu.be/LlBhSnwKVec?si=6is1KVyNkTbnYTZP
方舟に乗り込む動物も、全てCGによっている。

監督・脚本・製作:ダーレン・アロノフスキー(『ブラックスワン』の人らしい)

ノア役にラッセル・クロウ(井上和彦)、ノアの妻にジェニファー・コネリー(岡寛恵)、セムの妻にエマ・ワトソン(沢城みゆき)、メトシェラ(ノアの祖父)に、アンソニー・ホプキンス(浦山迅)という、そこそこいい役者さんを揃えている。

聖書原拠のクリスチャン映画を見たいと期待する人にとっては、いきなり「見張りの天使」というロボット風謎キャラに戸惑う。そして方舟の大半は、その謎キャラが作ってくれる。ちなみに見張りの天使たちの長の声は(玄田哲章)。
カインの子孫たちの王のトバル・カインってのが出てくる。セツの子孫であるノアの敵役ってことなんだろうけど、これが「神の預言は信じる。方舟は作らない。でも出来上がった方舟は奪う」という謎集団。映画的には大水が来た後のこの集団とのバトルがメインになるのかと。でもノアの家族は戦わない。「見張りの天使」が戦うんだけど、やられると昇天していく謎設定。

で、この映画の問題点とされているのが、聖書にはGene6:18「しかし、わたしは、あなたと契約を結ぼう。あなたは、あなたの息子たち、あなたの妻、それにあなたの息子たちの妻といっしょに箱舟に入りなさい。」と、3人の息子にはこの時点で妻が居るはずなのに、セムには妻があるけど「不妊の女性」とされているし、ハムには連れ添いがおらず、連れて来ようとしたら怒られる。ヤペテなんてまだ少年。
なので、方舟によって動物たちは生き残るけれど、ノアの家族が動物を無事生き延びさせたあと人間は自然消滅する運命!って”勝手に”ノアが解釈する「謎設定」になっている。

で見ると、その根拠はGen9:25「のろわれよ。カナン(ハム)。兄弟たちのしもべらのしもべとなれ。」、というか、この映画の根底に流れる主題はこの箇所なのかと。
「ハムには連れ添いがおらず、連れて来ようとしたら怒られる」という謎の流れのせいで、ハムは妻を求めてフラフラするだけの、ただの”色ボケ野郎”扱いだし、結局与えられない。(ちなエマ・ワトソンは養子で、その場の流れでセムの妻になった形)
なので結局ハムはノアと仲違いED。そこでノアは自分の”思い違い”に気づき、「生めよ増えよ地に満てよ」と虹を見ながら呟いて終わるという。


資料として見たから耐えられたけど、面白いかというと、面白くない。監督自身、方舟には興味があっても、聖書に対しての興味は無さそうだし。
ちな、ギリシア正教の司祭のセルフまとめがここ
https://togetter.com/li/681181

アマプラでただで見られるので見たけど、お金は払いたくない

52シバッキー:2024/02/14(水) 10:50:02 ID:NKJFcZQs
『ブレット・トレイン』(原題:Bullet Train) 製作・配給:コロンビアピクチャーズ(ソニーピクチャーズ)
2022年8月公開(9月日本公開) 原作:伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』

https://youtu.be/oj7B7qxKXJg?si=LbPIK9d2Q3RuTbaT

Bullet Trainってのは直訳すると弾丸列車。新幹線(システム)のことを指すんだけど、コレの日本語訳は「バレットトレイン」で定着しているのよ。それなのに糞ソニーは「ブレット」にしたので、公開日直前まであたしゃあ「日本語はブレットじゃなくて、バレットだ!!」って主張したんだけど、やっぱり受け入れられなかった。
兎に角、ドタバタ喜劇。「ブラピを呼んでちゃんとお金をかけたサメ映画」って趣よ。サメ出てこないけど。
兎に角たくさん人がタヒぬんだけど、でも喜劇なのよ。北野映画を目指しているのかしら?

