「服制」という警察官の制服や装備品に関する法律で「カールコード」式のけん銃つり紐を使用するように定められています。
制服組は当然ですが私服要員も基本的にはカールコードを使用しているものの、古参組には従来の紐式(私服捜査員用でベルトに装着する短いやつ)を愛用している人も多く入ます(当然所属長の許可をもらってです)。
カールコード自体はカール部分の長さやナスカンと呼ばれる金具によって何種類かあり、現在は制服組がニューナンブ等で使用している A 型、私服組が自動式けん銃等で使用する C 型や D 型(ナスカンの幅が狭いもの)があります。
こうした経緯で製造されていたものが流通在庫として現行制服が採用された平成7年度以降に、某 R 社経由で二部警と呼ばれる地方都市部の警察本部に大量に納入されているのも事実でなのでこれを「ニセモノ」とは言いませんが、厳密に言えば法制上故に銀色のナスカンを採用しているカールコード式は「すくなくとも」現行品ではないと表現しているに過ぎません。