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おもらし千夜一夜4

253名無しさんのおもらし:2015/02/18(水) 12:45:24
お嬢と姫ちゃんは直に仲良しになり一緒に遊び始めた。お嬢のふわふわだった髪は濡れてちょっとぺたっとしている。姫ちゃんの両親と我々は二人を岸辺から眺める。

「姫ちゃんは5つなんですか」

「そうなんです。来年は小学生なのに、利かん坊で、気に入らないことがあると大泣きしたりして……」

「お嬢とおんなじだな」

談笑していると、姫ちゃんが不意に我々を呼んだ。

「みんな、李世ちゃんが変!」

お嬢に目をやると確かに顔色が悪い。我々はとっさに足をつってしまったのだと直感した。

「え? 李世なんともないよ? ホントなの、みんな信じて、李世なんともないの!」

お腹まで水に浸かり、屁っぴり腰のまま止まっているお嬢。足をつってしまったのは明らかだ。そのまま一分間、静かな溜まりは時間が止まってしまったかのよう。
目をつむって身体を緊張させているさまはとてもつらそうで見ていられない。我々はもどかしい気持ちだった。

お嬢の頬がホッと緩み、そのままじゃぶじゃぶと岸辺へ歩いてきた。

「なんだかお屋敷に帰りたい気分になっちゃったわ」

「お嬢、足は大丈夫なんですか?」

「足??…………ええ、ええ、大丈夫よ。じゃあ、ついたてでお着替えするね」

目が泳いでいるお嬢。我々につらいそぶりを見せまいとするいじましさが胸を打つ。ついたての中で、鼻歌までうたって。


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