真田広之の殺陣は、やっぱカッケーなぁ〜〜。いや、ブラッド・ピットもカッコイイんだけど、本作でブラピは「不運と踊っちまう」役なので、そこまでかっこよくない。


原作者が日本人で舞台は日本で登場人物は日本人ばかり。なのにブラッド・ピットを初めとした白人たちが演じるのはどうなのか?!という、いわゆる「ホワイトウォッシュ」の議論が向こうではあったらしい。しかしこの映画、ブラピが主演だから見ていられるんであって、居なかったら、ただのドタバタ喜劇よ、「喜劇駅前旅館」並の映画なのよ、バタバタ人がタヒぬけど。そんな映画。

東京の町並みだって、「アメリカ人の考えた最強の日本」感じがバリバリ出てる。いまの東京は、あんな東南アジアみたいな屋台出てるところ皆無だぞ!
東京駅もどちらかというとソウル駅(最近の)だし、「ブレットトレイン」のシステムもどちらかというと韓国っぽい。車両はロングノーズで日本っぽいけど。

東京から京都へ行く高速鉄道「ゆかり001号」、公式には「夜行列車」となっているみたいだけど、どうみても早朝始発列車よね。

東京発4:45 
品川(乗換え案内は地下鉄のみ)4:51
新横浜 5:00
静岡 5:49
浜松 6:15
名古屋6:19 この段階で全座席が買い占められ、一般客は乗っていない
米原6:45
京都6:53

アキバ電気街で有名な総武線の高架橋を高速鉄道がカッ飛んでいくシーンは面白かった。あと、富士山が浜松過ぎたあたりに登場してビックリした。
あと、電車の映画なんだから、もう少し揺れが欲しかったわね。揺れを利用してぶん殴ったりしてほしい。まあ、いまのN700Sはほとんど揺れないんだけど(全然と言うことは無い)

53シバッキー:2024/03/30(土) 00:52:03 ID:0muS4lvk
『いぬやしき』 制作:シネバザール 配給:東宝
2018年4月公開

主演の犬屋敷を木梨憲武、獅子神を佐藤健が演じている。
アニメがフジテレビのノイタミナで先行公開され、犬屋敷を小日向文世さんが演じていたので、かなり話題になった作品。なので実写化にあたり、絶対小日向さんが続投するものだとみんなが思っていたのに木梨。
見た感じ、やっぱり木梨より小日向文世さんの方が良かったなぁ。木梨だとギャグになってしまう。

木梨と佐藤健の強さやダメージ具合がよく分からない。道具を使いこなしているからと言って佐藤健が強いわけでも無いという。木梨がダメージ受けたのに再起出来るとかの判定もよく分からない。
途中、高層ビルだからって、「アジズミサイル(分かる人は分かる)」が登場は笑った。
CG技術の品評会としては良いけど、それだけだった。
お話は獅子神との対決で終わり。

やっぱ、MAPPA製作のアニメの方が面白かったわ。
29歳の佐藤健の高校生シーンが見られる貴重な映画

アマプラで視聴

54シバッキー:2024/04/04(木) 01:08:12 ID:o6Ur0Oq2
『トップガン マーヴェリック』(原題:Top Gun: Maverick)
製作・配給:パラマウント・ピクチャーズ
2022年5月27日 日米公開
監督:ジョセフ・コシンスキー、前作の監督トニー・スコットにタイトルロールで謝辞を述べている
主演:当然トム・クルーズ、製作にも口を出している。

https://youtu.be/hyLAo_MAr0M?si=-GxwB4qd1Tje7xQR

前作同様KAWASAKIのバイクに跨がり、米英日台の国旗の入ったライダースを着て、ポルシェが出てくる。
そして、『トップガン』といえば!のF-14も登場!しかも”第5世代戦闘機”とドッグファイトするという!!!

