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おもらし千夜一夜4

869事例19「霜澤 鞠亜」と密接距離。11:2022/06/11(土) 00:06:45
「今の……斎神無よね? 良かったの? 何か不機嫌そうに行っちゃったけど?」

意外と言えばいいのか、霜澤さんは斎さんの事を知っているらしい。
……。

「……うん、関係ないって言われたし……私に対してはいつもあんな感じだから……」

霜澤さんは私の言葉を聞いて気まずそうに視線を逸らしてから小さく「ごめん」と呟く。
別に謝るようなことじゃない。むしろ、暗い感じに話した私が悪い。

……。

いつまでもこうしているわけにも行かない。私たちは立ち上がり無言で手を繋ぎ再度身体を密着させる……今回はさっき慌てたせいで確実に手汗が、ついでに心音もヤバい。
とりあえず渡り廊下を越え校舎に入ったのは良いけど、目の前は保健室……。
保健室にまだ紗や瑞希がいるかもしれないと思うと、早くこの場から移動したい。
階段か、体育館か、あるいは昇降口の方に向かうか……。

――……上は上で……弥生ちゃんがまだ居たり?

正直、どこにも行きたくない。
さっきの斎さんの件でわかったけど、知り合いの場合は今のこの手を繋いで密着してるところを見られるのが思った以上に恥ずかしい。
逆に知らない人の場合は凄く仲が良い二人くらいにしか見られないはずだけど、手錠を見られて好奇の視線が集まるのが辛い。

「た、体育館に行こう」

霜澤さんの提案で体育館へ行くことになる。
人が多くちょっと気後れするが、中に入ってみると出し物中で薄暗くなっていてむしろ助かる。
ただ、薄暗いせいで水無子ちゃんを探すのも難しい。

――……っ…って言うかトイレ……不味い……これ、本格的に……。

飲んでしまったミルクティーが少しずつ下腹部を膨らませてきてる。
立ち止まって周りを見渡す霜澤さんだけど、私としては立ち止まられるのは辛い。
手を繋ぎ密着してるせいで、下手に我慢の仕草を取れない上に、飲み残しのミルクティーで左手も使えない。

――つ、使えないって……まだ押さえなくても……うぅ、でも丁度薄暗いから、押さえてもバレないのに……。

仕草を取れない、押さえられない以上、必死に出口を閉めて、膀胱が暴れないように心の中で言い聞かせるしかない。
それはわかってるんだけど……。

――っ……波っ、じっとしてるとダメ、波が来ちゃう、来ちゃダメ……。

左足を僅かに上げて右足に擦りつける。
今、本格的な波が来たらきっと霜澤さんに気が付かれるくらいの仕草を晒してしまう、それだけは避けたい。
どうにかして宥めて乗り切らないと……。

『うぅ……ミルクティー飲み過ぎた……早く見つけないと……とりあえず、ここにはいない?』

『声』……でも、やっぱり楽しんでいる余裕は今はない。
霜澤さんには一度失敗を知られている――――当時は紫萌ちゃんと名乗っていたが――――からなのか
尿意を悟られるのがいつも以上に恥ずかしいことのように感じる。
それに今の関係性もあって少し怖かったりもする。
怖いと言っても、何かされるとかそういうことではなく……拒絶されたり、今以上に距離を取られたり……それが怖い。


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