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おもらし千夜一夜4
224
:
事例8裏「篠坂 弥生」と断水の日。@弥生-後編-4
:2015/02/05(木) 19:38:48
――個室の人と……一人の順番待ち……。
たぶん私の番まで5分も掛からない。
大丈夫、我慢できるはず。――しなきゃダメ……。
でも、学校で酷使され続けた大切な部分が待ってくれない。
まだだと分かっているのに膀胱も小さく収縮し出してはいけない恥ずかしい熱水を吐き出そうとする。
身体をくの字に曲げて両手で必死に抑え込む、それなのに――
<じゅゎ……>
――〜〜〜っ!
また溢れ出す、今度はさっきよりも多くその温もりをハッキリと局部の周りに感じる。
それでも膀胱は収縮し続け、我慢する力を失った括約筋が押し広げられる感覚を感じる。
「あぁ……やぁ……」
――だめ、だめぇ……でちゃうでちゃう……またしちゃうの??
立っていることが出来ずしゃがみ込み踵でグリグリと緩みそうな出口を抑え込む。
我慢できそうな感覚を残しながら、それでいて今すぐにでも簡単に開いてしまいそうな異様な感覚。
あとちょっとが凄く遠く感じて、視界が涙で滲む。
一日に2回もおもらしなんてしたくない――したくないけど……。
「だ、大丈夫?」
必死の我慢に顔を伏せていた私に正面から声が掛かる。恐らく個室の前に並んでいた綺麗な女性。
その人の声は私を気遣う内容だった。
……自身の状態を頭の隅で映像に起こして、顔を上げることが出来なくなる。……恥ずかしい。
「えっと、もう少しだけ我慢できる?」
私の状態を察し、目の前でしゃがみ込み肩に手を置く。
伏せたままの視界にその人の足が見える。
もじもじと小さく揺れるその足は、彼女も限界近くまで我慢していることを物語る。
「もうすぐ…個室空くから、もうちょっと…がんばって……」
自身を襲う強い排泄欲を必死に宥めながら、その言葉の意味を理解する。
私は顔を伏せたまま小さく頷く。……頷くしかなかった。
私よりも年上でずっと綺麗なのに、仕草を隠せずに我慢してる……それがどれくらいつらいのか分かっていながら……。
<バシャー>
大きな水音が、個室の奥から聞こえてくる。
「ほ、ほら……んっ、も、もうすぐだからっ」
私はその熱い息遣いの混じった声を聞きながらゆっくり慎重に立ち上がる。
踵が濡れてる感覚がする。下着もさっきよりも広い面積で濡れた感覚を感じる。
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