前作がちょうど80年代の「MTVブーム」の最中だったため、ケニー・ロギンスのDangerZone、ベルリンのTake My Breath Awayなどを多用したMusicVideoのような、薄っぺらい印象だったため、同じ路線であれば、米海軍の本作より米空軍のIronEagleの方が好きだったのよね。イーグル言うてる割には、イーグル(F-15)でなくファルコン(F-16)だけどw

ロートルとなったけどまだ現役なマーヴェリック(トム・クルーズ)が無双するのは確かにそうなんだけど、年齢から教官の立場にもなるという。また前作から36年経っているということで、前作の役者の”息子”も登場している

https://youtu.be/N1GKgoJP578?si=dIbunjkDuIvLjDXC

wikiによると、”かの国”での戦闘シーンは、ほぼCGだという。それだけCG技術が上がってきたことでもあり、ほぼ実写映像だった前作との対比、年月の移り変わりを感じることもできる作品。

まあまあいいんだけど、『愛と青春の旅立ち』のような、愚連隊の面子の成長も取り上げてもらえたら、物語としての幅が出来たかなぁ、とは思う。それよりもドッグファイトの方が大事だったんだろうけど。

アマプラで視聴。英語字幕が出たので、英語の勉強にはなったわ

55シバッキー:2024/04/11(木) 11:08:22 ID:NKJFcZQs
『弱虫ペダル』2020年8月公開
製作:フジテレビ・ジャニーズ、松竹 配給:松竹
監督:三木 康一郎 wiki見るとドラマや映画の監督としてはパッとしてないけど、バラエティーは「さんまのナンでもダービー」「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー」「ビューティーコロシアム」など有名な番組が並ぶ。

https://youtu.be/0lovgmrQBa8?si=JexU6dvtSkWs_UN_

小野田坂道の永瀬廉、寒咲幹の橋本環奈がともに21歳の時の作品。教室のシーンで現役高校生らしきモブの子たちの中にまみえると、「すっげぇ年寄り」で気持ち悪いぐらい悪目立ちしている。だいたい長瀬連、小野田の身長じゃねえんだよなぁ。言うてペダステの子もそんなに小さくないけど。

原作と違い、県大会に小野田たち1年が出ているのは、ハコガクとか京都伏見のキャラを出すのが面倒臭かったのか、続編の用意があったのか。でも今泉役の伊藤健太郎が不祥事があったのでポシャったとか?

『ラブ★ヒメ』はこの映画の中で「存在はする」ようだけど、アニメはおろか、挿絵すら登場せず、「妖怪ペダル回し」小野田が登坂する時に「ヒメだのだ!」を口ずさむ程度。
その「ヒメだのだ!」は、ペダステともアニメとも違う歌だった。作詞は原作者だった。


レースの随伴車としてアニメでCMしていたスバルのレヴォーグが引き続き登場。バイクはスズキかしら?バンはトヨタのハイエース。
レースシーンは随分景色が良いところを走っていると思ったら、伊勢志摩スカイラインらしい。


アマプラで無料だから視聴。500円ぐらいだったら払ってもいいかな、という作品

56シバッキー:2024/06/09(日) 16:37:37 ID:ogQKfTRk
『キラー・ナマケモノ』(原題:SLOTHERHOUSE)
製作:Renegade Studios Chicago 配給:アルバドロス
監督:Matthew Goodhue マシュー・グッドヒュー
米国公開 2023年8月30日 日本公開 20024年4月26日

米国wikiには「Slotherhouse is a 2023 American comedy horror 」とある。
この手の映画に定評のあるアルバトロス配給映画。
https://youtu.be/q4Yld6v8DNs?si=jeykFWycHbBKLZ6N


あたしがこの映画を一言でまとめるとしたら、「ナマケモノが登場する、ハートフル学園コメディー映画」と言うわ!
ナマケモノは英語で”Sloth”、それに人格を現わす”er”を付けて”Slother”、つまり、愛らしい外見とは違い、恐ろしい人格を持ったナマケモノが蹂躙するお家、つまり「人格を持ってナマケモノに乗っ取られた家」というのが原題の「SLOTHERHOUSE」って言う意味なんだけど(登場人物がわざわざ、「これじゃあ、SLOTHERHOUSE」だ!って解説してくれるw)

