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おもらし千夜一夜4

194事例8裏「篠坂 弥生」と断水の日。@弥生-前編-⑦:2014/12/02(火) 21:00:55
真弓さんの後に付いて膀胱に負荷が掛からないように軽く前屈みに――――あまり不自然には見えない程度に!――――
なって気を緩めず、慎重に歩く。
……抑えたい。だけどそれを必死で我慢して私は歩みを進める。

私の前を歩く真弓さんが教室を出て左に歩みを進めた。

――え? あれ?

私は混乱する。
この教室から一番近いお手洗いにいくには右に行かなければいけない。

「ま、真弓さん?」

私は平静を装い尋ねる。すると振り向きながら「ん? なに?」と返す。

「お、お手洗いならあっちじゃ……」

「え? 今日工事で1年のトイレは断水でしょ?」

――……断水?
今日行ったけどなんとも無かったはずなのに……。

「朝言ってたじゃん? 12時から1階だけ断水って、だからトイレなら2階でしょ?」

どうやら、私が朝聞き逃していたのはこの事らしい。
真弓さんはそれだけ言うと、また前を向き歩き出す。

私がお手洗いを済ませるには、2階のお手洗いまで行かなければならないということ。
もじもじと足を擦り合わして、スカートの裾を握り締める。

――ま、間に合う……よね?

限界の迫る身体に言い聞かせる。
ほんの少し遠くなっただけ。もう直ぐだから。
だけど油断しちゃダメ。確り我慢しなきゃ。

「ぁ……」

必死に真弓さんに付いて歩くが階段を見て思わず声が漏れる。
だけど立ち止まっていてはいけない。
落ち着いているうちに行かないと本当に間に合わなくなる。
一歩一歩慎重に足を踏み出す。
小さな段差を上るために足をほんの少し高く上げる。
ただ、それだけの動作が膀胱を激しく刺激し凄く辛い。

「はぁ……はぁ……」

辛い……本当に。


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