『スローターハウス5』に引っかけているのよね?綴り違うけどw(Slaughterhouse-Five)
若しくは、『スローター・ハウス/13日の仏滅三隣亡 (1987年製作の映画)』に引っかけていると言う説もある。これも原題は「Slaughterhouse」
ちなみにSlaughterhouseとは「屠殺場」だから、どちらも同じ使い方している。

兎に角そういった「タイトルありき」の「ハートフル学園コメディー映画」w、女子大寮の寮長選挙が有ったり、如何にもメリケンといった感じの乱チキパーティーがあったり、アレだけ殺害されているのに普通に暮していたり、
おいおい、それでいいのか?が連発されている。可愛いナマケモノよりも、smartに轢かれる方が十分ホラーだったわ。

久しぶりに映画館で視聴。十分堪能できた、最強のB級アニマルホラーだったわ。ナマケモノの映像も、今時のCGではなく、古典的なパペットというのも評価高し。
兎に角、「人格を持ったナマケモノ」ってのが味噌になるお話。

57シバッキー:2024/06/29(土) 00:35:17 ID:0muS4lvk
『下妻物語』英称: Kamikaze Girls) 2004年5月公開
制作会社:小椋事務所 配給:東宝
監督・脚本:中島哲也 原作:嶽本野ばら 音楽:菅野よう子 主題歌:Tommy heavenly6
主演:深田恭子 土屋アンナ他 深キョンの父は宮迫

https://www.youtube.com/watch?v=tt23VvrPHIE

つい最近、「Jusco」が復活したことで話題に。
「映画「下妻物語」20年茨城のあの〝聖地〟でロリータファッション気分は深キョン!  会場の大型商業施設は2日限定でかつての名前に」
https://www.nhk.or.jp/mito/lreport/article/001/87/

原初期の深キョンを拝める作品としても有名。ヤッターマン(ドロンジョ)より早い
作品。

あまりにも展開が早くて、あまりにもアニメチックで、楽しい作品だったわw
いろいろ突っ込みながら見ると楽しい作品。そういう「突っ込ませる余裕」を感じる作品。

CSで放送。こういう作品はもっと見たい

58シバッキー:2024/06/30(日) 21:53:22 ID:zWNUhRBc
『HK 変態仮面』英題は"HENTAI KAMEN: FORBIDDEN SUPER HERO"
公開:2013年4月
製作協力: 日本出版販売 製作 : 「HENTAI KAMEN」製作委員会(東映ビデオ、ショウゲート、日本出版販売、レスパスビジョン)
配給 : ティ・ジョイという、単館ロードショー作品扱い

監督・脚本 : 福田雄一 当然ムロツヨシと佐藤二朗も出演。ムロはラスボス的扱い。

脚本協力には何故か小栗旬。「映画化にあたって主演を希望したが、所属事務所の上のほうからNGが出て、そのためやむなく脚本協力になった、という都市伝説的な逸話がある。」とか。

主演:鈴木亮平には、「超筋肉質の変態仮面を演じるため、体重を一度15kg増量した上で脂肪をそぎ落とすという肉体改造を行った」というロバートデニーロのような役作りをしたらしい。
ヒロインは、清水富美加(千眼美子)

強敵の「偽変態仮面」に安田顕。えんのんか?!
その他ちょい役で、アルピー平子、ラバーガール大泉、キンコメ今野など出演。レポーター役の高畑充希は見破れなかった!

全体的に原作クオリティーの快作。あっちゅうまだった。福田雄一は怖いねぇ〜

アマプラで視聴

59シバッキー:2024/07/30(火) 22:58:23 ID:0muS4lvk
『新感染半島 ファイナル・ステージ』(原題:반도:半島、英題:Peninsula)
監督・脚本:ヨン・サンホ 製作・配給:ネクスト・エンターテインメント・ワールド(日本ではギャガ)

2020年7月公開 2021年1月日本公開


アニメ作品だった『ソウル・ステーション/パンデミック』(原題:서울역:ソウル駅、英題:Seoul Station)、クソ邦題のついた『新感染 ファイナル・エクスプレス』(原題: 부산행:釜山行)英題: Busanhaeng)に続く、いちおう三部作。

https://youtu.be/-zwb07O01Go?si=4vBZEcYoah0P0RS9

アニメながら色々趣向を凝らしたゾンビ映画を見せてくれた『ソウル駅』、
実際のKTXも使用した実写映像の中で、ワイヤーとかいろいろ駆使して見せてくれた「噴水のようにゾンビが沸いて出てくる」という衝撃映像、ゾンビもの(作中はゾンビという言葉が無い世界)としてはかなりのランキング上位に位置する作品となった『釜山行(新感染)』、その後を描いたのが本作品。

たしかに「ゾンビパニックもの」ではあるんだけど、本作の主題は「ゾンビ」ではなく、「マッドマックス(それもデス・ロードの方)」なのよ。サンダードームなのよw
ゾンビはあくまでもモチーフなのよ、本作では。まあ、いいんだけど。

長女のドラテク(ドライビングテクニック)が神過ぎて草だったわwカッコ良すぎ!!

本作では韓国人はどこの国も受け入れてもらえなくて、香港だけが受け入れてくれているんだけど、今の中国香港でよく受け入れてもらえたわねぇ。
日本は検疫成功、北朝鮮は38度線でゾンビから死守しているらしいので、韓国だけが地図から抹消されているとかなんとか。その「タヒんだ国、韓国」に脱出出来ない人たちも居て、その人たちがサンダードームしているという。


ちなみに、「釜山行」と「半島」との間の4年間は、漫画で説明されている

・新感染半島 ファイナル・ステージ アナザーストーリー|無料漫画(まんが)ならピッコマ|Yeon Sang-ho STUDIO&NEW REDPETER FILMS
https://piccoma.com/web/product/54741

面白かったけど、やっぱり「釜山行」のゾンビの噴水は衝撃的杉田ので、アレに比べると普通に感じた。
テレビのCSで視聴

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62シバッキー:2024/09/17(火) 14:16:06 ID:0muS4lvk
『アメリカン・スナイパー』(原題: American Sniper)
監督:クリント・イーストウッド  製作:ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ 配給:ワーナー・ブラザース
2014年12月米国公開 2015年2月日本公開

https://youtu.be/Av1UW0myxiA?si=r9gMbwG3A2NLVzCE

アメリカというと、未だにCAの西海岸かNYの東海岸が正解だと思って、その真ん中がスッポリ抜けている人が山ほど入るけど、本作の主人公はテキサス生まれでカントリー(ミュージック)が好きなカーボーイという、如何にも「絵に描いたようなアメリカ人」。軍に志願したのもの、本職が覚束ないというのもあったけど、大使館爆破テロに奮起したと言うのが大きい。
その主人公クリス・カイルが海軍特殊部隊「Navy SEALs」で、911後のイラク戦争に従軍し、狙撃手&指揮官として活躍した自伝が元になっている。

https://youtu.be/Av1UW0myxiA?si=2AQznryIAQ8l6yC_
予告のこのシーンが、彼の最初の狙撃シーン(の再現)にあたる。

この映画は、クリント・イーストウッドの他の作品同様、「強いアメリカ」を体現した形に。WASPであり、敬虔なクリスチャン(教会のシーンは1回のみ)であり、カントリーが好きなテキサス生まれで、米国に戻れば良き夫良き父として振る舞うという「絵に描いたようなアメリカ人」でありながら、米軍史上最多狙撃数を誇る”レジェンド”スナイパーであった彼。
当然PTSDに悩まされ、平常心を失うことも多かったが、後には同じようにPTSDに悩む人のカウンセリングもしていたようだけど。

最後、彼の葬列のシーンだけは、たぶん当時のそのままの映像よね。あれだけ敬意を表わすことが出来るのは、日本ではあり得ないから、うらやましい点だわ。
戦闘のシーンは「こうすればもっと迫力あるシーンになるぞ!!」と言った余分なシーンが無いのが、淡々として、それはそれで戦争の現実味を味わうこととなっている。

イーストウッド作品は、極端に陰湿に描くことが多いんだけど、そういうこともなく、淡々と描かれていて、見応えがあった。

WOWOWプラスで視聴

63シバッキー:2024/09/24(火) 13:26:01 ID:0muS4lvk
『ぐらんぶる』(GRAND BLUE) 2020年8月公開

監督・脚本:英勉 今までの作品:ヒロイン失格、東京リベンジャーズ、おそ松さん、賭ケグルイ、
そして、あさひなぐ、映像研には手を出すな!も作成

配給:ワーナー・ブラザース映画
製作:映画「ぐらんぶる」製作委員会(ワーナー・ブラザース映画、乃木坂46合同会社、Y&N Brothers、ひかりTV)

というわけで、ヒロインの千紗役は、乃木坂46の与田祐希。
う〜ん、これ、与田よりも、黒石こと白石の方が適任な気がする。与田の演技は悪くないんだけど、与田はやっぱり「量産型リコ」なんだよねぇ。アッチのほうがシックリくるのよ。
身長は原作通りなんだけどねw与田ってちっちゃいのよね。たかみな程では無いけど。

主人公は原作と違い、2top。竜星涼と犬飼貴丈。
「ケバ子」は「ビリギャル」の表紙写真に使われた石川 恋(彼女がビリギャルなのではない)

原作は伊豆半島のどこかとされているんだけど、本作は「日本のどこかの島にある大学」となっていて、その島からどのように脱出するのか!というのが本作の流れになっている。

アニメの主題歌は湘南乃風だったけど、映画はSONYのSUMIKAが担当。

https://youtu.be/ikWNIsYmJFc?si=O3gIiqI1-Ht1B1Pp

原作通りの流れにはなっていないが、「かなり原作」だった。「スピリタス登場回数漫画史上No1」は伊達じゃ無かった。

ピーカーブーのダンスは、見応え有って楽しい。Vamosという謎曲で踊るんだけど、ちょうどジャスティン・ビーバーの「Despacito」が流行っていたから、そんな感じの曲。でも耳に残る曲。

途中、なぞに「ダリフラ(ダーリン・イン・ザ・フランキス)」とのなぞコラボが挟まる。アニプレからのゴリ押しが有ったのかしら?

マンガ・アニメの実写化は色々物議を醸すものだけれども、これは原作をよく分かった上での良い改編だわ。


アマプラで視聴

64シバッキー:2024/09/26(木) 16:06:46 ID:nUIdqdk6
『空母いぶき』2019年5月公開
配給:キノフィルムズ / 木下グループ
製作:「空母いぶき」フィルムパートナーズ(木下グループ、バンダイナムコアーツ、小学館、毎日放送、エネット、LIFULL、デスティニー)
監督:若松節朗 往年のフジテレビ「月曜ドラマランド」や「ホワイトアウト」「Fukushima 50」「沈まぬ太陽」とかの監督

チキンなので、原作で敵国とされた中国が「国連様」の一員として制裁に来るし、フィリピン沖に突如出来た仮想国家が相手国となってるけど、そんな3年や5年で出来た国が海軍運用できる分けないやろぉ!空母なんて30年以上運用要るんやで!
というトンデモ映画。
飛行甲板はこの作品では「ただの広い場所」感覚でしか捕らえられていないので、航空機の発着場とは思えないほど閑散としているので、ヒロインの立ち回り先として大活躍している。
主役は空母でも打撃艦隊でもなく、総理。だもんで最終的なヒーローは、常任理事国という国連軍が錦の御旗で立ち回って終わる。なんじゃそりゃ?現実では200000%あり得ない展開。あるわけないじゃん。

何の関わりも無いコンビニパートがダラダラと繰り返されるのも謎。関わりあるのかと思ったら、戦闘が起きて買いだめに走るおばちゃんたちのシーンと、ラストで「メリークリスマス、Mr.ローレンス」と言いたいだけのために存在。丸々要らない。誰のゴリ押しだったのだろう。本当に街のパニックを撮りたいのならちゃんと待ちの中を人が右往左往する様子ぐらい撮るべきだし、そのコンビニが本編の何にも関連しない。本当にクソだわ。

その敵対国もmig持っていたり、空母持っていたり、日本の島を不法占拠するぐらいなのに、「国連軍」が登場するとそそくさ逃げるとか、あまりにも小心者過ぎる。もっと大国としての意識を持って欲しい。

自衛隊の中の意思統一も出来て無く、現場合わせで終了してしまう。それは不味いだろう。

ドッグファイトも特になく、魚雷線もしょぼい。タヒ者が出てる悲しい場面のはずなのに、全然悲しくない。この映画に金を払うのはもったいない。1円でも払いたくないわ。

アマプラで視聴

65シバッキー:2024/10/16(水) 23:07:55 ID:y6SXCzEA
『リバー、流れないでよ』 公開2023年6月(単館ロードショー)

原案・脚本は『四畳半神話大系』や『サマータイムマシン・ブルース』の作者で劇団ヨーロッパ企画主宰の上田誠 監督は山口淳太


キャストのほとんどはその上田誠のヨーロッパ企画の役者。そうでないのは女将役の本上まなみと、謎の客演の久保史緖里(乃木坂46)だけ。
久保は結構大切な役ではあるが、久保である必要は無い役。

話題になったので見たけど、
・上田誠の作品っぽかった。中途半端なSFっぽさや、中途半端な恋愛感情とか、ヒロインの幼稚な言動とか
・カメラワークも、ワンショットで撮ることに拘っているけど、別にそれは視聴者は求めていない
・2分でターンエンドするからって、ほんとうに2分である必要はない。場の盛り上げで延び縮みするのが映像表現なはず
・カメラでワンショットで撮ることを意識しすぎて、映像の表現の幅が無くなっている。映画を見ているというよりは、小劇場舞台を見ている感覚になる
・役者が客演の本上、久保以外は「自前」の舞台役者ばかりなので、演技が「舞台演技」になっている。映像向きでは無い。大ぶりな演技ばかりなのが残念
・ヒロインが途中で恋愛モードに入って、”彼氏”と逃避行を繰り返す。こういうのが「小劇場っぽい」演出だし、ヒロインの演技も如何にも「小劇場っぽい」オーバーな演技で映像向きでは無い
・旅館の階段を細かく上り下りするのが”演出の醍醐味”になっているので、これは部ツンに劇場のセットであってもかわらない。映画ならではの空間の広がりを感じることが出来なかった
・つまり、この作品は演劇であって、映画では無かった。舞台の映像化作品だった。
・だったら旅館じゃ無くて、舞台で良くね?

という作品。500円ぐらいだったら払ってもいいかしら?
(今時の小劇場って、幾らぐらいが相場なのかしら)

話題になっていたから見たけど、そこまででは無かった。この劇団が好きな人や、上田誠が好きな人は見れば良いと思う

66シバッキー:2024/11/07(木) 17:49:41 ID:p4l/p78g
『大河への道』 2022年5月公開
監督:中西健二 企画・主演:中井貴一
原作は、立川志の輔の創作落語『伊能忠敬物語 -大河への道-』で、中井貴一が交渉し映画化、松山ケンイチ他キャストは現代と江戸時代とのWキャストを務めている。

https://youtu.be/NiJzTR3xoc8?si=dG9uRZG6eRyaRnnt

大河は長江でも揚子江でも無く、NHKの大河ドラマの事で、地域の町興しで「地元の英雄」伊能忠敬を大河ドラマに取り合えてもらおうという、現代の市役所の奮闘がベースにありながら、江戸時代の「伊能忠敬界隈」の奮闘も描いている。
特に、「伊能忠敬は伊能図を完成させていない」という点は江戸時代も現代も両者に問題になる点。もちろん江戸時代には関所を通過できる権利や、「伊能図」製作の資金の問題が争点となる。そのため「もういない伊能」をどうするかのやりとりが後半の主題となる。そのおかしくも大真面目な事態を楽しく描いている。

楽しい作品。1500円ぐらいなら払っても良いかもしれない
アマプラで視聴


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